JPH0318401A - フランジを有する形材の熱間圧延方法 - Google Patents

フランジを有する形材の熱間圧延方法

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JPH0318401A
JPH0318401A JP14985189A JP14985189A JPH0318401A JP H0318401 A JPH0318401 A JP H0318401A JP 14985189 A JP14985189 A JP 14985189A JP 14985189 A JP14985189 A JP 14985189A JP H0318401 A JPH0318401 A JP H0318401A
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裕 鹿野
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    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/088H- or I-sections
    • B21B1/0886H- or I-sections using variable-width rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、建設、土木などの分野で用いられるH形鋼や
溝形鋼に代表されるフランジを有する形材の熱間圧延方
法に関するものである。 (従来の技術) H形鋼や平行フランジ溝形鋼などの平行フランジ部を供
えた形鋼(以下、「平行フランジ形鋼」と総称する」)
は、従来、ほとんどが圧延方法によって製造されている
. これらの平行フランジ形鋼の各部の名称は、第1図(a
)およびO)にその代表例であるH形鋼および千斤フラ
ンジ溝形鋼を例にとって説明する.すなわち、図示のよ
うに、互いに平行なフランジ部10、10はその間を結
合部12によって接続され一体化している.第1図(a
lのH形鋼の場合は結合部12はフランジ部10の中心
に、第l図い)の溝形鋼の場合はフランジ部10の一端
にくる。この結合部12はH形鋼およびフランジ溝形鋼
のときはウェブ(web) 14とも称する.各フラン
ジ部lOの長さをフランジ幅(flange leng
th, La) といい、平行フランジ部の距離をウェ
ブ高さ(web height, Ha)、そして図中
のようにフランジ内法(S0)、フランジ内幅(W0)
を定義する。JIS規定によれば、H形鋼の場合、ウエ
ブ高さ(H0)が25〜100III11間隔で100
 〜900 mの範囲で約33種のサイズが規定されて
いる.しかしながら、例えば、H形鋼の場合、従来の圧
延方法には次のような問題があった。 すなわち、従来のH形鋼圧延方法は、溝形鋼の場合も同
様であるが、第2図に示すように、ブレークダウンξル
20による粗圧延、ユニバーサル粗ミル22と2旧のエ
ッジャーミル24から或るユニバーサル粗ξル群26に
よる中間圧延、そしてユニバーサル仕上ミル28による
仕上圧延により行われてきた. 粗圧延では加熱された鋼塊、連続鋳造鋳片等の圧延素材
を2重可逆式粗圧延機であるブレークダウンミル20の
2旧の孔型により圧延成形しビームブランクを造形し、
造形素材とする. 次いで行う中間圧延ではまずユニバーサル粗ミル22と
2重式のエッジャーミル24からなるミル群26におい
て前記造形素材の圧延を行い、中間圧延H形鋼とする。 すなわち、まず第3図の略式側面図に示すようにユニバ
ーサル粗ξル22でその水平ロール(H roll)3
0により中間圧延H形鋼31のウェブ厚さを減じるとと
もに、この水平ロール30の側面と竪ロール(V ro
l1)32によりフランジ厚さを減じ、複数パスで前述
の造形素材の中間圧延H形鋼への延伸圧延を行う.そし
てこの中間圧延の段階での各パスにおいて中間圧延H形
w431のフランジ先端をエッジャーミル24の孔型ロ
ール(E rol1)42で圧下し、フランジ幅(L0
)を所定の値とする。このときの様子を第4図に略式側
面図で示す。 次いで、ユニバーサル仕上ξル28による仕上圧延では
、第5図に示すように、ユニバーサル仕上
【ル28の水
平ロール52と竪ロール54とにより1パスあるいは複
数パスでユニバーサル粗ミル22の場合と同様にウェブ
56およびフランジ58の厚さをそれぞれ減じ、かつフ
ランジ外面を平坦にし、さらにフランジ58とウェブ5
6との角度を直角とするのである. このように、従来の圧延方法にあっては、仕上げ圧延に
あっても中間圧延のユニバーサル粗呉ルと同様にフラン
ジ58の内面を水平ロール52の側面で、フランジ58
の外面を竪ロール54でそれぞれ圧下するのである。も
ちろん、水平ロール52によるウェブ圧下も同様に行わ
れる。したがって、圧延されるH形鋼のウエブ内幅(匈
。〉は、ユニバーサル仕上ミルの水平ロール52の幅で
決定される。 したがって、このことから、従来のH形鋼の圧延方法に
あっては次のような問題が生じる.(1)第6図には、
フランジ幅(L0)が同一であるH型鋼60の1つのシ
リーズ(例えばH 600X200)における断面形状
の変化を説明する.現在の規格では同一シリーズではフ
ランジ内幅(一。)が一定であるためフランジ厚さ(t
fa、tfl 、tb>がそれぞれ異なることになり、
また各サイズにおいてウェブ高?〈H0)の外寸法(第
6図のH0、■1、11■)もそれぞれ異った値となる
。すなわち、tfo <tf+ <th、H o < 
H t < H zとなる。 このような関係は同じく第7図に示す溝形綱70であっ
ても同様である。 (2)フランジ内幅(11。)のサイズが異った形鋼を
圧延する場合は、当然にユニバーサル仕上ミルの水平ロ
ールを交換しなければならない。例えばJIS規格では
33シリーズ、ASTM規格では14シリーズのH形鋼
があり、これらすべてのH形鋼を製造する場合、47種
類の水平ロールを少なくとも2組以上保有する必要があ
る.これに要するロール費用は現在の価格でも数億円に
も達し、これを常時保有するためには圧延用の建屋に匹
敵する広いスペースを必要とするためロールシタップ棟
にも大きな投資を必要とする。 (3)同一のユニバーサル仕上ξルの水平ロールでは一
つのシリーズのH形鋼を2000 1−ン/圧延チャン
゛ス×3回−6000 }ンしか圧延できない.これは
1000トン当り水平ロールの幅が約1ms摩耗するた
めであり、ロールの使用幅は公差を有効に利用しても5
amである.そのためあるシリーズで使用できなくなっ
た水平ロールは、幅を数十m切削し、ウェブ高さの小さ
い次のシリーズ用に改削される。 そのため鋼板用のロールの場合に比べ、ロール1本当り
の製品圧延量は著しく少ない.つまり製品トン当りのロ
ール費用が高くなっている.(4)ウェブ高さ(H0)
が規格外の場合、当然専用のユニバーサル仕上ミルの水
平ロールを準備し、ロール替えを行う必要があるため、
小ロットのオーダについては経済的に採算がとれず、受
注を辞退することが多い. (発明が解決しようとする課題) 以上をまとめると、従来法にあっては、H形鋼およびフ
ランジ溝形鋼のようなフランジを有する形材の圧延にあ
っては、ユニバーサル仕上ミルの水平ロールと竪ロール
でフランジ部を圧下するため、次のような問題点がみら
れる. ■ユニバーサル仕上ミルにおいて、シリーズ毎にそのフ
ランジ内幅(一〇)に相当する寸法の水平ロールを準備
する必要がある。 ■同一圧延チャンスでは、同一の1シリーズしか圧延で
きない. ■シリーズ毎にロール替えが必要である。 ■ロール保有数が莫大となる。 ■ユーザの希望する規格外のウヱプ高さ寸法のフランジ
形材を経済的に製造できない。 ■同一シリーズでもウェブ高さ(H0)の外寸法が異な
る. ■製品コストに占めるロール費用がかなり高くなる. このような事情から、H形鋼の場合、特に近年に至って
は、厚板をスリットし、3枚のスリット板を溶接してH
形鋼とするピルドアップH形鋼が普及し、その使用量が
特に増大しつつある.鋼板のスリット費用および溶接費
用が必要なため、圧延法によるH形鋼に比べ高価となる
が、このピルドアップH形鋼の長所は、丁度前述の圧延
法によるH形鋼の短所を補うような点であって、例えば
サイズフリーであること、寸法精度が圧延法によるH形
鋼に比べ良いことである。 このような事情は平行フランジ溝形鋼の場合にあっても
同様であるが、特に平行フランジ溝形鋼の場合には、次
のような事情がさらにみられる。 鉄骨ピル建築の柱材としてHimが従来より用いられて
いるが、断面方向の機械的性能に方向性があるため柱材
としては最適ではなかった。そのため近年H形鋼にかわ
りボックス断面材が採用されてきた。そのようなボック
ス断面材は中低層鉄骨ビル用の柱材としてはiit縫管
を断面ボックス形に威形したものが主であるのに対し、
高層鉄骨ビル用では大型の溝形′1m(チャンネル)を
溶接して得たボックス断面材が用いられている。この場
合、フランジ幅(L0)、ウエブ高さ(11。)の比は
外寸法で1:2となっており、溶接すると正方形のボッ
クス断面となる。 第7図に関連してすでに述べたように、同一シリーズ(
例えば400 X400シリーズ〉においてはフランジ
厚の異なる多くのサイズであるが、圧延の性質上製品の
ウェブ内幅(一。)が一定であるためフランジ厚が異な
るとウェブ高さ(11。)の外寸法は、サイズ毎に異な
ってくる。 また、第8図に示すようにユニバーサル仕上ξルの圧延
加工の性質上、水平ロールおよび垂直ロールとでは外コ
ーナ部の突起部72(第7図参照)を消去することが困
難であるためこれを残したまま製品として用いられてい
る。 高層ビルの柱材の場合、下層階より上層階に向けて同一
シリーズのボックス材を用い徐々に厚みを薄<シてゆく
ため、ウエブ高さ(H0)の外寸法が徐々に小さくなり
、サイズとサイズの継ぎ目において段差が生じる。又外
コーナの突起部72についてもサイズ毎にづれるため、
外観上または溶接上きわめて使いづらい形状となってい
る。梁との結合を行う場合にも不都合が生しる。 従来の圧延法においてサイズ別にユニバーサル水平ロー
ルを変更すれば、同一シリーズでウエブ高さ外寸法を一
定とすることは可能であるが、これについては、H形鋼
に関連してすでに述べたように、ロール保有数が数倍と
なることまたロール替回数が数倍となることにより製造
コストが大幅に上昇し、経済上成り立たないため実現さ
れていない。 本発明の目的は、ウェブ内幅寸法を変更自在として、複
数シリーズのH形鋼および平行フランジ溝形鋼等に代表
されるフランジを有する形材を同し仕上ユニバーサル圧
延機で製造できる実用化可能な熱間圧延方法を提供する
ことである。 また、本発明の別の目的は、仕上ユニバーサル圧延機に
おいてl種類の水平ロールで2シリーズ以上のフランジ
付き形材を圧延でき、ロール保有数を半減させ、さらに
同一シリーズでウェブ高さの外寸法を一定にでき、そし
てその外寸法が規格外でも他のシリーズの圧延チャンス
で低コストで製造できるフランジを有する形材の熱間圧
延方法を提供することである。 本発明の更に別の目的は、同一の仕上ユニバーサル圧延
機の水平ロールを用いて、厚みの異なるサイズについて
もウェブ高さ外寸法を一定とすること、外コーナを直角
とすること、および規格外寸法のサイズでも低コストで
製造を可能とする平行フランジ溝形鋼の熱間圧延方法を
提供することである。 本発明のなお更に別の目的は、仕上ユニバーサル圧延機
において、1種頻の水平ロールを用いて異なるシリーズ
のH形綱が圧延でき、同一シリーズでウヱブ高さの外寸
法が一定化でき、また規格外サイズでも規格サイズと同
しコストで製造でき、かつロール保有数が大幅に削減で
きるH形鋼の圧延方法を提供することである。 (課題を解決するための手段) かくして、本発明者はかかる課題解決を目指し、種々検
討を重ね、各種サイズにおける次のような実験を繰り返
した。その代表例を挙げる。 すなわち、第2図に示すユニバーサル粗圧延(UR)ミ
ル群においてJISのH 450 x 300 (H4
40 x 300Xll/18)のH形鋼の中間圧延を
行った。第3図参照。このときのユニバーサルミルの水
平ロール30のロール幅は408.5 am、フランジ
テーパ5′であった。この中間圧延ミル群での仕上げ寸
法は下掲第l表の通りであった。 ウエブ厚さ:        11.5間  11.1
問フランジ厚さ:       1B.2開フランジ幅
:        303 m+m中央のウェブ高さ外
寸法:  445 am   405 mmウエブ内幅
:       408.6開 368.6間これを水
平ロール幅360mのユニバーサル仕上ミルにおいて3
パスでウエブ厚さを11.1mm、ウエブ高さ外寸法4
05IIIIlにまで圧下した.このときの材料のウエ
ブ内幅(一。)は368.6mmであったから、水平ロ
ールと材料フランジの内面は約41IIII1程離れて
いた。しかし、竪ロールによりウエブ高さを約40ai
圧下したことによりフランジの外面は従来の圧延の場合
と同様平坦でかつウェブに対して直角となっていた。ま
たウェブの水平ロール圧下未圧下の境界はコーナRにか
かっており判断困難であった。 これらの一連の実験から次のことが知見された.(1)
ユニバーサル粗くルの水平ロール幅に対し、ユニバーサ
ル仕上逅ルの水平ロール幅を10〜501IIII1程
度小さくしておき、ユニバーサル粗ミル群で圧延された
中間圧延形鋼をユニバーサル仕上ξルで1パスまたは複
数パスでウェブ高さ(11。)を圧下し、ウェブ高さの
異なる種々のH形鋼を圧延することができる. (2)このときフランジ厚さは圧下されないのでユニバ
ーサル粗ミル群で目標の厚みにしておくことによって仕
上圧延での圧下を不要とすることができる. (3)ユニバーサル仕上ミルの水平ロール幅に関係なく
、ウェブ高さを自由にできることになり、1つのユニバ
ーサル仕上果ルにより、ウェブ厚さ、フランジ厚さ、ウ
ェブ高さ、そしてフランジ幅の異なる多サイズのH形鋼
の圧延が可能となる.(4)従来のユニバーサル鴫ルに
よる圧延においては、水平ロールの幅を用いて圧延材の
ウェブ内幅を固定してしまうことが必要であると考えら
れていた.これは、フランジ内面が水平ロール側面に接
していないとフランジの角度が一定しないと思われてい
たためである.ところが、水平ロール幅を小さくし、フ
ランジ内面と水平ロール側面とを接することなく、フラ
ンジ外面を強圧下し、ウエブ高さを縮めても、フランジ
外面は竪ロールに接しておりフランジ角度は一定してい
る.つまりウエブ高さの外寸法は、竪ロール開度を変化
させることにより数十閣の範囲で自由に変更できる。 (5)− m 的にユニバーサルミルにおいては、水平
ロールが駆動、竪ロールは非駆動となっているので、材
料を圧延するためには、駆動水平ロールによるウエブの
圧下が必要となる.このためウェブのロール圧下、未圧
下境界面に段差が生じる.但し、本発明によるH形鋼等
の圧延においては、ウェブ高さ外寸法の縮小過程でウエ
ブとフランジの結合部近辺に増肉が生じ、この増肉部を
上記水平ロールで圧下することで段差が目立なくなる。 また、ウエブ面のロール圧下、未圧下部をパス毎に組合
せることで段差を解消することも可能である.なお、溝
形鋼の場合上記段差部はウェブ内面のみで、ウェブ外面
については、水平ロール幅を大きくとれるので問題はな
い.そのため溶接後の外賎上このウェブ内面段差は大き
な問題とはならない。 いで、本発明者は、前述のフランジを有する形材を製造
する際に第9図(a)、(b)に示すような分割可変水
平ロールを有するユニバーサル圧延機を用いた圧延実験
を行い以下の知見を得た。 (1)ウエブ外寸法Ho,ウエブ厚tI1、フランジ厚
tfのH形鋼を、第9図(a)に示すような分割可変水
平口−ルを有するユニバーサル圧延機で熱間圧延するこ
とにより、素材のフランジ厚tf,フランジ幅Bに影響
を与えることなく、ウエブ外寸法I1oをHlにまで縮
小することが可能である。 (2)分割可変水平ロール幅をH+  2tfに設定し
、圧延機出口の付近でフランジ内面を水平ロール側面に
接触させ、かつ該水平ロールの上下開度(ギャップ)を
tw−α(αはミル剛性およびウエブ外寸法縮小量によ
り変化する.例えばξル剛性大またはウエブ外寸法縮小
量小→α小、ξル剛性小また次 はウェブ外寸法縮小量大→α大)に初期設定しておくこ
とで、第10図(a)から(e)に示すように、順次行
われるウエブ高さの縮小圧延過程で生じるウエブ両端近
辺での増肉が水平ロールの上下外周面で押え込まれ(C
−C’断面)、結果として圧延機出側(E−E“断面〉
では、ウエブに段差が生じることなくほぼ一定厚twで
ウエブ高さのみ■,に変化したH形鋼となる。 (3)ウェブ外寸法を縮小する際に、フランジ外面と垂
直ロールとの接触開始点(B−B’断面)の方が、ウエ
ブ面と水平ロール外周面との接触開始点(C−C断面)
に比べて入側にあるが、通常のH形鋼等の圧延材先端部
では、トングと称されるようにウェブ部がフランジ部よ
りも突出しており、この突出したウエブ部が水平ロール
間に最初に噛込むことで、噛込み不良等のトラブルは防
止できる。 (4)但し、ウェブ外寸法の縮小量Δo(=no−L)
を徐々に大きくしていくと、ウエブ両端の増肉部に座屈
が生しるようになり、さらに縮小量Δ■を大きくしてい
くと、水平ロールによる押え込みによる座屈矯正が不可
能となり、第11図に略式断面図で示すように圧延終了
後の材料のウエブに座屈が残存するようになる. (5)第12図に、本発明者が行ったH形鋼を用いた圧
延実験結果を整理して示すが、ウエブ外寸法の1パス圧
延による縮小限界量(ΔH)は素材のウエブW−Lwの
約3倍であることが明らかとなった。 なお,以上の知見は平行フランジ溝形鋼等のH形鋼以外
のフランジを有する形材のウエブ外寸法の縮小圧延につ
いても同様に適用できる事項である。 かくして、本発明の要旨とするとことは、ブレークダウ
ン圧延機、粗ユニバーサル圧延機、エッジャー圧延機、
および仕上ユニバーサル圧延機を経て行うフランジを有
する形材の熱間圧延方法において、前記仕上ユニバーサ
ル圧延機の水平ロール幅を2分割し、オンラインで幅調
整可能な構造とし、フランジ部内面を該水平ロール側面
に接するようにして該仕上ユニバーサル圧延機における
lパスまたは複数パスのレバース圧延によってウェブ高
さの縮小を行うことを特徴とするフランジを有する形材
の熱間圧延方法である。 前記仕上ユニバーサル圧通機の分割水平ロール側面外周
端のr寸法は、相ユニバーサル圧延機の水平ロール側面
外周端のr寸法を越えない値にするようにしてもよい。 また、前記仕上ユニバーサル圧延機の分割水平ロール側
面外周端のC寸法は、粗ユニバーサル圧延機の水平ロー
ル側面外周端のC寸法を越えない値としてもよい。 さらに、前記仕上ユニバーサル圧延機の垂直ロールを補
助駆動とすることによって、噛込み不良を防止するよう
にしてもよい。 ここで、別の面から言えば、本発明の要旨とするところ
は、プレークダウン圧延機、粗ユニバーサル圧延機、エ
ッジャー圧延機および仕上ユニバーサル圧延機を経て行
うフランジを有する形材の熱間圧延方法において、第1
および第2の仕上ユニバーサル圧延機を設け、エンジャ
ー圧延後の被圧延材を固定幅の水平ロールを有する第1
の仕上ユニバーサル圧延機で圧延する際に、フランジ部
内面を該仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール側面に接
することなく、垂直ロールによりフランジ部外面を辻下
することに、′J−.つ、】パスもしくは複数パスでウ
ェブ高さの縮小圧延を行う工程と、またはロール軸方向
の位置が可変の2分割水平ロールからなる第2の仕上ユ
ニバーサル圧延機で、1パスでの整形圧延またはlパス
もしくは複数パスでウヱプ高さの縮小圧延を行う工程と
、またはこれら両工程の組合せからなる工程を経ること
を特徴とするフランジを有する形材の熱間圧延方法であ
る。 なお、上記方法において第2の仕上ユニバーサル圧延機
の2分割水平ロールの側面を少なくとも最終パスを除く
途中パスにおいてはフランジ部内面に接することなく、
垂直ロールによりフランジ部外面を圧下するようにして
もよい。 また、前記第2の仕上ユニバーサル圧延機の2分割水平
ロールの幅を1パス毎に所定の値に調整し、フランジ内
面が該水平ロール側面に接触するまで垂直ロールにより
フランジ外面を圧下するようにしてもよい. そして、前記粗ユニバーサル圧延機、第1の仕上ユニバ
ーサル圧延機、第2の仕上ユニバーサル圧延機の水平ロ
ール側面外周端のr寸法またはC寸法を各々r0、’1
% rzあるいはc0、c1、C,とするとき、r8≦
rl≦r0またはc2≦C,≦c0の関係を満足させる
ようにして、各ユニバーサルミルの水平ロール形状を設
計しウエブ高さの縮小圧延をすることが好ましい。 (作用) 次に、添付図面を参照して本発明をさらに具体的に説明
する.H形鋼を例にとって説明するかー、本発明がそれ
にのみ制限されるものではない。 第13図(a)、(ロ)には、本発明にかかる圧延方法
を実現するための圧延ラインの一例を示している。 まず、第13図(a)に示すように、本発明にかかる圧
延方法によれば、ブレークダウン圧延機による圧延は従
来法と同様に行えばよく、それにより圧延素材をビーム
ブランクにまで圧延する。その後の粗ユニバーサル圧延
機およびエッジャー圧延機を用いた中間圧延で、圧延素
材は最終寸法に近いフランジ幅、フランジ厚、ウェブ厚
にまで仕上げられる.第13図(ハ)は2次粗ユニバー
サル圧延機を採用する圧延ラインを示す。 このようにして得られた中間圧延形鋼は、2分割水平ロ
ールと垂直ロールとからなる仕上ユニバーサル圧延機に
よりウェブ高さ(H.)が調整される.つまり、垂直ロ
ール開度、可変水平ロール幅および開度を所定の値に設
定することにより、1パス当りウエブ厚の3倍の範囲内
でH形鋼のウェブ高さの外寸法を自由に変更できる. さらに、本発明の圧延方法によれば、上述の仕上ユニバ
ーサル圧延機によるウエブ高さ縮小圧延を同様にして複
数パス繰り返すことによって、素材ウエブ厚の3倍を越
える大幅なウエブ高さ縮小圧延も可能となる。但し、こ
の場合においては、lパス毎に垂直ロール開度、水平ロ
ール開度の他に、水平ロール側面がラランジ内面に接触
するように分割可変水平ロール幅を所定の値まで迅速に
変更しうるような機構を仕上ユニバーサル圧延機に必要
とされる, 第14図(a)〜(C)について説明すると、第14図
中)には、第10図の圧延機出口面(D−D’断面〉の
ウエブとフランジの結合部分(フィレット部)の拡大図
を示すが、本発明の圧延方法においては、ウエブ高さの
縮小量が大きい場合には、前記仕上げユニバーサル圧延
機の分割水平ロール側面外周端のr寸法(第14図のr
+)が該圧延機人側の素材形状の『寸法〈第14図の『
.)よりも大きいときに、第14図(C)に示す如く、
ロール間隙への材料の未充満により、フィレット部への
線状班が製品に発生する可能性がある。従って第l4図
(a)に示すよ・)に、r1≦r.すなわち、仕土工:
′.バーサル圧延機の分割水平ロール側面外周端のr寸
法は、粗ユニバーサル圧延機の水平ロール側面外周端の
『寸法を越えない値にすることが望まし7い.なおr寸
法に代えて面取り寸法をC,≦C0に規定してもよい.
ここで、GoはURの水平ロール側面舊周端の面取り、
C,はIIPの水平ロール側面外周端の面取りである。 なお、平行フランジ溝形鋼の圧延時には、第7図に示す
外コーナ一部の突起部72の生成が問題となるが、本発
明の圧延方法によれば、第15図(a)に示すように粗
ユニバーサル圧延で生したコーナー部の突起は、第15
図い)に示すように仕上ユニバーサル圧延機において分
割水平ロールの下ロール幅を垂直ロール間隔にセントし
ておくことで解消し、外コーナ一部の直角化が実現でき
る。また、必要により仕上ユニバーサル圧延機に先立っ
て、工冫ジャー圧延機で外コーナ一部の面取りを行って
もよい。 このように本発明によれば、非常に簡便にH形鋼などの
フランジを有する形材が圧延でき、例えば、JISに規
定されたサイズのH形鋼のみの製造を考えた場合、ユニ
バーサル粗ミルの水平ロールは33種類×2セット=6
6セット必要であったのが、ユニバーサル仕上げξルで
ウエブ高さを最大50問まで制御できるとすると、ユニ
バーサル粗ミルでは12種類の水平ロールで済み、42
セットのロール保有数削減となる. 従来より同一シリーズのフランジ厚さの厚み違いサイズ
について、H形鋼誕生以来ウェブ高さ(H0)の一定化
の要望があったが、従来ロール保有数の増大とロール替
え回数の増大により、製造コストが大幅にアップするた
め困難があった。しかし、上述のような本発明にかかる
圧延方法により、仕上ユニバーサル圧延機においてウエ
ブ高さの外寸法が自由に調整可能となることから、同一
シリーズのウエブ高さの外寸法一定化は極めて容易とな
る. 以上は特にl鋼について述べたが、平行フランジ溝形鋼
についても事情は同様である。 すなわち、まず従来と同様、プレークダウン圧延機によ
り複数パスでチャンネル状の粗形鋼片を圧延する。次に
粗ユニバーサル圧延機において、水平ロールは同一シリ
ーズで厚みの最も薄いサイズにあわせたロール幅とする
。つまり、最小厚みサイズについてのみ従来の圧延と同
しようにし、その他の厚いサイズについては、才且ユニ
バーサノレ圧延機群で目標のウエブ高さ (外寸法=粗
ユニバーサル圧延機水平ロール幅+最小厚み×2)より
も大きい形状で圧延する.仕上ユニバーサル圧延機にお
いては、垂直ロール間度、分割可変水平ロール開度およ
びロール幅を所定の値に設定して、1パスまたは複数パ
スでウェブ高さ外寸法を目標値に仕上げる.例えば厚み
が20〜50開まであれば、粗ユニバーサル圧延機の水
平ロール幅と仕上ユニバーサル圧延機の可変水平ロール
幅は60mm異なってくることになる. また、本発明の圧延方法においては、前述の通り圧延材
の先端部に通常トングと称されるウェブ突出部が仕上ユ
ニバーサル圧延機の水平ロール間にまず第1に噛込む限
り、噛込みトラブル等の心配はないが、ウエブ高さの縮
小量が特に大きい等により噛込みトラブルが懸念される
場合には、第9図において図示しない補助駆動装置によ
り垂直ロールを補助的に回転させる噛込み対策を施して
もよい. なお、以上の説明は第13図(萄に示す圧延ラインでフ
ランジを有する形材を製造する場合を例にとったが、本
発明の圧延方法はその趣旨を変更せぬ限りにおいては、
ブレークダウン圧延〜中間圧延に関しては他のレイアウ
トの圧延ラインに適用でき、例えば第13図(b)に示
すような圧延ラインでフランジを有する形材を製造する
場合にも適用可能である。 さらに、第l6図には、本発明で用いる仕上ユニバーサ
ル圧延機の分割可変水平ロール100の拡大図を1例と
して示す.図中、明らかなように、水平ロール100は
軸方向に2つの部分101aおよび10lbに2分割さ
れている。ロール中央部内面にネジ103a, 103
bが刻設されており、各々左ネジ、右ネジとなっている
。一方、中心軸104の中央部外面には、ロール内面ネ
ジ103a, 103bに噛合うネジ105a, 10
5bが刻設されている.また、ロール軸端部および中心
軸端部には位置変更用の円板106、107がそれぞれ
嵌合されており、軸受け108 、109および軸方向
位置決め装置110がそれぞれ設けられている. ロール幅変更のためには、中心軸の端部に設置された円
板107に対してロール軸端部円板106を回転すると
中心軸ネジiosbとロール内面ネジ103bとにより
ロール10lbの軸方向位置が変わる.同時にロール1
0lbの回転は軸方向に摺動可能な連結ピン112を介
してロール101aに伝達され、ロール10lbと同様
に同じ距離だけ反対軸方向に移動させることができる.
位置決め後に円板106 、107を連結ビン120で
止めることにより位置が固定される。図示例ではロール
位置変更用円仮106の駆動は手動であるが、駆動装置
を付けることによって遠隔操作も可能となる. また、第l6図の水平ロールは図示しない駆動軸を中心
軸104の左端に連結することで駆動するようになって
いる. ところで、すでに述べたように、水平ロールの幅を可変
とすることなく、垂直ロールの開度を変更するだけでも
、数十一の範囲内でH形鋼のウエブ高さの外寸法を自由
に変更できる. したがって、仕上ユニバーサル圧延機を二段に設け、そ
の一方を2分割幅可変タイプとしてもよ第17図は本発
明にかかる熱間圧延方法を実施する別の圧延ラインを示
す略式説明図である.なお、第17図の圧延ラインにお
いては、第1の仕上ケユニバーサル圧延II([1) 
96ヲffl−Lニハ−サル圧延機92とエッジャー圧
延Il94の下流に隣接し、υR−E−UPIの形で配
置したが、UPI ミルを中間圧延群(UR−1!)の
下流側に離して設置してもよい。 また中間圧延機群はUR−E配置にこだわらず、UR−
E−UllのほかURとEを交互に複数スタンドタンデ
ム配置したものでもよい. 以上のようにUPIで、フランジ内部面を咳ユニバーサ
ル圧延Il96の水平ロール側面に接することなく、垂
直ロールによりフランジ部外面を圧下することにより、
1パスもしくは複数パスでウェブ高さの縮小圧延を行っ
た後に、圧延材は第17図に示す第2仕上げユニバーサ
ル圧延11(tlF2) 9Bに送られる. UF2 ミルは、ロール軸方向の位置が可変となる機構
を有する2分割水平ロールからなり、ここで圧延材は1
パスでウェブ高さを縮小することなく整形圧延されるか
、あるいは1パスもしくは複数パスでウェブ高さ外寸法
の縮小圧延がなされ、最終目標寸法に仕上げられる.こ
のlIP2における複数パスによるウヱプ高さ縮小圧延
の際には、少なくとも最終パスを除く途中パスでUPI
におけるウエブ高さ縮小圧延に同じく、水平ロール側面
をフランジ部内面に接することなく、垂直ロールでフラ
ンジ部外面を圧下する方法と、他方2分割水平ロールの
幅を1パス毎に所定の値に調整し、フランジ内面が該水
平ロール側面に接触するまで垂直ロールでフランジ外面
を圧下する方法の2通りがある.後者の方が、前者の方
法に比較して圧延材の整形性に優れており、製品の寸法
精度が向上する反面、各パス毎に分割水平ロールの幅調
整を迅速に行う必要があり、然るべき幅調整機構が必須
となる. 以上に述べた本発明にかかるフランジを有する形材の圧
延方法を圧延ラインに従って簡略化して示したのが第1
7図の下方の圧延工程フローである.図中の○印は空パ
ス(ロールギャップを開いて通す)であり、●印は圧延
パスを示す。本発明の場合は、第17図に示すように主
に3通りの工程フローが考えられ、各々のフローをCA
SE I , CASE II ,CASE IIIと
して示している。ここでCASE II、CASE I
IIに記すn,mは、ともに3以上の奇数を指している
。 以上は、特にH形鋼について述べたが、平行フランジ溝
形鋼についても事情は同様である。 すなわち、まず従来と同様、ブレークダウン圧延[90
により複数パスでチャンネル状の粗形鋼片を圧延する.
次に粗ユニバーサル圧延41l92において、水平ロー
ルは同一シリーズで厚みの最も薄いサイズにあわせたロ
ール幅とする.つまり最小厚みサイズについてのみ従来
の圧延と同じようにし、その他の厚いサイズについては
、ORミル群において目標のウエブ高さ外寸法よりも大
きい形状で圧延する.次いで、第1のユニバーサル仕上
圧延機96においては、水平ロール幅を一番厚みの厚い
サイズにあわせたロール幅とする.而してUPI ミル
において、垂直ロールの圧下量に応じて1パスまたは複
数パスでウェブ高さ外寸法を製品のそれに等しいか、も
しくは近い値にまで縮小する。その後に、第2の仕上げ
ユニバーサル圧延機(UP2) 98でもって、1パス
での整形圧延またlパスもしくは複数パスでのウェブ高
さ縮小圧延を行い製品寸法形状に仕上げられる。 さらに第18図には、本発明の別の実施BpJとして考
えられるフランジを有する形材の圧延ラインを示した.
この圧延ラインの特徴は、前述の第1の仕上げユニバー
サル圧延機を第2の仕上げユニバーサル圧延機の上流側
に隣接配置し、UPI −OF2のタンデムレバース圧
延を可能にした点にある.第18図の圧延ラインにおい
ては、ブレークダウン圧延8190、粗ユニバーサル圧
延機92、およびエッジャー圧延機94を通して圧延素
材は最終寸法に近いフランジ幅、フランジ厚、ウエブ厚
に仕上げられ、これらの工程は第17図の粗圧延におよ
び中間圧延工程と同じである.このようにして得られた
中間圧延形鋼は、第1の仕上ユニバーサル圧延機(tl
F1) 96でフランジ部内面を該ユニバーサル圧延4
1196の水平ロール側面に接することなく、垂直ロー
ルによりフランジ部外面を圧下することにより1パスも
しくは複数パスでウェブ高さの縮小が行われる.その後
、引続き下流に位置する第2の仕上ユニバーサル圧延機
(UP2) 98でウエブ高さを縮小することなく1パ
スでの整形圧延あるいはウェブ高さ外寸法の1パスでの
縮小が行われ最終目標寸法に仕上げられる。 以上の圧延工程フローを第18図の下方に各々CASE
 I SCA!liE nとして示す。さらに同図にC
ASE I[Iとして示したように、IJF1でのウェ
ブ高さ外寸法縮小圧延とUF2でのウエブ高さ縮小圧延
とを連続し、かつレバースさせて行い、高能率圧延を実
現することも可能である。ここでnは3以上の奇数、m
は2以上の整数である。 第18図の場合についても、UF2における複数パスに
よるウェブ高さ縮小圧延の際には、少なくとも最終パス
を除く、途中パスでIIFIにおけるウェブ高さ縮小圧
延に同しく、水平ロール側面をフランジ部内面に接する
ことなく、垂直ロールでフランジ部外面を圧下する方法
と、2分割水平ロールの幅を1パス毎に所定の値に調整
し、フランジ内面が該水平ロール側面に接触するまで垂
直ロールでフランジ外面を圧下する方法の2通りがある
.これら両方法の各々のメリット、デメリットについて
は既に述べた通りである.なお、第18図に示す圧延ラ
インにおいても、中間圧延機群はUR−E配置にこだわ
らず、OR−E!−ORの他にORとEを交互に複数ス
タンドタンデムに配置することが可能で、本発明の趣旨
に反するものではない. 以上の第17図の圧延ラインによる本発明にかかる熱間
圧延方法と第18図の圧延ラインによる本発明にかかる
熱間圧延方法を比較した場合、圧延能率の面から見れば
ウェブ高さ外寸法の縮小量が大きいほど後者の方法が優
れていると言える。一方、前者の圧延方法においては、
UPIに前置するエツジャー圧延機をウェブ高さに応じ
て自在にロール幅を変更しうる構造に改造し(例えば特
開昭63303604号参照)、かつUPIでのウェブ
高さ縮小圧延のパス毎に形材のフランジ幅方向の拘束を
行うことにより、フランジ幅の寸法精度向上が図れるほ
か、ウェブの中心偏りも防止できるといった利点がある
. 第18図に示す例にあっても、本発明にかかるフランジ
を有する形材の熱間圧延方法において、粗ユニバーサル
圧延!l!92、第1の仕上げユニバーサル圧延機96
、第2の仕上げユニバーサル圧延機98の水平ロール側
面外周端のr寸法またはC寸法を各々r0、r1、r2
あるいはc6、C1、c2とするとき、r2≦r,≦r
0の関係もしくはc2≦01≦c0の関係を満実施例1 本実施例では、第13図(a)に示す圧延ラインでH形
鋼および平行フランジ溝形鋼の圧延を行った.+I45
0x300シリーズの圧延ラインにおいて、本発明方法
を適用して++400 X 300 シリーズの製品を
製造する場合を例にとり説明する。 まず、プレークダウン圧延機80においては、CCブル
ーム、スラブ等の圧延素材を加熱後、複数パスでH形鋼
の形状に近いビームブランクに圧延する。次に、水平ロ
ール幅4041の相ユニバーサル圧延機82と工冫ジャ
ー圧延機84からなる粗ユニバーサル圧延機群において
旧50 X 300シリーズの中間圧延を行う。 このときの水平ロール側面テーパは、従来の仕上げ圧延
機の場合と同じ0.3゜にしておく。サイズH450 
X 300のH形鋼を圧延する場合は、ここで仕上圧延
を行ってしまい、仕上げユニバーサル圧延8186は空
パスとする. 次に、同一圧延ラインで[400 X 300 シリー
ズを圧延する際は、前記中間圧延においてウエブ厚、フ
ランジ厚、フランジ幅を所定の値に変更したのち、仕上
ユニバーサル圧延機86にて3パスでウェブ高さを約5
01IIII1縮小し製品とする。 このシリーズにはH386X299 X9/14、H3
90 X 300X 10/14の2サイズがあるが、
以上からも明らかのように、ユーザーの要望に応じて公
称寸法のH400 x299 x9/14、H400X
300 xtO/16とすることは容易である。また、
ウエブ高さが400〜450問の間であれば、ウエブ高
さは自由に変更しうる.400fflII1以下、45
0叩以上についても同様のウエブ高さの調整が可能であ
る。 実施例2 実施例1の圧延ラインを用いた平行フランジ溝形鋼の製
造において、本発明の圧延寸法を適用してウエブ高さ外
寸法一定の製品を実現する場合につき説明する。 例として500 X250の場合、厚みは13〜50問
とした.粗ユニバーサル圧延機82の水平ロール幅は4
74開とし、ロール側面テーパ角は0.3”と従来の仕
上げユニバーサル圧延機のそれと同一にした。 このときのエッジャー圧延機84のロール孔型は、フラ
ンジ、ウェブの外コーナーが直角となるようにした。最
小厚の13IIIIlサイズの場合は、仕上ユニバーサ
ル圧延機86ではウェブ高さの縮小を行わず、整形圧延
のみとした. 中間厚みの30IIIIlサイズの場合、粗ユニバーサ
ル圧延機群における仕上寸法は、フランジ厚30nm、
ウエブ厚30問、ウエブ高さ外寸法は534■とした.
次に仕上ユニバーサル圧延機86においては、垂直ロー
ル間度を500 mm、可変水平ロールの上ロール幅を
440 ms、下ロール幅を500 mmとし、ウェブ
高さ外寸法を1パスで34mm1ii小し、同時にフラ
ンジの角度修正を行うとともにウェブの平坦化、コーナ
ーの直角化を行った。 さらに最大厚みサイズ50IIl!lについては、粗ユ
ニバーサル圧延機群放し寸法をフランジW 5 0 m
 m、ウエブ厚50旧、ウエブ高さ外寸法を5741と
した。 これを仕上ユニバーサル圧延機86において3パスでウ
エブ高さ外寸法を5001I!l!lとすると同時に、
フランジの角度修正とウエブの平坦化、コーナーの直角
化を行った。 このようにして、製造された一連の平行フランジ溝形鋼
の形状を第19図に示す。ウェブ高さ夕{寸法は500
 n+n+と一定とし、フランジ厚さを順次変更するこ
とが可能であるのが分かる。 実施例3 連続鋳造プルーム(300 mm厚X670 mm幅)
を加熱炉において1250’Cにで加熱した。次いで、
第13図(a) 4,T示すように、ロール花型をもつ
ブレークダウン圧延機80で17パスのレバース圧延を
行い、ウエブJ’J 4 0 m mのビームブランク
を造形した。H400 X200 シリーズのJIS規
格では、++396xl99 x7/ILH400X2
00 X8/13、H404X201 X9/15の3
シリーズがあり、すべてウエブ高さ内寸法は374問で
ある。 粗ユニバーサル圧延機82の水平ロール幅は従来より太
き<378nuwとし、7パスで各サイズとも士記寸法
に近い形状とした。ただし、lJl?−Eミル群ではフ
ランジは5°のテーバを持っていた。次いで、幅可変水
平ロールを有する仕上ユニバーサル圧延機86では各サ
イズ別にユニバーサル水平ロール幅をオンラインで変化
させた, I+396×199 X7/11では、該水
平ロール幅を3781IIlMとし、フランジを起こす
のみでウエブ高さ外寸法の縮小はセす、++ 4 0 
0xl99 x7/11に仕上げた。また11400 
X 200 X 8/13のサイズについては、仕上ユ
ニバーサル圧延機86の水平ロール幅は374 mn+
とし、ウエブ高さを41Ilm縮小すると同時にフラン
ジを起こし!+400 X 200 X8/13の製品
とした。次いで、++404 X 201 X 9/1
5では上記水平ロール幅を370 mmとし、ウエブ高
さを8關縮小すると同時にフランジを起こしl{400
 X 201X 9/15とした.以上の方法で得られ
たウエブ高さ外寸法一定H形鋼の形状、寸法を第20図
に示す。 なお、粗ユニバーサル圧延機82、仕上ユニバーサル圧
延機86の各水平ロール幅許容摩耗量は、仕上ユニバー
サル圧延機86の水平ロール幅可変機構導入により、従
来の61Il1程度からI.Omm以」一となり、ロー
ル原単位が大幅に向上した。 (2)8900 X 300シI−ズH  のウエブ1
このシリーズは、H890X299 X15/23〜I
{918X303 xl9/37まで4サイズある。そ
こで粗ユニバーサル圧延182の水平ロール幅を従来の
844 mmから854III1と広くし、ブレークダ
ウン圧延機放しビームブランク材のウェブ高さ内寸法も
従来より10開広くしてお< . H890x299 
xl5/23サイズの場合は、粗ユニバーサル圧延機放
しのウエブ高さ外寸法は854 + 23 + 23 
= 900 (arm)であり、仕上ユニバーサル圧延
4i186では可変水平ロール幅を854問とし、ウエ
ブ高さ縮小は行わず整形圧延を行い製品とする.またH
918X303 X19/37の場合は、粗ユニバーサ
ル圧延機放しのウエブ高さ外寸法は854十37 + 
37 = 928 (mm)であり、仕上ユニバーサル
圧延WJ86では可変水平ロール幅を826lIlmと
し、1パスでウエブ高さ外寸法を28III1縮小して
++900 X 303X 19/37を製造できた. なお、粗ユニバーサル圧延機82の水平ロール側面外周
端のr寸法(=r−)は30問とし、仕上ユニバーサル
圧延機86の水平ロール側面外周端のr寸法( ”’ 
r + )は28IIlllとすることで、得られた製
品のフィレット部には線状疵などの不良が見られず、品
質良好であった. 実施例4 本発明方法を}1400 X 200シリーズH形鋼の
熱間圧延に適用し、ウェブ高さ外寸法一定化を図った例
を以下に記す.本実施例では、第17図に示す圧延ライ
ンで圧延を行った. まず、連続鋳造ブルーム(300an厚X670 mm
幅)を加熱炉において1250’Cにまで加熱した。次
いでロール孔型をもつプレークダウン圧延Ia90で1
7パスノレバース圧延を行い、ウェブ厚40fflII
1のビームブランクを造形した.H400X200 シ
リーズのJIS規格では、o396x199 x7/1
1、+l400X200 X8/13、H404X20
1 X9/15の3シリーズがあり、すべてウェブ高さ
内寸法は374rmである。 粗ユニバーサル圧延a (UR) 92の水平ロール幅
は、本発明方法によれば目標ウェブ高さ外寸法H1から
シリーズ内の最小フランジ厚tf.▲7の2倍を差?引
いたイ直、すなわち400 − 2 xll=378(
開)に等しくしておけばよい。但し、本実施例では、水
平ロール側面の摩耗を考慮して6m上乗せし、該水平ロ
ール幅を384ffII1とした。 次に、第1の仕上げユニバーサル圧延機(UPI)96
の水平ロール幅は、目標ウェブ高さ外寸法I+,からシ
リーズ内の最大フランジ厚1,■8の2倍を差し引いた
値、すなわち400 − 2 X15(OIIM)に等
しくしておけばよく、本ロールにあっては側面の摩耗は
さほど生じないと考えられるため、本実施例では370
閤とした。 上記ビームブランクから旧00X199 x7/11を
製造する場合、粗ユニバーサル圧延II(OR)94で
7パスでウェブ厚7.5mm,フランジ厚11肋、ウェ
ブ高さ外寸法=406 mにまで造形しておく。ここで
UR−Eミル群では、フランジは5゜テーパを持ってい
る.次いで第1仕上ユニバーサル圧延11(UPI)9
6でウェブ高さ外寸法を400 mまで6m縮小圧延を
行った.そして第2仕上ユニバーサル圧延機(UF2)
98では、ウェブ高さの縮小は行わず、ウェブ厚の均一
化およびフランジとウエブの直角度の矯正を主目的とし
た整形圧延を行い製品とした.以上の工程を模式的に示
したのが第2l図(a)である.さらに同圧延ラインで
I+400X201 X9/15サイズの製造を行う方
法を第21図(b)に示すが、この場合は粗ユニバーサ
ル圧延機(OR)でウエブ厚9.5mm,フランジ厚1
5閣、ウエブ高さ外寸法414 mmにまで造形してお
く.そして、UPIでウェブ高さ外寸法を8m縮小し4
06III!I1とし、さらにUF2でウエブ高さを6
1III1縮小し製品とした。 以上の寸法で得られたウェブ高さ外寸法一定H形鋼の形
状、寸法を第22図に示す。なお、粗ユニバーサル圧延
機、および第1の仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール
幅許容摩耗量は、第2の仕上ユニバーサル圧延m (l
IF2)の水平ロール幅可変機構導入により、従来の6
m程度から10mm以上となり、ロール原単位が大幅に
向上した。 実施例5 本発明方法を}1900 X 300シリーズH形鋼の
熱間圧延に適用し、ウエブ高さ外寸法一定化を図った例
を以下に記す。本実施例についても第17図に示す圧延
ラインで圧延を行った. このシリーズでは、H890X299 ×15/23〜
+!918X303 X19/37まで4サイズある.
そこで粗ユニバーサル圧延i(UR)92の水平ロール
幅は従来の844鴫から860 rm (=目標ウエブ
高さ外寸法900nm −2×最小フランジ厚23鵬+
摩耗補正6mm) と広くし、プレークダウン圧延機放
しビームブランク材のウエブ高さ内寸法も従来より16
ffiII1広くしておく.また第1の仕上ユニバーサ
ル圧延m(IJFI)96の水平ロール幅は826 a
m (一目標ウェブ高さ外寸法900mrn−2×Q大
フランジ厚37m)にしておく.第20図(a)に示す
ように、H900X299 X15/23を製造する場
合、粗ユニバーサル圧延機(tlR)でウエブ厚15.
5mo+,フランジr¥23閣、ウエブ高さ外寸法90
6 rmに造形しておき、第1の仕上ユニバーサル圧延
機(UFI)でウェブ高さ外寸法を6閤縮めて900閣
とし、第2の仕上ユニバーサル圧延11R (lIF2
)では整形圧延のみ行って製品に仕上げた。また第23
図(b)に示すように、H900x300 xl9/3
7を製造する場合には、粗ユニバーサル圧延機(OR)
でウェブr¥20.5mm, 7 ラ7ジ厚37ffI
ll1ウェブ高さ外寸法934ーに造形しておく.そし
て続く仕上ユニバーサル圧延機(tlF1)では3パス
でウェブ高さ外寸法を28ffIIIIIi!めで最終
ウヱブ高さ外寸法を906mmとする.さらに仕上ユニ
バーサル圧延@ (UF2)では1パスでウエブ高さ外
寸法を6鴫に縮小し900圓とし、製品形状・寸法に仕
上げられた. 実施例6 }1450 X 300シリーズの圧延ラインにおいて
、本発明方法を適用してH400 x 300シリーズ
の製品を製造する場合を例にとり以下に説明する.まず
、第17図に示す圧延ラインを使用してH形鋼の圧延を
行った.ブレークダウン圧延機90においては、CCブ
ルーム、スラブ等の素材を加熱後、複数パスでH形鋼の
形状に近いビームブランクに圧延する。次に水平ロール
幅404 amの粗ユニバーサル圧延WJ(IIR)と
エッジャ圧延機からなる中間圧延機群において、845
0 x 300シリーズの中間圧延を行う.このときの
水平ロールの側面テーバは従来通り5゜とした。H45
0 X 300シリーズのH形鋼を圧延する際は、上記
中間圧延で製品に近い形状・寸法に造形されたのち、仕
上ユニバーサル圧延機(IIFI)でフランジ面が起こ
され、さらに仕上ユニバーサル圧延機(lIF2)で所
定の形状・寸法に整形圧延されて製品となる。 次に同し圧延ラインでH400 X 300 シリーズ
を圧延する場合、例えば}1386X297 X9/1
4サイズの製造を行う場合には、第24図(a)に示す
ように粗ユニバーサル圧延機(IJR)でウェブK 1
0 . 5 M,フランジ厚14mm、ウェブ高さ外寸
法432胴に造形する.しかるのちに仕上ユニバーサル
圧延1 (UPI)で3パスで、各パス毎に10+a+
+ずつウェブ高さの縮小を行い、ウエブ高さ外寸法を4
02 mとする.さらに、仕上ユニバーサル圧延a (
UP2)では1パス、2パス目で各々+3111ずつウ
ェブ高さの縮小を行い、最終3パス目で整形圧延を行っ
て製品に仕上げる.第24図(a)の場合は、仕上ユニ
バーサル圧延m (UF2)の1パス目ではフランジ内
面と水平ロール側面とは接していない圧延を行っている
。第24図(b)も第24図(a)と同様ニI+386
X297 X9/14サイズのH形鋼を圧延する工程を
示しているが、本実施例では仕上ユニバーサル圧延機(
UF2)の分割水平ロール幅の調整を行って、1パス目
からフランジ内面を水平ロール側面に接触させるように
しているのが特徴である. さらにまた本実施例を第l8図の圧延ラインで実現した
場合につき以下に記す. ブレークダウン圧延(BD)〜粗ユニバーサル圧延1!
(1.lR)(エッジャ圧延機)までは前述の実施例と
同様の工程で中間圧延を行ったのち、第18図のUPI
−UP2のタンデムミルで3パス圧延でウェブ高さ外寸
法の縮小および整形が行われる,本工程を第24図(C
)および第24図(d)に示す。両者とも1パス、2パ
ス目でウエブ高さを18++m (UPIで10+w+
..tlF2で8mm)縮小し、3パス目では仕上ユニ
バーサル圧延機(IIFI)でのウェブ高さ縮小圧延後
、仕上ユニバーサル圧延機(UP2)での整形工程を経
て製品の寸法、形状に仕上げられた.但し、第2 4 
Im (C)の場合は、仕上ユニバーサル圧延機(UP
2)の水平ロール幅が最終パスの幅358 emに初期
設定したままで一定なのに対し、第24図(d)の場合
は該水平ロール幅を各パス毎に所定の値に調整し、圧延
材のフランジ内面が水平ロール側面に接触するようにし
た点で両者は異なっている。 実施例7 本実施例では、第17図の圧延ラインによって本発明を
実施し、平行フランジ溝形鋼を製造した。 例として500 X250の場合、厚みは13〜50I
Ilmとした.粗ユニバーサル圧延機(OR) 92の
水平ロール幅は480m■(=目標ウエブ高さ外寸法5
00m−2×最小フランジ厚13u+m+ロール幅摩耗
代6陶)とした.ここで7パスにより、7ランジ厚を1
31III1、ウェブ厚を13.5mとし、ウエブ高さ
外寸法を506園とした.このときの水平ロールの側面
テーバは0,3“であり、従来の仕上げユニバーサルミ
ルのそれと同しである.最小厚の13msサイズの場合
、仕上ユニバーサル圧延機(UFI)でウエブ高さ外寸
法を6mVM小し500閤とした後、仕上ユニバーサル
圧延機(UF2)でウェブ厚の均一化およびフランジと
ウェブの直角化、さらにはコーナの直角化を目的とする
整形圧延を実施し製品とした。第25図(a)にこの時
の工程の概略を示す。 次に、中間厚みの30mmサイズの場合、IIRミル群
における仕上寸法は、フランジ厚30mm、ウェブ厚3
1.5+ma、ウェブ高さ外寸法540 mmである。 この材料を仕上ユニバーサル圧延機(UPI)において
3パスで40mmのウェブ高さ縮小圧延を行い、最終ウ
ェブ高さ外寸法を500 mmとする。さらに、次の仕
上ユニバーサル圧延機(tlF2)では、水平ロール上
幅を440 ym、下幅を500閣に設定し、整形圧延
を行い製品に仕上げた。13燗サイズの場合と同様に、
フランジはロールに材料が接するのみであり、またウヱ
ブはとくにフィレット部と外コーナ部中心に軽圧下する
ことで平坦化された。以上の圧延工程の概要を第25図
伽)に示す. さらに、最大厚みサイズ50鴫については、粗ユニバー
サル圧延機(UR)による圧延後の寸法をフランジ厚5
0IIIl、ウエブ厚=51.5M、ウェブ高さ外寸法
を580 wtmとした.これを仕上ユニバーサル圧延
II (UPI)で3パス圧延でウェブ高さ60ms+
の縮小を行い、次いで仕上ユニバーサル圧延機(UF2
)でも2パスでウエブ高さ20’mの縮小を行い、最終
パスで整形圧延を行って製品に仕上げた。なお、仕上ユ
ニバーサル圧延機(UP2)では、ウェブ高さの圧下の
際には各パス毎に水平ロール幅の調整を行い、フランジ
内面が水平ロール側面に接するようにした。第25図(
C)参照。 このようにして製造された一連の平行フランジ溝形鋼の
形状を第26図に示す。ウェブ高さ外寸法は500 m
の一定とし、フランジ厚さを順次変更することが可能で
あることが分かる。 なお、本例のような溝形鋼の圧延においても、第18図
の圧延ラインによって本発明を実施し、上記実施例と同
様のウヱブ高さ外寸法の等しい製品を得ることが可能で
あることは言うまでもない。 〈発明の効果〉 以上、詳述したように、本発明によればIfilliの
ロールで同一シリーズの平行フランジ形鋼等フランジを
有する形材のウェブ高さ外寸法を一定化することが可能
となる. また、溝形鋼に従来見られた外コーナの突起部が解消さ
れ、外コーナを直角にすることが可能となり、かつ規格
外のサイズについても低コストで製造可能となる。 さらにまた、本発明によれば、粗ユニバーサル圧延機の
水平ロール幅に制約されることなく、自由なウェブ高さ
のH形調や溝形鋼などが同一圧延チャンスで同一ロール
で製造でき、ロール保有数の大幅削減、ロール原単位の
大幅向上が実現できる.
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および第1図0))は、各々H形鋼、平行
フランジ溝形綱の各部の名称説明図; 第2図は、従来の平行フランジ形調の圧延ξルレイアウ
ト; 第3Tf!Jは、従来法の粗ユニバーサルミルの圧1f
fiの様子の説明図; 第4図は、従来法のエソジャーξルの様子の説明図; 第5図は、従来法のユニバーサル仕上ミルの圧延の様子
の説明図: 第6図および第7図は、各々H形鋼および平行フランジ
溝形鋼の現状の製品寸法体系の説明図;第8図は、従来
法によるユニバーサル仕上ミル圧延の様子を示すそれぞ
れ略式説明図;第10図(al〜(e)は、各々本発明
にかかる分割水平ロールを有する仕上ユニハーサル圧延
機での圧延の様子を説明する略式断面図; 第1l図は、ウエブ座屈の様子の略式説明図;第12図
は、本発明にかかる方法によるウエブ高さ圧下量限界を
示すグラフ; 第l3図(a)および(l))は、本発明にかかる方法
を実施する圧延ラインの説明図: 第14図(a)〜(C)は、仕上ユニバーサル圧延機に
よるウエブ連結部のフィレソト疵発生状況の略式説明図
; 第15図(a)および0)は、それぞれ粗ユニバーサル
圧延機および仕上ユニバーサル圧延機によるコーナ圧延
の様子の説明図; 第16図は、本発明で用いる仕上げユニバーサル圧延機
の幅可変タイプ水平ロールの説明図:第17図および第
18図は、本発明の別の変更例の圧延ラインレイアウト
と圧延工程フロー図;第19図および第20図は、実施
例によって製造されたそれぞれ溝形鋼およびYI形鋼の
戒品寸法体系の説明図: 第21図(a)およびCD)は、実施例におけるH形鋼
の圧延の様子の略式説明図; 第22図は、実施例によって製造されたH形鋼の形状寸
法の説明図; 第23図(a)および但)、ならびに第24図(a)な
いし第24図(d)、および第25図(a)ないし(C
)は、本発明の実施例における圧延工程説明図:および 第26図は、本発明の実施例で得られた平行フランジ溝
形鋼の製品寸法体系の説明図である.80,90:  
ブレークダウン圧延機82.92:  粗ユニバーサル
圧延機84.94ニ エンジャー圧延機 86:  仕上ユニバーサル圧延機 (2分割可変水平ロール) 96;  第1仕上ユニバーサル圧延機98:  第2
仕上ユニバーサル圧延機(2分割可変水平ロール)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレークダウン圧延機、粗ユニバーサル圧延機、
    エッジャー圧延機、および仕上ユニバーサル圧延機を経
    て行うフランジを有する形材の熱間圧延方法において、
    前記仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール幅を2分割し
    、オンラインで幅調整可能な構造とし、フランジ部内面
    を該水平ロール側面に接するようにして、該仕上ユニバ
    ーサル圧延機における1パスまたは複数パスのレバース
    圧延によってウェブ高さの縮小を行うことを特徴とする
    フランジを有する形材の熱間圧延方法。
  2. (2)前記仕上ユニバーサル圧延機の分割水平ロール側
    面外周端のr寸法を粗ユニバーサル圧延機の水平ロール
    側面外周端のr寸法を越えない値にすることを特徴とす
    る請求項1記載のフランジを有する形材の熱間圧延方法
  3. (3)前記仕上ユニバーサル圧延機の分割水平ロール側
    面外周端のC寸法を粗ユニバーサル圧延機の水平ロール
    側面外周端のC寸法を越えない値にすることを特徴とす
    る請求項1または2記載のフランジを有する形材の熱間
    圧延方法。
  4. (4)前記仕上ユニバーサル圧延機の垂直ロールを補助
    駆動とすることを特徴とする請求項1記載のフランジを
    有する形材の熱間圧延方法。
  5. (5)ブレークダウン圧延機、粗ユニバーサル圧延機、
    エッジャー圧延機および仕上ユニバーサル圧延機を経て
    行うフランジを有する形材の熱間圧延方法において、第
    1および第2の仕上ユニバーサル圧延機を設け、エッジ
    ャー圧延後の被圧延材を固定幅の水平ロールを有する第
    1の仕上ユニバーサル圧延機で圧延する際に、フランジ
    部内面を該仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール側面に
    接することなく、垂直ロールによりフランジ部外面を圧
    下することにより、1パスもしくは複数パスでウェブ高
    さの縮小圧延を行う工程と、またはロール軸方向の位置
    が可変の2分割水平ロールからなる第2の仕上ユニバー
    サル圧延機で、1パスでの整形圧延または1パスもしく
    は複数パスでウェブ高さの縮小圧延を行う工程と、また
    はこれら両工程の組合せからなる工程を経ることを特徴
    とするフランジを有する形材の熱間圧延方法。
  6. (6)前記第2の仕上ユニバーサル圧延機の2分割水平
    ロールの側面を少なくとも最終パスを除く途中パスにお
    いてはフランジ部内面に接することなく、垂直ロールに
    よりフランジ部外面を圧下することを特徴とする請求項
    5に記載のフランジを有する形材の熱間圧延方法。
  7. (7)前記第2の仕上ユニバーサル圧延機の2分割水平
    ロールの幅を1パス毎に所定の値に調整し、フランジ内
    面が該水平ロール側面に接触するまで垂直ロールにより
    フランジ外面を圧下することを特徴とする請求項5に記
    載のフランジを有する形材の熱間圧延方法。(8)前記
    粗ユニバーサル圧延機、第1の仕上ユニバーサル圧延機
    、第2の仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール側面外周
    端のr寸法またはc寸法を各々r_0、r_1、r_2
    あるいはc_0、c_1、c_2とするとき、r_2≦
    r_1≦r_0またはc_2≦c_1≦c_0の関係を
    満足させることを特徴とする請求項5、6または7記載
    のフランジを有する形材の熱間圧延方法。
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