JPH0279004A - 光ケーブル用中間接続コネクタとこれを用いた光ケーブルの中間接続方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は光ケーブルを直列的に永久接続（スプライシン
グ）するために用いる光ケーブル用中間接続コネクタと
これを用いた光ケーブルの中間接続方法とに関するもの
である。

〈従来の技術〉 従来この種の光ケーブルの端部同士を直列的にスプライ
シングするコネクタは、多種多様のものが既に提案され
一部のものは製品化されている。しかし、−ｍ的には着
脱可能としたコネクタが多く用いられ、これらのものは
光ケーブルのクラッド部を雌雄に分けた接続コイ、フタ
でそれぞれ機械的に保持させ、しかる後、これら雌雄の
コネクタを連結するようにしたものである。本発明は、
前者のスプライシングタイプのものに関する。

〈発明が解決しようとする課題〉 従来の光ケーブル接続用コネクタは、両タイプ共に、接
続する光ケーブルとこれを保持するコネクタとの間に空
隙が生じ、被覆を剥離したクラッド部の水蜜性を保つこ
とが困難で、雨滴等のかかる屋外や水を使用する機械等
の信号用などとして使用する光ケーブルの連結には不適
切なものであって、水蜜性の保証に欠けるという問題点
があった。

本発明は、このような問題点を解決することを目的とし
、光ケーブルの被覆部そのものを接続時において挿入で
きる六を有し、光ケーブルの被覆部を金属製のスリーブ
それ自体で圧着保持させるとともに、その外側において
、ケーブルの被覆部に密着する樹脂チューブを縮小変形
させて、水蜜状に密着させることができ、連結接続部の
水密性が破壊されることのない光ケーブル用中間接続コ
ネクタとこれを用いた光ケーブルの中間接続方法とを提
案するものである。

く課題を解決するための手段〉 この目的を達成するための本発明におけるコネクタの構
成を、実施例に対応する第１図乃至第５図を用いて説明
すると、該コネクタは光クープル接続カシメ用スリーブ
（１）と、このカシメ用スリーブ（１〉上に位置してこ
れと密着する中間部（２ａ）と光ケーブル（Ｋ）の外装
被覆部（ｋ）上を外套する軸方向両外方に延長した両端
部分（２ｂ）　、　（２ｂ）とからなる一連の合成樹脂
製チューブ（２）とからなり、この一連のき成樹脂製チ
ューブ（２）が熱収縮性樹脂材で形成され、その内周面
に熱熔融性樹脂層（３）が接着され、前記カシメ用スリ
ーブ（１）が加圧変形可能な金属材で形成され、かつ、
その軸線方向両側部（１ｂ）、（１ｂ）が前記光ケーブ
ル（Ｋ）における外装被覆部（ｋ）の径と略同径とした
被覆挿入部（１１）、（１１）を有し、前記合成樹脂製
チューブ（２）の中間部（２ａ）が加熱収縮されて該カ
シメ用スリーブ（１）上に密着装着されている構成とし
たものである。

また、これを用いた光ケーブルの接続方法は、該コネク
タの軸線方向両端部から接続する光ケーブル（Ｋ）　、
　（Ｋ）をそれぞれ挿入し、当該被覆挿入部（１１）、
（１１）内に光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）の外装被覆部（
ｋ＞、（ｋ）を挿入位置させ、該挿入部（１１）。

（１１）上を外周部がら加圧しカシメ用スリーブ（１）
における両側部（１ｂ）　、　（１ｂ）を圧縮変形させ
、しかる後、合成樹脂チューブ（２）の全体若しくは少
なくとも延長両端部分（２ｂ）　、　（２ｂ）を加熱し
、収縮変形させるとともに熱熔融性樹脂Ｎ（３）を熱熔
融させて光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）、（Ｋ）。

（ｋ）上に、該熱熔融性樹脂Ｎ（３）を介して密着させ
るようにしたものである。

く作用〉 本発明はこのようにしたものであるから、金属製のカシ
メ用スリーブ（１）それ自体が接続しようとする両方の
光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）の被覆部を加圧変形によって
直接保持するとともに、熱収縮性の樹脂チューブ（２）
が更に連結部の全体を覆って光ケーブルの被覆部上に密
着し、水蜜性を保証するのである。

〈実施例〉 以下本発明の実施例について図面に基づいて説明する。

第１図乃至第５図は本発明の第１実施例を示す図である
。

光ケーブルは一部に、低損失石英ガラスによって形成さ
れた標準径１２５μ屑の光フアイバーコア（ｅ）と、そ
の外周を標準径０．８１ＪＩのナイロンまたはこれと同
等の弾性率を有する樹脂素材で覆うクラッド（Ｃ）とで
芯線を形成し、これを光損失を防止するカーボン混合の
黒色合成樹脂材で外装被覆（ｋ）を施してなるものと、
更にその外周に繊維製のテンションメンバーを配置し、
これを更に第２樹脂被覆層で被覆してなるものとがある
。

本発明にいう光ケーブル（Ｋ）は、図面では前者の三層
タイプのものとして示したが、後者のタイプのものをも
対象とするものであることは言うまでもない。

而して、実施例は、金属製の筒体を利用して、筒体の中
間部（１ａ）に光ケーブル（Ｋ）におけるクラッド部（
Ｃ）の径に略等しい大きさの小径孔（１０）を形成し、
左右両側部（１ｂ）　、（Ｉｂ）を光ケーブル（Ｋ）に
おける外装被覆部（ｋ）の外径に略等しい大きさの大径
孔（１１）に形成したカシメ用金属スリーブ（１）を用
いた実施例である。而して、該金属スリーブ（１）は銅
製で、これを内装する外部の熱収縮チューブ（２）は黒
く着色したナイロン製品で、その内面全面にポリアミド
材の熱熔融Ｎ（３）がコーティングされた二重チューブ
にしである。該二重チューブ（２）はその中間部分（２
ａ）のみを加熱収縮させて小径部に収縮変化させ、第１
図に示すように金属スリーブ（１）の外周面上に密着さ
せである。

このようにすることによって、金属スリーブ（１）の両
端外方側に該熱収縮チューブ（２）の未収縮の大径端部
（ｚｂ）　、　（ｚｂ）が位置するように形成しである
。

このようにした接続コネクタを用いるには、先ず光ケー
ブル（Ｋ）の端部の被覆を所要長さ剥離してクラッド部
（Ｃ）を取り出し端面仕上げした二本の光ケーブル（Ｋ
）　、　（Ｋ）を第１，２図において一点鎖線で示した
ようにそれぞれチューブ（２）の大径端部（２ｂ）　、
（２ｂ）から銅スリーブ（１）の大径孔（１１）、（１
１）内に挿入し、第３図に示したようにクラッド部（Ｃ
）、（Ｃ）を銅スリーブク１）中間部（１ａ）の小径孔
（１０）内にそれぞれの端面同士を接当（ａ）させて対
向的に挿入位置させ、このようにしたのち、第４図に示
したように、銅スリーブ（１）の両側部（１ｂ）　、　
（１ｂ）の外径孔（１１）、（１１）の外周部上をチュ
ーブ（２）の上から加圧工具（図外）によって加圧圧縮
変形（５）、（５）させ、光ケーブル（Ｋ＞、（Ｋ＞、
（ｋ）を銅スリーブ（１）の圧縮変形によって強圧挟持
させ、次いで銅スリーブ（１）の外方に位置する熱収縮
チューブ（２）の大径端部（２ｂ）　、　（２ｂ）上を
ホットガン等の加熱器具によって加熱し、第５図に示し
たように収縮変形（２ｂ’　）　、　（２ｂ’　）させ
る。

この加熱操作によって熱収縮チューブ（２）の収縮変形
部（２ｂ’　）、（２ｂ’　）の内面に接着形成されて
いた熱熔融性樹脂層（３）、（３）は熔融してチューブ
（２）の収縮圧により光ケーブル（Ｋ）　、　（Ｋ）、
（Ｋ）、（ｋ）とチューブ（２）との間に一部が残り、
一部が内外面に流出して光ゲープル（Ｋ）　、　（Ｋ）
、（Ｋ）、（ｋ＞上に塊（３ａ）　、　（３ａ）及び（
３ｂ）　、　（３ｂ）を形成する。

このようにして、チューブ（２）内に位置する銅スリー
ブ（１）と光ケーブル（Ｋ）のクラッド部（Ｃ）、（Ｃ
）及びその接続部は完全な水蜜状層を保持する。

而して、前記銅スリーブ（１）の加圧圧縮変形に当たっ
て、加圧専用の工具がない場合に、例えばプライヤーや
ペンチなどの一般工具で周方向２箇所から加圧変形させ
てもよいが、出来得れば加圧専用の工具で周方向全周か
ら加圧し、径方向に縮小変形させるのが好ましい。また
、チューブ（２）の加熱は、両端部（２ｂ）　、　（２
ｂ）のみではなく、全長に亘って加熱してもよい。

第６図及び第７図に示した実施例は、金属スリーブ（１
）の形状を光ケーブル（Ｋ）の外装被覆外径に相当する
大径の直管型のものとした実施例を示したものである。

而して、該実施例における熱収縮チューブ（２）はイン
ゼクション成形された高密度ポリエチレン（）（Ｄ　Ｐ
　Ｅ　）成形品で、その両端部（２ｂ）　、　（２ｂ）
がアルミ製の金属スリーブ（１〉の外方に延長形成され
、内面にポリアミド製の熱熔融層（３）、（３）を形成
した構造としたものである。

このようにしたものに、外装被覆部（ｋ）、（ｋ）を剥
離せず、端面仕上げのみを施した光ケーブル（Ｋ）　、
　（Ｋ）を第６図に矢印で示したように、直接熱収縮チ
ューブク２）の両端部（２ｂ）　、　（２ｂ）側から金
属スリーブ（１）内に挿入し、前記の実施例の場合と同
様に、加圧工具で金属スリーブ（１）の両端寄りの外周
面上をチューブ（２）の外側から加圧して圧縮変形（５
）、（５）させたのち、チューブ（２）の両端部（２ｂ
）　、　（２ｂ）の外周部を加熱臭で加熱しこれを収縮
変形（２ｂ’　）　、　（２ｂ“）させ光ケーブル（Ｋ
）、（Ｋ）の被覆部上に密着させる（第７図）。

このとき加熱変形させたチューブ（２）の両端部（ｚｂ
’　）　、　（ｚｂ’　）内の熱熔融層（３）　、　（
３）は熱熔融して第７図のようにチューブ（２）の収縮
によりその一部が光ケーブル（Ｋ）の被覆部の内外方向
に押出されて塊（３ａ）　、　（３ａ）及び（３ｂ）、
（３ｂ）を形成し、水蜜性を確実に保つ状態にする。

殊に、該実施例の場合には、第７図において上下二つの
矢印によって示したように、金属スリーブ（１〉の中間
部分、特に光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）の端面突き合わせ
部（ａ）の上方部を中心とするその両側部の外周面上を
径小方向に全周部から加圧変形させておくと、光ケーブ
ルのクラッド部と外装被覆との間に存する微小な間隙並
びに同外装被覆と金属スリーブ（１）との間に生ずる間
隙を零に近い数値に近付けることができ、コア部の相対
位置ずれを最小限のものとすることができるので、各種
機器間における光ケーブルの接続等のように比較的光源
部と受光部との距離の短い場合の接続手段として適して
いる。

上記の各実施例にいう光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）の接当
端面（ａ）は、この種光ケーブル端面の接続に際して一
般に用いられている合成樹脂製接着剤や紫外線硬化樹脂
接着剤等を用いて接着させておくとよい。

また、上記の各実施例では、金属スリーブ（１）の再入
口端面の内面を面取りしたものとして示したが、該金属
スリーブ（１）、の両端部をラッパ状に拡径形成したも
のとしてもよく、このようにしておくことによって、金
属スリーブ（１）／＼の光ケーブルの挿入と、円滑に挿
入し易いものとしておくことができる。

本発明にいう熱収縮チューブ（２）と熱熔融性樹脂層（
３）とは上記の実施例に示したもののほか、高温用ナイ
ロンと低温熔融ナイロンとの二重層のものとしてもよく
、内部に用いる熱溶融材（３）は熱熔融性接着剤であっ
てもよい。殊に光ケーブル（Ｋ）における外装材として
一般に用いられている被覆材との接着性のよい材料が適
している。

また、該熱収縮性チューブ（２）としては、光を透過さ
せない若しくは透過性の少ない黒色糸のものが適してい
る。

また、金属スリーブとしては、銅、アルミ等のほか、黄
銅、鉛等のように圧縮変形の比較的容易な材料のものが
適している。

以上本発明の代表的と思われる実施例について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの実施例記載の手段のみに
限定されるものではなく、本発明にいう構成要件を備え
かつ、本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有
する範囲内において適宜改変して実施す、ることかでき
るものである。

〈発明の効果〉 本発明は以上の説明から既に明らかｂように、光ケーブ
ルを接続する金属スリーブを圧縮変形させて光ケーブル
を保持させるべく加圧変形を加えるようにし、かつ、金
属スリーブの外周部を被覆チューブで被覆するとともに
、この被覆チューブを熱収縮性樹脂材料を用いて形成し
、その内面に熱熔融性樹脂材なり悪態性接着樹脂材なり
で密着層を形成したものとして、金属スリーブの両端外
方に突出させて形成したので、金属スリーブを加圧工具
によって加圧変形させることによって、光ケーブルの軸
線方向への離間を確実に防止し、しかも熱収縮性チュー
ブを加熱収縮させることによって光ケーブルの外被上に
密着させ、接続部の水密性を確実に保たせることができ
るので、屋外ケーブルや多湿状部分における光ケーブル
の接続コネクタ並びに接続方法として実施することがで
きる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１区乃至第５図は本発明の第１実施例を示す図であっ
て、第１図は全体斜視図、第２図乃至第５図は接続方法
を順次的に示した何れも中央縦断面図、第６図及び第７
図は他の実施例を示した図で、その構造図と接続後の状
態とを示した何れも中央縦断面図である。 図中（１）はスリーブ、（１ｂ）は両側部、（２）はチ
ューブ、（２ａ）は中間部、（２ｂ）は両端部分、（３
）は熱熔融性樹脂層、（１１）は被覆挿入部、（に）は
光ケーブル、（ｋ）外装被覆部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］光ケーブル接続カシメ用スリーブ（１）と、この
   カシメ用スリーブ（１）上に位置してこれと密着する中
   間部（２ａ）と光ケーブル（Ｋ）の外装被覆部（ｋ）上
   を外套する軸方向両外方に延長した両端部分（２ｂ）、
   （２ｂ）とからなる一連の合成樹脂製チューブ（２）と
   からなり、この一連の合成樹脂製チューブ（２）が熱収
   縮性樹脂材で形成され、その内周面に熱熔融性樹脂層（
   ３）が接着され、前記カシメ用スリーブ（１）が加圧変
   形可能な金属材で形成され、かつ、その軸線方向両側部
   （１ｂ）、（１ｂ）が前記光ケーブル（Ｋ）における外
   装被覆部（ｋ）の径と略同径とした被覆挿入部（１１）
   、（１１）を有し、前記合成樹脂製チューブ（２）の中
   間部（２ａ）が加熱収縮されて該カシメ用スリーブ（１
   ）上に密着装着されている光ケーブル用中間接続コネク
   タ。 ［２］請求項［１］記載の光ケーブル用中間接続コネク
   タを用い、その軸線方向両端部から接続する光ケーブル
   （Ｋ）、（Ｋ）をそれぞれ挿入し、当該被覆挿入部（１
   １）、（１１）内に光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）の外装被
   覆部（ｋ）、（ｋ）を挿入位置させ、該挿入部（１１）
   、（１１）上を外周部から加圧しカシメ用スリーブ（１
   ）における両側部（１ｂ）、（１ｂ）を圧縮変形させ、
   しかる後、合成樹脂チューブ（２）の全体若しくは少な
   くとも延長両端部分（２ｂ）、（２ｂ）を加熱し、収縮
   変形させるとともに熱熔融性樹脂層（３）を熱熔融させ
   て光ケーブル（Ｋ）、（Ｋ）の被覆部（ｋ）、（ｋ）上
   に、該熱熔融性樹脂層（３）を介して密着させる光ケー
   ブルの中間接続方法。