JPH0278665A - ベンズイミダゾール化合物の精製方法 - Google Patents

ベンズイミダゾール化合物の精製方法

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JPH0278665A
JPH0278665A JP23104688A JP23104688A JPH0278665A JP H0278665 A JPH0278665 A JP H0278665A JP 23104688 A JP23104688 A JP 23104688A JP 23104688 A JP23104688 A JP 23104688A JP H0278665 A JPH0278665 A JP H0278665A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ベンズイミダゾール化合物の精製方法に関し
、更に詳細には、有機溶媒を含有する2−[2−(N−
イソブチル−N−メチルアミノ)ベンジルスルフィニル
]ベンズイミダゾールをアルカリ金属水酸化物に溶解さ
せた後、これに無機アンモニウム塩の水溶液を加え、析
出した結晶を得ることを特徴とする実質的に有機溶媒を
含有しない2− [2−(N−イソブチル−N−メチル
アミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイミダゾールの
精製方法に関する。
を含有しない″ なる用語は、30ppm以下の有機溶
媒のみを含有することを意味する。
で表わされる2−[2−(N−イソブチル−N−メチル
アミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイミダゾール(
以下、ベンズイミダゾール化合物(1)と略すンは、H
” +にA T l)アーゼ阻害作用に基〈優れた胃酸
分泌抑制作用を有し抗潰瘍剤として(西ドイツ公開P3
531487)、更に胃腸の細胞保護剤として(ヨーロ
ッパ公開218336号)有用であることが知られてい
る。
この化合物を得る方法としては、次の合成経路が知られ
ている。(上記の西ドイツ公報他)I++( ここで、得られたベンズイミダゾール化合物(r)は、
反応液を、飽和炭酸水素ナトリウムおよび飽和食塩水で
洗浄ののち硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
た後、更にエーテル−ジクロルメタン、エタノール−水
又はジクロルメタン−酢酸エチル等で再結晶することに
より精製している。
しかしながら、斯かる方法で精製されたベンズイミダゾ
ール化合物(I)は微量の有機溶媒等が残留しているこ
ともあり、医薬品として用いるためには、有機溶媒を含
有しないより高純度のベンズイミダゾール化合物(I)
を得る方法が望まれている。
斯かる実情において1本発明者らは鋭意研究を行なった
結果、本発明を完成した。
従って、本発明は、有機溶媒等を実質的に含有しない保
存安定性の優れた高純度のベンズイミダゾール化合物(
I)を得る方法を提供するものである。
即ち1本発明は従来方法で精製し、有a1B媒を含有す
る2−[2−(N−イソブチル−N−メチルアミノ)ベ
ンジルスルフィニル]ベンズイミダゾールをアルカリ金
属水酸化物の水溶液に溶解させた後、これに前記のアル
カリ金属水酸化物とほぼ5献の無機アンモニウム塩の水
溶液を加え、析出した結晶を得ることを特徴とする実質
的に有機溶媒を含有しない2−[2−(N−イソブチル
−N−メチルアミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイ
ミダゾールの精製方法にある。
詳細には、公知方法で精製したベンズイミダゾール化合
物(I)を、室温で、アルカリ金属水酸化物の水溶液に
加え、室温上攪拌し結晶を溶解する。ここで不溶物があ
る場合不溶物を濾去する。
次いで、これに、無機アンモニウム塩の水溶液を徐々に
滴下し、必要に応じてベンズイミダゾール化合物(1)
の結晶種を添加することにより、結晶を析出させる。ま
た必要に応じてさらに攪拌することにより結晶を析出さ
せることも好ましい次いで得られた結晶をろ取し、純水
で洗浄した後、乾燥することにより高純度のベンズイミ
ダゾール化合物(I)が得られる。
ここで、アルカリ金属水酸化物としては、好ましくは水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化リチウム
等が挙げられる。一方、無機アン無機アンモニウム塩の
量は、アルカリ金属水酸化物の0.8〜1.2倍当量、
好ましくは、0.9〜1.1倍当量、更に好ましくは1
.0倍当量である。
斯かる本発明方法により精製したペンズイミダたものに
比べ、残留有機溶媒は全く検出されず、水分も非常に少
く、また60℃75%RHでの保存安定性も従来方法で
は、10日日日2.3%の分解物が認められるのに対し
、本発明方法では。
20日日日わずかに分解物が認められるのみで保存安定
性も優れている。
本発明方法により精製したベンズイミダゾール化合物(
I)は、経口、非経口のいずれにおいても投与できる。
経口投与剤としては5例えば錠剤、カプセル剤、散剤お
よび顆粒剤等が挙げられ、非経口投与剤としては、注射
剤等が挙げられる。
これらの製剤は、通常の賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、安定剤、分散剤、溶解補助剤、防腐剤などの添加剤
が用いられる。また本発明方法により得られたベンズイ
ミダゾール化合物(I)に塩基性物質を加えた組成物を
用いることにより保存安定性のより優れた製剤を得るこ
とができる。
(特開昭62−283964.特開昭62−28’1!
 t、 、詳述したように本発明方法は、従来方法に比
べ高純度でしかも保存安定性のより優れたベンズイミダ
ゾール化合物(1)を得ることができる。
次に参考例、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明
する。
参考例1 無水炭酸カリウム365gに水2 t 9 mLおよび
アセトン657 mJLを加え室温攪拌下、2−メルカ
プトベンズイミダゾール132gを加え室温で30分攪
拌した。内温20±5℃で2− (N−イソブチル−N
−メチルアミノ)ベンジルクロリド塩酬塩219gを2
0分で加えた後さらにこの温度で30分攪拌した。析出
した結晶を濾取し水で洗浄後塩化メチレンに溶解し飽和
食塩水で洗浄した。有機層を芒硝で乾燥後溶媒を減圧留
去(50℃)し結晶が析出するまえに室温でエーテルお
よびヘキlを攪拌しながらすみやかに加えた。
さらに30分攪拌後濾取しエーテル/ヘキサン(1/3
)溶液で洗浄後乾燥により222gの標記化合物を白色
粉末として得た。
2− [2−(N−イソブチル−N−メチルアミノ)ベ
ンジルチオ]ベンズイミダゾール 237gを塩化メチ
レン7 t 1 mLに溶解しメタノール7 i l 
mL &加えて0℃に冷却し酢酸57 mfL 。
35%H202199mLおよびメタバナジン酸アンモ
ニウム4.5gを加え2〜5℃で5.5時間攪拌した0
反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム溶液ILを加え、
30分攪拌したのち有機層を分取し10%N a x 
S z Oa 、飽和食塩水で洗浄後芒硝乾燥した。芒
硝を濾別し溶媒を減圧留去後アセトニトリルを加え、室
温で1時間攪拌し析出した結晶を濾取した。アセトニト
リルで洗浄後風−テより212gの白色結晶性粉末を得
た0、これを塩化メチレンに溶解させた後、減圧濃縮し
く結晶を析出させない程度に濃縮)次いで、これに酢酸
エチルを加え白色粉末結晶の標記の化合物を得た。
実施例1 参考例1で得られた2−[2−(N−イソブチル−N−
メチルアミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイミダゾ
ール100gを室温の水酸化ナトリウム水溶液(水酸化
ナトリウム16gを純水4o o mLに溶解したもの
)に加え、室温下1時間攪拌し結晶を溶解した。 これ
に、炭酸アンモニウム水溶液(炭酸アンモニウム(和光
純薬社製)19、を純水t 400 mftに溶解した
もの)を1.5時間かけて滴下後さらに1時間攪拌した
。析出した結晶をろ取し、純水で洗浄した。1夜風乾あ
る標記の化合物98gを得た。
m、p、   149℃(分解) 実施例2 参考例1で得られた2−[2−(N−イソブチル−N−
メチルアミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイミダゾ
ール100gを室温の水酸化ナトリウム水溶液(水酸化
ナトリウム16gを純水4o o mLに溶解したもの
) に加え、室温下1時間攪拌し結晶を溶解した。 こ
れに、塩化アンモニウム水溶液(塩化アンモニウム20
.3gを純水1400 mLに溶解したもの)を1.5
時間かけて滴下後さらに1時間攪拌した。 析出した結
晶をろ取し、純水で洗浄した。 1夜風乾後、30℃で
48時間減圧乾燥した。白色結晶である標記の化合物9
8gを得た。
m、p、145℃(分解) 実験1 表1に、従来方法で得られたれたベンズイミダゾール化
合物(I)と本発明方法で精製した実施例1および2で
得られたベンズイミダゾール化合物(T)との残留溶媒
量の比較を示す、 残留有機溶媒は、ガスクロマトグラ
フィーで、そして水は、カールフィッシャー法により測
定した。
尚、比較物質は、参考例1により得られたものを常法に
より乾燥したものである。
表  1 表1から明らかなように本発明方法により精製したベン
ズイミダゾール化合物(I)は公知方法により精製した
ものに比べ残留有機溶媒は全く検出されず、水分量も非
常に少なかった。
次に60℃75%RHでの保存安定性試験に行ない、H
PLC法で分解物を検出したところ公知方法で得られた
比較物質は、10日目で2.3%、−4′グ の分解物2ガ認められるのに対し、本発明方法により精
製したに記実施例1および2で得られたベンズイミダゾ
ール化合物(1)は15日目では分解物が認められず、
20E+目でわずかに分解物が検出されるのみであり保
存安定性も優れていることがわかった。
参考例3 I糺九工を皿1 1錠(125mg)中、下記成分を含有する。
ベンズイミダゾール化合物(1)  30.0+ag乳
     糖                 56
.5コーンスターチ         20.OI、−
HPC(商品名)8.0 サナルミンS (商品名)3.0 HPC−3L  (商品名)1.5 ステアリン酸Mg          1.0T C−
5R(商品名)4.4 酸化チタン            0.2r’ E 
G −4000,4

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機溶媒を含有する2−[2−(N−イソブチル
    −N−メチルアミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイ
    ミダゾールをアルカリ金属水酸化物の水溶液に溶解させ
    た後、これに無機アンモニウム塩の水溶液を加え、析出
    した結晶を得ることを特徴とする、実質的に有機溶媒を
    含有しない2−[2−(N−イソブチル−N−メチルア
    ミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイミダゾールの精
    製方法。
  2. (2)有機溶媒を含有する2−[2−(N−イソブチル
    −N−メチルアミノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイ
    ミダゾールをアルカリ金属水酸化物の水溶液に溶解させ
    た後、これに前記アルカリ金属水酸化物の0.9〜1.
    1倍当量の無機アンモニウム塩の水溶液を加え、析出し
    た結晶を得ることを特徴とする、実質的に有機溶媒を含
    有しない2−[2−(N−イソブチル−N−メチルアミ
    ノ)ベンジルスルフィニル]ベンズイミダゾールの精製
    方法。
  3. (3)無機アンモニウム塩が、炭酸アンモニウム又は重
    炭酸アンモニウムである請求項1又は2記載の精製方法
  4. (4)無機アンモニウム塩が、塩化アンモニウム、硫酸
    アンモニウム又は重硫酸アンモニウムである請求項1又
    は2記載の精製方法。
  5. (5)アルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリウム又は水
    酸化カリウムである請求項1〜4記載の精製方法。
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