JPH027859Y2 - - Google Patents

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JPH027859Y2
JPH027859Y2 JP15598485U JP15598485U JPH027859Y2 JP H027859 Y2 JPH027859 Y2 JP H027859Y2 JP 15598485 U JP15598485 U JP 15598485U JP 15598485 U JP15598485 U JP 15598485U JP H027859 Y2 JPH027859 Y2 JP H027859Y2
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furnace
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furnace lid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、炉枠に対するシール部材を炉蓋本体
に取付けるための取付部材を、前記シール部材の
延設方向に並置して前記炉蓋本体に対し各別にボ
ルト連結し、前記シール部材を前記炉枠側に押圧
付勢する付勢装置を、隣り合う前記取付部材の間
に配置すると共に、それら取付部材により前記炉
蓋本体に固定し、もつて、付勢装置によりシール
部材を炉枠に圧接することでシール性を向上し、
又、シール部材を炉蓋本体に取付けるための取付
部材により付勢装置を炉蓋本体に固定すること
で、換言すれば、シール部材取付用として炉蓋本
体に対しボルト連結される取付部材を、付勢装置
の固定具にも兼用することで、組付構造の簡略化
を図つた炉蓋に関し、詳しくは、そのシール部材
用付勢装置の取付構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、上述の如き炉蓋におけるシール部材用付
勢装置の取付構造としては、第5図に示すよう
に、シール部材9の取付用として炉蓋本体2にボ
ルト8連結される取付部材7の一対を、それらに
わたる連結部7eを備えた一体部材に形成し、そ
の連結部7eに対して付勢装置13に取付けるこ
とで、連結部7e、一対の取付部材7の本体部、
及び、それらに対するボルト8を介して付勢装置
13を炉蓋本体2に固定していた(例えば、特公
昭58−36272号公報参照)。図中3は炉枠である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、シール部材取付用として炉蓋本体2に
ボルト8連結される取付部材7の並設ピツチ(換
言すれば炉蓋本体2に形成された、取付部材連結
用ボルト8に対するボルト孔8Aのピツチ)が炉
蓋の仕様によつて異なることから、従来の構造に
あつては、一対の取付部材7とそれらにわたる連
結部7eとを備えた一体部材として、連結部7e
の長さが炉蓋の仕様に応じて異なる複数仕様のも
のを製作・準備しなければならず、そのために、
製作コストが高く付くと共に、在庫部品の管理並
びに組付時の部品管理が煩雑となる問題があつ
た。
しかも、3個以上の多くの取付部材7を並設
し、かつ、それに伴い複数の付勢装置13を並設
して炉蓋のシールを確実にしようとしても、一対
の取付部材7どうしを一体形成し、その一体部材
の連結部7eに付勢装置13を取付けるものであ
るから、取付部材7どうしの間の夫々には付勢装
置13を装備できず、多くとも各取付部材間の1
つおきにしか付勢装置13を装備できないため
に、確実なシールを達成しにくくなる問題もあつ
た。
本考案の目的は、シール部材取付用としての取
付部材を利用してシール部材用付勢装置を炉蓋本
体に固定する構造を合理化することにより、複数
仕様の部品を製作・準備せずとも、取付部材並設
ピツチの異なる種々の仕様の炉蓋夫々に対して付
勢装置を適切に装備できるようにし、しかも、シ
ール性の向上をも合せ達成できるようにする点に
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるシール部材用付勢装置取付構造の
特徴構成は、シール部材取付用として炉蓋本体に
ボルト連結される取付部材どうしの間に配置する
付勢装置に、その両側に位置する前記取付部材に
向つて各別に延びる支持部材を取付け、その支持
部材の先端部を係入させる嵌合凹部を前記取付部
材に形成してあることにあり、その作用・効果は
次の通りである。
〔作用〕
つまり、付勢装置の両側に位置する取付部材に
向つて各別に延びる支持部材夫々の先端部を、そ
れが向う取付部材に形成された嵌合凹部に係入さ
せることにより、炉蓋本体にボルト連結される両
側の取付部材の夫々を固定具に兼用する状態で、
支持部材を介して付勢装置を炉蓋本体に固定する
のである。
したがつて、炉蓋の仕様により取付部材の並設
ピツチが異なつても、付勢装置の両側に位置する
取付部材に向つて各別に延びる支持部材を例えば
切断等により適宜調整することで取付部材翌並設
ピツチの異なりに対処できるから、炉蓋仕様に応
じた複数仕様の部品(支持部材、取付部材)を製
作・準備せずとも、種々の仕様の炉蓋夫々に対し
て付勢装置を適切に装備できる。
しかも、本考案の構造によれば、1つの取付部
材に対して、その両側からの支持部材を各別に係
入させる2個の嵌合凹部や両側からの支持部材に
対する共通の嵌合凹部を形成し、それによつて、
取付部材間の夫々に付勢装置を装備できるように
することもでき、更には、付勢装置からその両側
の取付部材に向つて各別に延びる支持部材夫々の
長さを異ならせて、取付部材間における付勢装置
の位置を、シール部材の炉枠に対する接触状態に
応じて適宜調整する等のこともできるから、極め
て高いシール性を確保できる。
〔考案の効果〕
上述の結果、炉蓋仕様に応じた複数仕様の部品
を製作・準備せずとも良いことから、製作コスト
を安価にできると共に、在庫部品の管理、並び
に、組付時の部品管理を極めて容易にでき、しか
も、高いシール性をも合わせ確保できる有利な付
勢装置取付構造にできた。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はコークス炉1におけるコークス取出用
開口部の炉蓋構造を示し、2は炉1本体に対して
着脱自在な炉蓋本体、3はコークス取出用開口部
の周縁に設けた炉枠、4は炉枠3に対して炉蓋本
体2を圧接する状態に固定する閂である。
第1図ないし第4図に示すように、炉蓋本体2
における縦辺の全長にわたり、かつ、断面形状が
U字状のバネ板5の一端縁に、炉枠3に対して接
触シール作用する帯板状のナイフエツジ6を取付
け、そのバネ板5の他端縁を炉蓋本体2との協働
で挾持する取付部材7を、バネ板5の延設方向に
並置して炉蓋本体2に各別にボルト8連結し、も
つて、バネ板5とナイフエツジ6とにより炉枠3
に対するシール部材、すなわち、炉蓋本体2と炉
枠3との間を閉塞するシール部材9を構成すると
共に、そのシール部材9を取付部材連結用ボルト
8の締め込み作用をもつて炉蓋本体2に取付けて
ある。
図中10はバネ板5とともに挾持されるパツキ
ン、11は同じくバネ板5とともに挾持されるバ
ネ板押え用板部材、12は取付部材連結用ボルト
8に対するナツトである。
取付部材7には、バネ板押え用部材11に対す
るストツパー7aが一体形成されており、そのス
トツパー7aの作用によりシール部材9と取付部
材7とが相互に位置決めされる。
又、図中7bは同じく取付部材7に一体形成さ
れたナイフエツジ倒れ止め用の膨出部であり、更
に、7cは、前記閂4の作用によりナイフエツジ
6を炉枠3に圧接した際のバネ板5の弾性変形に
伴うナイフエツジ6の融通移動を許容するための
融通隙間である。
一方、シール部材9としてのナイフエツジ6を
炉枠3側に押圧付勢するスプリング型式の付勢装
置13を、隣り合う取付部材7の間の夫々に配置
して炉蓋本体2に取付け、それら付勢装置13の
付勢作用をもつてナイフエツジ6をその長手方向
において均一に炉枠3に圧接することで確実なシ
ール効果を得られるようにしてある。
尚、付勢装置13において、図中13aはスプ
リングを内装する装置ケーシング、13bはスプ
リングの受座位置を変更することにより付勢力を
調整する付勢力調整ボルト、13cはスプリング
により突出付勢されたナイフエツジ押圧用接当片
である。
上記付勢装置13を取付けるに、付勢装置13
の両側に位置するシール部材用取付部材7に向つ
て各別に延びる支持部材14を、付勢装置13の
装置ケーシング13aに一体連設しておくと共
に、その支持部材14の先端部をシール部材挾持
状態にある取付部材7と炉蓋本体2との間に位置
させるように係入させる嵌合凹部7dを取付部材
7の夫々に形成しておき、もつて、嵌合凹部7d
に支持部材14の先端部を係入させた状態で取付
部材7を炉蓋本体2にボルト8連結することによ
り、嵌合凹部7dと炉蓋本体2との協働で支持部
材14を係止固定し、シール部材9取付用として
の取付部材7を付勢装置用固定具に兼用する状態
で支持部材14を介して付勢装置13を炉蓋本体
2に固定するように構成してある。
又、上述の如く取付部材7に向つて延びる支持
部材14の先端部を嵌合凹部7dに係入させて付
勢装置13を固定するようにしたことにより、炉
蓋本体2に形成された取付部材連結用ボルト8に
対するボルト孔8Aのピツチdが異なる炉蓋、す
なわち、取付部材7の並設ピツチが異なる種々の
仕様の炉蓋に対しても、ボルト孔8Aのピツチd
に応じて支持部材14の長さを切断により適宜調
整することだけで、一仕様の部品(支持部材、取
付部材)をもつて付勢装置13を夫々適切に取付
けられるようにしてある。
前記嵌合凹部7dは、1つの取付部材7に対し
てその両側から向う支持部材14の両方を係入さ
せるような、取付部材7の全巾にわたる貫通状の
凹部に形成してあり、それによつて、1つの取付
部材7をその両側に位置する付勢装置13に対す
る兼用の固定具とする状態で、取付部材7間の
夫々に付勢装置13を装備できるようにしてあ
る。
尚、シール部材9と取付部材7との相互の位置
決めを行なうために取付部材7に一体形成された
前述のストツパー7aは、嵌合凹部7dに対する
支持部材14の係入深さを規定するためのストツ
パーにも兼用してある。
〔別実施例〕
次に本考案の別実施例を説明する。
本考案においてシール部材9の具体的構成は不
問であり、例えば、シール部材9を、炉枠3に対
して接触シール作用する帯板状のナイフエツジ6
のみで構成し、そのナイフエツジ6を、炉蓋本体
2に対してボルト8連結される取付部材7によ
り、炉枠3に対する接近・離間方向で摺動自在に
炉蓋本体2に取付けるようなものであつても良
い。
取付部材7に形成する嵌合凹部7dとしては、
支持部材14を、シール部材取付状態にある取付
部材7と炉蓋本体2との間に位置させるように係
入させる溝状の凹部に代えて、取付部材7の側面
にのみ開口する孔状の嵌合凹部であつても良く、
嵌合凹部7dの具体的形状は種々の改良が可能で
ある。
付勢装置13の両側に位置する取付部材7に向
つて各別に延びる支持部材14の具体的形状・構
造は種々の改良が可能であり、又、支持部材14
と付勢装置13との連結構造も種々の改良が可能
である。
付勢装置13の付勢型式は、スプリング型式に
限定されるものでは無く、流体圧シリンダ型式等
のものであつても良い。
本考案は、種々の用途の炉における炉蓋に適用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
第1図は炉蓋の全体図、第2図は要部の拡大図、
第3図は第2図における−線矢視図、第4図
は第2図における−線断面図である、第5図
は従来構造を示す拡大斜視図である。 2……炉蓋本体、3……炉枠、7……取付部
材、7d……嵌合凹部、8……ボルト、9……シ
ール部材、13……付勢装置、14……支持部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉枠3に対するシール部材9を炉蓋本体2に取
    付けるための取付部材7を、前記シール部材9の
    延設方向に並置して前記炉蓋本体2に対し各別に
    ボルト8連結し、前記シール部材9を前記炉枠3
    側に押圧付勢する付勢装置13を、隣り合う前記
    取付部材7の間に配置すると共に、それら取付部
    材7により前記炉蓋本体2に固定してある炉蓋に
    おいて、前記付勢装置13に、その両側に位置す
    る前記取付部材7に向つて各別に延びる支持部材
    14を取付け、その支持部材14の先端部を係入
    させる嵌合凹部7dを前記取付部材7に形成して
    ある炉蓋のシール部材用付勢装置取付構造。
JP15598485U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH027859Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15598485U JPH027859Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JP15598485U JPH027859Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JPS6264744U JPS6264744U (ja) 1987-04-22
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