JPH0329562Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329562Y2 JPH0329562Y2 JP1988029546U JP2954688U JPH0329562Y2 JP H0329562 Y2 JPH0329562 Y2 JP H0329562Y2 JP 1988029546 U JP1988029546 U JP 1988029546U JP 2954688 U JP2954688 U JP 2954688U JP H0329562 Y2 JPH0329562 Y2 JP H0329562Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- rubber ring
- gasket
- opening
- stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はアラミド系材料、アスベスト系材料、
膨張黒鉛シート等のソフトガスケツト材料からな
るシリンダーヘツドガスケツトに関する。
膨張黒鉛シート等のソフトガスケツト材料からな
るシリンダーヘツドガスケツトに関する。
(従来の技術と問題点)
内燃機関の高出力化、軽量化に伴ない、内燃機
関自体の振動、熱等による挙動が三次元的に大き
くなる傾向にある。
関自体の振動、熱等による挙動が三次元的に大き
くなる傾向にある。
このため、内燃機関の接合面をシールするシリ
ンダーヘツドガスケツトに、ゴムの弾性を利用す
る必要が生じ、その開口部にゴムリングが多用さ
れている。
ンダーヘツドガスケツトに、ゴムの弾性を利用す
る必要が生じ、その開口部にゴムリングが多用さ
れている。
そして前記ゴムリングのシリンダーヘツドガス
ケツトへの取付けには、通常、接着剤を使用して
いるが、これではゴムリングがガスケツトに固定
されるので、圧縮に際し、ゴムリングの変形が拘
束されてゴムの弾性が生かされていない。
ケツトへの取付けには、通常、接着剤を使用して
いるが、これではゴムリングがガスケツトに固定
されるので、圧縮に際し、ゴムリングの変形が拘
束されてゴムの弾性が生かされていない。
またゴムリングのシリンダーヘツドガスケツト
への装着は、積層型金属ガスケツトでは、実公昭
57−39571号公報に開示されているように、ゴム
リングを固定した金属リングの周縁を積層部材間
に挟着する手段を採用することができるが、積層
固定時にセツトしなければならず、ガスケツトの
組立て作業性が非常に悪くなる点に問題がある。
への装着は、積層型金属ガスケツトでは、実公昭
57−39571号公報に開示されているように、ゴム
リングを固定した金属リングの周縁を積層部材間
に挟着する手段を採用することができるが、積層
固定時にセツトしなければならず、ガスケツトの
組立て作業性が非常に悪くなる点に問題がある。
さらにソフト部材からなるシリンダーヘツドガ
スケツトのシリンダーボアの周囲に、金属製グロ
メツトとこれに包持された金属製圧縮リングを装
着する手段として、特開昭60−50257号公報に開
示されているように、グロメツトの上端面をガス
ケツトに食い込ませるように固定する手段が公知
であるが、ガスケツトに食い込ませるだけでは、
シリンダーヘツドガスケツトの取扱い時に簡単に
脱落する欠点があるため、このような手段は、ソ
フトガスケツトへのゴムリングの装着に利用する
ことができない点に問題がある。
スケツトのシリンダーボアの周囲に、金属製グロ
メツトとこれに包持された金属製圧縮リングを装
着する手段として、特開昭60−50257号公報に開
示されているように、グロメツトの上端面をガス
ケツトに食い込ませるように固定する手段が公知
であるが、ガスケツトに食い込ませるだけでは、
シリンダーヘツドガスケツトの取扱い時に簡単に
脱落する欠点があるため、このような手段は、ソ
フトガスケツトへのゴムリングの装着に利用する
ことができない点に問題がある。
(考案の目的)
そこで本考案においては、かかる従来のゴムリ
ングのシリンダーヘツドガスケツトへの取付け構
造の欠陥を解消して、ゴムリングの補強金具を利
用して、シリンダーヘツドガスケツトへの固定が
確実にできて脱落することのないばかりでなく、
ゴムリングの弾性が充分に発揮できるようにした
シリンダーヘツドガスケツトを提供せんとするも
のである。
ングのシリンダーヘツドガスケツトへの取付け構
造の欠陥を解消して、ゴムリングの補強金具を利
用して、シリンダーヘツドガスケツトへの固定が
確実にできて脱落することのないばかりでなく、
ゴムリングの弾性が充分に発揮できるようにした
シリンダーヘツドガスケツトを提供せんとするも
のである。
(問題を解決するための手段)
本考案に係るシリンダーヘツドガスケツトは次
のとおり構成される。
のとおり構成される。
厚み中間部に補強金具を有するゴムリングであ
つて、該補強金具2の適所から止片3の複数本を
突設し、各止片3の基端部3aをソフトガスケツ
ト主体9の開口部A内で折曲し、その締付け面6
よりもはみ出しシリンダーヘツドとシリンダーブ
ロツクの間に介装されない部分に相当する外区域
7に穿設した止孔5に、止片3の各先端部3bを
挿入し、ソフトガスケツト主体9の止孔5の周縁
部の一部を包持するように固定することを要旨と
するものである。
つて、該補強金具2の適所から止片3の複数本を
突設し、各止片3の基端部3aをソフトガスケツ
ト主体9の開口部A内で折曲し、その締付け面6
よりもはみ出しシリンダーヘツドとシリンダーブ
ロツクの間に介装されない部分に相当する外区域
7に穿設した止孔5に、止片3の各先端部3bを
挿入し、ソフトガスケツト主体9の止孔5の周縁
部の一部を包持するように固定することを要旨と
するものである。
本考案に係るシリンダーヘツドガスケツトを実
施例に基づき説明する。
施例に基づき説明する。
第1図に示すソフトガスケツト主体9には、オ
イル用開口部A、ボルト用開口部B、シリンダー
ボアー用開口部C、冷却水用開口部D等が穿設さ
れている。
イル用開口部A、ボルト用開口部B、シリンダー
ボアー用開口部C、冷却水用開口部D等が穿設さ
れている。
細長のオイル用開口部Aには補強金具2を有す
るゴムリング1を装着する。
るゴムリング1を装着する。
第1図ないし第3図に示すとおり、補強金具2
の両端箇所からそれぞれ、ゴムリング1の外周面
から突出する細長の止片3,3を設ける。
の両端箇所からそれぞれ、ゴムリング1の外周面
から突出する細長の止片3,3を設ける。
止片3,3の母材4への取付け構造は、その基
端部3a,3aをそれぞれ開口部Aの内側で折曲
し、母材4の表面に沿わせたのち、その先端部3
b,3bを湾曲して、ソフトガスケツト主体9の
締付け面6の周縁部をシリンダーブロツクの輪郭
よりも大きくして、シリンダーヘツドとシリンダ
ーブロツクの間に介装されない部分に相当する外
区域7,7(第1図に斜線で示する区域…以下単
に外区域という。)に穿設する止孔5,5の両側
周縁部を包持させる。
端部3a,3aをそれぞれ開口部Aの内側で折曲
し、母材4の表面に沿わせたのち、その先端部3
b,3bを湾曲して、ソフトガスケツト主体9の
締付け面6の周縁部をシリンダーブロツクの輪郭
よりも大きくして、シリンダーヘツドとシリンダ
ーブロツクの間に介装されない部分に相当する外
区域7,7(第1図に斜線で示する区域…以下単
に外区域という。)に穿設する止孔5,5の両側
周縁部を包持させる。
止片3,3は金属薄板であつて1.5mm以上の
板幅である。
板幅である。
止片3,3は、基端部3a,3aを開口部A内
で折曲し、先端部3b,3bを湾曲して締付け面
6の外区域7に穿設する止孔5,5の周縁部を包
持させ、締付け面6では母材4の表面に沿い密着
させるので、ゴムリング1が圧縮されるに際し、
この止片3,3に作用する圧縮荷重が小さくな
り、しかも母材4とゴムリング1とが接着剤によ
り固定されていないので、圧縮変形が拘束される
ようなことがなくなく、自由に弾性を生かすこと
ができる。
で折曲し、先端部3b,3bを湾曲して締付け面
6の外区域7に穿設する止孔5,5の周縁部を包
持させ、締付け面6では母材4の表面に沿い密着
させるので、ゴムリング1が圧縮されるに際し、
この止片3,3に作用する圧縮荷重が小さくな
り、しかも母材4とゴムリング1とが接着剤によ
り固定されていないので、圧縮変形が拘束される
ようなことがなくなく、自由に弾性を生かすこと
ができる。
前記実施例では、止片3を2本設けるようにし
たが、開口部Aの大きさその穿設箇所によつては
3本以上にしてもよいことは勿論である。
たが、開口部Aの大きさその穿設箇所によつては
3本以上にしてもよいことは勿論である。
ソフトガスケツト主体9上における開口部Aの
穿設位置によつては、前記実施例とは相違して、
開口部Aと止孔5,5の間の母材4の表裏面に、
止片3,3を通すための浅溝部を形成し、止片
3,3が締付け面6、6から突出しないようにし
てもよい。
穿設位置によつては、前記実施例とは相違して、
開口部Aと止孔5,5の間の母材4の表裏面に、
止片3,3を通すための浅溝部を形成し、止片
3,3が締付け面6、6から突出しないようにし
てもよい。
前記浅溝部を加工することが困難な母材4には
外区域7,7にまで延びるスリツト(図示省略)
をそれぞれ穿設するようにし、そして止片3をス
リツト内の外区域7位置で折曲したのち、その先
端部3b,3bを湾曲して止孔5,5の周縁部を
包持させてもよい。
外区域7,7にまで延びるスリツト(図示省略)
をそれぞれ穿設するようにし、そして止片3をス
リツト内の外区域7位置で折曲したのち、その先
端部3b,3bを湾曲して止孔5,5の周縁部を
包持させてもよい。
(考案の作用効果)
以上のように構成した本考案に係るシリンダー
ヘツドガスケツトは、ゴムリングの厚み中間部に
補強金具が介在しているので、その表面でゴムリ
ングの圧縮性が阻害されることなく、優れたシー
ル効果が達成される。
ヘツドガスケツトは、ゴムリングの厚み中間部に
補強金具が介在しているので、その表面でゴムリ
ングの圧縮性が阻害されることなく、優れたシー
ル効果が達成される。
また締付け面の外区域に穿設した止孔に、止片
の各先端部を挿入し、ソフトガスケツト主体の周
縁部を包持するように固定したから、ソフトガス
ケツトへのゴムリングの装着固定が容易で、シリ
ンダーヘツドガスケツトの製作性が向上するとと
もに、単に食い込ませるようにした構成のものに
比べ、取付け固定が確実となり、妄りに脱落する
ことがなく、取扱いを便利とする効果がある。
の各先端部を挿入し、ソフトガスケツト主体の周
縁部を包持するように固定したから、ソフトガス
ケツトへのゴムリングの装着固定が容易で、シリ
ンダーヘツドガスケツトの製作性が向上するとと
もに、単に食い込ませるようにした構成のものに
比べ、取付け固定が確実となり、妄りに脱落する
ことがなく、取扱いを便利とする効果がある。
しかも、止片が小部片からなり、基端部を開口
部内で折曲し、先端部は締付け面の外区域に穿設
する止孔の周縁部を包持し、圧縮荷重のかかる部
分では母材4の表面に沿つて片面のみで密着する
ので、作用する圧縮荷重を小さくしてゴムリング
を固定することができる。
部内で折曲し、先端部は締付け面の外区域に穿設
する止孔の周縁部を包持し、圧縮荷重のかかる部
分では母材4の表面に沿つて片面のみで密着する
ので、作用する圧縮荷重を小さくしてゴムリング
を固定することができる。
第1図はシリンダーヘツドガスケツトの平面
図、第2図は第1図の−線における拡大断面
図、第3図は第1図のY−Y線における拡大断面
図である。 1……ゴムリング、2……補強金具、3……止
片、3b……先端部、3a……基端部、5……止
孔、6……締付け面、7……外区域、9……ソフ
トガスケツト主体、A……オイル用開口部。
図、第2図は第1図の−線における拡大断面
図、第3図は第1図のY−Y線における拡大断面
図である。 1……ゴムリング、2……補強金具、3……止
片、3b……先端部、3a……基端部、5……止
孔、6……締付け面、7……外区域、9……ソフ
トガスケツト主体、A……オイル用開口部。
Claims (1)
- 厚み中間部に補強金具を有するゴムリングであ
つて、該補強金具2の適所から止片3の複数本を
突設し、各止片3の基端部3aをソフトガスケツ
ト主体9の開口部A内で折曲し、その締付け面6
よりもはみ出しシリンダーヘツドとシリンダーブ
ロツクの間に介装されない部分に相当する外区域
7に穿設した止孔5に、止片3の各先端部3bを
挿入し、ソフトガスケツト主体9の止孔5の周縁
部の一部を包持するように固定したことを特徴と
するシリンダーヘツドガスケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988029546U JPH0329562Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988029546U JPH0329562Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01134762U JPH01134762U (ja) | 1989-09-14 |
JPH0329562Y2 true JPH0329562Y2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=31253856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988029546U Expired JPH0329562Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0329562Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH081327Y2 (ja) * | 1990-05-29 | 1996-01-17 | 日本ラインツ株式会社 | シールリング装着ガスケット |
EP1811162B1 (en) * | 2004-10-29 | 2014-06-04 | NIPPON LEAKLESS INDUSTRY Co., Ltd. | Metal gasket for cylinder head |
DK178682B1 (en) * | 2015-04-15 | 2016-11-07 | Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland | A large turbocharged self-igniting two-stroke internal combustion engine and a sealing ring therefore |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5739571U (ja) * | 1980-08-20 | 1982-03-03 | ||
JPS6050257A (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-19 | Hino Motors Ltd | シリンダヘツドガスケツト |
-
1988
- 1988-03-04 JP JP1988029546U patent/JPH0329562Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5739571U (ja) * | 1980-08-20 | 1982-03-03 | ||
JPS6050257A (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-19 | Hino Motors Ltd | シリンダヘツドガスケツト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01134762U (ja) | 1989-09-14 |
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