JPS631862A - 内燃機関 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−般にガスケット構造、ことに内燃機関の互
いに組合うアルミニウム部品間に密封体として使うよう
に互いに対向する面に弾性材料から成る薄い被覆を接着
した浮出し付きアルミニウム尼・ガスケットに関する。

互いに組合う機械部品間にはこれ等の部品間の流体の漏
れを防ぐように密封体としてガスケットを利用すること
が多い。このようなガスケットに対する１つの一般的な
応用例は乗物用の内燃機関にある。気化器、マニホルド
及びシリンダヘッドは、ガスケットによシこのような内
燃機関内のエンジンブロックに密封状態に固着する部品
の少数例にすぎない。内燃機関の環境で信頼性のある機
能を果すには、ガスケントは腐食、熱及び機械的応力か
ら生ずる磨耗に耐えなければならない。エンジンの吸気
マニホルドとエンジンブロックとの間に利用するときの
ような多くの例では耐久性のために金属質の心を持つガ
スケットが形成されている。

従来は内燃機関の前記した部品は一般的には鋼材から形
成されている。このようなエンジンに利用される従来の
ガスケットは、互いに組合う鋼製のエンジン部品間に耐
久性のある密封体を設けるように鋼製の心を持つものが
形成された。しかし近年では内燃機関の多くの部品は、
鋼より重量のはるかに軽いアルミニウム合金から形成さ
れている。鋼材から形成した心を持つ従来のガスケット
は、このような新型エンジンの互いに組合うアルミニウ
ム部品の間に配置したときに異種の金属の衝合によって
早期腐食を生ずることが分っている。

又アルミニウムの熱膨張率は鋼の熱膨張率とは異なシ、
温度の変化を受けるとエンジン部品及びガスケット心が
互いに異なる率で膨張するから漏れを生ずる。従って内
燃機関の互いに組合うアルミニウム部品の間を信頼性及
び耐久性のある状態に密封する新規のガスケット構造を
提供することが望ましい。

本発明は、内燃機関の互いに組合うアルミニウム部品の
間に使う新規なガスケット構造に係わる。

互いに組合うアルミニウム製エンジン部品はそれぞれ少
くとも１個の貫通穴を形成しである。これ等の穴は、流
体又はガスを流通させるための導管を形成するように各
部品を相互に固着したときに互いに整合するようにしで
ある。互いに組合５部品間にはこれ等の部品を互いに固
着するときにガスケットを配置しこれ等の部品に形成し
た互いに隣接する穴のまわシを流体密に密封するように
しである。このガスケットはこれを貫いて、互いに組合
う部品に形成した各整合穴に整合するようにした穴を形
成しである。このガスケットは耐久性のためにアルミニ
ウム合金材料から形成した心を備えている。このアルミ
ニウム心はその両面を、信頼性のある密封ができるよう
にニトリルイムのような弾性材料から成る薄い層によシ
被覆しである。互いに組合うアルミニウム製エンジン部
品に形成した互いに整合する大間の密封状態をさらに高
めるようにこのガスケットを貫いて形成した穴のまわり
に浮出しを設けである。

本発明の目的は、内燃機関の互いに組合うアルミニウム
製部品の間に使う新規なガスケットを提供しようとする
にある。

本発明の他の目的は、弾性材料を各面に被覆したアルミ
ニウム制心を持つこのようなガスケットを提供しようと
するにある。

さらに本発明の目的は、耐久性及び信頼性を持つこのよ
うなガスケットを提供しようとするにある。

以下本発明による内燃機関の実施例を添付図面について
詳細に説明する。

第１図に一部分を示した内燃機関すなわちエンジン１０
は本発明の１実施例による新規なガスケット１２を備え
ている。エンジン１０は互いに対向して組合う２個の部
品を備えている。これ等の部品は吸気マニホルド１４及
びエンジンシリンダヘッド１６である。吸気マニホルド
１４及びエンジンシリンダヘッド１６は共に、アルミニ
ウム合金材料から形成されそれぞれ穴１４ａ、１６ａを
内部に形成しである。各人１４ａ、１６ａは、吸気マニ
ホルド１４をシリンダヘッド１６に固着したときに相互
に整合するようにしである。各人１４ａ、１６ａはこの
実施例に示すようにエンジン１０の吸気マニホルド１４
を経てシリンダヘッド１６内にガスを送るための導管を
形成する。それぞれ吸気マニホルド１４及びシリンダヘ
ッド１６の穴１４ａ、１６ａを凹む部分間に密封状態を
保持するようにガスケット１２を設けて、各穴１４ａ、
１６ａ内の又はこれ等の穴を流通する流体が漏れないよ
うにしである。或は前記したように各人１４ａ、１６ａ
は、エンジン１０のピストンシリンダのまわシの燃焼区
域又はエンジン１０に種種の流体又はガスを流通させる
ように設ける他の導管を形成してもよい。すなわち本発
明のガスケット１２は、共にアルミニウム又はその合金
から形成した、エンジン１０の互いに組合う任意０２個
の部品の間の密封体として利用することができる。

第２図及び第３図にはガスケット１２の構造を一層詳し
く例示しである。図示のようにガスケット１２は、−般
に扁平でこれを貫いて形成した１個又は複数個の穴１２
ａを備えている。穴１２ａは、エンジン１０内に形成し
た穴１４ａ、ｉａａに整合するようにしである。又ガス
ケット１２を貫いて複数個の一層小さい穴１２ｂを形成
しねじ付き締付部片（図示してない）がガスケット１２
を貫通できるようにしである。ねじ付き締付部片は一般
によく知られているようにして吸気マニホルド１４をエ
ンジンブロック１６に締付けるのに利用する。各人１２
ａの周辺のまわりには後述の理由で浮出し１８を設けで
ある。

第３図に明らかなようにガスケット１２は、互いに対向
する面に被覆２２．２４を接着した心２０から成ってい
る。心２０は５０５２Ｈ−３８アルミニウム合金材料の
ようなアルミニウム合金から形成しである。心２０の厚
さは前記したガスケット１２の特定の用途に対しては約
０．０２１　ｉｎである。しかしガスケット１２に対す
る他の用途では他の厚さを使ってもよい。各被覆２２．
２４は、心２０よシー層薄い厚さを持つニトリルゴムの
ような弾性材料から形成するのがよい。各被覆２２．２
４は前記したがスケット１２の特定の用途に対しそれぞ
れ厚さが約０−００５　ｉｎである。

しかしガスケット１２の他の用途に対しては他の厚さを
利用すればよい。各被覆２２．２４は吸気マニホルド１
４及びシリンダヘッド１６間の密封を向上するように設
けである。その理由は金属石２０はその向き合う表面に
よくは一致しないからである。各被覆２２．２４は良好
な順応特性を示し心２０に任意普通の方法で施すことが
できる。

前記したガスケット１２を形成するのに利用する特殊な
材料、すなわちニトリルゴム被覆２２．２４を両面に接
着され前記したような厚さを持つアルミニウム心２０は
、米国ミシガン州インクスター市のウオルバライン・ア
ルミニウム・カムパニ（Ｗｏｌｖｅｒｉｎｅ　Ａｌｕｍ
ｉｎｕｍ　Ｃｏｍｐａｎｙ　）から市販されている。

ガスケット１２をエンジン１０に取付けるには、ガスケ
ット１２を初めに吸気マニホルド１４及びシリンダヘッ
ド１６の間に、第１図に示すように穴１４ａ１穴１２ａ
及び穴１６ａが互いに整合するようにして挿入する。ね
じ付き締付部片（図示してない）又はその他の部片を利
用して吸気マニホルド１４をシリンダヘッド１６に締付
ける。ねじ付き締付部片を回すに伴い吸気マニホルド１
４はシリンダヘッド１６に向かい引寄せられこれ等の間
にガスケット１２を圧縮する。ガスケット１２の所定量
の圧縮が行われたときに、ねじ付き締付部片の回転を中
断する。圧縮されたガスケット１２は吸気マニホルド１
４及びシリンダヘッド１６の間を確実に密封して各人１
４ａ、ｉａａを流通するガスが穴から漏れるのを有効に
防ぐようにする。

ガスケット１２のアルミニウム心２０は比較的非圧縮性
である。従ってこのような心２０には各人１２ａのまわ
りに浮出し１８を形成しである。

浮出し１８はアルミニウム心２０に穴１４ａ。

１６ａのまわりに成る程度の屈従性及び順応性を与える
。従って吸気マニホルド１４及びシリンダヘッド１６の
間の密封を向上させる。なお前記したように被覆２２．
２４はさらにガスケット１８の密封能力を増加する。各
被覆２２．２４のエラストマー状の性質により、被覆２
２．２４がアルミニウム心２０だけの場合よシ、吸気マ
ニホルド１４及びシリンダヘッド１６の互いに向き合う
表面にはるかによく合致することができる。

エンジン１０の互いに組合うマニホルド１４及びシリン
ダヘッド１６のようなアルミニウム製部品の間にアルミ
ニウム心２０を持つガスケット１２を使うことによシ、
鋼のような他の材料から形成される従来のガスケットよ
り著しくすぐれた幾つかの利点が得られる。第１にエン
ジン１０の環境では互いに異なる金属の衝合によシ腐食
の生ずることが分っている。しかし本発明のガスケット
１２ではアルミニウム心２０はアルミニウム製エンジン
部品に対し腐食を伴う相互作用を生じない。第２に互い
に異なる金属は上昇する温度に応答して互いに異なる率
で膨張するから、本発明のガスケット１２は、そのアル
ミニウム心２０が基本的にアルミニウム製エンジン部品
と同じ熱膨張率を持つことによって一層信頼性の高い密
封作用を生ずる。すなわちガスケット１２とマニホルド
１４及びシリンダヘッド１６のようなエンジン部品との
間の漏れを生ずる潜在性が著しく減少する。

以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は内燃機関の互いに組合う２個のアルミニウム製
部品間に配置した本発明ガスケットの１実施例の部分縦
断面図、第２図は第１図のガスケットの平面図、第３図
は第２図の６−３線に沿う拡大断面図である。 １０・・・内燃機関（エンジン）、１２・・・がスケッ
ト、１２・・・貫通穴、１４・・・吸気マニホルド（第
１部品Ｌ１４ａ・・・穴、１６・・・シリンダヘラ・ド
（第２部品〕、１６ａ・・・穴、２０・・・心、２２．
２４・・・被覆

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）（イ）アルミニウム材料で形成され、内部に穴を
   形成した第１の部品と、（ロ）アルミニウム材料で形成
   され、内部に穴を形成され、前記第１の部品に固着され
   、このように第１部品と共に互いに固着したときに、前
   記穴と前記第１の部品の穴とが相互に整合するようにし
   た第２の部品と、（ハ）前記第１及び第２の部品の間に
   これ等の部品を相互に固着するときに配置したガスケッ
   トとを備え、このガスケットの心をアルミニウム材料で
   形成し互いに対向する面を持つようにし、前記心に、前
   記の第１及び第２の部品を互いに固着したときに前記の
   第１及び第２の部品の穴に整合するようにした貫通穴を
   形成し、前記心にさらに、弾性材料から成り前記心面の
   両方に接着した被覆を設けた内燃機関。
2. （２）各被覆をニトリルゴムから形成した特許請求の範
   囲第（１）項記載の内燃機関。
3. （３）アルミニウム心にその貫通穴のまわりに形成した
   浮出しを設けた特許請求の範囲第（１）項記載の内燃機
   関。