JP2002322944A - 内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造 - Google Patents
内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関用の合成樹脂製シリンダヘッドカバ
ーに生じるクリープによる変形によって合わせ面のガス
ケットの密封性能が低下することを防止する。 【解決手段】 合成樹脂製シリンダヘッドカバー1に形
成された幅の狭いフランジ部2に溝3を形成すると共
に、それに対応してシリンダヘッド8に形成された幅の
狭いフランジ部9に溝10を形成して、溝3及び10に
Ω型形状の弾性のあるクリップ13を係合させる。ま
た、合わせ面にガスケット7を設けるが、ガスケット7
の中心線をクリップ13の係合部14及び15の共通の
中心線と実質的に一致させることにより、クリップ13
の弾力がガスケット7の中心線上に作用するのと、シリ
ンダヘッドカバー1がクリープによって多少変形しても
この関係が変わらないことから、常に高い密封性能が維
持される。また、クリップ13を使用するのでフランジ
部2,9の突出高さが小さくなり全体を小型化し得る。
ーに生じるクリープによる変形によって合わせ面のガス
ケットの密封性能が低下することを防止する。 【解決手段】 合成樹脂製シリンダヘッドカバー1に形
成された幅の狭いフランジ部2に溝3を形成すると共
に、それに対応してシリンダヘッド8に形成された幅の
狭いフランジ部9に溝10を形成して、溝3及び10に
Ω型形状の弾性のあるクリップ13を係合させる。ま
た、合わせ面にガスケット7を設けるが、ガスケット7
の中心線をクリップ13の係合部14及び15の共通の
中心線と実質的に一致させることにより、クリップ13
の弾力がガスケット7の中心線上に作用するのと、シリ
ンダヘッドカバー1がクリープによって多少変形しても
この関係が変わらないことから、常に高い密封性能が維
持される。また、クリップ13を使用するのでフランジ
部2,9の突出高さが小さくなり全体を小型化し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関において
使用される合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け
構造に関する。
使用される合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関を軽量化すると共に安価に製造
するために、シリンダヘッドカバーを合成樹脂製とする
ことが一般的になってきたが、合成樹脂製のシリンダヘ
ッドカバーは、内燃機関の作動による高温の下で、部分
的に取り付けボルト等による締めつけ荷重が作用する
と、合成樹脂の性質からその部分がクリープを起こして
塑性変形し、ボルトによる締めつけ部が緩んだり、シー
ル部の密封性能が低下してエンジンオイルが洩れ出ると
いうような問題を生じることがある。
するために、シリンダヘッドカバーを合成樹脂製とする
ことが一般的になってきたが、合成樹脂製のシリンダヘ
ッドカバーは、内燃機関の作動による高温の下で、部分
的に取り付けボルト等による締めつけ荷重が作用する
と、合成樹脂の性質からその部分がクリープを起こして
塑性変形し、ボルトによる締めつけ部が緩んだり、シー
ル部の密封性能が低下してエンジンオイルが洩れ出ると
いうような問題を生じることがある。
【0003】この問題を解消するために、特開平8−1
00705号公報に記載された従来技術においては、合
成樹脂製シリンダヘッドカバーの周囲の複数箇所に耳状
に外方に向かって突出するフランジ(取り付け部)を形
成し、それにボルトの外径よりも遙かに大きい直径を有
する穴を開口させると共に、この穴に、ボルトを挿通し
た金属製のカラーと、その外周に嵌めた弾性のあるOリ
ングを挿入して、金属製のカラーによってボルトによる
締めつけ荷重を支持することにより、合成樹脂製シリン
ダヘッドカバーのフランジに大きな荷重が作用するのを
避ける一方、金属製カラーの外周とフランジの穴との間
の遊隙をOリングによって埋めて、カラーと穴の間の相
対的な位置の移動をOリングの弾性変形によって許容す
るという取り付け構造を用いている。
00705号公報に記載された従来技術においては、合
成樹脂製シリンダヘッドカバーの周囲の複数箇所に耳状
に外方に向かって突出するフランジ(取り付け部)を形
成し、それにボルトの外径よりも遙かに大きい直径を有
する穴を開口させると共に、この穴に、ボルトを挿通し
た金属製のカラーと、その外周に嵌めた弾性のあるOリ
ングを挿入して、金属製のカラーによってボルトによる
締めつけ荷重を支持することにより、合成樹脂製シリン
ダヘッドカバーのフランジに大きな荷重が作用するのを
避ける一方、金属製カラーの外周とフランジの穴との間
の遊隙をOリングによって埋めて、カラーと穴の間の相
対的な位置の移動をOリングの弾性変形によって許容す
るという取り付け構造を用いている。
【0004】そして、この従来技術においては、シリン
ダヘッドカバーの内部のエンジンオイル等が外部へ洩れ
出るのを防止したり、外部から塵埃や水等がシリンダヘ
ッドカバーの内部へ侵入するのを防止するために、シリ
ンダヘッドの上面との合わせ面になるシリンダヘッドカ
バーの周囲に沿ってその下面に、ボルトと干渉しないよ
うにボルトよりも十分に内側の位置に、シリンダヘッド
の上面に対する合わせ面を形成すると共に、その合わせ
面に連続する溝を形成し、その溝の中に帯状の弾性パッ
キング(ガスケット)を装着して、それをボルトの締め
つけ荷重によってシリンダヘッドの上面に押しつけるこ
とにより、シリンダヘッドカバーのシール装置を構成し
ている。
ダヘッドカバーの内部のエンジンオイル等が外部へ洩れ
出るのを防止したり、外部から塵埃や水等がシリンダヘ
ッドカバーの内部へ侵入するのを防止するために、シリ
ンダヘッドの上面との合わせ面になるシリンダヘッドカ
バーの周囲に沿ってその下面に、ボルトと干渉しないよ
うにボルトよりも十分に内側の位置に、シリンダヘッド
の上面に対する合わせ面を形成すると共に、その合わせ
面に連続する溝を形成し、その溝の中に帯状の弾性パッ
キング(ガスケット)を装着して、それをボルトの締め
つけ荷重によってシリンダヘッドの上面に押しつけるこ
とにより、シリンダヘッドカバーのシール装置を構成し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
ては、ボルトを装着するために、合成樹脂製のシリンダ
ヘッドカバーから周囲に向かって耳状に大きく突出する
複数個のフランジを設ける必要があり、それに対応して
内燃機関のシリンダヘッドにも同様な突出形状のフラン
ジを設ける必要があるので、それらのフランジの突出分
だけシリンダヘッドカバーやシリンダヘッドの占めるス
ペースが大きくなる。この場合、シリンダヘッドカバー
のフランジを貫通するボルトと、従って、フランジに形
成されるボルト等の取り付け用の穴と、シリンダヘッド
カバーの周囲に設ける帯状の弾性パッキングとが位置的
に干渉することを避ける必要があるから、ボルトは弾性
パッキングよりも外側へ十分にずれた位置に取り付けな
ければならない。従って、フランジの突出量を小さくす
ることはできない。更に、シリンダヘッドカバーやシリ
ンダヘッドの周囲には多くの他の部品や配線、配管等が
設けられるので、自動車等の車両の狭いエンジンルーム
内において、それらの他の部品等とシリンダヘッドカバ
ーとの間に、ボルトを締めつけるための工具を上方から
挿入するための隙間を確保することが一般に難しいが、
このようにフランジが周囲に向かって大きく突出してい
る場合には、この困難性が一層増すことになる。
ては、ボルトを装着するために、合成樹脂製のシリンダ
ヘッドカバーから周囲に向かって耳状に大きく突出する
複数個のフランジを設ける必要があり、それに対応して
内燃機関のシリンダヘッドにも同様な突出形状のフラン
ジを設ける必要があるので、それらのフランジの突出分
だけシリンダヘッドカバーやシリンダヘッドの占めるス
ペースが大きくなる。この場合、シリンダヘッドカバー
のフランジを貫通するボルトと、従って、フランジに形
成されるボルト等の取り付け用の穴と、シリンダヘッド
カバーの周囲に設ける帯状の弾性パッキングとが位置的
に干渉することを避ける必要があるから、ボルトは弾性
パッキングよりも外側へ十分にずれた位置に取り付けな
ければならない。従って、フランジの突出量を小さくす
ることはできない。更に、シリンダヘッドカバーやシリ
ンダヘッドの周囲には多くの他の部品や配線、配管等が
設けられるので、自動車等の車両の狭いエンジンルーム
内において、それらの他の部品等とシリンダヘッドカバ
ーとの間に、ボルトを締めつけるための工具を上方から
挿入するための隙間を確保することが一般に難しいが、
このようにフランジが周囲に向かって大きく突出してい
る場合には、この困難性が一層増すことになる。
【0006】また、前述の従来技術においてはフランジ
の穴を大きくして、その穴の中に、ボルトの他に金属製
のカラーとOリングをも嵌め込むので、フランジが大き
くなって、その突出高さが更に増大するだけでなく、構
造が複雑になってシリンダヘッドカバーの装着及び取り
外しが難しくなるほか、部品点数や組み付け時の工程数
の増加等によってコストも高くなる。しかも、金属製の
カラーを装着したために、合成樹脂製のシリンダヘッド
カバーには直接にボルトの締めつけ荷重が作用しないの
で、小さな力が加わっただけでも、シリンダヘッドカバ
ーがシリンダヘッド上で横方向にずれる可能性がある。
の穴を大きくして、その穴の中に、ボルトの他に金属製
のカラーとOリングをも嵌め込むので、フランジが大き
くなって、その突出高さが更に増大するだけでなく、構
造が複雑になってシリンダヘッドカバーの装着及び取り
外しが難しくなるほか、部品点数や組み付け時の工程数
の増加等によってコストも高くなる。しかも、金属製の
カラーを装着したために、合成樹脂製のシリンダヘッド
カバーには直接にボルトの締めつけ荷重が作用しないの
で、小さな力が加わっただけでも、シリンダヘッドカバ
ーがシリンダヘッド上で横方向にずれる可能性がある。
【0007】更に、フランジの穴の中に金属製のカラー
が介在するために、帯状の弾性パッキングには、当初に
与えた面圧以上の面圧を生じさせる荷重は作用しないか
ら、長期間の間に弾性パッキングが変質するとか、合成
樹脂製のシリンダヘッドカバーがクリープによって変形
することによって、ボルトの締め付け荷重が有効に弾性
パッキングに作用しなくなるために面圧が小さくなって
来ると、それを補うように弾性パッキングを締めつける
作用が生じないために、密封性能が徐々に低下して、長
期間の後にはオイル洩れ等を起こす可能性がある。この
問題に対しては、高価でも経年変化の少ない高性能の弾
性パッキングを使用して対応する他はないので、これも
またコスト上昇の原因になるだけでなく、合成樹脂製シ
リンダヘッドカバーのクリープ変形による弾性パッキン
グの面圧の低下は、それを補償することができない。
が介在するために、帯状の弾性パッキングには、当初に
与えた面圧以上の面圧を生じさせる荷重は作用しないか
ら、長期間の間に弾性パッキングが変質するとか、合成
樹脂製のシリンダヘッドカバーがクリープによって変形
することによって、ボルトの締め付け荷重が有効に弾性
パッキングに作用しなくなるために面圧が小さくなって
来ると、それを補うように弾性パッキングを締めつける
作用が生じないために、密封性能が徐々に低下して、長
期間の後にはオイル洩れ等を起こす可能性がある。この
問題に対しては、高価でも経年変化の少ない高性能の弾
性パッキングを使用して対応する他はないので、これも
またコスト上昇の原因になるだけでなく、合成樹脂製シ
リンダヘッドカバーのクリープ変形による弾性パッキン
グの面圧の低下は、それを補償することができない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術にお
ける前述のような問題の解決手段として、特許請求の範
囲の請求項1に記載された通りの、内燃機関用合成樹脂
製シリンダヘッドカバーの取り付け構造を提供する。
ける前述のような問題の解決手段として、特許請求の範
囲の請求項1に記載された通りの、内燃機関用合成樹脂
製シリンダヘッドカバーの取り付け構造を提供する。
【0009】本発明の内燃機関用合成樹脂製シリンダヘ
ッドカバーの取り付け構造においては、合成樹脂製のシ
リンダヘッドカバーと、それに対応するシリンダヘッド
の周囲に幅の狭いフランジ部を形成し、シリンダヘッド
カバーのフランジ部の上面に溝を設けると共に、その溝
とシリンダヘッドのフランジ部の下面とを弾性のあるク
リップによって橋絡する。そして、2つのフランジ部が
対向する合わせ面の間にシール用のガスケットを設け
て、ガスケットの中心線と、クリップの両端の係合部の
中心線とを全て実質的に一致させる。
ッドカバーの取り付け構造においては、合成樹脂製のシ
リンダヘッドカバーと、それに対応するシリンダヘッド
の周囲に幅の狭いフランジ部を形成し、シリンダヘッド
カバーのフランジ部の上面に溝を設けると共に、その溝
とシリンダヘッドのフランジ部の下面とを弾性のあるク
リップによって橋絡する。そして、2つのフランジ部が
対向する合わせ面の間にシール用のガスケットを設け
て、ガスケットの中心線と、クリップの両端の係合部の
中心線とを全て実質的に一致させる。
【0010】それによって、クリップの弾力がガスケッ
トの中心線上において効率よく作用するから、合成樹脂
製のシリンダヘッドカバーが、長期間の使用の間にクリ
ープによって多少変形しても、ガスケットに作用する弾
力の大きさが変化しないので、常に安定した密封性能が
得られる。従って、合成樹脂製シリンダヘッドカバー内
のエンジンオイルが外部へ洩れ出るとか、外部から塵埃
や水等が合成樹脂製シリンダヘッドカバー内へ侵入する
ことを長期間にわたって確実に阻止することができる。
また、弾性を有するクリップによってシリンダヘッドカ
バーとシリンダヘッドとを結合するので、それらのクリ
ップが係合するフランジ部の突出高さを低くすることが
できることから、シリンダヘッドカバーとシリンダヘッ
ドを小型化することが可能になる。
トの中心線上において効率よく作用するから、合成樹脂
製のシリンダヘッドカバーが、長期間の使用の間にクリ
ープによって多少変形しても、ガスケットに作用する弾
力の大きさが変化しないので、常に安定した密封性能が
得られる。従って、合成樹脂製シリンダヘッドカバー内
のエンジンオイルが外部へ洩れ出るとか、外部から塵埃
や水等が合成樹脂製シリンダヘッドカバー内へ侵入する
ことを長期間にわたって確実に阻止することができる。
また、弾性を有するクリップによってシリンダヘッドカ
バーとシリンダヘッドとを結合するので、それらのクリ
ップが係合するフランジ部の突出高さを低くすることが
できることから、シリンダヘッドカバーとシリンダヘッ
ドを小型化することが可能になる。
【0011】この場合、使用するクリップの数と、それ
らを取り付ける溝の位置を予め定めると共に、2つのフ
ランジ部に設ける溝の長さを、クリップの1個の係合部
の幅を受け入れ得るだけの大きさとすれば、迷うことな
くクリップを最適の位置へ取り付けることができる。こ
れとは反対に、使用するクリップの数と、それらを取り
付ける位置を予め特定しないで、2つのフランジ部に設
ける溝の長さをフランジ部の周縁に沿って長く形成して
おけば、任意の位置に必要な数のクリップを取り付ける
ことができるから、状況に応じたクリップの使い方がで
きる。
らを取り付ける溝の位置を予め定めると共に、2つのフ
ランジ部に設ける溝の長さを、クリップの1個の係合部
の幅を受け入れ得るだけの大きさとすれば、迷うことな
くクリップを最適の位置へ取り付けることができる。こ
れとは反対に、使用するクリップの数と、それらを取り
付ける位置を予め特定しないで、2つのフランジ部に設
ける溝の長さをフランジ部の周縁に沿って長く形成して
おけば、任意の位置に必要な数のクリップを取り付ける
ことができるから、状況に応じたクリップの使い方がで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2を用いて、本発明の
内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け
構造に関する好適な実施例を説明する。これらの図にお
いて、1は合成樹脂製のシリンダヘッドカバーであっ
て、全体に長方形の皿のような形状となっているが、そ
の周囲には幅の狭い(突出高さが低い)フランジ部2が
形成されている。このフランジ部2は、後述のシリンダ
ヘッドの周囲のフランジ部の上面との合わせ面を形成す
る。フランジ部2の上面の少なくとも複数箇所には、図
2の断面図に示すように、フランジ部2の外周縁に沿っ
た窪みのような形状の溝3が形成されている。なお、溝
3はフランジ部2に沿って長く延びるように形成しても
よい。
内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け
構造に関する好適な実施例を説明する。これらの図にお
いて、1は合成樹脂製のシリンダヘッドカバーであっ
て、全体に長方形の皿のような形状となっているが、そ
の周囲には幅の狭い(突出高さが低い)フランジ部2が
形成されている。このフランジ部2は、後述のシリンダ
ヘッドの周囲のフランジ部の上面との合わせ面を形成す
る。フランジ部2の上面の少なくとも複数箇所には、図
2の断面図に示すように、フランジ部2の外周縁に沿っ
た窪みのような形状の溝3が形成されている。なお、溝
3はフランジ部2に沿って長く延びるように形成しても
よい。
【0013】フランジ部2の下面の外周縁には、幅が狭
くて高さも僅かな下向きの突条4が形成されており、そ
れによって、突条4の下面とフランジ部2の大部分の下
面5との間に小さな段差が生じている。フランジ部2の
下面5には、上面に形成された前述の溝3と一致する位
置に、フランジ部2の全周にわたって環状の溝6が形成
されている。その溝6の中には帯状のガスケット7の基
部となる大部分が挿入されており、ガスケット7の一部
が溝6から所定の高さだけ突出して突条を形成してい
る。
くて高さも僅かな下向きの突条4が形成されており、そ
れによって、突条4の下面とフランジ部2の大部分の下
面5との間に小さな段差が生じている。フランジ部2の
下面5には、上面に形成された前述の溝3と一致する位
置に、フランジ部2の全周にわたって環状の溝6が形成
されている。その溝6の中には帯状のガスケット7の基
部となる大部分が挿入されており、ガスケット7の一部
が溝6から所定の高さだけ突出して突条を形成してい
る。
【0014】8は、例えば、軽合金のような材料から製
造された内燃機関のシリンダヘッドであって、その周囲
には、合成樹脂製シリンダヘッドカバー1の前述のフラ
ンジ部2に対応して、幅の狭いフランジ部9が形成され
ている。シリンダヘッド8の周囲の上面及びフランジ部
9の上面は共通の平面となっていて、この平面がシリン
ダヘッドカバー1との合わせ面になる。シリンダヘッド
8のフランジ部9の下面の少なくとも複数箇所には、図
2の断面図に示すように、シリンダヘッドカバー1のフ
ランジ部2の上面の溝3に対応する位置に、フランジ部
9の外周縁に沿った窪みのような形状の溝10が形成さ
れている。なお、溝10はフランジ部9に沿って長く延
びるように形成してもよい。
造された内燃機関のシリンダヘッドであって、その周囲
には、合成樹脂製シリンダヘッドカバー1の前述のフラ
ンジ部2に対応して、幅の狭いフランジ部9が形成され
ている。シリンダヘッド8の周囲の上面及びフランジ部
9の上面は共通の平面となっていて、この平面がシリン
ダヘッドカバー1との合わせ面になる。シリンダヘッド
8のフランジ部9の下面の少なくとも複数箇所には、図
2の断面図に示すように、シリンダヘッドカバー1のフ
ランジ部2の上面の溝3に対応する位置に、フランジ部
9の外周縁に沿った窪みのような形状の溝10が形成さ
れている。なお、溝10はフランジ部9に沿って長く延
びるように形成してもよい。
【0015】シリンダヘッド8のフランジ部9の上面1
1の平面の一部に対して、シリンダヘッドカバー1のフ
ランジ部2の下面の外周に形成された突条4が接触す
る。また、ガスケット7の下方への突出部分もフランジ
部9の上面11に接触するが、ガスケット7には若干の
可撓性があるから、押しつけられた状態で接触すること
によって僅かに弾性変形をして、シールのために必要な
大きさの面圧を生じる。フランジ部2の大部分の下面5
は、フランジ部9の上面11との間に微小な隙間12を
残してそれに対向している。
1の平面の一部に対して、シリンダヘッドカバー1のフ
ランジ部2の下面の外周に形成された突条4が接触す
る。また、ガスケット7の下方への突出部分もフランジ
部9の上面11に接触するが、ガスケット7には若干の
可撓性があるから、押しつけられた状態で接触すること
によって僅かに弾性変形をして、シールのために必要な
大きさの面圧を生じる。フランジ部2の大部分の下面5
は、フランジ部9の上面11との間に微小な隙間12を
残してそれに対向している。
【0016】シリンダヘッドカバー1が内燃機関のシリ
ンダヘッド8上に取り付けられる時には、シリンダヘッ
ドカバー1のフランジ部2に形成された溝3と、それに
対応してシリンダヘッド8のフランジ部9に形成された
溝10との間を橋絡するように、扁平なΩ型形状(或い
はC型形状等)の、弾性のあるクリップ13が掛け渡さ
れる。クリップ13は薄いバネ鋼板製で、例えば10個
というように必要な数だけ使用される。予め必要な数だ
けの溝3及び10を上下のフランジ部2及び9に形成し
ておくことが望ましい。クリップ13の弾力によって、
前述のようにガスケット7がシリンダヘッド8のフラン
ジ部9の上面11に押しつけられ、僅かに弾性変形をし
て、上面11との間に所定の大きさの面圧を生じる。そ
れによって、シリンダヘッドカバー1内のエンジンオイ
ルが外部へ洩れ出るのを防止すると共に、塵埃や水など
がシリンダヘッドカバー1内へ侵入するのを防止するこ
とができる。
ンダヘッド8上に取り付けられる時には、シリンダヘッ
ドカバー1のフランジ部2に形成された溝3と、それに
対応してシリンダヘッド8のフランジ部9に形成された
溝10との間を橋絡するように、扁平なΩ型形状(或い
はC型形状等)の、弾性のあるクリップ13が掛け渡さ
れる。クリップ13は薄いバネ鋼板製で、例えば10個
というように必要な数だけ使用される。予め必要な数だ
けの溝3及び10を上下のフランジ部2及び9に形成し
ておくことが望ましい。クリップ13の弾力によって、
前述のようにガスケット7がシリンダヘッド8のフラン
ジ部9の上面11に押しつけられ、僅かに弾性変形をし
て、上面11との間に所定の大きさの面圧を生じる。そ
れによって、シリンダヘッドカバー1内のエンジンオイ
ルが外部へ洩れ出るのを防止すると共に、塵埃や水など
がシリンダヘッドカバー1内へ侵入するのを防止するこ
とができる。
【0017】ここで重要なことは、図2に示すような断
面図において、ガスケット7及びそれを受け入れている
溝6の中心線と、Ω型形状の弾性のあるクリップ13の
両端に形成された係合部14及び15の中心線が、実質
的に全て一致していることである。即ち、それらの全て
の中心線が概ね同じ仮想平面内にあることである。Ω型
形状のクリップ13を溝3及び10に嵌め込んだだけ
で、そのような位置へクリップ13の両端の係合部14
及び15が自動的に位置決めされるように、シリンダヘ
ッドカバー1のフランジ部2と、シリンダヘッド8のフ
ランジ部9の上において、溝3及び10の位置や形状を
予め設定すべきである。この形状については、溝3及び
10の断面形状を概ね三角形とし、それらの頂点を相互
に対向させると共に、それらの中心線が重なり合うよう
に設定することが望ましい。
面図において、ガスケット7及びそれを受け入れている
溝6の中心線と、Ω型形状の弾性のあるクリップ13の
両端に形成された係合部14及び15の中心線が、実質
的に全て一致していることである。即ち、それらの全て
の中心線が概ね同じ仮想平面内にあることである。Ω型
形状のクリップ13を溝3及び10に嵌め込んだだけ
で、そのような位置へクリップ13の両端の係合部14
及び15が自動的に位置決めされるように、シリンダヘ
ッドカバー1のフランジ部2と、シリンダヘッド8のフ
ランジ部9の上において、溝3及び10の位置や形状を
予め設定すべきである。この形状については、溝3及び
10の断面形状を概ね三角形とし、それらの頂点を相互
に対向させると共に、それらの中心線が重なり合うよう
に設定することが望ましい。
【0018】図示実施例の合成樹脂製シリンダヘッドカ
バーの取り付け構造は、このように構成されているの
で、Ω型形状のクリップ13の係合部14及び15は、
ガスケット7の中心線上においてそれを押圧することに
なる。従って、クリップ13の押圧力がそのままガスケ
ット7に作用するので、ガスケット7は良好な密封性能
を発揮することができる。また、長期間のうちに合成樹
脂製シリンダヘッドカバー1がクリープによって多少変
形しても、ガスケット7の中心線とクリップ13の係合
部14及び15の中心線が大きくずれることはないか
ら、ガスケット7の密封性能に大きな変化は現れない。
バーの取り付け構造は、このように構成されているの
で、Ω型形状のクリップ13の係合部14及び15は、
ガスケット7の中心線上においてそれを押圧することに
なる。従って、クリップ13の押圧力がそのままガスケ
ット7に作用するので、ガスケット7は良好な密封性能
を発揮することができる。また、長期間のうちに合成樹
脂製シリンダヘッドカバー1がクリープによって多少変
形しても、ガスケット7の中心線とクリップ13の係合
部14及び15の中心線が大きくずれることはないか
ら、ガスケット7の密封性能に大きな変化は現れない。
【0019】更に、Ω型形状のクリップ13の係合部1
4及び15のそれぞれの中心線、即ち、この場合は力の
作用線が相互に一致していることによって、クリップ1
3の弾力が、対になっているシリンダヘッドカバー1の
フランジ部2の溝3と、シリンダヘッド8のフランジ部
9の溝10とを、常に引き寄せるように作用するから、
2つのフランジ部2及び9が相対的に横方向にずれよう
としても、使用されている全てのクリップ13の共同作
用によって、常に元の対向位置に向かって引き戻され
る。従って、2つのフランジ部2及び9が横方向にずれ
る恐れがない。
4及び15のそれぞれの中心線、即ち、この場合は力の
作用線が相互に一致していることによって、クリップ1
3の弾力が、対になっているシリンダヘッドカバー1の
フランジ部2の溝3と、シリンダヘッド8のフランジ部
9の溝10とを、常に引き寄せるように作用するから、
2つのフランジ部2及び9が相対的に横方向にずれよう
としても、使用されている全てのクリップ13の共同作
用によって、常に元の対向位置に向かって引き戻され
る。従って、2つのフランジ部2及び9が横方向にずれ
る恐れがない。
【0020】前述の従来技術のように、シリンダヘッド
カバー側のフランジと、シリンダヘッド側のフランジと
の間をボルトによって締結する場合には、2つのフラン
ジを貫通するボルトと、2つのフランジの間に挟まれた
ガスケット(帯状の弾性パッキング)との干渉を避ける
ために、ボルトをガスケットよりも外側へ大きくずらし
て取り付けることが必要になるから、2つのフランジは
シリンダヘッドカバー及びシリンダヘッドから外方へ大
きく突出することになる。これに対して図示実施例にお
いては、ボルトの代わりにΩ型形状の弾性のあるクリッ
プ13を使用したので、ガスケット7をその中心線上に
おいて押圧することが可能になるため、ガスケット7に
よる密封性能が向上するだけでなく、合成樹脂製のシリ
ンダヘッドカバー1が長期間の間にクリープによって変
形しても、密封性能が殆ど変化しない。また、これによ
って、フランジ部2及び9の突出高さを比較的に小さく
することができる。
カバー側のフランジと、シリンダヘッド側のフランジと
の間をボルトによって締結する場合には、2つのフラン
ジを貫通するボルトと、2つのフランジの間に挟まれた
ガスケット(帯状の弾性パッキング)との干渉を避ける
ために、ボルトをガスケットよりも外側へ大きくずらし
て取り付けることが必要になるから、2つのフランジは
シリンダヘッドカバー及びシリンダヘッドから外方へ大
きく突出することになる。これに対して図示実施例にお
いては、ボルトの代わりにΩ型形状の弾性のあるクリッ
プ13を使用したので、ガスケット7をその中心線上に
おいて押圧することが可能になるため、ガスケット7に
よる密封性能が向上するだけでなく、合成樹脂製のシリ
ンダヘッドカバー1が長期間の間にクリープによって変
形しても、密封性能が殆ど変化しない。また、これによ
って、フランジ部2及び9の突出高さを比較的に小さく
することができる。
【0021】また、Ω型形状のクリップ13は突出高さ
が小さく、溝3及び10が形成された任意の位置に取り
付けることが可能であり、しかもボルトよりも軽量で安
価であるから、必要な位置へ必要な数だけ取り付けるこ
とによって、シリンダヘッドカバー1を確実にシリンダ
ヘッド8に取り付けることができ、同時にガスケット7
によって確実な密封効果を奏することができる。更に、
弾性のあるクリップ13は、着脱がきわめて容易である
から、シリンダヘッドカバーの周囲に隙間が少ない状態
でも、周囲のどの方向の隙間からでも手又は工具を入れ
て、簡単にフランジ部に着脱することができる。
が小さく、溝3及び10が形成された任意の位置に取り
付けることが可能であり、しかもボルトよりも軽量で安
価であるから、必要な位置へ必要な数だけ取り付けるこ
とによって、シリンダヘッドカバー1を確実にシリンダ
ヘッド8に取り付けることができ、同時にガスケット7
によって確実な密封効果を奏することができる。更に、
弾性のあるクリップ13は、着脱がきわめて容易である
から、シリンダヘッドカバーの周囲に隙間が少ない状態
でも、周囲のどの方向の隙間からでも手又は工具を入れ
て、簡単にフランジ部に着脱することができる。
【0022】図示実施例においては、ガスケット7を取
り付ける溝6をシリンダヘッドカバー1のフランジ部2
の下面に形成しているが、この溝をシリンダヘッド8の
フランジ部9の上面に形成して、それによってガスケッ
ト7を支持してもよいことは言うまでもない。但し、こ
の場合でも、ガスケット7及び溝6の中心線をクリップ
13の係合部14及び15の中心線と実質的に一致させ
ることは、図示実施例の場合と同様である。また、本発
明においては、図示実施例のようにフランジ部2に形成
した突条4を必須のものとする訳ではないが、もし突条
4を設ける場合には、図示実施例とは反対に、それをシ
リンダヘッド8のフランジ部9の上面側に形成してもよ
いことは言うまでもない。要するに、シリンダヘッドカ
バー1とシリンダヘッド8との合わせ面の間に、ガスケ
ット7の周囲において、微小な隙間12が形成されるよ
うにすればよい。
り付ける溝6をシリンダヘッドカバー1のフランジ部2
の下面に形成しているが、この溝をシリンダヘッド8の
フランジ部9の上面に形成して、それによってガスケッ
ト7を支持してもよいことは言うまでもない。但し、こ
の場合でも、ガスケット7及び溝6の中心線をクリップ
13の係合部14及び15の中心線と実質的に一致させ
ることは、図示実施例の場合と同様である。また、本発
明においては、図示実施例のようにフランジ部2に形成
した突条4を必須のものとする訳ではないが、もし突条
4を設ける場合には、図示実施例とは反対に、それをシ
リンダヘッド8のフランジ部9の上面側に形成してもよ
いことは言うまでもない。要するに、シリンダヘッドカ
バー1とシリンダヘッド8との合わせ面の間に、ガスケ
ット7の周囲において、微小な隙間12が形成されるよ
うにすればよい。
【図1】本発明の好適な実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の要部の構造を示すII−II断面図である。
1…合成樹脂製のシリンダヘッドカバー 2…シリンダヘッドカバーのフランジ部 3…溝 4…突条 5…大部分の下面 6…ガスケット用の溝 7…ガスケット 8…シリンダヘッド 9…シリンダヘッドのフランジ部 10…溝 11…上面 12…隙間 13…Ω型形状の弾性のあるクリップ 14,15…クリップの係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 浩一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 村松 完昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 周囲にフランジ部を備えている合成樹脂
製のシリンダヘッドカバーと、該シリンダヘッドカバー
の前記フランジ部に対応して周囲にフランジ部を備えて
いるシリンダヘッドとを、密封状態を維持しながら着脱
可能に結合するために、前記シリンダヘッドカバーのフ
ランジ部の上面に溝を形成し、この溝と前記シリンダヘ
ッドのフランジ部の下面とを橋絡するように、弾性のあ
るクリップの両端の係合部をそれらに係合させることに
より、前記シリンダヘッドに対して前記シリンダヘッド
カバーを着脱可能に結合すると共に、前記2つのフラン
ジ部が対向する合わせ面の間に帯状のガスケットを設け
て、該ガスケットの中心線が、前記クリップの両端の係
合部の共通の中心線と概ね一致するように、前記ガスケ
ットと、少なくとも複数個の前記クリップの両端の係合
部とを位置決めしたことを特徴とする、内燃機関用合成
樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記クリップの数
と、それらを取り付ける位置を予め設定すると共に、前
記フランジ部に設ける前記溝の長さを、前記クリップの
1個の係合部の幅を受け入れ得るだけの大きさとしたこ
とを特徴とする、内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッド
カバーの取り付け構造。 - 【請求項3】 請求項1において、前記クリップの数
と、それらを取り付ける位置を予め特定することなく、
前記フランジ部に設ける前記溝の長さを前記フランジ部
の周縁に沿って長く形成したことを特徴とする、内燃機
関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記フランジ部の合わせ面のいずれかの周縁部に微小な
高さを有する突条を形成することによって、前記ガスケ
ットの周囲の前記合わせ面に微小な隙間を形成したこと
を特徴とする、内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカ
バーの取り付け構造。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記クリップの端部の係合部の位置が、前記フランジ部
の溝の位置及び形状によって自動的に位置決めされるよ
うに構成したことを特徴とする、内燃機関用合成樹脂製
シリンダヘッドカバーの取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001128169A JP2002322944A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001128169A JP2002322944A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002322944A true JP2002322944A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18976914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001128169A Pending JP2002322944A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 内燃機関用合成樹脂製シリンダヘッドカバーの取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002322944A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009089242A2 (en) * | 2008-01-07 | 2009-07-16 | Federal-Mogul Corporation | Vehicle engine and snap-on engine cover assembly therefor and method of assembly of the cover assembly to the engine |
EP2818653A1 (de) * | 2013-06-25 | 2014-12-31 | Dichtungstechnik G. Bruss GmbH & Co. KG | Rückschlagventil für einen Ölrücklauf in der Kurbelgehäuseentlüftung eines Verbrennungsmotors |
US10247068B2 (en) | 2013-06-25 | 2019-04-02 | BRUSS Sealing Systems GmbH | Oil separating module in the crankcase ventilation system of a combustion engine |
-
2001
- 2001-04-25 JP JP2001128169A patent/JP2002322944A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009089242A2 (en) * | 2008-01-07 | 2009-07-16 | Federal-Mogul Corporation | Vehicle engine and snap-on engine cover assembly therefor and method of assembly of the cover assembly to the engine |
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JP2011508852A (ja) * | 2008-01-07 | 2011-03-17 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 車両エンジンおよびスナップ式のエンジンカバーアセンブリ、およびエンジンに対するカバーアセンブリの組立方法 |
KR101510139B1 (ko) | 2008-01-07 | 2015-04-08 | 페더럴-모걸 코오포레이숀 | 차량 엔진 및 차량 엔진용 스냅 결합식 엔진 커버 조립체 및 엔진 커버 조립체를 차량 엔진에 조립하는 방법 |
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US9416695B2 (en) | 2013-06-25 | 2016-08-16 | BRUSS Sealing Systems GmbH | Non-return valve for an oil return in the crankcase ventilation system of a combustion engine |
US10247068B2 (en) | 2013-06-25 | 2019-04-02 | BRUSS Sealing Systems GmbH | Oil separating module in the crankcase ventilation system of a combustion engine |
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