JPH0277404A - 冷媒輸送用ゴム材料 - Google Patents

冷媒輸送用ゴム材料

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JPH0277404A
JPH0277404A JP22853088A JP22853088A JPH0277404A JP H0277404 A JPH0277404 A JP H0277404A JP 22853088 A JP22853088 A JP 22853088A JP 22853088 A JP22853088 A JP 22853088A JP H0277404 A JPH0277404 A JP H0277404A
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JP
Japan
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ethylene
ethyl acrylate
chlorosulfonated
copolymer
rubber
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Application number
JP22853088A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Ishida
石田 良昭
Katsunari Okayama
克成 岡山
Tatsuji Nakagawa
中川 辰司
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は冷媒および冷媒ガスの透過が少ない冷媒輸送用
ゴム材料に関するものである。
更に詳しくは、自動車用クーラー等冷凍関係のホース、
パツキン材料に関する。
[従来の技術] 冷媒輸送用ゴム材料の代表的なものとして、自動車のク
ーラーホースがある。かかるクーラーホースに対する要
求性能としては、冷媒(フロン)および冷媒ガス(フロ
ンガス)の透過が少ないこと(低フロンガス透過性)、
耐圧性等が有り、これらは例えばJ A S O(Ja
panese AutomobileStandard
 Orgnlzatlon) M 321−77 (自
動車冷凍装置用ホース)に規格化されている。
従来、クーラーホース用ゴム材料として、アクリロニト
リル−ブタジェン共重合体ゴム(N B R)の耐油性
ゴムが広く利用されている。
ところが近年、冷媒として利用されるフロンは成層圏中
のオゾンを破壊し、地表に達する紫外線量を増大させ、
皮膚癌の発生率を上昇させること及び、対流圏中のフロ
ンガスが地表からの放熱を阻害()H室効果)すること
が、問題視されるようになってきた。そのため、従来ク
ーラーホース用ゴム十」料として用いられてきたNBR
よりもさらにフロンガス透過か小さいゴム材料か求めら
れている。
一般にクロロスルホン化ポリエチレンの塩素含aを増せ
ばフロンガス透過は小さくなることが知られている。し
かしながら要求されている良好な低フロンガス透過性を
得るためにはクロロスルホン化ポリエチレンの塩素1を
著しく増加させなければならない。その際、該クロロス
ルホン化ポリエチレンは、塩素の凝集力のためゴム弾性
を失い硬い樹脂状のポリマーとなってしまう。従って該
クロロスルホン化ポリエチレンを自動車クーラーホース
のゴム祠料として使用した場合、ホースとして必要な可
撓性(耐寒性)を失ってしまい、使用出来ない。
先に我々は、クロロスルホン化エチレン・α−オレフィ
ン共重合体からなる冷媒輸送用ゴム材料がフロンガス透
過が小さく、しかも可撓性(耐寒性)が良好であること
を見出した(特願昭63−159498)。しかしなが
ら、クロロスルホン化エチレン・α−オレフィン共重合
体からなる冷媒輸送用ゴ云祠料でも、まだフロンガス透
過が十分小さくないことかわかった 従って、優れたゴ
ム弾性を何するクロロスルホン化ポリエチレンと同じ塩
素含量でもフロンガス透過が著しく小さく、しかも優れ
た可撓性(ゴム弾性)を有する新規な冷媒輸送用ゴム祠
料が強く求められている。
[発明が解決しようとする課題] 即ち、本発明の目的とするところは、フロンガス透過が
十分に小さいと同時にホースとして必要な可撓性を−9
する冷媒輸送用ゴム材料を提供することである。
[課題を解決するための手段〕 本発明者らは、かかるゴム材料の開発について鋭意検討
を行った結果、エチレン−エチルアクリレート共重合体
を原料として塩素化及びクロロスルホン化して得られる
クロロスルホン化エチレン−エチルアクリレート共重合
が上記の目的を達する材料であることを見出し本発明を
なすに至ったものである。
即ち、本発明は、共重合成分が構造式[1コで示される
エチレン共重合体を、塩素化及びクロロスルホン化した
クロロスルホン化エチレン共重合体からなる冷媒輸送用
ゴム材料である。
[作用] 本発明のクロロスルホン化エチレン共重合体はエチレン
共重合体を原料として塩素化及びクロロスルホン化して
得られるものをいう。
本発明のエチレン共重合体にはエチレン−、エチルアク
リレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重
合体、エチレン−イソブチルアクリレ−1・共重合体、
エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル
酸共重合体などがある。
特に好ましいエチレン共重合体としては、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体である。
エチレンと共重合するエチルアクリレート含量は5〜4
0wt%であるものが好ましく、特に好ましくは10〜
35vt%である。
エチルアクリレート含量が5wt%未満のエチレン−エ
チルアクリレート共重合体を原料として用いたクロロス
ルホン化エチレン−エチルアクリレート共重合体では、
望むべき低フロンガス透過性を得ることが出来ない。又
エチルアクリレート含量が40wt%を越えるエチレン
ー二チルアクリレート共重合体を原料として用いたクロ
ロスルホン化エチレンー二チルアクリレート共重合体は
、低フロンガス透過性は得られるがゴムとして必要な強
度が得られない。
本発明のクロロスルホン化エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体に含まれる塩素含量は、30νt%〜45v
t%であるものが好ましい。
塩素含はが30wt%未満のクロロスルホン化エチレン
ー二チルアクリレート共重合体では、望むべき低フロン
ガス透過性を得ることが出来ない。
また、塩素含量が45vt%を越えるクロロスルホン化
エチレン−エチルアクリレート共重合体では、望むべき
低フロンガス透過性は得られるが、ゴムホースとして必
要な可撓性を失ってしまう。
特に好ましくは、30wt%〜43i%である。
本発明のクロロスルホン化エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体に含まれる硫黄含量は架橋点として働<−5
02C1基の量を示す尺度であり、0.3〜2.5wt
%のものが好ましい。特に好ましくは、0.5〜1.5
vt%である。
本発明のクロロスルホン化エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体を合成する方法は、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体を原料としラジカル発生剤を触媒として
、塩素ガスと亜硫酸ガス、塩素ガスと塩化スルフリルあ
るいは塩化スルフリルを(11独で反応させる方法が一
般的合成法である反応は溶液に溶解させた均−系で行う
もの、溶液に懸濁させた不均一系で行うもの、あるいは
気111に遊離させた不均一系で行うものなどがある。
但し原料となるエチレン−エチルアクリレート共重合体
を溶媒に溶解させて行う均−系のものが、フロンガス透
過性の十分に小さいクロロスルホン化エチレン−エチル
アクリレート共重合体を得る方法としてはより優れた方
法で、望ましい。この際、溶媒としては四塩化炭素、ク
ロロホルム、モノクロルベンゼン、テトラクロルエタン
等のハロゲン化反応に不活性な溶媒が用いられる。
クロロスルホン化エチレン−エチルアクリレート共重合
体は他の配合剤、たとえば加硫剤、加硫促進剤、補強剤
、充填剤、加工助剤、軟化剤、老化防止剤とともに、加
硫されて用いられる。
加硫剤、加硫促進剤としては、マグネシア、酸化カルシ
ウム、水酸化カルシウム、ジペンタメチレンチウラムテ
トラスルフィド(TRA)、テトラメチルチウラムジス
ルフィド(TT) 、エチレンチオ尿素(#22)、マ
レイミド類、過酸化物などがある。
[発明の効果] 本発明によりy3られる冷媒輸送用ゴム材料は、フロン
ガス透過が十分に小さく、しかもホースとして必要な可
撓性を有している。このため、自動車のクーラーホース
のようにフロンガス透過が十分に小さい特性を要求する
分野におけるクーラーホースとして好適である。
[実施例] 次に実施例にもとづき本発明をさらに詳しく説明するが
これらは本発明の理解を助けるための例であって、本発
明はこれらの実施例により何等の制限を受けるものでは
ない。
なおこれらの実施例で用いた値は以下の測定法に学拠し
て得られたものである。
メルトインデックス :  J I S  K 721
0密度 :  J I S  K 7112塩素、硫黄
 : 燃焼フラスコ法 フロンガス(R−22)透過試駆は、異圧法と同圧法2
種類の測定法で行い、フロンガス透過率(Q)及びフロ
ンガス透過係数(P)を求めた。
異圧法は、ASTM D−1434−75Mに基づいた
測定方法で以下に示す。
厚さ600μmのゴムシートを30℃の恒温hツ内に設
置した透過セルに取付けた。セルの一方は1気圧のフロ
ンガス(R−22)を充填し、他方は真空にして放置し
た。一定時間の透過フロンガス計をその圧力変化より求
めた。
次に同圧法を示す。
厚さ600umのゴムシートを80℃の恒温槽内に設置
した透過セルに取付けた。セルの一方は1気圧のフロン
ガス(R−22)を充填し、他方は1気圧のヘリウムガ
スを充填して、6時間放置した。他方のヘリウムガスを
ガスクロマトグラフィーに導入し、一定時間の透過フロ
ンガス量を直接定温して求めた。
ゴムの可撓性は、ゴムを表−1に示す配合処方でロール
混練、150’CX40分間加圧、加熱して?!lた加
硫ゴムシートを折曲げて判断した。
(実施例−1) エチレン−エチルアクリレート共重合体(日本ユニカー
−製 DPDJ−6169,メルトインデックス6.0
g/10分、密度0.940g/(c、エチルアクリレ
ート含m18wt%)700gを四塩化炭素に溶解の後
、ラジカル発生剤としてのα、α゛−アゾビスイソブチ
ロニトリル1.89g、助触媒としてのピリジン0.0
4gとともに塩化スルフリル1497gと反応させる。
反応の終了後、液中に残存する酸分を除いたのち安定剤
として2,2′−ビス(4−グリシジルオキシフェニル
)プロパン12.9gを添加した。
常法によりドラムドライヤーに溶液をフィードして、生
成物を溶媒と分離した。
分析の結果、このクロロスルホン化エチレン−エチルア
クリレート共重合体は、3560νt%の塩素含量と1
.01wt%の硫黄含量であった。このクロロスルホン
化エチレン−エチルアクリレート共重合体を表−1に示
す配合処方で、ロール上で混練してゴム配合組成物を調
整した。次いで150℃で40分間加圧、加熱して、フ
ロンガス透過試験用シートを得た。
表−1配合処方 フロンガス測定(異圧法、同圧法)で得たフロンガス透
過率及びフロンガス透過係数を表−2に示した。
本発明のクロロスルホン化エチレン−エチルアクレート
共重合体は、フロンガス(R−22)透過か十分小さい
ことを示している。NBRやクロロスルホン化ポリエチ
レンと比較しても、フロンガス透過が著しく小さかった
。又該クロロスルホン化エチレンー二チルアクリレート
共重合体配合物の可撓性も良好であった。即ち、本発明
のクロロスルホン化エチレンーエチルアクレリート共重
合体は、優れたゴム弾性を有するクロロスルホン化ポリ
エチレンと同じ塩素含量でフロンガス透過か著しく小さ
く、しかも優れたゴム弾性を有する、新規な冷媒輸送用
ゴム材料であった。
(実施例−2) エチレン−エチルアクリレート共重合体(ロ本ユニカー
味製 DI’DJ−6169,メルトインデックス6.
0g/10分、密度0.940g/cc、エチルアクリ
レート含fit18wt%)700gを原料として、実
施例−1と同様の方法で塩素化及びクロロスルホン化し
た。但し、塩化スルホニル1778gと反応させた。反
応終了後も実施例−1と同様の方法で生成物を溶媒と分
離した。
分析の結果、このクロロスルホン化エチレン−エチルア
クリレート共重合体は、塩素含量39.0wt%、硫黄
含量1.05wt%であった。
実施例−1と同様の方法でフロンガス透過試験用シート
を得て、7411+定を行った。フロンガス透過率及び
フロンガス透過係数を表−2に示した。
フロンガス透過が十分に小さく、しかもその配合物の可
撓性も良好であった。
(比較例−1〜2) 実施例−1と同じエチレン−エチルアクリレート共重合
体を原料として、クロロスルホン化エチレン−エチルア
クリレート共重合体を得た。但し、比較例−1は塩素含
量28.8νt96、比較例−2は塩素含量50.2v
t%である。
フロンガス透過率及びフロンガス透過係数を表−2に示
した。
比較例−1は、フロンガス透過が大きく自動車クーラー
ホース用ゴム材料として使用出来ない。
比較例−2は、良好な低フロンガス透過性を示すが、可
撓性が著しく悪い。
(比較例−3〜4) 比較例−3は、高密度ポリエチレン(メルトインデック
ス 5.3g/分、密度 0.963g/cc)、比較
例−4は、エチレン−ブテン1共重合体(エチレン/ブ
テン1の比92/8、メルトインデックス3.0g/分
、密度0.905g/ c c )を原料として、実施
例−1と同様の方法で塩素化およびクロロスルホン化し
、クロロスルホン化エチレン共重合体を得た。
実施例−1と同様の方法でフロンガス透過試験用シート
を得て71111定を行い、その結果を表−2に示した
フロンガス透過率及びフロンガス透過係数ともに大きく
、良好な低フロンガス透過性ゴム祠料でない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)共重合成分が構造式[1]で示されるエチレン共重
    合体を、塩素化及びクロロスルホン化したクロロスルホ
    ン化エチレン共重合体からなる冷媒輸送用ゴム材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [1] (但し、R_1、R_2、 R_3、R_4は水素 又は置換基)
JP22853088A 1988-09-14 1988-09-14 冷媒輸送用ゴム材料 Pending JPH0277404A (ja)

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