JPH0275661A - ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装

Info

Publication number
JPH0275661A
JPH0275661A JP22648588A JP22648588A JPH0275661A JP H0275661 A JPH0275661 A JP H0275661A JP 22648588 A JP22648588 A JP 22648588A JP 22648588 A JP22648588 A JP 22648588A JP H0275661 A JPH0275661 A JP H0275661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
polyphenylene ether
polyamide resin
component
elastomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22648588A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ota
佳生 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP22648588A priority Critical patent/JPH0275661A/ja
Publication of JPH0275661A publication Critical patent/JPH0275661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービ
ル外装に関するものである。
[従来の技術] スノーモービルの外装は、−数的にFRPのような熱硬
化樹脂が使用されている。しかし、今日生産性の良い熱
可塑樹脂が強く望まれている。そして この熱可塑樹脂
は、寒冷地で使用するため低温耐衝撃性の優れた性能を
有し、かつ耐熱性。
剛性も優れていなければならない。
この熱可塑樹脂として 最も適当なものは、ポリアミド
樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、エラストマーから
成る樹脂組成物である。この組成物の提案は、種々提案
されている。
例えば、特開昭57−10642号、USP4、 31
5. 086号、 USP   4. 421. 89
2号、USP  4,600.741号、特開昭61−
204261号、特開昭61−204262号、特開昭
62−151456号、特開昭62−88850号、特
開昭62−273254号、特開昭63−10656号
、特開昭63−33471号、特開昭63−10145
2号、特開昭63−146948号などが挙げられる。
しかし、これらの組成物は、特に低温耐衝撃性の点でい
まだ十分なものはない。
また、この組成物は、ノリルGTX (GE社)が自動
車外板材料として既に上布されている。この組成物の特
徴は、プラスチックエージ、2月号。
160〜163ページ(1986)に紹介されており、
ノリルGTX910の一30℃における衝撃強度は、約
13kg−cm/cm、熱変形温度(4,6kg/cm
2荷重)で示される耐熱性は、190℃である。そして
この組成物の相構造は、ポリアミド樹脂の連続相にポリ
フェニレンエーテル樹脂が分散し、更にポリフェニレン
エーテル樹脂にエラストマーが分散した。いわば海−島
一湖的な特徴のある形態であり、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂の分散粒子は、2〜4μmの粒子°径であること
が東海シンポジウム”マテリアルキャラクタリゼーショ
ンと材料設計”、高分子学会東海支部主催、講演要旨集
、53〜58ページ(1987年1月)に記載されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、耐衝撃性、特に低温耐衝撃性、及び耐熱性1
曲げ弾性率に優れたポリアミド樹脂組成物を用いたスノ
ーモービル外装を得ることである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、上記問題点に鑑み、鋭意検討の結果、ポリ
アミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂およびエラス
トマーよりなる樹脂紙酸物において、ポリフェニレンエ
ーテル樹脂を特定の粒径で分散させることにより、上記
問題点が解決されることを見い出し、本発明を完成させ
るに至った。
即ち、本発明は、 (a)ポリアミド樹脂、 (b)ポ
リフェニレンエーテル樹脂、 (c)エラストマーを含
有する組成物であって、ポリアミド樹脂が連続相をなし
、該ポリアミド樹脂中に分散したポリフェニレンエーテ
ル樹脂の分散相の直径が0゜6μm以下であることを特
徴とするポリアミド樹脂組成物をもちいた自動車外板材
料を提供するものである。
本発明において(a)成分として用いられるポリアミド
樹脂とは、通常の射出成形に用いられる公知のポリアミ
ド樹脂でよく、主鎖中に−CONH−結合を有する重合
体であり、加熱溶融できるものである。その代表的なも
のとしては、4−ナイロン、6−ナイロン、6,6−ナ
イロン、4゜6−ナイロン、 12−ナイロン、 6,
10−ナイロン、テレフタル酸および/またはイソフタ
ル酸とへキサメチレンジアミンからのポリアミド、テレ
フタル酸とトリメチルへキサメチレンジアミンからのポ
リアミド、アジピン酸とメタキシリレンジアミンからの
ポリアミド、テレフタル酸と4゜41−ジアミノジシク
ロヘキシルメタンからのポリアミドなどが挙げられる。
これらの中で、特に6−ナイロン、6,6−ナイロンが
好適である。
本発明に於て、 (b)成分として用いられるポリフェ
ニレンエーテル樹脂とは、 次の一般式 %式%() (式中R1、R2、R3、R4、R5、R6は、同一の
または異なるtert−ブチル基を除く炭素数1〜4の
アルキル基、アリール基、水素、ハロゲンなどの一価の
残基であり、RIl、R6は同時に水素ではない、 ) を繰り返し単位とし、構成単位が(1)または(1)お
よび(n)からなる単独重合体あるいは共重合体、およ
び該重合体にスチレンなどをグラフト重合させたグラフ
ト共重合体などである。還元粘度(0,5g/dl、 
 クロロホルム溶液、30℃、測定)は、0.15〜0
.70の範囲、より好ましくは、0.20〜0.60の
範囲である。
その具体例としては、ポリ(2,6−シメチルフエニレ
ンー1.4−エーテル)、ポリ(2,6−ジエチルフェ
ニレン−1,4−エーテル)、ボリ (2,6−シクロ
ルフエニレンー1. 4−エーテル)、ポリ(2,6−
ジブロムフェニレン−1゜4−エーテル)、ポリ(2−
メチル−6−エチルフェニレン1,4−エーテル)、ポ
リ(2−クロル−6−メチルフェニレン−1,4−エー
テル)、ポリ(2−メチル−6−クツプロピルフェニレ
ン−1,4−エーテル)、ポリ(2,6−ジーn−プロ
ピルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−クロ
ル−6−プロムフエニレンー1,4−エーテル)、ポリ
(2−クロル−6−エチルフェニレン−1,4−エーテ
ル)、ポリ(2−メチルフェニレン−1,4−エーテル
)、ポリ(2−クロルフェニレン−1,4−エーテル)
、ポリ(2−フェニルフェニレン−1,4−エーテル)
、ポリ(2−ブロム−6−フェニルフェニレン1,4−
エーテル)など、それらの共重合体及びそれらのスチレ
ン系化合物グラフト共重合体である。
本発明で(c)成分として用いることができるエラスト
マーは、耐衝撃性を向上させるためのものであり、0℃
以下のガラス転移点を有する、室温でエラストマー状の
物質である。
例えば、ポリブタジェン、スチレン−ブタジェン共重合
体、スチレン−イソプレン共重合体、アクリロニトリル
−スチレン−ブタジェン共重合体、エチレン−α−オレ
フィン共重合体、エチレン−α−オレフィン−ポリエン
共重合体、アクリルゴム、ポリイソプレンなどのゴム質
重合体、さらにスチレン−ブタジェンブロック共重合体
、スチレン−イソプレンブロック共重合体、水素化スチ
レン−ブタジェンブロック共重合体、不チレングラフト
エチレンープ口ピレンエラストマー、エチレン系アイオ
ノマー樹脂などの熱可塑性エラストマーがあり、またこ
れらの重合体を、カルボキシル基、酸無水物基、エポキ
シ基、ヒドロキシル基、アミノ基などで変性したもので
もよい。
好ましいエラストマーとしては、スチレン−ブタジェン
共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、スチレ
ン−ブタジェンブロック共重合体、水素化スチレン−ブ
タジェン共重合体などが挙げられ、これらをカルボキシ
ル基、酸無水物基、エポキシ基などで変性したものが、
より好ましい。
スチレン−ブタジェンブロック共重合体およびスチレン
−イソプレンブロック共重合体には、AB型、ABA型
、ABAテーパー型、ラジアルテレブロック型の構造を
有するものなどが含まれる。
本発明の樹脂組成物においては、ポリアミド樹脂、ポリ
フェニレンエーテル樹脂、エラストマーを含有する組成
物であって、ポリアミド樹脂が連続相をなし、該ポリア
ミド樹脂中に分散したポリフェニレンエーテル樹脂の分
散相の直径が0. 6μm以下であれば、樹脂成分の組
成比は限定されることはない。
好ましい樹脂成分の組成比は、ボリアくド樹脂の配合量
が、40〜80wt%、より好ましくは45〜65wt
%の範囲である。40wt%未満では、ポリアミド樹脂
が連続相を形成しにくくなり、耐油性の低下をもたらす
ことがあるので好ましくない、80wt%をこえると、
吸湿性が増加するので好ましくない。
ポリフェニレンエーテル樹脂の配合量は、好ましくは1
0〜50wt%、より好ましくは15〜45wt%の範
囲である。
10wt%未満では、寸法安定性が悪くなるので好まし
くない。
50wt%をこえると、成形加工性が低下するので好ま
しくない。
、エラストマーの配合量は、好ましくは10〜35wt
%、より好ましくは15〜25wt%の範囲である。
35wt%をこえると、剛性が低下するので好ましくな
い。
本発明に樹脂組成物の分散構造は、四酸化オスミウムお
よび/または四酸化ルテニウムによる染色固定法で調製
された超薄切片を透過型電子顕微鏡で観察できる1本発
明の分散構造はポリアミド樹脂が連続相であり、ポリフ
ェニレンエーテル樹脂が分散相を形成するものである。
本発明の樹脂組成物におけるポリフェニレンエーテル樹
脂分散相の直径は、ポリフェニレンエーテル樹脂分散相
の大部分が0. 6μm以下である。
0.6μmを越える粒子が数多くなると、耐衝撃性が低
下する。
本発明の樹N 1/A jIIt物におけるポリフェニ
レンエーテル樹脂分散相が大部分0.6μm以下の樹脂
組成物を用いたスノーモービル外装は、エラストマーが
部分水添スチレン−ブタジェンブロック共重合体の場合
 −30℃アイゾツト強度 31kg−0m7cm、熱
変形温度 172℃、曲げ弾性率 18300 k g
 / c m 2  と0.6μmを越える粒子が多い
ものと比べて優れた性能を示している。
ポリフェニレンエーテル樹脂分散相の測定は、写真倍率
10000倍で実施し、楕円形のときはその長径および
長径の中央に垂線をたて、楕円体との交点間の距離を短
径として測定し、式 D=(長径+短径)/2 から求めたDを分散相の直径とする。
本発明の樹脂組成物の製造法としては、ポリフェニレン
エーテル樹脂に、カルボン酸およびその誘導体基または
エポキシ基を結合させた変性ポリフェニレンエーテル樹
脂と、エラストマーに、カルボン酸およびその誘導体基
またはエポキシ基を結合させた変性エラストマーとを、
ポリアミド樹脂に溶融混練する方法が好ましい。
本発明において、好ましく用いられる変性ポリフェニレ
ンエーテル樹脂は、例えば、ポリフェニレンエーテル樹
脂にラジカル発生剤の存在下、カルボン酸およびその誘
導体基またはエポキシ基を有する1、2−1換オレフィ
ン化合物を反応させることにより得られる。
ポリフェニレンエーテル樹脂と反応させるカルボン酸基
、酸無水物基またはエポキシ基を有する1、2−置換オ
レフィン化合物の具体例としては、無水マレイン酸、マ
レイン酸、無水イタコン酸、フマル酸、無水メチルナジ
ック酸、無水ジクロロマレイン酸、アクリル酸、メタク
リル酸、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。
ラジカル発生剤は、公知の有機過酸化物、ジアゾ化合物
類を表し、具体例としては、ベンゾイルパーオキサイド
、ジクミルパーオキサイド、し−ブチルパーオキサイド
、クメンハイドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどが挙げられる。これらラジカル発生剤は二
種以上組み合わせて使用することもできる。
本発明に用いられる変性ポリフェニレンエーテル樹脂の
製造法は1本発明を実施する上で制限されるものではな
く、例えば次の方法を用いることができる。
1)特公昭52−30991号公報、特公昭52−19
864号公報に開示されるように、ポリフェニレンエー
テル樹脂を含む溶液にラジカル発生剤の共存、下でカル
ボン酸基、酸無水物基またはエポキシ基を有する1、2
−R換オレフィン化合物を加え、50〜200℃の温度
で数十分〜数時間攪拌する方法。
2)特公昭59−11605号公報に開示されるように
、実質的に溶媒を含まない系または少量の溶媒を含む系
で、溶融混練下に各成分を接触させる方法。
本発明において、好ましく用いられる変性エラストマー
は、例えば、エラストマーにラジカル発生剤の存在下、
カルボン酸およびその誘導体基またはエポキシ基を有す
る1、2−置換オレフィン化合物を反応させることによ
り得られる。
エラストマーと反応させるカルボン酸基、酸無水物基ま
たはエポキシ基を有する1、2−1換オレフィン化合物
の具体例としては、無水マレイン酸、マレイン酸、無水
イタコン酸、フマル酸、無水メチルナジッ5.り酸、無
水ジクロロマレイン酸、アクリル酸、 メタクリル酸、グリシジルメタクリレート等が挙げられ
る。
ラジカル発生剤は、公知の有機過酸化物、ジアゾ化合物
類を表し、具体例としては、ベンゾイルパーオキサイド
、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド
、クメンハイドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどが挙げられる。これらラジカル発生剤は二
種以上組み合わせて使用することもできる。
本発明に用いられる変性エラストマーの製造法は、本発
明を実施する上で制限されるものではない。
本発明の樹脂組成物には、その成形性、物性を損なわな
い範囲に於て、他の成分、例えば顔料、染料、補強剤、
充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、核剤、滑剤、
可塑剤、帯電防止剤、他の重合体等を任意の製造・成形
過程において添加することができる。
本発明の樹脂組成物は、一般の高分子物質の混合にもち
いられる各種混合装置により、溶融状態で混合すること
により調整できる。それらの混合装置として好適なもの
は、例えば−軸または多軸のスクリュー型押出機、ミキ
シングロール、バンバリーミキサ−、ニーダ−、ブラベ
ンダー等の混合装置が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、従来公知の任意の成形加工方法
、例えば射出成形法、押出成形法などによって各種形状
の成形物に容易に加工できる。
[作 用] 本発明ポリアミド樹脂組成物は、分散相のポリフェニレ
ンエーテル樹脂の粒径が0. 6μm以下であると、耐
衝撃性、特に低温耐衝撃性、及び耐熱性、曲げ弾性率に
優れ、ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外
装が得られる。
[実施例] 以下に、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。側車「部」は「重量
部」を示す。
尚、実施例中の樹脂組成物の物性測定はつぎの方法で行
った。
1)耐衝撃性 1/8”厚みのノツチ付き試験片を用い、23℃、絶乾
状態にて、ASTM  D−256により、アイゾツト
衝撃強度を測定した。
2)耐衝撃性 1 / 8 ”厚みのノツチ付き試験片を用い、−30
℃、絶乾状態にて、ASTM  D−256により、ア
イゾツト衝撃強度を測定した。
3)熱変形温度 1 / 8 ”厚みの射出成形片を用い、ASTMD−
638により、4.6kg/cm2における熱変形温度
を測定した。
4)剛性 178”厚みの射出成形片を用い、ASTMD−790
−80により、曲げ弾性率を測定した。
[実施例1] (a)、無水マレイン酸変性ポリフェニレンエーテル樹
脂の製造 数平均重合度140のポリ(2,6−シメチルフエニレ
ンー1,4−エーテル)(以下PPE)100部に対し
、ジ−t−ブチルパーオキサイド1部および無水マレイ
ン酸3部を、室温下でトライブレンドした後、 (池貝
鉄工ml)口径65mmφ、L/D=30の同方向回転
式のベント付き二軸押出機を用い、シリンダー温度30
0℃、スクリュー回転数7Orpmで溶融し、滞留時間
1分で押し出し、水冷した後、ペレット化し、無水マレ
イン酸変性ポリ(2,6−シメチルフエニレンー1,4
−エーテル)(以下MPPE)を得た。
得られたMPPEのペレットをクロロホルムに溶解した
後、約10倍量のアセトン中に再沈して精製した。この
精製したMPPEを乾燥した後、50mgを採取し、ク
ロロホルムに溶解して厚さ約50μのキャストフィルム
を作成した6次いで、このフィルムを乾燥し、赤外分光
測定用試料とした。この試料中の無水マレイン酸との反
応に由来° する−(co)20−構造の存在を赤外吸
取スペクトルの1780cm−’付近の吸取ピークによ
り確認した。
(b)、無水マレイン酸変性エラストマーの調製部分水
添スチレン−ブタジェンブロック共重合体(シェル・ケ
ミカル・カンパニーml、Krato n  G 16
52.  スチレン含fi29%、5EBS型、ここで
Sは、スチレン、EBは、エチレンブチレンを表す、)
100重量部に対して1.2重量部の無水マレイン酸、
0. 3重量部のパーへキサ25B(日本油脂製)を均
一に混合した後。
二軸押出機(スクリュー径65mm;  L/D=30
、ベント付き)に供給し、ベントロから吸引して未反応
の無水マレイン酸を除去しながら、シリンダー温度26
0℃でマレイン酸付加反応を行った。この変性エラスト
マーを加熱減圧乾燥後、分析したところ無水マレイン酸
の付加量は、0. 6重量%であった。尚、無水マレイ
ン酸の付加流は。
ナトリウムメチラートによる通宝により求めた。
(c)1組成物の調製 ナイロン6.6(m化成工業(株)II、レオナ130
0s)、 (a)で得たMPPE30  部、 (b)
で得た無水マレイン酸変性エラストマー20部をトライ
ブレンドした後、シリンダー温度280℃に設定した同
方向回転二軸押出機(池貝鉄工(株)11、口径45m
mφ、L/D=33)を用いて溶融混練し、冷却した後
ペレット化して、ペレット状の樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物を、80℃で8時間乾燥した後、シリン
ダー温度290℃で射出成形し、物性測定用試験片を作
成した。
評価を表1に示した。
表1から明らかなようにアイゾツト強度は、−30℃に
於いても極めて優れ、かつ耐熱性、曲げ弾性率も優れて
いる。分散相のPPE粒径は、大部分0. 6μm以下
であった。
[比較例1] ナイロン6.6(m化成工業(株)製、レオナ1300
S)、PPE30  部、無水マレイン酸変性部分水添
スチレン−ブタジェンブロック共重合体20部をトライ
ブレンドし、実施例1と同様に実施した。
表1から明らかなように実施例1と比べてすべて劣って
いる。分散相゛のPPE粒怪は、約4.3μmであった
[比較例2] ナイロン6.6CM化成工業(株>*、レオナ1300
S)、MPPE30  部、部分水添スチレン−ブタジ
ェンブロック共重合体20部をトライブレンドし、実施
例1と同様に実施した。
表1から明らかなように実施例1と比べてすべて劣って
いる。分散相のPPE粒径は、約1.4μmであった。
[比較例3] ナイロン6.6(m化成工業(株)II、レオナ130
0S)、無水マレイン酸の付加量の少ないMPPE30
  部、無水マレイン酸変性部分水添スチレン−ブタジ
ェンブロック共重合体20部をトライブレンドし、実施
例1と同様に実施した。
表1から明らかなように実施例1と比べてアイゾツト強
度が劣っている。分散相のPPE粒径は、約2.0μm
であった。
[実施例2] エラストマーを変性エチレン−プロピレン共重合体(E
xxon  Exxelor  VA1803)に替え
、MPPEとナイロン6.6(旭化成工業(株)、レオ
ナ1300S)とを実施例1と同様に実施した。
表1から明らかなようにアイゾツト強度は、−30℃に
於いても極めて優れ、かつ耐熱性、曲げ弾性率も優れて
いる0分散相のPPE粒径は、大部分0. 6μm以下
であった。
【実施例3] エラストマーを変性エチレン−プロピレン共重合体(E
xxon  Exxelor  VA1803)にし、
MPPEとナイロン6(宇部興産、1013B)とを実
施例1と同様に実施した。
表1から明らかなようにアイゾツト強度は、−30℃に
於いても極めて優れ、かつ耐熱性1曲げ弾性率も優れて
いる6分散相のPPE粒径は、大部分0.6μm以下で
あった。
(以T−ネ臼) [発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、従来の材料
品に比べて、低温耐衝撃性が優れ、かつ耐熱性1曲げ弾
性率にも優れたボリア主ド樹脂組成物を用いたスノーモ
ービル外装を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリアミド樹脂、(b)ポリフェニレンエ
    ーテル樹脂(c)エラストマーからなる樹脂組成物であ
    つて、ポリアミド樹脂が連続相をなし、該ポリアミド樹
    脂中に分散したポリフェニレンエーテル樹脂の分散相の
    直径が0.6μm以下であることを特徴とするポリアミ
    ド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装。
  2. (2)(a)ポリアミド樹脂40〜80wt%、(b)
    ポリフェニレンエーテル樹脂10〜50wt%および(
    c)エラストマー10〜35wt%から成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のポリアミド樹脂組成
    物を用いたスノーモービル外装。
JP22648588A 1988-09-12 1988-09-12 ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装 Pending JPH0275661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22648588A JPH0275661A (ja) 1988-09-12 1988-09-12 ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22648588A JPH0275661A (ja) 1988-09-12 1988-09-12 ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0275661A true JPH0275661A (ja) 1990-03-15

Family

ID=16845839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22648588A Pending JPH0275661A (ja) 1988-09-12 1988-09-12 ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0275661A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5966452A (ja) 樹脂組成物
JPS63225655A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH07692B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS63113069A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH04136034A (ja) ポリフェニレンエーテル共重合体及びこれを含む樹脂組成物
JP2011057720A (ja) ポリフェニレンスルフィド系樹脂組成物及びその製造方法
JPH0275661A (ja) ポリアミド樹脂組成物を用いたスノーモービル外装
JP2855272B2 (ja) 難燃性ポリアミド樹脂組成物
JP2797001B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0269563A (ja) 強化ポリアミド樹脂組成物
JPH0273855A (ja) ポリアミド樹脂組成物を用いた自動車外板
JPS62129345A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH03153757A (ja) ポリフェニレンサルファイド系樹脂組成物
JPH0270752A (ja) ポリアミド樹脂組成物からなるヘルメット
JPH0273856A (ja) ポリアミド樹脂組成物を用いたホイールキャップ
JPH0275659A (ja) ポリアミド樹脂組成物からなる自動二輪車フエンダー
JPS62129351A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH04298565A (ja) ポリフェニレンエ―テル‐ポリエ―テルアミドブレンド
JPH0274444A (ja) 強化ポリアミド樹脂組成物よりなるワイパーアーム
JP3236687B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH06240130A (ja) 強化樹脂組成物
JP2557637B2 (ja) 耐衝撃性ポリアミド樹脂組成物およびその製法
JP2623299B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH0273857A (ja) ポリアミド樹脂組成物からなるガードレール
JPH024855A (ja) 耐衝撃性ポシアミド系樹脂組成物