JPS62129345A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS62129345A
JPS62129345A JP27031885A JP27031885A JPS62129345A JP S62129345 A JPS62129345 A JP S62129345A JP 27031885 A JP27031885 A JP 27031885A JP 27031885 A JP27031885 A JP 27031885A JP S62129345 A JPS62129345 A JP S62129345A
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JP
Japan
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weight
ethylene
unsaturated compound
component
pref
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Application number
JP27031885A
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English (en)
Inventor
Masaaki Motai
政明 馬渡
Toshihiro Shimamura
島村 俊裕
Hideji Tsuchikawa
土川 秀治
Shinichi Kimura
木村 慎一
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、加工性、耐衝撃性、耐熱性に優れた熱可塑性
樹脂組成物に関する。
b、従来の技術 ポリフェニレンエーテル系樹脂は1機械的性質、電気的
性質、耐熱性が優れており、しかも寸法安定性が良いな
どの性質を備えているため、広範囲な用途に適した樹脂
として注目されているが、成形加工性、耐衝撃強度が劣
ることが大きな欠点である。ポリフェニレンエーテル系
樹脂の成形加工性を改良するためにポリエステルを配合
することが特公昭51−21664号に提案されている
が、ポリフェニレンエーテル系樹脂とポリエステルは、
非常に相溶性が悪く、得られた樹脂組成物は機械的特性
に劣り(特にポリアミド、含有量が20%を越えると著
しく劣る)、該樹脂組成物の射出成形により得た成形品
は、非常に耐衝撃性の低いものであった。
又、上記樹脂組成物の耐衝撃性を改良すべくエクス1〜
マー成分としてエチレン−プロピレン系共重合体(以下
EPRと言う)を添加したが、耐衝撃性はほとんど改善
されなかった。
c6溌明が解決しようとする問題点 本発明者等は、加工性、耐衝撃性、耐熱性に優れた、広
範囲の用途に使用しつる樹脂組成物を得るへく鋭意検討
した結果、ポリフェニレンエーテル系樹脂とポリエステ
ルに、更にエポキシ基含有不飽和化合物および/または
アミノ基含有不飽和化合物で変性されたERRを配合す
ることにより、従来にない性能を有する樹脂組成物が得
られることを見い出しかかる知見に基づいて本発明に到
達した。
d9問題を解決するための手段 すなわち本発明は、 1、(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂4〜95重量
% (b)ポリエステル95〜4重量%および(C)エチレ
ン−α−オレフィン系共重合体1〜50重量%とから成
る組成物であって、(C)成分はエチレン−α−オレフ
ィン系共重合体上にエポキシ基含有不飽和化合物および
/またはアミノ基含有不飽和化合物で変性されたエチレ
ン−α−オレフィン系共重合体であることを特徴とする
熱可塑性樹脂組成物に関する。
本発明で用いる(、l)成分のポリフェニレンエーテル
系樹脂は一般式(1) で示される重合体をあられし、その具体例としては、ポ
リ(2,6−シメチルフエニレンー1゜4−エーテル)
、ポリ(2,6−ジエチルフェニレン−1,4−エーテ
ル)、ポリ(2,6−ジプロ11フェニレンー1,4−
エーテル)、ポリ(2−メチル−6−ニチルフエニレン
ー1゜4−エーテル)、ポリ (2−クロル−6−メチ
ルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル
−6イソプロピルフエニレンー1,4−エーテル)、ポ
リ(2,6−ジーn−プロピルフェニレン−1,4−エ
ーテル)、ポリ(2−クロル−6−プロムフエニレンー
1,4−エーテル)、ポリ(2−クロル−6−エチルフ
ェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチルフェ
ニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−クロルフェニ
レン−1,4−エーテル)、ポリ(2−フェニルフェニ
レン−1,4−エーテル)。
ポリ (2−メチル−6−フェニルフェニレン−1,4
−エーテル)、ポリ(2−ブロム−6−フェニルフェニ
レン−1,4−エーテル)、ポリ(2,4’ −メチル
フェニルフェニレン−1゜4−エーテル)など、それら
の共重合体及びそれらのスチレン系化合物クラフト共重
合体である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物におけるポリフェニレンエ
ーテル系樹脂の配合量は4〜95重量%であり、好まし
くは8〜60重世%、更に好ましくは10〜50重量%
である。ポリフェニレンエーテル系樹脂の量が4重量%
未満では耐熱性の改良に顕著な効果がみられず、ε〕5
重景重量越えろと加工性が劣る。
本発明に使用されるポリエステルとしては脂肪族ポリエ
ステル、芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステルな
どが使用される。好ましいポリエステルとしては、下記
一般式(II)式中nは整数であり、2,4.6を示す
。Arは’Q、Qσ′ 、!11 CH3O 及び芳香族にアルキル、ハロゲン、アルコキシ基等が直
接付加したもの。
で表わされるものであるがジカルボン酸成分とジオール
成分の縮合重合によって製造されたものである。
ジカルボン酸成分及びジオール成分は、」種又は2種以
上で使用される。
特に好ましいポリエステルは、ポリブチレンチレフタレ
ー1〜、ポリブチレンチレフタレ−1〜及びその変性品
である。
(b)成分の使用量は95〜4重量%であり、好ましく
は90〜35重に%、更に好ましくは85〜40重量%
である。(b)成分の使用量が95重米量を越えると耐
熱性の改良に顕著な効果がみられず、4重量%未満では
加工性が劣る。
本発明の(c)成分はエポキシ基含有不飽和化合物およ
び/またはアミノ基含有不飽和化合物で変性されたエチ
レン−α−オレフィン系共重合体であり、この中で特に
好ましいのは、エチレン−α−オレフィン系共重合体に
エポキシ基含有不飽和化合物および/またはアミノ基含
有不飽和化合物を共重合就中グラフト共重合したエチレ
ン−α−オレフィン系共重合体である。
ここで使用されるα−オレフィンは、炭素数3〜20個
を有する不飽和炭化水素化合物であり、具体例としては
、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−
1、ヘプテン−1,4−メチルブテン−1,4−メチル
ペンテン−1等が挙げられるが特に好ましくはプロピレ
ンである。又本発明の(c)成分にポリエン化合物を共
重合することも可能であるが、ポリエン化合物を共重合
しないものの方が加工性の点で好ましい。ここで使用さ
れるポリエン化合物としては、1,4−ペンタジェン、
1,5−へキサジエン、2−メチル−1,5−へキサジ
エン、3.3−ジメチル−1,5−へキサジエン、1゜
7−オクタジエン、1.9−デカジエン、6−メチル−
1,5−へキサジエン、1,4−へキサジエン、7−メ
チル−1,6−オクタジエン、9−メチル−1,9−ウ
ンデカン、イソプレン、1.3−ペンタジェン、1,4
.9−デカトリエン、4−ビニル−1−シクロヘキサン
、シクロペンタジェン、2−メチル−2,5−ノルボル
ナジェン、5−メチル−2−ノルボルネン、5−エチリ
デン−2−ノルボルネン、5−インプロピリデン−2−
ノルボルネン、5−インプロペニル−2−ノルボルネン
、ジシクロペンタジェン、1−ジシクロペンタジェン等
が挙げられる。
エチレンとα−オレフィンの重量比は95:5〜5:9
5、好ましくは95:5〜20:80、更に好ましくは
92:8−60:40、特に好ましくは85:15〜7
0 : 30である。
エチレンとα−オレフィンの重量比が20:80〜30
 : 70の範囲で特に加工性が良い。
エチレンとα−オレフィンの重量比が80=20〜70
 : 25の範囲で特に耐WI撃性が良い。
上記ポリエン化合物を用いた場合、ヨウ素価が2〜40
の範囲の(c)成分が使用される。
エチレン−α−オレフィン系共重合体のムーニー粘度(
ML、。、100℃)は、耐衝撃性の而から5〜200
の範囲であり、好ましくは、5〜100、更に好ましく
は5〜5oである。ムーニー粘度が10〜30の範囲で
特に耐衝撃性が良い。
又、エチレン−α−オレフィン系共重合体のシクロヘキ
サン不溶布量は、本発明の熱可塑性樹脂組成物の加工性
と耐衝撃性に影響を与え50重量%以下、好ましくは5
1i(14%以下である。
本発明の(c)成分において、変性に用いるエポキシ基
含有不飽和化合物、アミノ基含有不飽和化合物としては
次の化合物があげられる。
エポキシ基含有不飽和化合物としては、分子中にオレフ
ィンおよびエチレン系不飽和化合物と共重合しうる不飽
和基と、エポキシ基をそれぞれ有する化合物である。
例えば、下記一般式(■)、(l■)および(V)で表
わされるような不飽和グリシジルエステル類、不飽和グ
リシジルエーテル類、エポキシアルケン類、P−グリシ
ジルスチレン類などの不飽和エポキシ化合物である。
(Rはエチレン系不飽和結合を有する02〜18の炭化
水素基である。) (Rはエチレン系不飽和結合を有するC2〜18の炭化
水素基である。XはCH,−0−1(Rはエチレン系不
飽和結合を有するC2〜18の炭化水素基である。R′
水素またはメチル基である。) 具体的にはグリシジルアクリレ−1〜、グリシジルメタ
クリレート、イタコン酸グリシジルエステル類、ブテン
カルボン酸エステル類、アリルグリシジルエーテル、2
−メチルアリルグリシジルエーテル、スチレン−P−グ
リシジルエーテル、3,4−エポキシブテン、3,4−
エポキシ−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキシ
−1−ペンテン、3,4−エポキシ−3−メチルペンテ
ン、5,6−エボヤシー1−ヘキセン、ビニルシクロヘ
キセンモノオキシ1−2P−クリシジルスチレンなどが
挙げられる。これらは1種又は2種以上が使用できる。
アミノ基含有不飽和化合物としては、一般式%式%) rただし、式中R4は水素、メチル基、エチ゛lル基を
表わし、R2は水素、炭素数1〜12のアルキル基、炭
素数2〜12のアルカノイル基、炭素数6〜12のフェ
ニル基、炭素数6〜12のシクロアルキル基あるい(は
それらの誘導体類を示す。       )で表わされ
るアミノ基又は置換アミノ基の少なくとも1種を有する
ビニル系jl’−ff1体であり、具体例としてはアク
リル酸アミノエチル、アクリル酸プロピルアミノエチル
、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ア
ミノプロピル、メタクリル酸フェニルアミノエチル及び
メタクリル酸シクロへキシルアミノエチル等のアクリル
酸又はメタクリル酸のアルキルエステル系誘導体類、N
−ビニルジエチルアミンおよびN−アセチルビニルアミ
ン等のビニルアミン系誘導体類、アリルアミン、メタア
リルアミンおよびN−メチルアリルアミン等のアリルア
ミン系誘導体類、アクリルアミドおよびN−メチルアク
リルアミド等のアクリルアミド系誘導体およびP−アミ
ノスチレン等のアミノスチレン類等が用いられる。なか
でもアリルアミン、メタクリル酸アミノエチル、メタク
リル酸アミノプロピル及びアミノスチレン等が工業的規
模で経済的に入手できることから特に好ましく用いられ
る。これらのアミノ基又は置換アミノ基含有不飽和化合
物は1種又は2種以上で使用される。
上記これらのエチレン−α−オレフィン系共重合体の変
性に用いる不飽和化合物は混合して用いてもよい。
なお、本発明の(c)成分において変性に使用するエポ
キシ基含有不飽和化合物及び/又はアミノ基含有不飽和
化合物の代わりにスチレン系単量体を用いると耐衝撃性
、耐熱性などが劣る等の欠点を有している。
本発明の(c)成分は、エチレン−α−オレフィン系共
重合体と前記不飽和化合物又は前記不飽和化合物混合物
及び過酸化物を混合し、例えば100℃〜300℃(好
ましくは150〜250℃)で0.5〜30分(好まし
くは1〜10分)熱処理(混練り)することによって得
ることができる。
これらの反応は、押出機、ニーダ、バンバリーミキサ−
等で行なうことができる。
あるいは、エチレン−α−オレフィン系共重合体及び前
記不飽和化合物、前記有機パーオキサイドを有機溶媒に
溶解し、加熱することによっても得ることができる。こ
の時使用する溶媒としては炭素数6〜12の炭化水素あ
るいは炭素数1〜12のハロゲン化炭化水素、テトラヒ
ドロフラン等が用いられる。加熱温度は使用する有機パ
ーオキサイドの種類によって変わるが通常40〜300
 ’C1好ましくは50〜200°Cであり、加熱時間
は1分〜10時間、好ましくは5分〜5時間である。反
応終了後アルコール等のポリマーが不1溶性の溶媒中に
投入し凝固するか又はスチームス1〜リッピングにより
固化後乾燥する。
又エポキシ基含有不飽和化合物またはアミノ基含有不飽
和化合物と共重合可能な他のビニル単量体を用いること
が出来る。
共重合可能なビニル単量体としては、アクリロニ1〜リ
ル、メタクリレートリル等のビニルシアン化合物。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレート
、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、2−
エチルへキシルアクリレート、シクロへキシルアクリレ
−1−、ドデシルアクリレ−1−、オクタデシルアクリ
レ−1〜、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレ−
1−等のアクリル酸アリキルエステル、メチルメタクリ
レ−1−、エチルメタクリレ−1〜、ブチルメタクリレ
ート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレ−1
〜、オクチルメタクリレ−1−12−エチルへキシルメ
タクリレ−1へ、シクロへキシルメタクリレート、1〜
デシルメタクリレ−1〜、オクタデシルメタクリレート
、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート等
のメタクリル酸アルキルエステル、スチレン。
α−メチルスチレン、メチルスチレン、ビニルキシレン
、モノクロルスチレン、ジクロスチレン、モノプロl−
スチレン、ジブロムスチレン、P−タルシャリ−ブチル
スチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレン等の芳香
族ビニル化合物、マレイミド、N−メチルマレイミド、
N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−ラ
ウリルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(P
−ブロモフェニル)マレイミド等のマレイミド系化合物
等があり、これらの共重合可能な他のビニル単量体は1
種又は2種以上で使用される。
上記共重合可能な他のビニル単量体は前記不飽和化合物
と混合して前記グラフ1〜重合法等で変性反応を行なっ
てもよく、又あらかじめ上記共重合可能な他のビニル単
量体と前記不飽和化合物との共重合体を重合し、当該重
合体を前記グラフト重合法に従って変性反応させてもよ
い。
前記(c)成分の製造において使用される過酸化物は、
公知の有機過酸化物が全て使用される。
例えば、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジメチル−2,5−
ジ(し−ブチルパーオキシン)ヘキサン、2,2′−ビ
ス(t−ブチルパーオキシン)−P−ジイソプロピルベ
ンゼンジクミルパーオキサイド、ジーし一ブチルパーオ
キサイド、し−プチルパーオキシベンゾエ−1〜、1.
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3゜3.5−1−
リメチルシクロヘキサン、2.4−ジクロルベンゾイル
パーオキサイト、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロ
ルベンシイルバーオキサイ1−、アゾビスイソブチロニ
トリル等であり、好ましくは2,5−ジメチル−2,5
−ジ(し−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3である。
ここで使用される有機過酸化物量は、エチレン−α−オ
レフィン共重合体100重量部に対して0.05〜2重
量部、好ましくは0.1〜1重量部である。
エチレン−α−オレフィン共重合体に反応した前記不飽
和化合物量はエチレン−α−オレフィン共重合体に対し
て好ましくは0.01〜50重量%であり、更に好まし
くは0.1〜10重景%重量に好ましくは0.2〜5重
量%である。変性量が多過ぎたり、少な過ぎたりした場
合は耐衝撃性が劣る。
本発明の熱可塑性樹脂組成中の前記(c)成分の使用斌
は1〜50重旦%であり、好ましくは2〜30重量%、
更に好ましくは5〜25重景%重量る。1重量%未満で
は耐衝撃性の改良効果がみられず、又5o重量%を越え
ると加工性が劣る。
本発明の熱可性樹脂組成物を得るに当って各種押出機、
バンバリーミキサ−、ニーダ−、ロール等で混練りする
ことによって得ることができる。
上記混練りに際して本発明の各成分を全量混合して本発
明の組成物を得てもよく、又各成分の1種又は2種以上
及び各成分の一部を混合して混練りした後、更に残りの
成分を配合し更に混練りし本発明の熱可塑性樹脂組成物
を得てもよい。
なお、耐衝撃性、加工性の面から(a)成分/(C)成
分を先ず混練りし、その後(b)成分を添加し更に混練
りした方がよい。また、先ず(a)成分/(C)成分中
に(b ’)成分の50重量%以下を添加して混練りし
、その後残りの(b)成分を添加し更に混練りする方法
も同様に好ましい結果が得られる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物の使用に際して、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、カラスビーズ、アスベス1−
、ウオラスナイ1−1炭酸カルシウム、タルク、硫酸バ
リウム等の充填剤を、Qi独又は併用して用いることが
できる。これらの充填剤のうちガラス繊維、炭素繊維の
形状としては6〜60μmの繊維径と30μm以上の繊
維長を有するものが好ましい。これらの充填剤は、熱可
塑性樹脂組成物100重量部に対して5〜150重量部
含有していることが好ましい。
又公知の難燃剤、酸化防止剤、可塑剤、着色剤、滑剤な
どの添加物を添加して用いることができる。好ましい難
燃剤及び酸化防止剤は燐系化合物である。
他の重合体、例えばナイロン−6、ナイロン−6,6、
ナイロン−12、ナイロン4.6等のポリアミ1(を本
発明の熱可塑性樹脂組成物に使用するポリエステルの5
0重量%未満使用することで優れた耐衝撃性を有するも
のを得ることができる。更に要求される性能に応じて他
の重合体、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、B
R,NBR,SBR,5−B−Sブロック共重合体、水
添5−B−8,ポリスチレン、AS樹脂、HIPS、A
BS樹脂、ABS樹脂、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、N−フェニルマレイミド共重合スチレン系樹脂
、MBS、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体、5
−I−Sブロック共重合体、ポリイミド、PPS、ポリ
エーテルエーテルケ]−ン、フッ化ビニリデン重合体、
等を適宜ブレンドすることができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は射出成形、シート押出、
真空成形、異形成形、発泡成形等によって各種成形品と
して用いることができる。
上記成形法によって得られた各種成形品は、その優れた
性質を利用して自動車の外装、内装部材及び電気、電子
関連の各種製品、ハウジング等に使用することができる
d、実施例 次に製造例、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
るが、これらはいずれも例示的なものであって本発明の
内容を限定するものではない。
尚以下の各側において部及び%はそれぞれ重量部及び重
量%を示す。
製造例1 実施例、比較例に用いるポリフェニレンエーテルを以下
の方法で得た。
反応器底部に酸素吹込み装置、冷却用コイル、撹拌機を
備えたステンレス製反応機内部を窒素で充分置換したの
ち、臭化第2銅53.6 g、ジ−n−ブチルアミン1
110g、さらにトルエン40Qに2,6−キシレノー
ル8.75kgを溶解して添加した。撹拌しながら均一
溶液にしたのち、反応容器内部に酸素を急速に吹き込み
ながら90分間重合を行なった。重合の間。
冷却用コイルに水を循環させて内温を30℃に維持した
。重合終了後、トルエン30Qを添加し、エチレンジア
ミン四酢酸二す1−リウム430gを水に溶解した20
%水溶液を添加して反応を停止した。
得られた生成混合物から遠心分離によって重合体溶液相
を取り出した。重合体溶液相を烈しく撹拌しながら、メ
タノールを徐々に添加しスラリー状態にした。濾別した
のち、重合体をメタノールで充分洗浄し、さらに濾別し
たのち乾燥し重合体A−1を得た。
重合体A−1の製造において、フェノール化合物を2,
6−キシレノール/2,3.6−hルメチルフェノール
=90/10 (モリ比)に代えて重合を行ない、重合
体A−2を得た。
製造例2 実施例、比較例に用いる本発明の(c)成分を以下の方
法で得た。
1)重合体B−1(グリシジルメタクリレート変性エチ
レンプロピレンゴム)、日本合成ゴム)田JSREPO
2P(ムーニー粘度ML、。4(100℃)24のエチ
レンプロピレンゴム)100部に対してグリシジルメタ
クリレ−1〜5部、有機パーオキサイ1−(化薬スーリ
(掬:カヤへキサAD)0.3部をあらかしめ予備混合
し、55mφ押出*押出軸、フルライ1ヘフイプスクリ
ユー)を用い200℃、スクリュー回転数3 Orpm
 (滞留時間約4分)で熱処理した。
得られた反応生成物をアセトン抽出(沸点×2時間)し
た後の重合体をフィルム状に成形して赤外分光分析より
クリシジルメタクリレ−1−のグラフト量を求めた。グ
リシジルメタクリレートのグラフト率はエチレンプロピ
レン100重量部に対して2.2重量部であった。
2)重合体l3−2〜B−8 重合体B−1の製造条件において重合体−B−2〜B−
4グリシジルメタクリレ−1−を変量したものである。
B−6、B−7はエチレンプロピレン共重合体の種類を
代えたものである。
B−5はグリシジルメタクリレートをP−アミノスチレ
ンに代えてものである。結果を表−1に示した。
表−1 実施例、比較例 前記各種重合体を表−2の組成割合で混合し。
バレル温度220℃〜320 ’Cの温度で同方向回転
2軸押出機にて、滞留時間3〜5分で溶融混練してバレ
ン1〜状の熱可塑性樹脂組成物を得た。
真空乾燥機にて充分乾燥した後、射出成形機にて試験片
を作製し、耐衝撃性、耐熱性等を次の方法で測定した。
なお加工性は上記ペレット状の熱可塑性樹脂組成物で測
定した。結果を表−2に示す。
なお、実施例−12は、実施例−1の組成割合で混練り
方法を変更した。即ち先ず(a)及び(c)成分をブレ
ンドしたものについて押出機を通し、押出機途中から(
b)成分を添加しながら実施例−1と同じ組成割合の組
成物を得たものである。
創」aE性 デュポン式インパクトテスター、にて打撃棒先端R=1
/2’を用い、厚み2.4n順の成形品の落錘衝撃強度
を求めた。
UlfLi 厚み1/8”のUL試験片を用い、150℃雰囲気中で
2時間放置した後の成形品の長さを測定し、以下の計算
に従って加熱収縮率を求め初期の試験片の長さ ×100 加」31 高化式フローテスターを用いてノズル径1■φ、厚み2
m、温度280 ’C2荷重30−で測定した。
e0発明の効果 比較例6は公知の組成物であり、成形加工性。
耐熱性は優れているものの耐衝撃性が非常に低く脆い樹
脂であり産業上の利用価値を極めて低い。
本発明は組成物は該組成物に、特定の単量体で変性され
た(c)成分を特定割合配合されたもので実施例に示し
た通り耐**性が改良され、耐衝撃性、耐熱性、成形加
工性の物性が高度にバランスされている優れた樹脂であ
る。
従って本発明の組成物はその高度にバランスのとれた物
性を有していることから、高品質が要求される自動車の
外装、内装部材及び電気・電子関連の各種部品、ハウジ
ング等の成形品を提供す把もので、産業上の利用価値は
極めて大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)ポリフェニレンエーテル系樹脂4〜95重量
    % (b)ポリエステル95〜4重量%および (c)エチレン−α−オレフィン系共重合体1〜50重
    量%とから成る組成物であって、(c)成分はエポキシ
    基含有不飽和化合物および/またはアミノ基含有不飽和
    化合物で変性されたエチレン−α−オレフィン系共重合
    体であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
JP27031885A 1985-11-30 1985-11-30 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS62129345A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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