JPH0274765A

JPH0274765A - ２段駐車装置

Info

Publication number: JPH0274765A
Application number: JP22779088A
Authority: JP
Inventors: Isamu Hanaoka; 勇花岡
Original assignee: HANAOKA SANGYO KK
Current assignee: HANAOKA SANGYO KK
Priority date: 1988-09-12
Filing date: 1988-09-12
Publication date: 1990-03-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、下段の駐車スペースの上方に、この下段の駐
車スペースと同じスペースの上段駐車スペースを設けた
２段駐車装置に関し、特に、下段駐車スペースに駐車さ
せた状態で上段の駐車スペースに車輌を出し入れできる
ようにした駐車装置に関するものである。

【従来の技術】

従来、自動車の移動通路に連通する下段の駐車スペース
の上方に、この下段駐車スペースと等しいスペースの上
段駐車スペースを設けた立体駐車装置が、例えば実公昭
６３−１９４８２号公報により知られている。この先行
技術のものは、同じ敷地面積で２倍の駐車スペースが得
られるいわゆる２段式駐車装置で、下段の駐車スペース
に駐車しているときは上段の駐車スペースに車輌を出し
入れできない構造であった。

【発明が解決しようとする課題】

上記のような２段式駐車装置においては、２台の車輌を
駐車するときはまず上段の駐車スペースに１台の車輌を
駐車し、次いで下段の駐車スペースに他の１台の車輌を
駐車する。そして、上段の車輌を出すときには、まず下
段の車輌を移動してから上段の車輌を下降して移動させ
、再び下段に駐車していた車輌を下段の駐車スペースに
入れるか、あるいは上段の駐車スペースに駐車させるよ
うにしている。このために、上段の駐車スペースを利用
するために煩雑な手数を要し、実用上問題があった。また、下段駐車スペースに車輌を出し入れするとき、前
後進のみで駐車させる場合を除いて所定量」二の回行半
径を必要とし、駐車スペースのほかに車輌通路幅を広く
要する問題もあった。本発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、下段
駐車スペースに車輌の有・無に関係なく上段の駐車スペ
ースを単独で使用することができ、しかも駐車スペース
は従来と同様でよく、下段駐車スペースへの車輌通路幅
を狭くできる２段駐車装置を提供することを目的とする
。

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために本発明は、■、車輌の移動
通路に連通ずる下段の駐車スペースの上方に、この下段
駐車スペースと等しいスペースの上段駐車スペースを設
けた２段駐車装置において、上記両駐車スペースへの出
入口の一側端に位置して昇降装置を設け、この昇降装置
には、昇降体に取付けられ、水平方向に往復回動する支
持アームと、この支持アームの先端側に水平方向に回動
可能に支持され、車輌が乗り降りできるケージとを設け
、ケージに車輌を乗せ、昇降装置で上段駐車スペース位
置に上昇した状態で支持アームとケージとを回動させて
上段駐車スペースにケージを出し入れ可能とし、下段駐
車スペースに駐車した状態で上段駐車スペースに車輌を
出し入れできるようにしたこと、■、上記支持アームの
回動とケージの回動とを同期させてケージの回動半径を
最小限゛にしたこと、■、上記昇降装置を下段の駐車ス
ペースにも利用できるようにしたこと、をそれぞれ特徴とするものである。

【作　　　用】

上記の構成によって、下段駐車スペースに駐車した状態
で上段駐車スペースに車輌を自由に出し入れでき、上、
下段の駐車スペースは従来と同様の大きさでよく、下段
駐車スペースへの回動半径が小さくなって車輌通路幅を
狭くしても小さい面積で利用できる。

【実　施　例】

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。第１図ないし第３図において、符号ｌは下段駐車スペー
スで、この下段駐車スペース１の上方にこれと等しいス
ペースの上段駐車スペース２が設けられ、これら駐車ス
ペース１，２は支柱を含む枠体３により前後が開放され
た状態に囲われている。この駐車スペース１．２は、第
１図では上下２段のみであるが、第１０図に示すように
、隣接してその他の駐車スペースを設けることもできる
ものである。駐車スペース１．２の大きさは、幅２８０
０ｍｍ、長さ５５００　＋＋＋＋ｉ、高さφ下段２１０
０ｍｍ、上段２

【５０ＩＩＩｌ１１で、従来の２段駐車
装置とほぼ同じである。上記枠体３の左右両側部内側に駐車スペースの長さ方向
に沿って左右一対のレール４，４．５．５が架設されて
いる。上記上、下段駐車スペース１．２の出入口の一側端部に
は昇降装置６が立設されている。この昇降装置６は、水
平方向に往復回転可能に支持された回転支柱７に昇降フ
レーム８を昇降自在に嵌挿し、第３図に示すように、回
転支柱７はモータ９により駆動されるスプロケットホイ
ールＩＯによって回転し、また、昇降フレーム８は複数
の荷重支え用ローラ１１．揺れ防止用ローラ１２を回転
支柱７の側面に接してモータ１３によって昇降するよう
になっている。上記昇降フレーム８の上端部には、支持アーム１４の基
端部が回前されて回転支柱７の軸心と直交する方向に突
出し、この支持アーム１４の先端部に設けた吊フレーム
１５に、駐車すべき車輌が乗り降りするケージユニット
１６が支持されるようになっている。吊フレーム１５は
、ビン１７により水平方向に回動可能に支持され、モー
タ１８により駆動されるチェノ伝動系を介して往復回転
される。また、吊フレーム１５には、前後各一対のロー
ラ１９が設けられ、このローラ１９はモータ２０によっ
て正逆回転島区動されるよう（こなっている。上記ケージユニット１６は、第４図ないし第９図に示す
ように、はぼ方形のループ状に形成された前後一対のル
ープフレーム２１．２１の底部に、車輌の車輪が乗り降
りする左右中尉の車輪載置板２２が同行されている。ま
た、ループフレーム２１．２１の左右両側には、上記上
段または下段の駐車スペース１．２の枠体３に設けたレ
ール４，４または５゜５と嵌合または盾脱す、る左右一
対のレール２３．２３が設けられ、さらにループフレー
ム２１．２１の頂部中央位置には、上記吊フレーム１５
と嵌合または離脱する吊レール２４が設けられている。この吊レール２４の長さ方向中央位置には中央孔２５が
穿設されている。一方、上記枠体３の駐車スペース１．２の出入口と反対
側の端部には、モータ２６により回転されるシャフト２
７の左右両端に移動チェノ２８．２８か設けられている
。この移動チェノ２８は駐車スペース１．２の出入口側
に延びていて、ケージユニット１６のループフレーム２
１．２１の下端部を係止してケージユニット１６を前後
に移動させるようになっている。上記モータ１３．９　、１８．２０．２６の制御は、図
示しないが、マイクロスイッチ、タイマー、リレー等、
また、プログラマブルコントローラなどで行なわれて自
動運転されるようにしである。なお、上記実施例では、
下段駐車スペース１にもケージユニット１６を用いてい
るが、これを車輌自体の自走により駐車スペースに出し
入れするようにしてもよい。次に、上記実施例の作用について説明する。車輌を上段駐車スペース２に駐車するときは、第１０図
に示すように、吊フレーム１５にケージユニット１６の
吊レール２４を嵌合させて中央孔２５位置で停止させた
状態で支持アーム１４によりケージユニット１６を吊下
げ、支持アーム１４を駐車スペース２の出入口方向に突
出させ、ケージユニット１Ｇが出入口と直交するように
して昇降装置６を下降させてケージユニット１６を接地
させる。この状態でケージユニットＩ６の車輪載置板２
２上に車輌２９を乗り入れ、昇降装置Ｂにより上段駐車
スペース２の高さまで揚上して停止する。そして、回転
支柱７をその回転中心０を中心に時計方向に回転させる
と同時に、吊フレーム１５の回転中心０１を中心として
ケージユニット１６を時計方向に回転させ、ケージユニ
ット１６を上段駐車スペース２内に尋人する。このとき
回転中心０１の移動軌跡をＲ１車輌２９の外側端の移動
軌跡をＰでそれぞれ示すが、ケージユニット１６を回転
中心０１で回転させずに、回転中心Ｏのみで回転させた
場合の車輌２９の外側端の移動軌跡はＱであり、本発明
においては両回転中心０．０１で回転させることで軌跡
Ｑの張出しを防止して駐車スペースが最小限になるよう
（７＋′１成されている。ケージユニット１６および車輌２９が駐車スペース２と
平行になった時点で回転支柱７と吊フレーム１５の回転
を停止するが、この時点で駐車スペース２側のレール５
とケージユニット１６側のレール２３が嵌合し、また、
移動チェノ２８とケージユニット１Ｇのループフレーム
２１の下端が係合する。そして、移動チェノ２８の駆動
とローラ１９の駆動によってケージユニット１Ｂを移動
させて駐車スペース２内の所定位置に収容する。このケ
ージユニット１６の移動過程で吊フレーム１５が吊レー
ル２４から外れる。駐車スペース２から車輌２９を出すときは、入れるとき
とは反対に、移動チェノ２８によりケージユニット１８
を出入口側に移動させ、その移動過程で吊フレーム１５
と吊レール２４が嵌合し、ローラＩ９の移動作用も働い
て吊レール２４の中央孔２５位置に吊フレーム１５の中
心がきたとき移動チェノ２８とローラ１９の駆動が停止
する。この時点で、回転支柱７の回転と吊フレーム■５
の回転を行いながらケージユニット１６を９０°外側に
移動させる。ケージユニット１Ｂが外側に移動し終った
ならば、昇降装置６により下降させてケージユニット１
６を接地させ、車輌２９を自走によりケージユニット１
６から移動させる。このように、下段駐車スペースｌに駐車している場合で
も、上段ｆＳｌＳ入車−ス２に車輌を出し入れすること
ができる。また、下段駐車スペース１にもケージユニッ
ト１６を使用することにより、車輌を自走により下段駐
車スペースｌに出し入れする場合に比べ、出し入れのた
めの外側スペースを大幅に小さくできて、駐車スペース
を有効に活用することができる。なお、第１０図のように駐車スペースを連続して設けた
場合、昇降装置６は左右両側の駐車スペースに兼用でき
る。また、各モータの制御は、自動化のほか手動によっ
て行うようにしてもよく、動力も油圧装置等を用いるよ
うにしてもよいものである。【発明の効果】以上説明したように、本発明の２段駐車装置によれば、
以下のような効果を奏することができる。 ■、駐車スペースの出入口の一側端に昇降装置を設け、
この昇降装置に支持アームを介してケージを吊下げ、支
持アームの回動とケージの回動により下段駐車スペース
に関係なく上段駐車スペースに車輌を出し入れできるよ
うにしたので、下段駐車スペースに駐車しているときで
も自由に上段駐車スペースが使用でき、使易性が良好と
なる。 ■、また、支持アームとケージの回動を同期させたので
、駐車スペースを最小限として土地を有効に活用でき、
駐車台数を増加することができる。 ■、さらに、ケージを下段駐車スペースに利用すること
により、下段駐車スペースを車輌の自走により使用する
場合に比ベスペースが大幅に削減できて土地の有効利用
が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の２段駐車装置の平面図、第２図は同平
面図、第３図は昇降装置部分の平面図、第４図はケージ
ユニットの平面図、第５図は同一部断面した側面図、第
６図は同正面図、第７図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第
８図は第５図のＢ−Ｂ線断面図、第９図は第６図のＣ−
Ｃ線断面図、第１０図は作用説明図である。１・・・下段駐車スペース、２・・・上段駐車スペース
、３・・・枠体、４，５．２３・・・レール、６・・・
昇降装置、７・・・回転支柱、８・・・昇降フレーム、
９　、１３．１ｇ。２０、２６・・・モータ、１０・・・スプロケットホイ
ール、１１・・荷車支え用ローラ、１２・・・揺れ防止
用ローラ、１４・・・支持アーム、１５・・・吊フレー
ム、１Ｇ・・・ケージユニット、１７・・・ピン、１９
・・・ローラ、２１・・・ループフレーム、２２・・・
車輪載置板、２４・・・吊レール、２５・・・中央孔、
２７・・・シャフト、２８・・・移動チェノ、２９・・
・車輌。特許出願人　　　　花岡産業株式会社代理人　弁理士　　小　橋　信　淳同

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車輌の移動通路に連通する下段の駐車スペースの
上方に、この下段駐車スペースと等しいスペースの上段
駐車スペースを設けた２段駐車装置において、上記両駐車スペースへの出入口の一側端に位置して昇降
装置を設け、この昇降装置には、昇降体に取付けられ、
水平方向に往復回動する支持アームと、この支持アーム
の先端側に水平方向に回動可能に支持され、車輌が乗り
降りできるケージとを設け、ケージに車輌を乗せ、昇降
装置で上段駐車スペース位置に上昇した状態で支持アー
ムとケージとを回動させて上段駐車スペースにケージを
出し入れ可能とし、下段駐車スペースに駐車した状態で
上段駐車スペースに車輌を出し入れできるようにしたこ
とを特徴とする２段駐車装置。
（２）上記支持アームの回動とケージの回動とを同期さ
せてケージの回動半径を最小限にしたことを特徴とする
請求項（１）記載の２段駐車装置。
（３）上記昇降装置を下段の駐車スペースにも利用でき
るようにしたことを特徴とする請求項（１）および（２
）記載の２段駐車装置。