JP3199788B2 - リフト式自走車 - Google Patents

リフト式自走車

Info

Publication number
JP3199788B2
JP3199788B2 JP25962191A JP25962191A JP3199788B2 JP 3199788 B2 JP3199788 B2 JP 3199788B2 JP 25962191 A JP25962191 A JP 25962191A JP 25962191 A JP25962191 A JP 25962191A JP 3199788 B2 JP3199788 B2 JP 3199788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
lift
rotation
propelled vehicle
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25962191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05124512A (ja
Inventor
稜威男 白石
Original Assignee
株式会社タクマ精工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社タクマ精工 filed Critical 株式会社タクマ精工
Priority to JP25962191A priority Critical patent/JP3199788B2/ja
Publication of JPH05124512A publication Critical patent/JPH05124512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3199788B2 publication Critical patent/JP3199788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リフト式自走車に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、床面に設けた案内テープの検出状態
に応じて駆動輪を回転させる走行用モータを制御して前
記案内テープをトレースしながら自走する自走車は公知
であり、前記自走車には、該自走車自体に荷物を載置す
るタイプと、非自走式のワゴンの下部空間に進入した
後、前記ワゴンを3cm程度持ち上げて、前記ワゴンごと
移動するように構成されたタイプとがあり、本発明は、
後者のリフト式と呼ばれるものに関するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記リフト式自走車
は、ワゴンの下部空間に進入するものであるから、全体
の高さは約15〜20cm程度に制限され、この高さ制限
以内で、相当の重量を有するワゴンを前後左右に傾きな
く持ち上げ、この状態を確実に維持できるリフト機構を
設けなければならないが、これが相当に難しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、床面9
に設けた案内テープの検出状態に応じて駆動輪4を回転
させる走行用モータ3を制御して前記案内テープをトレ
ースしながら自走する自走車において、前記自走車のベ
ースフレーム2には、リフト用モータ7と、該リフト用
モータ7により水平方向の回転軸17を中心として回転
する2個の円盤状のカム円板18と、前記各カム円板1
8に上方から当接して前記カム円板18の回転に応じて
上下動する上下動杆6とを設け、前記カム円板18は、
前記回転軸17の回転中心Bに最も近い短径点Dの両側
から前記回転中心Bとの距離が連続的に長くなるように
形成した異径カム面20と、前記回転軸17を挟んで前
記短径点Dの反対側に形成され前記回転中心Bからの距
離が最大で且つ同一の、円周方向に所定幅を備えた同径
カム面21とを備え、前記同径カム面21に前記上下動
杆6が当接しているときに前記リフト用モータ7をオフ
にしたときは外力によっては前記上下動杆6を下動させ
ることができないように構成したリフト式自走車とした
ものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は本発明によるリフト式自走車であり、そのベースフ
レーム2の下部には走行用モータ3により回転する左右
一対の駆動輪4と、非駆動輪5とを設ける。6はリフト
用モータ7の回転によりベースフレーム2に対して上下
動する前後一対の上下動杆であり、本実施例では、ベー
スフレーム2の前後両側に略左右方向一杯の長さで設け
られている。8は非自走式のワゴン、9は床面、10は
ワゴン8の下部空間である。
【0006】前記リフト用モータ7により前記上下動杆
6を上下動させるリフト機構は、各上下動杆6の左右に
それぞれ設けられ、合計4個となる。第3図および第4
図はリフト機構の詳細図で、11、12は上下動杆6の
前後側を挟むように設けられた前後フレームであり、該
前後フレーム11、12に前記リフト用モータ7および
その減速ギア室13を固定する。減速ギア室13の出力
軸14には小歯車15を固定し、該小歯車15に大歯車
16を噛合させる。大歯車16の回転軸17の一方側は
前記前後フレーム11、12側に伸び、前フレーム11
および後フレーム12によりそれぞれ軸受けされる。
【0007】18は回転軸17に固定したカム円板であ
り、前記前フレーム11と後フレーム12との間に設け
られる。第5図および第6図はカム円板18を示してお
り、図示の如く、その正面形状は略円形であり、カム円
板18には前記回転軸17を挿通する軸孔19を形成す
る。軸孔19はカム円板18の中心Aから偏心した点B
を中心としてある。カム円板18の外周部は、前記点B
から最も遠い長径点Cの近傍付近を除いて、前記中心A
を中心とする円弧状のカム面20に形成し、最も遠い
点Cの近傍のみは、前記点Bを中心とするカム面21
に形成する。したがって、カム円板18を回転軸17に
より回転させた場合には、点Bは回転中心Bとなり、カ
ム面20は連続的に回転中心Bからの半径が変化する異
径カム面20となり、カム面21は回転中心Bからの半
径が変化しない同径カム面となる。同径カム面21の長
さは、カム円板18の中心Aの半径を約40mmとした場
合、約20mmもあれば充分である。なお、Dは前記回転
中心Bから最も近い短径点である。
【0008】前記上下動杆6の左右両側の下部側には、
軸22によりコロ23を軸支し、コロ23をカム円板1
8のカム面20、21に当接させる。前記回転軸17の
他方の突出部には、回転体24を固定し、該回転体24
の外側近傍にはリミットスイッチ25、26を設け、回
転軸17が半回転するごとにリミットスイッチ25、2
6が順次これを検出して前記リフト用モータ7をオフに
するように構成する。
【0009】
【作用】本発明は以上の構成であり、上下動杆6を下動
させた状態では、コロ23はカム円板18の短径点Dに
当接して上下動杆6は停止している。この状態では、
点Dは回転中心Bから最も近い点であるから、カム円
板18を回転フリーの状態にしても、カム円板18はそ
の状態を維持する。なお、コロ23が短径点Dからずれ
た位置でカム円板18の回転が停止しても、上下動杆6
に荷重が掛ると、この荷重は回転中心Bとコロ23との
距離を短くしようとする外力としてカム円板18に作用
するから、カム円板18は短径点Dにコロ23が当接す
るまでいずれかの方向に回転して停止する(実際におい
ては、下動した上下動杆6には、荷物を載置しないから
別段問題はない)。
【0010】この状態で、ワゴン8の下部空間10にリ
フト式自走車1を進入させ(実際にはリフト式自走車1
上にワゴン8を移動させる)、リフト用モータ7のスイ
ッチをオンにすると、リフト用モータ7の回転は、減速
ギア室13で減速され、減速ギア室13の出力軸14に
固定した小歯車15が回転し、小歯車15に噛合した大
歯車16は相当に減速されて回転軸17を回転させる。
すると、回転軸17に固定されたカム円板18が回転す
るからコロ23は異径カム面20により上方に押し上げ
られ、上下動杆6を介してワゴン8を押し上げる。
【0011】回転軸17が半回転すると、リミットスイ
ッチ25、26が回転体24の回転によりこれを検知し
て、リフト用モータ7をオフにする。この時、コロ23
はカム円板18の長径点Cに当接するようにするが、こ
れが多少ずれても、長径点Cの近傍付近は、回転中心B
を中心とする同一半径の円弧面である同径カム面21に
形成してあるから、コロ23は確実に回転中心Bから同
一半径を有する面で支持されることになる。したがっ
て、ワゴン8の荷重が上下動杆6に掛っても、この力
は、カム円板18を回転させる力とはならず、例え、
カム円板18を回転フリーの状態としても、ワゴン8を
確実にリフトさせた位置に維持できる。
【0012】このように、本発明では、異径カム面20
と同径カム面21とを有するカム円板18を用いて、各
上下動杆6の左右側を同径カム面21で支持するため、
全体を低く形成しても、相当の重量を有するワゴン
前後左右に傾きなく持ち上げ、この状態を確実に維持で
きるリフト機構を得ることができる。なお、以上におい
て、リフト用モータ7は、各4個のリフト機構にそれぞ
れ設けているが、1個のモータにより構成する場合もあ
る。また、異径カム面20は、中心Aを中心とする円弧
面としたが、回転軸17の回転によりコロ23を上動さ
せ得るものであれば形状は特に問わない。
【0013】
【発明の効果】従来、床面に設けた案内テープの検出状
態に応じて駆動輪を回転させる走行用モータを制御して
前記案内テープをトレースしながら自走する自走車は公
知であり、前記自走車には、該自走車自体に荷物を載置
するタイプと、非自走式のワゴンの下部空間に進入した
後、前記ワゴンを3cm程度持ち上げて、前記ワゴンごと
移動するように構成されたタイプとがあり、本発明は、
後者のリフト式と呼ばれるものに関するものである。前
記リフト式自走車は、ワゴンの下部空間に進入するもの
であるから、全体の高さは約15〜20cm程度に制限さ
れ、この高さ制限以内で、相当の重量を有するワゴンを
前後左右に傾きなく持ち上げ、この状態を確実に維持で
きるリフト機構を設けなければならないが、これが相当
に難しかった。しかるに本発明は、床面9に設けた案内
テープの検出状態に応じて駆動輪4を回転させる走行用
モータ3を制御して前記案内テープをトレースしながら
自走する自走車において、前記自走車のベースフレーム
2には、リフト用モータ7と、該リフト用モータ7によ
水平方向の回転軸17を中心として回転する2個の
盤状のカム円板18と、前記各カム円板18に上方から
当接して前記カム円板18の回転に応じて上下動する上
下動杆6とを設け、前記カム円板18は、前記回転軸1
7の回転中心Bに最も近い短径点Dの両側から前記回転
中心Bとの距離が連続的に長くなるように形成した異径
カム面20と、前記回転軸17を挟んで前記短径点Dの
反対側に形成され前記回転中心Bからの距離が最大で且
つ同一の、 円周方向に所定幅を備えた同径カム面21と
を備え、前記同径カム面21に前記上下動杆6が当接し
ているときに前記リフト用モータ7をオフにしたときは
外力によっては前記上下動杆6を下動させることができ
ないように構成したリフト式自走車としたものであるか
ら、全体を低く形成しても、相当の重量を有するワゴン
を前後左右に傾きなく持ち上げ、この状態を確実に維持
できるリフト機構を得ることができる。また、2個のカ
ム円板18で上下動杆6を上動させるからワゴンのよう
な重量物のリフトでも安定した状態で上動させることが
でき、上動させた後は、同径カム面21で上下動杆6を
支持するから上動位置を確実に保持でき、また、同径カ
ム面21は十分な幅を持たせてあるから、円板18の停
止位置が多少ずれても、リフト位置の保持作用に影響は
生ぜず、更に、同径カム面21は十分な幅を持たせてあ
るから、2個のカム円板18のシンクロが多少ずれても
ワゴンを傾きなく上動位置に保持でき、2個のカム円板
18のシンクロに精度が要求されないから、製造組立が
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の概略図。
【図2】 リフト式自走車の平面図。
【図3】 リフト機構を示す縦断側面図。
【図4】 同拡大平面図。
【図5】 カム円板の正面図。
【図6】 カム円板の側面図。
【図7】 カム円板とコロの当接状態図。
【符号の説明】
1…リフト式自走車、2…ベースフレーム、3…走行用
モータ、4…駆動輪、5…非駆動輪、6…上下動杆、7
…リフト用モータ、8…ワゴン、9…床面、10…下部
空間、11…前フレーム、12…後フレーム、13…減
速ギア室、14…出力軸、15…小歯車、16…大歯
車、17…回転軸、18…カム円板、19…軸孔、20
…異径カム面、21…同径カム面、22…軸、23…コ
ロ、24…回転体、25…リミットスイッチ、26…リ
ミットスイッチ、A…カム円板18の中心、B…カム円
板18の回転中心、C…回転中心Bから最も遠い長径
点、D…回転中心Bから最も近い短径点。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61D 47/00 B61B 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面9に設けた案内テープの検出状態に
    応じて駆動輪4を回転させる走行用モータ3を制御して
    前記案内テープをトレースしながら自走する自走車にお
    いて、前記自走車のベースフレーム2には、リフト用モ
    ータ7と、該リフト用モータ7により水平方向の回転軸
    17を中心として回転する2個の円盤状のカム円板18
    と、前記各カム円板18に上方から当接して前記カム円
    板18の回転に応じて上下動する上下動杆6とを設け、
    前記カム円板18は、前記回転軸17の回転中心Bに最
    も近い短径点Dの両側から前記回転中心Bとの距離が連
    続的に長くなるように形成した異径カム面20と、前記
    回転軸17を挟んで前記短径点Dの反対側に形成され前
    記回転中心Bからの距離が最大で且つ同一の、円周方向
    に所定幅を備えた同径カム面21とを備え、前記同径カ
    ム面21に前記上下動杆6が当接しているときに前記リ
    フト用モータ7をオフにしたときは外力によっては前記
    上下動杆6を下動させることができないように構成した
    リフト式自走車。
JP25962191A 1991-09-11 1991-09-11 リフト式自走車 Expired - Fee Related JP3199788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25962191A JP3199788B2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 リフト式自走車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25962191A JP3199788B2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 リフト式自走車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05124512A JPH05124512A (ja) 1993-05-21
JP3199788B2 true JP3199788B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=17336624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25962191A Expired - Fee Related JP3199788B2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 リフト式自走車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3199788B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4538729B2 (ja) * 2005-02-04 2010-09-08 株式会社ダイフク 搬送車

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05124512A (ja) 1993-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3455999B2 (ja) 走行台車
JP3199788B2 (ja) リフト式自走車
JP2003343104A (ja) 乗込場のターンテーブル装置
JP3045424B2 (ja) 立体駐車場
JPH0723664B2 (ja) 電動式移動間仕切装置
JP2564836Y2 (ja) 無人搬送車
JP7188682B2 (ja) 駆動輪ユニットおよび自動搬送台車
JPH0924835A (ja) 配膳車における走行装置
JP3181648B2 (ja) 立体駐車場
CN219754183U (zh) 一种用于汽车的高速升降装置及立体停车库
JPH0218082Y2 (ja)
JPH0420931Y2 (ja)
JP4043122B2 (ja) 車体方向転換装置を備えた補助リフト付昇降式駐車装置
JP2748231B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
KR19980058764U (ko) 무인반송차
JPH037484Y2 (ja)
KR920004023B1 (ko) 입체주차 설비의 자동입출고 장치
JP2002114318A (ja) スタッカクレーン
JPH0219266B2 (ja)
JP2765640B2 (ja) 立体駐車設備
JP2577632B2 (ja) 駐車装置
JPS5927998Y2 (ja) 軌道走行台車
JPH0860887A (ja) ターンテーブル装置
JPH0274765A (ja) 2段駐車装置
JP2669872B2 (ja) 駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010605

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080615

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090615

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090615

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100615

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees