JPH0274549A - 半透明な人造石の製造法 - Google Patents

半透明な人造石の製造法

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JPH0274549A
JPH0274549A JP22514988A JP22514988A JPH0274549A JP H0274549 A JPH0274549 A JP H0274549A JP 22514988 A JP22514988 A JP 22514988A JP 22514988 A JP22514988 A JP 22514988A JP H0274549 A JPH0274549 A JP H0274549A
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JP
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polyester resin
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pts
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JP22514988A
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English (en)
Inventor
Norihiko Shibata
憲彦 柴田
Masanori Shindo
正則 進藤
Keiji Kimura
木村 奎二
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は透明性、光沢、耐煮沸劣化性が優れる人造石を
生産性良く成形する。半透明な人造石の製造法に関する
(従来の技術) 浴41!、洗面化粧台、キッチンカウンターなどの住宅
機器の素材はステンレス、ホウロウ、ポリプロピレン、
各種FRP成形品など各種あし、各々特性や価格に特長
がある。最近は特に外観の美しい人造石が好まれ、不飽
和ポリエステル樹脂の注形人造石が住宅機器用素材とし
て用いられるようになった。例えば特開昭61−233
535号公報に見るように浴槽の雄型VこPg1層とし
てのゲルコート層、さらに充てん削を含有した@21%
、  レジンコンクリートの第3層をスプレー塗布及び
注形によって形成させる方法で得られ9通常、室温〜4
0℃で硬化後、60〜80℃でアフターキュアされる。
このような成形法であるため1個の成形に3時間程度の
成形時間が必要であり、この成形サイクルを短くするに
は成形温度を高め9例えば110℃〜180℃で硬化さ
せれげ艮いが、成形時の熱応力や硬化収縮によって微細
クラックの発生があり、実質的に不可能である。そこで
生産性を高め成形サイクルを数分〜士数分とする方法と
してシートモールデイングコンパウンド(SMC)やバ
ルクモールディングコンパウンド(BM(”)と同様に
成形型を用いて100℃以上の高温で加熱加圧して成形
する方法が考えられる。例えば特開昭52−35249
号公報に示される方法があるが、この方法においても成
形品の形状ンこよっては成形型内でクラックが発生した
り9才た脱型後熱収縮によってクラックが生じやすい。
特に浴槽のように深絞りで大型な人造石ではクラックの
発生を防止でたない。このような欠陥を防j卜するたり
9例えば特公昭46−14541号公報1%開昭50−
 L 2 (j O59号公報、特開昭52−1331
6号公報に示されるように低収縮剤として酩酊そ性位4
脂を添加する方法が提案されている。
このような低収縮剤を添加することに支ってクランク等
の成形欠陥をなくシ、加熱加圧して半透明な人造石を得
ようとする方法は、低収縮剤である酩酊そ性樹脂が不飽
和ポリエステル樹脂の硬化に滲って相分離し凝集した後
、さらにM膨張収縮することによって低収縮効果全発伸
する結果、微細な空隙が不飽和ポリエステル樹脂中に生
成し。
得られる人造石の透明性が著しく阻害され、実質的に満
足できる半透明な人造石を得ることができない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、透明性に優れ、また光沢耐煮沸劣化性及び生
産性に優れ九人造石の製造法を提供するものである。
(課題を解決するだめの手段) 本発明は、不飽和ポリエステル(a)をエチレン型不飽
和単鎗体(blに溶解して得られる不飽和ポリエステル
樹脂囚、硬化削(B)、不飽和ポリエステル樹脂硬化物
粉末(C)、三次元ポリスチレン(D)及び離型剤(E
)を含有する成形用組成物を加熱加圧して成形する半透
明な人造石の製造法に関する。
本発明に使用される不飽和ポリエステルは無水マレイン
酸、フマル酸、ハロゲン化無水マレイン酸などのα、β
−不飽和二堪基酸、必要に応じてフタル酸、無水フタル
酸、・・ロゲン化無水フタル酸、インフタル酸、テレフ
タル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フマル
酸、アジピン酸。
セバゾ/酸、ヘキサヒドロフタル酸などの飽和二塩基酸
とエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロビ
レ/グリコール、ジグロビレングリコール、1.3−ブ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、2−メチ
ルプロパンジオール、1゜4−ブチレングリコール、1
.6−ヘキサンジオール、水f、ヒスフェノールA、 
 ビスフェノールAとプロピレンオキシド又はエチレン
オキシドの付加物などのグリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパンなどの多価アルコールとを反応させ
て得られる。これらのα、β−不飽和二塩基酸、飽和二
塩基酸及び多価アルコールは必姿に応じて各々2稿匂上
を併用してもよい。この場合、二重結合1個当りの分子
t(Mw/C=C)aが350以下となるよう、酸及び
多価アルコールの組み合わせを設計することが好ましい
。(Mw/ C−C)Bが350以下であると成形品の
光沢が良くなると同時に不飽和ポリエステル樹脂の硬化
も速く、成形サイクルの短縮、即ち生産性向上にも有利
となる。
本発明における二重結合1個当りの分子量(Mw/C=
C)aとけ、不飽和ポリエステルの合成において使用さ
れる酸及び多価アルコールの反応において使用される酸
及び多価アルコールの合成仕込みモル組成から計算され
る値で、仕込んだ酸と多価アルコールの全重量から二塩
基酸と多価アルコールとがそれらの反応基が1対1のモ
ル比で反応し、それに相当する水が脱離するとして減じ
た値を二重結合の数(モル)で除して得られる。即ち通
常行なわれているような過剰に仕込まれた酸や多価アル
コールに関する脱水反応や系外への留出を無視したモデ
ル計算値である。例えば無水マレイン酸0.7モル、イ
ソフタル酸0.3モル、プロピレンクリコール1.1モ
ルのプロピレングリコールを0.1モル過剰とした不飽
和ポリエステルの(Mw/C=C)aは(98,I X
 O,7モル+166X0.3モル+76. I X 
1.1モル−18,0X(0,7モル+0.3モル×2
))÷0ゴモル=255として計算される。
本発明では酸成分として少なくと本酸成分中の50モル
俤以上のα、β−不飽和ジカルボン酸と10モルチ以上
の芳香族ジカルボン酸、及び多価アルコール成分として
少なくとも多価アルコール成分中の30モル係以上のネ
オペンチルグリコールと30モルチ以上のプロピレング
リコールを反応させて得られる不飽和ポリエステルを用
いることが本発明の目的である透明性と光沢を長期間保
持できる耐煮沸劣化性をより優れたものにすることがで
き半透明な人造石の価値を高めることができるので好ま
しい。
上記の不飽和ポリエステル(a)は従来の合成方法で便
造することができる。合成ておいて必要ならばジブチル
錫オΦシトのようなエステル化促進触媒やゲル防止のた
めハイドロキノン、バラベンゾキノンなどの硬化禁止剤
を添加しても良い。不飽和ポリエステルfa)はエチレ
ン型単量体fb)に溶解して不飽和ポリエステル樹脂(
3)とされる。
本発明に便用できるエチレン型不飽和単量体(blとし
ては例えばスチレン、α−クロロスチレン。
t−ブチルスチレン、メチルメタクリレート、アクリル
醸の低級アルキルエステル、メタクリル酸の低級アルキ
ルエステル、ビニルトルエン、ジアリルフタレート、ジ
アリルイソフタレート、トリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレートまたはこれらの適宜の混合物な
どが使用できる。
エチレン型不飽和単量体(blのエチレン型不飽和基1
個当りの分子t(Mw/C=C)b、エチレン型不飽和
単量体(b)の量をwb重量部、不飽和ポリエステル(
a)の量をWa M置部としたときn=(Wb/CMw
/C=C)b)/ (Wa/ (Mw/ C=C)a 
lであられされるnが1〜3となるようエチレン型不飽
和単量体(blを配合することが好ましい。nが1未満
であると得られる人造石川組成物の粘度が大きくなり混
練が困難になり9寸だ不飽和ポリエステル中の二重結合
が飽和されずに洩る場合があり、得られる人造石の耐煮
沸性低下のおそれがある。またnが3を超えると不飽和
ポリエステルに対するエチレン型不飽和単量体の量が多
くなり、不飽和ポリエステル樹脂硬化物、ひいては得ら
れる人造石の機械的物性の低下のおそれがある。捷だ、
エチレン型不飽和単量体はスチレン単独又はスチレンを
少くとも80モルパーセント以上含有している不飽和単
量体とすることが、硬化性が良く生産性に有利となり、
またさらに人造石の光沢が良好となるので好ましい。
本発明で用いる硬化剤(Blは成形型を用いて110〜
180℃の高温で加熱加圧して成形するに適した硬化剤
で2例えばラウロイルパーオキサイド。
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ2−
エチルヘキサノニー)、 2.5−ジメチル25ジ(2
エチルヘキサノイルパーオキシヘキサン。
t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキ
シベンゾエート、Z5−ジメチル25−シ(ヘンシイル
バーオキシ)ヘキサノン、t−フチルハイドロパーオキ
サイド、クメンハイドロパーオキサイド、p−メンタン
ハイドロパーオキサイド、ジインプロピルベンゼンハイ
ドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、2.5−ジメチル2.5−ジ
(1−ブチルパーオキシ)ヘキサン、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、
パーオキシケタール、ジーt−ブチルパーオキシa、3
.5トリメチル7クロヘキサンの有機陽酸化物などが便
用できる。硬化剤(Blは得られる人造石の特性上、不
飽和ポリエステル樹脂(A) t o 。
重奮部に対して0.5〜4重量部の範囲で用いることが
好ましい。
本発明で用いる不飽和ポリエステル樹脂硬化物粉末(C
)Vi前記不飽和ポリエステル樹脂囚と同様にして得ら
れる不飽和ポリエステル樹脂の硬化物の粉末で、その製
造方法には制限はない。例えば。
前記硬化剤(B)のような有機過酸化物単独や、ナフテ
ン酸コバルト、ナフテン酸コバルト等の金属石けん、ジ
メチルアニリン、ジメチルパラトルイジン等の第三アミ
ン類を硬化促進剤として併用したり、又はアゾビスイン
ブチロニトリルを使用して不飽和ポリエステル樹脂を硬
化させた後、粉砕して得られる。不飽和ポリエステル樹
脂硬化物粉末に使用する不飽和ポリエステル樹脂は不飽
和ポリエステル樹脂(にと同じか又は近似し次組成であ
ると屈折率が一致又は近似し透明性が優れる次め好まし
い。
またここで使用する不飽和ポリエステル樹脂に着色剤を
混入し着色し9着色不飽和ポリエステル樹脂硬化物粉末
として使い1人造石の模様付けとして兼用することもで
きる。
本発明で用いる三次元ポリスチレン■)は特公昭51−
1276号公報に示されるように低収縮付与剤で、不飽
和ポリエステル樹脂の硬化収縮を低減する目的で添加さ
れる。
三次元ポリスチレンはスチレンと架橋剤とを共重合させ
て得られ、架橋された三次元のゆるい網目構造を有し、
不飽和ポリエステル樹脂中のエチレン型不飽和単量体(
b)によって膨潤し得るものである。
三次元ポリスチレンのスチレンの一部をスチレンと共重
合し得る他のビニルモノマに適宜置換しても良いが約2
0モルパーセント程度までが実用上好ましい。これらの
他のビニルモノマとしては。
上記のエチレン型不飽和単量体(b)として使用し得る
ものが使用できる。
架橋剤としてけジビニルベンゼン、ジビニルトルエン等
のジビニルベンゼンn4体、エチレングリコールジメタ
クリレート、エチレングリコールジアクリレート等のア
ルキレングリコールの誘導体、ジアリルフタレートなど
が1更用できる。
本発明で使用し得る三次元ポリスチレンは不飽和ポリエ
ステル樹脂FA)中のエチレン型不飽和単量体(b)に
十分膨潤し得る程度の架橋である必要があり架橋剤は三
次元ボリスチレ/に対して0.1〜5モル幅とすること
が好ましい。特にスチレン99.8〜99.0モル係ト
ジビニルベンゼン0.2〜2モル幅とを共重合させて得
られる三次元ポリマーは得られる半透明な人造石の透明
性と硬さ9分散性が良いので好ましい。
本発明においては三次元ポリスチレンの太ささけ9粒径
が100μm以下のものが均一分散しやすく均一な透明
性が得られやすいので好ましい。
三次元ポリスチレンの使用量は、成形時のクラック防止
2入造石川組成物の粘度、混合作業の容易性から通常(
A)/ (D)の重量比を10015〜100/40の
範囲とすることが好ましい。さらに透明性と光沢が最も
良く、また耐煮沸劣化性にも優れ。
より好ましい使用量は(A)/(Diの重量比が100
/15〜L 00/30の範囲である。なお1通常使用
されるポリスチレン、アクリル樹脂などの低収縮剤を本
発明の目的である透明性、光沢、耐煮沸性及び生産性に
実用上不利とならない範囲で添加してもよい。
本発明においては成形用組成物中に離型剤(E)の使用
が必要である。成形型の鏡面をそのまま人造石表面に写
し取り、捷た生産性良く成形を行なうKは成形型からの
離型が容易でなくてはならないからである。離型剤(E
)としては例えばステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸亜鉛。
リン酸エステル類などが使用できる。離型剤(E)の含
有量は人造石の成形型からの離型性の県から不飽和ポリ
エステル樹脂100重量部に対して1〜10重量部の範
囲で用いることが好ましい。
本発明は透明性、光沢及び耐煮沸劣化性に優れた半透明
人造石を生産性良く製造するのが目的であり、そのため
の成形用組成物については上述したが、同時に人造石の
これらの優れた特性を実現するための成形方法として、
110〜180’Cの高温で加熱加圧して成形すること
が好ましい。
即ち2本発明の目的である優れた生産性を実現するため
には成形温度はtto’c以上が好ましいが、180℃
を超えると成形時の種々のトラブル(プリゲル、ショー
トショット、成形品の焼けなど)が発生するおそれがあ
るので180 ’C以下で行なうのが好ましい。成形温
度を125〜150℃とするのが成形時のトラブルがな
く、生産性が優れ、特に好ましい。
成形型は110〜180℃の高温と成形圧に耐えられる
よう金属製の金型であることが好ましく。
成形圧力は通常30 kg/cm”以上とされる。この
成形金型の表面仕上げけ雄雌型の少なくとも一方。
即ち、半透明な人造石の商品外観面になる成形金atφ
2000以上のペーパー仕上げによる焼面仕上げとした
表面平滑度を有する金型とした後。
硬質クロームメツキを施こしたものが商品価値のある十
分な透明性と光沢を得ることができるため好ましい。
加熱加圧して成形する手段には特に制限はなく。
トランスファ成形法、インジエクンヨ/成形法等が使用
でき、大型の半透明な人造石を製造するにはプレス成形
法がより適している。
なお5本発明では必要に応じ、SMC,BMCと同様に
酸化マグネシウムなどの金属酸化物、水酸化マグ不ノウ
ムなどの金属水酸化物、1.4ジフエニルメタ/シイ′
ノ/アナート等のポリイソシアネートなどの増粘剤、ガ
ラス繊維などの補強材を用いると得られる人造石の取り
扱い性及び機械的性質が向上するので好すしい。また、
@料1着色剤、・・イドロギノン、バラベンゾキノンな
どの硬化調整剤、無機質充てん削などの使用も可能であ
る。
本発明で便粗し得る無機質充てん剤としては例えば屈折
率no= 1.52〜1.54の水酸化マグネシウム、
屈折率n(3= l、52〜1.54の炭酸マグネシウ
ム、屈折率no = 1.54〜1.56の石英フィシ
(シリカ)、屈折率n□=、1.52〜1.54の水酸
化マグネシウム、屈折率n0=1.56〜1,58の水
酸化アルミニウム、屈折率no= 1.55〜1.57
の紺1r、屈折率no= 1.50〜1.54 (7)
群it、 m折率no=1.52〜1.53の硫酸カル
シウム、屈折率n。
= 1.52〜1.57のガラスパウダー ガラスミル
ドファイバー ガラスフレーク等のガラス類などが挙げ
られるが、その選択に当っては不飽和ポリエステル樹脂
(A)の硬化物の屈折率(nA)により近い屈折率(n
P)を有するものを選択するのが良く。
好ましくけ% = nA±0.03となるよう直訳する
と透明性の低下が少なく好ましい。
(作用) 本発明においては不飽和ポリエステル樹脂(A+中での
三次元ボリスチレ/の分散状態が均一であること、不飽
和ポリエステル樹脂硬化物粉末や三次元ポリスチレンな
どの各成分の屈折率の近似などによって透明性と光沢に
優れた人造石が得られるものと考えられる。また耐煮沸
劣化性に優れた不飽和ポリエステル樹脂および不飽和ポ
リエステル樹脂硬化物粉末、三次元ポリスチレンの組合
せが。
優れた耐煮沸劣化性を得る原因と考えられる。
(実施例) 次に本発明を実施例及び比較例により具体的に説明する
。部とあるのは重量部である。
(1)不飽和ポリエステルの製造 攪拌機、コンデンサ、  N2ガス導入管、温度計を取
り付けた2I!04つロフラスコに無水マレイン酸34
39.  フタル酸5189.  プロピレングリコー
ル2139. ジエチレングリコール483g及びハイ
ドロキノ70.31gを添加した後、N2ガスを徐々に
流しながら90℃に加熱する。その後。
撹拌しながら2時間かけて16.0℃に、4時間かけて
190℃にと徐々に加熱する。さらに加熱及び攪拌を続
け210℃になつ九ら、そのまま保温し脱水反応を進め
る。定期的に酸価を測定し、酸価が31になれば急冷し
不飽和ポリエステルa−1を得る。
同様に表1に示すような量で酸及びグリコールを仕込み
、不飽和ポリエステルを合成し不飽和ポリエステルa−
2及びa−3とした。
(2)不飽和ポリエステル樹脂の製造 得られた不飽和ポリエステルを表2に示すようにエチレ
ン型不飽和単量体に溶解し、不飽和ポリエステル樹脂(
A−1)〜(A−7)を得た。
(3)不飽和ポリエステル樹脂硬化物粉末の製造上記(
2)で得た不飽和ポリエステル樹脂(A−2)100重
蓋部に、硬化剤バーオキシペンシェードを1重量部添加
攪拌した後、200cc缶に注入し。
これを約80℃に加温した油槽に浸して硬化させた。得
られた硬化物をハンマーで粗粉砕し、さらにこれを粉砕
機で粉砕した後、目開き90μm(N11170)のふ
るいを通過させ、不飽和ポリエステル樹脂硬化粉末(C
−1)を得た。
同様に上記(2)項で得た不飽和ポリエステル樹脂(A
−6)を硬化後、粉砕して不飽和ポリエステル樹脂硬化
粉末(C−2)を得た。
(4)三次元ポリスチレンの製造 スチレン100 fit部、  ジビニルベンゼン0.
63重量部をドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0
.01重量部、ベンゾイルパーオキサイド0.3重量部
、リン酸カルシウム9重世部、水100重量部をコンデ
ンサ、攪拌機、N2ガス導入管、温度計を取り付けたセ
パラブルフラスコに仕込み混合した。重合は80℃で約
8時間行なった。重合物を10係塩酸水で処理し、リン
酸カルシウムヲ除いた後、水洗い、脱水を行ない、約5
0℃で真空乾燥した。これをかるく粉砕して三次元ボリ
スチレ/を得た。
上記で得た材料を用いて表3および表4の配合で成形用
組成物を得た。
実施例1け不飽和ポリエステル樹1111r(A−t)
100重jiiに、t−ブチルパーオキシベンゾエート
(日本油脂製パーブチルZ)を1重量部、バラベンゾキ
ノ/10チスチレン溶液0.3重液部。
三次元ポリスチレンを10重滑部、不飽和ポリエステル
樹脂硬化物粉末を80重量部、ステアリン酸亜鉛4重量
部を配合し、ニーダで十分に混練した。混練物をスチレ
ンが揮散しないようにセロノ・ンで包み1昼液40℃で
放置し熟成した。得られた成形用組成物を140℃に加
熱された雄型がφ3000のペーパーかけ後、硬質クロ
ームメツキを施した鏡面仕上げの浴槽試験金型(平均浴
槽肉厚10IIIm)が設置されたzoootプレスで
、成形圧約80 kg f /cm”で成形し、硬化時
間(プレス加圧時間)を種々変え脱型が回部となる最短
硬化時間を求めた。また本金型で成形された浴槽につい
て肉眼によりクラックやピンホール等の有無を調べ、成
形欠陥の評価を行なった。また同じ成形用組成物を50
tプレスに設置された140℃に加熱された雄型が上記
と同様な鐘面仕上げの220加X220om+X5m(
厚さ)の平板用金型で成形圧約80 kg f /cm
’で成形し、全光線透過率、光沢度を測定した。またこ
の試片の耐煮沸劣化性は煮沸前と煮沸300時間後との
色差ΔEを色差計で測定しその変色度で評価した。その
結果美しい半透明な浴槽が成形欠陥なしに成形できた。
最短硬化時間は430秒であった。また全光線透過率は
23%、光沢度は68チの美しい外観であり、耐煮沸劣
化性ΔEは6.2と実用可能であった。以下においても
評価方法は実施例1と同様に行なった。
実施例2は不飽和ポリエステル樹脂(A−1)に代え不
飽和ポリエステル樹脂(A−2)を用いたもので(Mw
 / C= C) aが316と小さくなったため光沢
度73憾と最短硬化時間395秒と向上し美しい半透明
な浴槽の生産性が高まった。
実施例3け不飽和ポリエステル樹脂(A−2)に代え不
飽和ポリエステル樹脂(A−3)を用いたもので、実施
例2に比較し、さらに変色ΔEの改善が着しい。
実施例4は不飽和ポリエステル樹脂(A−3)K変え不
飽和ポリエステル樹脂(A−4)を用いたもので実施例
3に比較し、全光線透過率が小さく、最短硬化時間が長
くはなるが、従来法に比べて透明で生産性に優れる。
実施例5は不飽和ポリエステル樹脂(A−5)を用いた
もので、契施例3に比較して耐煮沸変色は大きいが、従
来法に比べ透明で生産性に優れる。
実施例6は不飽和ポリエステル[11111(A−6)
を用いたもので、光沢と耐煮沸変色に優れ、最短硬化時
間も短い。
実施例7は不飽和ポリエステル樹脂(A−7)を用いた
もので、実施例3に比べ透明性が低下し。
最短硬化時間が長くなるが、従来法に比べ透明で生産性
に優れる。
比較例1は不飽和ポリエステル樹脂硬化物粉末を添加し
ないものであるが、浴槽試験型で成形した人造石は激し
いクランクが有り実用に当いしない。
実施例8は実施例6の不飽和ポリエステル樹脂硬化物粉
末(C−1)を1−2)に置き代えたものであり、透明
性が著しく向上する。
実施例9は三次元ポリスチレンの量を20重量部とした
もので、透明性と同時に光沢も増して美しい外観の人造
石である。
比較例2は三次元ポリスチレンの添加がないもので、激
しいクラックが有り実用に共しえない。
実施例10はポリスチレンの40係スチレン溶液を低収
縮剤として加えたものだが、実施例6と比べ劣らない美
しい外観の人造石となった。
実施例11は実施例8の成形金型温度を100℃に低下
したものであり、最短(J作詩間が607秒と長いが、
従来法に比べ生産性が高く、また透明性も優れる。
実施例12は実施例8の成形金型温度を190℃に上昇
したものであり、得られた人造石の裏面にブリゲル現象
が見られるものの、実用上は問題なく、従来品に比べ生
産性が高く、透明性も優れる。
実施例13は実施例8に酸化マグネシウム及びガラスカ
ットファイバを添加したものである。得られた組成物は
ヒ分増粘し固くなったため、べとつかず取り扱いやすい
組成物となった。すた透明性、光沢も優れ美しい外観の
人造石が得られた。
上記カントファイバは富士ファイバ製カントファイバl
’Es8−015.乎均カット長約0.5印)を使用し
た。
表3および表4に2いて ★1 スガ試験機@製SMカラーコンピュータS %1
−3− CH−H2を柑いてホ1]定した。
薫2 スガ試験機@J製デジタル変角光沢計UGV−5
Dを用いて60°光沢度を測定した。
斧3 肉眼で観察し、なしはクランクが無いことを示す
(発明の効果) 従来技術では低温硬化で生産性が悪い状態でしか得られ
なかった美しい半透明な人造石を2本発明によれば高温
で生産性良く製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、不飽和ポリエステル(a)をエチレン型不飽和単量
    体(b)に溶解して得られる不飽和ポリエステル樹脂(
    A)、硬化剤(B)、不飽和ポリエステル樹脂硬化物粉
    末(C)、三次元ポリスチレン(D)及び離型剤(E)
    を含有する成形用組成物を加熱加圧して成形することを
    特徴とする半透明な人造石の製造法。 2、成形用組成物を110〜180℃で加熱加圧して成
    形する請求項1記載の半透明な人造石の製造法。
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