JPS5843246B2 - 人造大理石製品の製造方法 - Google Patents

人造大理石製品の製造方法

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JPS5843246B2
JPS5843246B2 JP4985076A JP4985076A JPS5843246B2 JP S5843246 B2 JPS5843246 B2 JP S5843246B2 JP 4985076 A JP4985076 A JP 4985076A JP 4985076 A JP4985076 A JP 4985076A JP S5843246 B2 JPS5843246 B2 JP S5843246B2
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resin composition
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秀光 滝沢
行功 尾崎
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、不飽和ポリエステル樹脂をベースとした成形
材料を用い加熱加圧成形法に基づく人造大理石製品の製
造方法に関するものである。
本発明者らは、不飽和ポリエステル樹脂、充填材、骨材
、硬化触媒、内部離型剤、増粘剤、顔料などから成る組
成物を増粘させ比較的硬い粘土状の成形材料とし、該材
料を加熱加圧成形することにより、鮮明な大理石模様を
有する人造大理石製品を製造できることを見出している
この方法では、短かい成形時間で優れた人造大理石製品
を製造できるが、欠点がないでもなかった。
例えば、増粘させ目的とする成形材料を調製するに要す
る時間が長くかかり、そのため所望の大理石模様が増粘
過程でくずれたり、また成形材料が経時的に変化するの
で成形条件をその日その日毎に変えねばならないという
欠点があった。
本発明者らは、上記の如き欠点を克服すべく鋭意研究を
重ねた結果、特定の不飽和ポリエステル樹脂とコハク酸
誘導体を用いることにより、充填材や骨材が分離沈降す
ることなく、速かに増粘させて、加熱加圧成形時におい
て成形材料が流動し難く、かつ経時時に流動性の変化の
少ない成形材料を調製でき、そしてこの材料を用いて効
率良く鮮明な大理石模様を有する人造大理石製品を製造
できることを見出し、本発明を完成させたものである。
したがって、本発明の目的は生産性に優れた人造大理石
製品の製造方法及び該方法に基づく鮮明な模様を有する
人造大理石製品を提供する点にある。
他の目的は、本発明で用いる新規な成形材料を提供する
点にある。
その他の目的は、以下の説明から明らかになるであろう
本発明は、エチレン系不飽和単量体と酸価9〜35、水
酸価10〜40で平均分子量1,500〜5.000の
不飽和ポリエステルとから成る不飽和ポリエステル樹脂
、充填材、骨材、硬化触媒、内部離型剤、全炭素数8〜
30のコハク酸誘導体、増粘剤、及び必要に応じ顔料(
I)とから威る樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物10
0重量部に対して該樹脂組成物と異なる色彩を呈する顔
料(I)を0.05〜30重量部の割合で添加し所望の
大理石模様が描き出されるようにかきまぜ、常温または
加熱により比較的硬い粘土状を呈するまでに速かに増粘
させて成形材料とし、該成形材料を型に仕込み加熱加圧
し硬化させることを特徴とするものである。
本発明の樹脂組成物を構成する不飽和ポリエステル樹脂
のエチレン系不飽和単量体としてはスチレン、クロルス
チレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、α−メチルスチ
レン、ジアリルフタレート、アクリル酸のアルキルエス
テル、メタクリル酸のアルキルエステルなどを挙げるこ
とができ、これら単量体の1種または2種以上を有効に
使用できる。
不飽和ポリエステルは、酸価9〜35、水酸価10〜4
0で平均分子量1,500〜5,000の範囲にあるも
のであり、α、β−、β−二塩基酸と多価アルコールを
、必要ならば飽和二塩基酸を併用して、炭酸ガス、窒素
ガスなどの如き不活性ガス気流中で140〜250℃の
温度にて縮合反応せしめて得られる。
そして、本発明において酸価および水酸価を上記の範囲
とすることが必須で、範囲からはずれると本発明の目的
を十分達成できないものである。
このような特定の不飽和ポリエステルとするためには、
二塩基酸と多価アルコールのモル比を調節する必要があ
り、使用する原料によりそのモル比は異なってくるが、
二塩基酸100モルに対して多価アルコール0.90〜
1.10モル程度のモル比にすることが望ましい。
不飽和ポリエステルを調製するに当って使用されるα、
β−不飽和不飽和基塩基塩は、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、フマル酸、ハロゲン化無水マレイン酸などを挙げ
ることができる。
飽和二塩酸としては、フタル酸、無水フタル酸、ハロゲ
ン化無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸などを挙げることができる。
また、必要に応じアクリル酸、プロピオン酸、安息香酸
等の如き一塩基酸やトリメリット酸、ベンゼン、テトラ
カルボン酸の如き多塩基酸も使用することがテキる。
多価アルコールとしてはエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、ホリプロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、水素化ビスフ
ェノールA1トリメチロールプロパンモノアリルエーテ
ル、ネオペンチルグリコール、2,2,4−トリメチル
−1,3−ベンタンジオール、グリセリン等を挙げるこ
とができる。
不飽和ポリエステル樹脂は、エチレン系単量体30〜7
0重量部と不飽和ポリエステル70〜30重量部の比率
で戊るもので、従来公知の手順に従って容易に調製でき
るものである。
そして、不飽和ポリエステル樹脂とする際に該樹脂を安
定ならしめるため、ヒドロキノン、t−ブチルカテコー
ル、カテコール、t−ブチルヒドロキノン、P−メトキ
シフェノール、ブチレートヒドロキシアニソール、ベン
ゾキノン、t−−7”チルベンゾキノンなどを安定剤と
して該樹脂100重量部に対して0.001〜0.5重
量部の範囲の比率の量で添加することが望ましい。
充填材としては種々のものを使用することができるが、
例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク
、水酸化アルミニウム、アルミナ粉、硅石粉、ケイソウ
土、雲母粉末、モミガラ粉、石こう、木粉、骨粉、アス
ベスト粉などを挙げることができ、不飽和ポリエステル
樹脂100重量部に対して20〜300重量部の範囲の
比率の量で使用するものである。
またガラス粉、ポリ塩化ビニリデン、シラスなどを不飽
和ポリエステル樹脂100重量部に対して3〜100重
量部の範囲の比率の量で上記の如き充填材と併用するこ
ともできる。
骨材としては、粒径0.1〜15關、好ましくは0.2
〜8朋の硅砂、川砂、寒水石、天理石屑、砕石等を挙げ
ることができ、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に
対し20〜1,000重量部の割合で用いることができ
る。
充填材と骨材との配合割合は広い範囲とすることができ
、一般には経済性、作業性、所望製品の強度等を考慮し
て決めればよいが、最密充填となるような割合とするの
が好ましい。
硬化触媒は、不飽和ポリエステル樹脂に作用するもので
、例えばアゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ化合
物、tert−ブチルパーベンゾエイト、tert−ブ
チルパーオクトエイト、ベンゾイルパーオキサイド、メ
チルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド等の有機過酸化物を挙げることができ、不飽和ポリ
エステル樹脂100重量部に対し0.5〜3重量部の範
囲で用いることができる。
そして、必要ならばナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅
、オクチル酸コバルト、ジメチルアニリン、ジメチルパ
ラトルイジン等を、重合促進剤として硬化触媒と共に使
用することができる。
内部離型剤としてはステアリン酸、ステアリン酸亜鉛等
の如き高級脂肪酸や該酸エステル、アルキルリン酸エス
テル等を挙げることができ、不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に対し0.5〜5重量部の割合で用いること
ができる。
全炭素数8〜30のコハク酸誘導体(以下、単にコハク
酸誘導体と記す。
)としては、オクチルコハク酸、オクテニルコハク酸、
ヘキシルコハク酸、ヘキセニルコハク酸、ノニルコハク
酸、ノネニルコハク酸、テシルコハク酸、テセニルコハ
ク酸、ドデシルコハク酸、ドデセニルコハク酸、テトラ
デシルコハク酸、テトラデセニルコハク酸、シクロドデ
シルコハク酸、シクロドデセニルコハク酸、ヘキサデシ
ルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、ヘプタデシルコ
ハク酸、ヘプタデセニルコハク酸、オクタデシルコハク
酸、オクタデセニルコハク酸、エイコシルコハク酸、エ
イコシルコハク酸、ジフェニルブテニルコハク酸、これ
ら酸誘導体の無水物などを挙げることができる。
このようなコハク酸誘導体を製造する場合、原料が数種
の異性体を含んでいたり、反応により数種の異性体を虫
取するのが普通である。
本発明で使用するコハク酸誘導体としては、数種の異性
体の混合品も有効であり、単一の特定化合物であること
にこだわらないものである。
そして工業的には、むしろ数種の異性体の混合品を使用
することになることが多いものである。
使用量は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し
て0.01〜10重量部の範囲の比率の量である。
0.01部の比率の量より少ない場合には、コハク酸誘
導体を用いることの作用効果が期待できず、本発明の目
的も達成できない。
逆に10部の比率より多い場合には、成形材料の粘度を
所望の粘度とすることができず好ましくない。
コハク酸誘導体の炭素数が8より少ないと、不飽和ポリ
エステル樹脂への溶解度が悪く効果が極めて少ない。
そして、炭素数が30より大きくなると、溶解度は良好
であるが、該誘導体による作用効果が小さくなる。
コハク酸誘導体の使用方法としては、予め不飽和ポリエ
ステル樹脂に溶解させておく方法が便利であるが、成形
材料の製造時にヌチレン、トルエン、キシレンあるいは
ジアリルフタレートなどの該誘導体溶液としであるいは
そのまま直接添加し配合する方法などを挙げることがで
きる。
増粘剤は不飽和ポリエステルが有する一〇H基、−C!
OOH基、やエステル結合等と化学的に結合して線状ま
たは一部交叉結合を生ぜしめて分子量を増大させ不飽和
ポリエステル樹脂を増粘させる性質を有するもので、例
えば酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化べIJ
IJウムの如き二価金属の酸化物、水酸化カルシウムの
如き二価金属の水酸化物等を挙げることができる。
増粘剤の使用量は、本発明方法における成形材料の粘度
が少なくとも8価100の粘度を呈するに足りる量であ
れば良いが、樹脂組成物を構成する不飽和ポリエステル
樹脂100重量部に対し0.5〜10重量部の割合とす
ることができる。
そして、必要ならば水の如き極性の強い物質を増粘助剤
として少量用いることもできる。
なお、粘度指数として用いたE価はDr、H,Kram
erらがKunststoffe58巻12号第918
頁(1968)に報告した稠度測定装置(昭和45年2
月28日、日刊工業新聞社発行、「ポリエステル樹脂」
、第322〜第323頁参照)を用い、直径38朋、リ
ードボルトを含めた重さ275gの鋼球を被測定物に接
触させると同時に測定を開始させ、鋼球が5朋被測定物
中に入るまでの時間(秒)を示すものである。
樹脂組成物にあらかじめ添加されておかれる顔料(I)
は、樹脂組成物において必須の構成成分でなく、本発明
方法により得られる製品に色彩を所望する場合に使用さ
れるもので、不飽和ポリエステル樹脂の硬化を著しく阻
害しないものであればいかなるものをも用いることがで
きる。
樹脂組成物はエチレン系不飽和単量体と酸価9〜35、
水酸価10〜40で平均分子量1,500〜5,000
の不飽和ポリエステルとからなる不飽和ポリエステル樹
脂、充填材、骨材、硬化触媒、内部離型剤、全炭素数8
〜30のコハク酸誘導体、増粘剤、および必要に応じ顔
料(I)とからなり、常温では一般に比較的高粘度では
あるものの流動性を有する組成物で、人造大理石製品の
中にあっては基材部分を形成するものである。
樹脂組成物は、この種の技術において慣用の技術、例え
ばモルタルミキサー等の混練機を用いて構成成分を十分
混練することにより容易に調製することができる。
この際、不飽和ポリエステル樹脂の含量は、樹脂組成物
に対し8〜40重量%の範囲であることが好ましく、8
重量%未満の少量では混練作業に支障をきたし、また人
造大理石製品の強度が小さく、逆に40重量%を越える
多量とすると、成形材料を加熱加圧する際に、型内で不
飽和ポリエステル樹脂と充填材や骨材との分離が起り易
く、流動が不均一となり硬化むらが発生し、人造大理石
製品の表面状態の劣化などをきたすので好ましくない。
また、必要ならば慣用の低収縮化剤、例えばポリメタク
リル酸メチルやその共重合体、ポリ酢酸ビニルやその共
重合体、飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、セルロースアセテートブチレ
ート等の重合体を必要とする収縮率に応じて適当量添加
配合させることができる。
また、必要ならばガラス繊維やアスベスト繊維を強化材
として配合させることができる。
あらかじめ混合調製した樹脂組成物に添加する顔料(1
)は、製品の大理石模様を形成するもので、このため樹
脂組成物に顔料(I)を含む場合はその色彩と異なる色
彩の顔料でなければならないが、例えばチタンホワイト
、鉄黒、クロムイエロー、カドニウムオレンジ、ベンガ
ラ、パーマネントレッド、キナクリドンバイオレット、
コバルトブルー、フタロシアニンブルー、合成真珠箔顔
料等の顔料を挙げることができ、樹脂組成物100重量
部に対し0.05〜30重量部の割合で用いることがで
きる。
模様づけのために顔料(I)を添加する手順としては、
粉体のままで用いることもできるが、使用量が微少量で
ある場合や又顔料(II)が分散し難い場合、顔料(I
I)を不飽和ポリエステル樹脂に、この種の技術におい
ては慣用の技術、例えば三本ロール、ディスパー、ディ
スパーミル、TK式ホモミキサー等で分散させてトーナ
ーとして用いるのが便利である。
トーナーとして添加する場合も添加するトーナー量を樹
脂組成物100重量部に対して0.05〜30重量部の
割合で用いる。
トーナーのビヒクル取分として用いる不飽和ポリエステ
ル樹脂は、樹脂組成物を構成するそれと実質同一のもの
を用いることができ、樹脂組成物を混合調製する際に不
飽和ポリエステルに硬化触媒、内部離型剤を混合した樹
脂組成物の液状成分を少量取り出しビヒクルとして用い
ることも何ら差しつかえない。
本発明の成形材料は、樹脂組成物100重量部に対し大
理石模様となるべき顔料(I)を0.05〜30重量部
の割合で加えて樹脂組成物を基材とし、所望の大理石模
様が描き出されるように不均一に両者をかきまぜ、樹脂
組成物中の揮発性成分の揮散を防止するためポリエチレ
ンラミネートセロハン等で包み常温もしくは加熱により
増粘させて調製されるもので、比較的硬い粘土状を呈し
ており、冷暗所において塊状物や板状物として長期間に
わたり貯蔵できるものである。
成形材料調製に当って、増粘は常温においては10〜3
0時間程度静置しておくだけで良く、加熱においては成
形材料のライフが損われない温度、例えば35〜60℃
範囲程度の温度で熟成させることによって容易に行なう
ことができる。
人造大理石製品は、比較的硬い粘土状を展し所望の大理
石模様が描き出されるように調製された成形材料を型に
仕込み加熱加圧し、不飽和ポリエステル樹脂を重合硬化
させて製造されるものであるが、従来公知の加熱加圧成
形法の手順に従って容易に製造することができる。
例えば、調製直後の、あるいは予め調製され冷暗所に貯
蔵されている成形材料を所望の金型に仕込み、型締めし
、90〜170℃の温度範囲成形品の投影面積に対し2
0〜2ooKg/cr/lの圧力範囲の条件で、加熱加
圧成形した後、金型から成形物を離型させ、所望の人造
大理石製品とする手順に従って容易に製造することがで
きる。
本発明に従えば、混線作業後の骨材、充填材と樹脂との
分離がなく、所望の粘度に到達させ成形材料とするに必
要な時間を著しく短縮することができ、しかも得られた
成形材料の粘度の経時変化は極めて少ないものである。
そして、この成形材料を用いると成形条件が安定してく
るので高温高速成形が可能で、鮮明な大理石模様を有し
、クラックが皆無で表面平滑性に優れ強度の大きな人造
大理石製品、例えば壁材、化粧洗面台、扉、時計の枠、
置物類やその台等を効率良く工業的に生産することがで
きる。
従来、ハンドレイアップ法で4時間程度の時間を畳して
いたものを、本発明によれば3分程度の短時間で成形で
きる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
なお、例中の部はことわりのない限り重量部を意味する
ものである。
実施例 1 四つ目フラスコに無水フタル酸148部、無水マレイン
酸882部およびプロピレングリコール798部を仕込
み、窒素ガスを吹き込みつつ攪拌下に加熱し、最高温度
を250℃とし脱水縮合せしめ、酸価21.水酸加25
で分子量3,117の不飽和ポリエステルを得た。
ついでこの不飽和ポリエステル60部、スチレン40部
、ヒドロキノン0.05部の割合で相互溶解させ不飽和
ポリエステル樹脂(以下、樹脂rAJと記す。
)とした。(1)樹脂組成物配合割合: 不飽和ポリエステル樹脂A 100部オクチ
ルコハク酸 2部炭酸カルシウム
200部m束粉化工業株式会社製、
日東粉化NS#l 00 )寒水石(平均直径約1 r
nn ) 330部tert−’jチルパー
ベンゾエイト 1部ステアリン酸亜鉛
3部酸化マグネシウム
1.5部(協和化学工業株式会社、′協和マグ
#100“)(2)顔料:鉄黒 樹脂組成物成分全量をモルタルミキサーに投入し、5分
間モルタルミキサーで混合した。
引き続き鉄黒顔料を樹脂組成物100部に対して10部
の割合でモルタルミキサー中に少量ずつ、樹脂組成物に
模様を描画しつつ添加し、所望の大理石模様が描き出さ
れる迄かきまぜた。
ついでモルタルミキサーより取り出しポリエチレンラミ
ネートセロハンで包み、40℃で5時間放置させて粘度
が25℃で8価1,030の成形材料を得た。
この成形材料を化粧洗面台の金型に仕込み圧力soKg
/d、金型温度150℃、型締時間3分で成形したとこ
ろ、外形700X9QQmm、肉厚15朋の美麗な大理
石模様を有した化粧洗面台製品が得られた。
実施例 2〜6 実施例1において、オクチルコハク酸に替えて第1表に
示すコハク酸誘導体を用いる他は同様にして成形材料を
得た。
そして同様にして粘度を測定した。
その結果は、第1表に示すとおりであった。
比較例 1 実施例1において、オクチルコハク酸を使用しない他は
同様にして成形材料を得て、粘度を測定した。
その結果は、第1表に示すとおりであった。実施例 7 ポリスチレン(三菱モンサンド化戊00ダイヤレックス
HT−44)30部、スチレンモノマー70部の割合で
混合して低収縮化剤Bを得た。
実施例1で用いた不飽和ポリエステル樹脂A75部、低
収縮化剤B25部の割合で混合し低収縮不飽和ポリエス
テル樹脂Cを得た。
(1)樹脂組成物配合割合 低収縮不飽和ポリエステル樹脂0 100部へブタデセ
ニルコハク酸 2部炭酸カルシウム
150部(日東粉化NS#100 ) 寒水石(平均直径約2闘) 250部ステアリ
ン酸亜鉛 3部tert−ブfル
バーベンゾエイト 1部酸化マグネシウム
1.2部(協和マグ#100) (2)顔料二鉄黒 樹脂組成物全量と顔料を用い、実施例1と同じ手順にし
たがって8価830の成形材料を得た。
この成形材料をスピーカーボックスの金型に仕込み、圧
力8oK9.、’i、金型温度140℃、型締時間4分
で成形したところ、外形340×240X170mm、
肉厚15朋の美麗な大理石模様製品が得られた。
実施例 8 (1)樹脂組成物配合割合 低収縮不飽和ポリエステル樹脂0 100部ドデセニル
コハク酸 1部炭酸カルシウム
200部(日東粉化NS#100) 寒水石(平均直径約2扉m) 200部ステ
アリン酸亜鉛 3部tert−ブ
チルパーベンゾエイト 1部Mg0(協和マグ
#40) 1部(2)顔料 コバルト
ブルー 低収縮不飽和ポリエステル樹脂100部、ステアリン酸
亜鉛3部、tert−ブチルパーベンゾエイト1部、コ
バルトブルー10部の割合テデイスパーにて混合し、次
に三本ロールにて三回混練してブルートーナーを得た。
樹脂組成物成分全量をモルタルミキサーに投入し、5分
間混合した。
引き続きブルートーナーを樹脂組成物ioo部に対して
8部の割合でモルタルミキサー中に少量ずつ樹脂組成物
に模様を描画しつつ添加し、所望の大理石模様が描き出
される迄かきまぜた。
ついでモルタルミキサーより取り出し、ポリエチレンラ
ミネートセロハンで包み、40℃で2時間熟成し、粘度
が8価1,020の成形材料を得た。
この成形材料を実施例1で用いたのと同じ金型に仕込み
圧カフoKy/cr/l、金型温度150℃、型締時間
3分で成形したところ美麗な大理石模様製品が得られた
実施例 9 (1)樹脂組成物配合割合 不飽和ポリエステル樹脂A 100部デシルコ
ハク酸 1部炭酸カルシウム
200部(日東粉化NS#100
) 寒水石(平均直径約1闘) 200部tert
−ブ+ルハーヘンゾエイト 1部ステアリン酸亜
鉛 3部顔料鉄黒
20部Mg0(協和マグ#100)
1.5部(2)顔料 チタン白 不飽和ポリエステル樹脂100部、ステアリ7酸亜鉛3
部、tert−1チルパ一ベンゾエイト1部、Mg01
.5部、チタン白25部をディスパーで5分混合してホ
ワイトトナーヲ得た。
樹脂組成物成分中、炭酸カルシウム、寒水石を除く成分
をディス−パーで5分混合し、これをモルタルミキサー
に投入し炭酸カルシウム、寒水石を加えて5分混合した
引き続きホワイトトーナーを樹脂組成物100部に対し
て5部の割合でモルタルミキサー中に少量ずつ樹脂組成
物に模様を描画しつつ添加し、所望の大理石模様が描き
出される迄かきまぜた。
モルタルミキサーより模様づけされた成形材料を取り出
しポリエチレンラミネートセロハンで包み、25℃で1
0時間放置し粘度が25℃で8価1,400の成形材料
を得た。
この成形材料をテーブルトップの金型に仕込み、圧カフ
0Ky/crl、金型温度140℃、型締時間8分で成
形したところ、基材色が黒で白の大理石模様を有した外
形600X 900’、X 30mmのテーブルトップ
製品が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン系不飽和単量体と酸価9〜35、水酸価1
    0〜40で平均分子量が1,500〜5,000の不飽
    和ポリエステルとから成る不飽和ポリエステル樹脂、充
    填材、骨材、硬化触媒、内部離型剤、全炭素数が8〜3
    0のコハク酸誘導体、増粘剤、及び必要に応じ低収縮化
    材、顔料■とから成る樹脂組成物を調製し、該樹脂組成
    物ioo重量部に対して該樹脂組成物と異なる色彩を呈
    する顔料■を0.05〜30重量部の割合で添加し所望
    の大理石模様が描き出されるようにかきまぜ、常温又は
    加熱により比較的硬い粘土状となるまでに増粘させて成
    形材料とし、該成形材料を型に仕込み、加熱加圧して硬
    化させることを特徴とする人造大理石製品の製造方法。 2 エチレン系不飽和単量体と酸価9〜35、水酸価1
    0〜40で平均分子量が1,500〜5,000の不飽
    和ポリエステルとから成る不飽和ポリエステル樹脂10
    0重量部に対して充填材20〜300重量部、骨材20
    〜1,000重量部、硬化触媒0.5〜3重量部、内部
    離型剤0.5〜5重量部、゛全炭素数8〜30のコハク
    酸誘導体0.01〜10重量部、増粘剤0.5〜10重
    量部の割合で、及び必要に応じ低収縮化剤、顔料Iとか
    ら戊る樹脂組成物を調製し、該樹脂組成物100重量部
    に対して該樹脂組成物と異なる色彩を呈する顔料■を0
    .05〜30重量部の割合で添加し所望の大理石模様が
    描き出されるようにかきまぜ、常温又は加熱により25
    ℃に於る8価が少なくとも100である比較的硬い粘土
    状となるまでに増粘させて成形材料とし、該成形材料を
    型lこ仕込み、90〜170℃の温度、成形品の投影面
    積に対し、て20〜200に9/crflめ圧力下で硬
    化が行なわれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 不飽和ポリエステル樹脂はエチレン系不飽和単量体
    30〜70重量部と不飽和ポリエステル70〜30重量
    部の割合で戊るものである特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の方法。 4 エチレン系不飽和単量体はスチレンである特許請求
    の範囲第3項記載の方法。 5 コハク酸誘導体はオクチルコハク酸、デシルコハク
    酸、ドデセニルコハク酸、テトラデセニルコハク酸、ヘ
    プタデセニルコハク酸、シクロデセニルコハク酸、オク
    テニルコハク酸、ヘキシルコハク酸、ヘキセニルコハク
    酸、ノニルコハク酸、ノネニルコハク酸、デセニルコハ
    ク酸、ドデシルコハク酸、テトラデシルコハク酸、シク
    ロドデシルコハク酸、ヘキサデシルコハク酸、ヘキサデ
    セニルコハク酸、ヘプタデシルコハク酸、オクタデシル
    コハク酸、オクタデセニルコハク酸、エイコシルコハク
    酸、エイコシルコハク酸、ジフェニルブテニルコハク酸
    から威る群より選ばれた少なくとも1種である特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の方法。
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