JPH0273869A - 粗製銅フタロシアニンをピグメント形態に転化する方法 - Google Patents

粗製銅フタロシアニンをピグメント形態に転化する方法

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JPH0273869A JP1180632A JP18063289A JPH0273869A JP H0273869 A JPH0273869 A JP H0273869A JP 1180632 A JP1180632 A JP 1180632A JP 18063289 A JP18063289 A JP 18063289A JP H0273869 A JPH0273869 A JP H0273869A
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    • C09B67/0014Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、結晶化において障害を受け大きく凝集した粗
製鋼フタロシアニン粉末を有機溶媒で処理し、粗製銅フ
タロシアニンののボールミル111砕によりその当初粒
度を0.1μ園以下にして粗製鋼フタロシアニンをピグ
メント形態に転化する方法に関するものである。
(技術的背景及び従来技術) 有機溶媒は一般にその製造に際し使用に適しない物理的
形態をもたらす。このいわゆる粗製ピグメントは、例え
ば粒度が過大であり、結晶形態が不均斉或は不適当であ
り、また凝集化する傾向がある。
従って、このような粗製ピグメントは精製により微粉砕
され、残留出発材料、好ましくない副生物などは除去さ
れる。
有機溶媒による後処理は粒度の広範囲にわたるバラツキ
を狭くシ、さらにこれによりその他の重要な使用特性、
例えば粒形、流動性、懸濁性、着色力、光射性、耐候性
などが成る程度調整され得る。
各種文献、例えばベルギー特許621890号明細書に
より、このピグメント処理を撹拌機中においてバッチ式
に行う方法、或は西独特許2336919号明細書によ
り、例えば塩のような添加剤を使用して混練機において
連続的或は非連続的に、場合により微粉砕工程を加えて
行う方法がすでに公知である。
撹拌機中における処理は、数時間にも及ぶ長い滞留時間
のために、また部分的には流動性が悪く、ピグメントの
量割合が低いために、大きな装置容積と大量の溶媒とを
必要とする。この環境保全のための管理には厄介な問題
を生ずる可能性がある。またバッチ式処理のため、製品
の均一品質が必ずしも保障され得ない。
また塩を添加して、混練機乃至螺杵装置において非連続
的或は連続的に処理する方法は、場合により高い塩の輸
送コストにより環境問題は起こらないにしても、塩の使
用量及び長い滞留時間のために大容積の装置を使用する
必要がある。
従って、この分野の技術的課題は、例えば塩のような助
剤を必要とすることなく、比較的小容積の装置で粗製鋼
フタロシアニンを処理し、従来法で処理されたピグメン
トの前述諸特性と同程度の、或はこれより秀れた緒特性
を存するピグメントに転化する方法を提供することであ
る。
(発明の要約) しかるに、この技術的課題は、有機溶媒と磨砕された粗
製鋼フタロシアニン、すなわちピグメントから成り、こ
のピグメントの量割合が15乃至55重量%、有機溶媒
の量割合が15乃至80重量%であり、0乃至30重量
%の水を含有することができる懸濁液を、2乃至100
0秒の滞留時間で1000乃至20000s−’のせん
断速度に服せしめ、このせん断の間に混入ピグメントが
0801乃至θ、2kWh/に、のエネルギーを受け、
次いで処理を確定的に中止化して、溶媒ピグメント懸濁
液に溶媒の0.1乃至10倍量の水を計量添加し、懸濁
液と均質に混合することを特徴とする本発明方法により
解決されることが見出された。
(発明の構成) 本発明方法を実施するだめの添付図面に示される装置に
関連して本発明をさらに具体的に詳述する。
計量給送装置1から、螺杵混練装置2、例えば1軸乃至
2紬の合成樹脂工業において慣用の螺杵混練装置に、乾
燥粉末状の或は水で湿潤されたフィルタケーキとしての
磨砕粗製ピグメント3、テトラヒドロフラン4及び場合
により水5が個別的に、或は合体して連続的に供給され
る。形成される懸濁液及び螺杵混練装置の形態に応じて
、計量給送装置と螺杵混練装置との間に強制給送装w6
を設け、螺杵混練装置中の懸濁液の搬送を確実ならしめ
る。このためには慣用の偏心渦巻ポンプ或は対向密封歯
車ポンプが使用される。
螺杵混練機2は独立して加熱されるように複数の区画室
から成る。螺杵には給送のための螺条素子及びせん新素
子が装着されている。せん断素子をもたらすために例え
ば合成樹脂加工に慣用の混練素子或はローターステータ
ー機構が使用され得る。せん断圏離脱後、懸濁液は計量
給送装置7からの水で希釈され、混合装置9で均質に混
合される。この混合装置は」二連したようなせん新素子
から構成され、螺杵混練装置内に設けられることができ
る。この場合水はケーシング壁導孔を経て給送される。
必要に応じて、せん断の開側々の計量給送装置10及び
ケーシング壁導孔から助剤11が添加される。
懸濁液は混合装置9から排出された後、計量給送装置1
から粗製ピグメントが給送されたか或は精製されたピグ
メントが給送されたかに応じて精製圏12を経て、或は
直ちに乾燥圏13に給送される。精製が必要でない場合
には、懸濁液の粘度は、乾燥流動床、フィルム乾燥器及
び噴霧乾燥器として使用され得るように計量給送装置7
により調節されることができる。
このようにして得られたピグメントは、バッチ式で約1
0%の着色力で製造され、極めて純粋の透明色調を示す
実施例1 ボールミル中で乾燥磨砕された銅フタロシアニン(精製
、結晶形態α分40%)20kg/hを、26 kg 
/ hのテトラヒドロフラン及び6.5kg/hの水と
共に螺杵混練機に給送され、最大7000s−’のせん
断速度で44秒閲せん断処理され、次いで42 kg 
/ hの水と混合され、形成された懸濁液を80℃で乾
燥した。極めて秀れた着色特性ををする、オフセット印
刷用のβ−結晶形態高品質ピグメントが得られた。
実施例2 14kg/hの磨砕された銅フタロシアニン(未精製、
6分60%)をテトラヒドロフランと水の共沸混合物2
6 kg / hと共に螺杵混練機に給送し、最高68
00s″″Iのせん断速度で65秒間せん断処理され、
次いで132kg/hの水と混合され、銅フタロシアニ
ンを濾別し、乾燥した。極めて秀れた着色特性を有する
、オフセット印刷用のβ−結晶形態高品質ピグメントを
得た。
実施例3 磨砕された銅フタロシアニン(精製、6分60%)の水
で湿潤されたフィルターケーキ(固体含有分62%) 
26.5kg / hを、テトラヒドロフラン及び水の
共沸混合物23.8kg / hと共に、6800s 
’のせん断速度で52秒関せん断処理した。次いで13
6kg/hの水と混合し、この懸濁液を乾燥した。極め
て秀れた着色特性を有する、オフセット印刷用のβ−結
晶形態高品質ピグメントが得られた。
実施例4 実施例3と同様にして、ただし136kg/hではなく
 、32.5にに/hの水と混合した。これにより実施
例3のような易流動性懸濁液ではなく流動性ペーストが
得られた。その着色特性は実施例3のピグメントに相当
するものであった。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明方法を実施するための装置の概略図で
あって、 1は計量給送装置、2は螺杵混練装置、3は粗製ピグメ
ント、4はテトラヒドロフラン、5は水、7は水の計量
給送装置、9は混合装置、12は精製圏、13は乾燥圏
である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶化において障害を受け大きく凝集した粗製銅
    フタロシアニン粉末を有機溶媒で処理し、粗製銅フタロ
    シアニンのボールミル磨砕によりその当初粒度を0.1
    μm以下にして粗製銅フタロシアニンをピグメント形態
    に転化する方法において、有機溶媒と磨砕された粗製銅
    フタロシアニン、すなわちピグメントから成り、このピ
    グメントの量割合が15乃至55重量%、有機溶媒の量
    割合が15乃至80重量%であり、0乃至30重量%の
    水を含有することができる懸濁液を、2乃至1000秒
    の滞留時間で1000乃至20000s^−^1のせん
    断速度に服せしめ、このせん断の間に混入ピグメントが
    0.01乃至0.2kWh/kgのエネルギーを受け、
    次いで処理を確定的に中止して、溶媒ピグメント懸濁液
    に溶媒の0.1乃至10倍量の水を計量添加し、懸濁液
    と均質に混合することを特徴とする方法。
  2. (2)請求項(1)による方法において、有機溶媒とし
    てテトラヒドロフランを使用することを特徴とする方法
  3. (3)請求項(1)或は(2)による方法において、せ
    ん断圏におけるせん断速度を5000乃至16000s
    ^−^1とすることを特徴とする方法。
  4. (4)請求項(1)或は(2)による方法において、被
    せん断懸濁液におけるピグメントの量割合が18乃至4
    5重量%であることを特徴とする方法。
  5. (5)請求項(1)或は(2)による方法において、せ
    ん断圏における滞留時間が5乃至500秒とすることを
    特徴とする方法。
  6. (6)請求項(1)或は(2)による方法において、せ
    ん断後において懸濁液に計量添加されるべき水の量を、
    含有されている溶媒量の0.1乃至10倍、ことに0.
    2乃至5倍とすることを特徴とする方法。
  7. (7)請求項(1)或は(2)による方法において、せ
    ん断の間に懸濁液混入ピグメントが0.02乃至0.1
    2kWh/kgのエネルギーを受けることを特徴とする
    方法。
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