JP6923106B1 - カラーフィルタ用顔料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
<方法>
粗顔料2.48gを、ビックケミー社製BYK−LPN6919 1.24g、DIC株式会社製ユニディックZL−295 1.86g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート10.92gと共に0.3〜0.4mmのジルコンビーズを用いて、東洋精機株式会社製ペイントシェーカーで2時間分散して分散体を得る。ジルコンビーズをナイロンメッシュで取り除いた後の分散体0.02gをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート20gで希釈して粒度分布測定用分散体を得る。
<条件>
・測定機器:動的光散乱式粒子径分布測定装置LB−550(株式会社堀場製作所製)
・測定温度:25℃
・測定試料:粒度分布測定用分散体
・データ解析条件:粒子径基準 散乱光強度、分散媒屈折率 1.402
(粗顔料A1の合成)
300mlフラスコに、塩化スルフリル(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 91g、塩化アルミニウム(関東化学株式会社製) 109g、塩化ナトリウム(東京化成工業株式会社製) 15g、亜鉛フタロシアニン(DIC株式会社製) 30g、臭素(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 230gを仕込んだ後、130℃まで昇温し、130℃で40時間保持した。反応混合物(反応溶液)を水に取り出し、沈殿物を析出させた後、当該沈殿物をろ過し、水洗し、乾燥することにより粗顔料A1を得た。なお、水洗は、ろ液のpHと洗浄に用いられる水のpHの差が±0.2になるまで行った。
300mlフラスコに、塩化スルフリル(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 90g、塩化アルミニウム(関東化学株式会社製) 105g、塩化ナトリウム(東京化成工業株式会社製) 14g、亜鉛フタロシアニン(DIC株式会社製) 27g、臭素(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 55gを仕込んだ後、130℃まで昇温し、130℃で40時間保持した。反応混合物(反応溶液)を水に取り出し、沈殿物を析出させた後、当該沈殿物をろ過し、水洗し、乾燥することにより粗顔料A2を得た。なお、水洗は、ろ液のpHが洗浄に用いられる水と同等のpHになるまで行った。
300mlフラスコに、塩化スルフリル(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 91g、塩化アルミニウム(関東化学株式会社製) 109g、塩化ナトリウム(東京化成工業株式会社製) 15g、クロロアルミニウムフタロシアニン(東京化成工業株式会社製) 30g、臭素(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 230gを仕込んだ後、130℃まで昇温し、130℃で40時間保持した。反応混合物(反応溶液)を水に取り出し、沈殿物を析出させた後、当該沈殿物をろ過し、水洗し、乾燥することにより粗顔料A3を得た。なお、水洗は、ろ液のpHと洗浄に用いられる水のpHの差が±0.2になるまで行った。
300mlフラスコに、塩化スルフリル(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 91g、塩化アルミニウム(関東化学株式会社製) 109g、塩化ナトリウム(東京化成工業株式会社製) 15g、銅フタロシアニン(東京化成工業株式会社製) 30g、臭素(富士フイルム和光純薬工業株式会社製) 230gを仕込んだ後、130℃まで昇温し、130℃で40時間保持した。反応混合物(反応溶液)を水に取り出し、沈殿物を析出させた後、当該沈殿物をろ過し、水洗し、乾燥することにより粗顔料A4を得た。なお、水洗は、ろ液のpHと洗浄に用いられる水のpHの差が±0.2になるまで行った。
300mlビーカーに、粗顔料(粗顔料A1〜A4) 5gとメタノール 5gとをはかりこみ混合した後、さらにイオン交換水 100mlをはかりこみ、ホットスターラーで5分かけて煮沸状態とし、さらに5分間煮沸を続けた。次いで、30℃以下に放冷した後、100mlのメスシリンダーへ移し、イオン交換水で全量を100mlに調整してからろ過し、ろ液のpHを測定した。pHは、横河電機株式会社製のPH71 パーソナルpHメータで測定した。結果を表1に示す。
(粗顔料の顔料化)
粗顔料A1 320g、粉砕した塩化ナトリウム(鳴門塩業株式会社製、商品名:精選特級塩 うず塩微粒、粉砕後の平均一次粒子径:120μm) 3200g及びジエチレングリコール(東京化成工業株式会社製) 504gを双腕型ニーダー(株式会社井上製作所製、製品名:KHD−8、密閉型接線式)に仕込み、これらの混合物を混練温度(混練時の混合物の温度)が80℃となるように調整(温度変動幅:約2〜3℃)しながら混練した。この際、双腕型ニーダーのブレードには、回転軌道の外周が0.35mであり、ブレードと混練室(トロフ)の内壁面のクリアランスの幅の最小値が0.5mmとなる形状のシグマブレードを使用した。ブレードの回転速度(速い側の回転速度)を140rpm(回転速度比=1:1.4)とすることで、混練物の最大移動速度(ブレードの回転軌道の外周×ブレードの回転速度)を817mm/sとし、最大せん断速度(混練物の最大移動速度×クリアランスの幅の最小値)を1633s−1とした。また、双腕型ニーダーの消費電力量をサンワサプライ社製ワットモニターTAP−TST8Nで測定し、混合物の混練に消費される電力量が、粗顔料A1 1kgあたり15.0kWhとなるように混練時間を調整した。混練時間は10時間とした。混練後の混合物を80℃の水16kgに取り出し、1時間攪拌した後、ろ過し、湯洗し、乾燥し、粉砕することにより、緑色顔料G1を得た。
緑色顔料G1をシクロヘキサンに超音波分散させてから顕微鏡で撮影し、二次元画像上の凝集体を構成する一次粒子40個の平均値から、一次粒子の平均粒子径(平均一次粒子径)を算出した。一次粒子の平均粒子径は28nmであった。
ピグメントイエロー138(大日精化社製クロモファインイエロー6206EC) 1.65gを、DISPERBYK−161(ビックケミー社製) 3.85g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 11.00gと共に0.3〜0.4 mmのジルコンビーズを用いて、東洋精機株式会社製ペイントシェーカーで2時間分散して分散体を得た。
ブレードと混練室の内壁面のクリアランスの幅の最小値が0.25mmとなるように、ブレードをより大きな径を有するシグマブレードに変更して混練を行い、せん断速度を3267s−1としたことを除き、実験例1と同様にして、緑色顔料G2を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A1 1kgあたり28.3kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G2の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G2を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表1に示す。
混練温度を130℃としたことを除き、実験例1と同様にして、緑色顔料G3を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A1 1kgあたり13.7kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G3の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G3を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表1に示す。
塩化ナトリウムの使用量が粗顔料の使用量の40倍の量となるように、粗顔料A1の使用量を80gとしたことを除き、実験例1と同様にして、緑色顔料G4を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A1 1kgあたり14.6kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G4の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G4を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表1に示す。
混練後の混合物を、80℃の水に代えて、80℃の5%水酸化カリウム水溶液(25℃でのpH:13.8)に取り出したことを除き、実験例4と同様にして、緑色顔料G5を得た。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G5の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G5を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表1に示す。
粗顔料A1 3kg、粉砕した塩化ナトリウム30kg、ジエチレングリコール(東京化成工業株式会社製) 4.7kgをミックスマラー(新東工業株式会社製、製品名:MSG−60E)に仕込み、これらの混合物を80℃の混練温度(混練時の混合物の温度)で混練した。この際、ミックスマラーにおけるマラーホイールとしては、直径1200mm、厚さ360mmのマラーホイールを用い、マラーホイールの公転軌道の外周が3.75mとなり、マラーホイールと混練室の底面のクリアランスの幅の最小値が3mmとなるようにマラーホイールの位置及びマラーホイールに加えるテンションの強さを調整した(マラーホイールに加えるテンションは3365kgとした。)。また、柱部の回転速度(マラーホイールの公転速度)を40rpmとすることで、混練物の最大移動速度(マラーホイールの公転軌道の外周×柱部の回転速度)を2500mm/sとし、最大せん断速度(混練物の最大移動速度×クリアランスの幅の最小値)を833s−1とした。なお、マラーホイールの自転速度は40rpmとした。また、ミックスマラーの消費電力量をサンワサプライ社製ワットモニターTAP−TST8Nで測定し、混合物の混練に消費される電力量が、粗顔料A1 1kgあたり11.5kWhとなるように混練時間を調整した。混練時間は2.5時間とした。混練後の混合物を80℃の水150kgに取り出し、1時間攪拌した後、ろ過し、湯洗し、乾燥し、粉砕することにより、緑色顔料G6を得た。
ブレードと混練室の内壁面のクリアランスの幅の最小値が1mmとなるように、ブレードをより小さな径を有するシグマブレードに変更して混練を行い、ブレードの回転速度を70rpmとすることで、混練物の最大移動速度(ブレードの回転軌道の外周×ブレードの回転速度)を408mm/sとし、最大せん断速度(混練物の最大移動速度×クリアランスの幅の最小値)を408s−1としたこと、及び、混練時間を8時間とし、混合物の混練に消費される電力量を、粗顔料A1 1kgあたり8.0kWhとしたことを除き、実験例1と同様にして、緑色顔料G7を得た。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G7の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G7を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表1に示す。
混練時間を24時間とし、混合物の混練に消費される電力量を、粗顔料A1 1kgあたり23.9kWhとしたことを除き、実験例7と同様にして、緑色顔料G8を得た。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G8の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G8を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表1に示す。
粗顔料A1に代えて粗顔料A2を用いたことを除き、実験例5と同様にして、緑色顔料G9を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A2 1kgあたり14.7kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G9の平均一次粒子径を測定した。また、ピグメントイエロー138(大日精化社製クロモファインイエロー6206EC)に代えてピグメントイエロー185(BASF社製Paliotol Yellow D1155)を用いたこと、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G9を用いたこと、及び、着色膜の色度(x,y)を(0.230,0.670)に調整したこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表2に示す。なお、表2に示すコントラスト及び輝度は、実験例10のコントラスト及び輝度を基準とする値である。
粗顔料A1に代えて粗顔料A2を用いたことを除き、実験例7と同様にして、緑色顔料G10を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A2 1kgあたり8.0kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G10の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G9に代えて緑色顔料G10を用いたこと以外は、実験例9と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表2に示す。
粗顔料A1に代えて粗顔料A3を用いたことを除き、実験例5と同様にして、緑色顔料G11を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A3 1kgあたり14.4kWhであった。実験例1と同様にして、緑色顔料G11の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G11を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表3に示す。なお、表3に示すコントラスト及び輝度は、実験例12のコントラスト及び輝度を基準とする値である。
粗顔料A1に代えて粗顔料A3を用いたことを除き、実験例7と同様にして、緑色顔料G12を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A3 1kgあたり8.0kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G12の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G12を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表3に示す。
粗顔料A1に代えて粗顔料A4を用いたことを除き、実験例5と同様にして、緑色顔料G13を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A4 1kgあたり14.3kWhであった。実験例1と同様にして、緑色顔料G13の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G13を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表4に示す。なお、表4に示すコントラスト及び輝度は、実験例14のコントラスト及び輝度を基準とする値である。
粗顔料A1に代えて粗顔料A4を用いたことを除き、実験例7と同様にして、緑色顔料G14を得た。なお、混合物の混練に消費された電力量は、粗顔料A4 1kgあたり8.0kWhであった。また、実験例1と同様にして、緑色顔料G14の平均一次粒子径を測定した。また、緑色顔料G1に代えて緑色顔料G14を用いたこと以外は、実験例1と同様にして、コントラスト評価用ガラス基板及び輝度評価用ガラス基板を作製し、コントラスト及び輝度を測定した。結果を表4に示す。
Claims (6)
- 粗顔料と無機塩と有機溶剤とを含む混合物を、800s−1を超える最大せん断速度で混練する混練工程を有し、
前記粗顔料が、亜鉛、鉄、アルミニウム、マグネシウム、シリコン又はバナジウムを中心金属とするハロゲン化金属フタロシアニンで構成され、
前記混練工程で前記混合物の混練に消費される電力量が、前記粗顔料1kgあたり10.0kWhより大きい、カラーフィルタ用顔料の製造方法。 - 前記粗顔料のpHが、5未満であり、
前記粗顔料の中心金属が、亜鉛、鉄又はマグネシウムである、請求項1に記載の製造方法。 - 前記粗顔料のpHが、5未満であり、
前記混練工程で得られた混練後の混合物を、25℃でのpHが8よりも大きい水溶液で洗浄する洗浄工程をさらに有する、請求項1又は2に記載の製造方法。 - 前記粗顔料における、ハロゲン化金属フタロシアニン1分子中のハロゲン原子の数の平均が、9個以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記混練工程では、110℃よりも低い温度で前記混合物を混練する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記混練工程における前記無機塩の使用量が、前記粗顔料1質量部に対し、30質量部以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
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