JPH0273319A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

Info

Publication number
JPH0273319A
JPH0273319A JP22723888A JP22723888A JPH0273319A JP H0273319 A JPH0273319 A JP H0273319A JP 22723888 A JP22723888 A JP 22723888A JP 22723888 A JP22723888 A JP 22723888A JP H0273319 A JPH0273319 A JP H0273319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focus
speed
zooming
compensator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22723888A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidesato Fukuoka
秀悟 福岡
Toru Ishii
徹 石井
Masatoshi Ito
正利 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP22723888A priority Critical patent/JPH0273319A/ja
Publication of JPH0273319A publication Critical patent/JPH0273319A/ja
Priority to US07/727,303 priority patent/US5157432A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ズーム機能を備えたビデオカメラに適する自
動焦点調節装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のズームレンズでは、被写体光の結像位置がズーミ
ングに依らず一定となるように、バリエータレンズとコ
ンベンセータレンズとの間隔をカム環で規制することが
一般的である。そのようなズームレンズでは焦点合わせ
は前玉レンズで行っている。
一方、米国特許2.782.683号には、摺動抵抗を
用いてバリエータレンズとコンベンセータレンズの位置
検出を行い、カム環を用いずにバリエータレンズとコン
ベンセータレンズとの位置関係を規制する技術が開示さ
れているが、カム環の代わりにレンズ位置検出用の摺動
抵抗が必要になる。
また、特公昭52−15226号公報には、−旦、手動
でピントを合わせた後、ズーミングすると、ズームレン
ズの絶対的焦点距離情報に応じてフォーカスレンズを位
置制御することにより結像面補償を行うようにしたズー
ムレンズが開示されているが、自動焦点調節装置と関連
させたものではないので、−旦、手動でピントを合わせ
ておいてからズーミングしなければならず、しかも、ズ
ームレンズの絶対的焦点距離情報を必要とし、また、フ
ォーカスレンズの駆動速度制御ではなく位置制御を行っ
ているものであるから、ズーミング中の合焦を常に保証
するとは限らなかった。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように、ズームレンズでは、被写体光の結像位置
がズーミングに依らず一定となるように、バリエータレ
ンズとコンベンセータレンズとの間隔をカム環で規制す
ることが一般的であるが、レンズの小形軽量化のために
、このカム環を用いずにズーミング時の合焦状態を確保
することが望まれる。
そこで、1眼レフ用のズームレンズでは、上記カム環を
無くし、焦点検出情報に基づいてコンベンセータレンズ
を位置制御して、バリエータレンズとの相対位置を保つ
と共に、焦点合わせもコンベンセータレンズによって行
うものが提案されている。このような1眼レフにおいて
は、シャッターレリーズ時にのみ焦点が合っていれば良
く、ズーミング中に合焦状信を保ち続ける必要はないの
で、焦点検出情報に基づいてコンベンセータレンズを位
置制御するだけで良い。しかしながら、ビデオカメラで
は撮影を行いながらズーミングを行うので、ズーミング
中にも常に合焦状態を保ち続けることが要求される。
また、コンベンセータレンズの駆動制御のための情報源
を焦点検出情報のみに依存し過ぎると、焦点検出情報の
信頼度が低い場合には却って合焦状態から大きく外れる
恐れがあった。したがって、焦点検出情報への依存度を
可及的に低減することが望まれていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、カム環のような連結部材を用い
ずに、結像面補償機能を含むフォーカスレンズの駆動速
度を制御してズーミング中にも合焦状態を保ち続けるよ
うにした自動焦点調節装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る自動焦点調節装置にあっては、上記の課題
を解決するために、変倍用のバリエータレンズと結像面
補償機能を含むフォーカスレンズとを連結部材を介さず
に含んで成る撮影レンズと、撮影レンズを通過した被写
体光により撮影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検
出手段と、バリエータレンズの駆動中に撮影レンズの焦
点距離情報とフォーカスレンズの位置情報に基づいてフ
ォーカスレンズの駆動速度を制御する制御手段とを備え
て成るものである。
[作用] 本発明にあっては、変倍用のバリエータレンズの駆動中
に撮影レンズの焦点距離情報とフォーカスレンズの位置
情報に基づいてフォーカスレンズの駆動速度を制御する
ようにしたので、カム環のような連結部材を用いずに、
ズーミング中においても常に合焦状態を維持することが
できるものである。
特に、本発明にあっては、フォーカスレンズの位置情報
に基づいてフォーカスレンズの駆動速度を制御するよう
にしたことが大きな特徴であり、このため、被写体距離
が遠距離であっても近距離であってもフォーカスレンズ
の駆動速度を理想的な制御速度に近付けることが可能と
なっている。
第8図はテレ側からワイド方向にズーミングする場合に
ついて、比較的遠距離の成る撮影距離に適するフォーカ
スレンズの理想的な制御曲線Fと、比較的近距離の成る
撮影距離に適するフォーカスレンズの理想的な制御曲線
Nを示している。横軸はバリエータレンズ駆動開始後の
経過時間を示しており、縦軸はフォーカスレンズの繰り
出し量を示している。図中、矢印は焦点距離情報に基づ
いて設定されるフォーカスレンズの駆動速度を示してお
り、各焦点距離情報に対応する値を細かく記憶しておく
か、又はバリエータレンズの駆動開始後の経過時間に基
づいて算出される。矢印で示す駆動速度と曲線F又はN
で示す理想的な速度制御曲線の傾きは一致していること
が望ましい。この傾きが一致していないと、時間経過に
伴って徐々に焦点がずれることになり、例えば焦点検出
情報に基づいてフォーカスレンズの駆動速度を補正する
必要が生じる。
第8図において、ゾーンAでは撮影レンズの焦点距離が
長く、撮影距離が近距離の場合と撮影距離が遠距離の場
合とでは、フォーカスレンズの理想的な制御速度(曲線
NとFの傾き)が大きく異なる。そこて゛、ゾーンAで
はフォーカスレンズの位置が破線で示す繰り出し量より
も大きければ、フォーカスレンズの駆動速度を近距離の
制御曲線Nに沿うように低速度に設定し、フォーカスレ
ンズの位置が破線で示す繰り出し量よりも小さければ、
フォーカスレンズの駆動速度を遠距離の制御曲線Fに沿
うように高速度に設定する。これによって、撮影距離に
拘わらずフォーカスレンズの駆動速度を理想的な制御速
度に近付けることが可能となるものである。
なお、ゾーンBでは撮影レンズの焦点距離が短くなり、
撮影距離が近距離の場合と撮影距離が遠距離の場合とで
フォーカスレンズの理想的な制御速度は余り相違しない
。したがって、ゾーンBではフォーカスレンズの位置情
報に基づくフォーカスレンズの速度制御は省略しても良
い。
本発明の更に詳しい構成及び作用については、以下の実
施例の説明において詳述する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係る自動焦点調節装置の全
体構成を示す図である。図において、1〜4のレンズ群
は変倍機能を有する撮影用ズームレンズを構成しており
、そのうち、2が変倍用のバリエータレンズ、3が焦点
合わせ用のコンベンセータレンズである。5はバリエー
タレンズ2の位置を読み取るズームエンコーダであり、
バリエータレンズ2の全移動範囲を5つの焦点距離ゾー
ン(第1〜第5ゾーン)に分割し、そのうち、どのゾー
ンにバリエータレンズ2が位置しているかを検出する。
6はバリエータレンズ2を駆動するためのズームモータ
、7はコンベンセータレンズ3を駆動するためのAFモ
ータである。8は焦点検出部であり、撮影レンズ1〜4
を通過した被写体光を用いて焦点検出を行う、9は駆動
回路であり、マイクロプロセッサ10からの信号により
ズームモータ6とAFモモ−7を駆動する。11はズー
ミングのために操作されるズームキー(スイ・ソチ)で
ある。12は撮像部であり、2次元のCCD撮像素子を
含んでいる。
次に、焦点検出部8の構成を説明する。
第2図は焦点検出部8の構成を光学系を含めて示したも
のであり、30は撮影レンズ(第1図のレンズ1〜4に
対応する)、31はリレーレンズ、32は再結像レンズ
、33はCCDラインセンサ、34は絞りマスクであ、
る、撮影レンズ30を通過した入射光は絞りマスク34
により2つの光束に分割され、再結像レンズ32により
CCDラインセンサー33上に設定された基準部と参照
部の2つの領域に結像する。CCDラインセンサー33
上に結像した2つの像間隔は、第3図に示すように、合
焦時を10とすると、前ビンの場合は!。
よりも小さく、後ビンの場合はr。よりも大きくなる。
そして、この像間隔は、デフォーカス量にほぼ比例する
。したがって、この像間隔を検出することにより、合焦
、非合焦を知ることができると共に、非合焦の場合には
、デフォーカスの量および方向を知ることができる。そ
れ故、ズーミングしないときの焦点合わせは、前述の第
1図に示す焦点検出部8からの情報を元にマイクロプロ
セッサ10でデフォーカス量を算出し、それに相当する
距離だけコンベンセータレンズ3を移動させるようにA
Fモモ−7を駆動して行うものである。
次に、ズーミング時に合焦状態を保たせるための方法に
ついて説明する。
第4図は焦点距離に対するバリエータレンズ2(以下、
「バリエータ」と呼ぶ)の繰出量と、結像面位置を一定
にするためのコンベンセータレンズ3(以下、「コンベ
ンセータ」と呼ぶ)の繰出量との関係を示している。但
し、被写体距離については、1信と2.2mと無限遠の
場合のみ示した。したがって、コンベンセータを図の曲
線に沿うように駆動制御することができれば、ズーミン
グ中にも合焦状態を保つことができる。
第5図において、曲線はズーミング中に合焦状態を保つ
ためのコンベンセータの理想的な動きを表しており、実
線の矢印はコンベンセータの実際の動きの一例を表して
いる。この実線の矢印の軌跡が前記曲線に近い範囲に収
まれば、実用上の合焦状態が保たれることになる。ズー
ミング中にコンペンセータを駆動制御するための情報と
しては、焦点距離、ズーミングの方向、焦点検出情報(
デフォーカス量)、および焦点検出サイクルに関連した
経過時間情報がある。
ところで、焦点検出部8ではCODラインセンサー33
で受光量に応じた電荷を蓄積(COD積分)し、マイク
ロプロセッサ10では、その結果を元に焦点検出演算を
行うので、ズームキー11がオン(第5図の時刻1=1
o)になってから、最初に焦点検出情報が得られる(第
5図の時刻1=1.)までには、若干の時間が掛かる。
この間、バリエータだけを駆動させて、コンペンセータ
を停止させていると、ピントは大きくぼけることになる
そこで、ズームキー11をオン(第5図の時刻t=to
)にして、バリエータの駆動を開始すると同時に、コン
ペンセータの駆動も開始する。そのときのコンペンセー
タの駆動速度は、ズームエンコーダ5からの情報(バリ
エータの位置する焦点距離ゾーン)とズームキー11か
らの情報(ズーミングの方向)とに基づいて、マイクロ
プロセッサ10のROMテーブルから読み取った基本速
度(焦点距離ゾーンとズーミングの方向ごとに用意され
ている)である(初期基本速度と呼ぶことにする)。
例えば、ワイド方向にズーミングするとき、バリエータ
が第3ゾーン(第4図参照)に在れば、ROMテーブル
(第1表参照)からワイド方向、第3ゾーンの基本速度
(+0.418制内/5ee)を読み取って、コンペン
セータの駆動速度とし、バリエータが第5ゾーンに在れ
ば、ROMテーブルからワイド方向5第5ゾーンの基本
速度(0,328mm/secを読み収って、コンペン
セータの駆動速度とする。
ただし符号は、コンペンセータを繰り出す方向を正とす
る。
ここで、基本速度の値について説明する。合焦状態にお
けるコンペンセータの繰出量が、最短撮影距離(例えば
1m)でのコンペンセータの繰出量と、無限遠撮影距離
でのコンペンセータの繰出量との中間値となるような距
離の被写体(例えば2゜2n+)に対して、ある方向に
ズーミングを行うとき、理想的な合焦状態を保つための
コンペンセータの理想的な速度を基本速度としく第5図
の■1゜、■V1□、・・・等参照)、それの各焦点距
離ゾーンの切り換わり点における基本速度を、各焦点距
離ゾーンにおけるそのズーミング方向についてのコンペ
ンセータの初期基本速度としている(第7図のV l 
O+v2゜、■3・、・・・等参照)。1つの焦点距離
ゾーンに対して、テレ方向ズーミング用とワイド方向ズ
ーミング用の2つの初期基本速度が用意されており、全
焦点距離に対し計10個の初期基本速度を持つ(第1表
参照)、焦点距離ゾーンによっては、ズーミング方向に
より、コンペンセータの初期基本速度の符号(コンペン
セータの駆動方向)だけでなく、絶対値も変えている。
これは、同一ゾーンであっても、テレ側寄りとワイド側
寄りとでは基本速度が異なるからである。
第1表 初期基本速度テーブル (me/5ee) 第2表 速度変イヒ率(加速度〉テーブル(彌−/5e
e2) 第3表 デフォーカス効かし量テーブル(Ta積/5e
c−μm) (以下余白) 次に、コンベンセータ繰り出し量のカーブ(第4図参照
)に合わせるために、基本速度をゾーンにおける経過時
間によっても徐々に変化させる。
例えば、第7図に示すように前述の最短撮影距離でのコ
ンベンセータ繰り出し量のカーブと無限遠撮影距離での
同カーブのほぼ中間値となるような撮影距離のカーブ(
例えば撮影距離2.2mのカーブ)に一致するような変
化特性を持たせ、この撮影距離では常に合焦状態を保っ
たままのズーミングが行われるようにしている。徐°々
に変化させる基本速度は、コンベンセータ駆動基本速度
をVn、ゾーン内初期基本速度をVo、速度変化率く加
速度)をαとすると、 Vn=Vn−、+α(Ln−tn−、)  (mm/5
ec) −°−■で表される。ただし、(tn−Ln、
)は第5図で判るように、焦点検出サイクルに相当し、
例えば、前述の第1図のマイクロコンピュータ10によ
って計測されるものとする。また、■。、αはそれぞれ
第1表、第2表の値を記憶しているROMテーブルから
参照するものとする。
ところで、この基本速度でズーミングと同時にコンペン
セータを駆動した場合、撮影距離が約2゜21Mでは合
焦状態を維持したままのズーミングを行うことができる
が、第4図から判るように、他の撮影距離では、コンペ
ンセータの繰り出し量のカーブが異なってくるので、合
焦状態を維持することができなくなる。そこで、バリエ
ータとコンペンセータの関係がコンベンセータ繰り出し
量のカーブに合致していないことで生じる非合焦度合、
すなわちデフォーカス量を前述の焦点検出部8により検
出して、コンペンセータの駆動速度を補正するために用
いるものとする。例えば、コンペンセータの実際の駆動
速度をV、検出デフォーカス量をD〔μm〕、検出デフ
ォーカス量から速度補正量を求めるための係数をkとす
ると、前述の基本速度Vnを用いて、 V−Vn+に−D  (mm/5ec)  ・−■で表
される駆動速度でコンベンセータを駆動するものとする
。ただし、係数には第3表の値を記憶しているROMテ
ーブルから参照するものとする。
k Dは、デフォーカス量りの値により正又は負の値を
取るので、速度の増減が可能となる。
つまり、基本速度Vnだけでコンベンセータを駆動し続
けると、合焦状態から外れる場合も生じ得る。そこで、
ズーミングの開始後、焦点検出結果が得られるようにな
ると、ズーミング方向、焦点距離ゾーン、焦点検出サイ
クルに関連した経過時間情報、焦点検出情報(デフォー
カス量)に基づいて、コンベンセータの駆動速度を制御
することにより、合焦状態を保つようにするわけである
例えば、第1ゾーンでテレ端からワイド方向にズーミン
グを行う場合を例に取って、第5図及び第6図のフロー
チャートを元に、コンベンセータの速度制御を説明する
。ただし、被写体距離は11とする。第5図中、toは
ズーミング開始時点における時刻を表しており、V I
 O+ V l l + V l 2 +・・・は基本
速度を、被写体距離ll11における実線は、理想のコ
ンベンセータ繰り出し特性を、点線の矢印は基本速度に
よる駆動を、実線の矢印は実際の駆動速度による駆動を
表すものとする。また、D、、D2゜D3.・・・は実
線の矢印で駆動したときに検出されるデフォーカス量を
表し、表示の矢印は、デフォーカスの検出方向を表して
いる。なお、D I、 D 2 、 D 3 。
・・・が図示の位置に表示しであるのは、例えば時刻1
= 1+で焦点検出演算の1サイクルが終了するが、こ
のときに検出されるデフォーカス量D1は同図下のタイ
ミングチャートで分かるように、CCD積分が行われた
時点、更に詳しく言えば、CCD積分の積分重心での検
出デフォーカス量であるという意味からである。
まず、#0でズームキー及びズームエンコーダを読み込
み、#1でズームキーがONされているか否かを判定す
る。ズームキーがONされていなければ、#1から“通
常AFモード”へ移行し、#2でズーム中か否かを判定
する。ズーム中であれば、#3でバリエータとコンペン
セータを停止させて#4へ移行し、ズーム中でなければ
、#3をスキップして#4へ移行する。ズームキーを押
してズーミングを始める前は、′通常AFモード”であ
り、#0、#L#2、#4と進んで通常AFの焦点検出
を行う、その後、#5で合焦か否かを判定する。非合焦
と判断されれば#6に移行し、#4で検出したデフォー
カス量に応じてコンペンセータを駆動し、#0に戻る0
合焦と判断されれば#6をスキップして#0に戻る。
その後、ズームキーが押されると、#0でズームキーの
ON信号及びズームエンコーダを読み込んで、#1の判
定で“ズームエンコーダ°′へ移行し、第5図に示すよ
うなズーム制御を行う。今、バリエータがテレ端にあり
、ゾーンが第1ゾーンにあると仮定しているが、このバ
リエータの位置は、#Oで読み込んだズームエンコーダ
のデータにより判別される。“°ズームエンコーダ”で
は、まず、#7で1回目か否かを判定する。1回目であ
れば、#8へ移行して初期基本速度v1゜の設定を行う
と共に、#9でバリエータとコンペンセータの駆動を同
時に開始する。すなわち、ズーミングを開始する(時刻
t=to)、また、同時に#10で焦点検出のためのC
CDの積分を開始する。時刻1=1゜で設定される初期
基本速度V1゜は、第1表よりV H6= 1.484
mm/、ecが選ばれる。#10で次の焦点検出サイク
ルの開始点である時刻t =t lまでに焦点検出、す
なわち、CCDラインセンサーの積分動作及びCODデ
ータを使用してのデフォーカス演算が行われ、時刻1=
 1.で■式及び■式によるコンペンセータ駆動速度の
変速が行われる。つまり、#10で焦点検出動作を行っ
た後、#11で焦点検出結果の信顆度判定を行い、焦点
検出不能と判定されたときには、#12で焦点検出不能
フラグLCFを1にセットして、#14の判定に移行す
る。ここで、焦点検出不能とは、例えば被写体のコント
ラストが低く、被写体データの特徴が抽出できない場合
や、低照度等で被写体データのS/N比が悪く、信顆性
の高いデータが得られない場合のことを言う。今回は焦
点検出が可能であるとして、以下の議論を進める。#1
1で焦点検出不能でないと判定され、#13へ移行して
、焦点検出不能フラグLCFを0にリセットした後、#
14の判定に移行する。#14では、ズーム方向の変化
があったか否かを判定する。ズーム方向の変化がなけれ
ば、#15の判定へ移行する。#15では焦点距離ゾー
ンの変化があったが否かを判定する。前回と同じ第1ゾ
ーンであれば、焦点距離ゾーンの変化がないと判定され
て、#16へ移行し、■式による今回基本速度V 目の
演算を行う、今、仮に焦点検出サイクル(tn  tn
−+)を一定値50 m5ecであると仮定すると、V
11=V1o+αH(t+  to>=1.484+(
−1,213)Xo、05−1.423  +am/s
ec となる0次に、■式によるデフォーカス量D1に応じた
速度補正を行う、まず、#21で焦点検出不能フラグL
CFを判定する。焦点検出不能フラグLCFは0なので
、#22へ移行し、今回駆動速度Vを演算する。すなわ
ち、 V=V、、+に−D を演算する。#24では、今回駆動速度Vでコンペンセ
ータを駆動し、#0に戻る。
第5図に示すように、時刻t=tlで検出された1回目
のデフォーカス量D1はほとんどOなので、今回駆動速
度はV””Vz= 1.423mn+/seeとなり、
#24では基本速度v1で駆動されることになる。これ
は第1回目は多少速度の差があっても検出デフォーカス
量が少ない、すなわち、焦点のズレは少ないので、基本
速度のままで良いということになる。
次に、#O1#1を経て、#7の判定に至ると、今度は
2回目なので、#8及び#9をスキップして#10へ移
行し、2回目の焦点検出を行う。時刻t =t 2で焦
点検出が終わり、前回と同じ<#11、#13、#14
、#15と進んで、#16で今回基本速度の演算を行う
。すなわち、VI2=V11 + (1,213)X 
0.05= 1.362  +ua/see を求める。そして、#21から#22へ移行し、今回駆
動速度■の計算を行う6時刻1=1.で検出されるデフ
ォーカス量D2が一50μmであるとすると、 v=v12+に−D =1.362+0.012x(−50>0.762  
 mm/sec となり、#24では第5図の点線の矢印で示す基本速度
v12より遅い駆動速度■(実線の矢印で示す)で駆動
し、合焦ラインに近付けるようにコンペンセータ駆動速
度を変化させるものである。
次に、#0、#1.#7、#10と進んで、3回目の焦
点検出を時刻1= 1.までに行う。この場合も2回目
と同様に、まず#16で基本速度V 13を、 V l 3 =V l□+(−1,213)xo、05
= 1.301  mm/sea として求め、t= L、で検出されるデフォーカス量D
3=−60μmとすると、#22で今回駆動速度を v=v、、+に−D −1,301+〇、012x(−60)= 0.581
   mm/see のようにして求め、#24でコンペンセータ駆動速度を
変化させ、t=t*で実線の矢印で示すように駆動する
。次に、4回目の焦点検出を時刻1=1゜に終了し、同
様に基本速度V +4<−1、240I*va/sea
 )を求めた後、し=t、での検出デフォーカス量D 
4−20 μmを元に、今回駆動速度V(=1.000
mm/5ea)を求めて、実線の矢印で示すように駆動
する。以降も同様に、1=1.で基本速度V H5(=
 1 、179 mm/ 5ea)、さらに今回駆動速
度V=V、、+に−Dを求めるが、t=tsテ(7)検
出デフォーカス量D5はほぼOなので、今回は基本速度
で駆動する。以上のようにして、同一ゾーン内でのズー
ミング制御が行われ、前述の検出デフォーカス量り、、
D2.D3.・・・、D、がレンズの開放F値、焦点距
離等で決まる焦点深度内に収まるように第1表乃至第3
表の定数を設定することにより、合焦状態を維持したま
まで、ズーミングを実現することが可能となる。
次に、t= ts以降、焦点距離ゾーンが変化した場合
には、第6図の#15でゾーン変化を判別して#19へ
移行し、新しいゾーン(ここでは、第2ゾーン)の初期
基本速度V 2 Gを設定して、#20でコンベンセー
タの駆動速度を変速し、#0からの処理を繰り返すので
、以降も同様にしてズーミング制御を行う。#14でズ
ーム方向の変化があれば、#17へ移行してズーム方向
と焦点距離ゾーンに応じた基本速度をセットし、#18
でバリエータの駆動方向を反転させ、コンベンセータの
駆動速度を変速させる。
また、低コントラスト被写体や低照度下での被写体を撮
影しながらズーミングを行ったときは、途中で焦点検出
不能になったり、あるいは最初から焦点検出不能のまま
ズーミングを行うこともあり得るが、この場合には第6
図の#21で焦点検出不能と判別して、#23へ移行し
、基本速度Vnのままで駆動する0例えば、上記の被写
体条件となるのは、主に室内撮影の場合であり、第7図
の基本速度設定のラインを良く撮影される距離(例えば
3〜5fflの距離)に設定しておくことにより、この
ような場合でも大きくボケることをなくすことができる
これまでは比較的近距離の被写体に対してズーミングを
行った場合について説明してきたが、比較的遠距離の被
写体に対しても同様にしてズーミング制御が可能である
。すなわち、第5図では、被写体距離■mに対してのズ
ーミング制御についても例示されている。被写体距離1
hの場合と異なるのは、基本速度の設定が理想のコンベ
ンセータ繰り出し特性に対して全般的に緩やかなので、
各焦点検出サイクルt+、t2.t)、・・・で検出さ
れるデフォーカス量D 、’ 、D 、+ 、Dコ°、
・・・が被写体圧Nl11の場合とは逆方向に検出され
ることにより、全般的に速めの駆動速度に補正されるこ
とぐらいである。この制御は、第6図の#22の演算で
デフォーカス量りの符号(デフォーカス方向)が正にな
ることによるものである。
以上のようにして、被写体距離によらず合焦状態を維持
しながらのズーミングが可能となる。なお、第6図中#
 2 、# 3はズーミング操作を止めた後、“ズーム
AFモード”から“通常APモード”に移る前に、−旦
ズーム動作を停止させるためのものである。また、ズー
ムAFモードの1回目は、#8で初期基本速度を設定す
るときに、必ずしもテレ端/ワイド端またはゾーン切替
わり点にあるとは限らないので、初期基本速度を設定し
ない方が良い場合もある。このような場合の対策として
、例えば前回にズーミングを終了した時点での基本速度
をメモリーしておいて、次回のズーミングを開始すると
きにメモリーから基本速度を読み出して#9でこの基本
速度を用いるようにすれば良い。
また、焦点検出サイクル(tn −tn−1)、・・・
の演算は、マイクロプロセッサ10に内蔵されたタイマ
ーを用いて時間を計測するようにしても良いし、別の方
法として、焦点検出サイクル(tn  tn−+)を常
に一定になるようにして、0式の演算を簡単にしても良
い、この場合は、第1表と第2表の2つのROMテーブ
ルを1つのROMテーブルに簡略化できる。
同一ゾーン内で基本速度を順次変化させるこの方法は、
第4図に示すように、被写体距離の違いによるコンペン
セータ繰り出し特性のカーブが相似形をなしているため
、焦点検出情報による変速の効かし具合(例えば■式に
おける係数にの値)をテレ側(第1〜第2ゾーン〉以外
では小さくすることが可能で、ゾーン毎に必要最小値を
設定することにより、被写体により検出デフォーカス量
がばらついても、そのことによりコンペンセータ駆動速
度が急に変化して安定感を欠くということを少なくする
ことができる。
さらに、この実施例のように位相差検出方式の焦点検出
方式においては、検出デフォーカス量の信頼度を判定す
るために、2つのCCD(第2図参照)からの出力デー
タの一致度を表す相関係数を求めることが一般的に行わ
れる(詳細は特開昭60−4914号公報参照)。そこ
で、■式における係数にの値を、第3表のように焦点距
離ゾーン毎に設定する以外に、同一の焦点距離ゾーン内
でも上記相関係数の値により複数のランクのに値を持た
せるようにしても良い。すなわち、相関度の高い(2つ
のCODからの出力データの一致度が良い)ときのデフ
ォーカス量りは信頼度が高いので、速度補正のための係
数にの値を大きくし、また、逆に同一の焦点距離ゾーン
内であっても相関度の低い(2つのCCDからのデータ
の一致度が悪い)ときのデフォーカス量は信頼度が低い
ので、係数にの値を小さくする等の制御を行い、信頼度
の低いデフォーカス量のデータによってズーミング制御
が不安定にならないようにする方法もある。
また、ズーミング制御を安定にするための別の方法とし
て、被写体距離に応じて複数の基本速度ラインを持たせ
ることによって、デフォーカス量によって変速させる範
囲を、被写体距離範囲を分割して持たせ、デフォーカス
量によって変速させる割合を更に少なくさせる(係数に
の値を更に小さくする)方法もある6例えば、遠・近専
用の基本速度ラインをそれぞれ設けて、遠距離では第1
の基本速度ラインを、近距離では第2の基本速度ライン
を使用する。この場合は、遠距離であるか近距離である
がを判別することが必要で、例えばコンペンセータの繰
り出し位置を検出するようなエンコーダを設け、焦点距
離が第1〜第2ゾーンにあるときのコンペンセータの位
置を検出して遠側・近側の判別をすれば良い、ここで、
焦点距離の範囲が第1〜第2ゾーンだけで良いとしたの
は、これよりもワイド側では第4図からも分かるように
、被写体距離の違いに対するコンペンセータ繰り出し特
性のカーブの差が少ないからである。
また、遠側・近側の判別にビデオカメラのオートホワイ
トバランスの色温度検出機構を用いて照、明光源が人工
光(室内燈)であるか、太陽光であるかを判別して、人
工光ならば近距離側、太陽光ならば遠距離側の基本速度
ラインを選択するようにしても良い。さらにまた、照明
光源が人工光であるか太陽光であるかを判別して遠近を
判別する方法としては、オートホワイトバランスを用い
る代わりに、自動露出制御回路において、人工光に含ま
れる脈流成分(50Hzまたは60Hz)を検出するよ
うにしても良い。
[発明の効果] 本発明は上述のように、変倍用のバリエータレンズの駆
動中に撮影レンズの焦点距離情報とフォーカスレンズの
位置情報に基づいて結像面補償機能を含むフォーカスレ
ンズの駆動速度を制御するようにしたので、カム環のよ
うな連結部材を用いずに、ズーミング中においても常に
合焦状態を維持することができ、それによって、ズーム
機能を有する撮影レンズを軽量小形化できるという効果
がある。また、特に本発明にあっては、フォーカスレン
ズの位置情報に基づいてフォーカスレンズの駆動速度を
制御するようにしているので、撮影距離が遠距離であっ
ても近距離であっても理想的な制御曲線に近い速度制御
を行うことが可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る自動焦点調節装置の全
体構成を示す図、第2図は同上に用いる焦点検出部の構
成を示す図、第3図は同上の焦点検出部による焦点検出
状態の説明図、第4図は同上に用いる撮影レンズにおけ
るバリエータとコンペンセータの相対位置を示す説明図
、第5図は同上のコンペンセータの駆動制御の説明図、
第6図は同上の自動焦点調節装置の動作を示すフローチ
ャート、第7図はコンペンセータ駆動速度制御の基本速
度変化を説明するための図、第8区は本発明の作用説明
図である。 2はバリエータレンズ、3はコンペンセータレンズ、8
は焦点検出部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変倍用のバリエータレンズと結像面補償機能を含
    むフォーカスレンズとを連結部材を介さずに含んで成る
    撮影レンズと、撮影レンズを通過した被写体光により撮
    影レンズの焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、バ
    リエータレンズの駆動中に撮影レンズの焦点距離情報と
    フォーカスレンズの位置情報に基づいてフォーカスレン
    ズの駆動速度を制御する制御手段とを備えて成ることを
    特徴とする自動焦点調節装置。
JP22723888A 1988-09-09 1988-09-09 自動焦点調節装置 Pending JPH0273319A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22723888A JPH0273319A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 自動焦点調節装置
US07/727,303 US5157432A (en) 1988-09-09 1991-07-09 Camera having a zoom lens unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22723888A JPH0273319A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 自動焦点調節装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0273319A true JPH0273319A (ja) 1990-03-13

Family

ID=16857679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22723888A Pending JPH0273319A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 自動焦点調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0273319A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02173605A (ja) * 1988-12-26 1990-07-05 Canon Inc レンズ位置制御方法及び光学機器
JPH04256912A (ja) * 1991-02-12 1992-09-11 Canon Inc レンズ位置制御装置
JP2008203791A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02173605A (ja) * 1988-12-26 1990-07-05 Canon Inc レンズ位置制御方法及び光学機器
JPH04256912A (ja) * 1991-02-12 1992-09-11 Canon Inc レンズ位置制御装置
JP2008203791A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Ricoh Co Ltd 撮像装置および撮像方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8687284B2 (en) Lens apparatus
US5157432A (en) Camera having a zoom lens unit
US8135269B2 (en) Image pickup apparatus
US6128035A (en) Anti-blur image pickup device
JPS60143310A (ja) ズ−ムレンズのオ−トフオ−カス装置
JPH05257062A (ja) 自動焦点装置
US5173807A (en) Optical instrument
JPS63189817A (ja) 自動焦点調節装置
JPH0273320A (ja) 自動焦点調節装置
JPH0273319A (ja) 自動焦点調節装置
JP2010145495A (ja) カメラシステム
JP2006065080A (ja) 撮像装置
US20060044456A1 (en) Zoom lens system and camera using the same
JPS6366519A (ja) 自動焦点調節装置
JPH02189533A (ja) 自動焦点調節装置
JP2988793B2 (ja) 光学機器
JPH0273318A (ja) 自動焦点調節装置
JP4862297B2 (ja) 電子カメラおよびカメラシステム
JP3244773B2 (ja) 光学機器
JP4847243B2 (ja) 焦点調節装置、及び撮像装置
JP2586469B2 (ja) 自動焦点調節装置
JPH01288816A (ja) 自動焦点調節装置
JPS58143307A (ja) ズ−ムレンズのフオ−カシング装置
JP2004085603A (ja) ズームレンズ及び撮影システム
JPS61196216A (ja) 焦点検出装置