JP2008203791A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体の状況および撮像環境等の少なくともいずれかに応じて、継続的なフォーカス駆動および断続的なフォーカス駆動のいずれかを選択して用いて、精度を損なうことなく、AF動作の高速化を実現する。
【解決手段】 撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置である。画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有する。撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させ、この移動の際に得られる画像データから、合焦位置を決定する。撮像条件に応じて、第1の移動モードを用いるか、第2の移動モードを用いるかを選択する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、例えば、カメラ付き携帯電話機およびPDA等のような携帯情報機器の撮像機能を含む撮像装置に係り、特に撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置に好適な撮像装置および撮像方法に関するものである。
ディジタルスティルカメラ等のような電子的な撮像装置は、被写体に対して自動的に焦点を合わせるオートフォーカス(以下、「AF」と称する)装置を搭載しているのが一般的である。AF装置におけるAF制御方法として、例えば特許文献1(特公昭39−5265号公報)等に示されるような、山登りAF制御が広く用いられている。この山登りAF制御は、撮像素子が出力する映像信号から近接画素の輝度差の積分値を求め、この輝度差の積分値を、合焦の度合いを示すAF評価値とする。合焦状態にあるときは被写体の輪郭部分がはっきりしており、近接画素間の輝度差が大きくなるので、AF評価値が大きくなる。非合焦状態のときは、被写体の輪郭部分がぼやけるため、画素間の輝度差は小さくなるので、AF評価値が小さくなる。AF動作の実行時には、撮像レンズの少なくとも一部として構成される合焦用のレンズを移動させながらこのようなAF評価値を逐次取得してゆき、AF評価値が最も大きくなったところ、すなわちピーク位置を合焦点として検出し、該合焦点に合焦用のレンズを位置させ停止させる。
近年、精度を損なうことなく、上述したAF制御方法よりも、合焦動作の高速化を図るような技術も提案されており、例えば、特許文献2(特許第3851027号公報)および特許文献3(特開2003−215440号公報)等に示されている。
特許文献2に示された装置においては、密な間隔でAF評価値をサンプリングするモードと、粗い間隔でサンプリングし、その後に合焦位置近傍について密な間隔でAF評価値をサンプリングするモードとを使い分けることによってAF動作を高速化するようにしている。しかしながら、焦点距離が比較的長い長焦点距離の場合には、全体としてAF動作に要する時間が長くなりがちであり、さらなる高速化が望ましい場合がある。このため、長焦点距離におけるさらなる高速化のための技術が期待されていた。
また、特許文献3に示された装置は、さらなる改善を目指したものであり、合焦用レンズのフォーカス駆動を継続的に行い、その間に断続的にAF評価値を取得することによって、高速化を実現するようにしている。しかしながら、このような装置においては、撮像条件によっては精度が低下することもあり、そのためさらなる改善が必要となる。
特公昭39−5265号公報 特許第3851027号公報 特開2003−215440号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、被写体の状況および撮像環境等の少なくともいずれかに応じて、継続的なフォーカス駆動および断続的なフォーカス駆動のいずれかを選択して用いて、精度を損なうことなく、AF動作の高速化を実現し得る撮像装置および撮像方法を提供することを目的としている。
すなわち、本発明の請求項1の目的は、被写体の状況および撮像環境等に基づき適切なフォーカス駆動を選択して、高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像装置を提供することにある。
また、本発明の請求項2の目的は、特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける焦点距離に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける繰り出し量に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じた速度のレンズ移動のフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像装置を提供することにある。
そして、本発明の請求項6の目的は、被写体の状況および撮像環境等に基づき適切なフォーカス駆動を選択して、高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像方法を提供することにある。
また、本発明の請求項7の目的は、特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける焦点距離に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像方法を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける繰り出し量に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像方法を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像方法を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じた速度のレンズ移動のフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作を可能とする撮像方法を提供することにある。
請求項1に記載の本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置において、
前記画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと前記画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有し、前記撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させるレンズ移動手段と、
前記レンズ移動手段で移動した際に得られる前記画像データから、合焦位置を決定する自動焦点検出手段と、
撮像条件に応じて、前記レンズ移動手段を第1の移動モードとするか、第2の移動モードとするかを選択する移動モード選択手段と
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係る撮像装置は、請求項1に記載した撮像装置であって、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であり、
前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、撮像レンズの焦点距離であることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項2に記載した撮像装置であって、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であり、
前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、焦点距離に応じた撮像レンズの繰り出し量であることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した撮像装置であって、
前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期であることを特徴としている。
請求項5に記載の本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項4に記載した撮像装置であって、
前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期を判断する周期判断手段と、
前記周期判断手段による前記読み出し周期の判断に基づいて前記撮像レンズを移動する速度を変更する移動速度変更手段と
をさらに備えることを特徴としている。
請求項6に記載の本発明に係る撮像方法は、上述した目的を達成するために、
撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置における撮像方法において、
前記画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと前記画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有し、前記撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させるレンズ移動過程と、
前記レンズ移動過程で移動した際に得られる前記画像データから、合焦位置を決定する自動焦点検出過程と、
撮像条件に応じて、前記レンズ移動過程を第1の移動モードとするか、第2の移動モードとするかを選択する移動モード選択過程と
を有することを特徴としている。
請求項7に記載の本発明に係る撮像方法は、請求項6に記載した撮像方法であって、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であり、
前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、撮像レンズの焦点距離であることを特徴としている。
請求項8に記載の本発明に係る撮像方法は、請求項6または請求項7に記載した撮像方法であって、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であり、
前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、焦点距離に応じた前記撮像レンズの繰り出し量であることを特徴としている。
請求項9に記載の本発明に係る撮像方法は、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載した撮像方法であって、
前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期であることを特徴としている。
請求項10に記載の本発明に係る撮像方法は、請求項6または請求項9に記載した撮像方法であって、
前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期を判断する周期判断過程と、
前記周期判断過程による前記読み出し周期の判断に基づいて前記撮像レンズを移動する速度を変更する移動速度変更過程と
をさらに有することを特徴としている。
本発明によれば、被写体の状況および撮像環境等の少なくともいずれかに応じて、継続的なフォーカス駆動および断続的なフォーカス駆動のいずれかを選択して用いて、精度を損なうことなく、AF動作の高速化を実現し得る撮像装置および撮像方法を提供することができる。
すなわち本発明の請求項1に記載の撮像装置によれば、
撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置において、前記画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと前記画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有し、前記撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させるレンズ移動手段と、前記レンズ移動手段で移動した際に得られる前記画像データから、合焦位置を決定する自動焦点検出手段と、撮像条件に応じて、前記レンズ移動手段を第1の移動モードとするか、第2の移動モードとするかを選択する移動モード選択手段とを具備することにより、
被写体の状況および撮像環境等に基づき適切なフォーカス駆動を選択して、高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
また、本発明の請求項2に記載の撮像装置によれば、請求項1に記載した撮像装置において、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、撮像レンズの焦点距離であることにより、
特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける焦点距離に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
本発明の請求項3に記載の撮像装置によれば、請求項1または請求項2に記載した撮像装置において、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、焦点距離に応じた撮像レンズの繰り出し量であることにより、
特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける繰り出し量に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
本発明の請求項4に記載の撮像装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した撮像装置において、
前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期であることにより、
特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
本発明の請求項5に記載の撮像装置によれば、請求項1または請求項4に記載した撮像装置において、
前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期を判断する周期判断手段と、前記周期判断手段による前記読み出し周期の判断に基づいて前記撮像レンズを移動する速度を変更する移動速度変更手段とをさらに備えることにより、
特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じた速度のレンズ移動のフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
そして、本発明の請求項6に記載の撮像方法によれば、
撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置における撮像方法において、前記画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと前記画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有し、前記撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させるレンズ移動過程と、前記レンズ移動過程で移動した際に得られる前記画像データから、合焦位置を決定する自動焦点検出過程と、撮像条件に応じて、前記レンズ移動過程を第1の移動モードとするか、第2の移動モードとするかを選択する移動モード選択過程とを有することにより、
被写体の状況および撮像環境等に基づき適切なフォーカス駆動を選択して、高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
また、本発明の請求項7に記載の撮像方法によれば、請求項6に記載した撮像方法において、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、撮像レンズの焦点距離であることにより、
特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける焦点距離に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
本発明の請求項8に記載の撮像方法によれば、請求項6または請求項7に記載した撮像方法において、
前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、焦点距離に応じた前記撮像レンズの繰り出し量であることにより、
特に、焦点距離が可変の撮像レンズにおける繰り出し量に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
本発明の請求項9の撮像方法によれば、請求項6〜請求項8のいずれか1項の撮像方法において、
前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期であることにより、
特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じたフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
本発明の請求項10に記載の撮像方法によれば、請求項6または請求項9に記載した撮像方法において、
前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期を判断する周期判断過程と、前記周期判断過程による前記読み出し周期の判断に基づいて前記撮像レンズを移動する速度を変更する移動速度変更過程とをさらに有することにより、
特に、撮像素子からの画像データの読み出し周期に応じた速度のレンズ移動のフォーカス制御による高精度で且つ高速なAF動作が可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係る撮像装置および撮像方法を詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の第1〜第3の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルスティルカメラの要部の構成を示している。図1は、本発明に係る撮像装置であるディジタルスティルカメラのシステム構成の概要を示すブロック図である。図2、図3および図4は、このディジタルスティルカメラの外観構成を示しており、それぞれ、このディジタルスティルカメラの正面図、平面図および背面図である。
図1〜図4に示すディジタルスティルカメラにおいて、カメラボディCBの上面には、レリーズボタン(スイッチ)SW1、モードダイアルSW2およびサブ液晶ディスプレイ(サブLCD)(以下、「液晶ディスプレイ」を「LCD」と称する)1が配置されている。カメラボディCBの正面には、ストロボ発光部3、光学ファインダ4、リモコン受光部6および撮像レンズを含む鏡胴ユニット7が配置されており、カメラボディCBの一方の側面部には、メモリカード装填室および電池装填室の蓋2が設けられている。カメラボディCBの背面には、光学ファインダ4、AF用LED(「LED」は、発光ダイオード)8、ストロボLED9、LCDモニタ10、電源スイッチ13、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマの設定および解除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動およびストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動およびマクロスイッチSW10、左移動および画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、ならびにクイックアクセススイッチSW13が配置されている。
ディジタルスティルカメラのシステム構成は、次の通りである。図1において、ディジタルスティルカメラのシステムを構成する各部は、例えばディジタル信号処理IC(集積回路)等として構成されるディジタルスティルカメラプロセッサ104(以下、単に「プロセッサ104」と称する)によって制御される。プロセッサ104は、第1のCCD(電荷結合素子)信号処理ブロック104−1、第2のCCD信号処理ブロック104−2、CPU(中央処理ユニット)ブロック104−3、ローカルSRAM(SRAM:スタティックランダムアクセスメモリ)104−4,USB(ユニバーサルシリアルバス)ブロック104−5、シリアルブロック104−6、JPEGコーデック(CODEC)ブロック104−7、リサイズ(RESIZE)ブロック104−8、ビデオ信号表示ブロック104−9およびメモリカードコントローラブロック104−10を有してなり、これらは相互にバスラインで接続されている。プロセッサ104の外部には、RAW−RGB画像データ、YUV画像データおよびJPEG画像データを保存するためのSDRAM(シンクロナスランダムアクセスメモリ)103が配置されていて、バスラインを介してプロセッサ104に結合されている。
プロセッサ104の外部には、また、RAM107、内蔵メモリ120および制御プログラムが格納されたROM108が配置されており、バスラインを介してプロセッサ104に結合されている。
鏡胴ユニット7は、ズームレンズ7−1aを有するズーム光学系7−1、フォーカスレンズ7−2aを有するフォーカス光学系7−2、絞り7−3aを有する絞りユニット7−3およびメカニカルシャッタ7−4aを有するメカシャッタユニット7−4、を備えている。ズーム光学系7−1、フォーカス光学系7−2、絞りユニット7−3およびメカシャッタユニット7−4は、それぞれズームモータ7−1b、フォーカスレンズ移動手段としてのフォーカスモータ7−2b、絞りモータ7−3bおよびメカシャッタモータ7−4bによって駆動される。これらズームモータ7−1b、フォーカスモータ7−2b、絞りモータ7−3bおよびメカシャッタモータ7−4bの各モータは、プロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御されるモータドライバ7−5によって動作が制御される。
鏡胴ユニット7のズームレンズ7−1aおよびフォーカスレンズ7−2aは、撮像素子であるCCD101の撮像面上に被写体光学像を結像するための撮像レンズを構成し、CCD101は、前記被写体光学像を電気的な画像信号に変換してF/E−IC(フロントエンドIC)102に入力する。F/E−IC102は、CDS(相関2重サンプリング部)102−1、AGC(自動利得制御部)102−2およびA/D(アナログ−ディジタル)変換部102−3を有し、前記画像信号にそれぞれ所定の処理を施し、ディジタル信号に変換して、プロセッサ104の第1のCCD信号処理ブロック104−1に入力する。これらの信号処理動作は、プロセッサ104の第1のCCD信号処理ブロック104−1から出力されるVD・HD(垂直駆動・水平駆動)信号により、TG(タイミングジェネレータ)102−4を介して制御される。なお、第1のCCD信号処理ブロック104−1は、CCD固体撮像素子101からF/E−IC102を経由して入力されたディジタル画像データに対してホワイトバランス調整およびγ調整等の信号処理を行うとともに、VD信号およびHD信号を出力する。
プロセッサ104のCPUブロック104−3は、音声記録回路115−1による音声記録動作を制御する。音声記録回路115−1は、マイクロホン115−3で変換された音声信号がマイクロホンアンプ115−2により増幅された増幅信号を、指令に応じて記録する。また、CPUブロック104−3は、音声再生回路116−1の動作も制御する。音声再生回路116−1は、指令により、適宜なるメモリに記録されている音声信号をオーディオアンプ116−2で増幅してスピーカ116−3に入力し、スピーカ116−3から音声を再生する。CPUブロック104−3は、また、ストロボ回路114を制御して動作させることによってストロボ発光部3から照明光を発光させる。また、CPUブロック104−3は、被写体距離を測定する測距ユニット(図示せず)の動作をも制御する。なお、本発明においては、後述するように撮像された画像データに基づく合焦制御を行うので、測距ユニットによる被写体距離の測定は、かならずしも行わなくとも良く、その場合には、測距ユニットを省いても良い。また、測距ユニットによる被写体距離の測定情報を、ストロボ回路114におけるストロボ発光制御に利用しても良い。測距ユニットによる被写体距離の測定情報を、撮像された画像データに基づく合焦制御に対して補助的に利用するようにしても良い。
さらに、CPUブロック104−3は、プロセッサ104の外部に配置されたサブCPU109にも結合されており、サブCPU109は、LCDドライバ111を介してサブLCD1による表示を制御する。また、サブCPU109は、AF用LED8、ストロボLED9、リモコン受光部6、前記スイッチSW1〜SW13からなる操作部およびブザー113にもそれぞれ結合されている。
USBブロック104−5は、USBコネクタ122に結合されており、シリアルブロック104−6は、シリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタに結合されている。ビデオ信号表示ブロック104−9は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に結合されており、また、ビデオ信号表示ブロック104−9は、ビデオアンプ118を介してビデオジャック119にも結合されている。メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカードスロット121のカード接点に結合されており、メモリカード121−2がこのメモリカードスロット121に装填されると、メモリカード121−2の接点に接触してメモリカード121−2に対する電気的な接続を達成する。
次に、上述のように構成されたディジタルスティルカメラの動作をいくつかの実施の形態について説明するが、その前に、従来のディジタルスティルカメラの基本的な動作の概要を説明しておく。
図2〜図4に示すモードダイアルSW2を記録モードに設定することによって、当該ディジタルカメラが記録モードで起動する。モードダイアルSW2の設定は、図1における操作部(SW1〜SW13)に含まれるモードダイアルSW2の状態が記録モード−オンになったことをサブCPU109経由でCPUブロック104−3が検知し、モータドライバ7−5を制御して、鏡胴ユニット7を撮像可能な位置に移動させる。さらにCCD101、F/E−IC102およびLCDモニタ10等の各部に電源を投入して動作を開始させる。各部の電源が投入されると、ファインダモードの動作が開始される。
ファインダモードにおいては、鏡胴ユニット7の撮像レンズを通して撮像素子であるCCD101に入射した光は、電気信号に変換されてRGBのアナログ信号としてCDS回路102−1に供給され、AGC102−2を介してA/D変換器102−3に送られる。
A/D変換器102−3でディジタル信号に変換されたR、G、Bの各信号は、ディジタルスティルカメラプロセッサ104内の第2のCCD信号処理ブロック104−2によって達成されるYUV変換手段でYUV画像データに変換されて、フレームメモリとしてのSDRAM103に書き込まれる。なお、第2のCCD信号処理ブロック104−2は、RGB画像データにフィルタリング処理等の適切な処理を施してYUV画像データへ変換する。このYUV画像データは、CPUブロック104−3により、読み出され、ビデオ信号表示ブロック104−9を介してビデオアンプ118およびビデオジャック119を介してTV(テレビジョン)に送られ、あるいはLCDドライバ117を介してLCDモニタ10へ送られて表示に供される。この処理が1/30秒間隔で行われ、1/30秒毎に更新されるファインダモードの表示となる。
操作部のレリーズボタンSW1が押下されると、プロセッサ104の第1のCCD信号処理ブロック104−1に取り込まれたディジタルRGB画像データより、画面内の所定の少なくとも一部における合焦の度合いを示すAF評価値および露光状態を示すAE評価値が算出される。AF評価値データは、特徴データとしてCPUブロック104−3に読み出されて、自動焦点検出手段としての機能によるAF処理に利用される。
すなわち、合焦状態にあるとき、被写体のエッジ部分がはっきりとしているため、画像の空間周波数における高周波成分が最も高くなる。AF評価値は、例えば変位に対する微分値のように、このような高周波成分の高さを反映した値となるように設定される。このAF評価値を利用してAF処理における合焦検出を行う。AF処理における合焦検出動作時は、フォーカスレンズ7−2aのそれぞれの位置におけるAF評価値を取得して、その極大になる点、すなわちピーク位置、を検出する。また、極大になる点が複数あらわれることも考慮にいれ、複数あった場合には、ピーク位置における評価値の大きさ、およびその周辺位置に対する評価値の下降または上昇の度合いなどを判断し、最も信頼性があると推定される点を合焦位置としてAF動作を実行する。
また、AF評価値は、ディジタルRGB画像データ内の特定の範囲から算出することができる。図5がファインダモード時にLCDに表示される画像面の状態であり、この表示内の中心部の図示のような枠内をこのディジタルカメラにおけるAF処理のエリアとする。このAF処理エリアは、例えばRGB画像データの画面内の中央の水平方向の40%および垂直方向の30%として設定する。
次に、AE評価値は、図6に示すように、ディジタルRGB画像データの画像面を複数のエリアに分割し、各分割エリア内の輝度データに基づく値をAE評価値として用いる。例えば、この場合、画像面を水平方向について16×垂直方向について16に分割し、全体として256個のエリアに分割する。各分割エリア内の画素に対して所定の閾値を超えるものを対象画素とし、それらの輝度値を加算し、対象画素数で乗算することによって求められる値をAE評価値とする。このようなAE評価値から、各エリアの輝度分布に基づいて、適正露光量を算出し、次の画像フレームの取り込みに対して補正を施す。
次に、本発明に係る撮像装置の異なる実施の形態の各々について具体的に説明する。以下に説明する第1〜第3の実施の形態は、それぞれAF処理における動作形態が異なっている。
〔実施の形態1〕
まず、第1の実施の形態に係るディジタルカメラの動作の概略について説明する。本発明に係るディジタルカメラは、AF処理に際して、粗いAF調整である粗調整、すなわち粗調と、精細なAF調整である微調整、すなわち微調と、をそれぞれ選択して行うことによってAF処理を行っている。そのため、ここでは、それら粗調と微調に関して詳細に説明する。
最初に、粗調処理について説明する。粗調とは、フォーカスレンズ7−2aを比較的粗いステップで移動させ(少なくとも微調よりは粗いステップでレンズ駆動を行う)、それに伴って、AF評価値を取得することによって、AF処理を行うことである。この粗調処理は、精度が比較的低いが、全体的に大まかなAF制御をするために用いるのに適している。また、全体的にAF制御をするといっても、フォーカスレンズ7−2aの移動が至近から無限遠へ向かう方向への駆動であった場合、AF制御の基本は近距離優先であるため、実際には粗調の途中においてピークを確認することができた場合は、そこで粗調を終了して次の処理へ移行できるので、被写体によっては、さらに時間的な短縮も可能となり、AF制御を高速化することが可能である。ピーク検出は、AF評価値結果において、前回の評価値とカレント(現在最新)評価値を比較して、その結果、AF評価値が一旦上昇した後に、下降を3回繰り返した場合に、その最高点をピーク位置として認定することによって行う。
また、本発明においては、粗調について2つの方式を選択することができるようにしている。
第1の粗調方式は、同期式粗調である。これは、1回のVD信号に対応して、所定のフォーカス駆動量、すなわち、フォーカスレンズ7−2aの駆動源であるフォーカスモータ7−2bにパルスモータを使用している場合にはパルス数、を設定し、VD信号のパルスの立下りに対応して、所定のフォーカス駆動量だけ駆動し、つまり所定パルスレートで所定パルス数だけ駆動して、その回の駆動を終了し、次のVD信号を待った後に、再度、所定のフォーカス駆動量だけ駆動することを繰り返す第1の移動モードによって、フォーカス駆動をVD信号、すなわちフレーム周期、に同期させる。
例えば、図7に示すように、120fpsのフレームレートで画像データの取り込みを行う場合、120fpsのVD信号パルスに同期して、所定パルス数(例えば4パルス)だけフォーカス駆動を行う。このとき、120fpsのVD信号パルスに同期して、電子シャッタパルス(電荷掃き出しパルス)期間の終了後に露光が行われ、各フレームの画像データを取り込み、AF評価値を取得する。
このような、VD信号パルスに同期して、所定パルス数だけフォーカス駆動を行い、AF評価値を取得する動作を、AF評価値のピークが検出されるまで繰り返す。
すなわち、同期式粗調においては、図8に示すフローチャートのように、まず、VD信号待ちを行い(ステップS7−1)、VD信号パルスに応答して、所定パルス量だけフォーカスレンズ7−2aを移動(ステップS7−2)、その後にAF評価値を取得する(ステップS7−3)。取得した結果から、AF評価値のピークが検出されているか否かを判定し(ステップS7−4)、その結果をもとに、ピークが検出されている場合には、終了処理(ステップS7−6)へ移行し、同期式粗調処理を終了する。ステップS7−4で、ピークが検出されていない場合には、終了位置か否かを判定し(ステップS7−5)、終了位置に達するまで、ステップS7−1に戻って、VD信号待ち(ステップS7−1)〜フォーカス駆動(ステップS7−2)〜AF評価値取得(ステップS7−3)〜ピーク検出判定(ステップS7−4)を繰り返す。
一方、第2の粗調方式は、非同期式粗調であり、上述した同期式のような所定フォーカス駆動量毎の間欠的なフォーカス駆動でなく、最大駆動速度でフォーカス駆動を継続的に行う第2の移動モードを用い、同期を取らない方式である。すなわち、VD信号毎の駆動量は、VD期間内でのその鏡胴の最大パルスレートでの駆動量となる。これは、VD信号にかかわらず、最大のフォーカス駆動速度、すなわち、フォーカスレンズ7−2aの駆動源にパルスモータを使用している場合には、最大のパルスレートで、フォーカス駆動を行いつつ、AF評価値を取得する。
例えば、図9に示すように、120fpsのフレームレートで画像データの取り込みを行う場合、120fpsのVD信号パルスに同期して、電子シャッタパルス(電荷掃き出しパルス)期間の終了後に露光が行われ、各フレームの画像データを取り込み、AF評価値を取得する。このとき、120fpsのVD信号パルスにかかわらず、鏡胴の最大パルスレートに従った一定の速度でフォーカス駆動を行いつつ、VD信号パルスに同期して、取り込まれる画像データに基づきAF評価値を取得する動作を、AF評価値のピークが検出されるまで継続する。
すなわち、非同期式粗調においては、図10に示すフローチャートのように、まず、VD信号待ちを行い(ステップS8−1)、VD信号が与えられると、フォーカス駆動カウント値が「0」、でないか否かを判定し(ステップS8−2)、カウント値が「0」ならばフォーカス駆動が開始されていないので、連続的なフォーカス駆動を開始して(ステップS8−7)、AF評価値を取得する(ステップS8−3)。ステップS8−2において、フォーカス駆動が既に開始されている場合には、カウント値は「0」でないので、そのままステップS8−3に移行してAF評価値を取得する。ステップS8−3において、AF評価値が取得されると、ピークが検出されていないか否かを判定し(ステップS8−4)、ピークが検出されていない場合には、終了回数に達しているか否かを判定する(ステップS8−5)。ステップS8−5において、終了回数に達していなければ、カウントしてカウント値を「+1」インクリメントして(ステップS8−8)、ステップS8−1のVD信号待ちに戻る。ステップS8−1のVD信号待ちにおいて、VD信号を受け、ステップS8−2においてフォーカス駆動カウント値が「0」でないと判定されれば、ステップS8−3においてAF評価値を取得する。なお、このとき、フォーカス駆動は、継続的に駆動状態となっている。ステップS8−4で、ピークが検出されていると判定された場合には、直ちに、その結果のピーク検出位置に基づく終了処理へ移行する(ステップS8−6)。また、ステップS8−5において、終了回数に達していると判定された場合にも、ステップS8−6に移行し、ピークが検出されていない場合の終了処理が行われる。
これら2つの粗調方式に関する長所・短所を挙げれば、同期式は、非同期式よりも精度が高いが、VD間での駆動が断続的な動きとなり、鏡胴ユニットによっては、鏡胴内のギアの遊び等による断続動作時の衝撃により、駆動音が大きくなってしまう。また、非同期式よりも高速化することは不可能である。また、非同期式は、同期式よりも高速化することが可能であるが、その駆動方法に起因して、後に詳述するようなフレームレートによって、粗調の粗さが決まってしまうという欠点がある。また、いずれにしても、レンズ駆動ステップそのものは粗いため、次に説明する微調のような処理を行うことで、最終的な合焦位置を決定しなければならない。
次に、微調処理について説明する。微調においては、フォーカスレンズ7−2aを比較的微細なステップで移動させるようなレンズ駆動を行い、それに伴って、AF評価値を取得することによって、AF処理を行う。この微調では、精度の高いAF処理を行うことが可能である。しかしながら、鏡胴ユニット7の繰り出し量が多ければ多いほど、微調に要する時間が長くなるため、本発明においては、まず、先に粗調を行い、その後に微調を行うようにして、高速で且つ精度の高いAF制御を実現する。
以上が、本発明に係るディジタルカメラの基本的な粗調および微調の動作である。
次に、この第1の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルスティルカメラにおける同期/非同期式粗調を用いたAF方式について説明する。
図11に示すフローチャートにおいて、まず、操作部のレリーズボタンSW1の第1段(以下、「RL1」とする)が押下された場合(いわゆる「半押し状態」)(ステップS9−1)、撮像レンズの現在のズームポジション(以下、「Zp」とする)を確認し、そのズームポジションZpが所定の中間焦点距離位置(Mean)より長焦点距離であるか否かを判定する(ステップS9−2)。ステップS9−2において、所定の中間焦点距離位置よりも長焦点側であると判定されれば、非同期式粗調を選択し(ステップS9−3)、そうでないと判定された場合には、同期式粗調を選択する(ステップS9−9)。ここで、所定のズームポジションZpの決定に際して、この実施の形態では中間焦点距離位置としたが、実際には、使用する鏡胴ユニット7の特性、特に鏡胴ユニット7の繰り出せる量と、最大パルスレートと、AF時のフレームレートとに依存する。
例えば、図12に示すように、焦点距離を35mmフィルム換算で35mmから105mmまでの範囲で変化させ得るズームレンズ7−1aの鏡胴ユニット7における35mmから105mmまでのズームポジションが0から16までであるとし、この鏡胴ユニット7のフォーカスレンズ7−2aの繰り出せる量、つまり与え得る繰り出しパルス数、は、30から190であるとする。この場合の所定のズームポジションは、例えば、繰り出せるパルス数が100となる換算焦点距離50mm近傍のズームポジション7の中間焦点距離位置に設定する。鏡胴ユニット7のフォーカスレンズ7−2aの繰り出せる量が、少ない場合には、中間焦点距離位置よりもさらに望遠側にズームした位置を所定値とするであろう。また、最大パルスレートが低い場合には、同期式でも非同期式でも精度および速度がほとんど変わらなくなってしまう。また、フレームレートを高速化できればできるほど、粗調の精度は向上する。ちなみに、フレームレートは、CCD固体撮像素子の場合、高速で120fps程度、CMOS固体撮像素子の場合、高速で200〜300fps程度である。
すなわち、図13において、例えば(13−a)に示すように、フレームレートが120fpsであった場合には、VD間隔が約8.3msであり、(13−b)に示すように、フレームレートが60fpsであった場合には、VD間隔が約16.7msである。非同期式粗調で駆動を行うと、パルスレートが1000pps(1パルス=1ms)であった場合には、フレームレートが120fpsでは、1VD周期あたりおよそ8パルスの駆動量であるのに対し、フレームレートが60fpsでは、1VD周期あたりおよそ16パルスの駆動量となり、2倍の粗さとなる。つまり、可能であれば、フレームレートは、より高速にすることが望ましい。この実施の形態におけるディジタルカメラについては、パルスレートを1000ppsとして、フレームレートを120fpsとし、また同期式のフォーカス駆動パルスは4パルスとしている。
次に、上述したズームポジションの判定に基づいて、粗調方式として同期式を選択するか(ステップS9−9)、非同期式を選択するか(ステップS9−3)を決定すると、その方式を用いて粗調処理を行う(ステップS9−4)。上述したように、粗調に関しては、ピークを検出した時点で粗調処理を停止し得るようにしておく。
ステップS9−4の粗調処理が停止すると、次の処理として、駆動方向を反転する(ステップS9−5)。このステップS9−5は、粗調で全範囲を終了し、または、ピークポジションを検出して終了した状態から、駆動方向を反転し今度は無限遠から至近へと駆動することによって、全体のAF処理時間を短くするためである。
次に、フォーカスレンズ7−2aを微調開始位置に移動する(ステップS9−6)。ステップS9−4の粗調においてピーク検出して終了した場合には、そのピーク検出位置から微調を開始するため、その位置を微調開始位置の目標位置とする。ステップS9−6において、フォーカスレンズ7−2aを微調の開始位置へ移動した後に、微調処理を行う(ステップS9−7)。微調処理は、フォーカスレンズ駆動量を1パルスとして実行するため、非同期式には不向きである。そのため、同期式で微調処理を行う。最後に、微調処理の結果に基づいて、終了処理によってフォーカスレンズ7−2aを合焦位置へ移動して終了する(ステップS9−8)。
以上が本発明の第1の実施の形態に係るディジタルスティルカメラのAF処理である。なお、このようなAF処理は、全てプロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御され、移動モード選択手段としての機能を達成する。
〔実施の形態2〕
第2の実施の形態に係るディジタルカメラは、第1の実施の形態と同様に、AF処理に際して、粗調と、微調とを選択的に切り換えて行うことによってAF処理を行っており、さらに、粗調について同期式と非同期式の2つの方式を選択することができるようにしている。微調においては、フォーカスレンズ7−2aを比較的微細なステップで移動させるようなレンズ駆動を行い、それに伴って、AF評価値を取得することによって、AF処理を行う。この微調では、精度の高いAF処理を行うことが可能であるが、鏡胴ユニット7の繰り出し量が多ければ多いほど、微調に要する時間が長くなるため、まず、先に粗調を行い、その後に微調を行うようにして、高速で且つ精度の高いAF制御を実現する。
次に、この第2の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルスティルカメラにおける同期/非同期式粗調を用いたAF方式について説明する。
図14に示すフローチャートにおいて、まず、操作部のレリーズボタンSW1の第1段RL1が押下された場合(半押し状態)(ステップS10−1)、RGB信号からのAE評価値に基づく測光処理を行い、被写体環境輝度(Lv値)を算出する(ステップS10−2)。この被写体環境輝度に基づいて、図15のフローチャートに示すような、AF時のフレームレートの設定を行う(ステップS10−3)。このステップS10−3のフレームレートの設定においては、被写体環境輝度が低く、露光量が不足すると、ノイズが増えて、精度が低下するので、そのような場合には、フレームレートを遅くして露光量を増す。
すなわち、図15において、被写体環境輝度がLv7より高い場合か否かを判定し(ステップS11−1)、被写体環境輝度がLv7より高ければ、フレームレートを120fpsに設定(ステップS11−2)し、その結果をプロセッサ104へ送信する(ステップS11−3)。ステップS11−1において、もしも、被写体環境輝度がLv7以下であった場合には、フレームレートを60fpsに設定(ステップS11−4)し、結果をプロセッサ104へ送信する(ステップS11−3)。
図14に戻り、ステップS10−3において、フレームレートが設定されると、フレームレートが120fpsか否かを判定して(ステップS10−4)、非同期粗調か同期粗調かを選択する処理に移行する。ステップS10−3のフレームレート設定処理の結果が、ステップS10−4で、120fpsであると判定された場合には、非同期粗調を選択する(ステップS10−5)。ステップS10−4で、フレームレートが120fpsでないと判定された場合には、フレームレートは60fpsであり、その場合には、同期粗調を選択する(ステップS10−11)。図13に示した通り、例えば120fps(13−a)である場合には、VD間隔が約8.3msであり、60fps(13−b)である場合には、VD間隔が約16.7msである。当然、120fpsにおいて、非同期式粗調で駆動を行うと、パルスレートが1000ppsである場合には、1VDあたりおよそ8パルスの駆動量であるのに対して、60fpsでは16パルスの駆動量となり、2倍分粗くなって精度が悪くなるためである。
よって、輝度が低いような環境下でフレームレートを落としたAF制御を用いるのであれば、非同期式粗調は不向きであり、同期式粗調を選択するべきである。なお、このディジタルスティルカメラのパルスレートは1000ppsとしている。
ステップS10−4の判定で、粗調方式を非同期式(ステップS10−5)または同期式(ステップS10−11)に決定すると、その決定された方式を用いて粗調処理を行う(ステップS10−6)。この粗調処理は、先に述べたように、ピークを検出した時点で停止させる。ステップS10−6の粗調処理が完了すると、次に駆動方向を反転する(ステップS10−7)。このステップS10−7は、粗調において、全範囲をスキャンし、または、ピークを検出して、粗調を完了した状態から、駆動方向を反転し、今度は無限遠から至近へと駆動することによって、全体のAF時間を短くするための処理である。ステップS10−7で駆動方向を変更した後に、フォーカスレンズ7−2aを微調開始位置に移動する(ステップS10−8)。ステップS10−6において、ピークを検出して粗調処理を終了した場合には、その位置から微調を開始すべく、その位置を目標位置とする。
ステップS10−8で、フォーカスレンズ7−2aを微調の開始位置へ移動した後に、微調処理を行う(ステップS10−9)。ステップS10−9の微調処理は、フォーカスレンズ駆動量を1パルスとして実行するため、非同期式には不向きである。そのため、同期式で微調処理を行う。最後に、ステップS10−9の微調処理の結果に基づいて、終了処理によってフォーカスレンズ7−2aを合焦位置へ移動して終了する(ステップS10−10)。
なお、この実施の形態に係るディジタルカメラでは、フレームレートは、120fpsと60fpsの2つの設定しか行っていないが、可能であれば、より高速のフレームレートや、より低速フレームレートを用いるような処理をすることがさらに望ましい。
以上が本発明の第2の実施の形態に係るディジタルスティルカメラのAF処理である。なお、このようなAF処理は、全てプロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御される。
〔実施の形態3〕
第3の実施の形態に係るディジタルカメラは、第1および第2の実施の形態と同様に、AF処理に際して、粗調と、微調とを選択的に切り換えて行うことによってAF処理を行っており、さらに、粗調について同期式と非同期式の2つの方式を選択することができるようにしている。微調においては、フォーカスレンズ7−2aを比較的微細なステップで移動させるようなレンズ駆動を行い、それに伴って、AF評価値を取得することによって、AF処理を行う。この微調では、精度の高いAF処理を行うことが可能であるが、鏡胴ユニット7の繰り出し量が多ければ多いほど、微調に要する時間が長くなるため、まず、先に粗調を行い、その後に微調を行うようにして、高速で且つ精度の高いAF制御を実現する。
次に、この第3の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルスティルカメラにおける同期/非同期式粗調を用いたAF方式について説明する。
図16に示すフローチャートにおいて、まず、操作部のレリーズボタンSW1の第1段RL1が押下された場合(半押し状態)(ステップS13−1)、RGB信号からのAE評価値に基づく測光処理を行い、被写体環境輝度(Lv値)を算出する(ステップS13−2)。この被写体環境輝度に基づいて、図15のフローチャートに示すような、AF時のフレームレートの設定を行う(ステップS13−3)。このステップS13−3のフレームレートの設定においては、被写体環境輝度が低く、露光量が不足すると、ノイズが増えて、精度が低下するので、そのような場合には、フレームレートを遅くして露光量を増す。
すなわち、図15において、被写体環境輝度がLv7より高い場合か否かを判定し(ステップS11−1)、被写体環境輝度がLv7より高ければ、フレームレートを120fpsに設定(ステップS11−2)し、その結果をプロセッサ104へ送信する(ステップS11−3)。ステップS11−1において、もしも、被写体環境輝度がLv7以下であった場合には、フレームレートを60fpsに設定(ステップS11−4)し、結果をプロセッサ104へ送信する(ステップS11−3)。
図16に戻り、撮像レンズの現在のズームポジションZpを確認し、そのズームポジションZpが所定の中間焦点距離位置(Mean)より長焦点距離であるか否かを判定する(ステップS13−4)。ステップS13−4において、所定の中間焦点距離位置よりも長焦点側であると判定されれば、非同期式粗調を選択し(ステップS13−5)、そうでないと判定された場合には、同期式粗調を選択する(ステップS13−13)。ここで、所定のズームポジションZpの決定に際して、この実施の形態では中間焦点距離位置としたが、実際には、使用する鏡胴ユニット7の特性、特に鏡胴ユニット7の繰り出せる量と、最大パルスレートと、AF時のフレームレートとに依存する。鏡胴ユニット7のフォーカスレンズ7−2aの繰り出せる量が、少ない場合には、中間焦点距離位置よりもさらに望遠側にズームした位置を所定値とするであろう。また、最大パルスレートが低い場合には、同期式でも非同期式でも精度および速度がほとんど変わらなくなってしまう。また、フレームレートを高速化できればできるほど、粗調の精度は向上する。
すなわち、図13において、例えば図13(a)に示すように、フレームレートが120fpsであった場合には、VD間隔が約8.3msであり、図13(b)に示すように、フレームレートが60fpsであった場合には、VD間隔が約16.7msである。非同期式粗調で駆動を行うと、パルスレートが1000pps(1パルス=1ms)であった場合には、フレームレートが120fpsでは、1VD周期あたりおよそ8パルスの駆動量であるのに対し、フレームレートが60fpsでは、1VD周期あたりおよそ16パルスの駆動量となり、2倍の粗さとなる。つまり、可能であれば、フレームレートは、より高速にすることが望ましい。この実施の形態におけるディジタルカメラについては、パルスレートを1000ppsとして、フレームレートを120fpsとし、また同期式のフォーカス駆動パルスは4パルスとしている。
次に、上述したズームポジションの判定に基づいて、粗調方式として同期式を選択するか(ステップS13−13)、非同期式を選択するか(ステップS13−5)を決定すると、次は、非同期式粗調が選択されたか否かを判定して(ステップS13−6)、非同期式粗調が選択されていれば、選択されたフレームレートに対応するパルスレート設定処理を行う(ステップS13−7)。
ステップS13−7のパルスレート設定処理は、先に述べたように、フレームレートが60fpsである時に、1000ppsのパルスレートで粗調を行った場合、フレームレートが120fpsの場合と比べて2倍粗くなってしまうことから、120fpsでは1000ppsに設定し、60fpsでは1000ppsで設定しているパルスレートを500ppsに変更して、粗さを改善する。
すなわち、図17のフローチャートに示すように、フレームレートが120fpsか否かを判定し(ステップS14−1)、フレームレートが120fpsであれば、パルスレートを1000ppsに設定する(ステップS14−2)。ステップS14−1において、フレームレートが120fpsでなければ、フレームレートが60fpsであり、この60fps時には、1000ppsで設定しているパルスレートを500ppsに変更することによって粗さを改善する(ステップS14−3)。
図18に示す通り、フレームレートに応じてパルスレートを変更し、フレームレートが120fpsであれば、パルスレートを1000ppsに設定し図18(a)、フレームレートが60fpsであれば、パルスレートを500ppsに変更することによって粗さを改善する図18(b)。
一方、図16のステップS13−6において、同期式粗調を選択していると判定した場合には、同期させる駆動パルスを、フレームレートおよび焦点距離に応じて変更する。すなわち、図19に示す通り、フレームレートが120fpsであるか否かを調べ(ステップS15−1)、フレームレートが120fpsである場合には、フォーカス駆動パルスを4パルスとする(ステップ15−2)。フレームレートが120fpsでない場合、つまり60fpsである場合には、ズームポジションZpが所定の中間焦点距離位置よりも長焦点側であるか否かを調べる(ステップS15−3)。ステップS15−3において、ズームポジションZpが、所定の中間焦点距離位置よりも長焦点側であると判定された場合には、駆動パルスを8パルスとし(ステップS15−4)、所定の中間焦点距離位置またはそれより短焦点側であると判定された場合には、駆動パルスを4パルスとして設定する(ステップS15−5)。
これは、図12に示した通り、焦点距離が大きくなり、長焦点距離になるにつれて、フォーカスレンズ7−2aを繰り出せる量も大きくなり、駆動パルス数、つまりレンズ駆動量を一層大きくすることによって、高速化を図るとともに、同期可能な駆動パルス量に設定する必要があるためである。
図16に戻り、ステップS13−4およびS13−6の判定に基づいて、粗調方式、パルスレートおよび駆動パルス量が決定すると、その決定された方式を用いて粗調処理を行う(ステップS13−8)。この粗調処理は、先に述べたように、ピークを検出した時点で停止させる。ステップS13−8の粗調処理が完了すると、次に駆動方向を反転する(ステップS13−9)。このステップS13−9は、粗調において、全範囲をスキャンし、または、ピークを検出して、粗調を完了した状態から、駆動方向を反転し、今度は無限遠から至近へと駆動することによって、全体のAF時間を短くするための処理である。ステップS13−9で駆動方向を変更した後に、フォーカスレンズ7−2aを微調開始位置に移動する(ステップS13−10)。ステップS13−8において、ピークを検出して粗調処理を終了した場合には、その位置から微調を開始すべく、その位置を目標位置とする。
ステップS13−10で、フォーカスレンズ7−2aを微調の開始位置へ移動した後に、微調処理を行う(ステップS13−11)。ステップS13−11の微調処理は、フォーカスレンズ駆動量を1パルスとして実行するため、非同期式には不向きである。そのため、同期式で微調処理を行う。最後に、ステップS13−11の微調処理の結果に基づいて、終了処理によってフォーカスレンズ7−2aを合焦位置へ移動して終了する(ステップS13−12)。
以上が本発明の第3の実施の形態に係るディジタルスティルカメラのAF処理である。なお、このようなAF処理は、全てプロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御される。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラの要部の構成を模式的に示すブロック図である。 図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す正面図である。 図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す平面図である。 図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す背面図である。 通常のディジタルカメラの画面におけるAF処理の枠の一例を模式的に示す図である。 通常のディジタルカメラの画面におけるAE処理の測光エリアの一例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態で用いる同期式粗調処理を説明するためのタイミング波形図である。 図7の同期式粗調処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態で用いる非同期式粗調処理を説明するためのタイミング波形図である。 図9の非同期式粗調処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラにおける同期/非同期式粗調を用いたAF処理について説明するためのフローチャートである。 図11のディジタルカメラにおけるズームポジションと繰り出せるパルス数の関係の模式的な一例を示す図である。 図11のディジタルカメラにおけるフレームレート120fps(a)およびフレームレート60fps(b)における非同期式粗調処理を説明するためのタイミング波形図である。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラにおける同期/非同期式粗調を用いたAF処理について説明するためのフローチャートである。 図14のフローチャートにおけるフレームレート設定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラにおける同期/非同期式粗調を用いたAF処理について説明するためのフローチャートである。 図16のフローチャートにおけるパルスレート設定処理の一例を示すフローチャートである。 図16のフローチャートにおけるパルスレート設定処理を説明するためのフレームレートによるパルスレートの変更の一例を、フレームレート120fps(a)とフレームレート60fps(b)について模式的に示すタイミング波形図である。 図16のフローチャートにおける駆動パルスのパルス量設定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 サブ液晶ディスプレイ(サブLCD)
2 メモリカード装填室および電池装填室の蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
6 リモコン受光部
7 撮像レンズを含む鏡胴ユニット
8 AF用LED(発光ダイオード)
9 ストロボLED
10 LCDモニタ
13 電源スイッチ
101 固体撮像素子であるCCD(電荷結合素子)
102 F/E−IC(フロントエンドIC)
103 SDRAM(シンクロナスランダムアクセスメモリ)
104 ディジタルスティルカメラプロセッサ(プロセッサ)
107 RAM
108 制御プログラムが格納されたROM
109 サブCPU
111 LCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
117 LCDドライバ
118 ビデオアンプ
119 ビデオジャック
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロット
122 USBコネクタ
7−1 ズーム光学系
7−2 フォーカス光学系
7−3 絞りユニット
7−4 メカシャッタユニット
7−5 モータドライバ
7−1a ズームレンズ
7−2a フォーカスレンズ
7−3a 絞り
7−4a メカニカルシャッタ
7−1b ズームモータ
7−2b フォーカスモータ
7−3b 絞りモータ
7−4b メカシャッタモータ
102−1 CDS(相関2重サンプリング部)
102−2 AGC(自動利得制御部)
102−3 A/D(アナログ−ディジタル)変換部
102−4 TG(タイミングジェネレータ)
104−1 第1のCCD信号処理ブロック
104−2 第2のCCD信号処理ブロック
104−3 CPU(中央処理ユニット)ブロック
104−4 ローカルSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)
104−5 USB(ユニバーサルシリアルバス)ブロック
104−6 シリアルブロック
104−7 JPEGコーデック(CODEC)ブロック
104−8 リサイズ(RESIZE)ブロック
104−9 ビデオ信号表示ブロック
104−10 メモリカードコントローラブロック
115−1 音声記録回路
115−3 マイクロホン
115−2 マイクロホンアンプ
116−1 音声再生回路
116−2 オーディオアンプ
116−3 スピーカ
123−1 シリアルドライバ回路
CB カメラボディ
SW1 レリーズボタン(スイッチ)
SW2 モードダイアル
SW3 広角方向ズームスイッチ
SW4 望遠方向ズームスイッチ
SW5 セルフタイマの設定および解除スイッチ
SW6 メニュースイッチ
SW7 上移動およびストロボセットスイッチ
SW8 右移動スイッチ
SW9 ディスプレイスイッチ
SW10 下移動およびマクロスイッチ
SW11 左移動および画像確認スイッチ
SW12 OKスイッチ
SW13 クイックアクセススイッチ

Claims (10)

  1. 撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置において、
    前記画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと前記画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有し、前記撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させるレンズ移動手段と、
    前記レンズ移動手段で移動した際に得られる前記画像データから、合焦位置を決定する自動焦点検出手段と、
    撮像条件に応じて、前記レンズ移動手段を第1の移動モードとするか、第2の移動モードとするかを選択する移動モード選択手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、
    前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、撮像レンズの焦点距離であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、
    前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、焦点距離に応じた撮像レンズの繰り出し量であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記移動モード選択手段で用いる撮像条件は、前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期を判断する周期判断手段と、
    前記周期判断手段による前記読み出し周期の判断に基づいて前記撮像レンズを移動する速度を変更する移動速度変更手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の撮像装置。
  6. 撮像レンズを通過した被写体の光を受光する撮像素子から周期的に画像データを読み出す撮像装置における撮像方法において、
    前記画像データの読み出し周期に同期してレンズを移動させる第1の移動モードと前記画像データの読み出し周期には同期せずにレンズを移動させる第2の移動モードとを有し、前記撮像レンズの少なくとも一部を、前記第1の移動モードおよび第2の移動モードのいずれか一方の移動モードにて移動させるレンズ移動過程と、
    前記レンズ移動過程で移動した際に得られる前記画像データから、合焦位置を決定する自動焦点検出過程と、
    撮像条件に応じて、前記レンズ移動過程を第1の移動モードとするか、第2の移動モードとするかを選択する移動モード選択過程と
    を有することを特徴とする撮像方法。
  7. 前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、
    前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、撮像レンズの焦点距離であることを特徴とする請求項6に記載の撮像方法。
  8. 前記撮像レンズは、焦点距離が変更可能であって、
    前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、焦点距離に応じた前記撮像レンズの繰り出し量であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の撮像方法。
  9. 前記移動モード選択過程で用いる撮像条件は、前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期であることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の撮像方法。
  10. 前記撮像素子からの前記画像データの読み出し周期を判断する周期判断過程と、
    前記周期判断過程による前記読み出し周期の判断に基づいて前記撮像レンズを移動する速度を変更する移動速度変更過程と
    をさらに有することを特徴とする請求項6または請求項9に記載の撮像方法。
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