JP3244773B2 - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JP3244773B2
JP3244773B2 JP16293892A JP16293892A JP3244773B2 JP 3244773 B2 JP3244773 B2 JP 3244773B2 JP 16293892 A JP16293892 A JP 16293892A JP 16293892 A JP16293892 A JP 16293892A JP 3244773 B2 JP3244773 B2 JP 3244773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズを目標位置へ移
動させる光学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりビデオカメラ等に用いられてい
る焦点距離可変の撮影レンズ、所謂ズームレンズとして
多くの光学設計例が知られている。特に光軸前方の第1
群レンズ群が焦点調節の為のレンズであり、第2群が変
倍の為のレンズ群、第3群が補正の為のレンズ群とな
り、第2群、第3群が所定の関係で連動することによっ
て、ズーム動作を成し、第4群が結像の為の固定のレン
ズ群となる所謂4群ズームは最も一般的なズームレンズ
構成と言える。この4群ズームレンズにおいては焦点調
節の為の第1群レンズ群と、焦点距離可変の為の第2、
第3群レンズ群は、全く別個に機能することから、ズー
ミングに連動して第1群を動かしたり焦点調節の為に第
2群を動かしたりする必要はない。この為比較的簡単な
構成で鏡筒メカニズムを達成できた。
【0003】これに対して焦点調節の為のレンズ群を第
3群以降のレンズ群とする、所謂インナーフォーカスタ
イプのズームレンズが知られている。インナーフォーカ
スタイプのレンズ構成の場合、前述の4群ズームレンズ
と異り、焦点距離によって、焦点調節の為のレンズ群が
最もくり出した位置にある場合に撮影可能(合焦可能)
な最至近距離が変化する。特にワイド端ではレンズ直前
迄合焦可能となるという、4群ズームレンズでは達成で
きない大きな利点があった。しかし、一方で、この様な
インナーフォーカスタイプのズームレンズでは、焦点調
節の為のレンズ群が変倍の為のレンズ群より後方にある
ことから、被写体距離が変化しなくてもズーミングによ
って焦点調節の為のレンズ群を移動しなければならない
という特性を有している。この為鏡筒メカニズムの構成
が非常に複雑になるという欠点があった。この為、従来
は実用化された例が少なかった。しかしながら近年、自
動焦点調節装置の発達により焦点面のボケを直接評価し
て、この情報に基づき焦点調節の為のレンズ群の位置制
御を行う方式が実用化されている。この方式の自動焦点
調節装置とインナーフォーカスレンズを組合せることに
よって、複雑な鏡筒構造をとらなくとも焦点調節の為の
レンズ群の位置を正しい位置とすることが可能となる。
【0004】図6〜図9はインナーフォーカスズームレ
ンズの幾つかの例を示す。図6のタイプでは、第1群レ
ンズ1は固定されており、第2群レンズ2の位置(実
線)がワイド側の焦点距離(ワイド端)の位置、2′の
位置(2点鎖線)がテレ側の焦点距離(テレ端)の位置
となる。又、この例では第3群レンズ3が従来の4群ズ
ーム同様第2群レンズと所定の関係をもって連動してお
り、3の位置(実線)がワイド端位置、3′の位置(2
点鎖線)がテレ端位置となる。第2群及び第3群のレン
ズは従来の4群ズームの鏡筒メカニズム構成と同じく、
例えばカム環によって連動するものである。4が焦点調
節の為のレンズ群となり、欠印で示す様に定められた所
定範囲内で光軸方向に位置可変に構成される。
【0005】図7の場合、図6の3に相当するレンズ群
がない場合である。又、この例ではレンズ群4を前方レ
ンズ群4Aと後方レンズ群4Bに分け、前方レンズ群A
は固定し、後方レンズ群4Bが焦点調節の為のレンズ群
として所定範囲光軸方向に位置可変に構成されている。
【0006】図8の例では第1と第4レンズ群1と4が
固定であり、第2レンズ群2は、同じく2の位置がワイ
ド端位置、2′の位置がテレ端位置となる。又、焦点調
節の為のレンズ群は3であり、所定範囲光軸方向に位置
可変に構成されている。
【0007】図9の例では第1群レンズは固定されてな
く、第1群レンズ1と第2群レンズ2はズーミングに伴
って連動するものである。ここで1、2はワイド端での
位置を示し、又、1′、2′はテレ端での位置を示して
いる。又、焦点調節の為のレンズ群は図7の例と同じく
最後部の後方レンズ群4Bにて行うものである。
【0008】図10、図11は図6〜図9のインナーフ
ォーカスレンズにて、各焦点調節の為のレンズ群のとる
べき位置の焦点距離(2群レンズ位置)との関係を示し
ており、図10は図7〜図9のレンズタイプの場合の、
図11は図6のレンズタイプの場合の関係を示してい
る。図にて縦軸がゼロの位置はテレ端∞合焦の際の焦点
調節の為のレンズ群位置である。
【0009】図10にて明らかな様に図7〜図9で示し
たレンズタイプの場合にはワイド端での撮影可能(合焦
可能)な至近距離は0m、中間で約1mとなり、テレ端
では0.6m程度となる。又、図6で示した様なレンズ
タイプの場合にはワイド端で0m、徐々に至近距離が遠
方になりテレ端で約1mとなっている。図7〜図9の光
学系は、図10を見ると理解できるように、ズーム用の
レンズ群をワイドからテレ方向に移動させると、フォー
カス用のレンズ群を無限から至近方向への移動及び至近
から無限方向に移動させて合焦を維持するように設定さ
れている。
【0010】図12は前述した焦点面のボケを直接評価
する方式の自動焦点調節装置の一例の基本的考え方を示
している。図12(A)にて17はビデオカメラ等の画
面であり、18はこのうち自動焦点調節を行う為の信号
を抽出する領域である測距視野を示している。19は被
写体の有するコントラストパターンである。図12
(B)は信号処理を示し(a)のコントラストパターン
に対する輝度信号は(b)の様になる。これを微分する
と(c)の様になり、更に絶対値をとると(d)の様に
なる。これをサンプルホールドした(e)の高さを仮に
Aとする。図12(C)で示す様に横軸に焦点調節の為
のレンズ群位置をとり縦軸にAの値をとると山状の信号
となり、ピークであるところのレンズ群位置(B)が合
焦レンズ位置となる。
【0011】図13は図7に示すインナーフォーカスレ
ンズを例として、この様な自動焦点調節装置12、13
とを組合わせた場合のブロック構成図である。12がセ
ンサーであり、13がセンサー12の出力により合焦状
態を検知するAF回路。14が焦点調節の為のレンズ群
4Bを光軸方向に位置可変すると駆動手段の駆動源であ
るところのモータである。
【0012】しかしながら、実際には図13に示したよ
うな構成では、特にズーム中に常時、合焦状態を得るこ
とは困難なことが多い。これは自動焦点調節装置12、
13がボケを検知し、このボケがマエピンであるかアト
ピンであるかを判定し、モータ14の回転方向を決定す
る為に要する時間に、変倍用の第2群レンズだけが移動
することによって、図10、図11に示す固有の被写体
距離に合焦し続ける為の軌跡から脱線してしまうこと等
に起因する。
【0013】この点に鑑み、本件同一出願人による特願
昭63−109966号公報等によれば、図10、図1
1に示す横軸に焦点距離、縦軸に焦点調節の為のレンズ
群位置をとったマップ内を、例えば図14のように
(I、II…というような)複数のブロックに分け、例
えばそれぞれのブロックのほぼ中心の点を通る軌跡の微
分値と、第2群レンズ2の移動速度から、ズーム中に焦
点調節の為のレンズ群が移動すべき方向と速度を決定
し、自動焦点調節装置の測距結果が得られなくとも、ズ
ーミングの為の第2群レンズ群用の駆動手段と、焦点調
節の為のレンズ群用の駆動手段を同時に駆動開始するこ
とによってズーム中のピンボケを解消しようというもの
が提案されている。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】以上述べてきたよ
うな、インナーフォーカスレンズとレンズ位置制御手段
を組合わせることにより、レンズ直前から∞までの被写
体に対して迅速に合焦し、かつズーム動作中も安定して
合焦を維持できる。
【0015】ところが、実際にはレンズの製造誤差によ
る結像点のバラつきやカメラ部の寸法バラつき及びレン
ズのフランジ面に撮像素子を取り付ける際の取り付け誤
差等から像面位置所謂バックフォーカスが設計値と異な
る場合が生じる。その場合、前述したボケを直接評価す
る方式の自動焦点調節装置を用いたときには、合焦作用
そのものには問題は生じないが、ズーム中のボケを前述
のブロック分割による方法で解消する場合、設計値とは
異なった位置で後方のレンズ群によって合焦を行うと、
各ブロックの代表速度を前記後方の合焦レンズ群の位置
検出手段から得られる合焦レンズ群の位置とズームエン
コーダから得られる。ズーム位置とで決定している為
に、設計値とは異なる速度で、合焦レンズ群を駆動する
ことになり、ズーム中のボケが改善されないことが考え
られる。
【0016】従来のフロントレンズでフォーカスを行う
一般的な4群構成のズームレンズでは、焦点調節の為の
第1群レンズと変倍を行う第2群との間隔を調整して、
広角端と望遠端の結像位置の差をなくし、残りの結像位
置ずれをアフォーカル部以降のリレー部を光軸方向に移
動させて補正するという方法をとっていた。
【0017】しかしながら、レンズ系にアフォーカル部
を持たせるとレンズ系の増大を招き、またアフォーカル
部を持たない場合には撮像素子そのものを動かして補正
することもできるが、その場合も、移動機構が複雑にな
って好ましくない。
【0018】また、合焦レンズ群の反転駆動の際(図1
5A部分)にレンズ駆動のメカニズムがバックラッシュ
を持っている場合には、反転時に、このバックラッシュ
の分だけレンズが停止することになり、設計値通りの速
度が得られない為にズーム中のボケを生じることもあっ
た。
【0019】
【問題点を解決するための手段】請求項1に記載した発
明は、変倍作用を行なうための変倍レンズと、該変倍レ
ンズより像面側に設けられ該変倍レンズの変倍動作に対
して合焦状態を維持するとともに焦点調節を行なうため
の合焦レンズとを有するレンズ光学系と、該変倍レンズ
を移動させる第1の移動手段と、該合焦レンズを移動さ
せる第2の移動手段と、前記変倍レンズの移動を検知す
る回路と、前記レンズ光学系により結像される光学像を
撮像する撮像素子と、該撮像素子の出力から合焦状態を
検知するフォーカス回路と、前記変倍レンズのレンズ位
置情報に基づいて合焦状態を維持するよう前記合焦レン
ズの移動すべき移動情報を記憶した移動情報記憶手段
と、前記フォーカス回路からの出力により前記合焦レン
ズの移動を制御する第1の制御と、前記移動情報記憶手
段の前記移動情報に基づいて前記変倍レンズの移動に伴
って合焦状態を維持するよう前記合焦レンズの移動を制
御する第2の制御とを行なうCPU回路とを有する光学機
器において、前記第2の移動手段のバックラッシュに関
する情報を記憶する記憶手段と、前記第2の移動手段に
より移動される前記合焦レンズの移動方向が反転したか
否かを検出する反転検出手段とを有し、前記CPU回路
は、前記移動を検知する回路からの出力が前記変倍レン
ズの非移動状態を示しているときは、前記第1の制御を
行い、前記移動を検知する回路からの出力が前記変倍レ
ンズの移動状態を示し、かつ前記反転検出手段により前
記合焦レンズの移動方向が反転したことを検出したとき
は、前記記憶手段のバックラッシュに関する情報を与え
て前記第2の制御を行なうことにより、上記の問題点を
解決した。
【0020】
【実施例】図1ないし図2は本発明の実施例を示してい
る。図1は本発明の光学機器としてのビデオカメラに適
用した実施例のブロック構成を示す図である。又、ここ
でレンズ光学系は光学タイプとしては図9で述べた構成
にて示した。図において18は変倍の為のレンズ群2の
鏡枠、19は鏡枠18に取り付けられたエンコーダブラ
シ、20はブラシ19が摺動してレンズ群2の絶対位置
を検出する為にグレイコード又は可変抵抗が印刷された
エンコーダー基板である。21はCCD等の撮像素子、
22は前述したAF装置、23はズームエンコーダー読
み取り回路、24はフォーカシングモータ駆動パルスカ
ウント回路(反転検出手段)である。又、25はフォー
カシングモータ駆動パルス出力回路であり、フォーカシ
ングモータドライバー26を介して、ステップモータ2
(第2の移動手段)を駆動する。これにより、焦点合
せのレンズ群4Bを駆動する。又、この移動と共に前述
のパルスカウント回路24により、CPU33にてレン
ズ群4Bの位置が読み込まれる。また、28はズームモ
ータドライバー、29は第1群レンズと第2群レンズを
駆動するズームモータ(第1の移動手段)である。又、
CPU33では前述した領域分割によるズーム中のレン
ズ位置制御を行う為にメモリーされている速度データ3
4、方向データ35、領域データ36からの各情報(移
動情報記憶手段)を用いている。又、31はメインスイ
ッチ、32はズームスイッチ、30はパワーオンリセッ
ト回路、40は30のパワーオンリセットの際、焦点合
せレンズの絶対位置を示すリセットスイッチで合焦レン
ズの移動範囲外にある。37はフォーカシングレンズの
反転駆動時のバックラッシュを記憶する手段(記憶手
段)、38は特定のズーム位置での特定の被写体距離に
おける合焦番地(リセットパルス数)を記憶しているE
2 PROMなどの記憶部材である。図2は本発明の実施
例の製作段階での過程を示す図である。レンズの製作誤
差により無限遠の被写体を撮影し、焦点合せレンズを称
呼の位置にしたときワイド端での結像位置11とテレ端
での結像位置11′はΔPだけずれることがある。そこ
で、最前部のレンズ群1を移動部材に対して実線矢印に
示すようにまず動かして、同じ結像点12にそろえ、接
着剤にてレンズ群移動部材に固定する。
【0021】このとき、撮像素子10の位置は結像位置
12よりΔtだけずれており(撮像素子の取り付け誤差
を含む)これを焦点合せレンズ4Bを光軸方向に移動さ
せることによって補正する。また、バックラッシュ量は
調整の際予め測定を行っておくことにする。
【0022】図3に示す調整フローに従って工場での調
整手順を説明する。まず、特定の被写体距離におかれた
チャートをある特定のズーム位置で撮影し、ある任意の
基準からの焦点合せレンズを移動させ、先のチャートに
対して合焦させたときのパルスカウント値pm1を取り
込み次にリセットSw40がONになるまでステップM
oを回転させることによつて焦点合せレンズを移動させ
てそのときの先の基準位置からのパルスカウント値pm
0を取り込む。さらに、今度は逆方向にステップMoを
リセットSwがOFFになるまで駆動しそのときのパル
スカウント値pmbを取り込む。そして、この距離での
称呼(設計値)の合焦番地に対応したパルス数をpmと
して、リセットパルス数pmposを pmpos=pm1−pm0−pm また焦点合せレンズのバックラッシュ量pbkを pbk=pmb−pm0 という演算を行って算出し、最後にpmpos、pbk
をE2 PROM等に記憶させる。
【0023】次に図4に示すフローに従ってリセット動
作を説明する。メインSwONでパワーオンリセット回
路が動作し、CPUのプログラムが走りはじめる。まず
ステップMo27を駆動させて焦点合せレンズ4Bをリ
セットSw40がONになるまで移動させる。リセット
Sw40に到達したら次にE2 PROM38からリセッ
トパルス数pmposを読み取り、pmposだけステ
ップMoを駆動させる。そのあと、パルスカウントを0
にリセットする。最後にバックラッシュ量pbkを読み
込んでリセット終了となる。以後焦点合せレンズ制御の
原点をパルスカウント値0の所とし、また、反転時には
バックラッシュ量pbkを考慮に入れた制御を行うこと
になる。
【0024】以下にその制御の流れを図5に示すフロー
チャートで説明する。まずステップ50でズーム中かど
うかの判断を行う。ズーム中でないとき(通常の合焦動
作)は、たとえバックラッシュがあってもボケを直接評
価する方式の自動焦点調節装置を用いる場合には問題が
ないので最初にもどる。ズーム中のときは、ステップ5
1で現在のフォーカスレンズの移動方向を検知しD0
して記憶する。次にステップ52で再び移動方向Dを検
知し、ステップ53で以前の方向D0 と比較する。ここ
でD10 は1(上向き)、0(停止)、−1(下向
き)の3つの値をとるものとする。今、D=D0 のとき
は同じ方向に移動しているのでそのままステップ52に
戻る。D=−D0 のときは反転駆動をした直後でり、こ
のときリセット時に読み込んだバックラッシュ量pbk
だけ余分に駆動パルスを付与して補正することになる。
以上の動作で、バックラッシュを考慮したレンズ位置制
御が可能となる。
【0025】以上の実施例において、さらにリセットス
イッチ40を焦点合せレンズのメカ的な最くり込み位置
もしくは最くり出し位置に置くことが望ましい。ズーム
中あるいは合焦動作中は焦点合せレンズの位置はズーム
位置及び被写体距離によってまちまちであり、電源of
fの状態での焦点合せレンズ群の位置は定まっていな
い。もし、リセットSwが合焦レンズの移動範囲の中間
にあった場合、リセット動作の最初にくり込み、くり出
しどちらの方向に合焦レンズ群を駆動させるかの判断が
できなくなる場合が生じる。そこで、リセットSwを合
焦レンズの移動範囲の端、つまりメカ的最くり込みもし
くは最くり出し位置に置けばよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明は、変倍作用を行なうための変倍レンズと、該変
倍レンズより像面側に設けられ該変倍レンズの変倍動作
に対して合焦状態を維持するとともに焦点調節を行なう
ための合焦レンズとを有するレンズ光学系と、該変倍レ
ンズを移動させる第1の移動手段と、該合焦レンズを移
動させる第2の移動手段と、前記変倍レンズの移動を検
知する回路と、前記レンズ光学系により結像される光学
像を撮像する撮像素子と、該撮像素子の出力から合焦状
態を検知するフォーカス回路と、前記変倍レンズのレン
ズ位置情報に基づいて合焦状態を維持するよう前記合焦
レンズの移動すべき移動情報を記憶した移動情報記憶手
段と、前記フォーカス回路からの出力により前記合焦レ
ンズの移動を制御する第1の制御と、前記移動情報記憶
手段の前記移動情報に基づいて前記変倍レンズの移動に
伴って合焦状態を維持するよう前記合焦レンズの移動を
制御する第2の制御とを行なうCPU回路とを有する光学
機器において、前記第2の移動手段のバックラッシュに
関する情報を記憶する記憶手段と、前記第2の移動手段
により移動される前記合焦レンズの移動方向が反転した
か否かを検出する反転検出手段とを有し、前記CPU回路
は、前記移動を検知する回路からの出力が前記変倍レン
ズの非移動状態を示しているときは、前記第1の制御を
行い、前記移動を検知する回路からの出力が前記変倍レ
ンズの移動状態を示し、かつ前記反転検出手段により前
記合焦レンズの移動方向が反転したことを検出したとき
は、前記記憶手段のバックラッシュに関する情報を与え
て前記第2の制御を行なうことにより、レンズの反転駆
動の際の生じるバックラッシュを電気的に補正すること
ができ、ズーム中のボケの改善を図ることができる。従
って複雑なレンズ移動機構を用いることがないので、製
造時の調整工程を簡略化することができるとともに、小
型軽量な光学機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する本実施例のレンズ位置制御装置
のブロック図。
【図2】本発明の動作を示す説明図。
【図3】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施例を示すフローチャート。
【図6】リアーフォーカスズームレンズの一形態を示す
図。
【図7】リアーフォーカスズームレンズの一形態を示す
図。
【図8】リアーフォーカスズームレンズの一形態を示す
図。
【図9】リアーフォーカスズームレンズの一形態を示す
図。
【図10】フォーカスレンズの移動軌跡を示す図。
【図11】フォーカスレンズの移動軌跡を示す図。
【図12】映像信号により合焦状態を検出するための説
明図。
【図13】AF装置によって合焦レンズを移動させる状
態を示す説明図。
【図14】合焦レンズの領域分割例を示す説明図。
【符号の説明】
2 変倍用レンズ群 4B 合焦レンズ 21 撮像素子 40 リセットスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02B 7/36 G02B 7/04 D

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍作用を行なうための変倍レンズと、
    該変倍レンズより像面側に設けられ該変倍レンズの変倍
    動作に対して合焦状態を維持するとともに焦点調節を行
    なうための合焦レンズとを有するレンズ光学系と、 該変倍レンズを移動させる第1の移動手段と、 該合焦レンズを移動させる第2の移動手段と、前記変倍レンズの移動を検知する回路と、 前記レンズ光学系により結像される光学像を撮像する撮
    像素子と、 該撮像素子の出力から合焦状態を検知するフォーカス回
    路と、 前記変倍レンズのレンズ位置情報に基づいて合焦状態を
    維持するよう前記合焦レンズの移動すべき移動情報を記
    憶した移動情報記憶手段と、前記フォーカス回路からの出力により前記合焦レンズの
    移動を制御する第1の制御と、前記移動情報記憶手段の
    前記移動情報に基づいて前記変倍レンズの移動に伴って
    合焦状態を維持するよう前記合焦レンズの移動を制御す
    る第2の制御とを行なうCPU回路と を有する光学機器に
    おいて、 前記第2の移動手段のバックラッシュに関する情報を記
    憶する記憶手段と、前記第2の移動手段により移動され
    る前記合焦レンズの移動方向が反転したか否かを検出す
    る反転検出手段とを有し、前記CPU回路は、 前記移動を検知する回路からの出力が前記変倍レンズの
    非移動状態を示しているときは、前記第1の制御を行
    い、 前記移動を検知する回路からの出力が前記変倍レンズの
    移動状態を示し、かつ前記反転検出手段により前記合焦
    レンズの移動方向が反転したことを検出したときは、前
    記記憶手段のバックラッシュに関する情報を与えて前記
    第2の制御を行なう ことを特徴とする光学機器。
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