JPH06205267A - 自動合焦装置 - Google Patents
自動合焦装置Info
- Publication number
- JPH06205267A JPH06205267A JP4361626A JP36162692A JPH06205267A JP H06205267 A JPH06205267 A JP H06205267A JP 4361626 A JP4361626 A JP 4361626A JP 36162692 A JP36162692 A JP 36162692A JP H06205267 A JPH06205267 A JP H06205267A
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- JP
- Japan
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- focus
- lens
- focus lens
- moving
- variable power
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- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォーカスレンズの光軸上での前後振動時
に、画像がちらつくことのない自動合焦装置を提供す
る。 【構成】 合焦動作時には、カウンタ22、23によっ
て、変倍レンズ3及びフォーカスレンズ5の位置が検出
され、メモリ26、27から、検出された変倍レンズ3
及びフォーカスレンズ5の位置に対応する変倍レンズ3
の微小振動情報及びフォーカスレンズ5の微小振動情報
が読出される。そして、MPU18からの指令によっ
て、ステッピングモータ8、11が作動し、メモリ2
6、27から読み出された微小振動情報に基づいて、変
倍レンズ3及びフォーカスレンズ5が、光軸方向に振動
され、合焦点方向が検出される。
に、画像がちらつくことのない自動合焦装置を提供す
る。 【構成】 合焦動作時には、カウンタ22、23によっ
て、変倍レンズ3及びフォーカスレンズ5の位置が検出
され、メモリ26、27から、検出された変倍レンズ3
及びフォーカスレンズ5の位置に対応する変倍レンズ3
の微小振動情報及びフォーカスレンズ5の微小振動情報
が読出される。そして、MPU18からの指令によっ
て、ステッピングモータ8、11が作動し、メモリ2
6、27から読み出された微小振動情報に基づいて、変
倍レンズ3及びフォーカスレンズ5が、光軸方向に振動
され、合焦点方向が検出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ、電子ス
チルカメラなどの撮像装置に適用され、撮像光学系の移
動光学手段を合焦点位置に移動する自動合焦装置に関す
る。
チルカメラなどの撮像装置に適用され、撮像光学系の移
動光学手段を合焦点位置に移動する自動合焦装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近のビデオカメラなどの撮像装置で
は、小型軽量化を狙ってリヤフォーカス構造の移動光学
手段が採用され、従来のカム筒が廃止され、例えば実開
平2−71155号公報に開示されているようなレンズ
鏡筒構造を持ち、変倍レンズとフォーカスレンズをそれ
ぞれ独立したモータで駆動し、これらのレンズを所定の
関係で駆動してズーミングやフォーカシングを行ってい
る。この場合、フォーカスレンズを光軸上で前後に微小
振幅で振動させ、撮像光学系からの被写体の映像信号の
コントラスト値、或いは映像信号から抽出された高周波
信号成分(焦点信号)のレベルが、大きくなる方向に移
動光学手段を移動し、コントラスト値、或いは焦点信号
のレベルが最大となる位置に、移動光学手段を移動して
合焦状態にする所謂山登り方式が採用されている。ま
た、フォーカスレンズに代えて、撮像素子を光軸上で前
後に振動させて、同様に合焦のための移動方向を検出
し、その方向に撮像素子を移動する方式も提案されてい
る。
は、小型軽量化を狙ってリヤフォーカス構造の移動光学
手段が採用され、従来のカム筒が廃止され、例えば実開
平2−71155号公報に開示されているようなレンズ
鏡筒構造を持ち、変倍レンズとフォーカスレンズをそれ
ぞれ独立したモータで駆動し、これらのレンズを所定の
関係で駆動してズーミングやフォーカシングを行ってい
る。この場合、フォーカスレンズを光軸上で前後に微小
振幅で振動させ、撮像光学系からの被写体の映像信号の
コントラスト値、或いは映像信号から抽出された高周波
信号成分(焦点信号)のレベルが、大きくなる方向に移
動光学手段を移動し、コントラスト値、或いは焦点信号
のレベルが最大となる位置に、移動光学手段を移動して
合焦状態にする所謂山登り方式が採用されている。ま
た、フォーカスレンズに代えて、撮像素子を光軸上で前
後に振動させて、同様に合焦のための移動方向を検出
し、その方向に撮像素子を移動する方式も提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の撮像素子を振動
させることにより、移動方向を判定して、その方向に撮
像素子を合焦位置まで移動する方式では、撮像素子の振
動及び移動のために部品点数が増加し、消費電力も増大
しコストアップにつながるので一般には使用されない。
させることにより、移動方向を判定して、その方向に撮
像素子を合焦位置まで移動する方式では、撮像素子の振
動及び移動のために部品点数が増加し、消費電力も増大
しコストアップにつながるので一般には使用されない。
【0004】フォーカスレンズを振動させて移動方向を
判定し、その方向にフォーカスレンズを移動させて、合
焦制御をする方式では、レンズの小型化に伴って、移動
光学手段が、ピント合わせ時に像倍率が変化しないテレ
セントリック光学系から外れる傾向が生じる。このため
に、山登り方式の合焦制御を行うために、フォーカスレ
ンズを光軸上で前後に振動させると、像倍率が変化して
画像がちらついたようになり、見苦しくなるという問題
がある。一方で、フォーカスレンズの移動に使用するパ
ルスモータのパルス送り量と、送りねじピッチの加工精
度とに限界があるので、レンズの小型化に伴って、フォ
ーカスレンズの振動により画像の変化が目視で確認され
るようになって画像が見にくくなるという問題も生じ
る。
判定し、その方向にフォーカスレンズを移動させて、合
焦制御をする方式では、レンズの小型化に伴って、移動
光学手段が、ピント合わせ時に像倍率が変化しないテレ
セントリック光学系から外れる傾向が生じる。このため
に、山登り方式の合焦制御を行うために、フォーカスレ
ンズを光軸上で前後に振動させると、像倍率が変化して
画像がちらついたようになり、見苦しくなるという問題
がある。一方で、フォーカスレンズの移動に使用するパ
ルスモータのパルス送り量と、送りねじピッチの加工精
度とに限界があるので、レンズの小型化に伴って、フォ
ーカスレンズの振動により画像の変化が目視で確認され
るようになって画像が見にくくなるという問題も生じ
る。
【0005】ところで、フォーカスレンズの移動に応じ
て変倍レンズを移動させることにより、像倍率の変化を
補正する技術が米国特許第4083057号公報に提案
されている。しかし、この提案の方式はフォーカスレン
ズの移動に対応して変倍レンズを移動させるもので、フ
ォーカスレンズの移動前に予め変倍レンズを移動しよう
としても、その移動距離は特定できない。このために、
この方式を採用すると必ず変倍レンズの移動がフォーカ
スレンズの移動に対して遅れてしまう。
て変倍レンズを移動させることにより、像倍率の変化を
補正する技術が米国特許第4083057号公報に提案
されている。しかし、この提案の方式はフォーカスレン
ズの移動に対応して変倍レンズを移動させるもので、フ
ォーカスレンズの移動前に予め変倍レンズを移動しよう
としても、その移動距離は特定できない。このために、
この方式を採用すると必ず変倍レンズの移動がフォーカ
スレンズの移動に対して遅れてしまう。
【0006】一方で、山登り方式の合焦制御では、NT
SC方式、PAL方式などによって、フォーカスレンズ
は所定の間隔毎の所定の時間内に駆動され、この間に撮
像素子のCCD上に蓄積された像データを像信号として
読出している。従って、米国特許第4083057号公
報に開示の方式を適用しようとすると、所定の時間内に
レンズの駆動を終了するために、フォーカスレンズの移
動を高速で行うことが必要になり、大型モータを採用す
ることになって装置が大型化し、携帯に不便になるとと
もに消費電力も増加する。また、フォーカスレンズの高
速駆動で騒音が増え、録音音質が低下するという問題も
生じる。
SC方式、PAL方式などによって、フォーカスレンズ
は所定の間隔毎の所定の時間内に駆動され、この間に撮
像素子のCCD上に蓄積された像データを像信号として
読出している。従って、米国特許第4083057号公
報に開示の方式を適用しようとすると、所定の時間内に
レンズの駆動を終了するために、フォーカスレンズの移
動を高速で行うことが必要になり、大型モータを採用す
ることになって装置が大型化し、携帯に不便になるとと
もに消費電力も増加する。また、フォーカスレンズの高
速駆動で騒音が増え、録音音質が低下するという問題も
生じる。
【0007】さらに、変倍レンズの位置を、抵抗体を使
用したポテンショメータで検出するリヤフォーカス構造
の移動光学手段では、ポテンショメータのリニアリテイ
や出力リップルの影響により、ピント合わせに伴う像倍
率の変化による画面のちらつきが抑えにくくなるという
問題もあった。
用したポテンショメータで検出するリヤフォーカス構造
の移動光学手段では、ポテンショメータのリニアリテイ
や出力リップルの影響により、ピント合わせに伴う像倍
率の変化による画面のちらつきが抑えにくくなるという
問題もあった。
【0008】本発明は、前述したようなこの種の合焦制
御の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、フ
ォーカスレンズの光軸上での前後振動時に、画像がちら
ついたり変化したりすることのない自動合焦装置を提供
することにある。
御の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、フ
ォーカスレンズの光軸上での前後振動時に、画像がちら
ついたり変化したりすることのない自動合焦装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の第1の発明は、それぞれ独立に駆
動される変倍レンズとフォーカスレンズとを含む移動光
学手段を備えた撮像光学系を有する撮像装置の自動合焦
装置であって、前記撮像光学系で撮像した被写体の映像
信号の変化に基づいて合焦基準が設定され、焦点調節手
段が、前記移動光学手段を光軸方向に微小振動させるこ
とにより、前記合焦基準により光軸上での移動方向が判
定され、判定された移動方向に、前記焦点調節手段が、
前記移動光学手段を合焦点位置まで移動して合焦制御を
行う自動合焦装置において、(1)前記変倍レンズの位
置及び前記フォーカスレンズの位置を検出する位置検出
手段と、(2)前記変倍レンズ位置及び前記フォーカス
レンズ位置に対応した、前記変倍レンズの微小振動情報
及び前記フォーカスレンズの微小振動情報が格納された
記憶手段と、(3)前記位置検出手段の検出信号に基づ
いて、前記記憶手段から前記変倍レンズの微小振動情報
及び前記フォーカスレンズの微小振動情報を読出し、該
微小振動情報に基づいて、前記焦点調節手段に前記変倍
レンズ及び前記フォーカスレンズを、光軸方向に振動さ
せる制御手段とを有することを特徴とする。
に、請求項1に記載の第1の発明は、それぞれ独立に駆
動される変倍レンズとフォーカスレンズとを含む移動光
学手段を備えた撮像光学系を有する撮像装置の自動合焦
装置であって、前記撮像光学系で撮像した被写体の映像
信号の変化に基づいて合焦基準が設定され、焦点調節手
段が、前記移動光学手段を光軸方向に微小振動させるこ
とにより、前記合焦基準により光軸上での移動方向が判
定され、判定された移動方向に、前記焦点調節手段が、
前記移動光学手段を合焦点位置まで移動して合焦制御を
行う自動合焦装置において、(1)前記変倍レンズの位
置及び前記フォーカスレンズの位置を検出する位置検出
手段と、(2)前記変倍レンズ位置及び前記フォーカス
レンズ位置に対応した、前記変倍レンズの微小振動情報
及び前記フォーカスレンズの微小振動情報が格納された
記憶手段と、(3)前記位置検出手段の検出信号に基づ
いて、前記記憶手段から前記変倍レンズの微小振動情報
及び前記フォーカスレンズの微小振動情報を読出し、該
微小振動情報に基づいて、前記焦点調節手段に前記変倍
レンズ及び前記フォーカスレンズを、光軸方向に振動さ
せる制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】同様に、前記目的を達成するために、請求
項2に記載の第2の発明は、それぞれ独立に駆動される
変倍レンズとフォーカスレンズとを含む移動光学手段を
備えた撮像光学系を有する撮像装置の自動合焦装置であ
って、前記撮像光学系で撮像した被写体の映像信号の変
化に基づいて合焦基準が設定され、焦点調節手段が、前
記移動光学手段を光軸方向に微小振動させることによ
り、前記合焦基準により光軸上での移動方向が判定さ
れ、判定された移動方向に、前記焦点調節手段が、前記
移動光学手段を合焦点位置まで移動して合焦制御を行う
自動合焦装置において、(1)前記撮像光学系の絞りを
制御する絞り制御手段と、(2)前記映像信号のゲイン
量を制御するゲイン制御手段と、(3)前記移動光学手
段による微小振動時の焦点位置変化量と、前記撮像光学
系の焦点深度とを比較し、前記焦点位置変化量が前記焦
点深度よりも小さくなるように、前記絞り制御手段を制
御し、該絞り制御手段の絞り制御量に応じて前記映像信
号が所定レベルになるように、前記ゲイン制御手段を制
御する総合制御手段とを有することを特徴とする。
項2に記載の第2の発明は、それぞれ独立に駆動される
変倍レンズとフォーカスレンズとを含む移動光学手段を
備えた撮像光学系を有する撮像装置の自動合焦装置であ
って、前記撮像光学系で撮像した被写体の映像信号の変
化に基づいて合焦基準が設定され、焦点調節手段が、前
記移動光学手段を光軸方向に微小振動させることによ
り、前記合焦基準により光軸上での移動方向が判定さ
れ、判定された移動方向に、前記焦点調節手段が、前記
移動光学手段を合焦点位置まで移動して合焦制御を行う
自動合焦装置において、(1)前記撮像光学系の絞りを
制御する絞り制御手段と、(2)前記映像信号のゲイン
量を制御するゲイン制御手段と、(3)前記移動光学手
段による微小振動時の焦点位置変化量と、前記撮像光学
系の焦点深度とを比較し、前記焦点位置変化量が前記焦
点深度よりも小さくなるように、前記絞り制御手段を制
御し、該絞り制御手段の絞り制御量に応じて前記映像信
号が所定レベルになるように、前記ゲイン制御手段を制
御する総合制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明によると、合焦動作時には、位置検
出手段によって、変倍レンズ及びフォーカスレンズの位
置が検出され、記憶手段から、検出された変倍レンズ及
びフォーカスレンズの位置に対応する変倍レンズの微小
振動情報及びフォーカスレンズの微小振動情報が読出さ
れる。そして、制御手段からの指令によって、焦点調節
手段が作動し、記憶手段から読み出された微小振動情報
に基づいて、変倍レンズ及びフォーカスレンズが、光軸
方向に振動される。
出手段によって、変倍レンズ及びフォーカスレンズの位
置が検出され、記憶手段から、検出された変倍レンズ及
びフォーカスレンズの位置に対応する変倍レンズの微小
振動情報及びフォーカスレンズの微小振動情報が読出さ
れる。そして、制御手段からの指令によって、焦点調節
手段が作動し、記憶手段から読み出された微小振動情報
に基づいて、変倍レンズ及びフォーカスレンズが、光軸
方向に振動される。
【0012】この変倍レンズ及びフォーカスレンズの光
軸方向の振動によって、撮像光学系で撮像した被写体の
映像信号の変化に対応して設定された合焦基準に基づい
て、光軸上での移動光学手段の移動方向が判定される。
そして、制御手段からの指令によって、焦点調節手段
は、判定された移動方向に、移動光学手段を合焦点位置
まで移動して合焦制御が完了する。
軸方向の振動によって、撮像光学系で撮像した被写体の
映像信号の変化に対応して設定された合焦基準に基づい
て、光軸上での移動光学手段の移動方向が判定される。
そして、制御手段からの指令によって、焦点調節手段
は、判定された移動方向に、移動光学手段を合焦点位置
まで移動して合焦制御が完了する。
【0013】第2の発明によると、合焦動作時に、焦点
調節手段が、撮像光学系で撮像した被写体の映像信号の
変化に基づいて設定された合焦基準により、移動光学手
段を光軸方向に微小振動させる場合、総合制御手段の指
令により、微小振動時の焦点位置変化量と、前記撮像光
学系の焦点深度とが比較される。そして、総合制御手段
の指令によって、絞り制御手段が作動し、焦点位置変化
量が焦点深度よりも小さくなるように制御され、さら
に、ゲイン制御手段が作動し、前記絞り制御手段の絞り
制御量に応じて映像信号が所定レベルになるように制御
が行われる。
調節手段が、撮像光学系で撮像した被写体の映像信号の
変化に基づいて設定された合焦基準により、移動光学手
段を光軸方向に微小振動させる場合、総合制御手段の指
令により、微小振動時の焦点位置変化量と、前記撮像光
学系の焦点深度とが比較される。そして、総合制御手段
の指令によって、絞り制御手段が作動し、焦点位置変化
量が焦点深度よりも小さくなるように制御され、さら
に、ゲイン制御手段が作動し、前記絞り制御手段の絞り
制御量に応じて映像信号が所定レベルになるように制御
が行われる。
【0014】この状態で、移動光学手段の振動によつ
て、撮像光学系で撮像した被写体の映像信号の変化に対
応して設定された合焦基準に基づいて、光軸上での移動
光学手段の移動方向が判定される。そして、総合制御手
段からの指令によって、焦点調節手段は、判定された移
動方向に、移動光学手段を合焦点位置まで移動して合焦
制御が完了する。
て、撮像光学系で撮像した被写体の映像信号の変化に対
応して設定された合焦基準に基づいて、光軸上での移動
光学手段の移動方向が判定される。そして、総合制御手
段からの指令によって、焦点調節手段は、判定された移
動方向に、移動光学手段を合焦点位置まで移動して合焦
制御が完了する。
【0015】
【実施例】[第1の実施例]以下、本発明の実施例を図
1乃至図6を参照して説明する。先ず、図1乃至図4を
参照して第1の実施例を説明する。図1は第1の実施例
の構成を示すブロック図、図2は第1の実施例の動作を
示すフローチャート、図3は第1の実施例の動作の特性
図、図4は第1の実施例の変倍レンズの振幅情報及びフ
ォーカスレンズの振幅情報の格納状態の説明図である。
1乃至図6を参照して説明する。先ず、図1乃至図4を
参照して第1の実施例を説明する。図1は第1の実施例
の構成を示すブロック図、図2は第1の実施例の動作を
示すフローチャート、図3は第1の実施例の動作の特性
図、図4は第1の実施例の変倍レンズの振幅情報及びフ
ォーカスレンズの振幅情報の格納状態の説明図である。
【0016】[構成]図1において、1はレンズ鏡筒で
あり、このレンズ鏡筒1には撮影レンズ2、4、ステッ
ピングモータ8、11、フォトインタラプタ9、15、
絞り装置28及びCCD16が固設されたCCDホルダ
17が固設されており、さらにレンズ鏡筒1にはガイド
バー10、13、14が取り付けてある。そして、変倍
レンズ3を保持したレンズ鏡筒6の軸受部6aがガイド
バー10に嵌合され、レンズ鏡筒6には軸受部6aと光
軸に対称な位置に雌ねじ部6cが設けてあり、この雌ね
じ部6cにステッピングモータ8の出力軸上に一体に設
けられたリードスクリュー8aが噛合され、ステッピン
グモータ8の回転により、レンズ鏡筒6を介して、変倍
レンズ3は、光軸方向に駆動されるようにされている。
また、レンズ鏡筒6には突起部6bが設けてあり、この
突起部6bはフォトインタラプタ9のスリット部を通る
ように配されており、フォトインタラプタ9の出力は、
突起部6bがスリット部を通ることにより変化するよう
にされている。
あり、このレンズ鏡筒1には撮影レンズ2、4、ステッ
ピングモータ8、11、フォトインタラプタ9、15、
絞り装置28及びCCD16が固設されたCCDホルダ
17が固設されており、さらにレンズ鏡筒1にはガイド
バー10、13、14が取り付けてある。そして、変倍
レンズ3を保持したレンズ鏡筒6の軸受部6aがガイド
バー10に嵌合され、レンズ鏡筒6には軸受部6aと光
軸に対称な位置に雌ねじ部6cが設けてあり、この雌ね
じ部6cにステッピングモータ8の出力軸上に一体に設
けられたリードスクリュー8aが噛合され、ステッピン
グモータ8の回転により、レンズ鏡筒6を介して、変倍
レンズ3は、光軸方向に駆動されるようにされている。
また、レンズ鏡筒6には突起部6bが設けてあり、この
突起部6bはフォトインタラプタ9のスリット部を通る
ように配されており、フォトインタラプタ9の出力は、
突起部6bがスリット部を通ることにより変化するよう
にされている。
【0017】一方、フォーカスレンズ5を保持したレン
ズ鏡筒7の軸受部7a、7bが、それぞれガイドバー1
3、14に嵌合され、レンズ鏡筒7を介して、フォーカ
スレンズ5は鏡筒1に対して光軸方向に移動自在に支持
されている。このレンズ鏡筒7には、ラックねじ12が
固定された伸張部7cが設けてあり、ラックねじ12に
はステッピングモータ11の出力軸と一体のリードスク
リュウ11aが噛合され、ステッピングモータ11の回
転により、フォーカスレンズ3は、レンズ鏡筒7を介し
て、光軸方向に駆動されるようにされている。また、レ
ンズ鏡筒7には突起部7dが設けてあり、この突起部7
dはフォトインタラプタ15のスリット部を通るように
配されており、フォトインタラプタ15の出力は、突起
部7dがスリット部を通ることにより変化するようにさ
れている。
ズ鏡筒7の軸受部7a、7bが、それぞれガイドバー1
3、14に嵌合され、レンズ鏡筒7を介して、フォーカ
スレンズ5は鏡筒1に対して光軸方向に移動自在に支持
されている。このレンズ鏡筒7には、ラックねじ12が
固定された伸張部7cが設けてあり、ラックねじ12に
はステッピングモータ11の出力軸と一体のリードスク
リュウ11aが噛合され、ステッピングモータ11の回
転により、フォーカスレンズ3は、レンズ鏡筒7を介し
て、光軸方向に駆動されるようにされている。また、レ
ンズ鏡筒7には突起部7dが設けてあり、この突起部7
dはフォトインタラプタ15のスリット部を通るように
配されており、フォトインタラプタ15の出力は、突起
部7dがスリット部を通ることにより変化するようにさ
れている。
【0018】前述の撮影レンズ2、変倍レンズ3、絞り
装置28、撮影レンズ4及びフォーカスレンズ5で構成
される撮像光学系で撮影された被写体の光学像は、CC
D16の撮像面に結像されて映像信号に変換される。本
実施例では、この映像信号のコントラスト値で合焦基準
が設定され、CCD16に接続されたコントラスト検出
回路24において、該映像信号のコントラストが検出さ
れ、この検出信号がマイクロコンピュータ(MPU)1
8の入力端子18hに入力されるようにされてある。
装置28、撮影レンズ4及びフォーカスレンズ5で構成
される撮像光学系で撮影された被写体の光学像は、CC
D16の撮像面に結像されて映像信号に変換される。本
実施例では、この映像信号のコントラスト値で合焦基準
が設定され、CCD16に接続されたコントラスト検出
回路24において、該映像信号のコントラストが検出さ
れ、この検出信号がマイクロコンピュータ(MPU)1
8の入力端子18hに入力されるようにされてある。
【0019】また、ステッピングモータ8にはモータ駆
動回路19が接続されており、モータ駆動回路19の入
力端子19aは、MPU18の出力端子18aに接続さ
れており、MPU18からの指令によって、モータ駆動
回路19はステッピングモータ8を指令方向に指令ステ
ップ数だけ歩進させる機能を有している。同様に、ステ
ッピングモータ11にはモータ駆動回路20が接続され
ており、モータ駆動回路20の入力端子20aは、MP
U18の出力端子18bに接続されており、MPU18
からの指令によって、モータ駆動回路20はステッピン
グモータ11を指令方向に指令ステップ数だけ歩進させ
る機能を有している。
動回路19が接続されており、モータ駆動回路19の入
力端子19aは、MPU18の出力端子18aに接続さ
れており、MPU18からの指令によって、モータ駆動
回路19はステッピングモータ8を指令方向に指令ステ
ップ数だけ歩進させる機能を有している。同様に、ステ
ッピングモータ11にはモータ駆動回路20が接続され
ており、モータ駆動回路20の入力端子20aは、MP
U18の出力端子18bに接続されており、MPU18
からの指令によって、モータ駆動回路20はステッピン
グモータ11を指令方向に指令ステップ数だけ歩進させ
る機能を有している。
【0020】また、絞り装置28の図示しないホール素
子からの絞り信号は、AD変換器25を介してMPU1
8の入力端子18mに入力され、MPU18は、その出
力端子18cに接続された絞り駆動回路21に、絞り装
置28の制御指令を発し、駆動回路21は、MPU18
からの指令に基づいて、端子21bで絞り羽根の移動速
度を検出しながら、端子21aから絞り装置28の駆動
コイルに電流を供給して、絞り動作の制御を行う機能を
有している。
子からの絞り信号は、AD変換器25を介してMPU1
8の入力端子18mに入力され、MPU18は、その出
力端子18cに接続された絞り駆動回路21に、絞り装
置28の制御指令を発し、駆動回路21は、MPU18
からの指令に基づいて、端子21bで絞り羽根の移動速
度を検出しながら、端子21aから絞り装置28の駆動
コイルに電流を供給して、絞り動作の制御を行う機能を
有している。
【0021】さらに、本実施例では、モータ駆動回路1
9及びMPU18にカウンタ22が接続されており、電
源の投入時にステッピングモータ8の回転によって、レ
ンズ鏡筒6の突起6bがフォトインタラプタ9のスリッ
トを横切る位置まで移動されるようになっている。この
とき、フォトインタラプタ9からの信号が入力端子18
fからMPU18に入力されると、MPU18の出力端
子18iからリセット信号がカウンタ22の入力端子2
2bに入力され、カウンタ22がリセットされるように
されている。このカウンタ22の入力端子22aには、
変倍レンズ3の駆動時にMPU18からモータ駆動回路
19に与えられる指令信号が入力され、カウンタ22
は、該指令信号のパルスを、駆動方向によりアップカウ
ントまたはダウンカウントすることにより、変倍レンズ
3の位置を検出し、この位置情報を出力端子22cから
MPU18の入力端子18dに供給するようにされてい
る。
9及びMPU18にカウンタ22が接続されており、電
源の投入時にステッピングモータ8の回転によって、レ
ンズ鏡筒6の突起6bがフォトインタラプタ9のスリッ
トを横切る位置まで移動されるようになっている。この
とき、フォトインタラプタ9からの信号が入力端子18
fからMPU18に入力されると、MPU18の出力端
子18iからリセット信号がカウンタ22の入力端子2
2bに入力され、カウンタ22がリセットされるように
されている。このカウンタ22の入力端子22aには、
変倍レンズ3の駆動時にMPU18からモータ駆動回路
19に与えられる指令信号が入力され、カウンタ22
は、該指令信号のパルスを、駆動方向によりアップカウ
ントまたはダウンカウントすることにより、変倍レンズ
3の位置を検出し、この位置情報を出力端子22cから
MPU18の入力端子18dに供給するようにされてい
る。
【0022】また、本実施例では、モータ駆動回路20
及びMPU18にカウンタ23が接続されており、電源
の投入時にステッピングモータ11の回転によって、レ
ンズ鏡筒7の突起7dがフォトインタラプタ15のスリ
ットを横切る位置まで移動されるようになっている。こ
のとき、フォトインタラプタ15からの移動信号が入力
端子18gからMPU18に入力されると、MPU18
の出力端子18jからリセット信号がカウンタ23の入
力端子23bに入力され、カウンタ23がリセットされ
るようにされている。このカウンタ23の入力端子23
aには、フォーカスレンズ5の駆動時に、MPU18か
らモータ駆動回路20に与えられる指令信号が入力さ
れ、カウンタ23は、該指令信号のパルスを、駆動方向
によりアップカウント、またはダウンカウントすること
により、フォーカスレンズ5の位置を検出し、この位置
情報を出力端子23cからMPU18の入力端子18e
に供給するようにされている。
及びMPU18にカウンタ23が接続されており、電源
の投入時にステッピングモータ11の回転によって、レ
ンズ鏡筒7の突起7dがフォトインタラプタ15のスリ
ットを横切る位置まで移動されるようになっている。こ
のとき、フォトインタラプタ15からの移動信号が入力
端子18gからMPU18に入力されると、MPU18
の出力端子18jからリセット信号がカウンタ23の入
力端子23bに入力され、カウンタ23がリセットされ
るようにされている。このカウンタ23の入力端子23
aには、フォーカスレンズ5の駆動時に、MPU18か
らモータ駆動回路20に与えられる指令信号が入力さ
れ、カウンタ23は、該指令信号のパルスを、駆動方向
によりアップカウント、またはダウンカウントすること
により、フォーカスレンズ5の位置を検出し、この位置
情報を出力端子23cからMPU18の入力端子18e
に供給するようにされている。
【0023】さらに、本実施例では不揮発性のメモリ2
6、27がMPU18に接続されており、メモリ26に
は、変倍レンズ3およびフォーカスレンズ5の位置に対
応して合焦制御時の変倍レンズ3の光軸上での微小振動
の振幅情報Vaが格納してあり、メモリ27には、変倍
レンズ3およびフォーカスレンズ5の位置に対応して合
焦制御時のフォーカスレンズ5の光軸上での微小振動の
振幅情報faが格納されている。これらの振幅情報は、
図4に示すように、カウンタ22で検出される変倍レン
ズ位置とカウンタ23で検出されるフォーカスレンズ位
置とに対応したアドレス毎に記憶されている。
6、27がMPU18に接続されており、メモリ26に
は、変倍レンズ3およびフォーカスレンズ5の位置に対
応して合焦制御時の変倍レンズ3の光軸上での微小振動
の振幅情報Vaが格納してあり、メモリ27には、変倍
レンズ3およびフォーカスレンズ5の位置に対応して合
焦制御時のフォーカスレンズ5の光軸上での微小振動の
振幅情報faが格納されている。これらの振幅情報は、
図4に示すように、カウンタ22で検出される変倍レン
ズ位置とカウンタ23で検出されるフォーカスレンズ位
置とに対応したアドレス毎に記憶されている。
【0024】[動作]次に、本実施例の合焦動作を図2
及び図3を参照して説明する。
及び図3を参照して説明する。
【0025】電源が投入されると、MPU18の指令に
よつて、モータ駆動回路19、20が作動して変倍レン
ズ3及びフォーカスレンズ5は、それぞれフォトインタ
ラプタ9、15の出力が変化する位置まで駆動され、そ
の位置でカウンタ22、23はリセットされる。ステッ
プS100で合焦動作が開始されると、ステップS10
1でMPU18は、コントラスト回路24の出力コント
ラスト値が所定値以上であり、合焦状態にあるかどうか
を判定し、この判定結果が肯定(YES)であり合焦状
態にある場合は、移動光学手段の移動は行わず、コント
ラスト値の検出が繰り返される。ステップS101の判
定結果が否定(NO)であるときは、ステップS102
でコントラスト値をRAMに記憶し、ステップS103
でMPU18は、カウンタ22の検出値VSによって変
倍レンズ3の位置を認識してRAMに記憶し、ステップ
S104に進んで、カウンタ23の検出値によつてフォ
ーカスレンズ5の位置fsを認識してRAM記憶する。
よつて、モータ駆動回路19、20が作動して変倍レン
ズ3及びフォーカスレンズ5は、それぞれフォトインタ
ラプタ9、15の出力が変化する位置まで駆動され、そ
の位置でカウンタ22、23はリセットされる。ステッ
プS100で合焦動作が開始されると、ステップS10
1でMPU18は、コントラスト回路24の出力コント
ラスト値が所定値以上であり、合焦状態にあるかどうか
を判定し、この判定結果が肯定(YES)であり合焦状
態にある場合は、移動光学手段の移動は行わず、コント
ラスト値の検出が繰り返される。ステップS101の判
定結果が否定(NO)であるときは、ステップS102
でコントラスト値をRAMに記憶し、ステップS103
でMPU18は、カウンタ22の検出値VSによって変
倍レンズ3の位置を認識してRAMに記憶し、ステップ
S104に進んで、カウンタ23の検出値によつてフォ
ーカスレンズ5の位置fsを認識してRAM記憶する。
【0026】次いで、ステップS105において、RA
Mに記憶した変倍レンズ3およびフォーカスレンズ5の
位置情報に対応する変倍レンズ3の振幅情報Vaを、メ
モリ26から読出してRAMに記憶し、ステップS10
6に進んで、RAMに記憶した変倍レンズ3およびフォ
ーカスレンズ5の位置情報に対応するフォーカスレンズ
5の振幅情報faを、メモリ27から読出してRAMに
記憶する。そして、ステップS107で、MPU18は
ADコンバータ25の出力信号から、現在の絞り値を演
算し、得られた絞り値とRAMに記憶した変倍レンズ3
の振幅情報とから、ステップS108で、変倍レンズ3
の振幅値を演算し、ステッピングモータ8を駆動するパ
ルス数を主として乗算により算出してRAMに記憶す
る。そして、ステップS109で、テレビ方式で定まる
所定時間(例えばNTSC方式では1/30秒)以内
に、レンズの移動を終了させるために必要な変倍レンズ
3の駆動周波数を演算しRAMに記憶する。
Mに記憶した変倍レンズ3およびフォーカスレンズ5の
位置情報に対応する変倍レンズ3の振幅情報Vaを、メ
モリ26から読出してRAMに記憶し、ステップS10
6に進んで、RAMに記憶した変倍レンズ3およびフォ
ーカスレンズ5の位置情報に対応するフォーカスレンズ
5の振幅情報faを、メモリ27から読出してRAMに
記憶する。そして、ステップS107で、MPU18は
ADコンバータ25の出力信号から、現在の絞り値を演
算し、得られた絞り値とRAMに記憶した変倍レンズ3
の振幅情報とから、ステップS108で、変倍レンズ3
の振幅値を演算し、ステッピングモータ8を駆動するパ
ルス数を主として乗算により算出してRAMに記憶す
る。そして、ステップS109で、テレビ方式で定まる
所定時間(例えばNTSC方式では1/30秒)以内
に、レンズの移動を終了させるために必要な変倍レンズ
3の駆動周波数を演算しRAMに記憶する。
【0027】次いで、ステップS110に進み、RAM
に記憶したフォーカスレンズ5の振幅情報から、フォー
カスレンズ5の振幅値を演算し、ステッピングモータ1
1を駆動するパルス数を主に乗算により算出してRAM
に記憶する。そして、ステップS111に進んで、変倍
レンズ3の場合と同様にテレビ方式で定まる所定時間を
見込んだフォーカスレンズの駆動周波数を演算しRAM
に記憶する。そして、ステップS112に進んで、RA
Mから記憶された情報を読出して、変倍レンズ3を移動
するステッピングモータ8の駆動を開始し、ほぼ同時に
ステップS113でフォーカスレンズ5を移動するステ
ッピングモータ11の駆動を開始する。
に記憶したフォーカスレンズ5の振幅情報から、フォー
カスレンズ5の振幅値を演算し、ステッピングモータ1
1を駆動するパルス数を主に乗算により算出してRAM
に記憶する。そして、ステップS111に進んで、変倍
レンズ3の場合と同様にテレビ方式で定まる所定時間を
見込んだフォーカスレンズの駆動周波数を演算しRAM
に記憶する。そして、ステップS112に進んで、RA
Mから記憶された情報を読出して、変倍レンズ3を移動
するステッピングモータ8の駆動を開始し、ほぼ同時に
ステップS113でフォーカスレンズ5を移動するステ
ッピングモータ11の駆動を開始する。
【0028】このようにして、ステッピングモータ8、
11の駆動後に、MPU18は、ステップS114で、
カウンタ22のカウント値が目標とする値になり、変倍
レンズ3が上記算出した駆動パルスだけ移動したかどう
かを判定し、ステップS116で、カウンタ23のカウ
ント値が目標とする値になり、フォーカスレンズ5が上
記算出した駆動パルスだけ移動したかどうかを判定す
る。そして、ステップS114の判定結果が肯定(YE
S)になると変倍レンズ3を停止し(ステップS11
5)、ステップS116の判定結果が肯定(YES)に
なると、フォーカスレンズ5を停止する。そして、MP
U18はステップS118で、変倍レンズ3及びフォー
カスレンズ5が停止したことを確認すると、ステップS
119でコントラスト検出回路24からコントラスト値
を読取る。次いで、ステップS120で読み取ったコン
トラスト値が、所定値よりも高いかどうかを判定し、高
い場合は該移動方向に移動すると合焦点が存在すると判
定し、移動光学手段のピント方向検出のための振動動作
を中止し、コントラスト値の監視を繰り返す。
11の駆動後に、MPU18は、ステップS114で、
カウンタ22のカウント値が目標とする値になり、変倍
レンズ3が上記算出した駆動パルスだけ移動したかどう
かを判定し、ステップS116で、カウンタ23のカウ
ント値が目標とする値になり、フォーカスレンズ5が上
記算出した駆動パルスだけ移動したかどうかを判定す
る。そして、ステップS114の判定結果が肯定(YE
S)になると変倍レンズ3を停止し(ステップS11
5)、ステップS116の判定結果が肯定(YES)に
なると、フォーカスレンズ5を停止する。そして、MP
U18はステップS118で、変倍レンズ3及びフォー
カスレンズ5が停止したことを確認すると、ステップS
119でコントラスト検出回路24からコントラスト値
を読取る。次いで、ステップS120で読み取ったコン
トラスト値が、所定値よりも高いかどうかを判定し、高
い場合は該移動方向に移動すると合焦点が存在すると判
定し、移動光学手段のピント方向検出のための振動動作
を中止し、コントラスト値の監視を繰り返す。
【0029】ステップS120の判定がNOであると、
ステップS121でコントラスト値を記憶し、ステップ
S122に進んで、方向を反転して変倍レンズ3とフォ
ーカスレンズ5の光軸上での移動が行われ、同様な動作
が所定回繰り返される。即ち、変倍レンズ3及びフォー
カスレンズ5は、ステップS101での位置とステップ
S118での位置との間を所定回数往復移動する。そし
て、それぞれの回で得られるコントラスト値を、対応す
る位置で加算演算して比較することにより、MPU18
は合焦点方向を検出し、検出した方向にフォーカスレン
ズ5をコントラスト検出を繰り返しながら移動させる。
この結果コントラスト値が最大となる位置を検出しその
位置にフォーカスレンズを停止して合焦制御が完了す
る。
ステップS121でコントラスト値を記憶し、ステップ
S122に進んで、方向を反転して変倍レンズ3とフォ
ーカスレンズ5の光軸上での移動が行われ、同様な動作
が所定回繰り返される。即ち、変倍レンズ3及びフォー
カスレンズ5は、ステップS101での位置とステップ
S118での位置との間を所定回数往復移動する。そし
て、それぞれの回で得られるコントラスト値を、対応す
る位置で加算演算して比較することにより、MPU18
は合焦点方向を検出し、検出した方向にフォーカスレン
ズ5をコントラスト検出を繰り返しながら移動させる。
この結果コントラスト値が最大となる位置を検出しその
位置にフォーカスレンズを停止して合焦制御が完了す
る。
【0030】本実施例においては、図3(a)で例えば
10mの距離にピントを合わせたまま、焦点距離を変化
させると、変倍レンズ3は直線V上を移動し、フォーカ
スレンズ5は曲線R上を移動する。実際には合焦状態か
らレンズが駆動されることはないが、図3(a),
(b)では説明の便宜上、合焦状態から変倍レンズ3お
よびフォーカスレンズ5が駆動されるように図示してあ
る。図2のステップS100で変倍レンズ3が図3
(a)のB0に、フォーカスレンズ5が図3(a)のA
0に位置しているとすると、一回の駆動終了時には、変
倍レンズ3はB1(またはB2)に、フォーカスレンズ
5はA1(またはA2)に駆動される。もし変倍レンズ
3の駆動を行わないとすれば、A1(またはA2)で
は、図3(b)に示すように、像の大きさが変化してし
まうが、本実施例では図2に基づいて説明した動作によ
り像の大きさは同一で、所定量だけピント位置のずれた
像(ずれ量は許容さく乱円径の2倍程度が好ましい)を
CCD16上に得ることができる。
10mの距離にピントを合わせたまま、焦点距離を変化
させると、変倍レンズ3は直線V上を移動し、フォーカ
スレンズ5は曲線R上を移動する。実際には合焦状態か
らレンズが駆動されることはないが、図3(a),
(b)では説明の便宜上、合焦状態から変倍レンズ3お
よびフォーカスレンズ5が駆動されるように図示してあ
る。図2のステップS100で変倍レンズ3が図3
(a)のB0に、フォーカスレンズ5が図3(a)のA
0に位置しているとすると、一回の駆動終了時には、変
倍レンズ3はB1(またはB2)に、フォーカスレンズ
5はA1(またはA2)に駆動される。もし変倍レンズ
3の駆動を行わないとすれば、A1(またはA2)で
は、図3(b)に示すように、像の大きさが変化してし
まうが、本実施例では図2に基づいて説明した動作によ
り像の大きさは同一で、所定量だけピント位置のずれた
像(ずれ量は許容さく乱円径の2倍程度が好ましい)を
CCD16上に得ることができる。
【0031】[効果]このように、第1の実施例による
と、合焦制御時に変倍レンズ3の位置、フォーカスレン
ズ5の位置及び絞り装置28の絞り量に基づいて、それ
ぞれの位置に対応した所定振幅で、変倍レンズ3とフォ
ーカスレンズ5とを、ほぼ同時に光軸上で移動させてピ
ント方向を検出するので、レンズの移動に特別の高速性
が要求されず、小型モータが使用でき携帯性に優れ、電
力消費量が少なく、画像のちらつきのない高精度の合焦
動作が可能な自動合焦装置が提供される。
と、合焦制御時に変倍レンズ3の位置、フォーカスレン
ズ5の位置及び絞り装置28の絞り量に基づいて、それ
ぞれの位置に対応した所定振幅で、変倍レンズ3とフォ
ーカスレンズ5とを、ほぼ同時に光軸上で移動させてピ
ント方向を検出するので、レンズの移動に特別の高速性
が要求されず、小型モータが使用でき携帯性に優れ、電
力消費量が少なく、画像のちらつきのない高精度の合焦
動作が可能な自動合焦装置が提供される。
【0032】[第2の実施例]次に、図5及び図6を参
照して本発明の第2の実施例を説明する。ここで、図5
は第2の実施例の構成を示すブロック図、図6は第2の
実施例の動作を示すフローチャートである。
照して本発明の第2の実施例を説明する。ここで、図5
は第2の実施例の構成を示すブロック図、図6は第2の
実施例の動作を示すフローチャートである。
【0033】[構成]図5に示すように、固定の前群レ
ンズ31の後段にズームモータ40で光軸上を駆動され
る変倍レンズ32が配置してあり、変倍レンズ32の後
段にアイリスメータ41で開口度が制御される絞り33
が配置してある。この絞り33の後段には固定のアフォ
ーカルレンズ34が配置してあり、アフォーカルレンズ
34の後段にパルスモータから成るフォーカスモータ4
2で光軸上を移動され、変倍レンズ32の補正と合焦制
御を行うフォーカスレンズ35が配置してある。
ンズ31の後段にズームモータ40で光軸上を駆動され
る変倍レンズ32が配置してあり、変倍レンズ32の後
段にアイリスメータ41で開口度が制御される絞り33
が配置してある。この絞り33の後段には固定のアフォ
ーカルレンズ34が配置してあり、アフォーカルレンズ
34の後段にパルスモータから成るフォーカスモータ4
2で光軸上を移動され、変倍レンズ32の補正と合焦制
御を行うフォーカスレンズ35が配置してある。
【0034】これらの撮影レンズ31、変倍レンズ3
2、絞り33、アフォーカルレンズ34及びフォーカス
レンズ35からなる撮像光学系で撮影された被写体の光
像は、フォーカスレンズ35の後段に配置してある撮像
素子(CCD)36の撮像面に結像し、映像信号に変換
されるようにしてある。本実施例では、映像信号から抽
出した焦点信号で合焦基準が決定され、CCD36に
は、映像信号の高周波成分を焦点信号として抽出するフ
ィルタ37が接続してあり、フィルタ37には映像信号
の処理をする映像信号処理回路38が接続してある。こ
の映像信号処理回路38には、映像信号を表示するCR
T39と、マイクロコンピュータ45が接続してあり、
マイクロコンピュータ45には、変倍レンズ32の移動
に応じて合焦を維持するための各被写体距離毎のフォー
カスレンズ35の移動情報が格納された不揮発性のメモ
リ46が接続してある。
2、絞り33、アフォーカルレンズ34及びフォーカス
レンズ35からなる撮像光学系で撮影された被写体の光
像は、フォーカスレンズ35の後段に配置してある撮像
素子(CCD)36の撮像面に結像し、映像信号に変換
されるようにしてある。本実施例では、映像信号から抽
出した焦点信号で合焦基準が決定され、CCD36に
は、映像信号の高周波成分を焦点信号として抽出するフ
ィルタ37が接続してあり、フィルタ37には映像信号
の処理をする映像信号処理回路38が接続してある。こ
の映像信号処理回路38には、映像信号を表示するCR
T39と、マイクロコンピュータ45が接続してあり、
マイクロコンピュータ45には、変倍レンズ32の移動
に応じて合焦を維持するための各被写体距離毎のフォー
カスレンズ35の移動情報が格納された不揮発性のメモ
リ46が接続してある。
【0035】マイクロコンピュータ45の出力端子に
は、ズームモータ40、アイリスメータ41及びフォー
カスモータ42が接続されており、さらにゲイン制御可
能にCCD36が接続されている。また、マイクロコン
ピュータ45の入力端子には、変倍レンズ32の位置を
検出するズームエンコーダ43、絞り33の開口度を検
出するアイリスエンコーダ44及びフォーカスレンズ3
5の位置を検出するフォーカスエンコーダ55が接続し
てある。
は、ズームモータ40、アイリスメータ41及びフォー
カスモータ42が接続されており、さらにゲイン制御可
能にCCD36が接続されている。また、マイクロコン
ピュータ45の入力端子には、変倍レンズ32の位置を
検出するズームエンコーダ43、絞り33の開口度を検
出するアイリスエンコーダ44及びフォーカスレンズ3
5の位置を検出するフォーカスエンコーダ55が接続し
てある。
【0036】自動合焦を行う際、マイクロコンピュータ
45は合焦位置を検知するためにフォーカスレンズ5を
光軸方向に前後に微小振幅で振動させるウォブリングを
行わせる。
45は合焦位置を検知するためにフォーカスレンズ5を
光軸方向に前後に微小振幅で振動させるウォブリングを
行わせる。
【0037】[動作]次に、図6を参照して第2の実施
例のウォブリングによる合焦動作を説明する。
例のウォブリングによる合焦動作を説明する。
【0038】ステップS201でマイクロコンピュータ
45は、ズームエンコーダ43から変倍レンズ32の位
置情報を取込み、ステップS202でアイリスエンコー
ダ44から絞り33の絞り量を取込んでステップS20
3に進む。ステップS203では、変倍レンズ32の位
置と絞り33の絞り量とに対応する、微小振幅振動時の
焦点位置変化量と焦点深度とを比較する。焦点深度の方
が大きいと判定されると、ステップS207に進んで、
マイクロコンピュータ45は、フォーカスモータ42を
駆動してフォーカスレンズ35が、メモリ46から読み
出した振幅情報に基づいて光軸上で振動される。そし
て、この振動で検出した合焦点方向に、フォーカスレン
ズ35を移動して合焦制御が行われる。
45は、ズームエンコーダ43から変倍レンズ32の位
置情報を取込み、ステップS202でアイリスエンコー
ダ44から絞り33の絞り量を取込んでステップS20
3に進む。ステップS203では、変倍レンズ32の位
置と絞り33の絞り量とに対応する、微小振幅振動時の
焦点位置変化量と焦点深度とを比較する。焦点深度の方
が大きいと判定されると、ステップS207に進んで、
マイクロコンピュータ45は、フォーカスモータ42を
駆動してフォーカスレンズ35が、メモリ46から読み
出した振幅情報に基づいて光軸上で振動される。そし
て、この振動で検出した合焦点方向に、フォーカスレン
ズ35を移動して合焦制御が行われる。
【0039】一方、ステップS203で、微小振幅振動
による焦点位置変化量が、焦点深度よりも大きいと判定
されると、ステップS204に進んで、マイクロコンピ
ュータ45はアイリスメータ41が作動し、微小振幅振
動による焦点位置変化量が、焦点深度よりも小さくなる
ように、絞り33が絞り込まれる。さらに、マイクロコ
ンピュータ45はCCD36のゲインを上昇させ、絞り
33の絞り込みにより暗くなった映像信号を適正な明度
になるように制御が行われる。そして、ステップS20
5に進んで、マイクロコンピュータ45はフォーカスモ
ータ42を駆動してフォーカスレンズ35が、メモリ4
6から読み出した振幅情報に基づいて光軸上で振動され
る。この振動で合焦点方向を検出した後で、ステップS
206に進んで、絞り33の絞り量とCCD36のゲイ
ンとをステップS204での変更前の値に戻し、合焦点
方向にフォーカスレンズ35を移動して合焦制御が行わ
れる。
による焦点位置変化量が、焦点深度よりも大きいと判定
されると、ステップS204に進んで、マイクロコンピ
ュータ45はアイリスメータ41が作動し、微小振幅振
動による焦点位置変化量が、焦点深度よりも小さくなる
ように、絞り33が絞り込まれる。さらに、マイクロコ
ンピュータ45はCCD36のゲインを上昇させ、絞り
33の絞り込みにより暗くなった映像信号を適正な明度
になるように制御が行われる。そして、ステップS20
5に進んで、マイクロコンピュータ45はフォーカスモ
ータ42を駆動してフォーカスレンズ35が、メモリ4
6から読み出した振幅情報に基づいて光軸上で振動され
る。この振動で合焦点方向を検出した後で、ステップS
206に進んで、絞り33の絞り量とCCD36のゲイ
ンとをステップS204での変更前の値に戻し、合焦点
方向にフォーカスレンズ35を移動して合焦制御が行わ
れる。
【0040】[効果]このように、第2の実施例による
と、絞り33の絞り量とCCD36のゲインとを制御す
ることによって、合焦動作時のフォーカスレンズ35の
光軸上での振動時のレンズの振れによる映像の変化を目
立たなくすることができ、CCD36の小型化が可能に
なり、携帯性に優れた小型の自動合焦装置を提供するこ
とができる。
と、絞り33の絞り量とCCD36のゲインとを制御す
ることによって、合焦動作時のフォーカスレンズ35の
光軸上での振動時のレンズの振れによる映像の変化を目
立たなくすることができ、CCD36の小型化が可能に
なり、携帯性に優れた小型の自動合焦装置を提供するこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】第1発明によると、変倍レンズの位置及
びフォーカスレンズの位置に対応する変倍レンズの微小
振動情報及びフォーカスレンズの微小振動情報に基づい
て、変倍レンズ及びフォーカスレンズが、ほぼ同時に光
軸方向に振動されて合焦点方向が検出されるので、レン
ズの移動に特別の高速性が要求されず、小型モータが使
用でき携帯性に優れ、電力消費量が少なく、且つ画像の
ちらつきのない高精度の合焦動作が可能な自動合焦装置
が提供される。
びフォーカスレンズの位置に対応する変倍レンズの微小
振動情報及びフォーカスレンズの微小振動情報に基づい
て、変倍レンズ及びフォーカスレンズが、ほぼ同時に光
軸方向に振動されて合焦点方向が検出されるので、レン
ズの移動に特別の高速性が要求されず、小型モータが使
用でき携帯性に優れ、電力消費量が少なく、且つ画像の
ちらつきのない高精度の合焦動作が可能な自動合焦装置
が提供される。
【0042】また、第2発明によると、移動光学手段の
微小振動時の焦点位置変化量と焦点深度とが比較され、
焦点位置変化量が焦点深度よりも小さくなるように絞り
制御手段の制御が行われ、この絞り制御手段の絞り制御
量に応じて映像信号が所定レベルになるようにゲイン制
御手段の制御が行われるので、移動光学手段の振動によ
る映像の変化を目立たなくすることができ、撮像素子の
小型化が可能になり、携帯性に優れた小型の自動合焦装
置を提供することができる。
微小振動時の焦点位置変化量と焦点深度とが比較され、
焦点位置変化量が焦点深度よりも小さくなるように絞り
制御手段の制御が行われ、この絞り制御手段の絞り制御
量に応じて映像信号が所定レベルになるようにゲイン制
御手段の制御が行われるので、移動光学手段の振動によ
る映像の変化を目立たなくすることができ、撮像素子の
小型化が可能になり、携帯性に優れた小型の自動合焦装
置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図3】第1の実施例の動作の特性図である。
【図4】変倍レンズの振幅情報及びフォーカスレンズの
振幅情報の格納状態の説明図である。
振幅情報の格納状態の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
である。
【図6】第2の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
3 変倍レンズ 5 フォーカスレンズ 18 MPU(焦点調節手段、制御手段) 22、23 カウンタ(位置検出手段) 26、27 メモリ(記憶手段) 32 変倍レンズ 33 絞り 35 フォーカスレンズ 41 アイリスメータ(絞り検出手段) 45 マイクロコンピュータ(絞り制御手段、焦点調節
手段、総合制御手段)
手段、総合制御手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 それぞれ独立に駆動される変倍レンズと
フォーカスレンズとを含む移動光学手段を備えた撮像光
学系を有する撮像装置の自動合焦装置であって、前記撮
像光学系で撮像した被写体の映像信号の変化に基づいて
合焦基準が設定され、焦点調節手段が、前記移動光学手
段を光軸方向に微小振動させることにより、前記合焦基
準により光軸上での移動方向が判定され、判定された移
動方向に、前記焦点調節手段が、前記移動光学手段を合
焦点位置まで移動して合焦制御を行う自動合焦装置にお
いて、 (1)前記変倍レンズの位置及び前記フォーカスレンズ
の位置を検出する位置検出手段と、 (2)前記変倍レンズ位置及び前記フォーカスレンズ位
置に対応した、前記変倍レンズの微小振動情報及び前記
フォーカスレンズの微小振動情報が格納された記憶手段
と、 (3)前記位置検出手段の検出信号に基づいて、前記記
憶手段から前記変倍レンズの微小振動情報及び前記フォ
ーカスレンズの微小振動情報を読出し、該微小振動情報
に基づいて、前記焦点調節手段に前記変倍レンズ及び前
記フォーカスレンズを、光軸方向に振動させる制御手段
とを有することを特徴とする自動合焦装置。 - 【請求項2】 前記撮像光学系の絞りを検出する絞り検
出手段を有し、前記制御手段は、前記記憶手段から読み
出された前記変倍レンズの微小振動情報及び前記フォー
カスレンズの微小振動情報と、前記絞り検出手段により
検出された絞り値とに応じた振幅で、前記焦点調節手段
に前記変倍レンズ及び前記フォーカスレンズを光軸方向
に振動させることを特徴とする請求項1記載の自動合焦
装置。 - 【請求項3】 それぞれ独立に駆動される変倍レンズと
フォーカスレンズとを含む移動光学手段を備えた撮像光
学系を有する撮像装置の自動合焦装置であって、前記撮
像光学系で撮像した被写体の映像信号の変化に基づいて
合焦基準が設定され、焦点調節手段が、前記移動光学手
段を光軸方向に微小振動させることにより、前記合焦基
準により光軸上での移動方向が判定され、判定された移
動方向に、前記焦点調節手段が、前記移動光学手段を合
焦点位置まで移動して合焦制御を行う自動合焦装置にお
いて、 (1)前記撮像光学系の絞りを制御する絞り制御手段
と、 (2)前記映像信号のゲイン量を制御するゲイン制御手
段と、 (3)前記移動光学手段による微小振動時の焦点位置変
化量と、前記撮像光学系の焦点深度とを比較し、前記焦
点位置変化量が前記焦点深度よりも小さくなるように、
前記絞り制御手段を制御し、該絞り制御手段の絞り制御
量に応じて前記映像信号が所定レベルになるように、前
記ゲイン制御手段を制御する総合制御手段とを有するこ
とを特徴とする自動合焦装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4361626A JPH06205267A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自動合焦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4361626A JPH06205267A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自動合焦装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205267A true JPH06205267A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18474333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4361626A Pending JPH06205267A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自動合焦装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06205267A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030006878A (ko) * | 2001-07-06 | 2003-01-23 | 가부시키가이샤 아크 디자인 | 디지털 스틸 카메라용 줌 렌즈의 제어 시스템 |
JP2008197582A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Canon Inc | 光学機器 |
JP2010271696A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-12-02 | Panasonic Corp | 交換レンズ、カメラボディ、及びカメラシステム |
WO2012029098A1 (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-08 | パナソニック株式会社 | レンズ制御装置、カメラシステム |
JP2018107526A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびコンピュータのプログラム |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4361626A patent/JPH06205267A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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