JPH02715Y2 - - Google Patents

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JPH02715Y2
JPH02715Y2 JP653983U JP653983U JPH02715Y2 JP H02715 Y2 JPH02715 Y2 JP H02715Y2 JP 653983 U JP653983 U JP 653983U JP 653983 U JP653983 U JP 653983U JP H02715 Y2 JPH02715 Y2 JP H02715Y2
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JP
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winding stem
wheel
small iron
chamfered
hole
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JP653983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、腕時計の構造に関するものである。
本考案の目的は、多様なデザインバラエテイを
持つた小型・薄型の腕時計を提供することにあ
る。
更に、他の目的は、安価な腕時計を提供するこ
とにある。
本考案は、これらの目的を達成するために、特
に時計ムーブメントとしての地板と外装部材とし
ての裏ブタとを一体成形した構造における種々の
問題点を改善し、特に切換機構部に改良を加えた
ものである。
従来から、時計ムーブメントとしての地板と、
外装部材としての裏ブタ−胴等とを一体成形する
ことにより、時計体の薄型化・小型化を追求する
提案がされてきており、すでにクロツク等の置時
計においては、実現が計られている。
しかし、腕時計に関してみると、次のような問
題点があり、その実現は容易なものではない。
すなわち、 (1) 従来の地板−裏ブタ−胴を一体とした時計構
造において、外部操作部材が時計体の側面方向
に取り付けられた場合、時計体をとり出す前に
外部操作部材を取り出すことが必要であるが、
外部操作部材を取り出す操作をする機構を設け
てないと、電池交換はガラス−文字板側から行
なうことになるが、この際には針,文字板を外
さなければならず、電池交換が繁雑でアフター
サービス等が非常に面倒であり、特に安価な時
計を提供する場合、大きな弊害である。
(2) 地板−裏ブタ−胴を一体とした構造におい
て、時計体を取り出す際には巻真外しは、ガラ
ス−文字板を外して操作するか、外装部に巻真
外しのための操作穴を設ける必要があり、構造
が複雑で、又、防水機能等に問題があつた。
(3) 外部操作部材が側面方向に設けられた場合、
該外部操作部材はケースの胴の径の大小、又は
リユーズのデザインバラエテイーから多種生産
となり、リユーズの製造コストが高くなる。
又、ケース体に横穴加工を施すため、加工が複
雑で製造コストが高い。又、外部操作部材と連
動する切換機構は多くの部品を必要とし、安価
な時計の提供を妨げてきた。
等の問題点が多く、安価で小型・薄型の成された
時計体を提供することが困難であつた。
本考案は、これらの問題点を解消することにあ
る。
以下、図面に沿つて詳細に説明する。
第1図は、本考案による切換構造を示す文字
板・針を外した状態の平面図。
第2図は、通常携帯状態における断面図。
第3図、第4図は、外部操作部材と小鉄車の係
合状態の詳細図を示す。
1は時計裏ブタ、1−aは四番車案内下軸受部
で、四番車2の下柄を案内する。1−bは三番車
3の下柄を案内する。
4は二番受で、中心部にパイプ4−aを有し、
四番真の案内を行なうと共に、四番車2を時計裏
ブタとで支承する。二番受の他の部分に関しては
後述する。
5は二番車で、歯車5−aはスベリトルクを持
つてカナ5bに係合する。二番車5は、図からも
明らかな様に二番受中心パイプ4−aにより案内
される。
6は筒車で、二番車5により平面方向の案内が
され、文字板7により断面方向の位置決めが行な
われる。文字板7は時計裏ブタ溝1−dに締め代
をもつて装着され、後述する時計ケース19で押
さえられる。
8は日の裏車で、二番受4からの軸4−bによ
り案内され、日の裏押エ9により位置決めされ
る。日の裏押エ9は、止めネジ10,11により
二番受4に固着される。
日の裏車8は、筒車6、二番カナ5bと周知の
働きをするので、詳述しない。
12は外部操作部材である巻真で、前述した時
計裏ブタ1にロー付もしくは打込+接着シールに
より固着した巻真パイプ13に時計裏ブタとほぼ
直角方向で装着される。巻真は二番受に形成され
た貫通穴を貫通し、巻真パイプと日の裏押エによ
り、平面方向の位置決めがされる。
巻真には、防水用パツキン14の収納溝12−
aを有し、防水機能を持つ。巻真頭部12−fは
ローレツト又は多角形なる形状が施され、針合わ
せ時等に操作がし易いように配慮してある。
15は巻真固定バネで、弾性部15−aを有し
て、溝部15−bが巻真溝12−bと係合して、
巻真を所定の位置に安定させる。
巻真固定バネは巻真操作と連動し、巻真溝斜面
によりクリツクを生じ、良好な操作感を得る。
巻真固定バネは、止メネジ16により時計裏ブ
タに固定される。なお巻真固定バネは、二番受と
時計裏ブタの間に圧接固定されてもよい。
17は小鉄車で、角取り穴部で巻真に嵌合す
る。
18は小鉄車バネで、小鉄車と二番受溝4−c
の間に介在し、小鉄車に常時スラスト方向の力を
与える。小鉄車は日の裏押エと、小鉄車バネによ
り位置決めされる。
19は時計ケース(胴)で、軟質のプラスチツ
クからなるガラスパツキン20を介してガラス2
1を固定し、防水パツキン22を介して時計裏ブ
タに組み込まれる。胴内周に設けた凹部19−a
が時計裏ブタの外周に設けた凸部1−eに嵌合
し、締め代をもつて固定される。
次に、作動について詳細図をもつて説明する。
第3図は通常携帯状態、第4図は針合わせ状態
における詳細図を示す。巻真と小鉄車、日の裏車
の関係について詳細に説明する。
巻真12は先端12−d部に角取りが施してあ
り、小鉄車内面にも巻真先端とほぼ一致する角取
り穴部17−aが施してある。
通常携帯状態において、巻真中間の角取り部1
2−eは小鉄車角取り内接円に接し、小鉄車17
は常時日の裏車8と噛合して回転する。巻真の頭
部断面方向位置は、第3図にも示す通り通常携帯
状態においては、時計裏ブタと一致するか、裏ブ
タより低い部位にある。
巻真を1段引き出すと、第4図に示す針合わせ
状態となる。図よりも明らかなように、巻真先端
角取り部12−dは小鉄車内面角取り穴部17−
aと一致し、巻真の回転に合わせて動作する。こ
こで小鉄車バネ18は、巻真の角取り部と小鉄車
の角取り穴部が作動初期状態において一致しなか
つた場合の小鉄車のニゲを容易にし、部品の破損
を防止する働きを持つ、と同時に、巻真が回転さ
れて角取部が一致すると小鉄車を元の状態に戻す
働きを有する。
以上が本考案による時計構造の説明であるが、
本発明は、地板−裏ブタを一体成形された時計裏
ブタに巻真を装着したことに特徹がある。
本考案を実施することにより、以下の効果があ
る。
(1) 本願の構成によれば裏ブタに内側の胴部が形
成された時計ケースにあつて、巻真を裏ブタ底
部に設けたことにより、巻真を取り外さなくて
も胴は容易に外せ、電池交換等に際して従来の
ようにガラス文字板等を外す煩雑な作業は不要
となり、アフターサービス等大変に容易とな
る。特に本願では裏ブタが内側の胴を有するの
で外側の胴の形状に関係なく時計機械体を共通
にできるものであり、裏ブタ内に配置される時
計機械体を共通にし外側の胴のみデザインを変
化させるだけで、多様な腕時計を提供でき、量
産性を高めるとともに、且つ上述の如くアフタ
ーサービス上の操作も容易にした点で実用性に
富んだ時計を提供し得たものである。
(2) 本願の構成によれば、小鉄車を地板の溝内に
配置するとともに、日ノ裏車押エにより日ノ裏
車と小鉄車の軸方向位置を位置決めし、且つそ
の日ノ裏車押エにより巻真の先端を軸支するも
のであるので、輪列の保持並びに巻真の保持の
構成が著しく簡略化され、裏ブタで輪列を軸支
したことによる薄型化の効果と相俟つて、薄型
の腕時計の提供を容易化させるものである。
また、日ノ裏車、小鉄車を押し上げるバネ
材、小鉄車、及び日ノ裏車押エを二番受の上面
より順次重ねていくだけで各々を位置決め保持
できるものであるので、組込性を向上させるメ
リツトも有するものである。
以上、本考案によれば多くの効果を生み出し、
所期の目的である多様なデザインバラエテイを持
つた小型・薄型の成された安価な時計の提供が達
成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図。第2
図は通常携帯状態を示す断面図。第3図・第4図
は巻真1段目及び2段目における要部断面図を示
す。 1…時計裏ブタ、8…日の裏車、9…日の裏押
エ、12…巻真、17…小鉄車、18…小鉄車バ
ネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 輪列軸受け部と内側の胴部とが一体に形成され
    ている裏ブタと、 ガラスを保持する部分と前記裏ブタに係合する
    外側の胴部を有する時計ケース胴と、 前記裏ブタの底部に設けられた貫通穴に装着さ
    れる巻真パイプと、 前記裏ブタ内に保持される二番受と、 該二番受より突出形成された軸に支持される日
    ノ裏車と、 該日ノ裏車に係合し前記二番受に設けられた溝
    に案内されるとともに中心部に角取り穴部を有す
    る小鉄車と、 前記二番受の溝内に配置され前記小鉄車を軸方
    向に押し上げるバネ部材と、 前記裏ブタに設けられた巻真固定バネと、 巻真頭部と、前記巻真パイプを貫通する部分
    と、前記小鉄車の各角取り穴部に係合する角取り
    部と、前記巻真パイプ内にパツキンを保持する収
    納溝及び、前記巻真固定バネと係合し巻真を軸方
    向の第1および第2の位置に位置決めするための
    巻真溝とを有する巻真と、 前記二番受に保持され前記日ノ裏車と前記小鉄
    車の軸方向の位置決めをするとともに前記巻真の
    先端を軸支する部分を備えた日ノ裏押エとから成
    り、 通常運針位置となる前記巻真の第1の位置で前
    記巻真の角取り部と前記小鉄車の角取り穴部の係
    合が外れ、時刻修正位置となる前記巻真の第2の
    位置で前記巻真の角取り部と前記小鉄車の角取り
    穴部が係合するよう構成したことを特徴とする腕
    時計の構造。
JP653983U 1983-01-20 1983-01-20 腕時計の構造 Granted JPS58129181U (ja)

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JP653983U JPS58129181U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 腕時計の構造

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JP653983U JPS58129181U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 腕時計の構造

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Publication Number Publication Date
JPS58129181U JPS58129181U (ja) 1983-09-01
JPH02715Y2 true JPH02715Y2 (ja) 1990-01-09

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ID=30019323

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JP653983U Granted JPS58129181U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 腕時計の構造

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