JPS6038233Y2 - 時計の構造 - Google Patents

時計の構造

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JPS6038233Y2
JPS6038233Y2 JP653783U JP653783U JPS6038233Y2 JP S6038233 Y2 JPS6038233 Y2 JP S6038233Y2 JP 653783 U JP653783 U JP 653783U JP 653783 U JP653783 U JP 653783U JP S6038233 Y2 JPS6038233 Y2 JP S6038233Y2
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JP
Japan
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back cover
reinforcing plate
watch
plate
plastic
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Expired
Application number
JP653783U
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English (en)
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JPS58129188U (ja
Inventor
今夫 平賀
紀幸 上条
喜信 井出
幾男 徳永
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Publication date
Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラスチック材の地板と裏ブタに金属補強板
を一体成形してなるアナログ式携帯時計の構造に関する
〔従来の技術〕 従来から、時計ムーブメントとしての地板と、外装部材
としての裏ブタ、胴等を一体成形することにより時計体
の薄型化、小型化を追求する提案がされてきている。
近年、特にプラスチックの成形加工技術の進歩により、
その実現はより現実的なものとなってきており、すでに
クロック等の置時計においては、実現が計られている。
しかし、腕時計に関してみると、次のような問題点があ
り、その実現は容易なものではない。
すなわち、 1 プラスチック成形地板における加工精度が、従来の
金属地板に比較して極端に悪く、穴位置、穴間中心距離
等の精度を必要とする輪列部分には用いられない。
2 プラスチックのもつ機械的強度が低く、地板と裏ブ
タを一体成形した場合、裏ブタ変形による輪列アガキの
不良を生じ、止まりの原因となる。
又、機械的強度を得るために厚い裏ブタとなり、時計の
薄型化を妨げてきた。
3 従来の地板、裏ブタ、胴までを一体とした時計構造
の場合、電池交換手段は、ガラス、文字板側から行なわ
なければならず、電池交換が繁雑でアフターサービス等
が面倒である。
4 ムーブメント部品組立において、裏ブタ及び胴等を
案内して組み込むため、位置決めが困難であり、組み込
みすらい。
又、胴外周面を案内するためキズ等がつき易い。
5 デザインバラエティを得るために異なった外装モデ
ルに対して、各々成形製、及び組み用治具を整備しなけ
ればならず、製造コストのアップに起因する。
又、種々のデザインバラエティを持った時計の提供が困
難である。
等の問題点が多く、プラスチックを用いた地板−裏ブタ
ー胴一体化構造の携帯時計を提供することは、困難なこ
とであった。
〔考案が解決しようとする問題点1 本考案は、これらの問題点を解決するためのもので、プ
ラスチックを用いた地板と裏ブタとの一体化構造に改良
を加えたものである。
本考案の目的は信頼性の高い安価な時計を提供すること
にある。
更に他の目的は薄型、小型化の威された時計を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、プラスチックを主部材とする地板と裏ブタを
金属補強板と共に一体成形してなる時計の構造において
、金属補強板に段差をつけてなる弾性部と金属補強板の
外周部に、外装部材と共働する手段を設けたことを特徴
とする。
〔作 用〕
本考案による段差をつけてなる弾性部を設けた金属補強
板を地板、裏ブタと一体化することにより、外部操作部
材と連動して輪列規正を行なう規正レバーとしての役割
を果す。
また、金属補強板の外周部は、外装部材と共働する手段
によって防水性能を高める役割を果している。
〔実施例〕
以下本考案を図面に沿って詳細に説明する。
第1図、第2図は本発明による時計構造の断面図、第3
図は要部平面図を示す。
1は時計裏ブタ部、1−aは電池用窪み部であり、電池
2が投入される。
1−bは輪列案内下軸受部で図からも明らかなように四
番車3の下柄を案内する。
以下1−cは五番車4の下柄、1−dはローター5の下
柄を各々案内する。
(三番車6も同様であるが図示せず。
) 1−e、 1−f部は、輪列組み込み時に輪列
倒れ防止用案内として形成された凸部である。
7は裏ブタ補強板で時計裏ブタにインサートにより一体
成形される。
裏ブタ補強板は輪列案内部の位置精度の信頼性を増し、
更に裏ブタとしての機械的強度を増す。
特に輪列案内においては、従来の金属地板と同等の位置
精度が得られる。
即ち、プラスチック単独における輪列案内部と比較して
、裏ブタ補強板を用いた輪列案内部は、プラスチックの
成形時に生じる収縮を補強板で受けるため、その変形を
最小限に押さえることができるからである。
又、絞り加工を施した裏ブタ補強板を用いると、その機
械的強度は一段と増し、より信頼性の高い地板−裏ブタ
を得ることができる。
8.9は案内ピンで裏ブタ補強板にカシメ固定されプラ
スチックにアウトサートされる。
10は輪列受でローター、五番車、四番車、三番車の上
柄を案内し、止メネジ11,12により固定される。
1−hは文字板受部で文字板13の位置決めを行なう。
14は胴で、胴内部に設けた凹部14−aが時計裏ブタ
部外周に設けた凸部1−iに嵌合し締代を持って固定さ
れる。
胴はプラスチック材でもよいし、ステンレス材等の金属
部材であってもよい。
15は防水パツキンで胴と時計裏ブタ部の防水を行なう
防水パツキンは図からも明らかなように裏ブタ補強板と
胴との間に保持される。
従来のようにプラスチック部材のみでパツキン等常時力
を与える部材を保持した場合、プラスチックは永久歪を
生じ、パツキンの締代が安定せず、防水不良等を起こす
危険があった。
本考案のように金属である裏ブタ補強板と胴との間に設
けられた防水パツキンの締代は常に一定に保たれ、信頼
性の高い防水機能をもった時計を提供することができる
16は強化無機ガラス、18は軟質のプラスチック部材
から成る防水リングである。
ガラス部の構成については周知の通りなので、詳細な説
明は省く。
裏ブタ補強板を用いたことによる効果は、これまでの説
明でも述べてきたが、他に以下の効果がある。
第2図、第3図に示す通り、時間標準源である水晶振動
子l 9. (:、 −MOS−IC21等は回路リー
ド板、電気導通部材としても機能する裏ブタ補強板?−
a、 ?−b、 ?−c、 7−d、 ?−e部にハン
ダ付W−B等により実装され、地板、裏ブタとして機能
するプラスチックによりモールドされる。
即ち、裏ブタ補強板は回路ブ陥ツクとしての回路リード
板としての働きをも兼ねることができるのである。
又、裏ブタ補強板は第3因子面図からも明らかなように
時計ムーブメント全周を覆うことができる。
そのために裏ブタ補強板材料を磁気シールド材、又は電
磁シールド材等で構成するとなお一層の効果がある。
又、第2図、第3図に示す通り、裏ブタ補強板は輪列案
内板、回路リード板の他に規制レバーとしても働く。
22は外部操作部材として働く巻真で、巻真先端には凸
部22−aが一体形成されている。
?−fは規制レバーとして作用する裏ブタ補強板で弾性
部?−gを有する。
巻真を操作する(引き出す)と、裏ブタ補強板?−fは
巻真先端凸部22−aと接触し巻真先端凸部22−aに
より押し下げられる。
これにより裏ブタ補強板先端?−hは五番車4を規制し
、裏ブタ補強板他端?−iは、MOS−IC21と電気
的に導通しているため、巻真を通してリセット状態がで
きる。
即ち、裏ブタ補強板は、規制レバーとしての働きをも兼
ねることができるのである。
本考案では、地板と裏ブタのみを一体成形とし、胴は別
部材として説明してきたが、これは、電池交換を容易に
し、又、デザインバラエティ−を豊富にした時計体を遠
戚する上でより有効である。
第1図にも示す通り電池交換等においては、胴を外すの
みで電池を側面方向に外すことにより容易に交換するこ
とができる。
又、胴が別部材で形成されるため、豊富なデザインバラ
エティを持った時計の提供は容易に遠戚でき、又、裏ブ
ター地板は一種類にすることができるので、コストダウ
ンの威された時計とすることができる。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、地板−裏ブタを裏ブタ補強板と共
に一体成形したプラスチック部材にすることにより、プ
ラスチック部材のみの場合における種々の問題点を克服
すると共に、規正レバーの役割と防水性能を高める役割
を兼ね備えた裏ブタ補強板を効果的に利用した時計の構
造が提供できる。
その結果、信頼性が高く、薄型、小型化のなされた安価
な時計体の提供も可能となる等の大きな効果を本考案は
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示す組立断面図。 第3図はその平面図を示す。第4図は裏ブタ補強板の他
の実施例を示す断面図。 1・・・・・・時計裏ブタ部、2・・・・・・電池、7
・・・・・・裏ブタ補強板、14・・・・・・胴、15
・・・・・・防水パツキン、22・・・・・・巻真。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)プラスチックを主部材とする地板と裏ブタを金属
    補強板と共に一体成形してなるアナログ式携帯時計の構
    造において、前記金属補強板に段差をつけ、外部操作部
    材と連動して輪列規正する弾性部を設けたことを特徴と
    する時計の構造。
  2. (2) 前記金属補強板の外周部に、外装部材と共働
    する手段を設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    時計の構造。
JP653783U 1983-01-20 1983-01-20 時計の構造 Expired JPS6038233Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP653783U JPS6038233Y2 (ja) 1983-01-20 1983-01-20 時計の構造

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JP653783U JPS6038233Y2 (ja) 1983-01-20 1983-01-20 時計の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58129188U JPS58129188U (ja) 1983-09-01
JPS6038233Y2 true JPS6038233Y2 (ja) 1985-11-14

Family

ID=30019319

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP653783U Expired JPS6038233Y2 (ja) 1983-01-20 1983-01-20 時計の構造

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