JPH0270865A - 改装建物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、窓枠及び外壁材をともに改装した改装建物に
関する。

（従来の技術） 従来、実公昭６２−３７９１０号公報で開示されている
ように、旧窓枠の室外側に、内外二重構成の新窓枠が配
置され、建物躯体の旧外壁材を室外側から覆って展装さ
れている新外壁材を備え、該新外壁材に、新窓枠の開口
と室外側で対応した開口部を有する改装建物が知られて
いる。

（発明が解決しようとする課題） しかし、従来の技術は、内外二重構成の新窓枠（サツシ
）が、ともに、共通の支持金物に取付いているため、室
外側サツシを取付けたときの取付誤差が、室内側サツシ
の取付けに累積され、サツシの変形状態での取付けを招
くおそれがあった。

また、従来では、サツシの垂直平面上の基が不正確であ
るとともに、新外壁材も室外方向に大きく突出した支持
金物に取付いていたため、隣接境界が狭い建物には、実
施できないおそれがあった。

本発明は、内外二重構成の新窓枠を躯体に別個に支持さ
せることにより、両窓枠の取付誤差の累積を防止し、し
かも、新窓枠の取付基準を正確に精度出しし得るととも
に、新外壁材をできるだけ突出量をおさえて展装し得る
ようにしたことを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、旧窓枠３の室外側に、内外二重構成の新窓枠
１５．１６が配置され、建物晴体１の圏外壁材２を室外
側から覆って展装されている新外壁材３５を備え、該新
外壁材３５に、新窓枠１５．１６の開口と室外側で対応
した開口部３６を有する改装建物において、叙述の目的
を達成するために、次の技術的手段を講じている。

すなわち、本発明は、上部及び側部に、垂直平面上の基
準面１工を有する基準金物１０を、躯体ｌ側に固着して
備えており、新窓枠１５．１６のうち室外側の新窓枠１
５における新上枠１７及び新側枠１８を、前記基準金物
１０の基準面１１に室内側より押当てて該新窓枠１５を
躯体ｌの室外側寄りに支持しており、新窓枠１５．１６
のうち室内側の新窓枠１６を、躯体ｌの室内側寄りでか
つ室外側新窓枠１５の支持とは別位置に支持しており、
内外二重構成の新窓枠１５゜１６間に、膳板３３を介在
させ、該膳板３３により新窓枠１５．１６を互いに連結
しており、更に、新外壁材３５の開口部３６における縁
部３７を、基準金物ｌＯに室外側より内嵌して取付けて
いることを特徴とするものである。

（作　用） 新窓枠のうち室外側窓枠１５における上枠１７及び側枠
１８は、躯体１に固着した基準金物１０の基準面１１に
押当てられ、ここに、垂直平面上の取付基準が確保され
る。

そして、この新窓枠１５は躯体１の室外側寄りに支持さ
れ、一方、新窓枠のうち室内側の新窓枠１６は、室外側
寄りにて、躯体ｌに支持され、ここに、二重構成の新窓
枠１５．１６は個別に支持されて、取付誤差の累積がな
くなる。

二重構成の新窓枠１５．１６は互いに膳板３３で連結さ
れ、互いに、補強しあって剛性が向上される。

新外壁材３５は開口部３６の縁部３７が基準金物１０に
内嵌されて取付けられ、ここに、室外方向の突出量がお
さえられる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図において、１は建物躯体で、モルタル
層１八を有する鉄筋コンクリート造りであり、モルタル
層ＩＡを介してタイルで示す圏外壁材２を有するととも
に、旧窓枠３を有している。

なお、旧窓枠３は上枠４、側枠５、下枠６よりなり、四
角形状であって、躯体１に残存されている。

７は取付金物で、アングル形状の金属製であり、枠長手
方向の間隔を有して上部、側部、下部のそれぞれにおけ
る外壁材２に重ね合されて、外部より打設可能なアンカ
ーボルト８によって躯体１に固着されている。

なお、各取付金物７のボルト挿通孔９は長孔形状とされ
、上下の取付金物７は上下方向に、側部の取付金物７は
左右方向（横方向）に位置調整自在とされている。

１０は基準金物で、チャンネル形状の金属製であって、
枠長手方向に長い長尺物とされて取付金物７間に架設さ
れて溶着等で固着され、ここに、上部及び側部の金物７
には垂直平面上の取付基準面１１を有している。

なお、下部の基準金物１０はボルトナツトによる締結具
１２によって長孔１３の範囲で調整自在とされ、新外壁
材の基準面１４を有している。

１５、１６は内外二重の新窓枠であり、いずれの枠も、
上枠１７、側枠１８、下枠１９を四角形（方形）に枠組
みしてなり、アルミニウム合金、硬質樹脂製で作成され
ている。

新窓枠１５．１６の上枠１７及び側枠１８の外周溝には
、枠長手方向に摺動自在で、枠幅方向には保合状態とさ
れて複数個のアンカー２０が装着されており、又、室内
側の新窓枠１６における下枠１９にもアンカー２０が装
着されている。

新窓枠１５．１６のうち、室外側の窓枠１５は、その上
枠１７及び側枠１８の室外側端面が、基準金物１０の基
準面１１に室内側から押当てられて、ビス等の止具２１
によって止着されているとともに、各アンカー２０と取
付金物７間にわたって金属棒材２２を溶着することで、
躯体１の室外側寄りにて支持されている。

なお、室外側新窓枠１５の下枠１９は、！３！置板２３
、長尺アングル材２４、短尺アングル材２５等を介して
基準金物１０に取着されている。

新窓枠１５．１６のうち室内側の窓枠１６は、窓枠１５
を前述の如く取付けた後に、嵌込まれてその上枠１７、
１８は旧窓枠３に固着した基板２６とアンカー２０とに
わたって金属棒材２７を連結固着することで、躯体ｌの
室内側寄りに支持されていて、ここに、二重構成の支持
部は別個のものとされている。

なお、下枠１９については、長尺アングル材２８、短尺
アングル材２９等により旧下枠６に支持されている。

新窓枠１５の上枠１７及び側枠１８の室内側端面には枠
長手方向に沿うアングル材３ｏが、又、下枠１９におけ
る室内端面には載置板２３によるアングル部３１を有し
ており、一方、新窓枠１６の上枠１７、側枠１８及び下
枠１９の室外側端面には枠長手方向に沿うアングル材３
２を有しており、室内外にて相対するアングル材３０．
３２及びアングル部３１とアングル材３２間を連結して
内周面から覆って平板状の胸板３３が両枠間に介在され
、止具３４で取着することにより、両窓枠１５．１６を
互いに胸板３３で連結している。

新外壁材３５は、金属製、樹脂製のパネルであって、新
窓枠１５．１６の開口と室外側にて対応する開口部３６
を有しており、その開口部３６における上部及び側部の
縁部３７は室内方向に折曲形成して構成され、下部は変
形パネル３８で構成され、該変形パネル３８は水切勾配
部３９を有している。

開口部３６の上部及び側部の縁部３７は基準金物１０の
内周折曲部１０Ａに内嵌されてビス等の止具４０で取着
されている。

その他、図中、４１は内部額縁、４２は目地シール材、
４３は窓ガラスである。

なお、施工は、室外側新窓枠１５の取付け、室内側新窓
枠１６の取付け、胸板３３での連結、新外壁材３５の取
付けの順になされる。

（発明の効果） 本発明は、旧窓枠３の室外側に、内外二重構成の新窓枠
１５．１６が配置され、建物躯体１の円外壁材２を室外
側から覆って展装されている新外壁材３５を備え、該新
外壁材３５に、新窓枠１５．１６の開口と室外側で対応
した開口部３６を有する改装建物において、上部及び側
部に、垂直平面上の基準面１１を有する基準金物ＩＯを
、躯体１側に固着して備えており、新窓枠１５．１６の
うち室外側の新窓枠１５における新上枠１７及び新側枠
１８を、前記基準金物ｌＯの基準面１１に室内側より押
当てて該新窓枠１５を躯体１の室外側寄りに支持してお
り、新窓枠１５．１６のうち室内側の新窓枠１６を、躯
体１の室内側寄りでかつ室外側新窓枠１５の支持とは別
位置に支持しており、内外二重構成の新窓枠１５．１６
間に、胸板３３を介在させ、該胸板３３により新窓枠１
５．１６を互いに連結しており、更に、新外壁材３５の
開口部３６における縁部３７を、基準金物１０に室外側
より内嵌して取付けていることを特徴とするものである
から、次の利点がある。

内外二重構成の新窓枠１５．１６は躯体１の室内外側寄
りに個々に支持させているので、新窓枠１５゜１６を取
付けるときの誤差が互いに累積することがなく、ここに
、新窓枠１５．１６を変形少ない下で、正確に取付は得
る。

また、新窓枠１５．１６のうち室外側の新窓枠１５は、
躯体ｌに固着している基準金物１０の垂直平面上の基準
面１１に押当てられているので、垂直平面の精度は正確
な下で取付けられる。

室内外の新窓枠１５．１６は、その間に介在された膳板
３３によって互いに連結されているので、二重構造であ
っても、互いに補強仕合った剛強な改装窓枠にできる。

更に、口外壁材２を展装して覆う新外壁材３５は、開口
部３６の縁部３７が基準金物１０に内嵌されて取付けら
れているので、該新外壁材３５が室外方向に大きく突出
することもなく、ここに、隣接境界が狭い場合にあって
も実施できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は一部省略した縦
断面図、第２図は一部省略した横断面図である。 ｌ・・・躯体、２・・・口外壁材、３・・・旧窓枠、１
０・・・基準金物、１１・・・基準面、１５．１６・・
・新窓枠、１７・・・新上枠、１８・・・新側枠、３３
・・・胸板、３５・・・新外壁材、３６・・・開口部、
３７・・・縁部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）旧窓枠（３）の室外側に、内外二重構成の新窓枠
   （１５）（１６）が配置され、建物躯体（１）の旧外壁
   材（２）を室外側から覆って展装されている新外壁材（
   ３５）を備え、該新外壁材（３５）に、新窓枠（１５）
   （１６）の開口と室外側で対応した開口部（３６）を有
   する改装建物において、 上部及び側部に、垂直平面上の基準面（１１）を有する
   基準金物（１０）を、躯体（１）側に固着して備えてお
   り、 新窓枠（１５）（１６）のうち室外側の新窓枠（１５）
   における新上枠（１７）及び新側枠（１８）を、前記基
   準金物（１０）の基準面（１１）に室内側より押当てて
   該新窓枠（１５）を躯体（１）の室外側寄りに支持して
   おり、 新窓枠（１５）（１６）のうち室内側の新窓枠（１６）
   を、躯体（１）の室内側寄りでかつ室外側新窓枠（１５
   ）の支持とは別位置に支持しており、 内外二重構成の新窓枠（１５）（１６）間に、膳板（３
   ３）を介在させ、該膳板（３３）により新窓枠（１５）
   （１６）を互いに連結しており、 更に、新外壁材（３５）の開口部（３６）における縁部
   （３７）を、基準金物（１０）に室外側より内嵌して取
   付けていることを特徴とする改装建物。