JPH0268016A - コーヒー液抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給湯手段により作られる湯を、ドリッパ−内
に収納されたコーヒー粉に給湯して、コーヒー液を抽出
して得るコーヒー液抽出装置に関する。

〔従来の技術〕

実公昭５５−５４９９８号公報に例示されるように、給
湯手段が内蔵された装置本体の上部に着脱可能に取付け
たドリッパ−に、給湯手段により断続的に給湯してコー
ヒー液を抽出し、ドリッパ−の下方に配置されるコーヒ
ー液受は器に、抽出されたコーヒー液を溜めるコーヒー
液抽出装置は従来知られている。

そして、この種の抽出装置においては、コーヒー液の流
出口が形成されているドリッパ−の底面と、コーヒー液
、を溜めるコーヒー液受は器の上面とは接触させること
ができない。そのようにすると、ドリッパ−が邪魔とな
り、コーヒー液受は器を出入れすることが困難となる。

したがって、従来のコーヒー液抽出装置では、装置本体
に取付けられたドリッパ−の底面とコーヒー液受は器の
上面との間には隙間が形成されている。このため、ドリ
ッパ−内で抽出されたコーヒー液は、流出口を出た直後
に上記隙間を通ってから、コーヒー液受は器内に供給さ
れるものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように抽出されたコーヒー液が、ドリッパ−の流
出口からコーヒー液受は器の入口に至る際に、これら両
日間に不可避的に設けられる上記隙間を通ることから、
コーヒー液は外気に触れてしまう。したがって、冬期等
のように室温が低い条件下でコーヒー液を抽出する場合
に、コーヒー液が低温の外気によって冷め易い。特に、
コーヒー液受は器に対して保温用の加熱を行わない場合
や、業務用のコーヒー液抽出装置などのようにコーヒー
液の抽出に時間が多くかかる場合において、コーヒー液
がより冷め易いものであった。

本発明の目的は、コーヒー液受は器の出し入れの操作性
を損うことなく、抽出されるコーヒー液の温度低下を少
なくできるコーヒー液抽出装置を得ることにある。

［発明の構成］ 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明のコーヒー液抽出装
置においては、給湯を受けてコーヒー液を抽出するドリ
ッパ−を、給湯手段を内蔵した装置本体の上部に着脱可
能に取付けられる固定体と、この固定体に形成されたガ
イドに沿って上下動可能に取付けられるとともに、下降
された状態で上記ドリッパ−の下方に配置されたコーヒ
ー液受は器の上部表面に支持され、上記ドリッパ−の流
出口から上記コーヒー液受は器内に至るコーヒー液を外
気から遮断する可動体とを具備して形成しｆコものであ
る。

〔作用〕

本発明のコーヒー液抽出装置において、可動体は手動に
より操作されて固定体のガイドに沿って上下動する。そ
して、この可動体を上昇させた場合には、その下端はコ
ーヒー液受は器の上部表面から上方に離れて配置される
から、この状態ではドリッパ−がコーヒー液受は器の出
し入れの邪魔となることがない。また、可動体は下降さ
せた場合に、コーヒー液受は器の上部表面に支持される
。これにより、可動体がコーヒー液受器の上部に連続し
て立上がるように載置され、この可動体はその外側の外
気に対して、ドリッパ−の流出口からコーヒー液受は器
内に至るコーヒー液を遮断して、抽出されたコーヒー液
と外気との接触を妨げる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例について第１図から第６図を参
照して説明する。

第２図〜第４図申付号１で示した装置本体は、装置主部
２の下面に底板３を取付けるとともに、装置主部２の上
端部−側には導湯部４を水平状に延出し、かつ、この導
湯部４に天板５を被せて形成されている。底板３の図中
右半分は装置主部２の右側方に突出されていて、導湯部
４と対向する台部３ａをなしている。台部３ａと導湯部
４との先端部同志は柱６を介して連結されている。

台部３ａ上にはコーヒー液受は器、例えばジャー式のポ
ット７が着脱自在に載置されるようになっている。この
ポット７の上部表面の中央には、図示しないねじ込み式
の栓により開閉される入口８が開口されている。また、
ポット７の前面には空気圧式の注出機構９が取付けられ
ていて、その抑圧部９ａを抑圧操作することによって、
コーヒー液が溜められたポット７内の空気圧を高めて、
内部のコーヒー液を注出口９ｂを通してポット７外に注
出できるようになっている。

装置本体１にはカセット式の給水タンク１０が前説可能
に取付けられている。したがって、給水タンク１０はそ
の底面に図示しない給水弁を有している。この給水弁は
、給水タンク１０が装置本体１にセットされた状態での
み開かれ、それ以外の状態では常に閉じられるものであ
る。なお、１１は給水タンク１０の上面開口を開閉する
着脱可能なタンク蓋、１２は給水タンク１０に枢着され
た持運び用のハンドルである。

装置本体１には給湯手段１３が内蔵されている。

この手段１３は第３図および第４図に示すように、上記
給水弁の受は部に連通された給水配管１４の受は部側に
逆流止め１５を設けるとともに、給水配管１４の先端に
加熱機構１６を接続し、かつ、この機構１６の出口に給
湯管１７を接続して形成されている。

加熱機構１６は電気ヒータを備えて給水された水を加熱
して湯を形成するとともに、その際に生じる蒸気圧によ
り湯を給湯管１７に送出するポンプ作用を繰返しなすも
のである。逆流止め１５は給水タンク１０側から加熱機
構１６側への水の流通のみを許し、上記ポンプ作用に伴
う給水タンク１０方向への逆流を妨げるものである。そ
して、給湯管１７の先端側部分は導湯部４内に配管され
て、その先端は給湯口１８として導湯部４の下面中央を
下向きに貫通して設けられている。なお、第２図中１９
は加熱機構１６への通電時間を設定するタイマー２０や
、その′通電表示をなすランプ２１などを備えた操作部
である。

導湯部４の下面には互いに対向する一対の支持レール２
２が前後方向に沿って設けられている。

これらのレール２２を介して上記ポット７の上方に配置
されるドリッパ−２３が装置本体１の上部に着脱可能に
取付は支持されている。このドリッパ−２３は第１図、
第５図および第６図に詳しく示されており、合成樹脂製
の固定体２４と、可動体２５と、止めリング２６とから
形成されている。

固定体２４は、その左右両側に支持レール２２上に摺動
可能に係合する引掛は側縁部２７を設けているとともに
、前端部に、上向きの白縁部２９と、ドリッパ−全体を
出入れする場合の手掛けとなる下向きの手掛は縁部２８
とを設けている。白縁部２９は、ドリッパ−２３を装置
本体１の上部に取付けた場合に、支持レール２２の前端
間を塞ぐものである。

さらに、固定体２４の円形の孔を形取った底面から起立
したリング形周壁の内面には、ガイド３０とストッパ凸
部３１とが形成されている。ガイド３０は複数設けられ
ており、これらは固定体２４の底面から徐々に高さを増
した斜面３０ａと、その上端に連なる水平面３０ｂと、
この水平面３０ｂに連なって形成された落込み段部３０
ｃとを有している。そして、ストッパ凸部３１も複数設
けられており、これらは落込み段部３０ｃに接近して設
けられている。

可動体２５はドリッパ−本体をなすもので、内部にはそ
の内面に沿うようにして図示しない紙フィルターがセッ
トされ、このフィルター内には適量のコーヒー粉が収納
されるようになっている。

この可動体２５は、有底筒状をなし、その最大の直径を
なしている上面開口の縁には、複数の引掛は片３２が外
方に向けて突設されているとともに、この一端に連なる
振れ止め片３３が同様に突設されている。可動体２５の
中心から引掛は片３２の先端までの半径は、固定体２４
の中心からその上記リング形周壁の内面までの半径より
少し小さく、また、可動体２５の中心から振れ止め片３
３の先端までの半径は、固定体２４の中心からそのガイ
ド３０の内面までの半径より少し小さくしである。

可動体２５の底面における最低位部には小孔からなる流
出孔３４が設けられているとともに、この底面には流出
口３４を中心として放射状にリブ３５（第５図参照）が
立てられている。さらに、可動体２５の下部には、下面
が開口された筒部３６が可動体２５の下部を覆って一体
に設けられている。これとともに可動体２５の外面には
、これを回動させるためのリブ状をなした操作凸部３７
が一体に突設されているとともに、その近傍において回
動方向を示す矢印等の指標が設けられている。

この可動体２５は固定体２４にその上方から挿通させる
ことにより、引掛は片３２により固定体２４からの脱落
を防止されて、固定体２４に対して回動運動と上下動と
を可能にして組合わされるものである。

また、止めり、ング２６は固定体２４の上方からの可動
体２５の抜けを防止するために設けられている。このリ
ング２６は、上面に回動用の摘みとなる突片３８を複数
有しているとともに、下面にＬ形の引掛は部３９を複数
有している。引掛は部３９は上記ストッパ凸部３１に着
脱可能に引掛けられるものである。その引掛けは、引掛
は部３９を落込み段部３０ｃ内に落とし込んだ状態で、
この引掛は部３９をストッパ凸部３１側に向けて移動さ
せるように止めリング２６全体を少し回動させることに
よってなされる。それにより、第１図に示すようにスト
ッパ凸部３１の水平部下面に引掛は部３９が配置されて
、止めリング２６が固定体２４の上面に取付けられるも
のである。なお、ドリッパ−２３の掃除をする場合には
、以上の逆の手順により止めリング２６を外すことがで
きるので、その後に可動体２５と固定体２４とを分離し
てこれらを洗浄すればよい。

上記構成において、コーヒー粉がセットされたドリッパ
−２３は、その引掛は側縁部２７を支持レール２２上に
引掛けることによって、装置本体１の上部に取付は支持
される。この取付は支持状態において、第１図中２点鎖
線に示すように可動体２５は、その引掛は片３２をガイ
ド３０の水平面３０ａ上に係合して配置される。このた
め、可動体２５は第３図に示すように上昇されて、その
下端と台部３ａとの間に、この台部３ａ上に載置される
ボット７の全長Ａよりも大きな距離Ｂを設ける。したが
って、栓を抜いたボット７を台部３ａに出し入れする際
において、ドリッパ−２３が邪魔となることが少ない。

また、コーヒー液を注出する場合には、ボット７をドリ
ッパ−２３の下方に配置した状態において、まず、操作
凸部３７を掴んで可動体２５を反時計方向に回動させる
。そうすると、引掛は片３２がガイド３０の平面３０ｂ
から外れて、斜面３０ａに沿って滑り落ちて固定体２４
の底面に引掛かる。なお、この際における可動体２５の
回動は、引掛は片３２がストッパ凸部３１の垂直部に当
接することにより制限される。

したがって、可動体２５が第１図中実線に示すように下
降されるから、第４図に示すように可動体２５の筒部３
６の下端開口がボット７の入口８を囲んで、このボット
７の上部表面に支持される。すなわち、可動体２５はボ
ット７上部表面に連続して立上がるように載置され、こ
の可動体２５の筒部３６がその外側の外気に対して、ド
リッパ−２３の流出口３４とこの下方に対向したボット
７の人口８とを遮断する。

次ぎに、タイマー２０を操作して給湯手段１３を動作さ
せろ。そうすると、この給湯手段１３の給湯口１８から
断続的に湯がドリッパ−２３内に給湯されるので、この
ドリッパ−２３においてコーヒー液の抽出がなされ、抽
出されたコーヒー液は流出口３４を通ってボット７内に
溜められる。

そして、このような抽出において既述のように流出口３
６とボット７の入口８は筒部３６によりその外側の外気
に対して遮断されているから、流出口３６からボット７
内に至るコーヒー液と外気との接触が妨げられる。した
がって、室温が低い条件下でコーヒー液を抽出する場合
にも、コーヒー液が低温の外気によって冷めることを防
止でき、ボット７には熱いコーヒー液を溜めることがで
きる。

また、以上のコーヒー液抽出後においては、可動体２５
を時計回り方向に回動させることによって、引掛は片３
２がガイド３０の斜面３０ａに沿って持上げられて、水
平面３０ｂに支持される。

この状態でボット７の取出しが行われるものである。

なお、本発明は上記一実施例に制約されない。

例えば、コーヒー液だけではな（、紅茶、その他の飲料
の抽出に使用することができる。また、装置本体の台部
は省略してもよい。

また、ドリッパ−本体を上記一実施例の固定体と可動体
（ただし、筒部は省略する。）とを一部体して形成し、
このドリッパ−本体の円筒状外周面等で形成されるガイ
ドに、可動体としての筒体を上下動可能に取付けて実施
しても差支えない。

さらに、上記一実施例において、可動体の筒部を省略す
る代わりに、この可動体の下部全体もしくは下部におけ
る中央部を球形状に形成して、その下端に流出口を設け
て、可動体の下降によりその球形部をコーヒー液受は器
の人口の縁に接触させて、この入口を可動体で直接塞ぐ
ことによって、流出口から入口に至るコーヒー液を外気
から遮断させるようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上の通り構成された本発明によれば、給湯を受けてコ
ーヒー液を抽出するドリッパ−を、給湯手段を内蔵した
装置本体の上部に着脱可能に取付けられる固定体と、こ
の固定体に形成されたガイド部に沿って上下動可能に取
付けられるとともに、下降された状態で上記ドリッパ−
の下方に配置されたコーヒー液受は器の上部表面に支持
され、上記ドリッパ−の流出口から上記コーヒー液受は
器内に至るコーヒー液を外気から遮断する可動体とを具
備して形成したから、抽出されて流出口からコーヒー液
受は器内に至るコーヒー液と外気との接触を防止して、
コーヒー液を冷めずにコーヒー液受は器に溜めることが
できる。そして、可動体を上昇させて、その下端をコー
ヒー液受は器の上部表面から上方に離して配置できるの
で、ドリッパ−に邪魔されることなくコーヒー液受は器
を出し入れできる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図は本発明の一実施例を示し、第１図は
要部の縦断面図、第２図は全体の斜視図、第３図および
第４図は夫々光なる状態において一部を断面して示した
正面図、第５図はドリッパ−の分解斜視図、第６図は止
めリングを取外して示すドリッパ−の平面図である。 １・・・装置本体、７・・・ポット（コーヒー液受は器
）１３・・・給湯機構、２３・・・ドリッパ−２４・・
・固定体、２５・・・可動体、３０・・・ガイド、３４
・・・流出口。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 給湯手段が内蔵された装置本体の上部に着脱可能に取付
   けたドリッパーに、上記給湯手段により給湯してコーヒ
   ー液を抽出し、上記ドリッパーの下方に配置されるコー
   ヒー液受け器に、抽出されたコーヒー液を溜めるコーヒ
   ー液抽出装置において、 上記ドリッパーを、上記装置本体に着脱可能に取付けら
   れる固定体と、この固定体に形成されたガイドに沿って
   上下動可能に取付けられるとともに、下降された状態で
   上記コーヒー液受け器の上部表面に支持されて、上記ド
   リッパーの流出口から上記コーヒー液受け器内に至るコ
   ーヒー液を外気から遮断する可動体とを具備して形成し
   たことを特徴とするコーヒー液抽出装置。