JPS5927600B2 - 洗濯機の泡取り装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗濯槽内底部にパルセータを配した洗濯機に関
し、すすぎ時に、パルセータの回転にて生シるうすによ
って水面中央に集まる泡をすみやかに排出する構造に係
り、すすぎ効果の向上を図ることを目的とする。

パルセータを有する洗濯機において、洗たく物の溢水す
すぎを行う際、水面に発生した泡が、パルセータが回転
するために起こるうすにより洗濯槽の中央付近に集まり
、洗濯槽のコーナ一部にある溢水口より水が排出されて
も泡は残りやすいという欠点がある。

本発明は上記従来の欠点を解決したものであり、以下、
その実施例を説明する。

図において、１はボティ、２は洗濯槽、３は洗濯槽２と
一体に形成した脱水受槽、４は脱水受槽３内に回転自在
に配した脱水槽である。

５は洗濯槽２のコーナ一部の上方部分に設けた（ぼみ部
で、このくぼみ部５の下方部における水平面５ａにはオ
ーバーフロー排水口６が設けである。

この排水口６は機外ホースを介して外部に連絡している
。

７は下端を排水口６に回転自在に取付けた泡取りノズル
本体で、略り字状を成している。

そして、このノズル本体１は垂直部分よりなる胴部７ａ
と、水平部分よりなる水平部７ｂとを備え、水平部１ｂ
はその先端に下方に向けて開口した吸水口部７ｃをもつ
。

８は上端を胴部７ａ外に臨ませ下端を胴部１ａ内に配し
たオーバーフローパイプで、排水口６に近ず（につれて
径を小さくした径小部８ａを下端側に有し、この径小部
８ａと胴部７ａ下端内面との間には隙間がある。

上記吸水口部７ｃはオーバーフローパイプ８の開口位置
よりも低い位置において開口している。

上記構成において、オーバーフローすすぎの際には、洗
濯槽２内に給水しながらパルセータを回転させる。

オーバーフローパイプ８にはその上端開口部より水が流
れ込み、この水はパイプ８からノズル本体７の胴部１ａ
を経て排水口６へと流れる。

このとき、径メト部８ａからの吐出圧により、胴部７ａ
内は負圧になり、この負圧は水平部７ｂを経て吸水口部
１ｃに作用し、この吸水口部７ｃが、洗濯槽２の中央部
分に位置することによって、前記中央部分に集まった泡
は吸水口部７ｃから吸 −込まれ、胴部７ａを経て排水
口６へと流れる。

ノズル本体７は排水口６に対して回動自在に取付けであ
るために、すすぎの際には、上述の通り、洗濯槽２の中
央部分に吸水口部ＩＣを位置させるべく容易に回動操作
でき、また、洗濯物の出し入れ時、および洗濯時等にお
いては、ノズル本体７は洗濯槽２の内側壁に沿う如く容
易に回動移動ができ、ノズル本体Ｉに洗濯物が引掛かる
といったことがない。

以上のように本発明によれば、オーバーフローパイプか
らの溢水圧を利用して、洗濯槽中央部分の泡の排出を強
制的に行わせるものであり、泡の排出性能が良好で、す
すぎ効果がすこぶる向上し、また、ノズル本体は、必要
時のみ洗濯槽内の中央部分に移動させることができるた
め、洗濯物の出し入れ等において、ノズル本体が洗濯物
に引掛かるのを防止できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における洗濯機の外観斜視図、
第２図は同要部の拡大断面図である。 ２・・・・・・洗濯槽、６・・・・・・オーバーフロー
排水口、Ｔ・・・・・・ノズル本体、？ａ・・・・・・
胴部、７ｂ・・・・・・水平部、ＩＣ・・・・・・吸水
口部、８・・・・・・オーバーフローパイプ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 洗濯槽内底部にパルセータを配した洗濯機であって
   、洗濯槽のコーナ一部に位置して排水口を設け、この排
   水口に下端を回動自在に連結して略り字状のノズル本体
   を設け、このノズル本体の垂直部分よりなる胴部には上
   端開口部を胴部外に臨ませてオーバーフローパイプを収
   容するとともにその水平部先端にはオーバーフローパイ
   フッ上端開口位置よりも低い位置において開口した吸水
   口部を形成したことを特徴とする洗濯機の泡取り装置。 ２ オーバーフローパイプが、その下端に径小部を備え
   た特許請求の範囲第１項記載の洗濯機の泡取り装置。