JPH02672A - 塗料組成物及び絶縁電線 - Google Patents

塗料組成物及び絶縁電線

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JPH02672A
JPH02672A JP688989A JP688989A JPH02672A JP H02672 A JPH02672 A JP H02672A JP 688989 A JP688989 A JP 688989A JP 688989 A JP688989 A JP 688989A JP H02672 A JPH02672 A JP H02672A
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JP
Japan
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coating composition
insulated wire
film
solvent
alkoxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP688989A
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English (en)
Inventor
Satomi Adachi
足立 哲実
Akiyuki Yamamoto
山本 昭之
Akihisa Takeuchi
武内 明久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ3発明の目的 (a)産業上の利用分野 本発明は金属表面上などにコーティングするための耐熱
塗料組成物及び該耐熱塗料組成物を用いた絶縁電線に関
するものである。
(b)従来の技術 アルコキシドを加水分解・脱水縮合せしめて得られる化
合物を用いて、基板等にコーティングし種々の特性を付
与することが提案されている。付与される特性としては
化学的耐久性(耐酸性、耐アルカリ性及び耐水性等)の
増大、機械的強度の維持、反射率の調整、着色、電気伝
導度の付与等がある。また同溶液を用いて金属をコーテ
ィングすることも提案されており、金属の耐腐蝕性、耐
酸化性の増大、絶縁性の付与などが期待されている。特
に耐熱性が必要とされる金属基板へのコーティング材料
としての期待が人ぎい。
一方、電気電子機器に用いられる絶縁電線、特に自動1
V電装品あるいは化学プラントの特殊な高温雰囲気下で
使用されるモーター等の+?]’ 化コイルあるいは可
動コイルにおいては、従来では考えられなかった様な高
温雰囲気の条件下でも正常な運転が要求され始めてきた
。この様な用途上用いられる絶縁電線としては従来にも
増して耐熱性が要求される。
(C)発明が解決しようとする問題点 実際に金属基板に対し、金属アルコキシドの加水分解・
脱水縮合物を塗布し焼付によりコーテイング膜を形成し
ようとすると、塗膜に亀裂が入ったり、膜と基板との接
着力が低く、膜の一部が基板より剥離するといった問題
が発生する。この傾向は一回の操作で形成する膜厚が厚
くなるほど著しくなる。そのため厚膜の塗膜を得るため
には、塗布・焼付の操作を多数回くり返す必要はあるが
、その場合でも均質で透明な膜が得られるのは数回が限
度であり5μm程度の)膜厚しか得られない。
LCっで、このような金属アルコキシドの加水分解・脱
水縮合物を導体上に塗布、焼付して絶縁皮)罠を形成し
ようとした場合、皮膜にき裂が入ったり、皮膜と導体と
の接着力が低い場合には皮膜の一部が導体から剥離しや
すいといった問題が発生する場合がある。特に−回の操
作で形成する膜厚が厚くなるほど著しくなるため、5μ
m以上の皮膜厚を持った絶縁電線を得ることは困難であ
った。
また、このようにして得られた絶縁皮膜は焼付の程度に
よって得られる皮膜の物性が著しく異なるが、可どう性
を有するゲル皮膜の得られる焼付範囲がかなり狭いため
、製造工程上でのわずかな焼付温度の変化等により得ら
れる皮膜の物性が大きく変化してしまうという問題点を
有していた。
(ロ)発明の構成 (a)問題点を解決するための手段 本願発明者は上記の問題点を解決するために検討を行な
った。その結果、一般式M(ORJ。(ただし式中Mは
金属元素を、Rはアルキル基を、nは整数を示すって示
されるアルコキシドを一形成R’0(CHR“CH20
) mH(ただし式中R′はアルキル基又はアリール基
を、R# は水素又はメチル基を、mは1以上の整数を
示す)で示されるグリコールエーテル系溶剤を主成分と
する溶剤中で加水分解脱水縮合せしめて塗料組成物を得
、さらにこれを導体上に直接あるいは他の絶縁物を介し
て塗布、焼付けて絶縁電線を得ることにより問題点を解
決したも、のである。
一般式M (OR)。で示されるアルコキシドを加水分
解・脱水縮合せしめるためには、溶剤にアルコキシドと
、加水分解に必要な水および反応触媒を加える。次にこ
の溶液に加水分解・脱水縮合反応を起こさせるため、加
熱し、あるいは、室温にて保持する。使用される溶剤と
しては、メタノール、エフノール、プロパツール等の低
級アルコールがある。
しかしながらこの溶液から得られる塗料組成物を単に導
体に塗布、焼付けして絶縁皮膜を得ようとしても、得ら
れる皮膜にはき裂が発生したり、導体との密着性が悪く
、導体からの剥離が発生することがあり、ことに厚膜の
皮膜を得ることは困難である。
ところが、アルコキシドの加水分解・脱水縮合反応を、
一般式R’0(CHR“CH20) m Hで示される
グリコールエーテル系溶剤を主成分とする溶剤中で行な
って得られる塗料を導体上に直接あるいは池の絶縁物を
介して塗布、焼付けた場合は、き裂のない厚膜の塗膜が
得られ、またこの膜は導体との接着力が良好であり、さ
らには驚くべきことに得られた膜の町とう性もまた良好
である。
本願発明に用いる一般式M(OR,Inで示されるアル
コキシドとしては、アルコール類の水酸基の水素を二価
以上の価数を有する金属で置換した化合物であることが
必要で、その中でも特に三アルコキシ硼素、ニアルコキ
シマグネシウム、三アルコキシアルミニウム、四アルコ
キシ珪素、四アルコキシチタンおよび四アルコキシジル
コニウムカ好ましい。またこれらのアルコキシドの二種
あるいはそれ以上のアルコキシドを用いることもできる
三アルコキシ硼素化合物としては、トリメチルボレート
、トリエチルボレート、トリプロピルボレート、トリブ
チルボレート等がある。
ニアルコキシマグ不シウム化合物としては、マグネシウ
ムメトキシド、マグネシウムエトキシドマグ不シウムフ
“ロボキシド、マグネシウムフ゛トキシ1:等がある。
三アルコキシアルミニウム化合物としてハ、トすz 1
.キシアルミニウム、トリエトキシアルミニウム、トリ
プロポキシアルミニウム、トリプトキノアルミニウム等
がある。
四アルコキシ珪素化合物としてはテトラブチルシリケー
ト、テトラエチルシリケート ロピルシリケート、テトラブチルシリケート等がある。
四アルコキシチクン化合物としてはテトラメチルチクネ
ート ブロピルチクネ−1・、テトラブチルチクネ−1・等が
ある。
四アルコギシジルコニウム化合物としてはテトラlチル
ジルコネート、テトラエチルジルコネ−1・、テトラブ
チルジルコネー素・、テトラブチルジルコネート等があ
る。
また使用される反応触媒としては無機および有機の酸あ
るいはアルカリがある。
さて、アルコキシドの加水分解・脱水縮合を行なうため
の溶剤としては一般式R ’ 0 (CHR ” CH
 2 0 )+7J4(ただし式中、R′はアルキル基
またはアリール基を、R“は水素またはメチル基を、m
は1以上の整数を示す〕で示されるグリコールエーテル
系を用いることができる。また本溶剤に、本願発明の効
果をそこなわない範囲で他の溶剤を混合して用いること
もまた可能である。
このようにして得られた塗料組成物を導体上に直接ある
いは他の絶縁物を介して塗布、焼付けて絶縁電線を得る
場合、耐熱性の絶縁電線としては導体の融点及び耐酸化
性の点から二,ノケルメソキを施した銅線が望ましい。
この様にして得られた絶縁電線は、そのままで用いるこ
ともできるが、絶縁電線の耐加工劣化性向上のため、さ
らに有機樹脂を主成分とする皮膜を形成することもまた
好ましい。ここでいう耐加工劣化性とは、絶縁電線を用
いてコイル成形や、捲線加工をする際、絶縁電線が受け
るダメージに耐えうる性能をごう。
1)機樹脂としては、皮膜を形成しうる有機樹脂で−5
ればいかなるものでも用いることができるが、本須発明
の塗料と同様に塗布、焼付にて皮膜を形成できる点で焼
付タイプの有機塗料を用いることは好ましい。その中で
も有機樹脂の機械的特性・熱的特性の点からポリイミド
、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリエステ
ルが最も好ましい0 (C)実施例 以上述べた内容を実施例を用いて説明するが、本実施例
は本願発明の説明のためのものであり、本.頭発明は実
施例の内容に限定されるものではない。なお、絶縁電線
の評価方法はJIS C 3003に従った。
比較例1 エチルアルコール276g(6モル) K テトラブチ
ルシリケート208g ( 1モル)と水54g(3モ
ル)とを溶解し、さらに61%硝酸1.03g(0.0
1モル)を加えて80°Cにて5時間攪拌し反応させた
。この溶液を厚さ0. 5 mmのニッケル板に塗布し
、200°Cの恒温槽で1時間乾燥させる操作を3回繰
り返し、厚さ3μmの塗膜を得た。
この塗膜はクラックが発生し、部分的に基板からの剥離
が見られた。
また、この塗料組成物を直径0. 6 mmiの二・ノ
ケルメノキ銅線にンケルのメッキ厚は101zmJに塗
布、焼付を7回くり返した。焼付には炉艮3、6mの焼
付炉を使用し、線速1 0 m/min  で行なった
。得られた絶縁電線の皮膜厚は3.5μmであった。こ
の絶縁電線の特性評価結果を表1に示す。
実施例1 比較例1で用いたエチルアルコールに変えてセロソルブ
(エチレングリコールモノエチルエーテル)540g(
6モルンを使用した以外は比較例1と同様な操作を行な
いニッケル板への焼付塗膜を得た。この塗膜は基板との
密着が良好であった。
また比較例1と同様な操作を行ない、ニッケルメッキ銅
線に塗f[i、焼付けた。得られた絶縁電線の特性評価
結果を表1に示す。
実施例2,3 実施例1と同様にして、溶剤としてエチレングリコール
モノフェニルエーテル828g(6モル)およびジエチ
レングリコールモノメチルエーテル720g(6モル)
を用いて塗料を作成し、ニッケル板への焼付を行なった
。得られた塗膜は基板との密着性が良好であった。
上だ比較例1と同様な操作を行ない、ニッケルメッキ銅
線に塗布、焼付けた。得られた絶縁電線の評価結果を表
1に示す。
比較例2及び実施例4〜6 テトラブチルシリケート256g(0,8モル〕、水5
7.6g(3,2モル)、61%硝酸0.83g(0,
008モル)を、比較例2ではイソプロピルアルコール
360g (6モル)、実施例4ではセロ/ルブ540
g (6モルン、実施例5ではエチレンクリコールモノ
フェニルエーテル828g(6モル)、実施例6ではジ
エチレングリコールモノメチルエーテル720g (6
モル)中でツレぞれ80°Cにて5時間攪拌し、反応さ
せた。
得られた塗料組成物を比較例1と同様にしてニッケル板
に塗布、焼付したところ、比較例2のものは基板との剥
離が生じたが、実施例4,5.6のものは亀裂が発生せ
ず基板との密着も良好であった。
また、それぞれの塗料組成物を比較例1と同様な操作を
行ない、ニッケルメンキ銅線に塗布、焼付けた。得られ
た絶縁電線の特性評価結果を表2に示す。
実施例7と8 実施例6の絶縁電線の上にポリイミド(デュポン製、商
品名パイロML)を塗布焼付けた。またポリイミドに変
えてポリアミドイミド(日立化成製HL−400)を塗
布、焼付けた。得られた絶縁電線の特性評価結果を表3
に示す。
表3 る塗料組成物からは通常の低級アルコール中で得られる
化合物に比し、金属基板との密着性が良好な塗膜が得ら
れ、また導体に塗布、焼付した場合も導体との密着性が
良好な、かつ可とう性の良好な絶縁電線が得られ、工業
的に極めて有用である。
(ハ)発明の詳細

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式M(OR)_n(ただし式中Mは金属元素
    を、Rはアルキル基を、nは整数を示す)で示されるア
    ルコキシドを、一般式R′O(CHR″CH_2O)_
    mH(ただし式中R′はアルキル基又はアリール基を、
    R″は水素又はメチル基を、mは1以上の整数を示す)
    で示されるグリコールエーテル系溶剤を主成分とする溶
    剤中で加水分解、脱水縮合せしめて得られることを特徴
    とする塗料組成物。
  2. (2)金属元素MがB,Mg,Al,Si,Ti,Zr
    から選ばれる一種あるいは二種以上のアルコキシドであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の塗料組成物。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項の塗料組成物を導体上
    に直接あるいは他の絶縁物を介して塗布、焼付けたこと
    を特徴とする絶縁電線。
JP688989A 1988-01-14 1989-01-13 塗料組成物及び絶縁電線 Pending JPH02672A (ja)

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JP617588 1988-01-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6875262B1 (en) 1998-05-26 2005-04-05 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Silica-based coating film on substrate and coating solution therefor
WO2007020781A1 (ja) * 2005-08-19 2007-02-22 Nissan Chemical Industries, Ltd. 被膜形成用塗布液の製造方法

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