JPH0266744A - 光ディスクプレーヤにおけるチルトサーボ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は光ディスクプレーヤにおけるチルトサーボ機構
に関する。

背景技術 光ディスク（以下ディスクと称する）の記録面と該記録
面に向けて光学式ピックアップから発せられる照射光の
直交関係かすれると、読み出し中の記録トラック上に集
束されたピックアップスポットの形状に歪か発生して隣
接記録トラックからの情報かｌ届残し、クロスト−り現
象か生じる。なお、照射光の光軸とディスク記録面との
直交関係にずれを生せしめるＩ＋に因は種々あるか、そ
の一番大きなものとしてディスク成形直後の収縮などに
伴う略椀状の変形か上げられる。このクロストク現象の
発生を軽減除去するために照射光の光軸とディスク記録
面とか常に直角に交わるようになずチルトサ−ボ機構か
設けられる。

方、近時、光ディスクプレーヤの小型化が望まれており
、チルトサーボ機構も小型のものであることか必ザであ
る。

発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
のに１的とするところは小型であり、且つコストか安く
、しかも動作か円滑なチルトサーボ機構を提Ｃｊ（する
ことである。

本発明によるチルトサーボ機構は、光ディスクプレーヤ
のターンテーブルの半径方向において案内される担持部
子」上に設けられて光学式ピックアップを該ターンテー
ブルの回転中心を含む面内において傾動自在に支持した
支持手段と、該担持部祠上に回転中心か該光学式ピンク
アップの傾動面に対して略垂直であるように回転自在に
設けられて該光学式ピックアップの自由端部と摺動自在
に係合する無端状カム面を有するカム部祠と、該カム部
材を回転せしめる駆動源とから成ることを第１の特徴と
している。

また、本発明によるチルトサ−ボ機構路１１１は、光デ
ィスクプレーヤのターンテーブルの半径方向において案
内される担持部材上に設けられて光学式ピックアップを
該ターンテーブルの回転中心を含む面内において傾動自
在に支持した支持手段と、該担持部材上に往復動自在に
設置ｊられて往動端部にて」二記光学式ピックアップの
自由端部に係合した中間部材と、該担持部材上に回転自
在に設けられて該中間部材の復動方向端部と摺動自在に
係合する無端状カム面を有するカム部祠と、該カム部材
を回転せしめる駆動源とから成ることを第２の特徴とし
ている。

実施例 以下、本発明の実施例としてのチルトサ−ボ機構を含む
光ディスクプレーヤを添ｆτｊ図面を参照しつつ説明す
る。

第１図ないし第４図に示すように、当該両面演奏光ディ
スクプレーヤのプレーヤハウジンク（図示せず）内には
、例えば３本の脚部材〕、２及び３により連結された下
ンヤーン５及び」−シャーシ６か設けられている。なお
、図において矢印Ｙ方向が前方であり、矢印Ｘ方向か左
方である。また、矢印Ｚは上方を示している。

第２図及び第３図に示すように、下シャーシ５の前端部
にはターンテーブル７か設けられており、ディスク１０
かクランパ９によって該ターンテブル」二にクランプさ
れている。第１図、第３図及び第４図に示したディスク
１０は直径か約３０ｃｍのちのであり、各々信号記録層
を有する２枚の円形基板を該各仏号記録層か内側となる
ように互いに結合して成る。なお、第２図に示す如く、
当該ディスクプレーヤにおいては、直径か各々約２０ｃ
ｍ、１２ｃｍのディスク１１及び１２の演奏をも行い得
る。ターンテーブル７は、これら谷径のディスクの中心
孔に係合して該各ディスクの芯出しをなす芯出し部祠を
有している。

ディスク１０の半径方向、この場合前後方向（矢印Ｙ方
向及びその反対方向）において該ディスクの記録面と平
行となるように１１．っ該ディスクを上下に挾むように
一対の円柱状の可動第１案内部材１４及び固定第２案内
部材１５が配置されており、夫々上ンヤーシ６及び下シ
ャーシ５に取りイ」けられている。この第１及び第２案
内部材１４１５に刻して係脱自在にギヤリッジ１７が設
けられている。ギヤリッジ１７は、対物レンズ１８を含
む光学系と該対物レンズをその先軸方向（フォカス方向
）及びこれに直角な方向（トラッキング方向）の２方向
においてサーボ駆動するサーボ駆動機構とから成る光学
式ピックアップを担持している。このギヤリッジ１７の
構造の詳細についでは後述する。

なお、光学式ピックアップは、ディスク記録面に照射光
を発してその反射光の変化により記録情報の読み取りを
なす。

キャリッジ１７の後端部には遊星歯車２３が設けられて
おり、該キャリッジ上に搭載されたモタ２４によって歯
車伝達機構２５を介して回転駆動される。なお、モータ
２４及び歯車伝達機構２５は第１図には示していない。

キャリッジ１７の左端部には他の歯車２７が設けられて
おり、この歯車２７も歯車伝達機構２５を介してモータ
２４により回転駆動せしめられる。前述した第１案内部
材１４及び第２案内部材１５と平行に且つ互いにディス
ク１つを上下に挾むように一対のラック部材２９及び３
０が配置されている。上記した歯車２７はこれら両うッ
ク部材２９及び３０に噛合し得る。

第１図、第２図及び第５図に示すように、左側のラック
部材３０は、下シャーシ５に固設されたブラケット３４
上に略中央部にてピン３５を介して揺動自在に取り付け
られており、その自由端部が歯車２７に対して且つ光学
式ピックアップの移動方向に垂直な方向において近接離
間し得る。なお、該ラック部材３０の両端部近傍の下面
に爪部材３０ｃか形成されており、該爪部材がブラケッ
ト３４に係合している故、該ラック部材の揺動は所定範
囲内に規制される。第５図から特に明らかな如く、ラッ
ク部材３０の自由端部を歯車２７に近づく方向に付勢す
るパイアスカ付与手段としての前後一対のコイルスプリ
ング３６が設けられている。

第１図及び第４図に示すように、右側のラック部材２９
もまた、左側のラック部材３０と同様にピン３８を介し
てブラケット３２に光学式ピックアップの移動方向に対
して垂直な面内において揺動自在に取り付けられている
。また、ラック部十４２９はブラケット３２に係合して
その揺動範囲を規制する爪部材２９ｃを有し、パイアス
カ付与手段としてのコイルスプリング３９によってその
自由端部が歯車２７に近づくべく（＝Ｉ勢されている。

第２図ないし第４図に示す如く、キャリッジ１７はその
右端部に係合子としての２つのローラ４］及び４２を上
下方向（矢印Ｚ方向及びその反対方向）において離間し
て有している。下側のロラ４１は下シャーシ５上に第２
案内部材１５と平行に設けられた直線状案内突起４３上
を転動し得、上側のローラ４２は上シャーシ６に第１案
内部材１４と平行に取り付けられた可動案内部材として
の案内レール４４上を転動し得る。すなわち、ローラ４
１に関しては下シャーシ５に設けられた直線状案内突起
４３が固定案内部相としての作用をなすのである。第１
案内部月１４と案内レール４４とによって、キャリッジ
１７をディスク１０の上側の記録面に沿って案内する第
１移動路が形成されており、これらを第１案内機構と総
称する。

また、第２案内部材１５と下シャーシ５の直線状案内突
起４３とによって、キャリッジ１７をディスク１０の下
側の記録面に沿って案内する第２移動路か形成されてお
り、これらを第２案内機構と総称する。

第１案内部月１４及び第２案内部月１５の各後端部は尖
頭状に形成され、キャリッジ１７はこの尖頭端部におい
て該６案内部材１４．１５に対して係脱自在である。各
案内部１１４４．１５の後方には該６案内部材から離脱
したキャリッジ１７に該６案内部材の代りに嵌合して該
キャリッジを保持する尖頭シャフト状の保持部材４７か
配置されている。また、図示してはいないが、この保持
部月４７に嵌合したキャリッジ１７が該保持部材から抜
は落ちぬようになす手段が設けられており、該手段は保
持部材４７と共にキャリッジ１７を把持する把持部材を
構成している。

第２図　第４図、第６図及び第７図に示す如く、可動案
内部材である第１案内部材１４は２つの支持軸１４　ａ
及び１４ｂを介して固定支持部材としての上シャーシ６
に取り付けられている。第１案内部材１４の前端部を支
持する支持軸１４ａは上ンヤーシ６に固定若しくは回動
自在に取り（＝Ｊけられており、第１案内部材１４はこ
の支持軸１４ａを中心として枢動自在である。支持軸１
４ａはタンテーブル７の回転中心に平行に伸長しており
、従って、第１案内部材１４は該回転中心に対して直角
な面内において枢動する。第１案内部（Ａの後端部を上
ンヤーシ６に取り付けるための支持軸１４ｂは上シャー
ン６に左右方向（矢印Ｘ方向及びその反利方向）に伸長
して且つ好ましくは他方の支持軸１４ａを中心とする曲
率を以て形成された長孔６ａに嵌挿されている。第６図
及び第７図から特に明らかな如く、支持軸１４ｂの上端
には長手調整部月１４ｃか例えばかしめ加工によって結
合せられ、該長丁１調整部祠と上ンヤーン６の間には第
１案内部刊１４の自由端部すなイ）ち後端部を上ンヤー
ン６に向けて押圧する抑圧手段としてのばね座金１４　
ｄか設けられている。このばね座金１４　ｄは第１案内
部材１４の自由端部と上ンヤン６との間に摩擦力を（＝
ｊ与せしめる摩擦力作ｊ！３丁段手段て作用し、第１案
内部月１４は該摩擦力によって上ンヤーシ６に固定せし
められる。

なお、第１案内部祠１４の自由端部と上ンヤーン６との
間に摩擦力を付与せしめる手段としては上記のはね座金
１４ｄの他に種々の構成のものか適用可能であるか、ば
ね座金１４ｄを用いればこコ１ れのみにて摩擦力を発生させることが出来て部品点数が
削減されると共に、市販のものを使用しｊ！）ることが
らコストの低減か図り易くなっている。

また、はね座金１４　ｄによれば、ばらつきのない定の
摩擦力を寄ることが出来、製品の品質の安定化に寄与す
る。

第３図及び第６図に示す如＜、」−ンヤーシ６との間に
上記のばね１坐金１４ｄを挾む長子調整部材１４ｃは第
１案内部祠１４と略平行に伸長して設けられており、そ
の中央部にてピン１４ｅを介して上ンヤーン６に且つ第
１案内部祠１４の枢動面に平行な面内において揺動自在
に取りイ・ｊけられている。長子調整部材１．４　ｃは
その後端部にて支持軸１４ｂを介して第１案内部材］４
に連結されている。第６図に示すように長手調整部月１
４ｃの前端部にＵ字状の切欠部１．４ｆが形成されてお
り、該切欠部にり・Ｊ応して上ンヤーン６に小さな円形
四部６ｃか形成されている。第３図に示ず偏心トライバ
１４ｇかこの切欠部１４ｆに挿入可能であり、該偏心ｌ
・ライハの先端に設けられた作用子１４ｈが円形凹部６
ｃに嵌入し得る。即ち、この偏心ドライバ１４ｇを回転
させることにより長手調整部＋４’　１４　ｃかピン１
４ｅを中心として揺動し、これにより、ばね座金１．４
　ｄによる摩擦力に抗して第１案内部十」１４かその枢
支点である支持軸１４ａを中心として枢動するのである
。即ち、該第１案内部４」１４を含む上記第１案内機構
の案内路をターンテーブル７（第３図及び第４図に図示
）の回転中心に直角な面内において位置調整し得るので
ある。かかる構成としたことにより、ディスク記録面に
沿った光学式ピックアップの移動に伴なう照射光光軸の
移動軌跡の延長線とディスクの回転中心とをディスクの
両面に関して共に交わるようこすることかＬ１１来る。

即ち、ディスクプレーヤの組立１１ｊｊにおいて、ター
ンテーブル７をその回転中心の位置か可変であるように
移動可能としておき、ディスクのＢ而（例えば下面）に
沿うべくキャリッジ］７を案内する第２案内機構とター
ンテーブル７との相対位置をターンテーブル７を移動せ
しめることにより設定して該８面に向けて発せられる照
射光の光軸の移動軌跡の延長線上にターンテブル７の回
転中心を位置せしめた後、上記のように偏心トライバ］
、　４　ｇにより長手調整部月１４Ｃを揺動させること
により第１案内機構の案内路の位置調整を行なってディ
スクのＡ面に発せられる照射光の光軸の移動軌跡の延長
線をターンテブルの回転軸に交差せしめるのである。こ
のように、照射光光軸の移動軌跡の延長線とディスク回
転中心との略直交状態かディスクの両面に関して得られ
る故、ディスクの両面において常に安定した再生信号か
得られる。

なお、当該実施例においては第１案内部材１４の枢支点
か、ターンテーブル７上に載置されたディスクの内周部
及びその近傍にλ・１応する位置に配置されているか、
この枢支点をディスクの外周部及びその近傍に対応する
位置に配置してもよい。

但し、該は支点をディスクの内周部に対応して設けたこ
とにより、ターンテーブル回転中心に対する第１案内部
月１４の枢動角度を高精度に設定することが出来る。

］４ また、第１案内部祠１４を枢動させるために設けられた
長手調整部材１４ｃは必すしも必要なものではなく、該
長手調整部８Ａ’　１４　ｃを設けずに第１案内部月１
４の自由端部に所定の工具を直接当接させて該第１案内
部材を枢動させてもよい。但し、かかる梃子状の長手調
整部材１４ｃを設けたことにより、第１案内部材１４の
位置調整に必要な力か小さくて済み、第１案内部祠１４
を高精度に枢動せしめることか出来る。また、第６図に
示した如く、この長手調整部月１４ｃか第１案内部月１
４と平行に伸長して設けられているか、この構成により
、長手調整部月１．４　ｃの揺動角度に対応する第１案
内部月１４の枢動角度が比較的大となり、第１案内部祠
１４の位置調整を迅速に行なうことが出来る。

第１図ないし第３図並びに第８図に示す如く、前述の第
１及び第２案内機構から１雛脱したキャリッジ］７に嵌
合してこれを保持する保持部材４７は、板状の回転部材
５０に前方（矢印Ｙ方向）に伸長して取りイ・ｊけられ
ている。回転部材５０は下シャーシ５の後端部に固設さ
れた取イ・１プレート５２に前方（矢印Ｙ方向）に伸長
して植設された支持軸５３によって回転自在に支持され
ている。また、取付プレート５２には回転部材５０の回
転軸と同軸に半月状の内歯太陽歯車５５が取りイＮｊけ
られている。第９図（ａ）及び（ｂ）に太陽歯車５５の
詳細を示す。なお、回転部材５０は前述した第１案内機
＋１１１および第２案内機構によるキャリッジ］７の案
内方向に対して交叉する面、この場合、直交する面に沿
って回転すべく設けられている。

キャリッジ１７上に設けられた遊星歯車２３は上記の太
陽歯車５５の歯部５５ａに噛合し得る。但し、遊星歯車
２３は回転部材５０に形成された挿通孔５０ａ（第１図
に図示）を経て太陽歯車５５に噛合する。太陽歯車５５
の外周部には、遊星歯車２３の前側面に摺接して該遊星
歯車が太陽歯車５５との噛合状態から離脱することを規
制するフランジ状の離脱規制部材５６が一体に設けられ
ている。

離脱規制部材５６は太陽歯車５５の中心軸の周りに所定
角度範囲で設けられている。第９図（ａ）及び（ｂ）か
ら特に明らかな如く、該離脱規制部材の両端部は該離脱
規制部材の一端部から他端部に向って太陽歯車５５の歯
部５５ａに近づく方向に傾斜したテーパ面５６ａが形成
されている。従って、該テーパ面が形成された部分は該
離脱規制部材の他の部分に対して前方（矢印Ｙ方向）に
突出した凸部５６ｂとなっている。回転しつつ太陽歯車
５５の歯部５５ａに噛合した遊星歯車２３は直ちに該太
陽歯車に沿って転勤を開始するのであるか、転勤の初動
時にこのテーパ面５６ａにより案内されて後方（矢印Ｙ
方向の反対方向）に引き込まれる形となり、太陽歯車５
５の歯部５５ａに深く確実に噛合する。

上記した回転部材５０と、太陽歯車５５と一体に形成さ
れた離脱規制部材５６とによって、キャリッジ１７を前
述した第１及び第２案内機構のうちの一方の係脱位置か
ら他方の係脱位置まで反転して搬送する搬送機構が構成
されている。また、前述した一対のラック部材２９およ
び３０と、太陽歯車５５と、キャリッジ１７上に設けら
れた遊星歯車２３、歯車２７、歯車伝達機構２５及びモ
タ２４とによって、上記第１及び第２案内機構上にてキ
ャリッジ１７を移動せしめ且つ上記搬送機構を駆動して
該キャリッジの反転をなす駆動手段が構成されている。

なお、前述の構成から明らかな如く、上記把持部材４７
は回転部材５０の回転により上記した第１及び第２案内
機構の案内方向に対して交叉する面に沿って搬送せしめ
られる。一方、光学式ピックアップを担持したキャリッ
ジ１７を把持してこれをディスクの両方の記録面に対応
すべく反転して搬送せしめるための把持部材４７の移動
方向と、ディスク演奏時にキャリッジを案内する第１及
び第２案内機構の案内方向とを一致せしめると、ディス
ク演奏時におけるキャリッジ１７の移動ストロークにこ
の反転のために必要なキャリッジの移動ストロークが加
わることとなり、ディスクプレヤ金体としての大型化を
招来する。上記の如く、ディスク演奏時のキャリッジ１
７の移動方向に対して反転時のキャリッジ１７の移動方
向を交叉せしめたことにより、ディスクプレーヤ全体と
しての小型化か達成されている。

ここで、Ｉ苅述の如く、一対のラック部材２９及び３０
を光学式ピックアップの移動方向に対して垂直な面内に
おいて揺動し得るようになした理由を説明する。

前述したように、歯車２７の回転によってキャリッジ１
７か」−記一対のラック部）ｒ４２９．３０の各々の」
二を自走し、その間に」二記搬送機構によりキャリッジ
］７か各々のラック部月間において反転せしめられる形
式であるが、かかる４７．ｙ成においては、ランク部材
上を転動する山車２７に対して該ラック部十」側からこ
の転勤に伴なう反力か加わる。また、回転部子１５０を
含む該搬送機構によるキャリッジ］７の反転に伴なう他
の反力が該太陽歯車５５側から遊星歯車２３を介してキ
ャリッジ］７に加わる。歯車２７かラック部材上の転勤
を終了せんとするときに遊星歯車２３が太陽歯車５５に
噛合するため、上記の２つの反力かこのとき］９ 互いに拮抗してしまい、キャリッジ１７は該ラック部材
と太陽歯車５５との間で動くことが出来なくなることが
あり得る。」二記の如く、ラック部材２９及び３０をコ
イルスプリング３６及び３９の付勢力よりも大きな所定
大きさ以上の力か加わったときに揺動し得るように＋１
４成したことによりこの２つの反力のＬｌ、抗状態は回
避され、キャリッジ］７は各ラック部材と」二記搬送機
＋７（、との間を円滑に移行し得る。

第８図に示すように、キャリッジ１７に嵌合して保持し
てこれを前述の第１及び第２案内機↑１１１に対して交
互に係脱せしめるための保持部月４７は、回転部材５０
にネジ４７ａ及びばね座金４７ｂにより取り付けられて
いる。ネジ４７ａは回転部材５０に形成された丸孔５０
ｂに遊嵌されており、これによって、保持部月４７はそ
の基端部を中心として揺動自在である。また、ばね座金
４．７　ｂは断面形状か波状のものであり、保持部祠４
７に対して第８図にて実線で示すホームポジションに向
けてパイアスカをイ；［与する。

上記のように保持部材４７を揺動自在としたことにより
、該保持部材若しくは第１及び第２案内部材かその取イ
・１部＋１上において正規の位置から多少ずれた状態で
取り１号けられていても、キャリッジ１−７かこれら各
部材間を移行せんとする際に保持部祠４７か適宜揺動し
、キャリッジ］７はこれにより案内される形で該保持部
子」、第１及び第２案内部材間を円滑に移行する。なお
、当該実施例においては保持部月４７の全体が揺動する
ようになされているか、先端部のみを揺動ｉｊ■能とし
てもよい。また、保持部祠４７の先端部あるいは全体を
可撓性を有する相貫にて形成してもよい。即ち、保持部
祠４７はその取付誤差を吸収しつつキャリッジ１７を案
内すべき部分が屈曲自在であって且つ復元し１１ｊるよ
うになされていれはよいのである。

第１図及Ｑ−第４図から明らかなように、キャリッジ１
７に設けられて一対のラック部材２つ及び３０の各々に
噛合し？１Ｊる歯車２７はその回転軸が該各ラック部十
」の各々の伸長方向に交叉する面内にあり、保持部＋Ａ
’４７の搬送範囲すなわち反転範囲に臨むように該一対
のラック部材の歯か形成されている。かかる構成の故、
キャリッジ］７を正転位置と反転位置との間で移行させ
る間、歯車２７の回転方向は同じ方向でよい。即ち、光
学式ピックアップかディスクを挾む正転位置及び反転位
置の間で移行する際、歯車２７の回転方向は一定であり
、これを制御するための制御回路か簡略化されている。

第１図、第３図及び第１０図に示すように、キャリッジ
１７上の光学式ピックアップに対する電源の投入及び電
気信号の伝達をなす配線手段か設けられている。図示の
如く、該配線手段は、回転部材５０の回転軸に直角な面
内において挾むように配置された第１可撓性部５つと、
該回転軸と平行な面内において撓むように設けられてキ
ャリッジ］７上の光学式ピックアップ及びモータ２４に
接続ぜしめられた第２可撓性部６０と、回転部材５０に
対して固着されて該第１及び第２可撓性部の電気的接続
をなす接続部６］とを有する可撓性基板から成る。

光学式ピックアップに対する配線手段を上記の如く構成
したことによって、光学式ピックアップを担持したキャ
リッジかディスク１０の両記録面の夫々に沿って移動し
且つ該両記録面に各々対応すべく反転せしめられても該
可撓性動板はよじれを生することはなく、ディスクの演
奏に支障を来すことかない。

ディスク記録面に沿ったキャリッジ］７の移動に応して
上記第２可撓性部６０の巻き取り及び送り出しを行なう
巻取り送出手段か設けられている。

第３図に示す如く、当該巻取り送出手段は、回転部月５
０に片持梁状に取り付けられてその先端部にて第２可撓
性部６０を摺動自在に保持した第１アーム部４４６３と
、該第１アーム部祠の先端部にピン６４ａにより巻き取
り位置と送出位置の間で揺動自在に取り付けられて自由
端部にて第２可撓性部６０を摺動自在に保持した第２ア
ーム部材６４と、該第２アーム部材をその巻取り位置に
向けて付勢するｆ１勢手段としてのばね部材６５とから
成る。なお、第３図において実線にて示した第２ア一ム
部材６４の位置が該送出位置であり、二点鎖線で示した
位置か該巻き取り位置である。

次いで、キャリッジ１７の構成につき詳述する。

第４図、第１１図ないし第１４図に示すように、キャリ
ッジ１７は、対物レンズ１８を含む光学系と該対物レン
ズをその光軸方向（フォーカス方向）及びこれに直角な
方向（トラッキング方向）の２方向においてサーボ駆動
するサーボ駆動機構とを内蔵した第２ケース７１と、該
第１ケースを保持して該第］ケースと共に光学式ピック
アップを構成する第２ケース７１と、該第２ケース７１
を担持する担持部材７２とを有している。担持部材７２
は前述した第１案内部材１４及び第２案内部月１５にそ
の左端にて摺動自在に係合する。第２ケース７１の左右
両端部にはピン７１ａ　　７１ｂが突設されており、担
持部材７２に形成された長孔７２ａ、７２ｂに該ピンが
夫々拍動自在かつ回転自在に係合している。これら２つ
の長孔７２ａ及び７２ｂはターンテーブル７の回転中心
方向すなわち上下方向に伸長しており、且つ、互いに、
第１案内部材］４及び第２案内部祠１５の伸長方向に対
して直角で該回転中心方向とは異なる方向、すなわち左
右方向において離間して形成されている。また、光学式
ピックアップの構成部材である第２ケース７１に突設さ
れたピン７１ａ及び７１ｂはターンテーブル７のディス
ク担持面に平行に伸長している。かかる構成により、光
学式ピックアップは、担持部材７２に対してターンテー
ブル７の回転中心方向における高さ位置が調整自在であ
り、また、ターンテーブル７のディスク担持面に対する
傾斜角度、この場合ターンテーブル７の回転中心を含む
面内における傾斜角度が調整自在である。

担持部材７２の上端部には第１移動部材７３が揺動自在
に取り付けられている。詳しくは、担持部材７２及び該
第１移動部祠７３に互いに嵌合するピン７２ｃ、７３ａ
及び丸孔７２ｄ、７３ｂが形成されており、これにより
第１移動部材７３が揺動自在となっている。ピン７２ｃ
及び７３ａはターンテーブル７の回転中心方向に対して
垂直にすなわち左右方向において伸長しており、従って
、第１移動部祠７３は該回転中心方向を含む面内におい
て揺動する。第１移動部月７３はその中央部にて揺動自
在に支持されており、その前端部に形成された一対のＵ
字状切欠部７３ｃにより前述の第２ケース７１のピン７
１ａ及び７１ｂを枢支している。

第１移動部材７３の後端部には櫛歯状部７３ｄが形成さ
れており、該櫛歯状部に中間部材７４が連結されている
。この中間部）！Ａ’　７４にはウオーム７５が螺合し
ている。ウオーム７５は、該ウォムと一体のウオームホ
イール７６、該ウオームホイールに噛合したウオーム７
７を順次介してモタ７８により回転せしめられる。即ち
、モータ７８が回転することによって第１移動部材７３
か揺動せられ、これにより第２ケース７１を含む光学式
ピックアップの高さ位置が調整せしめられるのである。

一方、担持部材７２の左端部近傍には中間部材８０が前
後方向（矢印Ｙ方向及びその反対方向）において移動自
在に取り付けられている。詳しくは、担持部＋４７２に
突設された一対のピン７２ｅに該中間部材８０に形成さ
れた長孔８０　ａが摺動自在に係合しているのである。

この中間部４１Ｊ’　８０の前端部には上下方向（矢印
Ｚ方向及びその反対方向）に伸長し７て長孔８０ｂか形
成されており、光学式ピックアップの構成部材である第
２ケース７１の自由端部に突設されたピン７１　ｄにこ
の長孔８０ｂか摺動自在に係合している。中間部材８０
の後端部には下方に伸びるピン８０ｃが設けられており
、担持部十４７２の下面部に回転自在に設けられた円盤
状の第２移動部祠としてのカム部材８２の主面に形成さ
れたカムＦｉ８２ａに該ピン８０ｃが摺動自在に係合し
ている。第１５図（ａ）及び山〉から特に明らかな如く
、カム溝８２８は環状に形成され、従ってそのカム面は
無端状である。カム部材８２の外周部にはギア部８２　
ｂか形成されており、カム部材８２は該ギア部に噛合す
る最終段山車８３ａを含む歯車伝達機構８′３を介して
モタ８４により回転せしめられる。即ち、モータ８４か
回転することによりカム部材８２が回転して中間部＋４
８０が往復動し、これにより第２ケス７］かそのピン７
１ａ、７１ｂを中心として揺動して光学式ピックアップ
の傾斜角度か調整せしめられるのである。

なお、当該実施例においては第２移動部材としてのカム
部刊８２と第２ケース７１との間に中間部祠８０を介装
ぜしめているが、カム部刊８２のカム面を第２ケース７
１のピン７１ｄに直接摺接させる構成としてもよい。但
し、この場合、カム部材８２はその回転中心が光学式ピ
ックアップの傾動面に対して垂直であるように設けるこ
とか好ましい。

上記した歯車伝達機構８３と、モータ８４とにより、第
２移動部＋１としてのカム部材８２を回転せしめる第２
駆動源が構成されている。また、該第２駆動源と、カム
部材８２と、中間部＋４８０と、担持部十Ａ７２の長孔
７２ａ及びこれに係合する第２ケース７１のピン７１ａ
、７１ｂから成り光学式ピックアップをターンテーブル
７の回転中心を含む面内において傾動自在に支持した支
持手段とによって、ターンテーブル７上に載置されたデ
ィスクの記録面と光学式ピックアップからの照射光の光
軸とか常に直交すべく該光学式ピンクアップの光軸調整
をなすチルトサーボ機横が構成されている。

また、前述したモータ７８と、ウオーム７７と、ウオー
ムホイール７６と、ウオーム７５と、中間部月７４とに
より、第１移動部月７３に駆動力を付Ｊｊせしめる第１
駆動源か構成されている。また、この第１駆動源と、第
１移動部祠７３と、担持部材７２の長孔７２ａ及びこれ
に係合する第２ケス７］のピン７１ａ　　７］、ｂから
成り光学式ピックアップをターンテーブル７の回転中心
方向において、Ｑｉさ位置１調整自在に支持した支持機
構とによって、ターンテーブル７の回転中心方向におけ
る光学式ピックアップの高さ位置を調整する静さ調整手
段か（１〜１成されている。

なお、上記した第２駆動源と、カム部刊８２と、中間部
十」８０と、第１駆動源と、第１移動部十」７３とを、
ピックアップ駆動１段と総称する。光学式ピックアップ
はキャリッジ１７」二においてこのピックアップ駆動手
段よりもターンテーブル７に近い位置に配設されている
。故に、ターンテーブル７上に載置されたディスクか小
径のものであっても該ディスクの内周部に対応ずべく光
学式ピックアップを移動せしめることが容易となってい
る。

第４図、第１１図ないし第１４図に示す如く、キャリッ
ジ１７は、該キャリッジの構成部刊である担持部＋４７
２の右端部に設けられた位置調整部材９０を有している
。この位置調整部材９０は担持部材７２の後端に突設さ
れたピン７２ｇにより揺動自在に支持されている。ピン
７２ｇは左右方向において伸長しており、従って、位置
調整部＋４９０は第１案内部材］４及び第２案内部月１
５により夫々形成される第１及び第２案内路と交叉する
面内において揺動自在である。なお、位置１凋整部材９
０と担持部材７２は第１２図に示す２本のネジ９０ａに
より互いに結合せしめられている。

但し１、このネジ９０ａは担持部材７２に螺合し、位置
調整部材９０に形成された長孔９０ｂ　　９０Ｃに挿通
され、該ネジを緩めることにより位置調整部材９０の揺
動が可能である。

前述した係合子としてのローラ４１及び４２のうち下側
のローラ４１は上記の位置調整部材９０の自由端部に設
けられている。また、他方のロラ４２は、位置調整部材
９０上に該位置調整部材の揺動方向において可撓に設け
られた仮ばね９１の自由端部に設けられている。第１１
図及び第１２図に示す如く、この板ばね９１の自由端部
の位置を」１記の位置調整部４月９０に対して調整する
調整手段としての調整ネジ９２か設けられている。

調整ネジ９２はその頭部にて板ばね９］の上面に当接し
、位置調整部材９０に形成された切り起こし部９０ｅに
螺合している。なお、第１１図及び第１２図に示すよう
に、前述の第１移動部材７３を下方に（＝１勢し、且つ
第２ケース７］及び上記位置調整部材９０を夫々上方に
付勢するばね部材９４が設けられている。また、第１４
図に示す如く、第２ケース７１を担持部材７２及び第１
移動部材３］ ７３に近づく方向にイ」勢するコイルスプリング９５が
設けられている。

かかる構成の故、ディスク１０の両面に対応して１組ず
つ位置する合計２組の長手案内部材１５４３．１．４．
４４とキャリッジ１７との相対位置の設定が共にｉＫ精
度になされるのである。

かかる＋Ｍ成においては、ディスクプレーヤの組み立て
時において、ディスク１０の例えばＡ面に対応して配置
された一対の長手案内部材１５４３のうちの１つ１５に
キャリッジ］７の構成部材である上記担持部材７２の左
端を係合させると同時に、キャリッジ１７を構成する他
の部材である上記位置調整部材９０の位置をネジ９０ａ
を緩めて調整して該位置調整部材上の係合子４１と該Ａ
面側の他の長手案内部材４３とのＩ１１重位置を設定す
る。次に、キャリッジ１７をディスク１０の８面側に搬
送し、ディスク１０の８面に対応して配置された一対の
長手案内部４．Ｉ’１．４．４４のうちの１つ１４に」
二記担持部＋Ａ７２を係合させ、同時に上記板ばね９１
の自由端部の位置を上記調整手段である調整ネジ９２に
より調整して該自由端部上に設けられた他の係合子４２
と該８面側の他の長手案内部材４４との相対位置を設定
する。

かくして、ディスク１０の両面に対応して１組ずつ合計
２組設けられた長手案内部材１．５，４３１４．４４と
キャリッジ１７との相対位置か共にｉＱ；粘度に設定さ
れ、ディスク１０の両面において光学式ピックアップか
らの光ビームとディスク記録面とのタンジェンシャル方
向の角度位置調整を行なうことか出来、ディスクの両面
に適合した角度補正１調整をなせるのである。

なお、上記した位置調整部材９０は担持部材７２の右側
端に配置されている故、上記のタンジエンシャル方向の
角度位置調整を行なう際に該位置調整部材を装置の側方
から操作することか出来、調整作業か容易となっている
。

第１１図及び第１４図に示すように、光学系を内蔵した
第１ケース７０の端部には、発光素子１００及び受光素
子１０１から成りターンテーブル７」−に載置されたデ
ィスク１０の記録面とこれに向けて光学式ピックアップ
がら発せられる照射光の光軸との相対傾斜角度を検知す
る傾斜角度検知手段が設けられている。

図示してはいないが、当該両面演奏光ディスクプレーヤ
においては該傾斜角度検知手段の他に各種の検知手段が
設けられており、第１６図に示す如く各検知手段１０５
，１．０６より発せられる検知ｆ−号は制御部（ＣＰＵ
）１０７に送られ、該制御部は該各検知信号に応じて各
モータ等を後述のタイミングにて作動及び停止卜せしめ
る。

次に、上記した構成の両面演奏光ディスクプレヤの動作
を第１７図をも参照しつつ簡単に説明する。

歯車２７がラック部材３０上を転動することによってキ
ャリッジエアがディスク１ｏの内周側から外周側に移動
して該ディスクの下側記録面の演奏か終了すると、キャ
リッジ１７は更に外方に移動せしめられて第２案内部ｊ
Ａ’　］、　５及び下シャーシ５の直線状案内突起４３
がら離脱して保持部材４７にｌｉ　合せしめられる。こ
れと同時に、キャリッン］７」二に設けられた遊星歯車
２３か太陽歯車５５の南部に噛合する。これにより遊星
歯車２３か太陽歯車５５内を転動し始める。すると、保
持部月４７を担持した回転部月５０か回転し、キャリッ
ジ］７は第４図において二点鎖線にて示すようにディス
ク１０の上側記録面に対応するように反転せしめられ位
置決めされる。同時に、歯車２７が」二側のラック部材
２９に噛合し、キャリッジ］７は保持部月４７から離脱
して第１案内部材１４及び案内レール４４」二に移動せ
しめられる。この後、デ、イスク］０の下側記録面を演
奏していたときとは逆力向に該ディスクか回転駆動され
、ディスク］０の上側記録面の演奏か開始される。

なお、ディスク１０の上側記録面に対応する位置から下
側記録面に対応する位置・＼のキャリッジ］７の反転移
動は上記と逆の過程を辿ってなされる。

尚、第１７図に示す如く、制御部（ＣＰＵ）１０７は、
キャリッジ］７を第１及び第２案内機構間において搬送
すべく搬送機構を制御する際に、モータ７８を含み光学
式ピックアップの高さ０°Ｌ置を調整する高さ調整手段
を作動せしめて、該光学式ピックアップを一旦ターンテ
ーブル７のディスク担持而から離間ぜしめる。

方、デ５イスクの例えばＡ面の演奏を終了した時点で、
上記の高さ調整手段により光学式ピックアップかその最
も高い位置すなイつちディスク記録面に近接した位置に
位置せしめられていた場合、光学式ピックアップをこの
ままの状態でＢ而に対応すべく反転せしめると、このＢ
而に対しては近つき過きて接触する懸念かある。上記の
如く、この反転動作をなす前に光学式ピックアップを一
旦ディスクから離間せしめる構成とすることにより、か
かる問題は解消されるのである。

また、制御部（ＣＰＵ）１０７は、ディスク演奏中にモ
ータ８４を含むチルトサーボ機４１１１を作動せしめて
、ディスク記録面と光学式ピックアップからの照射光の
光軸とが常に直交するようになす。

発明の効果 以上詳述した如く、本発明によるチルトサーボ６機構に
おいては、光ディスクプレーヤのターンテブルの）１′
径方向において案内される担持部材上こ設けられて光学
式ピックアップを該ターンテブルの回転中心を含む面１
ノ旧こおいて傾動自在に支持した支持手段と、該担持部
月上に回転中心が該光学式ピックアップの傾動面に対し
て略垂直であるように回転自在に設けられて該光学式ピ
ックアップの自由端部と摺動自ｒ［に係合する無端状カ
ム面を有するカム部刊と、該カム部刊を回転せしめる駆
動源とから成る。

このように、回転するカム部材によって光学式ピックア
ップを駆動せしめる構成の故、光ディスクブ１）−ヤ金
体としての小型化に寄与する小型のチルトサーボ機Ｈ，
７となっているのである。何となれは、例えは他の構成
のチルトサーボ機構として主面にゞ１嘗ｊに往復動する
平板状のカム部刊を設けてこれを光学式ピックアップの
自由端部に係合させて該光７式ピックアップを傾動時し
める構成のものが考えられるが、かかる構成においては
平板状カム部＋４自体か大きく、また、その往復動作に
必要な空間か大きい故、大型となるのである。ところか
、本願発明によるチルトサーボ機描においてはカム部刊
か回転する小型のものであり、また、上記の甲板状カム
部（］の如くその作動に大きな空間を要せぬ故、小型化
が達成されているのである。

また、本願発明によるチルトサーボ機構においては、上
記回転カム部刊のカム面か無端状となっている故、光学
式ピックアップを？，”４；速にて駆動することか１］
１来るのである。何となれば、仮に、カム面を有端のも
のとした場合、該カム面の一端にて光学式ピックアップ
に当接している状態から他端を光学式ピックアップに当
接さぜるべく回転さぜる際、カム部刊をこのカム面の全
長方たけ大きく回転させる必要かあり、光学式ピックア
ップを高速にて駆動することは必ずしも容易ではない。

ところが、本願発明によるチルトサーボ機構においては
カム面か無端状であるか為、カム部刊を逆回転させて最
短距離をとることか出来、光学式ピックアンプの高速駆
動をなし得るのである。

更に、上記の如くカム面か無端状でない場合、カム面に
係合した光学式ピックアップの係合部が該カム面の端部
に達すると、その反力かカム部材を回転駆動するモータ
などの駆動源に加わり、これに悪影農を及ぼすこととな
る。故に、カム面の端部に光学式ピックアップの係合部
か達する前にカム部材の回転を停屯せしめる必要かあり
、そのために例えば、この直前に光学式ピックアップの
自由端部と当接すべく検知スイッチを設けてその検知信
号により上記駆動源を停止せしめる構成とすることが考
えられる。しかしながら、かかる構成においては該検知
スイッチなどを必要とし、部品点数か多くなると共に、
該検知スイッチの取付位置の調整作業も必要とし、コス
トの増大か懸念される。

本願発明によるチルトサーボ機構においてはかかる問題
は全くないのである。

また、本発明によるチルトサーボ機構においては、光学
式ピックアップとカム部材との間に中間部材が介装ぜし
められている故、該中間部材の配置によってカム部材の
位置及び回転面の向きを任意に設定でき、これによって
もチルトサーボ機構の小型化か図り易くなっているので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係る両面演奏光ディスク
プレーヤの内部構造の各々斜視図、一部断面を含む平面
図、右側面図及び正面図、第５図ないし第１５図は第１
図ないし第４図に示した該内部構造の一部詳細図、第１
６図は当該両面演奏光ディスクプレーヤの制御系を示す
図、第１７図は当該両面演奏光ディスクプレーヤの動作
を説明するためのフローチャー１・を示す図である。 主要部分の符号の説明 ５・・下シャーン ６・・上ンヤーシ ７・・・・・・ターンテーブル １０．１１，１．２・・・・・・ディスク１４・・・・
・・第１案内部祠 ］５・・・・・第２案内部材 １７・・・・・・キャリッジ ２３・　・遊星歯車 ２４．７８．８４・・・・モータ ２５．８Ｂ・・・・・歯車伝達機構 ２７・・・・・歯車 ２９．３０・・　・ラック部材 ４１．４２・・・・・・ローラ ４３・・・・・・直線状案内突起 ４４・・・・・案内レール ４７・・保持部材 ５０　　回転部月 ５５　・・太陽歯車 ５６・・・・・・離脱規制部材 ７０・・・・・第１ケース ７］・・第２ケース ７２・・・・・担持部材 ７３・・　第１移動部材 ７４．８０・・・・・・中間部材 ８２・・・カム部材（第２移動部材） ９０・・・・位置調整部材 ９１・・・・・阪ばね ９２・・・調整ネジ １０７・・・・制御部（ＣＰＵ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスクプレーヤのターンテーブルの半径方向
   において案内される担持部材に担持された光学式ピック
   アップの光軸調整をなすチルトサーボ機構であって、前
   記光学式ピックアップを前記ターンテーブルの回転中心
   を含む面内において傾動自在に支持した支持手段と、前
   記担持部材上に回転中心が前記光学式ピックアップの傾
   動面に対して略垂直であるように回転自在に設けられて
   前記光学式ピックアップの自由端部と摺動自在に係合す
   る無端状カム面を有するカム部材と、前記カム部材を回
   転せしめる駆動源とから成ることを特徴とするチルトサ
   ーボ機構。
2. （２）光ディスクプレーヤのターンテーブルの半径方向
   において案内される担持部材に担持された光学式ピック
   アップの光軸調整をなすチルトサーボ機構であって、前
   記光学式ピックアップを前記ターンテーブルの回転中心
   を含む面内において傾動自在に支持した支持手段と、前
   記担持部材上に往復動自在に設けられて往動端部にて前
   記光学式ピックアップの自由端部に係合した中間部材と
   、前記担持部材上に回転自在に設けられて前記中間部材
   の復動方向端部と摺動自在に係合する無端状カム面を有
   するカム部材と、前記カム部材を回転せしめる駆動源と
   から成ることを特徴とするチルトサーボ機構。