JPH026576A - 白色α−シアノアクリレート接着剤組成物 - Google Patents

白色α−シアノアクリレート接着剤組成物

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JPH026576A
JPH026576A JP15741188A JP15741188A JPH026576A JP H026576 A JPH026576 A JP H026576A JP 15741188 A JP15741188 A JP 15741188A JP 15741188 A JP15741188 A JP 15741188A JP H026576 A JPH026576 A JP H026576A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は瞬間接着剤として有用なα−シアノアクリレー
ト接着剤組成物に関し、さらに詳しくは白色のα−シア
ノアクリレート接着剤組成物に関する。
(0)従来の技術 一般式 %式% (式中Rは炭素数16以下のアルキル、アルケニル、ア
ラルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル、シクロ
ヘキシル、フェニル等)で示されるα−シアノアクリレ
ートは極めてアニオン重合を起し易く固体表面や空気中
の水分、アルカリ物質等のアニオン活性種により触媒の
添加や加熱を行なう事なく短時間で重合硬化する性質を
有するので、ゴム、プラスチックス、金属、ガラス等の
接着に瞬間接着剤として広く利用されている。
α−シアノアクリレートは一般に透明な、高い剪断強度
の接着剤であり、その透明の故にほとんどの適用に極め
て好都合である。しかしながら、ある場合には白色の接
着ラインを生じる材料が要求される0例えば、黒色又は
暗色の表面上に透明な又は透明に着色されたα−シアノ
アクリレート接着剤を塗布した場合、塗布されているか
否かの確認が困鑑である。又、装飾用の白色板の接着に
透明のα−シアノアクリレート接着剤を用いるとその接
着境界部が目立ち不都合な場合がある。これらの場合、
白色α−シアノアクリレート接着剤があれば、塗布の確
、認が容易になり、又、接着境界部も白色となり接着の
痕跡が残らず好都合である。α−シアノアクリレートを
白色にする方法としては白色顔料1例えばアルミナ(U
S 3663501)や酸化チタン、炭酸カルシウム(
US 3607542)を添加する方法、可塑剤や溶剤
を添加して乳白色にする方法(特開昭62−23247
4)、ポリフッ化ビニリデン粉末を添加してチクソ性を
もつ白色ペーストにする方法(特開昭53−30642
)等が知られている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 白色顔料1例えばアルミナを使用する方法や酸化チタン
、炭酸カルシウムを使用する方法は、これらの材料がα
−シアノアクリレートにとって強力な活性剤であり、保
存安定性が悪くなる。可塑剤を添加して硬化後乳白にす
る方法はいんぺい性のない半透明の硬化物ゆえに効果が
低く使用範囲が限定される。α−シアノアクリレート1
00部にポリフッ化ビニリデン粉末を60部程度混合し
た時、チクソ性をもつ白色ペーストができることが教示
されているが、この場合、α−シアノアクリレートの接
着性が極度に低下するため接着剤として不都合である。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明者らは前述の欠点を解決し、保存安定性がよく、
いんぺい性があり、且つ接着力も十分に保持した白色の
α−シアノアクリレート接着剤について鋭意検討し、本
発明を完成した。本発明は(1)α−シアノアクリレー
トに、該α−シアノアクリレート100重量部に対し、
重合度200−20000のポリ塩化ビニル粉末を5−
40重量部及び増粘剤を添加し、粘度を1000〜10
0000CPとしたことを特徴とする白色α−シアノア
クリレート接着剤組成物。
(2)α−シアノアクリレートに、該α−シアノアクリ
レート100重量部に対し1重合度200−20000
のポリ塩化ビニル粉末を5−40重量部及びチクソトロ
ピック剤を添加し、粘度を1000〜1oooo。
CPとしたことを特徴とする白色α−シアノアクリレー
ト接着剤組成物。
(3)α−シアノアクリレートに、該α−シアノアクリ
レート100重量部に対し、重合度200−20000
のポリ塩化ビニル粉末を5−40重量部及び増粘剤及び
チクソトロピック剤を添加し、粘度を1000〜100
000CPとしたことを特徴とする白色α−シアノアク
リレート接着剤組成物、である。
本発明に用いられるポリ塩化ビニル粉末としては重合度
200〜20000のものを用いる。粉末の粒子径は通
常0.5〜200ミクロンであり、1〜100ミクロン
のものが好ましい。ポリ塩化ビニル粉末の添加量はα−
シアノアクリレート100重量部に対し5〜40重量部
がよく、好ましくは10〜40重量部である。
又、増粘剤、チクソトロピック剤は夫々単独で又は混合
して用いることができる。増粘剤やチクソトロピック剤
の添加は、長期保存した時、ポリ塩化ビニル粉末の浮遊
や沈降が起こりにくく、均一な組成物を維持するのに効
果がある。接着剤組成物の粘度は1000〜lO万cp
である。この場合の粘度はJIS−に6838に準じて
測定を行い、チクソトロピックな組成物の場合ロータを
高速回転で駆動させたときの粘度を組成物の粘度とする
。増粘剤としては例えばポリメチルメタアクリレート、
ポリα−シアノアクリレート及びセルロースエステル等
であり、チクソトロピック剤としてはフユームドシリ力
が使用される0本発明で用いられるα−シアノアクリレ
ートとしては例えばメチル−α−シアノアクリレート、
エチル−α−シアノアクリレート。
プロピル−α−シアノアクリレート、ブチル−α−シア
ノアクリレート、アリル−α−シアノアクリレート、2
−メトキシエチル−α−シアノアクリレート。
2−エトキシエチル−α−シアノアクリレート、2−ク
ロロエチル−α−シアノアクリレート、シクロへキシル
−α−シアノアクリレート等である。
α−シアノアクリレート接着剤組成物の他の添加物は、
それが接着力や白色度に不利に影響しない範囲において
添加できる。この様な添加物としては、例えば安定剤及
び着色剤であり、適する安定剤は酸化防止剤又はラジカ
ル重合防止剤、例えば二酸化イオウ、スルホン酸、ホウ
素フッ化物。
ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、カテ
コール及びピロガロール等である。これらの添加量はα
−シアノアクリレートに対して約o、oo。
1〜5%である。さらにDBP、DOP、 TCP、ト
リブトキシエチルホスフェート、その他各種エステル類
等の軟化剤あるいはα−シアノアクリレートと相溶性の
ある他のポリマー等を添加併用することが出来る。本発
明のα−シアノアクリレート接着剤組成物は重合時の体
積収縮率も低下するので、被接着体の変形あるいは剥離
等の現象を防止することが可能である。また耐水性が向
上するため、耐水性を必要とする人工大理石に適用した
場合、白色化された接着剤としての効果に加え、接着性
能上も有意性がある。
(ホ)実施例 次に本発明を実施例で説明する。
(1)接着剤組成物の調製 実施例1,5.6 エチル−α−シアノアクリレート(田岡化学工業社製)
100重量部にS 0 、20pp+m、ハイドロキノ
ン11000ppを添加し、増粘剤としてダイアナール
BR−85(ポリメチルメタクリレート、重量平均分子
量10万〜30万、三菱レーヨン社製)10重量部を溶
解した後、スミリット5X−4G(ポリ塩化ビニル粉末
、平均粒度100ミクロン、重合度約400、住友化学
工業社製)又はスミリットpx−QHH(ポリ塩化ビニ
ル粉末、平均粒度2ミクロン、重合度約4000 、住
友化学工業社製)を表1に記載した量添加し、デイスパ
ーにより分散させて白色均一接着剤組成物を得た。
実施例2,3,7,9,12,15 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)100
重量部にS O,20ppm、ハイドロキノン1100
0ppを添加し、増粘剤としてダイアナールBR−85
(前記と同じ)を表1に記載した量溶解した後、スミリ
ット5X−4G(前記と同じ)、スミリットPX−QH
H(前記と同じ)、スミリットEXI 3(ポリ塩化ビ
ニル粉末、平均粒度5ミクロン重合度約1300住友化
学工業社II) 、スミリットPXUH(ポリ塩化ビニ
ル粉末平均粒度1ミクロン重合度約6000住友化学工
業社製)、又は高分子量PVC(平均粒度10ミクロン
重合度約15000のPvC粉末)を表1に記載した量
添加し、デイスパーにより分散させ、さらに、チクソト
ロピック剤としてアエロジル200(ヒユームドシリカ
粉末、日本アエロジル社製)を表−1に記載した量、添
加しデイスパーにより分散させ、白色均一な接着剤組成
物を得た。
実施例4,8,10,13,16 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)100
重量部ニS Ox 20ppm、ハイド04 / ン1
1000ppを添加し、スミリット5X−4G(前記と
同じ)。
スミリットPX−QHH(前記と同じ)、スミリットE
X−13(前記と同じ)、スミリットPXUH(前記と
同じ)又は高分子量PVC(前記と同じ)を表1に記載
した量添加し、デイスパーにより分散させてさらにチク
ソトロピック剤としてアエロジル200(前記と同じ)
を表1に記載した量添加しデイスパーにより分散させ、
白色均一な接着剤組成物を得た。
実施例11,14.17 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)100
重量部にSo、 20ppmハイドロキノン11000
ppを添加し、増粘剤としてダイアナールBR−85(
前記と同じ)を表1に記載した量溶解した後、スミリッ
トEX−13(前記と同じ)、スミリットP XUH(
前記と同じ)又は高分子量PVC(前記と同じ)を表1
に記載した量添加し、デイスパーにより分散させ、白色
均一な接着剤組成物を得た。
比較例1 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)にS 
0220pprm、ハイドロキノン1000ρρ■を添
加し、そのまま用いた。
比較例2 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)ニ5o
220ppI11.ハイドロキ/ ン11000ppを
添加し。
この100重量部にダイアナールBR−85(前記と同
じ)10重量部溶解した。
比較例3 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)に50
 、20ppm、ハイドO* / ン11000ppを
添加し、この100重量部に、スミリット5X−4G(
前記と同じ)20重量部をデイスパーで分散した。
比較例4 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)にS 
O,20ppm、ハイドロキノン1ooopp11を添
加し。
この100重量部にスミリットPX−QHH(前記と同
じ) 20重量部をデイスパーで分散した。
比較例5 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)にS 
0220ppm、ハイドO* / ン11000ppを
添加し、この100重量部にポリフッ化ビニデン粉末6
0重量部をデイスパーで分散した。
比較例6 エチル−α−シアノアクリレート(前記と同じ)にS0
□20pp■、ハイドロキノン11000ppを添加し
、この100重量部にシクロヘキサン30重量部溶解し
た。
(2)試験方法 ■粘度:JIS K683gに準じ測定した。
■セットタイム:JIS K6861−8に準じ測定し
た。
被着材は鋼−鋼で試験した。
■引張剪断強度:被着材は鋼−鋼の場合はJIS K6
861−に準じ、ポリメチルメタクリレート系人工大理
石同志の場合はJIS K6849に準じて測定した。
■白色度:黒色ゴム板上に巾2ms+X長さ1G口塗布
した時の外観をみて、0、○、Δ、X、の判定をした。
O:白色、o:白色〜乳白色、Δ:乳白色、×:無色■
耐水性:接着した鋼板を40℃温水に5日間浸せき後、
引張剪断強度を測定し、強度保持率を示した。
■保存安定性二60℃95%R,H7日間保存後の粘度
白色度を前記の方法でみた。
(3)結果 表1の結果から、本発明の接着剤組成物が接着強度を低
下させることなく、いんぺい力の強い白色の接着剤であ
ることがわかった。増粘剤またはチクソトロピック剤を
添加しない場合は直後の使用では十分な白色を示したが
、長期保存の時1層分離を起こした。ポリフッ化ビニリ
デン粉末の場合は十分な白色を得るためにはその接着強
度を著しく犠牲にしなければならない、又エチル−α−
シアノアクリレートに溶け、その重合物には溶けないシ
クロヘキサンの添加は半透明の乳白色しか得られず白色
度において不十分であった。
実施例18.19 比較例7−9 厚さSwX巾5aIX長さ10cmにわたり白色人工大
理石をつき合すせ接着する時、接着剤層を50〜200
μとした場合、完全硬化後その接着境界部が目視により
容易に判別できるか否かを試験した。はみ出した接着剤
硬化物はサンディングによりとり除いた。
結果 O:接着境界部が判別できなかった Δ:よくみると接着境界部が判別できた。
X:容易に接着境界部が判別できた。
以上より本発明の白色接着剤組成物はいんぺい性が十分
強く、白色人工大理石の接着をした時。
その接着境界部が判別できないほどきれいに仕上がるこ
とが判る。
特許出願人 田岡化学工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α−シアノアクリレートに、該α−シアノアクリ
    レート100重量部に対し、重合度200−20000
    のポリ塩化ビニル粉末を5−40重量部及び増粘剤を添
    加し、粘度を1000〜100000CPとしたことを
    特徴とする白色α−シアノアクリレート接着剤組成物。
  2. (2)α−シアノアクリレートに、該α−シアノアクリ
    レート100重量部に対し、重合度200−20000
    のポリ塩化ビニル粉末を5−40重量部及びチクソトロ
    ピック剤を添加し、粘度を1000−100000CP
    としたことを特徴とする白色α−シアノアクリレート接
    着剤組成物。
  3. (3)α−シアノアクリレートに、該α−シアノアクリ
    レート100重量部に対し、重合度200−20000
    のポリ塩化ビニル粉末を5−40重量部及び増粘剤及び
    チクソトロピック剤を添加し、粘度を1000〜100
    000CPとしたことを特徴とする白色α−シアノアク
    リレート接着剤組成物。
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