JPH0264140A - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0264140A
JPH0264140A JP63215095A JP21509588A JPH0264140A JP H0264140 A JPH0264140 A JP H0264140A JP 63215095 A JP63215095 A JP 63215095A JP 21509588 A JP21509588 A JP 21509588A JP H0264140 A JPH0264140 A JP H0264140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
styrene
poly
rubber
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63215095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2765863B2 (ja
Inventor
Koji Sumitomo
住友 孝司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP63215095A priority Critical patent/JP2765863B2/ja
Priority to US07/389,258 priority patent/US5109068A/en
Priority to TW082104606A priority patent/TW269702B/zh
Priority to TW080107828A priority patent/TW209876B/zh
Priority to DE68919591T priority patent/DE68919591T2/de
Priority to EP94101853A priority patent/EP0611802B1/en
Priority to AT94101853T priority patent/ATE159747T1/de
Priority to EP89115354A priority patent/EP0356857B1/en
Priority to DE68928419T priority patent/DE68928419T2/de
Priority to ES94101853T priority patent/ES2113003T3/es
Priority to AT89115354T priority patent/ATE114696T1/de
Priority to FI894030A priority patent/FI894030A/fi
Priority to AU40896/89A priority patent/AU623170B2/en
Priority to KR1019890012716A priority patent/KR960006158B1/ko
Publication of JPH0264140A publication Critical patent/JPH0264140A/ja
Priority to KR1019960003815A priority patent/KR960006160B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP2765863B2 publication Critical patent/JP2765863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、自動車外装、エンジンルーム部品。
各種機械部品などの産業用資材の成形に好適なスチレン
系樹脂組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来か
ら、ポリフェニレンエーテル樹脂(ポリフェニレンオキ
シド(PPO))とスチレン系樹脂からなる組成物は、
力学的物性、耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチ
ックとして広く用いられている。このような組成物は、
例えば特開昭46−5085号及び同47−39457
号公報。
米国特許第3,383,435号明細書に記載されてい
る。
しかし、これらの組成物は、耐溶剤性、特に芳香族炭化
水素系溶剤に対する耐性が小さく、その用途が制限され
るという重大な欠点がある。これは、組成物の一成分で
あるスチレン系樹脂が、アタクチック構造を有するスチ
レン系樹脂であり、このものが持つ本質的な欠点である
と考えられる。
本発明者のグループは、特願昭63−4921号、同第
63−4923号及び同第63−492.4号明細書に
おいて、主としてシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体と他の熱可塑性樹脂及び/又はゴムからな
る樹脂組成物を提案し、熱可塑性樹脂の一例として分子
量が10.000以下の低分子量ポリフェニレンエーテ
ル樹脂をあげた。しかしながら、この組成物をさらに検
討したところポリフェニレンエーテル樹脂が低分子量で
あるために、力学的物性が必ずしも充分でな(、また耐
溶剤性が充分でない等の問題点があることが判明した。
そこで、本発明者は、力学的物性及び耐溶剤性が大幅に
向上した成形′品を製造できるスチレン系樹脂組成物を
開発すべく、鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、分子量の指標である30℃のクロロホルム中
での固有粘度が0.28a/g以上であるポリフェニレ
ンエーテル樹脂を用いたもの、あるいはこれにさらにゴ
ム状弾性体を配合したものが、上記課題を解決したもの
であることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて
完成したものである。
すなわち本発明は、(A)主としてシンジオタクチック
構造を有するスチレン系樹脂10〜95重量%及び (B)30℃のクロロホルム中での固有粘度が0.28
dl/g以上であるポリフェニレンエーテル樹脂90〜
5重量% からなるスチレン系樹脂組成物を提供すると共に、(A
)主としてシンジオタクチック構造を有するスチレン系
樹脂10〜95重量%。
(B)30℃のクロロホルム中での固有粘度が0.28
d/g以上であるポリフェニレンエーテル樹脂90〜5
重量%及び (C)ゴム状弾性体を前記(A)及び(B)成分の合計
100重量部に対して2〜80重量部の割合で配合して
なるスチレン系樹脂組成物を提供するものである。
本発明のスチレン系樹脂組成物は、上記の(A)及び(
B)成分あるいは(A)、(B)及び(C)成分を主成
分とするものである。ここで(A)成分は、主としてシ
ンジオタクチック構造を有するスチレン系樹脂であるが
、この主としてシンジオタクチック構造とは、立体化学
構造が主としてシンジオタクチック構造、即ち炭素−炭
素結合から形成される主鎖に対して側鎖であるフェニル
基や置換フェニル基が交互に反対方向に位置する立体構
造を有するものであり、そのタフティシティ−は同位体
炭素による核磁気共鳴法(13CNMR法)により定量
される。”C−NMR法により測定されるタフティシテ
ィ−は、連続する複数個の構成単位の存在割合、例えば
2個の場合はダイアツド、3個の場合はトリアット、5
個の場合はペンタッドによって示すことができるが、本
発明に言う主としてシンジオタクチック構造を有するス
チレン系重合体とは、通常はダイアツドで75%以上、
好ましくは85%以上、若しくはペンタッド(ラセミペ
ンタッド)で30%以上、好ましくは50%以上のシン
ジオタクテイシテイ−を有するポリスチレン、ポリ(ア
ルキルスチレン)、ポリ(ハロゲン化スチレン)、ポリ
(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル安息香酸エステ
ル)およびこれらの混合物、あるいはこれらを主成分と
する共重合体を指称する。なお、ここでポリ(アルキル
スチレン)としては、ポリ(メチルスチレン)。
ポリ(エチルスチレン)、ポリ(イソプロピルスチレン
)、ポリ(ターシャリ−ブチルスチレン)などがあり、
ポリ(ハロゲン化スチレン)としては、ポリ(クロロス
チレン)、ポリ(ブロモスチレン)、ポリ(フルオロス
チレン)などがある。
また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポリ (
メトキシスチレン)、ポリ(エトキシスチレン)などが
ある。これらのうち特に好ましいスチレン系重合体とし
ては、ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポ
リ(m−メチルスチレン)。
ポリ(p−ターシャリ−ブチルスチレン)、ポリ(p−
クロロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ
 (p−フルオロスチレン)、更にはスチレンとp−メ
チルスチレンとの共重合体をあげることができる(特開
昭62−187708号公報)。
また、本発明に用いるスチレン系樹脂は、分子量につい
て特に制限はないが、重量平均分子量が10.000以
上のものが好ましく、とりわけ50.000〜t、o 
o o、o o oのものが最適である。ここで重量平
均分子量が10,000未満であると、耐溶剤性が不足
する傾向がある。さらに、分子量分布についてもその広
狭は制約がなく、様々なものを充当することが可能であ
る。この主としてシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体は融点が160〜310℃であって、従来
のアククチツク構造のスチレン系重合体に比べて耐熱性
が格段に優れている。
このような主としてシンジオタクチック構造を有するス
チレン系樹脂は、例えば不活性炭化水素溶媒中または溶
媒の不存在下に、チタン化合物及び水とトリアルキルア
ルミニウムの縮合生成物を触媒として、スチレン系単量
体(上記スチレン系重合体に対応する単量体)を重合す
ることにより製造することができる。
一方、本発明に用いる(B)成分は、下記の一般式で表
わされるものである。
〔ただし、R1及びRtは、同−又は異なる炭素数1〜
6個のアルキル基、炭素数6〜8個のアリール基、ハロ
ゲン原子又は水素原子を示し、nは50〜500、好ま
しくはioo〜450の整数を示す。〕 このようなポリフェニレンエーテル樹脂の具体例として
は、ポリ(2,6−シメチルー1.4フエニレン)エー
テル;ポリ(2,6−シエチルー1.4−フェニレン)
エーテル;ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フ
エニレン)エーテル;ポリ(2−メチル−6−イツプロ
ビルー1゜4−フェニレン)エーテル;ポリ(2−メチ
ル1.4−フェニレン)エーテル;ポリ(2,6−ジク
ロロ−1,4−フェニレン)エーテル;ポリ(2−エチ
ル−6−ブロム−1,4−フェニレン)エーテル;ポリ
(2−フェニル−1,4−フェニレン)エーテル等があ
げられる。これらのうち、ポリ(2,6−シメチルー1
,4−フェニレン)エーテルが特に好適である。本発明
に用いられるポリフェニレンエーテル樹脂は、30℃の
クロロホルム中での固有粘度が0.28dl/g以上で
あることを必要とし、好ましくは0.3〜0.66dl
/gである。ここで固有粘度がo、28dl/g未満で
あると、力学的物性が不足し、耐溶剤性が不充分となる
本発明の樹脂組成物は、上記(A)成分及び(B)成分
を主成分とするものであり、両者の配合割合は、(A)
成分10%〜95重量%、好ましくは20〜90重量%
、さらに好ましくは30〜90重量%と(B)成分90
〜5重量%、好ましくは80〜10重量%、さらに好ま
しくは70〜10重量%である。(A)成分が10重量
%を未満であると、耐溶剤性が不足し、95重量%を超
えると、伸び(剛性)が不足する。また、(B)成分が
90重量%を超えると、耐溶剤性が不足し、5重量%未
満であると、伸びが不足する。
本発明の組成物は、基本的には上記(A)成分及び(B
)成分よりなるものであるが、さらに場合により(C)
成分としてゴム状弾性体を、(A)成分及び(B)成分
の合計量100重量部に対して2〜80重量部、好まし
くは6・〜50重量部の割合で配合してもよい。このゴ
ム状弾性体を配合することにより力学的物性、特に耐衝
撃性などが一層改善される。この配合割合が2重量部未
満であると、耐衝撃強度、伸びの改善が不足し、80重
量部を超えると、剛性、耐熱性の改善が不足する。
ここで(C)成分として使用しうるゴム状弾性体として
は、様々なものがあげられるが、最も好適なものはスチ
レン系化合物をその一成分として含むゴム状共重合体で
ある。例えば、スチレン−ブタジェン共重合体ゴム(S
BR)、スチレンブタジェンブロック共重合体のブタジ
ェン部分を一部あるいは完全に水素化したゴム(SEB
S)スチレン−イソプレンブロック共重合体ゴム、スチ
レン−イソプレンブロック共重合体のイソプレン部分を
一部あるいは完全に水素化したゴム、あるいは特願昭6
3−121700号明細書に記載したように、アルキル
アクリレート、アルキルメタクリレート及び共役ジエン
型二重結合を有する多官能性単量体からなる群から選ば
れた一種又は二種以上の単量体を重合させて得られる重
合体の存在下にビニル系単量体を重合させて得られる粒
状弾性体、例えば、アクリロニトリル−スチレングラフ
ト化ブタジェンゴム(ABS)、アクリロニトリル−ス
チレングラフト化ブタジェン−ブチルアクリレート共重
合体ゴム(AABS)、メチルメタクリレート−スチレ
ングラフト化ブチルアクリレートゴム(MAS)、スチ
レングラフト化ブタジェンゴム(SB)、メチルメタク
リレートスチレングラフト化ブタジェンゴム(MBS)
メチルメタクリレート−スチレングラフト化ブタジェン
−ブチルアクリレート共重合体ゴム(MABS)があげ
られる。これらは、いずれもスチレン単位を有するため
、主としてシンジオタクチック構造を有するスチレン系
樹脂に対する分散性が良好であり、その結果、物性の改
善効果が著しい。
さらに、ゴム状弾性体の例としては、上記の他、天然ゴ
ム、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリイソブチレ
ン、ネオプレン、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、
ポリスルフィドゴム、チオコールゴム、アクリルゴム、
ウレタンゴム、シリコーンゴム、エピクロルヒドリンゴ
ムなどが挙げられる。
本発明の組成物は、上記の(A)、(B)成分、及び必
要に応じてさらに(C)成分からなるものであるが、本
発明の目的を阻害しない限り、各種の無機質充填剤、添
加剤あるいはその他の合成樹脂を必要に応じて配合する
ことができる。ここで無機質充填剤としては、例えばガ
ラス繊維、ガラスピーズ、ガラスフレーク、炭素繊維、
カーボンブラック、硝酸カルシウム、炭酸カルシウム、
ケイ酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、シリカ。
アスベスト、タルク、クレー、マイカ、石英粉。
金属粉等が挙げられる。また、前記添加剤としては、例
えば亜すン酸エステル系、リン酸エステル系の酸化防止
剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系の紫外線
吸収剤、脂肪族カルボン酸エステル系、パラフィン系の
外部滑剤、常用の難燃化剤、核剤、離型剤、帯電防止剤
2着色剤等が挙げられる。その他の合成樹脂としでは、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、AS樹
脂。
ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート等の各樹脂を挙
げることができる。
本発明の樹脂組成物は上記の(A)、 (B)成分及び
場合により(C)成分、さらに必要により各種の所望成
分を配合し、適宜温度、例えば270〜320℃で混練
することにより得ることができる。この際の配合、混練
は通常の方法によればよい。具体的にはニーグー、ミキ
シングロール、押出機、バンバリーミキサ−、ヘンシェ
ルミキサーや混練ロールによる溶融混練法あるいは溶液
ブレンド法等によればよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳しく説
明する。
参考例1(シンジオタクチック構造を有するポリスチレ
ンの製造) 反応容器に、溶媒としてトルエン21と触媒成分として
テトラエトキシチタン5ミリモル及びメチルアルミノキ
サンをアルミニウム原子として500ミリモル加え、5
5℃においてこれにスチレン15j2を加え、4時間重
合反応を行なった。
反応終了後、生成物を塩酸−メタノール混合液で洗浄し
、触媒成分を分解除去した。次いで乾燥し、スチレン系
重合体(ポリスチレン)2.5kgを得た。次に、この
重合体をメチルエチルケトンを溶媒としてソックスレー
抽出し、抽出残分97重量%を得た。このものの重量平
均分子量は400.000、数平均分子量は180,0
00であり、融点は269℃であった。また、この重合
体は、”C−NMRによる分析(溶媒:1.2−ジクロ
ロベンゼン)から、シンジオタクチック構造に基因する
1 45.35ppmに吸収が認められ、そのピーク面
積から算出したラセミペンタッドでのシンジオタクテイ
シテイ−は98%であった。
参考例2 GEMポリマー■よりポリ(2,6−シメチルー1,4
−フェニレン)エーテルの粉末を入手した。このものの
、30℃のクロロホルム中での固有粘度は、0.49d
l./gであった。
実施例工 上記参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレ
ン50重量%と上記参考例2で述べたポリ(2,6−シ
メチルー1.4−フェニレン)エーテル50重量%から
なる樹脂混合物100重量部に、酸化防止剤として(2
,6−ジーter t−ブチル−4−メチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト(商品名PEP−
36:アテカ・アーガス社製)0.7重量部及び2.6
−ジーter を−ブチル−4−メチルフェノール(商
品名スミライザーBHT:住人化学■製)0.1重量部
を加え、−軸混練押出機によって混練し、錠剤化した。
得られたペレットから射出成形により、JISK−71
10に準拠するアイゾツト試験片、JISK−7113
に準拠する引張試験片及びJISK−7203に準拠す
る曲げ試験片の3種類の試験片を作成した。
得られた曲げ試験片をレギュラーガソリン(商品名:出
光界アポロ、出光興産■製))に浸漬し、室温で24時
間放置した後、外観と重量変化率〔(浸漬後の重量−浸
漬前の重iり/浸漬前の重量〕を調べた。結果を第1表
に示す。なお、同じ浸漬試験をアセトン、四塩化炭素、
酢酸エチル及びn−ペンタンについても行い、結果を第
1表に示す。
さらに、曲げ試験片を用いて曲げ強度を、引張試験片に
ついて伸びを測定し、結果を第2表に示す。
実施例2 上記参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレ
ンを75重量%、上記参考例2で述べたポリ(2,6−
シメチルー1.4−フェニレン)エーテルを25重量%
とじた以外は、実施例1と同様にして、試験片を作成し
、浸漬試験の結果を第1表に示し、曲げ強度及び伸びの
測定結果を第2表に示す。
実施例3 ゴム状弾性体として三菱レーヨン社製スチレングラフト
化ブタジェンゴム(粒径0.7μm)(商品名:メタプ
レンI P−2)を樹脂混合物100重量部に対して1
2.5部加えた以外は、実施例1と同様にして、試験片
を作成し、浸漬試験の結果を第1表に示す。さらに、引
張試験9曲げ試験。
ノツチ付きアイゾツト衝撃試験を行い、結果を第3表に
示す。
実施例4 ゴム状弾性体として三菱レーヨン社製スチレングラフト
化ブタジェンゴム(粒径0.7μm)(商品名:メタブ
レンIP−2)を樹脂混合物100重量部に対して18
.75重量部加えた以外は、実施例2と同様にして、試
験片を作成し、浸漬試験の結果を第1表に示す。さらに
、引張試験1曲げ試験、ノツチ付きアイゾツト衝撃試験
を行い、結果を第3表に示す。
実施例5 上記参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレ
ン90重量%と上記参考例2で述べたポリ(2,6−シ
メチルー1,4−フェニレン)エーテル10重量%から
なる樹脂混合物100重量部に、ゴム状弾性体としてロ
ーム&ハース社製MASゴム(商品名:KM−330)
を60重量部加えた以外は、実施例1と同様にして、試
験片を作成し、浸漬試験の結果を第1表に示す。
実施例6 上記参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレ
ン30重量%と上記参考例2で述べたポリ(2,6−シ
メチルー1.4−フェニレン)エーテル70重量%から
なる樹脂混合物100重量部に、ゴム状弾性体としてシ
ェル化学■製SBSゴム(商品名:TR−1184)を
35重量部加えた以外は、実施例1と同様にして、試験
片を作成し、浸漬試験の結果を第1表に示す。
比較例1 スチレン系樹脂として、アタクチック構造を有するスチ
レン樹脂(商品名:出光ポリスチレンUS−305,出
光石油化学■製)をシンジオタクチックポリスチレンの
代わりに用いた以外は、実施例1と同様にして試験片を
作成し、浸漬試験の結果を第1表に示す。
比較例2 スチレン系樹脂として、ポリスチレンUS305をシン
ジオタクチックポリスチレンの代わりに用いた以外は、
実施例2と同様にして試験片を作成し、浸漬試験の結果
を第1表に示す。
比較例3 スチレン系樹脂として、ポリスチレンUS−305をシ
ンジオタクチックポリスチレンの代わりに用いた以外は
、実施例3と同様にして試験片を作成し、浸漬試験の結
果を第1表に示す。
比較例4 スチレン系樹脂として、ポリスチレンUS305をシン
ジオタクチックポリスチレンの代わりに用いた以外は、
実施例4と同様にして試験片を作成し、浸漬試験の結果
を第1表に示す。
比較例5 スチレン系樹脂として、ポリスチレンUS−305をシ
ンジオタクチックポリスチレンの代わりに用いた以外は
、実施例5と同様にして試験片を作成し、浸漬試験の結
果を第1表に示す。
比較例6 スチレン系樹脂として、ポリスチレンUS305をシン
ジオタクチックポリスチレンの代わりに用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、浸漬試験の結果
を第1表に示す。
比較例7 上記参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレ
ンを2重量%、上記参考例2で述べたポリ(2,6−シ
メチルー1,4−フェニレン)エーテルを98重量%と
した以外は、実施例1と同様にして、試験片を作成し、
浸漬試験の結果を第1表に示す。
比較例8 上記参考例2で述べたポリ(2,6−シメチルー1.4
−フェニレン)エーテルを用いス、参考例1で得られた
シンジオタクチックポリスチレン100重量部に対して
実施例1と同じ処方の酸化防止剤のみを加えた以外は、
実施例1と同様にして、試験片を作成し、曲げ強度及び
伸びの測定結果を第2表に示す。
比較例9 ポリフェニレンエーテル樹脂として重量平均分子ff1
7200.固有粘度0.24a/g、サイエンティフィ
ックポリマープロダクツ社製、カタログNo、V−10
0のポリフェニレンエーテル樹脂を用いた以外は、実施
例2と同様にして、試験片を作成し、曲げ強度及び伸び
の測定結果を第2表に示す。
比較例10 参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレン1
00重量部に対して、三菱レーヨン社製スチレングラフ
ト化ブタジェンゴム(商品名:メタブレンI P−2)
を25重量部加え、ポリフェニレンエーテル樹脂を加え
なかった以外は、実施例1と同様にして、試験片を作成
し、引張試験。
曲げ試験、ノツチ付きアイゾツト衝撃試験を行い、結果
を第3表に示す。
比較例11 上記参考例1で得られたシンジオタクチックポリスチレ
ン50重量%と上記参考例2で述べたポリ(2,6−シ
メチルー1.4−フェニレン)エーテル50重量%から
なる樹脂混合物100重量部に対してシェル化学■製S
BSゴム(商品名:TR−1184)を100重量部加
えた以外は、実施例1と同様にして操作したが、射出成
形の際にやわらかすぎて、離型できなかった。
(以下余白) 〔発明の効果〕 以上の如く、本発明によるスチレン系樹脂とポリフェニ
レンエーテル樹脂とからなるスチレン系樹脂組成物は、
耐溶剤性において著しく優れている。さらに、ゴム状弾
性体を配合した本発明のスチレン系樹脂組成物は、力学
的物性、耐熱性、耐溶剤性などにおいてバランスのとれ
たものである。
したがって、本発明のスチレン系樹脂組成物は力学的物
性、耐熱性、耐溶剤性などにおいて優れたエンジニアリ
ングプラスチックとして、自動車外装、エンジンルーム
部品などの自動車部品をはじめ、各種機械部品など様々
な用途に有効な利用が期待される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)主としてシンジオタクチック構造を有する
    スチレン系樹脂10〜95重量%及び(B)30℃のク
    ロロホルム中での固有粘度が0.28dl/g以上であ
    るポリフェニレンエーテル樹脂90〜5重量% からなるスチレン系樹脂組成物。
  2. (2)(A)主としてシンジオタクチック構造を有する
    スチレン系樹脂10〜95重量%、 (B)30℃のクロロホルム中での固有粘度が0.28
    dl/g以上であるポリフェニレンエーテル樹脂90〜
    5重量%及び (C)ゴム状弾性体を前記(A)及び(B)成分の合計
    100重量部に対して2〜80重量部の割合で配合して
    なるスチレン系樹脂組成物。
JP63215095A 1988-08-31 1988-08-31 スチレン系樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2765863B2 (ja)

Priority Applications (15)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63215095A JP2765863B2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 スチレン系樹脂組成物
US07/389,258 US5109068A (en) 1988-08-31 1989-08-02 Styrene-based polymer composition, stretched molding thereof and process for producing the same
TW080107828A TW209876B (ja) 1988-08-31 1989-08-14
TW082104606A TW269702B (ja) 1988-08-31 1989-08-14
ES94101853T ES2113003T3 (es) 1988-08-31 1989-08-19 Composiciones polimericas a base de estireno.
AT94101853T ATE159747T1 (de) 1988-08-31 1989-08-19 Polymermischungen auf styrolbasis
EP89115354A EP0356857B1 (en) 1988-08-31 1989-08-19 Stretched moldings of styrene-based polymer compositions and process for producing the same
DE68928419T DE68928419T2 (de) 1988-08-31 1989-08-19 Polymermischungen auf Styrolbasis
DE68919591T DE68919591T2 (de) 1988-08-31 1989-08-19 Gestreckte Formteile aus Polymermischungen auf Styrolbasis und Verfahren zu ihrer Herstellung.
AT89115354T ATE114696T1 (de) 1988-08-31 1989-08-19 Gestreckte formteile aus polymermischungen auf styrolbasis und verfahren zu ihrer herstellung.
EP94101853A EP0611802B1 (en) 1988-08-31 1989-08-19 Styrene-based polymer compositions
FI894030A FI894030A (fi) 1988-08-31 1989-08-28 Styrenbaserad polymerkomposition, varmstraeckt produkt och foerfarande foer framstaellning daerav.
AU40896/89A AU623170B2 (en) 1988-08-31 1989-08-30 Styrene-based polymer composition, stretched molding thereof and process for producing the same
KR1019890012716A KR960006158B1 (ko) 1988-08-31 1989-08-31 스티렌계 중합체 조성물, 신장성형체 및 그 제조방법
KR1019960003815A KR960006160B1 (ko) 1988-08-31 1996-02-16 스티렌계 중합체 조성물, 신장성형체 및 그 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63215095A JP2765863B2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 スチレン系樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0264140A true JPH0264140A (ja) 1990-03-05
JP2765863B2 JP2765863B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=16666671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63215095A Expired - Fee Related JP2765863B2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 スチレン系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2765863B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020571A1 (en) * 1993-03-03 1994-09-15 Idemitsu Kosan Co., Ltd. High-impact polystyrene resin compositions
US6780938B2 (en) 2000-08-14 2004-08-24 Samsung Atofina Co. Ltd. Reactor alloy of syndiotactic polystyrene having high impact resistance
JP2015196251A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 住友ベークライト株式会社 離型フィルム
JP2016030419A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 住友ベークライト株式会社 離型フィルム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011549A (ja) * 1983-07-01 1985-01-21 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JPS60108432A (ja) * 1983-10-15 1985-06-13 ヘミツシエ・ヴエルケ・ヒユールス・アクチエンゲゼルシヤフト 熱可塑性成形材料の製造法
JPS62187708A (ja) * 1985-11-11 1987-08-17 Idemitsu Kosan Co Ltd スチレン系重合体の製造法
JPH01197547A (ja) * 1988-02-01 1989-08-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 耐熱性樹脂組成物
JPH01245052A (ja) * 1988-03-26 1989-09-29 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011549A (ja) * 1983-07-01 1985-01-21 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JPS60108432A (ja) * 1983-10-15 1985-06-13 ヘミツシエ・ヴエルケ・ヒユールス・アクチエンゲゼルシヤフト 熱可塑性成形材料の製造法
JPS62187708A (ja) * 1985-11-11 1987-08-17 Idemitsu Kosan Co Ltd スチレン系重合体の製造法
JPH01197547A (ja) * 1988-02-01 1989-08-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 耐熱性樹脂組成物
JPH01245052A (ja) * 1988-03-26 1989-09-29 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020571A1 (en) * 1993-03-03 1994-09-15 Idemitsu Kosan Co., Ltd. High-impact polystyrene resin compositions
US5543462A (en) * 1993-03-03 1996-08-06 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Impact resistant polystyrene composition
US6780938B2 (en) 2000-08-14 2004-08-24 Samsung Atofina Co. Ltd. Reactor alloy of syndiotactic polystyrene having high impact resistance
JP2015196251A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 住友ベークライト株式会社 離型フィルム
JP2016030419A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 住友ベークライト株式会社 離型フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2765863B2 (ja) 1998-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5418275A (en) Polystyrene composition
US5436397A (en) Polystyrene composition
KR960006158B1 (ko) 스티렌계 중합체 조성물, 신장성형체 및 그 제조방법
KR100424085B1 (ko) 난연성폴리스티렌계수지조성물및폴리스티렌계수지성형체
US6469098B1 (en) Styrene resin composition and method of manufacturing the same, and method of manufacturing styrene resin molded products
JP2004071397A (ja) ワイヤ・ケーブル被覆材用樹脂組成物
EP1373405B1 (en) Flame retardant syndiotactic polystyrene resin composition
JPS62257948A (ja) ポリスチレン系樹脂組成物
JP2768483B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0264140A (ja) スチレン系樹脂組成物
JP2681643B2 (ja) ポリスチレン系樹脂組成物
JP2824067B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JPH07103284B2 (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JPH01182344A (ja) スチレン系重合体樹脂組成物
JP3080752B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP4294328B2 (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JPH11302480A (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH0762176A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JPH02265961A (ja) 低臭性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JPH03157436A (ja) 耐フロン性に優れた樹脂組成物
JPH03126743A (ja) スチレン系樹脂組成物
JP3109636B2 (ja) 帯電防止ポリマー組成物
WO2002098960A1 (en) Chemical-resistant polystyrene resin composition and molded article
JPH02265959A (ja) 低臭化されたポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JPS6162551A (ja) 耐溶剤性に優れたポリフエニレンエ−テル樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees