JPH026369B2 - - Google Patents

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JPH026369B2
JPH026369B2 JP57091951A JP9195182A JPH026369B2 JP H026369 B2 JPH026369 B2 JP H026369B2 JP 57091951 A JP57091951 A JP 57091951A JP 9195182 A JP9195182 A JP 9195182A JP H026369 B2 JPH026369 B2 JP H026369B2
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JP
Japan
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clutch
gear
side wall
transmission case
shaft
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JP57091951A
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Inventor
Mutsumi Kawamoto
Masakatsu Miura
Kunio Morisawa
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用自動変速機の軸支持装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、第1図に示すように、プラネタリギヤセ
ツト124が軸121に連結され、前記プラネタ
リギヤセツト124の一要素がクラツチC3に連
結され、該クラツチはブレーキB4に連結され、
更に前記クラツチC3の内周部はサポート部54
0に支持されたものが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前記軸121のたわみまたは振れ回り
等により、前記プラネタリギヤセツト124が偏
心し前記プラネタリギヤセツト124に連結する
クラツチC3がすりこぎ運動をする。これにより
前記サポート部540に不均等にラジアル荷重が
かかりメタルベアリング7,8の耐久性が損なわ
れ、シール用Oリング溝28,29に挿入される
シールリングの耐久性を損ない、油洩れが生じて
油溝27を介して供給されるサーボ圧が十分に供
給されなくなり、前記クラツチC3の係合不良を
きたし、従つてクラツチデイスクのひきずりが生
じて前記クラツチC3の耐久性が損なわれる。
一方、前記クラツチC3に連結する前記ブレー
キB4が係合した場合、ブレーキデイスクと外側
ケースのスプライン部とのクリアランスにより、
前記ブレーキデイスクが偏心した状態で固定され
るので、前記クラツチC3に偏心が生じると前記
クラツチシリンダ531に不均等にラジアル荷重
がかかり、これによりメタルベアリング7,8の
耐久性が損なわれ、シールリングが摩耗して上記
と同様に、前記クラツチC4の耐久性を損なう。
そこで、前記メタルベアリング7,8の配設され
るサポート部540の面精度を向上することによ
り、前記メタルベアリング7,8の耐久性を向上
する必要が生じる。しかし前記サポート部540
をトランスミツシヨンケース500と一体に成型
する方法が考えられるが、前記サポート部540
を前記トランスミツシヨンケース500と一体成
型するとサポート部の外側面の研磨が困難でしか
も高価となり、前記クラツチC3と前記サポート
部540の同心性が確保しにくい。
そこで、前記サポート部540をトランスミツ
シヨンケース500と別体に構成して、前記サポ
ート部540とクラツチシリンダ531との摺動
面を研磨して面精度を出し、前記クラツチC3と
の同心性を長期的に確保することにより、前記メ
タルベアリング7,8の耐久性及び前記シールリ
ングの摩耗を防止し、しいては前記クラツチC3
の耐久性の向上を図ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第2図に示すように、一端にギヤ12
2を配設する軸121と、サンギヤ、リングギヤ
及びキヤリヤよりなりこれらのうちの一要素が前
記軸121に連結されるプラネタリギヤセツト1
24と、前記軸121に連結され前記プラネタリ
ギヤセツト124の他の二つの要素選択的に連結
せしめクラツチシリンダ531と該クラツチシリ
ンダ531内に形成される油圧サーボc3とを有
するクラツチC3と、前記ギヤ122の内側に配
設され前記軸121を貫通せしめるべく中心穴1
を形成した側壁530と前記ギヤ122の外側に
配設され前記側壁に固着され前記ギヤ122を覆
うギヤカバー600を有するトランスミツシヨン
ケース500と、該トランスミツシヨンケース5
00に前記クラツチシリンダ531と選択的に連
結せしめるべく前記クラツチシリンダ531を前
記トランスミツシヨンケース500との間に配設
されたブレーキB4と、前記ギヤ122と前記側
壁530との間でボルト4により前記トランスミ
ツシヨンケース500の側壁530に固着せしめ
られるフランジ3をその一端に有し前記側壁53
0の中心穴1を貫通して延在せしめられ前記ギヤ
122の内側で第1のベアリング9を介して前記
軸121を径方向内側で支障せしめ前記クラツチ
シリンダ531を回転可能に前記延在部に外嵌せ
しめる筒状のサポート2と、該筒状のサポート2
と前記クラツチC3のインナシリンダとの間に配
設される第2のベアリング8と、前記筒状のサポ
ート2と前記クラツチC3のインナシリンダとの
間で前記第2のベアリング8近傍に配設せしめら
れた前記クラツチC3のサーボ油路を形成するた
めのシールリングと、前記油圧サーボに連結され
前記シールリングの間で前記筒状サポート内に形
成された油溝27とからなることを特徴とする。
更にこれに加えて、一端にギヤ122を配設す
る軸121と、サンギヤ、リングギヤ及びキヤリ
ヤよりなりこれらのうちの一要素が前記軸121
に連結されるプラネタリギヤセツト124と、前
記軸121に連結され前記プラネタリギヤセツト
124の他の二つの要素を選択的に連結せしめク
ラツチシリンダ531と該クラツチシリンダ53
1内に形成される油圧サーボcc3とを有するクラ
ツチC3と、前記ギヤ122の内側に配設され前
記軸121を貫通せしめるべく中心穴1を形成し
た側壁530と前記ギヤ122の外側に配設され
前記側壁に固着され前記ギヤ122を覆うギヤカ
バー600を有するトランスミツシヨンケース5
00と、該トランスミツシヨンケース500に前
記クラツチシリンダ531と選択的に連結せしめ
るべく前記クラツチシリンダ531を前記トラン
スミツシヨンケース500との間に配設されたブ
レーキB4と、前記ギヤ122と前記側壁530
との間でボルト4により前記トランスミツシヨン
ケース500の側壁530に固着せしめられるフ
ランジ3をその一端に有し前記側壁530の中心
穴1を貫通して延在せしめられ前記ギヤ122の
内側で第1のベアリング9を介して前記軸121
を径方向内側で支障せしめ前記クラツチシリンダ
531を回転可能に前記延在部に外嵌せしめる筒
状のサポート2と、該筒状のサポート2と前記ク
ラツチC3のインナシリンダとの間に配設される
第2のベアリング8と、前記筒状のサポート2と
前記クラツチC3のインナシリンダとの間で前記
第2のベアリング8近傍に配設せしめられた前記
クラツチC3のサーボ油路を形成するためのシー
ルリングと、前記油圧サーボに連結され前記シー
ルリングの間で前記筒状サポート内に形成された
油溝27とからなり、前記クラツチシリンダ53
1を回転可能に外嵌せしめられた前記筒状のサポ
ート2の延在部の外周面に研磨を施したことを特
徴とする。
〔作用及び効果〕
本発明において、筒状のサポート2とトランス
ミツシヨンケース500が別体の構成であるか
ら、筒状のサポート2のクラツチシリンダ531
を支持する外側面の同心度の精度を向上すること
が容易である。
換言すれば、前記筒状のサポート2と前記トラ
ンスミツシヨンケース500が一体構成の場合に
は、クラツチシリンダ531を相対回転可能に同
心的に内側支持せしめる筒状のサポート2の外側
面の同心性を確保するために、研磨機をトランス
ミツシヨンケース500の中に挿入せしめて加工
する必要が生じ、クラツチシリンダ531との同
心性を出すのが加工上困難であり、コストも高く
なる。また筒状のサポート2の中に形成される油
溝27の加工も困難である。しかし筒状のサポー
ト2とトランスミツシヨンケース500とを別体
に構成することにより、筒状のサポート2のみを
ワークとして加工することができるので、クラツ
チシリンダ531のシール面との同心性及び心円
度を確保しつつ研磨すること、及び筒状のサポー
ト2の中に油溝27を形成することは比較的容易
にしかもコストを安価に加工できる。また筒状の
サポート2とトランスミツシヨンケース500と
を別体に構成することにより、筒状のサポート2
の外側面の精度が容易に向上できるので、ベアリ
ング7,8の耐久性が向上し、従つて前記シール
リングの耐久性が維持されることにより、油圧サ
ーボ用の油溝27のシル性が確保され、確実なサ
ーボ圧の供給が可能となり、クラツチC3の耐久
性が損なわれるのを防止せしめることができる。
更に本発明においてはクラツチシリンダ531
と筒状のサポート2の間に配設される部材はベア
リングであり、かつ該ベアリングの近傍にはシー
ルリングが配設された構成であるので、前記ベア
リングはクラツチシリンダ531のラジアル荷重
を支持するとともに、シールリングとベアリング
の2重シール構造によつて油溝27の油洩れを確
実に防止することが可能となる。更にシールリン
グとベアリングとの配設位置が近接していること
により、シールリングとベアリングとの間に外気
が入りにくくなり、シール性が大となるので、油
洩れを確実に防止するとともに確実なサーボ圧の
供給が可能となり、クラツチの耐久性が損なわれ
るのを防止することができる。
また本発明においてクラツチシリンダ531を
回転可能に外嵌せしめられた筒状のサポート2の
延在部の外周面に研磨を施しているので、筒状の
サポート2の外側面の精度をよくすることがで
き、ベアリング7,8の耐久性が向上し、従つて
シールリングの耐久性が維持されることにより、
油圧サーボ用の油溝27のシール性が確保され、
確実なサーボ圧の供給が可能となり、クラツチC
3の耐久性が損なわれるのを防止せしめることが
できる。
なお、上記記載において、説明の便宜上各要素
に符号を付しているが、これらは本発明の構成を
限定するものではない。
〔実施例〕
次に本発明を図に示す一実施例に基づき説明す
る。
第2図はフロントエンジン、フロントドライブ
式の自動変速機を示す。
この自動変速機は流体継手100とその側方に
配されたデイフアレンシヤルギヤ300との間
に、流体継手に直列された第1の遊星歯車変速機
構110と、該第1の遊星歯車変速機構110と
逆向きに並列された第2の遊星歯車変速機構12
0とからなる遊星歯車変速機構200を配してな
る。流体継手100はエンジン出力軸101に連
結されたフロントカバー102に連結されたポン
プインペラ103と、出力軸104に連結された
タービンランナ105と一方向クラツチ106を
介して自動変速機ケースに連結されたステータ1
07と、直結クラツチ108とからなるトルクコ
ンバータである。
第1の遊星歯車変速機構110は前記流体継手
の出力軸104と同一の入力軸104と該入力軸
104に直列された出力軸111との間に、第1
のプラネタリギヤセツト113、第2のプラネタ
リギヤセツト114、これらプラネタリギヤセツ
トの構成要素を係合または解放または固定して前
進3段、後進1段のアンダドライブを行なわしめ
る多板クラツチC1,C2、多板ブレーキB1,
B2,B5、一方向クラツチF1,F2及び前記
クラツチ及びブレーキを作動させる油圧サーボc
1,c2,b1(図示せず)、b2,b3よりな
り、前記出力軸の端(流体継手と反対側)には出
力ギヤ112が取り付けられている。
第2の遊星歯車変速機構120は、前記第1の
遊星歯車変速機構の出力軸と平行して配された入
力軸121と、該入力軸121の流体継手側端に
回転自在に外嵌されるとともに、前記入力軸12
1に支持された出力軸123との間に第3のプラ
ネタリギヤセツト124、該第3のプラネタリギ
ヤセツト124の構成要素を係合、解放または固
定して前進2段のアンダドライブを行なわせる多
板クラツチC3、多板ブレーキB4及び一方向ク
ラツチF3、これらクラツチC3、ブレーキB4
を作動させる油圧サーボc3及びb4からなり、
入力軸121端には前記第1の遊星歯車変速機構
の出力ギヤ112と噛合する入力ギヤ122が取
り付けられ、出力軸123には出力ギヤ125が
形成されている。
デイフアレンシヤルギヤ300は前記第2の遊
星歯車変速機構120の出力ギヤ125に噛合す
る駆動大歯車301、ギヤボツクス302、差動
ギヤ303及び車軸に連結される出力軸304,
305からなる。
この伝動装置は、エンジンとの締結面400A
が開口して流体継手であるトルクコンバータ10
0が収納されたトルクコンバータルーム411を
形成するトルクコンバータハウジング410と、
エンジンと反対側面が開口したデイフアレンシヤ
ルギヤ300が収納されたデイフアレンシヤルル
ーム421を形成するデイフアレンシヤルハウジ
ング420からなるトルクコンバータケース40
0と、前記第1の遊星歯車変速機構110が収納
される第1ルーム510、該第1ルーム510と
隔壁501を介して区隔され、第2の遊星歯車変
速機構120が収納される第2ルーム520及び
前記デイフアレンシヤルハウジング420の開口
部を蓋するデイフアレンシヤルルーム側壁部50
2とからなるトランスミツシヨンケース500、
及びトランスミツシヨンケース500のトルクコ
ンバータ(またはエンジン)と反対側壁に締結さ
れたギヤカバー600とからなる自動変速機ケー
ス内に装着されている。
トランスミツシヨンケース500の第2ルーム
520の入力ギヤ122側は、中央に取付け穴
(中心穴)1が形成されて側壁530が設けられ
ており、該取付け穴(中心穴)1には端にフラン
ジ3が周設された筒状のサポート2が流体継手方
向に嵌め込まれて該フランジ3がボルト4で前記
側壁530に締結され取り付けられている。また
前記ボルト4は前記入力ギヤ122により発生す
るスラスト力の働く方向と同一方向に締結されて
いる。
前記サポート2は、内部に入力軸121が貫通
され、内周に軸方向溝21が形成されるとともに
パイプ6が嵌め込まれ、外周28にはフランジ3
側に前記側壁530、第2ルームの内周壁521
とともに油圧サーボb4の環状シリンダ壁25が
形成され、その流体継手側にはメタルベアリング
7の嵌着面26とされ、更にその流体継手側には
油溝27が形成されるとともに該溝27と前記溝
21との連絡を行なう半径方向穴22が形成され
かつ該溝27の両側にはシール用Oリング溝2
8,29が周設され、更にその流体継手側先端に
はメタルベアリング8の嵌着面30が設けられて
いる。また前記溝27はクラツチシリンダ531
に設けられた溝532を介してC3クラツチの油
圧サーボc3に連通されている。
更にフランジ3の内周は大径に形成されて入力
ギヤ122及び入力軸121を回転自在に支持す
るベアリング9の嵌着面31となつている。
以上の如く本発明の車両用自動変速機は、筒状
のサポート2とトランスミツシヨンケース500
が別体の構成であるから、筒状のサポート2のク
ラツチシリンダ531を支持する外側面の同心度
の精度を向上することが容易である。
換言すれば、前記筒状のサポート2と前記トラ
ンスミツシヨンケース500が一体構成の場合に
は、クラツチシリンダ531を相対回転可能に同
心的に内側支持せしめる筒状のサポート2の外側
面の同心性を確保するために、研磨機をトランス
ミツシヨンケース500の中に挿入せしめて加工
する必要が生じ、クラツチシリンダ531との同
心性を出すのが加工上困難であり、コストも高く
なる。また筒状のサポート2の中に形成される油
溝27の加工も困難である。しかし筒状のサポー
ト2とトランスミツシヨンケース500とを別体
に構成することにより、筒状のサポート2のみを
ワークとして加工することができるので、クラツ
チシリンダ531のシール面との同心性及び心円
度を確保しつつ研磨すること、及び筒状のサポー
ト2の中に油溝27を形成することは比較的容易
にしかもコストを安価に加工できる。また筒状の
サポート2とトランスミツシヨンケース500と
を別体に構成することにより、筒状のサポート2
の外側面の精度が容易に向上できるので、メタル
ベアリング7,8の耐久性が向上し、従つて前記
シールリグの耐久性が維持されることにより、油
圧サーボ用の油溝27のシール性が確保され、確
実なサーボ圧の供給が可能となり、クラツチC3
の耐久性が損なわれるのを防止せしめることがで
きる。
またフランジ3はギヤ122と側壁530との
間にボルト4でトランスミツシヨンケース500
に締結されているので、前記ギヤより発生するス
ラスト力は、スラストベアリングを介して筒状の
サポート2に伝達され、更に筒状のサポート2の
フランジ3を介して側壁530で受けられること
となる。よつてスラスト力の働く方向と筒状のサ
ポート2がボルト4によつて側壁530に嵌着さ
れる方向が一致するため、筒状のサポート2と側
壁530との間の嵌着力がスラスト力によつて弱
められることなく、従つてボルトの緩みが原因と
なる分割力が発生せず、むしろ嵌着力がスラスト
力によつて強められることとなる。従つて筒状の
サポート2と側壁530との離脱によるガタつき
等が防止できることにより、クラツチシリンダ5
31と筒状のサポート2との同心性を十分に確保
せしめることが可能である。この同心性の確保に
伴ない、メタルベアリングの耐久性が向上し、従
つて前記シールリングの耐久性が維持されること
により油圧サーボ用の油溝27のシール性が確保
され、確実な油圧サーボの供給が可能となり、ク
ラツチC3の耐久性が損なわれるのを防止せしめ
ることができる。
更に本発明においてはクラツチシリンダ531
と筒状のサポート2の間に配設される部材はメタ
ルベアリングであり、かつ該メタルベアリングの
近傍にはシールリングが配設された構成であるの
で、前記メタルベアリングはクラツチシリンダ5
31のラジアル荷重を支持するとともに、シール
リングとメタルベアリングの2重シール構造によ
つて油溝27の油洩れを確実に防止することが可
能となる。更にシールリングとメタルベアリング
との配設位置が近接していることにより、シール
リングとメタルベアリングとの間に外気が入りに
くくなり、シール性が大となるので、油洩れを確
実に防止するとともに確実なサーボ圧の供給が可
能となり、クラツチの耐久性が損なわれるのを防
止することができる。
また本発明においてクラツチシリンダ531を
回転可能に外嵌せしめられた筒状のサポート2の
延在部の外周面に研磨を施しているので、筒状の
サポート2の外側面の精度をよくすることがで
き、ベアリング7,8の耐久性が向上し、従つて
シールリングの耐久性が維持されることにより、
油圧サーボ用の油溝27のシール性が確保され、
確実なサーボ圧の供給が可能となり、クラツチC
3の耐久性が損なわれるのを防止せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用自動変速機の断面図、第
2図は本発明の車両用自動変速機の断面図であ
る。 図中 1…取付け穴(中心穴)、2…筒状のサ
ポート、3…フランジ、4…ボルト、7…メタル
ベアリング、8…メタルベアリング、9…ベアリ
ング、27…油溝、121…軸、122…ギヤ、
124…プラネタリギヤセツト、500…トラン
スミツシヨンケース、530…側壁、531…ク
ラツチシリンダ、600…ギヤカバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端にギヤを配設する軸と、 サンギヤ、リングギヤ及びキヤリヤよりなりこ
    れらのうちの一要素が前記軸に連結されるプラネ
    タリギヤセツトと、 前記軸に連結され前記プラネタリギヤセツトの
    他の二つの要素を選択的に連結せしめクラツチシ
    リンダと該クラツチシリンダ内に形成される油圧
    サーボとを有するクラツチと、 前記ギヤの内側に配設され前記軸を貫通せしめ
    るべく中心穴を形成した側壁と前記ギヤの外側に
    配設され前記側壁に固着され前記軸を覆うギヤカ
    バーを有するトランスミツシヨンケースと、 該トランスミツシヨンケースに前記クラツチシ
    リンダを選択的に連結せしめるべく前記クラツチ
    シリンダと前記トランスミツシヨンケースとの間
    に配設されたブレーキと、 前記ギヤと前記側壁との間でボルトにより前記
    トランスミツシヨンケースの側壁に固着せしめら
    れるフランジをその一端に有し前記側壁の中心穴
    を貫通して延在せしめられ前記ギヤの内側で第1
    のベアリングを介して前記軸を径方向内側で支障
    せしめ前記クラツチシリンダを回転可能に前記延
    在部に外嵌せしめる筒状のサポートと、 該筒状のサポートと前記クラツチのインナシリ
    ンダとの間に配設される第2のベアリングと、 前記筒状のサポートと前記クラツチのインナシ
    リンダとの間で前記第2のベアリング近傍に配設
    せしめられた前記クラツチのサーボ油路を形成す
    るためのシールリングと、 前記油圧サーボに連結され前記シールリングの
    間で前記筒状のサポート内に形成された油溝とか
    らなることを特徴とする車両用自動変速機の軸支
    持構造。 2 一端にギヤを配設する軸と、 サンギヤ、リングギヤ及びキヤリヤよりなりこ
    れらのうちの一要素が前記軸に連結されるプラネ
    タリギヤセツトと、 前記軸に連結され前記プラネタリギヤセツトの
    他の二つの要素を選択的に連結せしめクラツチシ
    リンダと該クラツチシリンダ内に形成される油圧
    サーボとを有するクラツチと、 前記ギヤの内側に配設され前記軸を貫通せしめ
    るべく中心穴を形成した側壁と前記ギヤの外側に
    配設され前記側壁に固着され前記軸を覆うギヤカ
    バーを有するトランスミツシヨンケースと、 該トランスミツシヨンケースに前記クラツチシ
    リンダを選択的に連結せしめるべく前記クラツチ
    シリンダと前記トランスミツシヨンケースとの間
    に配設されたブレーキと、 前記ギヤと前記側壁との間でボルトにより前記
    トランスミツシヨンケースの側壁に固着せしめら
    れるフランジをその一端に有し前記側壁の中心穴
    を貫通して延在せしめられ前記ギヤの内側で第1
    のベアリングを介して前記軸を径方向内側で支障
    せしめ前記クラツチシリンダを回転可能に前記延
    在部に外嵌せしめる筒状のサポートと、 該筒状のサポートと前記クラツチのインナシリ
    ンダとの間に配設される第2のベアリングと、 前記筒状のサポートと前記クラツチのインナシ
    リンダとの間で前記第2のベアリング近傍に配設
    せしめられた前記クラツチのサーボ油路を形成す
    るためのシールリングと、 前記油圧サーボに連結され前記シールリングの
    間で前記筒状のサポート内に形成された油溝とか
    らなり、 前記クラツチシリンダを回転可能に外嵌せしめ
    られた前記筒状のサポートの延在部の外周面に研
    磨を施したことを特徴とする車両用自動変速機。
JP57091951A 1982-05-29 1982-05-29 車両用自動変速機の軸支持装置 Granted JPS5913151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57091951A JPS5913151A (ja) 1982-05-29 1982-05-29 車両用自動変速機の軸支持装置

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