JPH0263032B2 - - Google Patents

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JPH0263032B2
JPH0263032B2 JP10505083A JP10505083A JPH0263032B2 JP H0263032 B2 JPH0263032 B2 JP H0263032B2 JP 10505083 A JP10505083 A JP 10505083A JP 10505083 A JP10505083 A JP 10505083A JP H0263032 B2 JPH0263032 B2 JP H0263032B2
Authority
JP
Japan
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skin
mold
seat body
ultrasonic
fused
Prior art date
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Expired
Application number
JP10505083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59230589A (ja
Inventor
Muneharu Urai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP10505083A priority Critical patent/JPS59230589A/ja
Publication of JPS59230589A publication Critical patent/JPS59230589A/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波融着法により融着する座席体の
製法および座席体に関するものである。
まず、第1図ないし第4図を参照して従来例に
ついて説明する。
第1図は座席体の断面を示し、表皮1、クツシ
ヨン材を構成する有皮ウレタン発泡体モールド2
およびそれらの間の高周波融着部2a(図示では
例として5ケ所)を示す。この有皮ウレタン発泡
体モールド2は、発泡作業時に使用した離型材な
どの影響により表面に生成付着した薄皮があるの
が特徴である。
第2図に示すように、高周波電流によつて表皮
1を有皮ウレタン発泡体モールド2に融着するた
めに、高周波融着下型(巾t)13と高周波融着
上型14(実施時には上下反対に行われる)の間
に、表皮1と有皮ウレタン発泡体モールド2を重
ねて置いて或る程度圧縮し、高周波電流を印加し
て発熱融着を行なうと、表皮1と有皮ウレタン発
泡体モールド2(以下単にモールドと略す)の融
着部2aは巾tの部分が発熱軟化し、融着下型1
3の加圧が解除されると巾t以外のモールド2の
部分のウレタンの弾性により第1図に示す元の形
に復元する際、巾tの両側が切断面2bにおいて
切断されることが多い。このような状態では表皮
1がモールド2との融着部2aで充分融着されず
不良品となる。図示は省略したが、巾tが狭い場
合は、巾tの両側の切断面2bは実質的に1つの
切断面となる。いずれにしても座席体の主要機能
部分であるクツシヨン体がこのように分断される
ことも極めて好ましくないことである。
第3図は上記切断現象を避けるために、融着部
2aでモールド2の内部に巾約tで予じめ融着材
を含浸させた上で、高周波などにより、モールド
2の軟化温度より低い加熱で融着材のみを融解し
て表皮1、モールド2、裏基布3を融着させる従
来例を示す。このようにすれば切断現象は生じな
いものの、モールド2が融着部2aで圧縮されて
薄くなつて融着されるので、モールド2全体が硬
くなり、しかも第1図に示した高さHは第3図で
は高さhと低くなり、外観上もボリユーム感も悪
くなり、コストも高くなる欠点がある。
第4図は第3図の裏基布3がない場合で、融着
部2aで表皮1にモールド2は融着される。しか
し裏基布3がないので、表皮1の上面に凹凸は成
形されず、表皮1の両面から見た凹凸観は全くな
いか、あるいは少ないのでデザイン上好ましくな
い。
また、この有皮のモールド2は表皮1を融着ま
たは接着すると、座席体使用時に加わる力により
モールド2の薄皮がはがれることがあり、従つて
表皮1もそれと共にはがれてしまう欠点がある。
本発明は、上記従来例の欠点を解消せんとして
なされたもので、完全な融着が行われ、コストも
安く、しかも外観上も優れた座席体の製法、およ
びこのようにして得られた座席体を提供すること
を目的とするものである。
以下、本発明の好適な実施例を示す第5図ない
し第10図を参照して本発明を詳述する。
第5図に示した座席体は本発明により形成した
座席体であつて、この図は第1図に示した従来例
に対応する図である。本発明のこの実施例におい
ては、第2図の高周波融着下型13の巾tの当接
部分に対応する形状の超音波工具ホーン(図示し
ない)を表皮1の上から、座席体の厚いクツシヨ
ンを構成する有皮ウレタン発泡体モールド2に押
し当て、この超音波工具から超音波振動を及ぼさ
せて表皮1とモールド2の境界面附近に発熱溶着
を生ぜしめる。この発熱溶着はモールド2の薄皮
のみならずその直下の部分にも及ぶが、溶着領域
は工具ホーンで押されている部分すなわち融着部
2aに限られる。
第5図を第1図と比べると明かなように、本発
明ではモールド2(クツシヨン体)に切断面2b
が発生しない。これは大きなメリツトである。又
融着部2aは深く窪んで融着させることができる
ので、表皮1の融着部は外から見えなくなり、良
好なボリユーム感が得られる。また、融着部2a
を深く窪んで形成することは、モールド2の表皮
1に接する部分をこの表皮によつて強く圧縮する
こととなり、このためモールド2を適度に部分的
に堅くすることができるので、着座時のフイーリ
ングを変化させることができる。以上の特徴は後
述の別の実施例においても同様である。また、裏
基布3はモールド2に予じめ接着するとか、モー
ルド2の一体発泡時に一体化しても良い。
第6図は、裏基布3がないモールド2に表皮1
を超音波で融着せしめた実施例で、第3図のA−
A線断面以下を削除した形状のものである。
第4図を第6図と比較すると、第6図に示す本
発明の実施例では表皮1側に凹凸の形状が形成さ
れるので、デザイン上優れている。
第7図に示す実施例は、モールド2にデザイン
上などの理由で、深いモールド溝部2dを形成す
る場合に、溝部2dの深さを予じめモールド成形
しておく代りに超音波で振動、発熱させて形成す
る例を示す。この場合、超音波加工の条件を選定
して溝部2dを深く融解して表皮1を融着させる
のである。この場合の溝部2dの形状は工具ホー
ンの形状による。
第8図に示す実施例は、モールド2と表皮1と
の間に、基材となる円形プレート5を置き、その
周囲の表皮1を融着部2aでモールド2に超音波
融着し、ボタン形状部を成形した座席体である。
融着部2aは円形プレート5の端部円形に沿つて
モールド2に融着されるが、この場合、超音波融
着型の方にガイドとなるリング状の押型部が設け
られる。第8図中、点線で示す表皮1は、図にお
いて、モールド2に円錐形孔部2eがなく、モー
ルド2の平らな形状の場合を示している。
第9図は、モールド2の表皮1と反対側に、モ
ールド2を座席体のフレームまたはスプリング体
などに引き付けてクツシヨン体を固定する引き布
6を設けた例である。この引き布6はモールド2
に超音波により融着される。
第10図はみごろ部表皮1aにがく部表皮1b
を重ねてモールド2の上に重ね、みごろ部表皮1
aとがく部表皮1bのか重なる部分の上に玉ぶち
7を置き、超音波で融着部2aで、みごろ部表皮
1a、がく部表皮1b、玉ぶち7の重なる部分で
互いに同時融着して上面の玉ぶちを共に成形した
座席体である。この座席体はみごろ部表皮1aと
がく部表皮1bとの色、柄などを選定するとデザ
イン上優れたものとなる。ちなみに第10図で右
方の座面中央部は通常、かがみ部と呼称されてい
る。
モールド2のバンク部2cが高い場合は、がく
部表皮1bをバンク部2cの形状に含致させて別
に裁断しておくが、バンク部2cが低い形状の場
合は、みごろ部表皮1aとがく部表皮1bとは1
枚の表皮でもよい。
材質はウレタンに限るものではなく、この超音
波融着法によつて融着されるものであれば、その
他の発泡体クツシヨン材でもよい。
本発明によれば、上記モールド2に生成付着し
た薄皮は超音波振動により破れて、表皮1をモー
ルド2に直接融着させることが出来るのである。
本発明による超音波融着は、加圧力、時間など
の融着条件を適宜変えることにより、表皮1の融
着分の深さを全体にあるいは部分的に変えること
ができる。
本発明によると、従来の高周波加工によつて融
着困難な表皮の材質、形状のもの、あるいは高周
波電流により発生するスパーク損失が生ずる表皮
材などでも問題なく使用することができる。
また、超音波によると、他の融着法により製作
した座席体に比較してコストが安く、品質も安定
しており、デザイン上の形態も良好な座席体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図より第4図は従来例を示し、第1図は座
席体の断面図、第2図は高周波融着法を説明する
断面図、第3図および第4図はともに座席体の従
来例を示す断面図、第5図より第10図は本発明
に関し、第5図、第6図はともに本発明超音波融
着法の実施により得た座席体の断面図、第7図は
座席体の溝部を形成する実施例の一部断面図、第
8図はボタン形状部を形成する例の一部断面図、
第9図は裏面に固定用の引き布を融着した例の一
部断面図、第10図は玉ぶちを融着した例の断面
図である。 1……表皮、1a……みごろ部表皮、1b……
がく部表皮、2……有皮ウレタン発泡体モールド
(クツシヨン材)、2a……表皮とモールドとの融
着部、2c……バンク部、2d……溝部、2e…
…円錐形孔部、3……裏基布、5……円形プレー
ト、6……引き布、7……玉ぶち。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予じめ型成形され表面に薄皮の形成されてい
    る座席体クツシヨン材である有皮発泡体モールド
    の上に表皮を重ね、この上から超音波工具ホーン
    を当てて超音波振動を与え、双方の必要融着部を
    超音波により部分的に融解して融着することを特
    徴とする、超音波融着による座席体の製法。 2 請求項1に記載の製法において、前記超音波
    工具ホーンで前記モールドを深く融解して溝部を
    形成させることを特徴とする座席体の製法。 3 請求項1に記載の製法において、前記モール
    ドと前記表皮との間に円形プレートを置き、その
    周囲を超音波融着してボタン形状部を形成するこ
    とを特徴とする座席体の製法。 4 請求項1に記載の製法において、みごろ部と
    がく部との間に表皮と共に玉ぶちを融着形成する
    ことを特徴とする座席体の製法。 5 予じめ型成形され表層に薄皮の形成されてい
    る座席体クツシヨン材である有皮発泡体モールド
    と表皮とが両者の必要部において超音波により前
    記モールドの薄皮を破つて部分的に融着されてい
    ることを特徴とする超音波融着による座席体。
JP10505083A 1983-06-14 1983-06-14 超音波融着による座席体の製法および座席体 Granted JPS59230589A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10505083A JPS59230589A (ja) 1983-06-14 1983-06-14 超音波融着による座席体の製法および座席体

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Publication Number Publication Date
JPS59230589A JPS59230589A (ja) 1984-12-25
JPH0263032B2 true JPH0263032B2 (ja) 1990-12-27

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