JPH0262644B2 - - Google Patents

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JPH0262644B2
JPH0262644B2 JP10634385A JP10634385A JPH0262644B2 JP H0262644 B2 JPH0262644 B2 JP H0262644B2 JP 10634385 A JP10634385 A JP 10634385A JP 10634385 A JP10634385 A JP 10634385A JP H0262644 B2 JPH0262644 B2 JP H0262644B2
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JP
Japan
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bridge
pavement
joint
cracks
reinforcing member
Prior art date
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JP10634385A
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English (en)
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JPS61266704A (ja
Inventor
Motonosuke Arai
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は道路橋の継目部に構築する道路のジヨ
イントに関する。
(従来技術) 道路のジヨイントに関し、道路継目部の遊間を
覆う継目部舗装を橋面舗装に連ねて施す盲目地型
式のものは一般に知られている。例えば、日本道
路協会発行の道路橋伸縮装置便覧第5頁には、対
向する床版の遊間に防水目地を詰め、その上に舗
装を施してカツター目地を設けたものが記載され
ている。
従来の盲目地型式のジヨイントの場合、施工当
初は車両が通過しても騒音、振動等を生ずること
がなく車両走行に対しては理想的な状態にある。
しかし、床版の伸縮、撓みによる床版端部の上下
動などにより、舗装の不規則なひび割れが局部的
に大きく入り易く、このひび割れによつて舗装が
2分された状態となり、ひび割れ部において舗装
が車両通過時の衝撃を受けて欠けあるいはくずれ
ていき、巾と広い溝(隙間)が舗装厚さ一杯に形
成されることがある。
(発明の目的) 本発明は、かかる点に鑑み、舗装に局部的に大
きなひび割れが生ずることを防止し、舗装の耐久
性向上、良好な車両走行性の維持を図ることを目
的とする。
(発明の構成) 本発明にかかる道路のジヨイントにおいては、
道路継目部の遊間を覆う継目部舗装に、複数の補
強部材を上下に間隔をおいて埋設していて、一つ
上の補強部材とその下の補強部材とは各々の橋長
方向の端縁位置がこの橋長方向においてずれてい
る。この場合、各補強部材はひび割れが舗装厚さ
方向に連続して生ずるのを阻止する。つまり、ひ
び割れは各補強部材の橋長方向の端縁位置で生ず
るようになるが、上下の補強部材の端縁位置がず
れているから、ひび割れも上側のひび割れと下側
のひび割れとが橋長方向においてずれた位置にそ
れぞれ浅く生ずることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
実施例 1 本例のジヨイントは第1図および第2図に示さ
れている。このジヨイントにおいて、1は橋体
(床版)2,2の遊間であり、この遊間1の上部
に一対の継手部材3,3が設けられている。この
継手部材3,3は間隙を存して対向する縦基板
4,4と、この縦基板4,4の下端において遊間
1側へ突出した突出部5,5とを備える。縦基板
4からは背部覆にアンカー6が突出し、このアン
カー6は橋体2の端部の切欠部7に打設したコン
クリート部8に埋設されている。突出部5の端面
は第2図に示す如く波形となつている。
上記継手部材3,3の間には突出部5,5で支
持したゴム、発泡材等によるバツクアツプ材9が
設けられ、このバツクアツプ材9の上に舗装材を
充填した舗装材充填部10が設けられている。そ
して、上記橋体2,2の切欠部7,7間の上方に
は橋面舗装11,11および舗装材充填部10に
連なる(一体となつている)継目部舗装12が施
されていて、この継目部舗装12に平面的な広が
りをもつ複数の補強部材13,14が上下に間隔
をおいて埋設されている。
本例の場合、補強部材13,14は金網にて形
成されていて、下側の補強部材13は継手部材
3,3による舗装材充填部10を跨いで一方の橋
体2に支持された舗装部から他方の橋体2に支持
された舗装部にわたつて設けられている。上側の
補強部材14,14は橋長方向に間隔をおいて埋
設されていて、それぞれ下側の補強部材13に対
し一部をオーバラツプさせて橋長方向において互
いに反対側へ張り出し、これにより、上下の補強
部材13,14の橋長方向の端縁位置がずらせて
ある。
上記ジヨイントにおいて、橋体2の縮み等によ
り舗装材充填部10およびその上方の継目部舗装
12に引張り応力が集中し易いが、この舗装材充
填部10およびその上方のA位置にひび割れが入
つた場合、そのひび割れは下側の補強部材13が
ひび割れ両側の舗装材を結合しているため上方へ
は発達できず下側補強部材13の下で止まる。そ
して、上記応力集中が大きい場合、下側補強部材
13の左右両側のうちいずれか一方、例えばB位
置でのひび割れが考えられるが、このB位置で生
ずるひび割れもその上側の補強部材14の下で止
まり、その次はこの上側補強部材14の左右両側
のうちのいずれか一方、例えばC位置でひび割れ
を生ずることが考えられる。
以上はひび割れ発生態様の一例であるが、実際
には他の位置に、あるいは同じ高さの位置でも複
数の箇所に分散されてひび割れが生ずることもあ
り得る。しかし、いずれにせよ、ひび割れは遊間
1の上方付近では補強部材13あるいは14にて
舗装厚さ方向(上下方向)に連続して生ずること
を阻止され、各高さ位置のひび割れが例えば先の
例の如く橋長方向へずれた状態で生ずることにな
る。つまり、継目部舗装12でのひび割れは舗装
厚さ一杯にわたつて連続し得ないから、局部的に
大きなひび割れが生ずることが防止される。
補強部材としては、金属板その他の板材を用い
ても上記のひび割れの発達を阻止することができ
るが、本例とような金網あるいはエキスパンシヨ
ンメタルその他の格子状部材を用いると、補強部
材埋設位置での舗装強度がより高くなり、ひび割
れを確実に他の位置へそらせることができ、ま
た、補強部材の近傍でのひび割れを生じてもその
ひび割れた舗装材の一部が継目部舗装12から外
れて飛び出すという事故を防ぐことができる。
また、上記実施例における舗装材充填部10
は、継目部舗装12を橋体側に係止して舗装のず
れ動きないし剥離を防止する作用を呈する。
実施例 2 本例のジヨイントは第3図に示されている。本
例の場合、橋体2,2の切欠部7,7の間に層厚
な継目部舗装15を施し、また、遊間1は一方の
橋体2に固定した橋架板16で覆つている。そう
して、継目部舗装15には、橋架板16の他方の
橋体2に対する可動端の上方位置で下補強部材1
7がその一部を橋架板16にオーバラツプさせて
設けられ、さらに、下補強部材17の上に中補強
部材18が、また、中補強部材18の上に上補強
部材19がそれぞれ実施例1と同様に互いの橋長
方向の端縁位置をずらせて埋設されている。
上記ジヨイントにおいては、橋体2の伸縮に伴
い、一方の橋体2に固定した橋架板16が他方の
橋体2の切欠部7の上を相対移動する。継目部舗
装15に関し、橋架板16の上に位置する舗装は
橋架板16を介してそれが固定されている一方の
橋体2に支持されており、継目部舗装15は、橋
架板16の可動端位置を境とする一方の橋体2に
支持された舗装部と他方の橋体2に支持された舗
装部とを連ねて構成されていることになる。そし
て、下補強部材17はこの両舗装部に跨がつて設
けられていることになる。そうして、本実施例の
場合も実施例1と同様に上中下の各補強部材17
〜19にてひび割れが上から下にかけて橋長方向
へずれた位置に生ずるようになり、局部的に大き
なひび割れが生ずることが防止される。
上記各実施例は、ひび割れが継目部舗装の下層
から上層へ向けて生ずる場合に有効であるが、橋
体の撓みによる橋体端部の上下動による影響を特
に考慮し、逆に上層から下層へひび割れを生じ易
い場合、第4図に示す如く、各補強部材20〜2
2の配置を上記実施例とは逆にする場合もある。
また、第5図に示す如く、上下にそれぞれ補強
部材23,24を1枚ずつとし、中間に2枚の補
強部材25を設けて上下いずれの方向へのひび割
れにも対応できるようにすることもできる。さら
に、第6図に示す如く、上下の補強部材26,2
7に対し中間の補強部材28を巾広の一枚物とし
て構成してもよい。もちろん、補強部材は上下に
4層以上設けたり、各層の補強部材の並設枚数を
3枚以上としてもよい。
また、上記各実施例の補強部材はいずれも平面
的な広がりをもつものであるが、第7図(縦断面
図)および第8図(第7図のA−A線断面図)に
示す如く、鉄筋による補強部材29,30を上下
に間隔をおいて配設してもよい。
なお、上記実施例は、橋体同志の道路継目部に
本発明を適用しているが、橋体と橋台との道路継
目部にも上部実施例と同様にして本発明を適用す
ることができる。
また、橋体としては、鋼桁にコンクリート床版
を設けた鋼橋の他、プレストレストコンクリート
(PC)桁橋、レインフオースドコンクリート
(RC)桁橋、鋼床版橋でもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、継目部舗装に発生するひび割
れを舗装厚さ方向において複数箇所に分け、かつ
それらのひび割れを橋長方向にずらせることがで
きるため、各ひび割れは浅く小さなものとなり、
局部的に大きなひび割れが生ずることを防止して
舗装の耐久性向上を図り、良好な車両走行性を長
期間にわたつて維持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は実施例
1のジヨイントを示す縦断面図、第2図は同例の
道路継目部の舗装前の状態を示す平面図、第3図
は実施例2のジヨイントを示す縦断面図、第4図
乃至第7図はそれぞれ補強部材の配設例を示す縦
断面図、第8図は第7図のA−A線断面図であ
る。 1……遊間、2……橋体、11……橋面舗装、
12,15……継目部舗装、13,14,17〜
19,20〜30……補強部材、A〜C……ひび
割れ発生位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 道路継目部の遊間を覆う継目部舗装を橋面舗
    装に連ねて施した道路において、上記継目部舗装
    に複数の補強部材が上下に間隔をおいて埋設され
    ていて、一つ上の補強部材とその下の補強部材と
    は、各々の橋長方向の端縁の位置がこの橋長方向
    においてずれていることを特徴とする道路のジヨ
    イント。
JP10634385A 1985-05-17 1985-05-17 道路のジヨイント Granted JPS61266704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10634385A JPS61266704A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 道路のジヨイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10634385A JPS61266704A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 道路のジヨイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61266704A JPS61266704A (ja) 1986-11-26
JPH0262644B2 true JPH0262644B2 (ja) 1990-12-26

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ID=14431176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10634385A Granted JPS61266704A (ja) 1985-05-17 1985-05-17 道路のジヨイント

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JP (1) JPS61266704A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6883416B2 (ja) * 2016-12-15 2021-06-09 株式会社佐藤渡辺 橋梁用埋設ジョイント及び埋設ジョイント構造

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Publication number Publication date
JPS61266704A (ja) 1986-11-26

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