JPH0632961Y2 - 道路ジョイント - Google Patents

道路ジョイント

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JPH0632961Y2
JPH0632961Y2 JP10681688U JP10681688U JPH0632961Y2 JP H0632961 Y2 JPH0632961 Y2 JP H0632961Y2 JP 10681688 U JP10681688 U JP 10681688U JP 10681688 U JP10681688 U JP 10681688U JP H0632961 Y2 JPH0632961 Y2 JP H0632961Y2
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Japan
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road
blocks
joint
elastic
play
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JP10681688U
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元之介 新井
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元之介 新井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は道路橋の継目部に構築する道路ジョイントに関
する。
(従来の技術) 上記の道路ジョイントとしては、道路橋の継目部の遊間
を覆う継目部舗装と道路橋の本体部を覆う橋面舗装とを
連続的に施工する、いわゆる盲目地型の道路ジョイント
があり、その一例として次のようなものが知られてい
る。すなわち、特開昭61−200206号公報に示さ
れるように、道路橋継目部の遊間を覆う蓋部材を架設
し、この蓋部材の上に充填層を設け、この充填層の上に
隙間を介在させて複数のブロックを敷設してブロック層
を形成し、このブロック層の上に橋面舗装と一体的に舗
装を施した道路ジョイントや、或いは、かみ合せ手段を
有するコンクリートブロックを道路橋継目部の遊間を覆
うように互いにかみ合せて敷設するインターロッキング
ブロック舗装型の道路ジョイント等が知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前者の道路ジョイントにおいては、ブロック
層の上に一体的に舗装を施しているため、道路橋本体部
の伸縮に伴ってブロック間の隙間の上方における舗装材
にクラックが発生しやすく、また、ブロック層の上の舗
装が現場施工となるため、舗装材がブロックから剥離し
てやはりクラックが発生しやすい。このように前者の道
路ジョイントにおいては、クラックが発生しやすいため
に、車両等の走行性が悪い。
後者の道路ジョイントにおいては、道路橋の伸縮を許容
するために隙間を介在させてコンクリートブロックを敷
設しなければならないし、また、通常、コンクリートブ
ロックは隣接する舗装材よりも痩せ難いため、時間の経
過に伴って両者間に段差が生じるので前者同様に走行性
が良くない。
上記に鑑みて本考案は、ブロックを敷設する道路ジョイ
ントであるにも拘らず、舗装材にはクラックが発生しな
いと共にブロック間に隙間がなく、これにより、走行性
の良い道路ジョイントを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本考案は、基板の上面に舗装
材を積層してなるブロックを弾性の目地材を介在させて
配設するものである。
すなわち、本考案の講じた解決手段は、 道路橋の継目部の遊間の両側に、路面よりも低くなった
底面と、前記遊間を間において互いに向い合い側面とよ
りなるL字状の段下げ部が形成されていて、 前記段下げ部の底面に敷設された弾性材と、 各々剛性を有する基板の上面に弾性を有する舗装材が積
層されてなり、前記遊間を跨ぎその両側部が前記弾性材
の上に載置されて上面が路面と略面一に設けられ且つ橋
長方向に移動自在に設けられている、遊間長手方向に間
隔をおいて配列された複数の中央ブロックと、 各々剛性を有する基板の上面に弾性を有する舗装材が積
層されてなり、前記中央ブロックの両側において前記弾
性材の上に載置されて上面が路面と略面一に設けられ且
つ橋長方向に移動自在に設けられている、遊間長手方向
に間隔をおいて配列された複数の側部ブロックと、 前記中央ブロックと側部ブロックとの間及び該側部ブロ
ックと前記段下げ部の側面との間の各々に介設され上面
が路面と略面一に設けられた弾性の横目地材と、 前記遊間長手方向に相隣る中央ブロックの間及び前記遊
間長手方向に相隣る側部ブロックの間に介設され上面が
路面と略面一に設けられた弾性の縦目地材とを備えてい
ることを特徴とする道路ジョイントである。
(作用) 上記の構成において、中央ブロックと側部ブロックとの
間に及び該側部ブロックと段下げ部の側面との間の各々
に弾性の横目地材が介設されており、当該ブック同士の
間及び側部ブロックと段下げ部の側面との間には走行車
両にショックを与える隙間というものはない。また、各
ブロックが別個に舗装材を備えていて、橋長方向に移動
自在であるから、舗装材にはクラックが発生することは
ない。また、各ブロックの舗装材は車両走行時のショッ
クを吸収する。
そうして、上述の如く、中央及び側部の各ブロックが橋
長方向に移動自在である、ということは、中央ブロック
とその両側の側部ブロックとの間の2か所、及び側部ブ
ロックと段下げ部の側面との間の2か所の計4か所にお
いて、床版の伸縮が吸収される、ということである。
そして、上記中央ブロック同士及び側部ブロック同士が
それぞれ縦目地材を介して遊間長手方向に配列されてい
る、ということは、自動車が道路継目部を通過する際
に、各ブロックが輪荷重によって弾性材をクッションと
して単独で上下動する、ということである。
すなわち、中央ブロックや側部ブロックが遊間長手方向
に連続したものである場合、各ブロックが輪荷重によっ
て例えば遊間長手方向の中央部が下がり、両端部が浮き
上がる、というように撓むことになる。これに対して、
本考案の場合には、中央ブロック及び側部ブロックの各
々が遊間長手方向に連続していないから、上記撓みは発
生せず、各ブロックの破損防止の点で有利になるととも
に、上記浮き上がりによって車両走行性を阻害する問題
もない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る道路ジョイントによ
ると、中央ブロック及び側部ブロックの各々が別個に舗
装材を備えていて、橋長方向に移動自在であるととも
に、中央ブロックと側部ブロックとの間及び該側部ブロ
ックと段下げ部の側面との間の各々に上面を路面と略面
一にした弾性の横目地材が介設され、且つ中央ブロック
同士の間及び側部ブロック同士の間に上面を路面と略面
一にした弾性の縦目地材が介設されているから、床版の
伸縮吸収性が高くなるとともに、舗装材へのクロックの
発生はなく、しかも、自動車が道路継目部を通過する際
に各ブロックが輪荷重によって撓むことはなく、各ブロ
ックに耐久性が得られるとともに、車両走行性が極めて
良くなる、という効果が得られ、さらに、ブロックを配
設するだけで舗装が完了するので、合材や加熱装置が不
要となり道路橋継目部の補修には特に便利である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る道路ジョイントAを示
し、道路橋の継目部において床版1,1の端部は遊間2
を介して対向している。また、床版舗装7が床版1,1
における上記遊間2から橋長方向に所定距離後退した部
位まで舗設されており、これにより、当該遊間2の両側
に路面よりも低くなった底面と、遊間2を間において互
いに向い合う側面とよりなるL字状の段下げ部が形成さ
れている。そして、上記段下げ部の底面、すなわち、上
記床版1,1の端部上面が道路ジョイントAの支持面1
1を構成している。
遊間2には床版1の伸縮を許容するスポンジ等のバック
アップ材が嵌着されており、このバックアップ材3の上
面及び床版1の端部の支持面11には弾性材4が敷設さ
れている。この弾性材4としては液状ゴムからなるシー
ル材をバックアップ材3の上面及び床版1の支持面11
に層状に塗布してもよいし、或いは予め薄板状に成形さ
れたゴム又は多孔質材からなる弾性体をそれらの場所に
載置してもよい。
弾性材4の上面には、基板51の上に舗装材52が積層
されてなるブロック5が間隔を介して橋長方向に3個並
設されている。この3個のブロック5は略同じ幅を有
し、幅員方向に細長い形状に形成されている。中央ブロ
ック5Aは、遊間2を跨ぎ、両側部が両側の床版1の支
持面11の弾性材4の上に載置されて、上面が路面と略
面一に設けられているとともに、橋長方向に移動自在に
設けられている。側部ブロック5Bも、上記弾性材4の
上に載置されて、上面が路面と略面一に設けられている
とともに、橋長方向に移動自在に設けられている。
基板51としては、コンクリート板、鋼板、硬質プラス
チック板又はFRP(繊維強化プラスチック板)等のよ
うに通過車両の重量に耐える剛性を有するものを使用
し、舗装材52としてはアスファルトコンクリート、ゴ
ム入りアスファルトコンクリート又はゴムチップを混入
したウレタン樹脂のように弾性と共に道路の表層として
の耐摩耗性を有するものを使用し、基板51と舗装材5
2とは予め接着剤により接着されている。このような舗
装材52を使用すると、この舗装材52はアスファルト
舗装と略同程度に痩せるので継目部舗装と橋面舗装との
間に段差が生じ難かったり、或いは弾性を有したりして
いるので通過車両の走行性が良い。また、基板51と舗
装材52とを予め接着しておくので、敷設されたブロッ
ク層の上に後から舗装を施す場合に比べて、両者の接着
強度は向上する。
中央のブロック5Aと両側のブロック5Bとの間には遊
間長手方向(道路幅員方向)に細長い横目地材6Aが介
在すると共に、両側のブロック5Bにおける横目地材6
Aの反対側には横目地材6Bが隣接している。また、遊
間長手方向に隣接するブロック5A,5B同士の間にも
橋長方向に細長い縦目地材6Cが介在している。これら
目地材6A,6B,6Cは弾性を有する材料、すなわち
液状ゴムを充填することにより、上面が路面と面一にな
るように形成しているが、これに代えて予め成形された
棒状の弾性体を嵌入してもよい。
以上説明した弾性材4、ブロック5A,5B及び目地材
6A,6B,6Cによって本実施例の道路ジョイントA
が構成されており、この道路ジョイントAの両側には通
常のアスファルト舗装やコンクリート舗装等よりなる床
版舗装7が略面一になるように施されている。道路ジョ
イントAと床版舗装7との施工順序についてはいずれが
先であってもよい。道路ジョイントAを先に施工する場
合には、弾性材4の上にブロック5A,5Bを並設し、
ブロック5Aとブロック5Bの間に目地材6Aを充填し
た後、ブロック5Bの両側に詰物をして床版舗装7を施
し、その後、詰物を除去してこの除去跡に目地6Bを充
填する。逆に床版舗装7を先に施工する場合には、道路
ジョイントAの施工個所も含めて連続舗装を行った後、
道路ジョイントAの巾及び厚さ分だけ目地切りをしてそ
の部分を除去し、その後、上記と略同様に道路ジョイン
トAを施工する。この後者の工法は道路橋継目部の補修
工事にも応用でき、このようにすると、アスファルト混
合物である合材や加熱装置等を施工現場に搬入する手間
が不用になる。
本実施例に係る道路ジョイントAは上記のように構成さ
れているので、床版1が伸縮した場合には目地材6A,
6Bが弾性を有しているので道路橋継目部の伸縮を分散
して吸収することができ、また、遊間2上のブロック5
Aの舗装材52に車両の重量が加わった場合には、床版
1の支持面11に架設された剛性の基板51が陥没を阻
止する。
また、中央ブロック5A同士及び側部ブロック5B同士
がそれぞれ縦目地材6Cを介して遊間長手方向に配列さ
れているので、自動車が道路継目部を通過する際に、各
ブロックが輪荷重によって弾性材4をクッションとして
単独で上下動する。すなわち、各ブロック5A,5B
は、輪荷重によって例えば遊間長手方向の中央部が下が
り、両端部が浮き上がる、というような撓みを生ずるこ
とがなく、撓みによる破損が防止されるとともに、上記
浮き上がりによって車両走行性を阻害することもない。
なお、前記実施例では遊間長手方向に細長いブロック5
を周方向に配設したが、これに代えて、第3図に示すよ
うに、ブロック5の形状を矩形状にし、中央のブロック
5Aは遊間2を跨ぎ橋長方向に、両側のブロック5Bは
遊間長手方向にそれぞれ配設してもよい。この場合に、
目地材6Cを第3図のように食い違わせてもよいし、直
線状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る道路ジョイントの一実
施例を示し、第1図は橋長方向の断面図、第2図は平面
図であって、第3図は上記道路ジョイントの変更例を示
す平面図である。 A……道路ジョイント、1……床版、2……遊間、5,
5A,5B……ブロック、6A,6B,6C……目地
材、51……基板、52……舗装材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路橋の継目部の遊間の両側に、路面より
    も低くなった底面と、前記遊間を間において互いに向い
    合う側面とよりなるL字状の段下げ部が形成されてい
    て、 前記段下げ部の底面に敷設された弾性材と、 各々剛性を有する基板の上面に弾性を有する舗装材が積
    層されてなり、前記遊間を跨ぎその両側部が前記弾性材
    の上に載置されて上面が路面と略面一に設けられ且つ橋
    長方向に移動自在に設けられている、遊間長手方向に間
    隔をおいて配列された複数の中央ブロックと、 各々剛性を有する基板の上面に弾性を有する舗装材が積
    層されてなり、前記中央ブロックの両側において前記弾
    性材の上に載置されて上面が路面と略面一に設けられ且
    つ橋長方向に移動自在に設けられている、遊間長手方向
    に間隔をおいて配列された複数の側部ブロックと、 前記中央ブロックと側部ブロックとの間及び該側部ブロ
    ックと前記段下げ部の側面との間の各々に介設され上面
    が路面と略面一に設けられた弾性の横目地材と、 前記遊間長手方向に相隣る中央ブロックの間及び前記遊
    間長手方向に相隣る側部ブロックの間に介設され上面が
    路面と略面一に設けられた弾性の縦目地材とを備えてい
    ることを特徴とする道路ジョイント。
JP10681688U 1988-08-11 1988-08-11 道路ジョイント Expired - Lifetime JPH0632961Y2 (ja)

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JPH0229906U JPH0229906U (ja) 1990-02-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5738024B2 (ja) * 2011-03-16 2015-06-17 東海旅客鉄道株式会社 伸縮機能を備えた車輌用走行路の継目部等における接合構造および伸縮部材の取付け方法
JP6584924B2 (ja) * 2015-11-10 2019-10-02 三井住友建設株式会社 橋梁用継手装置

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JPH0229906U (ja) 1990-02-26

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