JPH0567605U - 道路用伸縮継手 - Google Patents

道路用伸縮継手

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JPH0567605U
JPH0567605U JP2026392U JP2026392U JPH0567605U JP H0567605 U JPH0567605 U JP H0567605U JP 2026392 U JP2026392 U JP 2026392U JP 2026392 U JP2026392 U JP 2026392U JP H0567605 U JPH0567605 U JP H0567605U
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JP
Japan
Prior art keywords
composite material
plate
expansion joint
recess
stress
Prior art date
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Pending
Application number
JP2026392U
Other languages
English (en)
Inventor
倫郎 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konishi Co Ltd
Original Assignee
Konishi Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0567605U publication Critical patent/JPH0567605U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工凹部内の遊間上に敷板を配置し、骨材と
バインダーとの複合材を充填して舗装層を形成した道路
用伸縮継手において、遊間伸縮時に発生する複合材の応
力を分散できるようにすることを目的とする。 【構成】 遊間に沿って敷板の端部上に板材を配置し、
その内方端を対面させると共にその外側を凹部壁に固定
すると、遊間の移動量が板材間の距離の変化量となる。
板材間に張力を付与した多数のコイルバネを固定させて
板材の移動に伴ってバネを応答させ、バネと複合材との
間に生じる摩擦抵抗によって複合材を追随させ、複合材
の応力を板材の内方端の間隔の範囲で分散する。 【効果】 応力集中に起因する複合材の部分的接着剥離
や亀裂の発生を防止でき、伸縮継手に要求されているシ
ール効果を維持することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、伸縮継手の施工凹部内の遊間上に敷板を配置し、その上に骨材とバ インダーとの複合材を充填して舗装層を形成した道路用伸縮継手に関するもので ある。
【0002】
【従来技術とその問題点】
この種の継手は、気温の変化によって伸縮する橋桁に追随させられるように、 施工凹部内に弾性のある複合材を充填し、路面を走行する車両が大きな衝撃を受 けないように構成されている。
【0003】 しかしながら、橋桁が伸縮してその端部が近接離開を行うと、両者間に設けら れる施工凹部と複合材との間に局部的な応力が発生する。 即ち、橋桁は、一端部が固定、他端部が可動式に設計されるのが通例であり、 遊間が離開する場合、敷板と固定桁側との摩擦抵抗が大きい場合には可動桁と敷 板との境界部分、敷板と可動桁との摩擦抵抗が大きい場合には固定桁と敷板との 境界部分て複合材に応力が集中し、伸縮の繰り返しによって複合材に亀裂が発生 する。
【0004】 この問題を解決するために、実開平1−167406号に開示された構成の継 手が提案されている。 この継手は、施工凹部内の遊間上に敷板を配置し、凹部の底及び敷板上に変形 能力が優れ、鉄材やコンクリート材との接着性の良いポリブタジェン系材料やシ リコン系材料からなる弾性形成層を敷設接着し、その上に複合材を充填する構成 を採用している。
【0005】 この構成の継手では、弾性形成層は施工凹部の下地壁に接着しているため、凹 部底部と接着している部分は、移動桁側の下地壁の移動と共に移動する。 弾性形成層自体は、2〜5mm程度の肉厚しかないため、下地壁と複合材との 間に発生する応力を吸収できないことになり、前記した敷板の何れかの側縁部上 の弾性形成層に大きな伸びが発生し、結果的にその上に敷設されている複合材に 応力を集中させ、これを分散させることはできない。
【0006】
【技術的課題】
本考案は、伸縮継手の施工凹部内の遊間上に敷板を配置し、その上に骨材とバ インダーとの複合材を充填して舗装層を形成した道路用伸縮継手において、遊間 伸縮時に発生する複合材の応力を分散できるようにすることを課題としたもので ある。
【0007】
【技術的手段】
この技術的課題を解決するための技術的手段は、 (イ)遊間に沿って敷板の端部上に板材を配置し、 (ロ)板材の内方端を遊間上で対面させると共にその外側を凹部壁に固定し、 (ハ)板材間に張力を付与した多数のコイルバネを固定させること、 である。
【0008】
【技術的手段の作用】
敷板の両端部には、遊間に沿って板材が敷設されているため、複合材は、凹部 壁、板材及び敷板中央部分上に充填され、敷板の両端縁上には複合材が接触しな いことになる。 板材は、その内方端が遊間上で対面し、その外側が凹部壁に固定されているた めに、橋桁の移動に伴い板材を同時に移動し、その内方端が近接離開を行うこと になる。
【0009】 対面する板材の間では、敷板上に複合材が位置しているが、板材間には張力を 付与した多数のコイルバネが掛け渡されており、板材の移動に伴ってバネが応答 して伸縮を行うことになる。 複合材は、多数のコイルバネを固定した状態で充填されるため、バネは複合材 の下部に埋設状態となっている。橋桁の近接離開に伴い板材の間隔が変化すると コイルバネもこれに対応して伸縮するが、バネと複合材との間に摩擦抵抗が生じ て敷板上の複合材も同時に伸縮させられることになる。
【0010】 従って、複合材は、遊間の伸縮に対応して移動させられるため、遊間伸縮時に 発生する複合材の応力を板材の内方端の間隔の範囲で分散でき、一部分に応力が 集中するのを防止することができる。
【0011】
【本考案の効果】
複合材に発生する応力を分散できる結果、従来応力集中によって発生していた 複合材の部分的接着剥離や亀裂の発生を防止できる利点があり、伸縮継手に要求 されているシール効果を喪失することもない。
【0012】
【実施例】
次に、本考案の具体例を、図面を参酌して説明する。 図1は、伸縮継手の断面を示したものである。 遊間1は、端部を固定した橋桁2と端部を可動式にした橋桁3とで形成されて いる。 遊間1の伸縮長さは、橋桁2、3の長さによってほぼ決定されるが、本実施例 では伸縮長さ50mmの伸縮幅に対応できるように、橋桁2、3の対向部に長さ 350mmの凹部5を形成している。 凹部5の底壁6には、遊間1上に長さ160mmの金属製敷板7を跨設してあ り、その下方には止水用の弾性シール材8を充填している。
【0013】 敷板7上には、遊間1に沿って長さ100mmの金属板11、12が配置して あって、その外側縁部をアンカーピン13、14によって凹部の底壁6に固定し ている。 このアンカーピン13、14は、凹部5内で遊間1と平行に配置した横筋16 にも溶接してある。
【0014】 金属板11、12の内方端は、約60mmの間隔で対面させてあり、両者間に コイルバネ15を20mm間隔で掛け渡し、端部を金属板11、12に穿設した 孔(図示せず)に係止させて固定している。尚、このバネ15は、金属板に突起 を形成して係止させたり、その他公知の係止方法を採用することができる。 複合材17は、上記の準備が完了した後に凹部5内に充填する。
【0015】 コイルバネ15は、本実施例では、線径1mmのスプリング用線材を内径が4 mmになるように巻いて形成している。このコイルバネ15には、初期張力が付 与してあって、遊間1が伸縮すると、バネ15が直ちにその移動量に対応してバ ネ全体に伝達分散させながら伸縮を行って複合材17を移動させることになる。
【0016】 遊間1の間隔は、施工上のバラツキに左右されるが、凹部5、金属製敷板7及 び金属板11、12の長さ並びにコイルバネ15の径、長さ及び設置間隔につい ては、橋桁の伸縮量に応じて適宜設計変更を行うことになる。
【0017】 図2は、長尺のアンカーピン13、14を使用すると共にその頭を凹部5内に 突出させ、凹部の中間に横筋16を配置してこれを溶接した例を示したものであ る。このように凹部5の中間で横筋16を支持すると複合材17が補強され、車 両の制動や坂道において複合材17に斜め方向から応力が掛かっても、複合材1 7の移動を防止しその剥離を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸縮継手の断面図
【図2】他の実施例における伸縮継手の断面図
【符号の説明】
1 遊間、 2、3 橋桁、 5 (継手)施工凹部、
7 金属製敷板、11、12 金属板、 13、14
アンカーピン、 15 コイルバネ、16 横筋、 1
7 複合材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮継手の施工凹部内の遊間上に敷板を
    配置し、その上に骨材とバインダーとの複合材を充填し
    て舗装層を形成した道路用伸縮継手において、遊間に沿
    って敷板の端部上に板材を配置し、板材の内方端を遊間
    上で対面させると共にその外側を凹部壁に固定し、板材
    間に張力を付与した多数のコイルバネを固定させた伸縮
    継手。
JP2026392U 1992-02-19 1992-02-19 道路用伸縮継手 Pending JPH0567605U (ja)

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JP2026392U JPH0567605U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 道路用伸縮継手

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JP2026392U JPH0567605U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 道路用伸縮継手

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JPH0567605U true JPH0567605U (ja) 1993-09-07

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ID=12022316

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JP2026392U Pending JPH0567605U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 道路用伸縮継手

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