JPH05272104A - 遊間用伸縮継手 - Google Patents

遊間用伸縮継手

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Publication number
JPH05272104A
JPH05272104A JP6683792A JP6683792A JPH05272104A JP H05272104 A JPH05272104 A JP H05272104A JP 6683792 A JP6683792 A JP 6683792A JP 6683792 A JP6683792 A JP 6683792A JP H05272104 A JPH05272104 A JP H05272104A
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JP
Japan
Prior art keywords
play
expansion
elastic body
expansion joint
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP6683792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP6683792A priority Critical patent/JPH05272104A/ja
Publication of JPH05272104A publication Critical patent/JPH05272104A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度が高い時期に路面から上方に突出するこ
とを解決することにより、走行車両に衝撃を伝えにくく
其自体も衝撃を被りにくい遊間用伸縮継手を提起するこ
と。 【構成】 遊間10を挟んで対向する桁1の少なくとも
片方側に固定すべき保持部材2と、前記保持部材2に保
持される弾性体3と、前記弾性体3と遊間10の他方側
との間を連結すべき剛性部材4とを具備し、前記弾性体
3は遊間10の間隔が増減する方向へのせん断変形を可
能として前記剛性部材4へと固定されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、橋梁や高架道路等の
遊間を覆うために用いる遊間用伸縮継手に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すような遊間用伸縮
継手が知られている。この遊間用伸縮継手は橋梁や高架
道路等を形成する桁1の間の遊間10を覆うためのもの
であり、補強用鋼板50が内部に埋設され遊間10に架
け渡すべき弾性体51により形成されている。20はこ
の弾性体51を固定するためのアンカー・ボルト、52
は補強鉄筋である。そして、この遊間用伸縮継手には温
度の昇降に伴う遊間10の間隔の増減の影響を緩衝する
ため伸縮用溝53が形成されている。
【0003】ところで、橋梁や高架道路等の桁1は温度
が高い時期には膨張し遊間10の間隔が狭くなる。する
と、遊間用伸縮継手には両側から圧縮応力がかかりその
中央部近傍が路面から上方に盛り上がる。しかし、路面
から上方に突出した伸縮継手の上を車両が通過する際、
車両には車輪を介して大きな衝撃が伝わり走行が不安定
となるとともに伸縮継手自体も衝撃を被り寿命が短くな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、温度が高い時期に路面から上方に突出することを解
決することにより、走行車両に衝撃を伝えにくく其自体
も衝撃を被りにくい遊間用伸縮継手を提起することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明では次のような技術的手段を講じている。
即ち、この発明の遊間用伸縮継手では、遊間10を挟ん
で対向する桁1の少なくとも片方側に固定すべき保持部
材2と、前記保持部材2に保持される弾性体3と、前記
弾性体3と遊間10の他方側との間を連結すべき剛性部
材4とを具備し、前記弾性体3は遊間10の間隔が増減
する方向へのせん断変形を可能として前記剛性部材4へ
と固定されていることとした。
【0006】また、前記剛性部材4の上面側は桁1の路
面との間にあまり窪みができないように形成されている
こととしてもよい。
【0007】
【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用を有する。 (請求項1記載の発明の作用)温度が高い時期には橋梁
や高架道路等の桁1が膨張し遊間10の間隔が狭くな
る。すると、遊間10を挟んで対向する桁1の少なくと
も片方側に固定すべき保持部材2に保持される弾性体3
は、遊間10の他方側との間を連結すべき剛性部材4と
の間で、遊間10の間隔が増減する方向にせん断変形を
する。
【0008】従って、従来のように弾性体51が路面か
ら上方に突出することはない。 (請求項2記載の発明の作用)上記作用を有する他に、
遊間10の幅が大きくその間隔の増減が大きな場合、剛
性部材4の上面側は桁1の路面との間にあまり窪みがで
きないように形成されているので、遊間10により形成
される路面の溝の幅の影響を小さくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の遊間用伸縮継手を実施例と
して示した図面を参照しつつ説明する。図1及び図2は
この発明に係る遊間用伸縮継手の第一実施例を示したも
のであり、橋梁、高架道路、道路橋、歩道橋等の桁1の
遊間10を覆うために使用するものである。11は、舗
装面である。そして、この遊間用伸縮継手は、遊間10
を挟んで対向する桁1に固定すべき保持部材2と、前記
保持部材2に保持される弾性体3と、前記弾性体3と遊
間10の他方側との間を連結すべき剛性部材4とを具備
している。
【0010】保持部材2は鋼材を用いて断面略コの字型
とし、前記遊間10の両側の桁1に夫々固定すべく一対
として形成している。20は、保持部材2を後打コンク
リート12に固定するためのアンカー・ボルトである。
また、この保持部材2は遊間10が存する方向に向かう
適宜長さのものとしている。ここで、相対する保持部材
2の対向面は遊間10が存する方向に向かう直線状やク
シ歯形状等の適宜の形状として形成できる。
【0011】前記保持部材2の夫々には断面略コの字型
に形成した鋼材の開口部に弾性体3を保持せしめてお
り、この弾性体3の略中央位置に於いて剛性部材4へと
固定している。従って、夫々の弾性体3は鋼製の剛性部
材4を介して遊間10の間隔が増減する方向へのせん断
変形を可能として連結されている。断面略コの字型の保
持部材2の奥側は空間21としている。上記の保持部材
2及び剛性部材4の材質として、鋼材や鋼板の他に繊維
強化プラスチック(FRP)等のエンジニアリング・プ
ラスチック材料を使用することができる。
【0012】剛性部材4の上面側には桁1の路面との間
にあまり窪みができないように弾性ゴム40を接着によ
り固定している。この弾性ゴム40によって、遊間10
の幅が大きくその間隔の増減が大きな場合、遊間10部
に形成される溝の幅の影響を小さくできる。また、上記
鋼材或いは鋼板と弾性体3とを接着しておくと雨水の桁
1下への漏水を防止できる。
【0013】さらに、保持部材2の表面を鋼製化した
り、クシ型形状にすることにより豪雪地域の耐除雪グレ
ーダー(ラッセル車の爪)対策することができる。これ
により、一段と耐久性を向上させうる。次に、この遊間
用伸縮継手の使用状態を説明する。図1には夏等の温度
が高い時期の遊間10の状態を二点鎖線で示しており、
遊間10の間隔は桁1の膨張により狭くなっている。一
方、図2には冬等の温度の低い時期の遊間10の状態を
二点鎖線で示しており、遊間10の間隔は桁1の収縮に
より狭くなっている。
【0014】この実施例に係る遊間用伸縮継手による
と、保持部材2の開口部の略中央位置に保持せしめた弾
性体3は、遊間10の他方側との間を連結すべき剛性部
材4との間で、遊間10の間隔が増減する方向にせん断
変形し、剛性部材4の位置自体は上下動しないので、遊
間10の間隔が増減しても路面から上方に突出すること
がなく、車両の通過時の騒音や車両への衝撃を小さくし
うる。即ち、遊間10の間隔の増減を鋼材と鋼板との間
に介在する弾性体3のせん断変形により吸収できる。車
両通過による車輪の荷重は保持部材2から後打コンクリ
ート12を介して床版コンクリート13へと伝達され
る。
【0015】図3はこの発明に係る遊間用伸縮継手の第
二実施例を示したものであり、第一実施例との相違点を
主に説明する。この実施例では、遊間10を挟んで対向
する桁1の片方側にのみ保持部材2を固定している。固
定している側の態様は第一実施例と同様である。弾性体
3に固定している剛性部材4は次のようにして遊間10
の他方側との間を連結している。即ち、剛性部材4に於
ける遊間10の他方側は断面T字状に形成している。そ
して、この断面T字状の頭に相当する箇所にアンカー・
ボルト20を溶接により固定しているとともに、この剛
性部材4の上面側には弾性ゴム40を接着により固定し
ている。
【0016】この遊間用伸縮継手においても、保持部材
2の開口部の略中央位置に保持せしめた弾性体3は、遊
間10の他方側との間を連結すべき剛性部材4との間
で、遊間10の間隔が増減する方向にせん断変形し、剛
性部材4の位置自体は上下動しないので、遊間10の間
隔が増減しても路面から上方に突出することがなく、車
両の通過時の騒音や車両への衝撃を小さくしうる。
【0017】
【発明の効果】この発明の遊間用伸縮継手は上述のよう
な構成を有するものであり、温度が高い時期でも路面か
ら上方に突出することがないので、走行車両に衝撃を伝
えにくく其自体も衝撃を被りにくい遊間用伸縮継手を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遊間用伸縮継手を説明する断面図。
【図2】図1の遊間用伸縮継手の他の状態を説明する断
面図。
【図3】この発明の遊間用伸縮継手の他の実施例を説明
する断面図。
【図4】従来の遊間用伸縮継手を説明する断面図。
【符号の説明】
1 桁 2 保持部材 3 弾性体 4 剛性部材 10 遊間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊間10を挟んで対向する桁1の少なく
    とも片方側に固定すべき保持部材2と、前記保持部材2
    に保持される弾性体3と、前記弾性体3と遊間10の他
    方側との間を連結すべき剛性部材4とを具備し、 前記弾性体3は遊間10の間隔が増減する方向へのせん
    断変形を可能として前記剛性部材4へと固定されている
    ことを特徴とする遊間用伸縮継手。
  2. 【請求項2】 前記剛性部材4の上面側は桁1の路面と
    の間にあまり窪みができないように形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の遊間用伸縮継手。
JP6683792A 1992-03-25 1992-03-25 遊間用伸縮継手 Pending JPH05272104A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100926049B1 (ko) * 2009-03-23 2009-11-11 주식회사 일원테크 브라켓을 이용한 신축이음장치 교체공법
JP2012184577A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Miyaji Engineering Co Ltd 道路橋の継手の構造
KR20150107359A (ko) * 2014-03-14 2015-09-23 주식회사 위드이앤오 교량용 신축이음 장치
KR102454483B1 (ko) * 2021-10-27 2022-10-17 김윤기 접속 슬래브 다중 분할형 일체형 교량

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