JPH0791803B2 - 道路ジョイント - Google Patents

道路ジョイント

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JPH0791803B2
JPH0791803B2 JP20139288A JP20139288A JPH0791803B2 JP H0791803 B2 JPH0791803 B2 JP H0791803B2 JP 20139288 A JP20139288 A JP 20139288A JP 20139288 A JP20139288 A JP 20139288A JP H0791803 B2 JPH0791803 B2 JP H0791803B2
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joint
support plate
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bridge
central support
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元之助 新井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は道路橋の継目部に構築する道路ジョイントに関
する。
(従来の技術) 上記の道路ジョイントとしては、道路橋の継目部の遊間
を覆う継目部舗装と道路橋の本体部を覆う橋面舗装とを
連続的に施工する、いわゆる盲目地型の道路ジョイント
があり、その一例としては、道路橋継目部の遊間を介し
て対向する床版端部に支持板を架設し、この支持板及び
床版端部の上面に連続して舗装を施す構造のものが知ら
れている。この構造の道路ジョイントにおいては、支持
板は自動車等車両の荷重によって遊間上の舗装材が陥没
するのを阻止する役割を担い、床版の伸縮に伴う遊間上
の舗装材の伸縮は舗装材の内部で吸収しようとするもの
である。
(発明が解決しようとする課題) ところが、継目部における舗装材の厚さは通常50〜80mm
程度と薄いために、上記従来の道路ジョイントの構造に
よると、遊間上の舗装材の伸縮をこの舗装材の内部で吸
収できないのが実情である。そのために、継目部の舗装
材が盛り上ったり、クラックが生じたりして通過車両に
ショックを与えたり或いは継目部から漏水するという問
題が発生する。
上記に鑑みて本発明は床版が伸縮しても継目部の舗装材
が盛り上ったり、クラックが発生したりしない道路ジョ
イントを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため本発明は、道路継目部の舗装
材を弾性材料で形成すると共に、この舗装材を橋長方向
に伸縮可能な支持板の上に舗設するものである。
具体的に本発明の講じた解決手段は、道路橋の継目部の
遊間の両側に路面よりも低くなった段下げ部が形成され
ていて、前記遊間を覆うようにその両側の段下げ部の支
持面に架設された橋長方向に移動自在な剛性の中央支持
板と、該中央支持板の両側において該中央支持板との間
及び前記段下げ部の側面との間の各々に弾性の目地材を
介在させて前記支持面に載置された橋長方向に移動自在
な側部支持板と、前記中央支持板及び前記側部支持板の
上に路面とほぼ面一になるように舗設された弾性を有す
る舗装材とを備えた道路ジョイントであって、 上記中央支持板及び側部支持板の相対する側面は、上記
遊間に沿って当該継目部の長手方向にジグザグ状に延び
る目地遊間を存して対向するよう橋長方向に凹凸に形成
され、該目地遊間に上記目地材がジグザグ状に介在して
いることを特徴とする。
(作用) 上記の構成において、上記舗装材が弾性を有しているこ
とに伴う遊間上での陥没のおそれについては、この遊間
を覆うように両側の道路支持面に架設された中央支持板
が剛性を有しているので舗装材の陥没を阻止する。
そうして、道路橋の床版が橋長方向に伸縮した場合に
は、舗装材の下方では中央支持板とその両側の側部支持
板との間の2か所、及び両側部支持板と段下げ部の側面
との間の2か所の計4か所で上記伸縮が吸収される。す
なわち、上記中央支持板が橋長方向に移動自在であるか
ら該中央支持板と側部支持板との間で上記伸縮が吸収さ
れ、上記側部支持板が橋長方向に移動自在であるから該
側部支持板と段下げ部の側面との間でも当該伸縮が吸収
されることになる。
従って、上記伸縮に伴って舗装材に作用する引張り又は
圧縮の応力は、上記中央支持板の両側2か所及び両側部
支持板の両外側2か所の計4か所に対応する部位に分散
されることになる。このため、当該舗装材では床版の伸
縮に伴うクラックの発生が少なくなる。
また、上記床版の伸縮に伴って上記舗装材に大きな引張
り力が作用したり、上記伸縮と共に遊間を存して相対す
る道路端部が相対的に上下動をした場合には、当該舗装
材における上記中央支持板と側部支持板との目地遊間に
対応する部位でクラックが発生することがある。しか
し、上記目地遊間がジグザグ状に形成されているため、
当該クラックもジグザグ形状になり易い。
このため、上記道路継目部を通過する車両は、そのタイ
ヤが上記クラックを局部的に見れば斜めに横切ることに
なり、当該クラックへのタイヤの落ち込みが少なくなる
から、大きなショックを受けない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る道路ジョイントによ
ると、床版が橋長方向に伸縮してもその伸縮は中央支持
板の両側2か所及び両側部支持板の両外側2か所の計4
か所で吸収されるため、舗装材の盛り上がりやクラック
の発生が少なくなる。そして、上記舗装材における中央
支持板と側部支持板との目地遊間に対応する部位でクラ
ックが発生しても、それはジグザグ形状になり易いた
め、道路継目部を通過する車両に大きなショックを与え
ることがない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る道路ジョイントAを示
し、道路橋の継目部において床版1,1の端部は遊間2を
介して相対向している。また、床版舗装9が床版1,1に
おける遊間2から橋長方向に所定距離後退した部位まで
舗設されており、これにより、当該遊間2の両側に路面
よりも低くなった段下げ部が形成されている。そして、
上記段下げ部の底面、すなわち、上記床版1,1の端部上
面が道路ジョイントAの支持面を構成している。
遊間2には床版1の伸張を許容するバックアップ材3が
嵌着されており、このバックアップ材3の上面及び床版
1の端部の支持面11には弾性材4が敷設されている。こ
の弾性材4としては液状ゴムからなるシール材をバック
アップ材3の上面及び床版1の支持面11に層状に塗布し
てもよいし、或いは予め薄板状に成形されたゴム又は多
孔質材からなる弾性体をそれらの場所に載置してもよ
い。
弾性材4の橋長方向の中央部には、鋼板、硬質プラスチ
ック板、FRP(繊維強化プラスチック板)又はコンクリ
ート板等よりなる剛性を有する中央支持板5が橋長方向
に移動できるよう水平に載置されている。この中央支持
板5は橋幅方向(継目部の長手方向)に長く延び、その
両側面は中央部が橋長方向にテーパ状に突出した凸形状
に形成されていて、この中央支持板5の両側部は遊間2
を跨ぎ両側の床版1の支持面11に架設されている。
また、中央支持板5の両側には、中央支持板5と同じ材
料よりなり、橋幅方向に長く延び、その遊間2側の側面
の中央がテーパ状に窪んだ凹形状に形成された側部支持
板6が橋長方向に移動できるよう水平に載置されてい
る。
そうして、橋幅方向に並ぶ複数の中央支持板5と複数の
側部支持板6とは、上記遊間2に沿って橋幅方向にジグ
ザグ状に延びる目地遊間を形成するように、互いの側面
が対向している。これら中央支持板5及び側部支持板6
は後述の舗装材8を支持する役割を担う。
中央支持板5と側部支持板6との間には橋長方向にくの
字状に屈折した目地材7Aが介在すると共に、側部支持板
6と段下げ部の側面、すなわち床版舗装9の端面との間
には目地材7Bが介在する。これら目地材7A,7Bは弾性を
有する材料、すなわち液状ゴムを充填することにより形
成しているが、これに代えて予め成形された棒状の弾性
体を嵌入してもよい。
中央支持板5、側部支持板6及び目地材7A,7Bの上面に
は弾性を有する舗装材8が舗設されている。舗装材8と
しては弾性を有する材料を適宜使用可能であるが、不透
水性の弾性材例えば、ゴム入りアスファルトコンクリー
トやゴムチップを混入したウレタン樹脂等が弾性及び耐
摩耗性に特に優れているので好ましい。
以上説明した弾性材4、中央支持板5、側部支持板6、
目地材7A,7B、舗装材8によって本実施例の道路ジョイ
ントAが構成されており、この道路ジョイントAの両側
には通常のアスファルト舗装やコンクリート舗装等より
なる床版舗装9が施されている。
本実施例に係る道路ジョイントAは上記のように構成さ
れているので、床版1が伸縮した場合には、舗装材8が
弾性を有しているので道路継目部の伸縮を吸収すること
ができ、また、目地材7A,7Bも弾性を有しているので道
路継目部の伸縮を分散して吸収することができる。この
場合、舗装材8に作用する引張り又は圧縮の応力は、2
か所の目地材7Aの各上方部位及び2か所の目地材7Bの各
上方部位の計4か所に分散されることになる。また、舗
装材8の上に車両の重量が加わった場合には、床材1の
支持面に架設された剛性の中央支持板5が遊間2上の舗
装材8の陥没を阻止する。
舗装材8が弾性を有しているため、通常の伸縮量であれ
ば上記のように床版1の伸縮を吸収するが、床版1に過
大な伸縮が発生した場合には舗装材8にクラックが生じ
ることも有り得る。しかし、この舗装材8にクラックが
生じたとしても、そのクラックは目地材7Aの上方で発生
すると考えられ、本実施例では目地材7Aが屈折している
ためクラックも橋幅方向に屈折して発生するので、この
クラックが通過車両へ与えるショックは少ない。
なお、前記実施例においては、中央支持板5及び側部支
持板6の上の舗装材8は一層にて形成したが、これに代
えて、第3図のように舗装材8を1次舗装材8Aと2次舗
装材8Bとからなる2層にすると共に、1次舗装材8Aは弾
性に、2次舗装材8Bは耐摩耗性に特に優れた材料によっ
て形成してもよい。
また、前記実施例においては、目地材7Aはくの字状に屈
折していたが、これに代えて、第4図のように多数の屈
折点を有する折線状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る道路ジョイントの一実
施例を示し、第1図は橋長方向の断面図、第2図は第1
図におけるイ−イ線断面図、第3図は上記道路ジョイン
トの一変更例の断面図、第4図は同じく他の変更例にお
ける第2図と同様の断面図である。 A……道路のジョイント、1……床版、2……遊間、5
……中央支持板、6……側部支持板、7A,7B……目地
材、8……舗装材、8A……1次舗装材、8B……2次舗装
材、11……支持面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路橋の継目部の遊間の両側に路面よりも
    低くなった段下げ部が形成されていて、前記遊間を覆う
    ようにその両側の段下げ部の支持面に架設された橋長方
    向に移動自在な剛性の中央支持板と、該中央支持板の両
    側において該中央支持板との間及び前記段下げ部の側面
    との間の各々に弾性の目地材を介在させて前記支持面に
    載置された橋長方向に移動自在な側部支持板と、前記中
    央支持板及び前記側部支持板の上に路面とほぼ面一にな
    るように舗設された弾性を有する舗装材とを備えた道路
    ジョイントであって、 上記中央支持板及び側部支持板の相対する側面は、上記
    遊間に沿って当該継目部の長手方向にジグザグ状に延び
    る目地遊間を存して対向するよう橋長方向に凹凸に形成
    され、該目地遊間に上記目地材がジグザグ状に介在して
    いることを特徴とする道路ジョイント。
JP20139288A 1988-08-11 1988-08-11 道路ジョイント Expired - Lifetime JPH0791803B2 (ja)

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JP4787717B2 (ja) * 2006-10-23 2011-10-05 正敏 大倉 橋梁用伸縮継手及びその施工方法
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