JP2016534256A - 長寿命の伸縮継手の付いた橋のデッキと橋台との間の遷移スラブ、および橋のデッキの伸縮運動を吸収する方法 - Google Patents

長寿命の伸縮継手の付いた橋のデッキと橋台との間の遷移スラブ、および橋のデッキの伸縮運動を吸収する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、端部で圧縮スラブとアンカーとに接続される遷移スラブに関する。前記遷移スラブは、ポリマー、エラストマーまたは類似のもののシートの圧縮によってデッキの膨張を吸収し、ポリマー、エラストマーまたは類似のもののシートは、道路の長手方向に垂直に、前記遷移スラブに統合され、平行に配置される。遷移スラブは、誘発された裂け目の開口の総和と、裂け目の面の間の間隔と、に起因して、膨張によってデッキの収縮運動を吸収する。前記裂け目の面は、木材、ポリマーまたは類似のものからなる型によって強制され、木材、ポリマーまたは類似のものからなる型は、平行に離れて配置され、遷移スラブに統合される。【選択図】図1a、図1b、図1c

Description

本発明は、長寿命の伸縮継手の付いた橋のデッキと橋台との間の遷移スラブと、橋のデッキの伸縮運動を吸収する方法と、に関する。それは、橋台の従来の継手に長寿命を提供する代替である。
橋では、デッキの端とその橋台との間の伸縮継手には、解決すべき問題がある。それらは自動車用の舗装道路に不連続性を生じさせるからであり、橋台に関する、収縮、プレストレス、クリープの作用に加えて、デッキは温度上昇により膨張し、デッキは温度の下降により収縮するからである。デッキの橋の前記の伸縮継手は、橋の長手方向と交差して位置する、エラストマー継手、フィンガー継手またはモジュール継手で通常は解決される。この従来の継手は、デッキの端と、不完全な橋の橋台のハンチと、の間に位置する。
この従来の継手は、遷移スラブの端に位置し、遷移スラブは、完全な橋で、一端でデッキの圧縮スラブと連続し、反対の端で道路基盤と連続して、配置される。
継手の寿命は5〜15年であり、交通および他の作用により引き起こされる完全性喪失のために交換されなければならない。
従来の継手は、橋台への水の通過を許容する。
従来の継手は、前述の継手の上の自動車の衝撃が原因で前記の自動車がエネルギーを損失する個所である。
道路の方向に関するスキューイングと組み合わされた従来の継手は、オートバイにとって非常に危険である。
従って、より長持ちする継手の必要性がある。
橋台へ水が入ることを可能な限り防ぐ必要性がある。
運転手の安全性が損なわれないように、継手の中空の開口を減らすことも必要である。
特許文献1は、遷移スラブに類似した概念を教示しているが、それは、この発明の場合のように、遷移スラブに強いられた裂け目で小さな開口を有する複数の継手を作る代わりに、伸縮継手をデッキの反対側の端に置く。
特許文献2は、遷移スラブに類似した概念を提示しているが、この発明の場合のように、遷移スラブに強いられた裂け目で小さな開口を有する複数の継手を作る代わりに、伸縮継手は、デッキから最も離れた端に位置する。
デッキの圧縮スラブは、コンクリート補強された遷移スラブに接続される。前記の遷移スラブは、コンクリートでアンカーに接続され、前記の結合に静止固定面が位置する。
前述の遷移スラブは、ポリマー、エラストマーまたは類似のもののシートの圧縮によってデッキの膨張を吸収して収縮する。しかし、この動きは地面によって吸収されることがあり、本発明はシートを備えないことがある。ポリマー、エラストマーまたは類似のもののこの薄い層は、互いに平行におよび離れて配置され、道路の長手方向に垂直に遷移スラブに統合される。
前記の遷移スラブは、互いから距離を置いて分離および誘発された裂け目の開口の総和のため、遷移スラブの膨張によってデッキの収縮運動を吸収する。
裂け目の面の全体、または裂け目の面のマップは、木材、ポリマーまたは類似のものの型によって強制され、木材、ポリマーまたは類似のものの型は、平行におよび離れて配置され、道路の長手方向に垂直に、遷移スラブに統合される。
遷移スラブの上に配置されたアスファルト舗装は、前記のスラブを保護する。
誘発された裂け目は、アスファルト舗装の高い所に現れることができるが、運転手にとってまたは車両にとって問題を伴わない3mmより大きくない。遷移スラブは、垂直の作用に耐えるために非常に固くしまった橋台の外輪の地面の上で支えられ、前記遷移スラブは、デッキの収縮作用の点から見てアコーディオンのようにふるまい、コンクリートとの低摩擦係数を有する層の上に作られることができる。
この際立った遷移スラブによって、裂け目のマップを制御的に発展させることができ、橋台に関するデッキの収縮運動を可能にし、裂け目の表面に平行な圧縮可能な薄い層の適切な数のおかげで膨張運動を吸収可能であるようになっている。
遷移スラブは、プレハブ式であることができる、または従来の方法によって現場で作られることができる。
日本国特許出願公開第2006‐328867号公報 中国特許出願第200980117187号
従って、解決すべき問題は、新しい橋の建設でも既存の橋の改修工事でも、車両利用者にとっての不連続性を除去する、デッキの圧縮スラブと橋の橋台との間の長寿命の伸縮継手を達成することである。
本発明によると、これらの目的は、鉄筋コンクリート製の特別な遷移スラブで達成され、それは、
・建設法によって正当化されるデッキの圧縮スラブに遷移スラブを接続する通常の接続と、
・デッキの反対側に位置し、建設法によって正当化される、アンカーブロックまたは他の方法によって得られる横のアラインメントに遷移スラブを接続する、コンクリート接続と、
・遷移スラブに対する収縮があるまたはないコンクリートと、
・強いられた裂け目を適切に縫う鉄筋と、
・力を横に分配する鉄筋と、
・デッキの膨張運動を可能にするための、ポリマー、エラストマーまたは類似のものの薄い層(約0.5〜3mmの厚さ)と、
・誘発された裂け目の開口の総和によって橋の収縮運動を吸収できるように、道路の長手方向と垂直に裂け目のマップを強いるための、形成されたポリマーまたは木材(約0.5‐2cmの厚さ)と、
・橋台に対して適切に固められた、スラブの下の地面の土台と、
を含む。
補強されたスラブの形の伸縮継手は、橋台に関するデッキの収縮の問題を解決するための際立った解決策を提供し、経時的な耐久性を高め、車両利用者にとって隆起を防ぐ。
本発明は、例として与えられ、図によって説明された、図解を用いて、より良く理解される。
橋のデッキの圧縮スラブと橋台との間に位置する、技術状態の公知のエラストマー伸縮継手を示す。 橋のデッキの圧縮スラブと橋台との間に位置する、技術状態の公知のフィンガー伸縮継手を説明する。 橋のデッキの圧縮スラブと橋台との間に位置する、技術状態の公知のモジュール継手を示す。 道路の長手方向で、デッキ、橋台、および前記橋台の外輪の結合の長手方向断面によって、半完全な橋台の断面で位置している伸縮継手の付いた遷移スラブの位置、を示す。 道路の長手方向で、デッキ、橋台、および前記橋台の外輪の結合の長手方向断面によって、完全な橋台の断面で伸縮継手の付いた遷移スラブの位置、を示す。 平面図によって、伸縮継手の付いた新しい遷移スラブの位置を説明する。 伸縮継手の付いた遷移スラブの構造的細部を示す。
本発明は、要素が示される添付図面を参照して、より完全にこれから記載される。この発明は、それにもかかわらず、異なる多くの形で実現でき、本書で言及された形に限定されると解されるべきでなく、本発明は、この詳細で完全な記載が当業者に本発明の範囲を完全に伝えるように、提供される。
図1aは、橋3のデッキの圧縮スラブと橋台2との間に位置する、技術状態の公知のエラストマー伸縮継手1を示す。図1bは、橋3のデッキの圧縮スラブと橋台2との間に位置する、技術状態の公知のフィンガー伸縮継手4を示す。図1cは、橋3のデッキの圧縮スラブと橋台2との間に位置する、符号6は、舗装道路表面を指し示す。
図2aは、半完全な橋台8の断面で、遷移スラブ7の伸縮継手の位置を示す。
遷移スラブ7の伸縮継手は、アンカー9とデッキ11の圧縮スラブ10との間に位置する。
遷移スラブ7の部分12は、デッキ11の膨張を吸収し、遷移スラブ7の別の部分13は、デッキ11の収縮を吸収する。
本発明は、スラブの三角形のスクリードの結果として橋台のスキューイング14を適合させる可能性を含む。
本発明は、適切に固くしまった充填材15の上で実行されなければならない。
スラブの上のアスファルト舗装16は、前記スラブを保護する。
静止固定面17は、遷移スラブ7の伸縮継手とのアンカー9の境界に位置する。
デッキ18の膨張運動は、典型的に約0.5〜3mmである厚さがSWの、ポリマー、エラストマーまたは類似のもののシートまたは層23の圧縮に起因して遷移スラブ7の収縮によって吸収される。
デッキ19の収縮運動は、典型的に3mmより大きくない特徴的な幅がWKで、裂け目の面の間隔がSMである、誘発された裂け目の開口24の総和に起因して遷移スラブ7の膨張によって吸収される。
図2bは、完全な橋台20の断面で、遷移スラブ7の伸縮継手の類似した位置を示す。図2cは、新しい伸縮継手の位置を平面図で示す。この図は、梁からなるデッキ11を表しているが、他の種類のデッキ11が可能かもしれない。
図3は、遷移スラブ7の伸縮継手の構造的細部を示し、デッキ11の膨張を可能にする遷移スラブの領域12を定める部分を中心とし、デッキ11の収縮を可能にする遷移スラブの部分13を含む。平行におよび厚さSWで配置されたポリマー、エラストマーまたは類似のものの薄い層は、デッキ11の膨張運動を可能にする。しかし、この動きは地面によって吸収されることがあり、本発明は層23を備えないことがある。木材、ポリマーまたは類似のものの型25は、平行におよび互いからの距離SMで裂け目の面24の適切なマップを強いるために配置され、その開口WKは、道路の長手方向に垂直であり、それは、誘発された裂け目の全ての開口の総和ΣWK=19を通じて、デッキ11の収縮運動を吸収できる。間隔SMは、可変である。
縦の鉄筋21は、スラブ7の裂け目24を縫う。横の鉄筋22は、横の力の分配を助ける。スラブの裂け目は、アスファルト舗装の高い所に現れることができるが、運転手にとってまたは車両にとって問題を伴わない3mmより大きくない。不浸透性層27が、アスファルト舗装16とスラブ7との間に配置されるべきである。
スライディング層28が、適切に地固めされた地面15とスラブ7との間にある。
図に関する先の記述は、本発明を限定する代わりに説明する。添付の「特許請求の範囲」の範囲内にある多くの代替が存在する。「備える」という用語は、請求項に記載されている以外の要素またはステップとの存在を除外しない。要素またはステップの前の「a(1つの)」または「an(1つの)」という用語は、複数のそのような要素またはステップを除外しない。それぞれの従属請求項が、それぞれの付加的特徴を定義しているということは、従属請求項の組み合わせに対応する付加的特徴の組み合わせを除外しない。

Claims (8)

  1. 長寿命の伸縮継手の付いた橋のデッキと橋台との間の遷移スラブであって、前記遷移スラブは、垂直の作用に耐えるために非常に固くしまった橋台の外輪の地面の上で支えられ、道路とつながり、前記遷移スラブは、
    ・力を横に分配する鉄筋を含む、収縮があるまたはないコンクリートと、
    ・デッキの圧縮スラブに遷移スラブの一方の側を接続する通常の構造接続と、
    ・遷移スラブの他方の側にアンカーを接続する通常の接続と、
    を統合し、
    前記遷移スラブは、
    ・強いられた裂け目の面であって、平行で互いから離れており、その裂け目の開口が道路の方向に垂直である、強いられた裂け目の面と、
    ・約0.5‐2cmの薄い型の、木材、ポリマーまたは類似のものであって、強いられた裂け目の開口の総和を通じて、デッキの収縮運動を吸収できる、道路の方向に垂直な裂け目の面の適切なマッピングを強いるようになっている、木材、ポリマーまたは類似のものと、
    ・デッキとアンカーブロックとの間の強いられた裂け目を適切に縫う鉄筋と、
    を含む、遷移スラブ。
  2. 請求項1に記載の遷移スラブであって、デッキの膨張運動を可能にするために、約0.5‐3mmの薄い層またはシートに、低弾性係数を有する、ポリマー、エラストマーまたは類似のものを有する、遷移スラブ。
  3. 請求項1または2に記載の遷移スラブであって、アスファルト舗装が遷移スラブの上に配置される、遷移スラブ。
  4. 請求項1に記載の遷移スラブであって、前記遷移スラブは現場で製造される、遷移スラブ。
  5. 請求項1に記載の遷移スラブであって、前記遷移スラブはプレハブ式である、遷移スラブ。
  6. 請求項1に記載の遷移スラブであって、前記遷移スラブは、コンクリートとの低摩擦係数を有する層の上に作られる、遷移スラブ。
  7. 橋のデッキの収縮運動を吸収する方法であって、遷移スラブで強いられた裂け目のいくつかの開口の総和によって、デッキの収縮運動を吸収するために、請求項1に記載の特徴に従った遷移スラブを、橋のデッキと、橋台と、の間に置くことを含む、方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、低弾性係数を有する、ポリマー、エラストマーまたは類似のものの約0.5‐3mmの層またはシートを、前記層またはシートの収縮によってデッキの膨張運動をさらに吸収するために、遷移スラブに入れることを含む、方法。
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