JPH0262390A

JPH0262390A - ２：１ローピングエレベータの主ロープ掛け方法

Info

Publication number: JPH0262390A
Application number: JP20837688A
Authority: JP
Inventors: Junichi Tanaka; 純一田中
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Elevator Engineering Co
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Elevator Engineering Co
Priority date: 1988-08-24
Filing date: 1988-08-24
Publication date: 1990-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は２：１ローピングエレベータにおける主ロープ
掛け方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の方法は、特開昭５２−７１０４３号公報
に記載されているように、ワイヤドラムを最上階に任意
所要数設置し、つり合いおもり枠に着脱可能に取付は得
る車枠をつり合いおもり側レールの上方部に仮設し、ワ
イヤドラムよりワイヤーロープをまとめて機械室の肩車
、そらせ車、および、つり合いおもり用つり車に掛け回
し、そのワイヤーロープの一端をつり合いおもり側ロー
プ止めに固定し、ワイヤーロープをくくり出しながらつ
り車枠を電動ウィンチによりつり合いおもり側ガイドレ
ールの最下階に位置するつり合いおもり枠上に降してつ
り合いおもり枠に一体に取付け、その後、ワイヤーロー
プを最上階に位置する乗かご用つり車から乗かご側ロー
ブ化めまでを実測して切断し、そのワイヤーロープの末
端を乗かご側ロープ止めに固定する方法が知られている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の方法は、つり合いおもりの吊車部分を、吊り
上げておき、おもり側ロープ端を、吊車に通して機械室
の床に固定しているため、つり合いおもりを５昇降路最
上部まで吊上げるためのウィンチを、別に設置する必要
があり、また、ウィンチの設置時間を含めた主ロープ掛
け作業の所要時間が長くなる問題がある。

本発明の目的は、ウィンチを使用することなく、主ロー
プのロープ掛け作業を迅速に行うことができる、２：ｌ
Ｏ−ピングエレベータの主ロープ掛け方法を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は、次に示す工程順に従って主ロープのロ
ープ掛け作業を行うことにある。

（イ）主ロープの両端が、だいたい昇降路下部で、同じ
位置か、または、一方が若干長くなるように、機械室よ
り、主ロープを降し、ループ部を巻上機綱車に掛ける。

（ロ）つり合いおもりの上部にセットするおもり側ロー
ブ端を、つり合いおもり用吊車に通す。

（ハ）おもり側ロープ端と、かご側ロープ端とを、端部
から所定の長さにわたってオーバーラツプした状態とし
、これらを互いに離れた三箇所でロープ止めにより固定
する。

（ニ）巻上機を回転し、オーバラップ部を昇降路の最上
方側まで移動させる。

（ホ）機械室床下で、上側のロープ止めを、−個外しお
もり側ロープ端を機械室の床にセットする。

（へ）下側のロープ止めを外し、かご側ロープ端を乗か
ご用吊車を通した後、機械室の床にセットする。

〔作用〕

このように、主ロープの一端側を、おもり用吊車を通し
た後、他端側とオーバラップさせてこれらをロープ止め
で固定し、乗かご昇降用の巻上機で主ロープのオーバラ
ップ部を、昇降路最上方部まで移動させる。すなわち、
主ロープのつり合いおもり側端を機械室の床まで引き上
げるのに、乗かご昇降用巻上機を利用しているのでつり
合いおもり、または、その吊車を昇降路の最上方部まで
上昇させるウィンチを設置する必要がない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説
明する。

第１図は、主ロープのロープ掛け作業途中の状態を示し
ており、第１図ないし第４図において、１は巻上機綱車
、２はそらせ車、３は乗かご用吊車、５はつり合いおも
り、６はつり合いおもり用吊車、７はこれからロープ掛
けしようとしている主ロープ、８は昇降路を示している
。

次に、主ロープ７のロープ掛け作業の手順を説明する。

以下に示す例は、既設主ロープを新しい主ロープに取替
える場合に適用したものである。

（イ）乗かと４を最上方に上昇させた後、機械室床等よ
りチェンブロック（図面省略）で吊った状態で、複数の
既設主ロープを取外し、その内の一本を残して、昇降路
８の外に出す。既設主ロープの取外し方は、任意の方法
でよい。また、以下に示す（ハ）〜（ホ）の工程を逆に
行ってもよい。

（ロ）−木桟した既設主ロープおよび新生ロープを、第
１図に示すように、機械室より、主ロープの両端ａおよ
びｂが昇降路下部で同じ位置か、または、つり合いおも
り側ロープ端すが若干長くなるように機械室より主ロー
プを降し、ループ部を巻上機綱車１に掛ける。この時、
新設主ロープ７の長さを、既設ロープの長さをもとにロ
ープ初期伸び等を考慮して切断する。新生ロープの切断
が終ったら、既設主ロープを取り除き、その代りに新設
主ロープを掛け、切断済みの新設主ロープ７の長さに合
せて切断し、その後、全部の新設主ロープ７のツケツテ
イングを行う。

（ハ）第２図および第３図に示すように、おもり側ロー
プ端７ｂを、つり合いおもり用吊車６に通し、おもり側
ロープ端７ｂと乗かご側ロープ端７ａを所定の長さにわ
たって、オーバラップさせ、これらを、互いに離れた二
個のロープ止め９および１０で固定する。

（ニ）巻上機を回転し、ラップ部Ｃを昇降路の最上方側
まで移動させ、ラップ部Ｃのおもり側端７ｂが１機械室
床のロープ支持ボトル１１にセットできる位置で上方の
ロープ止め９を外し、支持ボルトにおもり側ロープ端７
ｂをセットする。

（ホ）ロープ止め１０を外し、かご側ロープ端７ａを乗
かご用吊車３に通し、機械室床の支持ボルト（図示せず
）にかご側ロープ端７ａをセットする。この実施例によ
れば新生ロープの長さを決める場合、昇降路内に垂らし
た既設主ロープを基・準に行っているので初期伸びを考
慮する程度で新生ロープの正確な長さを簡単に求めるこ
とができ。

ロープ掛けを一度終らせた後、再度、切詰める等の処置
が必要なくなる。

この実施例は、主ロープの取替え作業に本発明を適用し
たものであるが、これに限らず、新規に主ロープのロー
プ掛け作業を行う場合にも適用できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、つり合いお、もり、または、その吊車
を昇降路最上方部まで上昇させるウィンチを設置する必
要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のエレベータ昇降路の縦断面
図、第２図はつり合いおもり部の拡大図、第３図は主ロ
ープ端部の拡大部、第４図は主ロープのおもり側端取付
部の拡大図である。１・・・巻上機綱車、２・・・そらせ車、３・・・乗か
ご用吊車、５・・・つり合いおもり、６・・・つり合い
おもり用吊車、７・・・主ロープ、９，１ｏ・・・ロー
プ止め。１１・・・機械室床ロープ端支持ボルト。第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】１、昇降路内に昇降自在に置かれた乗かご、およびつり
合いおもりと、前記昇降路の最上方の機械室に設置され
た巻上機と複数本の主ロープを設け、前記主ロープの両
端は前記機械室の床に支持され、前記乗かご用吊車、巻
上機綱車、つり合おもり用吊車の順に掛けられている２
：１ローピングエレベータの主ロープ掛けに際し、次の
工程順に従つて、主ロープ掛けを行うことを特徴とする
２：１ローピングエレベータの主ロープ掛け方法。（イ）前記主ロープの両端がだいたい前記昇降路下部で
同じ位置か、または、一方が若干長くなるように前記機
械室より前記主ロープを降し、ループ部を前記巻上機綱
車に掛ける。（ロ）前記つり合おもりの上部にセットするおもり側ロ
ープ端を、前記つり合いおもり用吊車に通す。（ハ）おもり側ロープ端と、かご側ロープ端とを、端部
から所定の長さにわたつてオーバーラップした状態とし
、これらを上・下に互いに離れた二箇所でロープ止めに
より固定する。（ニ）前記巻上機を回転し、前記オーバーラップ部を前
記昇降路の最上方側まで移動させる。（ホ）前記機械室の床下で上側のロープ止めを、一個外
し、おもり側ロープ端を前記機械室の床にセットする。（へ）下側のロープ止めを外し、かご側ロープ端を前記
乗かご用吊車を通した後、前記機械室の前記床にセット
する。