JPH0262352A - 熱転写式プリンタにおける紙管保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は熱転写式プリンタにおいて転写フィルム等の巻
取りリールとして用いられる紙管保持装置の改良に関す
るものである。

［従来の技術］ 従来の熱転写式プリンタにおける紙管保持装置は、たと
えば、第３図に示すように構成されていた。

同図において、１は環状の紙管で、その両端は紙管ホル
ダ２，３により回転自在に支持されている、各紙管ホル
ダ２．３は夫々その自由端部に向けて外径が小径となる
ようにテーパ一部２ａ、３ａを形成している。なお１紙
管ボルダ２には爪２ｂも形成している。４はモータで、
その回転軸４ａの延長部を紙管ホルダ２の中心部に嵌め
込みこれを駆動するようになっている。５は圧縮ばねで
１紙管ホルダ３の軸に装着し紙管１を押圧し。

保持するようにしている。

各紙管ホルダ２，３のテーパ一部２ａ、３ａは紙管１の
内径に挿入し、爪２ｂが紙管１の切欠部ｌａに嵌め込み
、これでモータ４の回転力が紙管１に伝えられるように
なっている。

紙管ホルダ２．３に対して紙管１を装着するには１紙管
１あるいは、転写フィルム６の巻かれた状態の紙管１（
転写フィルムロール）を手で保持し、紙管１の右端を紙
管ホルダ３に嵌め込み１紙管１を右方向にスライドさせ
て紙管ホルダ２の爪２ｂと紙管１の切欠部１ａの位置合
わせをしながら紙管１の左端を紙管ホルダ２に嵌め込む
。

し発明が解決しようとする課題］ このような熱転写式プリンタにおいては、新しい転写フ
ィルムを装着する時、または、清掃の必要上印刷の途中
において、転写フィルムを取り外した後、再びこの紙管
を装着する場合に次の間ｕ点があった。

即ち、従来のものでは、上記のように紙管の切欠部と紙
管ホルダの爪との連結の位置を合わせた後でなければ２
紙管の一方側に設けた切欠部に。

対向する側の紙管ホルダに設けた爪を嵌め込むことがで
きなかったが、この位置合わせを手作業で行っていたた
め、転写フィルムの装着が極めて面倒であった。

本発明は上記の紙管ホルダ側の爪を紙管の切欠部に嵌め
込んだり取り外したりする作業を１位置合わせの必要が
なく、簡単に行うことができるようにした熱転写式プリ
ンタにおける転写フィルムの紙管保持装置を提供するこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は２個の紙管ホルダによって紙管を回転自在に支
持し、■方の紙管ホルダをモータで駆動し１紙管に装着
した転写フィルム等を巻取るようにした転写フィルムの
巻取り装置において、一方の紙管ホルダに隣接して、爪
プレートを軸方向に弾性的に支持すると共に、この爪プ
レートに紙管に設けた切欠部分に着脱自在の爪を設ける
ようにした熱転写式プリンタにおける紙管保持装置に関
する。

〔実施例〕

以下第１図〜第２図に示す一実施例に基き本発明を具体
的に説明する。同図において第３図と均等な構成につい
てはこれと同等な符号を付して示した。

本発明のものは１紙管ホルダ２と紙管１との取付側の構
造を除き、他の構造即ち１紙管ホルダ３圧縮ばね５に関
しては、第２図に示した従来例のものと全く同様な構造
で良いので、以下の説明はこの従来例のものと相違する
紙管ホルダ２側について記載した図面によって説明する
ことにする。

なお、第３図中の圧縮ばね５は後述する圧縮ばね７と区
別するため、第１の圧縮ばね５と呼ぶことにする。

第１図に示すように１紙管ホルダ２の中心部にモータ４
の軸４ａが嵌め込まれているが、これは紙管ホルダ２の
中心軸とモータ４の軸を直結するようにしても良く、さ
らに、これに代え、たとえば、すべり摩擦クラッチ等の
連結手段を介して連結するようにしても良い。

２Ｃは紙管ホルダ２に隣接して設けた爪プレートで、こ
れは側面形状が〉状で、この外周部に２個の爪２ｂ＋、
２ｂ２が取付けられている。

７は第２の圧縮ばねで、爪プレート２ｃとモタ４の軸４
ａの段部４ｂに互って装着される。

第２図（ハ）に示すように、爪２ｂ１．２ｂ２が紙管１
に形成された２個の切欠部１ａ、ｌａ’に各別に嵌まっ
た状態のときには１回転方向には切欠部１ａ、ｌａ’に
よって拘束されているが、軸方向には摺動自在となって
いる。

爪プレート２ｃは、圧縮ばね７によって１第２図（イ）
、（ロ）で右方向に押されており１紙管ホルダ２の背面
がそのストッパとなっている。

８は紙管１に装着された転写フィルム　、９は紙管ホル
ダ２の鍔である。

尚２本実施例では爪２ｂ３，２ｂ２に示すように２個の
爪を紙管ホルダ２に設けた場合を示したが爪の数は１個
でもよい、又、２個の爪を爪プレート２Ｃで連結してい
るが、各々の爪２ｂ１．２ｂ２は独立しており、単独に
摺動する構造のものであっても良い。

［作用］ 転写フィルムが装着された紙管１を紙管ホルダ２．３の
各テーパ一部にあてがってセットすると。

第１の圧縮ばね５（第３図参照）のばね圧によって紙管
１は９紙管ホルダ３を介して紙管ホルダ２に押し付けら
れ１紙管ホルダ２の鍔９によって支えられる。このばね
圧は、圧縮ばね７のばね圧より充分に強いものとしであ
る。

この状態では、第２図（ロ）に示すように、爪２ｂＩ、
２’ｂｚは、まだ、切欠部１ａ、ｌａ’には嵌まってお
らず、爪２　ｂ　＋、　２　ｂ　ｔは爪プレート２ｃと
共に、圧縮ばね５のバネ圧によって左方向に逃げ１紙管
１の左方端面に単に接触した状態となっている。

この状態でモータ４を回転させると、爪２ｂ２ｂ２は紙
管１の上記端面上をすべり、爪２ｂ２　ｂ　２が紙管１
の切欠部１ａ、ｌａ’の位置にきた時、第２図（イ）、
（ハ）に示すように、冬瓜が第２の圧縮ばね７の押圧力
により上記の切欠部に自動的に嵌まり、モータ４の回転
力が紙管１に伝達されるようになる。

なお１本発明のものでは、当初、爪２ｂ１．２ｂ２が切
欠部１ａ、ｌａ’に嵌まってない状態でも、摩擦力によ
る空転トルクがあるので、転写フィルムを巻取ることが
あり、転写フィルムを不必要に巻取ることがあるので、
転写フィルム８に適当なパックテンションを与えておく
ことが望ましい 「発明の効果」 本発明の熱転写式プリンタにおける転写フィルムの紙管
保持装置では、従来のものでは、一方の紙管ホルダに直
接設けていた爪を、この紙管ホルダに隣接して設けた独
立した部材である爪プレートに対して取り付けるように
し、この爪プレートの爪を紙管に設けた切欠部分に対し
て圧縮ばねとモータの作動により自動的に嵌めるような
構成としたものであるから１次のような優れた効果を有
する。

即ち、転写フィルムを装着した紙管を取り付ける場合に
は、左右の紙管ホルダに対して２紙管を唯単にあてがっ
てセットしさえすれば、セット後のモータの駆動によっ
て、自動的に爪が紙管の切欠部に嵌まるようになってい
るから、従来３面倒だった転写式プリンタにおける紙管
のセット操作を極めて簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第２図は本発明の一実施例を示すもので、その
内第１図（イ）は正面図、〈口〉は側面図、（ハ）は斜
視図、第２図（イ）およびくハ）は夫々風が切欠部に嵌
まっている状態を示す要部縦断正面図および平面図１　
（ロ）は爪が切欠部に嵌まる前の状態を示す要部縦断正
面図である。 第３図（イ）、（ロ）は夫々従来例を示す正面図である
。 　ａ ｂ に紙管 １ａ°　：切欠部 ２：紙管ホルダ ２ａ：テーパ一部 ２ｂ２・爪 ２ｃ：爪プレート ３：紙管ホルダ ４：モータ ４ａ：モータ軸 ５：第１の圧縮ばね ７：第２の圧縮ばね ８：転写フィルム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、当該紙管を左右両端から支承する２個の紙管ホルダ
   によって紙管を回転自在に支持し、１方の紙管ホルダを
   モータで駆動し、紙管に装着した転写フィルム等を巻取
   るようにした転写フィルムの巻取り装置において、一方
   の紙管ホルダに隣接して、爪プレートを軸方向に弾性的
   に支持すると共に、この爪プレートに紙管に設けた切欠
   部分に着脱自在の爪を設けるようにしたことを特徴とす
   る熱転写式プリンタにおける紙管保持装置。 ２、紙管の一方側に切欠部を設け、この切欠部に対向す
   る一方側の紙管ホルダに隣接してこれと同軸で軸方向に
   摺動自在の爪プレートを設け、この爪プレートには上記
   切欠部に着脱する爪を設けると共に上記紙管に対して押
   圧する圧縮ばねを設け、また、他方の紙管ホルダに対し
   てもこれを紙管側に押圧する圧縮ばねを設け、上記モー
   タの駆動により上記爪プレートを円周方向にスライドさ
   せることにより上記爪が紙管の切欠部に篏入するように
   した請求項１記載の熱転写式プリンタにおける紙管保持
   装置。 ３、爪プレートを側面形状を■とし、この爪プレートに
   １個または複数個の爪を設けるとともに、紙管側に、こ
   れらの爪が着脱自在の切欠部を円周上の対応位置に形成
   するようにした請求項１記載の熱転写式プリンタにおけ
   る紙管保持装置。