JPH0260831A - エンジンマウント装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明（土、自動車の車体にエンジンやエンジンと一体
になったトランスミッションを弾性的に支持させるエン
ジンマウント装置に関するものである。

（従来の技術） 一般に、自動車の車体にエンジンやそれと一体のトラン
スミッションを搭載する場合、エンジンやトランスミッ
ションは複数のエンジンマウント装置を介して車体に取
付けられる。エンジンマウント装置の構造や車体に対す
る取付は方法は、取付ける位置やエンジンやトランスミ
ッションの構造自体の相違等によって様々であるか、エ
ンジンあるいはトランスミッションを第４図に示すよう
にして車体のサイトメンバｌに支持させることかある。

ここで用いられるエンジンマウント装置は。

筒体２にゴム材３が内装され、このゴム材３に軸４を通
してマウント本体５か形成されており、筒体２はエンジ
ン、或は、トランスミッションに取付けたブラケット６
に連結され、軸４は直接サイドメンバｌに連結される。

尚、第４図中符号７はリザーブタンクを示し、符号８は
リザーブタンク７に連結されたベントホースを示すもの
とする。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した従来のエンジンマウント装置に
おいては、マウント本体５か外部に剥き出しになった状
態でサイトメンバｌに取付けられているため、ベントホ
ース８から流れ出たクーラント等がマウント本体５にか
かり易く、クーラント等の付着によって金具の錆発生や
ゴム材３の剥離を招くという問題かあった。

また、従来のエンジンマウント装置は、車体側のサイド
メンバ１に対するマウント本体５の連結を軸４の締付け
たけで行っているため、車体側に対する取付は剛性か充
分ではなく、振動抑止面に悪影響を与えるという問題も
あった。

本発明の目的は、耐久性に優れ、しかも車体に対する取
付は剛性が高いエンジンマウント装置を提供せんとする
ものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上述した課題を解決するための手段として、
筒体２にゴム材３を内装し該ゴム材３に軸４を通してマ
ウント本体５を形成し、前記筒体２をエンジン側に連結
する一方、前記軸４を車体側に連結するエンジンマウン
ト装置において、前記マウント本体５の外面を覆う形状
のブラケット９を設け、該ブラケット９を介して前記軸
４と車体側を連結するようにしたものである。

（作用） このような構成としたことにより、マウント本体５はブ
ラケット９によってその外面を覆われるようになり、こ
のためクーラント等が直接にかかるようなことはなくな
る。また、マウント本体５の軸４と車体側はブラケット
９を介して連結されるため、マウント本体５がより剛的
に車体側に支持されるようになる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。尚、第４図に示した従来の技術と同一部分
には同一符号を用いるものとする。

この実施例の場合、本発明にかかるエンジンマウント装
置は、エンジンと一体化されたトランスミッション１０
の端部を車体側のサイドメンバｌに支持させる。マウン
ト本体５は筒体２の内側部にゴム材３か接着され、この
ゴム材３の中心部にボルト１１の軸４か挿入されて成る
。そして、筒体２の外同面には略コの字状のアーム１２
か一体に取付けられ、このアーム１２には一対のスタッ
トボルト１３か螺着されている。このスタッドボルト１
３の先端部はマウント本体５か車体側に取付けられた状
態において、下方に延出するようになっている。

９は、マウント本体５の軸４を車体側のサイトメンバ１
に取付けるためのブラケットてあり、このブラケット９
は筒体２の上部側の外周面とエンジンルーム内側の端面
を覆う形状に形成されている。ブラケット９のエンジン
ルーム内側を覆う面にはボルト１１を挿入するための貫
通孔１４か穿設されており、この面と反対側の端部には
フランジ１５か形成され、このフランジ１５に複数の貫
通孔１６か穿設されている。この貫通孔１６はボルト１
７を挿入するためのものであり、ボルト１７は貫通孔１
６に挿入した状態てサイドメンバ１に螺着される。

また、６は、トランスミッションｌＯにボルト１８を介
して取伺けられるブラケットであり、このブラケット６
にはスタッドボルト１３の先端部を挿入するための一対
の貫通孔１９か穿設されている。そして、スタットボル
ト１３はこの貫通孔１９に挿入された状態でその先端部
にワッシャ２０とナツト２１か取付けられるようになっ
ている。

尚、第２図および第３図において、符号２２はバッテリ
ーを示し、符号に２３はラジェータを示すものとする。

以上の構成において、エンジンとトランスミッション１
０を車体に組み付ける場合、次のようにして本発明にか
かるエンジンマウント装置をトランスミッション１０と
サイトメンバ１に連結する。

まず、ボルト１１の軸４をブラケット９の貫通孔１４に
挿入し、さらにこの状態てマウント本体５を貫通させて
先端部をサイトメンバ１に螺着する。そしてこの際、ブ
ラケット９のフランジ１５をボルト１７によってサイド
メンバｌに同時に固定する。一方、ブラケット６はボル
ト１８によってトランスミッション１０に固定する。

次に、エンジンとトランスミッション１０す車体の下方
から持ち上げ、車体側から下方に突出したスタットボル
ト１３の先端部をトランスミッション１０側の貫通孔１
９に挿入する。そして、この状態においてブラケット６
を貫通したスタッドボルト１３の先端部にワッシャ２０
とナツト２１を取付け、車体の下方からナツト２１を締
付ける。

トランスミッション１０がサイドメンバｌにこのように
取付けられると、ベントホース８から滴下したクーラン
トやバッテリー２２からこぼれ出たバッテリー液はブラ
ケット９に遮られてマウント本体５には付着しなくなる
。また、マウント本体５の軸４とサイトメンバ１は、絞
り形状のブラケット９を介して連結されるため、トラン
スミッション圓の取付は剛性か増すようになる。

（発明の効果） 以上で説明したように、本発明によれば、マウント本体
がその外面をブラケットに覆われるようになるため、ク
ーラント等の付着によるマウント本体の劣化を確実に防
止することか出来る。さらに、マウント本体の軸はその
外面を覆うブラケットを介して車体側に剛的に連結され
るようになるため、従来のもに比較してエンジンやトラ
ンスミッションの取付は剛性が増すようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第２図は
同側面図、第３図は同平面図、第４図は従来の技術を示
す正面図である。 ２・・・筒体、 ３・・・ゴム材、 ４・・・軸、 ５・・・マウント本体、 ９・・・ブラケット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）筒体にゴム材を内装し該ゴム材に軸を通してマウ
   ント本体を形成し、前記筒体をエンジン側に連結する一
   方、前記軸を車体側に連結するエンジンマウント装置に
   おいて、前記マウント本体の外面を覆う形状のブラケッ
   トを設け、該ブラケットを介して前記軸と車体側を連結
   したことを特徴とするエンジンマウント装置。