JPH0259989B2 - - Google Patents
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- JPH0259989B2 JPH0259989B2 JP58004108A JP410883A JPH0259989B2 JP H0259989 B2 JPH0259989 B2 JP H0259989B2 JP 58004108 A JP58004108 A JP 58004108A JP 410883 A JP410883 A JP 410883A JP H0259989 B2 JPH0259989 B2 JP H0259989B2
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- toner
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08702—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08706—Polymers of alkenyl-aromatic compounds
- G03G9/08708—Copolymers of styrene
- G03G9/08711—Copolymers of styrene with esters of acrylic or methacrylic acid
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08753—Epoxyresins
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
(1) 発明の技術分野
本発明は粉体現像用トナーに関し、更に詳しく
は印字濃度を高めることのできるフラツシユ定着
用の粉体現像用トナーに関する。 (2) 技術の背景および従来技術と問題点 従来、プタンター、フアクシミリーおよびコピ
ーのような電子写真における定着法としては、ヒ
ートロールやヒートオーブンを用いた熱定着法か
又はフラツシユ定着法のいずれかが採用されてい
る。後者のフラツシユ定着法によりトナーを定着
する場合、通常ガス状低分子物質が発生し、悪臭
を放つと共に人体に有害作用を与える欠点があ
る。従つて、フラツシユ照射によりガス状の低分
子物質に分解しない耐熱性のすぐれた樹脂がトナ
ーとして要求される。かかる条件を満足する樹脂
として、本発明者らはすでにエポキシ樹脂を基材
とし、フラツシユ定着時に悪臭を放つガス状低分
子物質をごく少量生成するにすぎない粉体現像用
トナーを提案している(特開昭56、30139)。 しかるに、かかるバインダー樹脂としてエポキ
シ樹脂のみを用いた場合、次の(1)および(2)の欠点
が見られた。 (1) フラツシユ照射時の急激なエネルギー吸収に
よりトナーの溶融粘度が極端に低下し、表面張
力によつて溶融トナーが凝集してしまい、固化
したトナー像は印字に中抜け(ボイド)を生じ
て印字濃度が低下してしまう。 (2) 感光体表面へのトナー粘着現像(トナーフイ
ルミング)があらわれ、これによつて印字濃度
の変化や背景部の汚れ(カブレ)あるいはオフ
セツト現象などが発生する。 (3) 発明の目的および構成 本発明は、上記のトナー樹脂の感光板表面への
粘着性の問題を解決すると同時にフラツシユ定着
像のボイド発生を防止するための粉体現像用トナ
ーを提供することをその目的とする。 かかる目的達成のため、本発明のフラツシユ定
着のための粉体現像用トナーは融点60〜160゜、重
量平均分子量1000〜10000を有し更にその重合度
が0のビスフエノールAグリシジルエーテルを4
重量%以下含有するビスフエノールA/エピクロ
ルヒドリン型エポキシ樹脂100重量部に対し、軟
化点100〜150℃、重量平均分子量10000〜1000000
および揮発分0.5%以下を有するスチレン―n―
ブチルアクリレート樹脂10〜50重量部および着色
剤を含んでなる。 また、本発明の粉体現像用トナーは、エポキシ
樹脂100重量部に対し、スチレン―n―ブチルア
クリレート樹脂10〜50重量部を配合してなること
を特徴とする。 上記の範囲を採択した理由は次の通りである。
すなわち、スチレン―n―ブチルアクリレート樹
脂が10重量部未満では印字に白抜け(ボイド)が
多く発生し、また50重量部を超えると溶融粘度が
高くなりすぎて定着性が悪くなり不都合であるか
らである。 エポキシ樹脂はビスフエノールAとエピクロル
ヒドリンとの重縮合物であるが、通常のエポキシ
樹脂には重合度(n)が0のビスフエノールAグ
リシジルエーテルが5〜10重量%含有されてお
り、この低分子量成分がトナーフイルミングを発
生させる要因となつていることが判明している。 そこで本発明ではn=0のビスフエノールAグ
リシジルエーテルを4重量%以下にすることによ
り耐トナーフイルミング性を向上せんとするもの
であり、更に本発明におけるエポキシ樹脂は融点
60〜160℃、重量平均分子量1000〜10000を有する
ことが好ましい。このような範囲を採択したのは
以下の理由による。 エポキシ樹脂の融点が60℃および分子量が1000
以下ではn=1〜2の低分子量成分が主体となり
室温保存下でトナー粒子同志のブロツキングを発
生しやすくなり好ましくない。又、融点が160゜お
よび分子量が10000以上では定着温度が高くなり
すぎ、定着性が低下する。 更にエポキシ樹脂と共用すべき樹脂としてスチ
レン―n―ブチルアクリレート樹脂は主にトナー
の溶融粘度を上昇させ溶融トナーの凝集を防止し
て定着トナー像のボイド発生を防ぐ働きを有し、
同時に、スチレン―n―ブチルアクリレート樹脂
のもつ非粘着性によつてドラムに対する耐フイル
ミング性を向上させる働きをもつ。 本発明におけるこのスチレン―n―ブチルアク
リレート樹脂(以下、単にスチレン―n―ブチル
アクリレートともいう)が好ましくは軟化点100
〜150℃、重量平均分子量10000〜100000および揮
発分(スチレンモノマーおよびn―ブチルアクリ
レートモノマー)0.5%以下を有する。ここでス
チレン―n―ブチルアクリレート樹脂の軟化点が
100゜および分子量が10000以下ではボイドの発生
を防止するに足りない。又、軟化点が150℃およ
び分子量が100000以上では定着性を逆に劣化させ
好ましくない。 本発明のトナーは常法によりニーダなどを用い
てエポキシ樹脂、スチレン―n―ブチルアクリレ
ート樹脂、着色剤例えば染料、カーボンなどを加
え混練する。得られたトナー塊を粉砕し、そして
分級することにより所望のトナーが得られる。な
お本発明中「フラツシユ定着」とはトナー像に高
エネルギーの紫外線および可視光線を照射して、
トナーの温度を瞬間的にトナーの溶融温度まで上
昇せしめることによりトナー像を定着する技法を
いう。 以下、実施例および比較例により本発明を説明
する。 (4) 発明の実施例および効果 実施例および比較例 エポキシ当量1130、重量平均分子量約2000及び
融点約110℃を有し、重合度n=0のビスフエノ
ールAグリーンジルエーテルが2.5%を含むエポ
キシ樹脂(エピクロン EXA―1191 大日本イ
ンキ化学工業)と軟化点140℃、重量平均分子量
60000のスチレン―n―ブチルアクリレート樹脂
(ハイマーSBM―600、三洋化成(株))、着色剤とし
てカーボン(ブラツクパールズL,キヤボツト
社)、染料(ニグロシンベースEX、オリエント化
学工業)を表1に示す組成を有するトナーを作成
し、これを加熱したたニーダで1時間混練し、次
いでジエツトパルピライザーにより粉砕し、風力
分級機により分級して4種類のトナーを作製した
(トナーAは比較例であり、トナーB〜Dは実施
例である)。
は印字濃度を高めることのできるフラツシユ定着
用の粉体現像用トナーに関する。 (2) 技術の背景および従来技術と問題点 従来、プタンター、フアクシミリーおよびコピ
ーのような電子写真における定着法としては、ヒ
ートロールやヒートオーブンを用いた熱定着法か
又はフラツシユ定着法のいずれかが採用されてい
る。後者のフラツシユ定着法によりトナーを定着
する場合、通常ガス状低分子物質が発生し、悪臭
を放つと共に人体に有害作用を与える欠点があ
る。従つて、フラツシユ照射によりガス状の低分
子物質に分解しない耐熱性のすぐれた樹脂がトナ
ーとして要求される。かかる条件を満足する樹脂
として、本発明者らはすでにエポキシ樹脂を基材
とし、フラツシユ定着時に悪臭を放つガス状低分
子物質をごく少量生成するにすぎない粉体現像用
トナーを提案している(特開昭56、30139)。 しかるに、かかるバインダー樹脂としてエポキ
シ樹脂のみを用いた場合、次の(1)および(2)の欠点
が見られた。 (1) フラツシユ照射時の急激なエネルギー吸収に
よりトナーの溶融粘度が極端に低下し、表面張
力によつて溶融トナーが凝集してしまい、固化
したトナー像は印字に中抜け(ボイド)を生じ
て印字濃度が低下してしまう。 (2) 感光体表面へのトナー粘着現像(トナーフイ
ルミング)があらわれ、これによつて印字濃度
の変化や背景部の汚れ(カブレ)あるいはオフ
セツト現象などが発生する。 (3) 発明の目的および構成 本発明は、上記のトナー樹脂の感光板表面への
粘着性の問題を解決すると同時にフラツシユ定着
像のボイド発生を防止するための粉体現像用トナ
ーを提供することをその目的とする。 かかる目的達成のため、本発明のフラツシユ定
着のための粉体現像用トナーは融点60〜160゜、重
量平均分子量1000〜10000を有し更にその重合度
が0のビスフエノールAグリシジルエーテルを4
重量%以下含有するビスフエノールA/エピクロ
ルヒドリン型エポキシ樹脂100重量部に対し、軟
化点100〜150℃、重量平均分子量10000〜1000000
および揮発分0.5%以下を有するスチレン―n―
ブチルアクリレート樹脂10〜50重量部および着色
剤を含んでなる。 また、本発明の粉体現像用トナーは、エポキシ
樹脂100重量部に対し、スチレン―n―ブチルア
クリレート樹脂10〜50重量部を配合してなること
を特徴とする。 上記の範囲を採択した理由は次の通りである。
すなわち、スチレン―n―ブチルアクリレート樹
脂が10重量部未満では印字に白抜け(ボイド)が
多く発生し、また50重量部を超えると溶融粘度が
高くなりすぎて定着性が悪くなり不都合であるか
らである。 エポキシ樹脂はビスフエノールAとエピクロル
ヒドリンとの重縮合物であるが、通常のエポキシ
樹脂には重合度(n)が0のビスフエノールAグ
リシジルエーテルが5〜10重量%含有されてお
り、この低分子量成分がトナーフイルミングを発
生させる要因となつていることが判明している。 そこで本発明ではn=0のビスフエノールAグ
リシジルエーテルを4重量%以下にすることによ
り耐トナーフイルミング性を向上せんとするもの
であり、更に本発明におけるエポキシ樹脂は融点
60〜160℃、重量平均分子量1000〜10000を有する
ことが好ましい。このような範囲を採択したのは
以下の理由による。 エポキシ樹脂の融点が60℃および分子量が1000
以下ではn=1〜2の低分子量成分が主体となり
室温保存下でトナー粒子同志のブロツキングを発
生しやすくなり好ましくない。又、融点が160゜お
よび分子量が10000以上では定着温度が高くなり
すぎ、定着性が低下する。 更にエポキシ樹脂と共用すべき樹脂としてスチ
レン―n―ブチルアクリレート樹脂は主にトナー
の溶融粘度を上昇させ溶融トナーの凝集を防止し
て定着トナー像のボイド発生を防ぐ働きを有し、
同時に、スチレン―n―ブチルアクリレート樹脂
のもつ非粘着性によつてドラムに対する耐フイル
ミング性を向上させる働きをもつ。 本発明におけるこのスチレン―n―ブチルアク
リレート樹脂(以下、単にスチレン―n―ブチル
アクリレートともいう)が好ましくは軟化点100
〜150℃、重量平均分子量10000〜100000および揮
発分(スチレンモノマーおよびn―ブチルアクリ
レートモノマー)0.5%以下を有する。ここでス
チレン―n―ブチルアクリレート樹脂の軟化点が
100゜および分子量が10000以下ではボイドの発生
を防止するに足りない。又、軟化点が150℃およ
び分子量が100000以上では定着性を逆に劣化させ
好ましくない。 本発明のトナーは常法によりニーダなどを用い
てエポキシ樹脂、スチレン―n―ブチルアクリレ
ート樹脂、着色剤例えば染料、カーボンなどを加
え混練する。得られたトナー塊を粉砕し、そして
分級することにより所望のトナーが得られる。な
お本発明中「フラツシユ定着」とはトナー像に高
エネルギーの紫外線および可視光線を照射して、
トナーの温度を瞬間的にトナーの溶融温度まで上
昇せしめることによりトナー像を定着する技法を
いう。 以下、実施例および比較例により本発明を説明
する。 (4) 発明の実施例および効果 実施例および比較例 エポキシ当量1130、重量平均分子量約2000及び
融点約110℃を有し、重合度n=0のビスフエノ
ールAグリーンジルエーテルが2.5%を含むエポ
キシ樹脂(エピクロン EXA―1191 大日本イ
ンキ化学工業)と軟化点140℃、重量平均分子量
60000のスチレン―n―ブチルアクリレート樹脂
(ハイマーSBM―600、三洋化成(株))、着色剤とし
てカーボン(ブラツクパールズL,キヤボツト
社)、染料(ニグロシンベースEX、オリエント化
学工業)を表1に示す組成を有するトナーを作成
し、これを加熱したたニーダで1時間混練し、次
いでジエツトパルピライザーにより粉砕し、風力
分級機により分級して4種類のトナーを作製した
(トナーAは比較例であり、トナーB〜Dは実施
例である)。
【表】
これらのトナーを用いて鉄粉としてTS200R
(日本鉄粉(製))と組合わせトナー濃度3wt%で
現像剤を調製し、F6715Dレーザプリンタ(富士
通製)を使つて印字試験を行つた。この印字サン
プルの拡大写真(150倍)を写真に示す(第1
図)。スチレン―n―ブチルアクリレートが含有
していないトナーA(参考写真イ)は活字のとこ
ろどころに白抜けが生じており、印字濃度の低下
の原因になつていることがわかる。これに対して
スチレン―n―ブチルアクリレートを含有するト
ナーB(参考写真ロ)、C(参考写真ハ)、D(参考
写真ニ)は明らかにボイドが減少し、その定着画
像は密な溶融トナーからなつていることがわか
る。次に第1図にトナーA,B,C,Dを用いた
ときのドラムフイルミングの発生及びオフセツト
の発生の変化を示す。スチレン―n―ブチルアク
リレートを含有することによつて耐ドラムフイル
ミング性、耐オフセツト性が大幅に向上すること
がわかる。 一方、実施例と同様の融点、エポキシ当量、重
量平均分子量をもつエポキシ樹脂で重合度n=0
のビスフエノールAグリシジルエーテルが5.0%
含む樹脂を用いて実施例と同様に作製したトナー
はスチレン―n―ブチルアクリートポリマーを含
有しない場合、印字にボイドが多数みられるのは
勿論、フイルミング500シート、オフセツト1000
シート以下と早く実用的でない。又、スチレン―
n―ブチルアクリレートポリマーが30wt%含有
するトナーでもフイルミング1000シート、オフセ
ツト5000シート発生と、スチレン―n―ブチルア
クリレートポリマーを含有しても重合度nのビス
フエノールAグリシジルエーテルが4.0%以上の
場合は効果がみとめられなかつた。
(日本鉄粉(製))と組合わせトナー濃度3wt%で
現像剤を調製し、F6715Dレーザプリンタ(富士
通製)を使つて印字試験を行つた。この印字サン
プルの拡大写真(150倍)を写真に示す(第1
図)。スチレン―n―ブチルアクリレートが含有
していないトナーA(参考写真イ)は活字のとこ
ろどころに白抜けが生じており、印字濃度の低下
の原因になつていることがわかる。これに対して
スチレン―n―ブチルアクリレートを含有するト
ナーB(参考写真ロ)、C(参考写真ハ)、D(参考
写真ニ)は明らかにボイドが減少し、その定着画
像は密な溶融トナーからなつていることがわか
る。次に第1図にトナーA,B,C,Dを用いた
ときのドラムフイルミングの発生及びオフセツト
の発生の変化を示す。スチレン―n―ブチルアク
リレートを含有することによつて耐ドラムフイル
ミング性、耐オフセツト性が大幅に向上すること
がわかる。 一方、実施例と同様の融点、エポキシ当量、重
量平均分子量をもつエポキシ樹脂で重合度n=0
のビスフエノールAグリシジルエーテルが5.0%
含む樹脂を用いて実施例と同様に作製したトナー
はスチレン―n―ブチルアクリートポリマーを含
有しない場合、印字にボイドが多数みられるのは
勿論、フイルミング500シート、オフセツト1000
シート以下と早く実用的でない。又、スチレン―
n―ブチルアクリレートポリマーが30wt%含有
するトナーでもフイルミング1000シート、オフセ
ツト5000シート発生と、スチレン―n―ブチルア
クリレートポリマーを含有しても重合度nのビス
フエノールAグリシジルエーテルが4.0%以上の
場合は効果がみとめられなかつた。
第1図はスチレン―n―ブチルアクリレートの
含有量と印刷枚数との関係を示すグラフである。
含有量と印刷枚数との関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 融点60〜160゜、重量平均分子量1000〜10000
を有し更にその重合度が0のビスフエノールAグ
リシジルエーテルを4重量%以下含有するビスフ
エノールA/エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂
100重量部に対し、軟化点100〜150℃、重量平均
分子量10000〜100000および揮発分0.5%以下を有
するスチレン―n―ブチルアクリレート樹脂10〜
50重量部および着色剤を含んでなる、フラツシユ
定着用の粉体現像用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58004108A JPS59129862A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 粉体現像用トナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58004108A JPS59129862A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 粉体現像用トナ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59129862A JPS59129862A (ja) | 1984-07-26 |
JPH0259989B2 true JPH0259989B2 (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=11575591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58004108A Granted JPS59129862A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 粉体現像用トナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59129862A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS59129862A (ja) | 1984-07-26 |
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