JPS59129862A - 粉体現像用トナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［１１発明の技術分野 本発明は粉体現像用トナーに関し、更に詳しくは印字濃
度を高めることのできるフシッ７ユ定着用の粉体現像用
トナーに関する。

（２）技術の背景および従来技術と問題点従来、ゾタン
ター、ファクシミリ−およびコピーのような電子写真に
おける定着法としては、ヒートロールやヒートオープン
を用いた熱定着法か又はフラッシュ定着法のいずれかが
採用されている。後者のフラッジ一定着法によりトナー
を定着する場合、通常ガス状低分子物質が発生し、悪臭
を放つと共に人体に有害作用をも与える欠点がある。従
って、フラッシュ照射にょシガス状の低分子物質に分解
しない耐熱性のすぐれた樹脂がトナーとして要求される
。かかる条件を満足する樹脂として、本発明者らはすで
にエポキシ樹脂を基材とし、フランシ一定着時に悪臭を
放つガス状低分子物質をごく少量生成するにすぎない粉
体現像用トナー全提案しているＣ伴弄藺ａｇぐん・３０
／３７）。

しかるに、かかるバインダー樹脂としてエポキシ樹脂の
みを用いた場合５次のｆｉ＋および＋２１の欠点が見ら
れた。

（］）　　フラッシュ照射時の急激なエネルギー吸収に
よ５）ナーの溶融粘度が極端に低下し、表面張力によっ
て溶融トナーが凝集してしまい、固化したトナー像は印
字に中抜け（ボイド）を生じて印字濃度が低下してしま
う。

（２）　　感光体表面へのトナー粘着現象（トナーフィ
ルミング）があられれ、これによって印字濃度の変化や
背景部の汚れ（カブレ）あるいはオフセット現象などが
発生ずる。

（３）発明の目的および構成 本発明は、上記のトナー樹脂の感光板表面への粘着性の
問題を解決すると同時にフラッシュ定着像のディト発生
を防止するための粉体現像用トナーを提供することをそ
の目的とする。

かかる目的達成のため、本発明のフシノ７ユ定着のため
の粉体現像用トナーは工２キシ樹脂お裏びスチレン−ｎ
−ブチルアクリレートを含んでなる。

また、本発明の粉体現像用トナーは、エポキシ樹脂１０
０重量部に対し、好ましくはスチレン−ｎ−ブチルアク
リレート１０〜５０重量部分配合してなることを特徴と
する。

上記の範囲を採択した理由は次の通シである。

すなわち、スチレン−ｎ−ブチルアクリレートが１０重
量部未満では印字に白抜け（ボイド）が多く発生し、ま
た５０重鎖部を超えると溶融粘度が高く々シすぎて定着
性が悪くなシネ都合であるからである。

エポキシ樹脂はビスフェノールＡとエピクロル（ ヒドリンとの重縮合物であるが、通常のエポキシ樹脂に
は重合度師）がＯのビスフェノールＡグリシノルエーテ
ルが５〜１０重量％含有されており、　　　　　　゛こ
の低分子量成分がトナーフィルミングを発生させる要因
となっていることが判明している。

そこで本発明ではｎ　＝　ＯのビスフェノールＡグリシ
ツルエーテル’ｔ４重ｉ％以下にすることにより耐トナ
ーフィルミング性を向上せんとするものであシ、更に本
発明におけるエポキシ樹脂は融点６０〜１６０℃、重量
平均分子量１０００〜１０．０００．を有することが好
ましい。このような範囲を採択したのは以下の理由によ
る。

エポキシ樹脂の融点が６０℃および分子量が１０００以
下ではｎ　＝　１〜２の低分子量成分が主体となシ室温
保存下でトナー粒子同志のブロッキングを発生しゃすく
なり好ましくない。又、融点が１６０°および分子量が
１００００以上では定着温度が高くなシすぎ、定着性が
低下する。

更にエポキシ樹脂と共用すべき樹脂としてスチレン−ｎ
−ブチルアクリレートは主にトナーの溶融粘度を上昇さ
せ溶融トナーの凝集を防止して定着トナー像のメイド発
生を防ぐ働きを有し、同時に、スチレン−ｎ−ブチルア
クリレートのもつ非粘着性によってドラムに対する耐フ
ィルミング性を向上させる働きをもつ。

本発明におけるこのスチレン−ｎ−ブチルアクリート樹
脂が好ましくは軟化点１００〜１５０℃、重量平均分子
量１０，０００〜１００，０００および揮発分（スチレ
ンモノマーおよびｎ−ブチルアクリレートモノマー）　
０．５％以下を有する。ここでスチレン−ｎ−ブチルア
クリレート樹脂の軟化点が１００°および分子量が１０
０００以下ではボイドの発生を防止するに足９ない。又
、軟化点が１５０℃および分子量が１０００００以上で
は定着性を逆に劣化させ好ましくない。

本発明のトナーは常法によりニーダなどを用いてエポキ
シ樹脂、スチレン−ｎ−ブチルアクリレート樹脂、着色
剤例えば染料、カーボンなどを加え混練する。得られた
トナー塊を粉砕し、そして分級することにより所望のト
ナーが得られる。なお本発明中「フラッシュ定着」とは
トナー像に高エネルギーの紫外線および可視光線を照射
して、　　　　′トナーの温度を瞬間的にトナーの溶融
温度まで上昇せしめることによりトナー像を定着する技
法をい□う。

以下、実施例および比較例によυ本発明を説明する。

（４）発明の実施例および効果 実施例および比較例 エポキン当景１１３０．重量平均分子量約２０００及び
融点約１１０℃を有し、重合度ｎ−Ｏのビスフェノール
Ａグリーンツルエーテルが２．５７を含むエポキシ樹脂
（エピクロン　ＥＸＡ−１１９１大日本インキ化学工業
）と軟化点１４０℃、重量平均分子ｉ：６０，０００の
スチレン−ｎ−ブチルアクリル−）１１ｊ脂（ハイマー
ＳＢＭ−６００、三洋化成（株））、着色剤としてカー
ボン（ブラックパールズＬ、キャボッＩＩＪ：）、染料
にグロゾンベースＥＸ、オリエント化学工業）を表１に
示す組成を有するトナーを作成し、これを加熱したニー
ダで１時間混練し、次いでソエソト・ぐルビライザーに
よシ粉砕し、風力分級機によｐ分級して４種類のトナー
を作製した（トナーＡは比較例であり、トナーＢ−Ｄは
実施例である）。

表１　　トナー組成 これらのトナーを用いて鉄粉としてＴＳ２００Ｒ（日本
鉄粉（製））と組合わせトナー濃度３ｗｔ楚で現像剤を
調製し、Ｆ６７１５Ｄレーザプリンタ（富士連装）を使
って印字試験を行った。この中学サンプルの拡大写真（
１５０倍）を写真に示ｊ（ｉ１図）。スチレン−ｎ−ブ
チルアクリレートが含有していないトナーＡ（参考写真
（イ））は活字のところどころに白抜けが生じており、
印字濃度の低下の原因になっていることがわかる。これ
に対してスチレン−ｎ−ブチルアクリレート全含有する
トナーＢ（参考写真（ロ））、Ｃ（参考写真（ハ））、
Ｄ（参考写真に））は明らかにボイドが減少し、その定
畠画像は密な溶融トナーからなっていることがわかる。

次に第１図にトナーＡ、　Ｂ％Ｃ，Ｄ′ｊ＆：用いたと
きのドラムフィルミングの発生及びオフセットの発生の
変化を示す。スチレン−ｎ−ブチルアクリレートを含有
することによって耐ドラムフィルミング性、耐オフセッ
ト性が大幅に向上することがわかる。

一方、実施例と同様の融点、エポキシ樹脂、重量平均分
子量をもつエポキシ樹脂で重合度ｎ　＝　０のビスフェ
ノールＡグリシツルエーテルが５．０％含む樹脂を用い
て実施例と同様に作製したトナーはスチレン−１１−プ
チルアクリートポリマーヲ含有しない場合、印字にボイ
ドが多数みられるのは勿論、フィルミング５００シート
、オフセット１０００ソート以下と早く実用的でない。

又、スチレン−ｎ−ブチルアクリレートポリマーが３０
ｗｔ％含有するトナーでもフィルミング１０００ソート
、オフセット５０００シート発生ト、スチレン−ｎ−ブ
チルアクリレートポリマーを含有しても重合度ｎのビス
フェノールＡグリシツルエーテルが４．０％以上の場合
は効果がみとめられなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図はスチレン−ｎ−ブチルアクリレートの含有量と
印刷枚数との関係を示すグラフである。 特許出願人 富士通株式会社 特許出願代理人 弁理士　青　木　　　　朗 弁理士　西　舘　和　之 弁理士　内　１）幸　男 弁理士　山　口　昭　之

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　エポキシ樹脂、スチレン−ｎ〜ブチルアクリレー
   トおよび着色剤を含んでなる、フラッシュ定着用の粉体
   現像用トナー。 ２、前記エポキシ樹脂１００重量部に対し、スチレン−
   ｎ−ブチルアクリレート１０〜５０重量部を配合してな
   る、特許請求の範囲第１項記載の粉体現像用トナー。 ３　前記エポキシ樹脂が、融点６０〜１６０°。 重量平均分子量１０００〜１０，０００を有し更にその
   重合度がＯのビスフェノールへプリシソルエーテルを４
   重量係以下含有するビスフェノールＶエピクロルヒドリ
   ン型エポキシ樹脂である、特許請求の範囲第１項又は第
   ２項記載の粉体現像用トナー１゜ ４　前記スチレン−ｎ−ブチルアクリレート樹脂が軟化
   膚１００〜１５０℃、重量平均分子量１−０．０００〜
   １００，０００および揮発分０．５％以下を有する、特
   許請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記載の粉体現
   像用トナー。