JP2735165B2 - トナー - Google Patents

トナー

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JP2735165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 電子写真などの静電潜像を現像するために用いられる
トナーに関し、 定着性および耐ブロッキング性を損うことなく、耐ボ
イド特性に優れたトナーを提供することを目的とし、 バインダ樹脂を用いるトナーにおいて、前記バインダ
樹脂の表面張力が200℃において15dyne/cm以下であり、
かつ、9dyne/cmを越えることを特徴とする光閃光型定着
用のトナーであるように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、電子写真などの静電潜像を現像するために
用いられるトナーに関する。
電子写真法としては、米国特許第2297691号などに記
載された方式が周知である。これは一般には光導電性絶
縁体(フォトコンドラムなど)を利用し、コロナ放電な
どにより該光導電性絶縁体上に一様な静電荷を与え、様
々な手段により該光導電性絶縁体上に光像を照射するこ
とによって静電潜像を形成し、次いで、該潜像をトナー
と呼ばれる微粉末を用いて現像可視化し、必要に応じて
紙等にトナー画像を転写した後、加圧、加熱、溶剤蒸
気、光等の照射などの手段により紙等の記録媒体上にト
ナー画像を定着させて複写物を得るものである。
[従来の技術] これらの静電潜像を現像するためのトナーとしては、
従来より天然または合成高分子物質よりなるバインダ樹
脂中にカーボンブラックなどの着色剤を分散させたもの
を5〜20μm程度に微粉砕した粒子が用いられている。
かかるトナーは通常、トナー単体もしくは鉄粉、ガラ
スビーズなどの担体物質(キャリア)と混合され、静電
潜像の現像に用いられる。
トナー単体で現像に供せられる場合(一成分現像方
法)、トナーは通常、磁性粉を含有しており、トナーは
現像装置の壁面や現像装置内のマグネットロールなどの
部材と摩擦されることにより摩擦帯電し、さらに、マグ
ネットロールの磁力により、マグネットロール上に保持
され、マグネットロールが回転することによりトナーが
光導電性絶縁体上の潜像部分に運ばれ、帯電したトナー
が電気的吸引力により潜像に付着することによって現像
が行われる。
また、キャリアとトナーを混合して用いる場合(二成
分現像方法)、トナーとキャリアとからなる現像剤は現
像装置内で混合撹拌されることにより摩擦帯電し、トナ
ーがキャリアに担持された状態で光導電性絶縁体上の潜
像部分に運ばれ、帯電したトナーのみが電気的吸引力に
より選択的に潜像に付着することによって現像が行われ
る。この場合もトナー画像はトナーのみで形成されてい
る。
二成分現像法の場合、通常キャリアとしては鉄粉もし
くは他の強磁性体粒子を用いることが多く、この場合、
磁性体粒子が、現像装置内のマグネットロールにより保
持され磁気ブラシを形成し、マグネットロールが回転す
ることにより磁気ブラシが光導電性絶縁体上の潜像部分
に運ばれることにより潜像部分へのトナーの運搬が行わ
れる。
一方、トナーに用いられるバインダ樹脂としては一般
にオリゴマと称する低重合体高分子が用いられることが
多い。オリゴマは低分子量であることから溶融粘度が低
く、熱安定性が良好なため、電子写真用トナーのバイン
ダ樹脂として広く用いられている。
また、前記定着は、前記トナーの粉像を溶融して記録
紙に固着させることであり、その方法としては前記の種
々の方法がある。これらの方法の中で、光定着の代表的
なものであるフラッシュ定着は、例えばキセノンフラッ
シュランプなど放電管の閃光によって定着する方法であ
って、以下のような特徴を有している。
非接触定着であるため、現像時の画像の解像度を劣化
させない。
電源投入後の待ち時間がなく、クイックスタートが可
能である。
システムダウンにより定着器内に記録紙が詰まっても
発火しない。
のり付き紙、プレプリント紙、厚さの異なる紙など、
記録紙の材質や厚さに関係なく定着可能である。
フラッシュ定着によってトナーが記録紙に固着する過
程は次の通りである。
前述のようにトナー画像を記録紙に転写したときは粉
末のまま記録紙に付着して画像を形成しており、例えば
指でこすれば該画像は崩れる状態にある。そこへ、例え
ばキセノンフラッシュランプなどの放電管の閃光を照射
すると、トナーは閃光のエネルギを吸収し、温度が上昇
して軟化溶融し、記録に密着する。閃光が終わった後
は、温度が下がり固化して定着画像となって定着を完了
し、記録紙に固着した定着画像、例えば指でこすっても
崩れないようになる。
ここで、フラッシュ定着において重要なのは、トナー
が溶融して記録紙にしっかりと密着することであり、そ
のためにトナーは、外界に放散して温度上昇に寄与しな
い熱エネルギの分も含めた光エネルギを閃光から吸収し
て十分に溶融しなければならない。したがって、与える
光エネルギが不足するとトナーは十分に溶けることがで
きず、満足した定着性が得られない。一方、光エネルギ
が強すぎると、トナーの粘性は急激に低下する。この時
トナーに働く表面張力が粘性に打ち勝つと印字部のトナ
ーが凝集、移動するため、第1図に示すように、画像に
ボイド5と呼ばれる白抜け現象が起こり、画像濃度の低
下を引き起こす。したがって、フラッシュ定着用のトナ
ー1としては、トナー1の移動によりボイド5が発生し
ないことが必要になる。
なお、第1図中、2は記録紙、3は閃光、4は定着画
像である。
従来、フラッシュ定着用トナー1のバインダ樹脂とし
ては、ビスフェノールAジグリシジルエーテルポリマに
代表されるエポキシ樹脂やポリエチレンテレフタレート
に代表されるポリエステル樹脂が常用されてきた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のトナーにあっては、
上記のような樹脂をバインダ樹脂とした場合、良好な定
着性を得るためには、分子量の比較的小さい低融点のオ
リゴマを用いる必要があるが、このようなオリゴマを用
いた場合溶融粘度が低く、フラッシュ光の照射によりト
ナーが溶融すると、表面張力により生じるトナーの移動
しようとする力によりトナーが凝集をおこしながら融着
固化するため、画像のボイド発生が避けられなかった。
これを防止するためには、バインダ樹脂の溶融粘度を
高め、トナーが移動して白抜けを生じないようにする必
要がある。溶融粘度を高める手法としては、 バインダ樹脂の重合度を高める バインダ樹脂の主鎖構造にC4以上の比較的長鎖の側鎖
を導入する バインダ樹脂の主鎖構造間に架橋を導入するなどの方
法が考えられる。しかし、,の方法では、溶融粘度
を高めることができるが融点も上昇するため、ボイド発
生は防止できるものの定着性が損なわれることが多
い、。また、の方法では、さほど融点を上昇させずに
溶融粘度を高めることができるが、この場合は、バイン
ダ樹脂のガラス転移点が低下するため耐ブロッキング性
が極端に損なわれることが多い。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであって、定着性および耐ブロッキング性を損なう
ことなく、耐ボイド特性に優れたトナーを提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 発明者らは検討の結果、バインダ樹脂の融点の上昇に
ともなう定着性の低下あるいはガラス転移点の低下にと
もなう耐ブロッキング性の低下を防ぐために、溶融粘度
の比較的低いバインダ樹脂を用いた場合でも、少なくと
も、表面張力あるいはバインダ樹脂を構成する分子間に
働く分子間力を小さくする物質、すなわち表面張力低減
剤を分散させ、表面張力を低減させたトナーを用いるこ
とにより、凝集に基づくボイドの発生を抑えることがで
きることを見出し、本発明を成すに至った。
すなわち、本発明は、バインダ樹脂を用いるトナーに
おいて、前記バインダ樹脂の表面張力が200℃において1
5dyne/cm以下であり、かつ9dyne/cmを越えることを特徴
とする光閃光型定着用のトナーであるように構成する。
また、本発明は、バインダ樹脂を用いるトナーにおい
て、前記バインダ樹脂中の表面張力低減剤として非イオ
ン性界面活性剤を含有することを特徴とする光閃光型定
着用のトナーであるように構成する。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
表面張力低減剤をに用いるポリマとしては親水基と疎
水基を持ち界面活性を示す非イオン性界面活性剤なら何
れでも良く、例えば以下の一般式で表されるポリジメチ
ルシロキサン−ポリエーテル、ポリジメチルシロキサン
−ポリエステル または などを用いることができる。
表面張力低減剤に用いるシリコーンポリマは、バイン
ダ樹脂をモノマから重合させる段階で添加しても、トナ
ー構成材料を溶融混練する段階で添加しても良い。ただ
し、表面張力低減剤をバインダ樹脂の重合段階で添加す
る場合、表面張力低減剤がバインダ樹脂の重合を阻害し
たり、副反応を誘導しない材料に限られる。
また、シリコーンポリマの数平均分子量は5×102
5×104が良く、数平均分子量が大きくなるにつれてバ
インダ樹脂への分散性が低下するようである。
本発明で用いる表面張力低減剤の添加量は、表面張力
低減剤の材質とバインダ樹脂の表面張力に基づき定めら
れるものであるが、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテ
レフタレート)の場合、200℃において、15dyne/cm以下
が良く、これはトナー重量に対して0.01〜2.00wt%に相
当する。シリコーンポリマの添加量を、2.00wt%以下と
しなければならない理由は、これ以上の場合、表面張力
低減剤の溶融粘度低減の効果により、溶融粘度が低くな
りすぎ、ボイド防止能力が低下してしまうためである。
また、0.01wt%以上としなければならない理由は、これ
以下の場合、表面張力低減によるボイド防止能力の効果
が期待できないためである。
ペンダント型シリコーンポリマ以外の非イオン性界面
活性剤としては、以下の一般式で表されるポリエチレン
グリコールエーテルまたはポリエチレングリコールポリ
エステル RCOO(CH2CH2O)nOR′ R,R′:アルキル基またはH 40≧n≧10 または RCOO(CH2CH2O)nCOR′ R,R′:アルキル基またはH 40≧n≧10 などを用いることができる。これらの脂肪族系の非イオ
ン性界面活性剤を用いた場合、十分に表面張力を低減す
るためには5wt%以上(通常10〜20wt%程度)添加する
必要がある。この場合、非イオン性界面活性剤添加にと
もない表面張力が低下するが、同時に溶融粘度も著しく
低下するため、ボイド防止能力も低下する。このため、
ポリエチレングリコールエーテルまたはポリエチレング
リコールエステルの添加量は50wt%以下となければなら
ない。
表面張力低減剤に用いられるポリエチレングリコール
エーテルまたはポリエチレングリコールエステル高温に
すると加水分解するため、バインダ樹脂合成時に添加
し、バインダ樹脂中に分散させることはできない。
また、表面張力低減剤としては、さらに、以下の一般
式で表されるポリエチレンワックス、ポリプロピレンワ
ックス(数平均分子量が2×103〜2×104)を用いるこ
ともできる。
この場合、表面張力を十分に低減し、ボイドを防止す
るためにはその添加量を2〜20wtにする必要がある。
本発明で用いるトナーバインダは電子写真に用いられ
る樹脂なら何れでも良く、例えば、スチレンアクリル、
エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等を単独もしくは併用
して用いることができる。表面張力低減剤を分散させた
バインダ樹脂を他のバインダ樹脂と併用して用いる場
合、全体として必要量の表面張力低減剤が添加されれ
ば、一方のバインダ樹脂にのみ表面張力低減剤を添加し
た樹脂を用いても良い。
本発明で用いるトナーは従来公知の方法で製造でき
る。すなわち、バインダ樹脂、着色剤、表面張力低減
剤、カーボン、帯電制御剤などを、例えば、加圧ニー
ダ、ロールミル、エクストルーダなどにより溶融混練し
て均一に分散し、例えば、ジェットミルなどにより、微
粉砕化し、分級機、例えば、風力分級機などにより分級
して所望のトナーを得ることができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 まず、バインダ樹脂として、エポキシ樹脂(ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、エポキシ当量900〜100
0)92重量部を用い、これに対して、表面張力低減剤と
してペンダント型シリコーンポリマ(日本ユニカー社
製)0.5重量部、さらに着色剤としてカーボンブラック
(ブラックパールズL;平均粒径0.024μm、比表面積138
m2/g;キャボット社製)5重量部、ニグロシン染料(オ
イルブラックBY、オリエント化学製)3重量部を加え、
加圧ニーダにより130℃、30分溶融混練し、トナー魂を
得た。そして、冷却したトナー塊をロートプレックス粉
砕機により粒例約2mmの粗トナーとした。
次いで、粗トナーをジェットミル(PJM粉砕機、日本
ニューマチック工業製)を用いて微粉砕を行い、粉砕物
を風力分級機(アルピネ社製)により分級し、粒径5〜
20μmの正帯電トナーAを得た。
次に、トナーA5重量部、キャリアとして不定形鉄粉TS
V100/200(日本鉄粉製)95重量部からなる現像剤を調整
し、FACOM−6715Dレーザプリンタ改造機を用いて光閃光
型定着法によりトナーを定着させて印字試験を行い、画
像の光学濃度をマクベス社製PCMメータにより測定し
た。なお、ボイドの発生状況は目視で行った。また、ト
ナーAの表面張力は表面張力測定装置(デジオマチック
ESB−V,(株)協和科学社)を用いて200℃において測定
した。
印字試験の結果、トナーAは耐ボイト特性に優れてお
り、印字濃度は1.1であった、またトナーAの表面張力
は15dyne/cmであった(別表、参照)。
実施例2 まず、バインダ樹脂として、実施例1で使用したシリ
コーンポリマを樹脂重量に対して1.0重量部添加したポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート、重量平均分
子量1000)92重量部を用い、さらに着色剤としてカーボ
ンブラック5重量部、ニグロシン染料3重量部を加え、
加圧ニーダにより130℃、30分溶融混練し、トナー塊を
得た。そして、冷却したトナー塊をロートプレックス粉
砕機により粒径約2mmの粗トナーとした。
次いで、粗トナーをジェットミルを用いて微粉砕を行
い、粉砕物を風力分級機により分級し、粒径5〜20μm
の正帯電トナーBを得た。
実施例1と同様にFACOM−6715Dレーザプリンタを用い
光閃光型定着法によりトナーを定着させて印字評価した
結果、トナーBは耐ボイド特性に優れており、印字濃度
は1.2であった。また、実施例1で使用した表面張力測
定装置を用いて200℃における表面張力を測定した結
果、トナーBの表面張力は13dyne/cmであった(別表、
参照)。
実施例3 まず、バインダ樹脂として、実施例1で使用したシリ
コーンポリマを樹脂重量に対して2.0重量部添加したス
チレンアクリル62重量部、シリコーンポリマの添加して
いないポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレー
ト、重量平均分子量1000)30重量部を用い、さらに着色
剤としてカーボンブラック(ブラックパールズL)3重
量部、ニグロシン染料3重量部を加え、加圧ニーダによ
り130℃、30分溶融混練し、トナー塊を得た。そして、
冷却したトナー塊をロートプレックス粉砕機により粒径
約2mmの粗トナーとした。
次いで、粗トナーをジェットミル(PJM粉砕機)を用
いて微粉砕を行い、粉砕物を風力分級機(アルピネ社
製)により分級し、粒径5〜20μmの正帯電トナーCを
得た。
実施例1と同様にFACOM−6715Dレーザプリンタを用い
光閃光型定着法によりトナーを定着させて印字評価した
結果、トナーCは耐ボイド特性に優れており、印字濃度
は1.3であった。また、実施例1で使用した表面張力測
定装置を用いて200℃における表面張力を測定した結
果、トナーCの表面張力は10dyne/cmであった(別表、
参照)。
比較例1 トナー溶融混練時に、表面張力低減剤としてシリコー
ンポリマを添加しないことを除いては実施例1と同様に
して、トナーDを得た。実施例1と同じ手法で光閃光型
定着法により印字試験と表面張力測定を行った結果、こ
のトナーの印字にはボイドが多く、印字濃度が0.8であ
った。また、実施例1で使用した表面張力測定装置を用
いて200℃における表面張力を測定した結果、トナーD
の表面張力は25dyne/cmであった(別表、参照)。
比較例2 バインダ樹脂に、表面張力低減剤としてシリコーンポ
リマを添加しないことを除いては実施例2と同様にし
て、トナーEを得た。実施例1と同じ手法で光閃光型定
着法により印字試験と表面張力測定を行った結果、この
トナーの印字にはボイドが多く、印字濃度が0.7であっ
た。また、実施例1で使用した表面張力測定装置を用い
て200℃における表面張力を測定した結果、トナーEの
表面張力は23dyne/cmであった(別表、参照)。
比較例3 バインダ樹脂として、エポキシ樹脂92重量部を用い、
これに対して、表面張力低減剤としてシリコーンポリマ
3重量部とすることを除いては実施例1と同様にして、
トナーFを得た。実施例1と同じ手法で印字評価と表面
張力測定を行った結果、このトナーの印字にはボイドが
非常に多く、印字濃度が0.7であった。また、トナーF
の表面張力は9dyne/cmであった(別表、参照)。
比較例4 スチレンアクリルに、表面張力低減剤としてシリコー
ンポリマを添加しないことを除いては実施例2と同様に
して、トナーGを得た。実施例1と同じ手法で印字試験
と表面張力測定を行った結果、このトナーの印字にはボ
イドが多く、印字濃度が0.6であった。また、トナーG
の表面張力は33dyne/cmであった(別表、参照)。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、定着性お
よび耐ブロッキング性を損なうことなく、耐ボイド特性
に優れたトナーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はボイド発生の説明図である。 図中、 1……トナー、 2……記録紙、 3……閃光、 4……定着画像、 5……ボイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−7952(JP,A) 特開 昭56−95245(JP,A) 特開 昭60−73545(JP,A) 特開 昭51−100729(JP,A) 特開 昭54−8535(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バインダ樹脂を用いるトナーにおいて、前
    記バインダ樹脂の表面張力が200℃において15dyne/cm以
    下であり、かつ、9dyne/cmを越えることを特徴とする光
    閃光型定着用のトナー。
  2. 【請求項2】バインダ樹脂を用いるトナーにおいて、前
    記バインダ樹脂中に表面張力低減剤として非イオン性界
    面活性剤を含有することを特徴とする光閃光型定着用の
    トナー。
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