JPH02586A - 昇華型熱転写媒体 - Google Patents

昇華型熱転写媒体

Info

Publication number
JPH02586A
JPH02586A JP63062866A JP6286688A JPH02586A JP H02586 A JPH02586 A JP H02586A JP 63062866 A JP63062866 A JP 63062866A JP 6286688 A JP6286688 A JP 6286688A JP H02586 A JPH02586 A JP H02586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
dye
transfer
contribution
sublimation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63062866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2918228B2 (ja
Inventor
Hidehiro Mochizuki
望月 秀洋
Masanaga Imamura
今村 昌永
Akira Suzuki
明 鈴木
Masaru Shimada
勝 島田
Hiroyuki Kamimura
上村 浩之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US07/241,409 priority Critical patent/US4880768A/en
Publication of JPH02586A publication Critical patent/JPH02586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2918228B2 publication Critical patent/JP2918228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1血分災 本発明は昇華型熱転写体に関するものである。
従m札 近年、フルカラープリンターの需要が年々増加し、この
フルカラープリンターの記録方式として電子写真方式、
インクジェット方式、感熱転写方式等があるが、この中
で保守性が容易、騒音が無い等により感熱転写方式が多
く用いられている。
この感熱転写は、固体化したカラーインクシートと受像
紙とから成っており、レーザーやサーマルヘッド等の電
気信号により制御された熱エネルギーでインクを受容紙
に熱溶融転写又は昇華移行させて画像形成させる記録方
式である。
そしてこの感熱転写記録方式には大別して前記熱溶融転
写型と昇華転写型とがあり、特に後者は原理的にサーマ
ルヘッド等からの熱エネルギーに対応して昇華染料が単
分子状で昇華するため容易に中間調が得られ、且つ随意
に階調をコントロールすることが可能である利点を有し
フルカラープリンターに最も適した方式と考えられる。
但し、この昇華型転写記録方式は、記録用サプライとし
てカラーインクシートを用い、画像信号により選択的に
加熱記録を行なうため、1枚のフルカラー画像を得るた
めに、イエローマゼンタ、シアン、(ブラック)のイン
クシートを各1枚づつ使用し、その後未使用部が存在し
ても、破棄するためランニングコストが高いという欠点
を有している。
そこで現在この欠点に着目し、インクシートを多数回使
用することにより、この欠点を改善しようとインクシー
トと受像体を等速に移動させ、繰返し利用する等速モー
ド法とインクシートの走行速度を受像体のそれより遅く
して色材層の第1回使用部分と第2回使用部分の重なり
を少しづつずらせ使用するN倍モード法とが提案されて
いる。
しかし、昇華型熱転写記録方式において、昇華、蒸発反
応が基本的に零次反応であり、等速モードにおいてはマ
ルチ使用に十分耐えられる染料量をインク層中に含ませ
ているにもかかわらず、印字回数が増加するにつれ急速
に特に高画像濃度部の転写濃度が低下してくるため、多
数回の印字が実質的にできないものであった。
豆−一カ 本発明は印字回数の増加によっても転写濃度の急速な減
少を起こさない昇華型熱転写媒体を提供することを目的
とする。
皇−一皮 本発明者は、従来の昇華型転写媒体が多数回印字を可能
とすべく十分な染料を均一に分散させた厚い転移層を有
するにもかかわらず、何故1回目の印字に比し2回目以
降急速に転写濃度が減じるかにつき鋭意研究したところ
1次の事実を知見した。すなわち、 1)転移層から受像層中へ昇華する染料は、転移層の自
由表面のごく近傍に存在するものだけであり、この近傍
層には染料が消費された量に見合うだけの本体中からの
染料の供給がない。
2)昇華染料は、転移層中でフィックの法則に従って拡
散する。
以上の知見に基づき本発明を割判してものであり、本発
明は基体上に設けられる従来の均質なインク層を、昇華
転写する機能を有する比較的薄い表面層(転写寄与層)
と該表面層に昇華染料を拡散供給する機能を有するN(
染料供給層)とに機能分離させた複層構成とすることに
より多数回の印字によっても印字濃度が急激に減じるこ
とのない昇華型転写媒体を提供するものである。すなわ
ち本発明は、基体上に、該基体側から順に染料供給層及
び転写寄与層を設けてなり、前記転写寄与層から自由表
面を介して昇華転写により消費される染料量(単位:重
量/時間・面積)の昇華性染料が前記染料供給層から前
記転写寄与層に拡散供給されやすいよう調整された昇華
熱転写媒体を提供するものである。
すなわち、本発明は、基体上に、該基体側から順にそれ
ぞれ昇華性染料を有機結着剤中に分散させてなる染料供
給層及び転写寄与層を積層させてなる昇華型熱転写媒体
において、前記染料供給層及び前記転写寄与層は、その
各処方にて同一付着量を基体上にそれぞれ単独層として
形成し、その各々を別々の受像層と重ね合わせ。
両者に同一の熱エネルギーを印加したとき、それぞれの
受像層への染料転写量が。
染料供給層〉転写寄与層 の関係にあることを特徴とする昇華型熱転写媒体に関す
るものである。
本発明の一実施態様によれば、前記染料供給層は、染料
供給層中の少なくとも一種の有機結着剤と相溶性を有し
、且つ転写寄与層中の全ての有機結着剤と非相溶性であ
る可塑剤を含有している。
熱転写はサーマルヘッドによって行ってもよいが、支持
体層及び/又はインク層を通電によりジュール熱を発生
するように調整し、通電転写によって行ってもよい。
また、支持体として、レーザー光を吸収し、発熱する材
料を選択することによってレーザー転写法を利用するこ
とも可能である。
本発明の知見によれば、インク層中における染料の拡散
はフィックの法則すなわち、断面積qをdt待時間通過
した染料量dnは、拡散方向における染料の濃度勾配を
dc/dxとし、T5を熱印加されたときのインク層中
の各部位の平均拡散係数としたとき。
d n  == −D (d c/d x) qd t
の関係が適用される。
そこで、染料供給層から転写寄与層に昇華性染料が拡散
供給されやすくするための手段としては、 ■、染料濃度に関して、染料供給層〉転写寄与層の関係
とさせること、および/または■、それぞれの層中にお
ける拡散係数に関して、染料供給層〉転写寄与層の関係
とさせる、手段がある。更に上記■に関して拡散係数を
操作する具体的方法としては例えば、酒井豊子他繊維学
会誌VO1,30,N(112(1974)  ;黒木
宣彦著「染色理論化学」槙書店発行p 、503〜;第
1回ノンインパクトプリンティング技術シンポジュ−ム
論文集3−5等で紹介されている。これらを参考にし、
上記Hの手段を実現させる具体的方法としては例えば、 (1)拡散係数は、染料−有機結着剤間の水素結合等に
よる染料拡散に対するエネルギー的抑制効果により影響
されるので、転写寄与層の結着剤として、昇華性染料と
水素結合し易い陽子供給性基又は陽子受容性基を多く有
する有機高分子材料を用いる方法。
(2)拡散係数は、染料を分散している有機結着剤のガ
ラス転移または軟化温度依存性があり、本プロセスにお
ける印字中の層の昇温特性よりガラス転移または軟化温
度が低い方が拡散係数が大となり、従って染料供給層の
有機結着剤として、転写寄与層のそれより低ガラス転移
温度または低軟化温度の物質を用いる方法、 (3)染料供給層中の少なくとも一種の有機結着剤と相
溶性を有し、且つ転写寄与層中の全ての有機結着剤と非
相溶性である可塑剤を染料供給層中に含有させる方法、 (4)上記(1)、(2)及び(3)の方法を適当に組
合せて行なう方法、等が挙げられるが、上記拡散係数の
関係が満足されれば、これらの方法に限らないことは、
言うまでもない。
本発明における染料供給層および転写寄与層の材料処方
設計をする上で、上記Iおよび/または■は手段が有用
であり、これらの効果により意図した改善が実現してい
るか否かを確認する簡単な方法として、染料供給層およ
び転写寄与層の各処方にて同一付着量を基体上に単独層
として形成し、各々をそれぞれ別々の受像層と重ね合わ
せ、一定の昇華温度を印加したとき、昇華転写量が染料
供給層〉転写寄与層の関係になるような各層を選択する
方法がある。
次に転写寄与層の厚さは、一般的には0.05〜5μm
、好ましくは、0.1〜2μmである。また染料供給層
の厚さは一般的には0.1〜20μm、好ましくは0.
5〜5μmである。
又、本発明の転写寄与層及び染料供給層に使用される昇
華性染料、結着剤等は公知のものが使用できる。
昇華性染料としては60℃以上で昇華あるいは気化する
染料であり、主に分散染料、油溶性染料など熱転写捺染
で使用されるものであれば良く1例えばc、r、デイス
パースイエローの1.3,8゜9.1.6,41,54
,60,77.116など、C,1,デイスパースレッ
ドの1,4,6,11,15,17,55,59,60
,73.83など、C,1,ディスパースブ)Ll−7
)3,14,19,26,56,60゜64.72,9
9,108など、 C,1,ソルベントイエローの77
.116など、 C,1,ソルベントレッドの23 、
25 、27などC,1,ソルベントブルーの36.8
3,105などが挙げられ、これらの染料の一種で使用
可能であるが、数種混合しても使用可能である。
染料転写寄与層及び染料供給層に使用される結着剤には
熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いられ、そのうち比較的
高ガラス転移点または高軟化性を有する樹脂としては1
例えば、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド
、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリエ
ステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂
、フッソ樹脂、ブチラール樹脂、メラミン樹脂、天然ゴ
ム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、セルロース樹脂
等が挙げられる。
これらの樹脂は一種で使用できるが、数種を混合するか
、さらに共重合体を使用しても良い。
さらに染料転写寄与層と染料供給層との間においてガラ
ス転移又は軟化温度に対し差をつける場合、ガラス転移
温度O℃以下、又は軟化温度60℃以下の樹脂又は天然
、合成ゴムが好ましく、具体的には、 シンジオタクチック1.2−ポリブタジェン(市販品と
してJSRRB810,820,830日本合成ゴム)
;酸又は非酸性酸を含むオレフィンコポリマー及びター
ポリマー(市販品としてデクソンXEA−7、デクソン
ケミカル);エチレン−酸ピコポリマー(市販品として
400&40OA、405.430、アライド・ファイ
バーズ&プラスチックス; P−3307(EV]50
) 、P−2807(EV250) 、三井・デュポン
ポリケミカル);低分子量ポリオレフィン系ポリオール
及びその誘導体(市販品としてポリテールH1+1E三
菱化成工業);臭素化エポキシ樹脂(YDB−340、
400,500,600東部化学);ノボラック型エポ
キシ樹脂(YDCN−701,702,703束都化学
);熱可塑性アクリルツルージョン(タイヤナールLI
?1075.+080.1081.101112.10
63.1079三菱レイヨン);熱可塑性アクリルエマ
ルジョン(LX−400、LX−450,三菱レイヨン
);ポリエチレンオキサイド(アルコックスE−30,
45,アルコックスR−150,400,1000明成
化学工業);カプロラクトンポリオール(プラクセルH
−1.4,1.ダイセル化学工業);などが好ましく、
特に、ポリエチレンオキサイド、ポリカプロラクトンポ
リオールが実用上有用であり、又先に記した。熱可塑性
又は熱硬化樹脂と上記1種又は数種と混合した形で用い
るのが好ましい。
転写寄与層の染料濃度は通常5〜80%、好ましくは、
10〜60%程度である。
又、染料供給層の染料1度については、5〜80%の染
料濃度が好ましいが、染料転写寄与層と染料供給層との
間に染料濃度勾配をつける場合染料転写寄与層染料濃度
に対し、1.1〜5倍、好ましくは、1.5〜3倍が望
ましい。
又、基体シートとしてはコンデンサーペーパー、ポリエ
ステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリサルホン
フィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム等
のフィルムが使用され、基体シートと染料供給層との間
には必要に応じて従来慣用の接着層などを設けても良く
また、基体シートの裏面には必要に応じて従来慣用の耐
熱性潤滑層を設けても良い。
前記方法(3)でいう染料供給層に含有させる可塑剤と
は、樹脂の分子間に入り込み、樹脂の硬い網状構造の原
因であるファン・デル・ワールス結合を弱め、結果的に
樹脂の2次転移点を低下させる物質であり、又、相溶性
とは樹脂と可塑剤とが互いに親和性を持ち、ゲル化速度
が速く、成形後も可塑剤が分にしないものと定義すまた
、具体的には、可塑剤と樹脂の相溶性を考慮しながら、
可塑剤について言及した書物。
文献、カタログ等、例えば、山田桜著、「プラスチック
配合剤」(大成社発行、p、 17−)やr9887の
化学商品」(化学工業日報社発行、p。
745−)等に記載されているものから自由に選択でき
る。
これらから例示すると、下表のような組合せが挙げられ
る。
(以下余白) これらの組合せで可塑剤と相溶性樹脂は染料供給層に使
用し、また非相溶性樹脂は転写寄与層に使用する。又、
好ましい可塑剤としては耐熱性、揮発性に優れた上表に
記したものが好ましく、さらに可塑剤の樹脂に対する配
合比は10〜100%、好ましくは10〜50%である
今まで染料層を2層に分けた例について述べて来たが、
適切な染料転写量の差を生じさせ、本発明が意図する機
能分離ができれば染料層を2層以上の多層にすることも
可能である。
以上の説明は感熱ヘッドを用いての記録方法により説明
したが、本発明の転写媒体は、記録熱エネルギーを感熱
ヘッド以外の方法によって付与する記録方法、例えば、
熱印版、レーザー光、あるいは支持体等媒体中で発生す
るジュール熱による方法に対しても用いることができる
このうち、媒体中で発生するジュール熱を用いる。所謂
通電感熱転写法が最もよく知られ、例えばUSP4,1
03,066、特開昭57−14060、特開昭57−
11080、あるいは特開昭59−9096等の多くの
文献に記載されている。
この通電転写法に用いる場合には支持体として比較的耐
熱性の良いポリエステル、ポリカーボネート、トリアセ
チルセルロース、ナイロン、ポリイミド、芳香族ポリア
ミド等の樹脂に、アルミニウム、銅、鉄、錫、亜鉛、ニ
ッケル、モリブデン、銀等の金属粉及び/又はカーボン
ブラック等の導電性粉末を分散させて抵抗値を絶縁体と
良導体との中間に調整した支持体、またこれらの支持体
に前述のような導電性金属を蒸着またはスパッタリング
させた支持体を用いれば良い。これらの支持体の厚さは
ジュール熱の伝導効率を考慮すると、2〜15ミクロン
程度であることが望ましい。
また、レーザー光転写法に用いる場合には、支持体とし
てレーザー光を吸収し1発熱する材質を選べば良い。例
えば従来の熱転写用フィルムにカーボン等の光吸収熱変
換材を含有させるか、又は吸収層を支持体の表、裏面に
形成したものが使用される。
以下、本発明を下記の実施例に基づいてさらに具体的説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 重量部 溶 剤  トルエン        100メチルエチ
ルケトン   100 上記処方において、染料供給層用処方では上記昇華性染
料を20重量部、転写寄与層用処方では上記昇華性染料
を10重量部とし、それぞれの組成物を24時間ボール
ミルにて分散せしめた。
次に、第1図に示したような構造の昇華型感熱転写媒体
を下記のように作成した。
8.5μmポリイミドフィルム(東しデュポン株製)を
支持体1として使用し、この上にワイヤバーを用いて上
記染料供給層4用インクを膜厚2.40μm塗布後、さ
らにその上に染料転写寄与層5用インクを0.61μm
塗布し、昇華転写媒体を形成した。
実施例2 [染料供給層の処方コ 重量部 昇華性染料 KAYASET BLUE 714   
    10溶 剤  トルエン          
100メチルエチルケトン      100上記処方
の組成物を24時間ボールミルにて分散後、8.5μm
ポリイミドフィルム(東しデュポン課製)にワイヤバー
を用いて上記染料供給層用インク組成物を膜厚2.40
μmになるように塗布後、さらにその上に実施例1と同
様処方の染料転写寄与切用インク組成物を膜厚0.61
 p mになるように塗布し、昇華転写媒体を形成した
実施例3 〔染料供給層の処方] 重量部 昇華性染料 KAYASET BLUE 714   
    10溶 剤  トルエン          
  100メチルエチルケトン       100上
記処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、8.
5μmポリイミドフィルム(東しデュポン4$l?A)
にワイヤバーを用いて上記染料供給層用インクを膜厚2
.40μmになるように塗布後、さらにその上に実施例
1と同様処方の染料転写寄与切用インク組成物を膜厚0
.61μmになるように塗布し、昇華転写媒体を形成し
た。
実施例4 [染料供給層の処方] 重量部 昇華性染料 KAYASET BLυε714    
   20溶 剤  トルエン           
100メチルエチルケトン       100上記処
方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、8.5μ
mポリイミドフィルム(東しデュポン浦製)にワイヤバ
ーを用いて上記染料供給層用インクを膜厚2.40μm
になるように塗布後、さらにその上に実施例1と同様処
方の染料転写寄与切用インク組成物を膜厚0.61μm
になるように塗布し、昇華転写媒体を形成した。
比較例1 実施例1の染料転写寄与切用インク組成物を用いて8.
5μmポリイミドフィルム(東しデュポン(株)製)に
ワイヤバーを用いてインク層厚3.01μmのインク層
2が単層の昇華転写媒体を形成した。
(以下余白) 実施例5 [転写寄与層の処方] 重量部 ポリビニルブチラール樹脂      10昇華性染料
 KAYASET BLUE 714    101容
 剤   トルエン        100メチルエチ
ルケトン   100 [染料供給層の処方] 重量部 エチルセルロース          10昇華性染料
 KAYASET BLUE 714    10トリ
フエニルホスフエート      10溶 剤  トル
エン        100メチルエチルケトン   
100 上記処方において、それぞれの組成物を24時間ボール
ミルにて分散せしめた。次に、8.5μmポリイミドフ
ィルム(東しデュポン@製)にワイヤバーを用いて上記
染料供給層用インクを層厚2.40μm塗布後、さらに
その上に染料転写寄与切用インクを0.61μm塗布し
、昇華転写媒体を形成した。
実施例6 [転写寄与層の処方] 重量部 酢酸セルロース樹脂         10昇華性染料
 KAYASET BLUE 714    10溶 
剤  トルエン        100メチルエチルケ
トン   100 [染料供給層の処方コ 重量部 ポリビニルブチラール樹脂      10ジー2−エ
チルへキシルフタレート    10昇華性染料 KA
YASET BLUE 714    10溶 剤  
トルエン       100メチルエチルケトン  
 100 上記処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、8
.5μmポリイミドフィルム(東しデュポン課製)にワ
イヤバーを用いて上記染料供給層用インク組成物を膜厚
2.40μmになるように塗布後、さらにその上に染料
転写寄与暦月インク組成物を膜厚0.61μmになるよ
うに塗布し、昇華転写媒体を形成した。
実施例7 [転写寄与層の処方] 重量部 酢酸セルロース樹脂         10昇華性染料
 KAYASET BLUE 714    10溶 
剤  トルエン        io。
メチルエチルケトン   100 [染料供給層の処方] 重量部 ポリビニルブチラール樹脂      10ジイソデシ
ルフタレート       10昇華性染料 KAYA
SET BLUE 714    10溶 剤   ト
ルエン        100メチルエチルケトン  
 100 上記処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、8
,5μmポリイミドフィルム(東しデュポン■製)にワ
イヤバーを用いて上記染料供給層用インクを膜厚2.4
0μmになるように塗布後、さらにその上に上記染料転
写寄与暦月インク組成物を膜厚0.61μmになるよう
に塗布し、昇華転写媒体を形成した。
比較例2 [染料供給層の処方] 重量部 ポリビニルブチラール樹脂      10昇葡性染料
 KAYASET BLUE 714    10ρ−
tert−ブチルフェノール       10溶 剤
   トルエン        100メチルエチルケ
トン   100 上記処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、8
.5μmポリイミドフィルム(東しデュポン曲製)にワ
イヤバーを用いて上記染料供給層用インクを膜厚2.4
0μmになるように塗布後、さらにその上に実施例5と
同様処方の染料転写寄与暦月インク組成物を膜厚0.6
1μmになるように塗布し、昇華転写媒体を形成した。
P−tart−ブチルフェノールは染料供給層及び染料
転写寄与層の両方の樹脂に相溶性を有し、結果的に両者
のDの差がつかず、下記の結果かられかるように多数回
印字が不可となる。
次いで、下記の要領で通電転写を行った。受像体3とし
ては、昇華型感熱転写記録用受像紙である日立ビデオプ
リンターVY−50用サプライVY−5100の受像紙
を用いた。
実施例1.2.3.4.5.6,7及び比較例1.2の
昇華転写媒体に対し、第1図に示すように、上記受像体
3上に、サーマルヘッド6を用いて印字条件として印加
電力442+nW/ドツト、最高印加エネルギー2.2
1mJ/ドツトにて同一箇所による多数回印字を行なっ
た結果、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図。
第8図、第9図及び第10図に示したような結果を得た
但し、印字濃度(光学的濃度)はマクベス濃度計RD 
−514を用いて評価した。
第2図、第3図、第4図、第5図、第7図、第8図及び
第9図は、それぞれ本発明の実施例1.2.3.4.5
.6及び7の昇華転写体の印字反射濃度と印加エネルギ
ーとの関係を示すものであるが、印字回数(n)を5回
乃至7回まで増加させても印字濃度は1回目の印字と実
質的な差異は見られないに れに対して、比較例1及び2の昇華転写体の印字反射濃
度と印加エネルギーとの関係を示す第6図及び第10図
によれば、印字回数が増えるに従って印字濃度が顕著に
低下するのがわかる。
実施例8 重量部 溶 剤  トルエン        100メチルエチ
ルケトン   100 上記処方において、染料供給層用処方では上記昇華性染
料を20重量部、転写寄与層用処方では上記昇華性染料
を10重量部とし、それぞれの組成物を24時間ボール
ミルにて分散せしめた。
次に、通電転写を行うために第1図に示した支持体1と
して下記のように製造した通電ベースを使用した。すな
わち、65重量%芳香族ポリアミド+35重量%導電性
カーボンからなる6μm厚の中抵抗支持体に導電層とし
てA1蒸着10.08μmを形成した通電ベースのA1
面上にワイヤバーを用いて上記染料供給層用インク組成
物を膜厚2.40μmになるように塗布後、さらにその
上に染料転写寄与層相インク組成物を膜厚0.61μm
になるように塗布し、昇華転写媒体を形成した。
実施例9 [染料供給層の処方] 重量部 昇華性染料 KAYASET BLUE 714   
    10溶 剤   トルエン         
  lOOメチルエチルケトン      100上記
処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、実施例
8で使用したのと同じ通電ベース上にワイヤバーを用い
て上記染料供給層用インク組成物を膜厚2.40μmに
なるように塗布後、さらにその上に実施例8と同様処方
の染料転写寄与層相インク組成物を膜厚0.61μmに
なるように塗布し、昇華転写媒体を形成した。
実施例10 [染料供給層の処方] 重量部 昇華性染料 KAYASET BLUE 714   
    10溶 剤  トルエン          
 100メチルエチルケトン       100上記
処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、実施例
8で使用したのと同じ通電ベース上にワイヤバーを用い
て上記染料供給層用インクを膜厚2.40μmになるよ
うに塗布後、さらにその上に実施例8と同様処方の染料
転写寄与層相インク組成物を膜厚0.61μmになるよ
うに塗布し、昇華転写媒体を形成した。
実施例11 [染料供給層の処方コ 重量部 昇華性染料 KAYASET BL[JE 714  
     20溶 剤  トルエン         
  100メチルエチルケトン      100上記
処方の組成物を24時間ボールミルにて分散後、実施例
8で使用したのと同じ通電ベース上にワイヤバーを用い
て上記染料供給層用インクを膜厚2.40μmになるよ
うに塗布後、さらにその上に実施例8と同様処方の染料
転写寄与店用インク組成物を膜厚0.61μmになるよ
うに塗布し、昇華転写媒体を形成した。
比較例3 実施例8の染料転写寄与層相インク組成物を用いて、実
施例8で使用したのと同じ通電ベース上にワイヤバーを
用いてインク層厚3.01μmのインク層2が単層の昇
華転写媒体を形成した。
次いで、下記の要領で通電転写を行った。受像紙3とし
ては、昇華型感熱転写記録用受像紙である日立ビデオプ
リンターvy−so用サプライVY−5100の受像紙
を用いた。
実施例8.9,10.11.及び比較例3の昇華転写媒
体に対し、第1図に示すように、上記受像紙3上に、通
電ヘッド6によって、 通電記録ヘッド密度    6ドツト/+nra印加電
圧        14 V パルス幅     0.2〜3.2 ms最大印加エネ
ルギー   45 mJ/mm2にて同一箇所による多
数回印字を行なった結果。
第11図、第12図、第13図、第14図及び第15図
に示したような結果を得た。
但し、印字濃度(光学的濃度)はマクベス濃度計RD−
514を用いて評価した。
第11図、第12図、第13図及び第14図は、それぞ
れ本発明の実施例8.9,10及び11の昇華転写体の
印字反射濃度と印加エネルギーとの関係を示すものであ
るが、印字回数(n)を7回まで増加させても印字濃度
は1回目の印字と実質的な差異は見られない。
これに対して、比較例3の昇華転写体の印字反射濃度と
印加エネルギーとの関係を示す第15図によれば、印字
回数が増えるに従って印字濃度が顕著に低下するのがわ
かる。
効   果 以上述べたようにインク層構成の改善された本発明の昇
華型熱転写体は、多数回印字を行っても印字濃度が実質
的に低下せず、良好な多数回印字特性を備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の昇華型感熱転写体の構造を示す説明図
である。 第2図、第3図、第4図、第5図、第7図、第8図、第
9図、第11図、第12図、第13図及び第14図は、
それぞれ本発明の実施例1.2.3.4.5.6.7.
8.9.10及び11の昇華型熱転写体の印字濃度(反
射濃度)と印加エネルギーとの関係を示すグラフである
。 第6図、第10図及び第15図はそれぞれ比較例1.2
及び3の昇華型熱転写体の印字濃度(反射濃度)と印加
エネルギーとの関係を示すグラフである。 10.6支持体      20.8インク層300.
受像体      400.染料供給層509.転写寄
与磨6...サーマルへラド第1閃 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体上に、該基体側から順にそれぞれ昇華性染料を
    有機結着剤中に分散させてなる染料供給層及び転写寄与
    層を積層させてなる昇華型熱転写媒体において、前記染
    料供給層及び前記転写寄与層は、その各処方にて同一付
    着量を基体上にそれぞれ単独層として形成し、その各々
    を別々の受像層と重ね合わせ、両者に同一の熱エネルギ
    ーを印加したとき、それぞれの受像層への染料転写量が
    、 染料供給層>転写寄与層 の関係にあることを特徴とする昇華型熱転写媒体。
JP63062866A 1987-09-07 1988-03-15 昇華型熱転写媒体 Expired - Fee Related JP2918228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/241,409 US4880768A (en) 1987-09-07 1988-09-07 Sublimation type thermosensitive image transfer recording medium

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22426887 1987-09-07
JP28043487 1987-11-06
JP62-224268 1987-11-06
JP62-280434 1987-11-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02586A true JPH02586A (ja) 1990-01-05
JP2918228B2 JP2918228B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=26525959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63062866A Expired - Fee Related JP2918228B2 (ja) 1987-09-07 1988-03-15 昇華型熱転写媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2918228B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141528A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Toyota Motor Corp 車両用直結クラツチのスリツプ制御装置
JPH0960662A (ja) * 1992-12-12 1997-03-04 Mercedes Benz Ag 自動車の駆動エンジンの出力側に設けられた摩擦クラッ チのクラッチ滑りを調整する方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106997A (ja) * 1982-12-13 1984-06-20 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 感熱転写記録媒体及び感熱転写記録方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106997A (ja) * 1982-12-13 1984-06-20 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 感熱転写記録媒体及び感熱転写記録方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141528A (ja) * 1991-11-18 1993-06-08 Toyota Motor Corp 車両用直結クラツチのスリツプ制御装置
JPH0960662A (ja) * 1992-12-12 1997-03-04 Mercedes Benz Ag 自動車の駆動エンジンの出力側に設けられた摩擦クラッ チのクラッチ滑りを調整する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2918228B2 (ja) 1999-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2911903B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP3246521B2 (ja) 昇華型熱転写体
JPH02586A (ja) 昇華型熱転写媒体
JP2980609B2 (ja) 昇華型熱転写媒体
JP2933934B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP2777719B2 (ja) 昇華型熱転写記録方法
JPH03183593A (ja) 昇華型熱転写記録方法
JP2967992B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JPH02227294A (ja) 昇華型熱転写記録方法及びそれに使用する昇華型熱転写記録媒体
JPH02231191A (ja) 昇華型熱転写記録方法
JPH0225388A (ja) 昇華型熱転写記録方法
JPH0239994A (ja) 昇華型熱転写媒体
JP2881438B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP2928520B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP2948824B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP2901264B2 (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP3031552B2 (ja) 昇華型熱転写体
JPH02227293A (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JP2918231B2 (ja) 昇華型熱転写媒体
JPH02227291A (ja) 昇華型熱転写記録媒体
JPH0267191A (ja) 昇華型熱転写媒体
JPH0226790A (ja) 昇華型熱転写媒体
JPH02215579A (ja) 昇華型熱転写記録方法
JP3178869B2 (ja) 昇華型熱転写体
JPH02229084A (ja) 昇華型熱転写記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees