JPH025865B2 - - Google Patents
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- JPH025865B2 JPH025865B2 JP1814084A JP1814084A JPH025865B2 JP H025865 B2 JPH025865 B2 JP H025865B2 JP 1814084 A JP1814084 A JP 1814084A JP 1814084 A JP1814084 A JP 1814084A JP H025865 B2 JPH025865 B2 JP H025865B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- wire rope
- main body
- wire
- rope
- Prior art date
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Movable Scaffolding (AREA)
- Ladders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ワイヤロープを使用した足場組立
方法及びこの足場組立方法に使用するワイヤロー
プとパイプの固定具に関する。
方法及びこの足場組立方法に使用するワイヤロー
プとパイプの固定具に関する。
建造物や橋梁の塗装作業を行うために、これら
建造物や橋梁に近接して作業用の足場が組立てら
れている。従来においては、これらの足場組立に
は大きく分類すると次の2つの方法が採用されて
いる。その1つは、建造物に近接して垂直方向に
パイプ材を組立てて足場を作つたり、枠組み足場
を組立てる方法である。これらの場合には、パイ
プ材を下から順々に持ち上げて足場を組まなけれ
ばならないので手数がかかつたり、足場を組むた
めに広い作業空間を必要とする欠点がある。更
に、建造物や橋梁の傾斜部の塗装作業等の場合に
は、これらの傾斜部に近接してほぼ平行に足場を
組むことはほとんど不可能なことであつた。他の
1つの方法は、ワイヤブリツジによる方法で水平
方向に平行に張設した2本のワイヤロープにそれ
ぞれ相対応して滑車を滑動自在に設け、この滑車
にパイプの両端を固定すると共に、これらパイプ
を所定間隔を開けて足踏板で連結固定したもので
ある。この方法によると、ワイヤロープと滑車が
連結固定されないために、作業中に足踏板がワイ
ヤロープの張設方向へ動いて足場が不安定なもの
となる欠点がある。更に、この方法は建造物の壁
の塗装の足場のように、垂直方向の足場には利用
できない欠点がある。
建造物や橋梁に近接して作業用の足場が組立てら
れている。従来においては、これらの足場組立に
は大きく分類すると次の2つの方法が採用されて
いる。その1つは、建造物に近接して垂直方向に
パイプ材を組立てて足場を作つたり、枠組み足場
を組立てる方法である。これらの場合には、パイ
プ材を下から順々に持ち上げて足場を組まなけれ
ばならないので手数がかかつたり、足場を組むた
めに広い作業空間を必要とする欠点がある。更
に、建造物や橋梁の傾斜部の塗装作業等の場合に
は、これらの傾斜部に近接してほぼ平行に足場を
組むことはほとんど不可能なことであつた。他の
1つの方法は、ワイヤブリツジによる方法で水平
方向に平行に張設した2本のワイヤロープにそれ
ぞれ相対応して滑車を滑動自在に設け、この滑車
にパイプの両端を固定すると共に、これらパイプ
を所定間隔を開けて足踏板で連結固定したもので
ある。この方法によると、ワイヤロープと滑車が
連結固定されないために、作業中に足踏板がワイ
ヤロープの張設方向へ動いて足場が不安定なもの
となる欠点がある。更に、この方法は建造物の壁
の塗装の足場のように、垂直方向の足場には利用
できない欠点がある。
この発明は、上記事情に鑑みなされたものであ
つて、垂直方向及び水平方向更には傾斜方向にも
足場を組むことができると共に安定した足場で安
心して安全に作業できる足場組立方法及びこの足
場組立方法において使用するワイヤロープとパイ
プを摺動自在に緊結できるワイヤロープとパイプ
の固定具を提供することを目的とする。
つて、垂直方向及び水平方向更には傾斜方向にも
足場を組むことができると共に安定した足場で安
心して安全に作業できる足場組立方法及びこの足
場組立方法において使用するワイヤロープとパイ
プを摺動自在に緊結できるワイヤロープとパイプ
の固定具を提供することを目的とする。
この発明の足場組立方法を第1図乃至第7図に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
第1図乃至第2図は水平方向及び傾斜方向に足
場を組む方法の説明図で、第3図及び第4図は垂
直方向に足場を組む方法の説明図であるが、前者
と後者共にほぼ同じ方法であるので、後者につい
ては前者と異なる点のみを説明し、共通点につい
ては説明を省略する。
場を組む方法の説明図で、第3図及び第4図は垂
直方向に足場を組む方法の説明図であるが、前者
と後者共にほぼ同じ方法であるので、後者につい
ては前者と異なる点のみを説明し、共通点につい
ては説明を省略する。
第1図及び第2図において、ワイヤロープ1は
図外の建造物や橋梁等に近接して水平方向に平行
に2本張設されている。この2本のワイヤロープ
1の両端は、建造物や橋梁若しくは他の定着物に
固定されている引掛け金具2に連結固定されてい
る。各ワイヤロープ1には、第5図及び第6図に
示すワイヤロープとパイプの固定具3が同数個ず
つ摺動自在に取り付けられている。
図外の建造物や橋梁等に近接して水平方向に平行
に2本張設されている。この2本のワイヤロープ
1の両端は、建造物や橋梁若しくは他の定着物に
固定されている引掛け金具2に連結固定されてい
る。各ワイヤロープ1には、第5図及び第6図に
示すワイヤロープとパイプの固定具3が同数個ず
つ摺動自在に取り付けられている。
このワイヤロープとパイプの固定具3は、2つ
の締付具4を抱持方向を直交させてビス5で連結
固定し、一方の締付具4の内部に一組のロープ締
付部材6を脱着自在に嵌め込んだものである。こ
の実施例においては、この2つの締付具4の抱持
方向を直交させて連結固定した例を示したが、必
ずしも直交させる場合に限定されるものではな
い。
の締付具4を抱持方向を直交させてビス5で連結
固定し、一方の締付具4の内部に一組のロープ締
付部材6を脱着自在に嵌め込んだものである。こ
の実施例においては、この2つの締付具4の抱持
方向を直交させて連結固定した例を示したが、必
ずしも直交させる場合に限定されるものではな
い。
前記締付具4は、それぞれの一端側においてピ
ン7によつて回転自在に連結された湾曲した抱持
体8とL字形の本体9が形成する空間内部に前記
ロープ締付部材6やパイプ10を挾持するもので
ある。この本体9の他端側には、本体9の延長方
向に締付ボルト11の一端側が回転自在に固定さ
れ、一方、抱持体8の他端側には、この締付ボル
ト11が嵌り込む溝12が形成されているので、
締付具4によつてロープ締付部材6やパイプ10
を挾持する場合には、本体9内にそれらを挿入し
た後に抱持体8をピン7を中心に回転させて締付
ボルト11を溝12の内部に嵌入し、締付ボルト
11にあらかじめ螺着されているナツト13を締
め付けるだけでよい。
ン7によつて回転自在に連結された湾曲した抱持
体8とL字形の本体9が形成する空間内部に前記
ロープ締付部材6やパイプ10を挾持するもので
ある。この本体9の他端側には、本体9の延長方
向に締付ボルト11の一端側が回転自在に固定さ
れ、一方、抱持体8の他端側には、この締付ボル
ト11が嵌り込む溝12が形成されているので、
締付具4によつてロープ締付部材6やパイプ10
を挾持する場合には、本体9内にそれらを挿入し
た後に抱持体8をピン7を中心に回転させて締付
ボルト11を溝12の内部に嵌入し、締付ボルト
11にあらかじめ螺着されているナツト13を締
め付けるだけでよい。
前記ロープ締付部材6は、2つで1組として使
用するもので、各々のロープ締付部材6は、抱持
体8又は本体9の内面と当接する半円形の外周面
と互いに接し合う平面を有する半円筒形のもので
あつて、その両端には締付具4から抜け出さない
ようにするための鍔部14がそれぞれ形成される
と共に、平面の中央には両端の鍔部14方向にワ
イヤロープ1を挾み込むためのV字形等からなる
縦溝15が形成されている。尚、この縦溝15に
は、第7図に示すように、必要に応じてワイヤロ
ープ1の滑りを防止するための凹凸を形成した摩
擦面16が形成されている。
用するもので、各々のロープ締付部材6は、抱持
体8又は本体9の内面と当接する半円形の外周面
と互いに接し合う平面を有する半円筒形のもので
あつて、その両端には締付具4から抜け出さない
ようにするための鍔部14がそれぞれ形成される
と共に、平面の中央には両端の鍔部14方向にワ
イヤロープ1を挾み込むためのV字形等からなる
縦溝15が形成されている。尚、この縦溝15に
は、第7図に示すように、必要に応じてワイヤロ
ープ1の滑りを防止するための凹凸を形成した摩
擦面16が形成されている。
上記のような構成からなるワイヤロープとパイ
プの固定具3のワイヤロープ1への取り付けは、
一方の締付具4の抱持体8を本体9から開けてか
ら、抱持体8及び本体9の内部にそれぞれロープ
締付部材6を嵌め込んだ後、2つのロープ締付部
材6の平面に形成した縦溝15の間にワイヤロー
プ1を挿入して抱持体8を本体9に対して閉じ、
本体9の他端側に回転自在に固定した締付ボルト
11を抱持体8の溝12に嵌め込んでナツト13
を緩く締め付ける。これによつて、ワイヤロープ
1にワイヤロープとパイプの固定具3を構成する
一方の締付具4が摺動自在に取り付けられる。
尚、このときに、締付ボルト11が振動等によつ
て溝12から外れ出ないようにするために、締付
ボルト11の溝12への嵌め込みは自在であるが
取り出しを困難とする図外の板ばねを設けたり、
溝12の近辺の抱持体8に凹部を形成し、この凹
部にナツト13が係止されて溝12から外れ出な
いようにする構成としてもよい。
プの固定具3のワイヤロープ1への取り付けは、
一方の締付具4の抱持体8を本体9から開けてか
ら、抱持体8及び本体9の内部にそれぞれロープ
締付部材6を嵌め込んだ後、2つのロープ締付部
材6の平面に形成した縦溝15の間にワイヤロー
プ1を挿入して抱持体8を本体9に対して閉じ、
本体9の他端側に回転自在に固定した締付ボルト
11を抱持体8の溝12に嵌め込んでナツト13
を緩く締め付ける。これによつて、ワイヤロープ
1にワイヤロープとパイプの固定具3を構成する
一方の締付具4が摺動自在に取り付けられる。
尚、このときに、締付ボルト11が振動等によつ
て溝12から外れ出ないようにするために、締付
ボルト11の溝12への嵌め込みは自在であるが
取り出しを困難とする図外の板ばねを設けたり、
溝12の近辺の抱持体8に凹部を形成し、この凹
部にナツト13が係止されて溝12から外れ出な
いようにする構成としてもよい。
このようにして、2本のワイヤロープ1にそれ
ぞれ同数個のワイヤロープとパイプの固定具3が
摺動自在に取り付けられると、次には相対応する
ワイヤロープとパイプの固定具3のもう一方の締
付具4にパイプ10の両端を連結固定する。これ
は、2つの締付具4が直交するように連結固定さ
れているので、パイプ10は2本のワイヤロープ
1を直交する方向で2本のワイヤロープ1間に固
定される。この締付具4とパイプ10の連結固定
は、本体9に対して抱持体8を開けてその内部に
パイプ10の端部を嵌め込んでから抱持体8をピ
ン7を中心に回転させて本体9に対して閉じ、本
体9に回転自在に固定した締付ボルト11を抱持
体8の溝12に挿入した後、ナツト13を締め付
けることによつて行う。
ぞれ同数個のワイヤロープとパイプの固定具3が
摺動自在に取り付けられると、次には相対応する
ワイヤロープとパイプの固定具3のもう一方の締
付具4にパイプ10の両端を連結固定する。これ
は、2つの締付具4が直交するように連結固定さ
れているので、パイプ10は2本のワイヤロープ
1を直交する方向で2本のワイヤロープ1間に固
定される。この締付具4とパイプ10の連結固定
は、本体9に対して抱持体8を開けてその内部に
パイプ10の端部を嵌め込んでから抱持体8をピ
ン7を中心に回転させて本体9に対して閉じ、本
体9に回転自在に固定した締付ボルト11を抱持
体8の溝12に挿入した後、ナツト13を締め付
けることによつて行う。
2本のワイヤロープ1に摺動自在に取り付けた
相対応するワイヤロープとパイプの固定具3にパ
イプ10の両端の連結固定が終了すると、各パイ
プ10の両端を所定間隔を開けてチエーン、ロー
プ等からなる連結部材17で連結し、更に、先頭
のパイプ10の両端には同じくチエーン、ロープ
等からなる引張部材18の一端側を連結固定し、
この引張部材18の他端側をワイヤロープ1の他
端側へ引張る。すると、先頭のパイプ10はこの
引張部材18の引張力によつて引張られるので、
このパイプ10の両端に連結固定したワイヤロー
プとパイプの固定具3はワイヤロープ1を摺動し
ながらワイヤロープ1の他端側へと移動する。各
パイプ10はそれぞれ所定間隔を開けて連結部材
17で連結されているので、先頭のパイプ10が
所定距離移動すると2番目のパイプ10が続いて
移動し、以下同様に各々のパイプ10が所定距離
を開けて移動してゆく。そして、先頭のパイプ1
0がワイヤロープ1の他端側若しくは必要に応じ
て中間部にまで達すると、引張部材18の引張り
を止める。そして、ワイヤロープ1に取り付けら
れたワイヤロープとパイプの固定具3を構成する
一方の締付具4の締付ボルト11のナツト13
を、端から順に締め付けることによつて、ロープ
締付部材6でワイヤロープ1を固く挾持して緊結
する。これによつて、ワイヤロープ1と一方の締
付具4の連結固定が完了する。次には、必要に応
じて各パイプ10間に踏板19を載せてパイプ1
0に固定することにより足場の組立が完了する。
相対応するワイヤロープとパイプの固定具3にパ
イプ10の両端の連結固定が終了すると、各パイ
プ10の両端を所定間隔を開けてチエーン、ロー
プ等からなる連結部材17で連結し、更に、先頭
のパイプ10の両端には同じくチエーン、ロープ
等からなる引張部材18の一端側を連結固定し、
この引張部材18の他端側をワイヤロープ1の他
端側へ引張る。すると、先頭のパイプ10はこの
引張部材18の引張力によつて引張られるので、
このパイプ10の両端に連結固定したワイヤロー
プとパイプの固定具3はワイヤロープ1を摺動し
ながらワイヤロープ1の他端側へと移動する。各
パイプ10はそれぞれ所定間隔を開けて連結部材
17で連結されているので、先頭のパイプ10が
所定距離移動すると2番目のパイプ10が続いて
移動し、以下同様に各々のパイプ10が所定距離
を開けて移動してゆく。そして、先頭のパイプ1
0がワイヤロープ1の他端側若しくは必要に応じ
て中間部にまで達すると、引張部材18の引張り
を止める。そして、ワイヤロープ1に取り付けら
れたワイヤロープとパイプの固定具3を構成する
一方の締付具4の締付ボルト11のナツト13
を、端から順に締め付けることによつて、ロープ
締付部材6でワイヤロープ1を固く挾持して緊結
する。これによつて、ワイヤロープ1と一方の締
付具4の連結固定が完了する。次には、必要に応
じて各パイプ10間に踏板19を載せてパイプ1
0に固定することにより足場の組立が完了する。
上記のようにして架設された足場を撤去する場
合には、逆の作業手順で行えばよい。すなわち、
踏板19をパイプ10から外してから、ワイヤロ
ープ1に連結固定した方のすべての締付具4のナ
ツト13を緩める。そして、連結部材17をワイ
ヤロープ1の一端側へ引張ることによつて、各々
のパイプ10及びワイヤロープとパイプの固定具
3をワイヤロープ1の一端側へ引き寄せる。次に
は、ワイヤロープとパイプの固定具3のもう一方
の締付具4のナツト13を緩めて締付ボルト11
を溝12から取り外し、抱持体8を本体9に対し
て開いてパイプ10を取り外す。更に、ワイヤロ
ープ1に取り付けた締付具4を同様にしてワイヤ
ロープ1から取り外す。このとき、1つの締付具
4に対して2つのロープ締付部材6が取り出され
るので次の作業に備えて保管しておく。そして最
後に、ワイヤロープ1を引掛け金具2から外すこ
とによつてすべての撤去作業が完了する。
合には、逆の作業手順で行えばよい。すなわち、
踏板19をパイプ10から外してから、ワイヤロ
ープ1に連結固定した方のすべての締付具4のナ
ツト13を緩める。そして、連結部材17をワイ
ヤロープ1の一端側へ引張ることによつて、各々
のパイプ10及びワイヤロープとパイプの固定具
3をワイヤロープ1の一端側へ引き寄せる。次に
は、ワイヤロープとパイプの固定具3のもう一方
の締付具4のナツト13を緩めて締付ボルト11
を溝12から取り外し、抱持体8を本体9に対し
て開いてパイプ10を取り外す。更に、ワイヤロ
ープ1に取り付けた締付具4を同様にしてワイヤ
ロープ1から取り外す。このとき、1つの締付具
4に対して2つのロープ締付部材6が取り出され
るので次の作業に備えて保管しておく。そして最
後に、ワイヤロープ1を引掛け金具2から外すこ
とによつてすべての撤去作業が完了する。
次に第3図及び第4図に示す垂直方向に足場を
組む方法において、前記水平方向の足場の組む方
法と異なる点は、ワイヤロープ1の張設が垂直方
向となる点、引張部材18で先頭のパイプ10を
上方へ持ち上げる点、第4図に示すように踏板1
9による足場を組む場合には最小限4本のワイヤ
ロープ1が必要である点等々で、その他は前述し
たのと同様であるのでその説明を省略する。
組む方法において、前記水平方向の足場の組む方
法と異なる点は、ワイヤロープ1の張設が垂直方
向となる点、引張部材18で先頭のパイプ10を
上方へ持ち上げる点、第4図に示すように踏板1
9による足場を組む場合には最小限4本のワイヤ
ロープ1が必要である点等々で、その他は前述し
たのと同様であるのでその説明を省略する。
以上の説明においては、水平方向、傾斜方向及
び垂直方向の足場組立方法について説明したが、
その他の応用として、煙突や塔などの垂直方向に
細長い建造物の外壁塗装、外側修理等の作業にお
いて、塗料の飛散や建築物の破片の飛散防止のた
めの養生にも利用できる。又、強度の関係上ワイ
ヤロープ1を2本以上使用する場合であつても、
上記した方法と同様である。
び垂直方向の足場組立方法について説明したが、
その他の応用として、煙突や塔などの垂直方向に
細長い建造物の外壁塗装、外側修理等の作業にお
いて、塗料の飛散や建築物の破片の飛散防止のた
めの養生にも利用できる。又、強度の関係上ワイ
ヤロープ1を2本以上使用する場合であつても、
上記した方法と同様である。
前記説明からも明らかなように、この発明方法
によると、足場の組立の骨格にはパイプ材に代わ
つてワイヤロープを使用し、このワイヤロープに
パイプをワイヤロープとパイプの固定具を使用し
て摺動及び連結固定自在としたものであるから、
水平方向、傾斜方向及び垂直方向にも自在に足場
を組むことが可能となる。更に、従来のパイプ足
場のように、パイプ材を下から順に持ち上げて足
場を組む手数が省けるために、大巾に労力を軽減
することができ、作業時間の短縮及び作業経費の
軽減化を図ることが可能となる。更に又、2本の
ワイヤロープを張設できる空間だけあれば足場を
組むことができるので、従来法においては足場を
組めないビルとビルの間のほとんど作業空間のな
い場所であつても足場の架設が可能となる。
によると、足場の組立の骨格にはパイプ材に代わ
つてワイヤロープを使用し、このワイヤロープに
パイプをワイヤロープとパイプの固定具を使用し
て摺動及び連結固定自在としたものであるから、
水平方向、傾斜方向及び垂直方向にも自在に足場
を組むことが可能となる。更に、従来のパイプ足
場のように、パイプ材を下から順に持ち上げて足
場を組む手数が省けるために、大巾に労力を軽減
することができ、作業時間の短縮及び作業経費の
軽減化を図ることが可能となる。更に又、2本の
ワイヤロープを張設できる空間だけあれば足場を
組むことができるので、従来法においては足場を
組めないビルとビルの間のほとんど作業空間のな
い場所であつても足場の架設が可能となる。
図面はこの発明の実施例を示し、第1図及び第
2図は水平方向及び傾斜方向に足場を組む方法の
説明図、第3図及び第4図は垂直方向に足場を組
む方法の説明図、第5図及び第6図はワイヤロー
プとパイプの固定具の説明図、第7図はロープ締
付部材の説明図をそれぞれ示す。 1……ワイヤロープ、3……ワイヤロープとパ
イプの固定具、4……締付具、6……ロープ締付
部材、7……ピン、8……抱持体、9……本体、
10……パイプ、11……締付ボルト、12……
溝、13……ナツト、14……鍔部、15……縦
溝、16……摩擦面、17……連結部材、18…
…引張部材。
2図は水平方向及び傾斜方向に足場を組む方法の
説明図、第3図及び第4図は垂直方向に足場を組
む方法の説明図、第5図及び第6図はワイヤロー
プとパイプの固定具の説明図、第7図はロープ締
付部材の説明図をそれぞれ示す。 1……ワイヤロープ、3……ワイヤロープとパ
イプの固定具、4……締付具、6……ロープ締付
部材、7……ピン、8……抱持体、9……本体、
10……パイプ、11……締付ボルト、12……
溝、13……ナツト、14……鍔部、15……縦
溝、16……摩擦面、17……連結部材、18…
…引張部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平行に張設された2本又は2本以上のワイヤ
ロープのそれぞれに同数個のワイヤロープとパイ
プの固定具を摺動自在に取り付け、 それぞれのワイヤロープに取り付けた相対応す
るワイヤロープとパイプの固定具にパイプの両端
を連結固定すると共にこれらパイプを所定間隔毎
に連結部材で連結した後、 先頭のパイプを引張部材で引張ることにより、 ワイヤロープとパイプの固定具をワイヤロープ
に対して摺動させて所定間隔を開けて配置した
後、 ワイヤロープとパイプの固定具をワイヤロープ
に緊結することによつて、足場を組立る、 足場組立方法。 2 2つの締付具をその抱持方向を異ならせて連
結固定してなるワイヤロープとパイプの固定具で
あつて、 これら締付具は、それぞれの一端側においてピ
ンによつて回転自在に連結された湾曲した抱持体
とL字形の本体を有し、該本体の他端側の本体の
延長方向にナツトが螺着可能な締付ボルトの一端
側が回転自在に固定され、前記抱持体の他端側に
は前記締付ボルトが嵌り込む溝が形成されたもの
であり、 これら2つの締付具の一方の抱持体と本体が形
成する空間内部に、 抱持体又は本体の内面と当接する半円形の外周
面と互いに接し合う平面を有する半円筒形であつ
て、その両端には鍔部が形成されると共に前記平
面の中央には両端の鍔部方向に縦溝を形成したロ
ープ締付部材を、 前記平面が相向い合うようにして2個嵌入し
た、 ワイヤロープとパイプの固定具。 3 前記縦溝に凹凸の摩擦面を設けた特許請求の
範囲第2項記載のワイヤロープとパイプの固定
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1814084A JPS60164552A (ja) | 1984-02-01 | 1984-02-01 | 足場組立方法及びワイヤロ−プとパイプの固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1814084A JPS60164552A (ja) | 1984-02-01 | 1984-02-01 | 足場組立方法及びワイヤロ−プとパイプの固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60164552A JPS60164552A (ja) | 1985-08-27 |
JPH025865B2 true JPH025865B2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=11963297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1814084A Granted JPS60164552A (ja) | 1984-02-01 | 1984-02-01 | 足場組立方法及びワイヤロ−プとパイプの固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60164552A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6299254A (ja) * | 1985-10-28 | 1987-05-08 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | ブレ−キ油圧発生装置 |
JP7112146B1 (ja) * | 2022-02-03 | 2022-08-03 | ▲蔦▼井株式会社 | 移動連結吊り足場及びその使用方法 |
-
1984
- 1984-02-01 JP JP1814084A patent/JPS60164552A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60164552A (ja) | 1985-08-27 |
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