JPH0256353B2 - - Google Patents

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JPH0256353B2
JPH0256353B2 JP57091502A JP9150282A JPH0256353B2 JP H0256353 B2 JPH0256353 B2 JP H0256353B2 JP 57091502 A JP57091502 A JP 57091502A JP 9150282 A JP9150282 A JP 9150282A JP H0256353 B2 JPH0256353 B2 JP H0256353B2
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JP
Japan
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mercaptobenzoxazole
sodium
chloro
potassium
Prior art date
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Application number
JP57091502A
Other languages
English (en)
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JPS57203075A (en
Inventor
Hantote Rainharuto
Zanderu Yurugen
Tamumeru Toomasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPS57203075A publication Critical patent/JPS57203075A/ja
Publication of JPH0256353B2 publication Critical patent/JPH0256353B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D263/00Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
    • C07D263/52Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D263/54Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles
    • C07D263/58Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached in position 2

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の対象は一般式() (式中、Halは5−又は6−位のハロゲン原子、
特にフルオル−、クロル−又はブロム−原子であ
る。) で表わされるハロゲン−2−メルカプトベンゾオ
キサゾールの製造方法である。 2−メルカプトベンゾオキサゾールは・・デユ
ンナー(Dunner)(Ber.(1876)第465頁)に
よつて初めて報告されている。後に多くの著者が
(場合により置換された)2−メルカプトベンゾ
オキサゾールの製造及び反応について詳述してい
る(たとええばBer.16(1883)第1825頁;JACS
55(1933)第4989頁;J.Chem.Soc.1934、第1186
頁;JACS75(1952)第2770−71頁;J.Org.
Chem.19(1954)、第758頁;Ber.89(1956)、第
1014頁及びOrg.Synth.30、第56頁参照)。 2−メルカプトベンゾオキサゾール及び特にそ
の5−及び6−ハロゲン誘導体はこれまで特別な
科学的又は工業的関心は持たれなかつた。これま
で公知の製造方法はそのほとんどが2−メルカプ
トベンゾオキサゾールを僅かな収率ないし悪い収
率でしか生成せず且つ高められた温度で二硫化炭
素を用いて処理しなければならないという欠点を
有する。カアツ(Katz)及びコーエン(Cohen)
(J.Org.Chem.19(1954)第758頁)が2−メルカ
プトベンゾオキサゾールをメタノール、水酸化カ
リウム及び二硫化炭素から新たに製造されたカリ
ウムメチルキサンテートと置換された2−アミノ
フエノールとの反応によつて良好な収率で製造し
うることを初めて立証した。しかし6−クロル−
2−メルカプトベンゾオキサゾールは著者の記載
によれば理論値の48%という極めて低い収率でし
か得られず、対応する5−クロル誘導体に対して
は全く収率の記載がない。最近5−及び6−ハロ
ゲン−2−メルカプトベンゾオキサゾールは価値
ある中間体及び最終生成物の製造に対する原料と
して関心が高まつてきた。したがつて該化合物は
たとえばクロル化により対応する2−クロルベン
ゾオキサゾールへ又はアルキル化及び酸化により
対応する2−アルキルスルホニル−又は−スルフ
イニルベンゾオキサゾールへ変換されることがで
きる。これらはそれ自体ドイツ特許出願公開第
2640730号明細書又はヨーロツパ特許第18080号明
細書によれば優れた効果の除草剤を生じる。した
がつて経済的で前述の欠点のないそして安全性の
点から問題のないかつ生態学的観点から認容され
る5−及び6−ハロゲン−2−メルカプトベンゾ
オキサゾールの工業的合成法を提供することが本
発明の目的である。この課題は本発明による方
法、すなわち対応する4−又は5−ハロゲン−2
−アミノフエノールと低級アルキルキサントゲン
酸アルカリとを不均一相中で反応させることによ
つて解決される。 2−アミノフエノールとキサントゲン酸塩とか
ら(置換された)メルカプトベンゾオキサゾール
を製造する公知の方法は反応を溶液の形で実施
し、その際一般に溶剤としてエタノールを場合に
より少割合(<20%)の水と共に使用することで
共通している。したがつて高い収率を達成するた
めに、特に、二つの反応成分のうちの一つが及び
場合により最終生成物として最初に生じるメルカ
プチドが全く溶解しないか又は極めて僅かしか溶
解しない溶剤又は溶剤混合物が適するということ
は驚くべきことである。 本発明による溶剤としては非プロトン性溶剤、
特に芳香族炭化水素、たとえばキシロール、クロ
ル−又はジクロルベンゾールが適当である。この
他に反応に対して水も適する。このことは高めら
れた温度でキサンテートが水中で比較的不安定で
あるので特に驚くべきことである。 クロルアミノフエノールによる閉環のために、
新たに(アルコール、水性アルカリ及びCS2
ら)調製されたキサンテート又は工業用キサンテ
ートを使用することができる。後者は、特にナト
リウム−及びカリウム(メチルないしヘキシル)
−キサンテートは浮選助剤として広い範囲で使用
される基礎化学薬品である。反応は一般に50℃以
上、好ましくは80℃以上の温度で実施し、場合に
より密閉系でも操作することができる。反応の間
に形成される硫化水素を連続的に反応媒体から廃
気し、外部で吸収する。反応に有利に使用される
適当な市販のキサンテートとしてはたとえばナト
リウム−又はカリウムメチルキサンテート、ナト
リウム−又はカリウムプロピル−及び−イソプロ
ピルキサンテート並びにナトリウム−及びカリウ
ムイソブチルキサンテートが挙げられる。 次の例は本発明を詳しく説明するためのもの
で、本発明はこれによつて限定されるものではな
い。 例 1 6−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾー
ル 撹拌器、温度計及び還流冷却器を備えた1−
撹拌フラスコ中に5−クロル−2−アミノフエノ
ール143.6g(1モル)、ナトリウムメチルキサン
テート(90%)、164g(1.02モル)及び水500ml
を仕込む。反応混合物(クロルアミノフエノール
が残存不溶解)を撹拌下加熱し、80℃から烈しい
硫化水素発生が生じる。約1時間後反応は実質上
終了する。反応を完全に終了させるために更に2
時間還流下撹拌する。生じた黒色反応溶液を冷却
し、80%リン酸70gで酸性に調整する。生じた沈
殿物を吸引取し、徹底的に水洗し、次いで約80
℃で減圧乾燥する。乾燥後、6−クロル−2−メ
ルカプトベンゾオキサゾール180.5g(理論値の
97.3%)(融点221−223℃)が得られる。 (文献:水/イソプロパノールから再結晶後の
融点224−225℃、J.Org.Chem.19第758頁) 生成物の純度はガスクロマトグラフイ−測定に
よれば>98%である。 例 2 6−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾー
ル 製造例1の操作法と同様に操作する。しかしナ
トリウムメチルキサンテートの代りにカリウムイ
ソブチルキサンテート213.1g(1.02モル)を使
用する。後処理後、6−クロル−2−メルカプト
ベンゾオキサゾール178g(理論値の96%)(融点
222−223℃)が得られ、その純度はガスクロマト
グラフイーによれば>98%である。 例 3 5−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾー
ル 例1に記載した装置の使用下4−クロル−2−
アミノフエノール143.6g(1モル)及びカリウ
ムメチルキサンテート(90%)181.3g(1.02モ
ル)を水500ml中で還流温度で反応させる。同様
に反応を3時間以内で行う。暗色の反応溶液を濃
塩酸で酸性化し、沈殿生成物を吸引取し、中性
になるまで水洗する。80℃で減圧乾燥した後、5
−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾール
179g(理論値の96.7%)(融点269−271℃)が得
られる(文献:融点260−261℃、J.Org.Chem.
19、第758頁)。 例 4 6−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾー
ル及びそのナトリウム塩 例1に準じて5−クロル−2−アミノフエノー
ル143.6g(1モル)及びナトリウムメチルキサ
ンテート164g(1.02モル)を1,2−ジクロル
ベンゾール600ml中で加熱及び撹拌下で反応させ
る。内部温度80−82℃から烈しい硫化水素の発生
が生じ、同時に形成されたナトリウムメルカプチ
ドが沈殿する。5時間後、仕込物を一部蒸留し、
冷却し、吸引取し、80℃で減圧乾燥し、固形物
209gを得る。これは殆んど専ら6−クロル−2
−メルカプトベンゾオキサゾールのナトリウム塩
から成る。遊離のメルカプト化合物を得るために
塩を水1200ml中で溶解し、次いで2N−硫酸でPH
1に調整し、沈澱した固形物を吸引取し、徹底
的に水洗し、80℃で減圧乾燥する。乾燥後、6−
クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾール178
g(理論値の96%)(融点223−225℃)が得られ
る。 例 5 例4に於けると同様に処理する。しかし1,2
−ジクロルベンゾールの代りにクロルベンゾール
を使用する。キサンテートとしてカリウムメチル
キサンテート181.3g(1.02モル)を使用する。
90℃で5時間の反応時間の後仕込物を一部蒸留
し、冷却し、吸引取する。生成物をクロルベン
ゾール500mlで洗滌し、80℃で減圧乾燥する。乾
燥後、固形物226gが得られる。これはほとんど
専ら6−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾ
ールのカリウム塩から成る。メルカプト化合物の
遊離は例4に於けると同様に行われる。乾燥後、
6−クロル−2−メルカプトベンゾオキサゾール
179g(理論値の96.5%)(融点222〜224℃)が得
られる。 所望の場合、最初の段階で生じたカリウムメル
カプチドを直接、更に例えば塩素との反応に使用
することもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対応する4−又は5−ハロゲン−2−アミノ
    フエノールと低級アルキルキサントゲン酸ナトリ
    ウム又は−カリウムとを不均一相中で反応させる
    ことを特徴とする、5−及び6−ハロゲン−2−
    メルカプトベンゾオキサゾール又はそのナトリウ
    ム−又はカリウム塩を製造する方法。 2 反応を芳香族炭化水素中で実施することより
    なる特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 芳香族炭化水素がクロルベンゾール又はジク
    ロルベンゾールであることよりなる特許請求の範
    囲第1項又は第2項に記載の方法。 4 反応を水性懸濁液中で実施することよりなる
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 反応のために工業用キサントゲン酸塩を使用
    することよりなる特許請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれかに記載の方法。
JP57091502A 1981-06-01 1982-05-31 Manufacture of halogen-2-mercaptobenzoxazole Granted JPS57203075A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19813121675 DE3121675A1 (de) 1981-06-01 1981-06-01 "verfahren zur herstellung von halogen-2-merkaptobenzoxazolen"

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JPS57203075A JPS57203075A (en) 1982-12-13
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JP57091502A Granted JPS57203075A (en) 1981-06-01 1982-05-31 Manufacture of halogen-2-mercaptobenzoxazole

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DE (2) DE3121675A1 (ja)
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IL65926A0 (en) 1982-08-31
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US4442294A (en) 1984-04-10
DE3265814D1 (en) 1985-10-03
DE3121675A1 (de) 1982-12-16
IL65926A (en) 1985-07-31
JPS57203075A (en) 1982-12-13
CA1175054A (en) 1984-09-25

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