JPH0254983B2 - - Google Patents

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JPH0254983B2
JPH0254983B2 JP58199247A JP19924783A JPH0254983B2 JP H0254983 B2 JPH0254983 B2 JP H0254983B2 JP 58199247 A JP58199247 A JP 58199247A JP 19924783 A JP19924783 A JP 19924783A JP H0254983 B2 JPH0254983 B2 JP H0254983B2
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JP
Japan
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loop
group
slave station
station
line
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JP58199247A
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JPS6091744A (ja
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Takeshi Ito
Koichi Tsuchikura
Naryuki Fukada
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Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
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Publication date
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Priority to US06/657,017 priority patent/US4622664A/en
Priority to FR8415902A priority patent/FR2553952B1/fr
Publication of JPS6091744A publication Critical patent/JPS6091744A/ja
Publication of JPH0254983B2 publication Critical patent/JPH0254983B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/437Ring fault isolation or reconfiguration

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、中央装置と端末装置、制御所装置と
被制御所装置等の情報装置相互間に設けられるル
ープ状伝送回線の複数系統ループ回線の回線制御
方式に係り、特に回線障害発生時に、自動的に複
数の回線系統を融合・分離して、正常に信号伝送
を行わせるのに好適な、信号伝送の回線制御方式
に関するものである。
〔先行技術の説明〕
このような信号伝送回線は種々の情報装置に適
用されているが、ここでは具体例として遠方監視
制御装置に適用されたものについて説明する。
遠方監視制御装置は、制御所から離れた場所に
設定された制御対象機器の状態を制御所装置(以
下親局と称する)において監視するとともに制御
対象機器に対し、被制御所装置(以下子局と称す
る)を介して制御指令を与える機能を有するもの
である(以下、親局と子局の総称をポストと称す
る)。
また、子局にも制御機能をもたせ、親局から個
個に制御指令を与えなくても、ある程度子局自身
でも制御を行えるようにする場合が多く、このよ
うな場合には、関連する制御対象機器を有する子
局間において相互にインタロツク信号等の情報を
子局間連絡機能により交換しながら、制御を実行
するようになつている。
上述した遠方監視制御装置は、一般に複数の子
局に対し、1つの親局を設けて形成される(以
下、伝送回線を共用する親局と子局との組を
「群」と称する)。システム規模が大きなものの場
合には子局を複数の群に分割して各群に対し親局
装置を設置する。
第1図aは、1つの群を1つのループ状伝送回
線で結合する従来例を示した図である。この例で
は、複数の子局3―1,3―2,……3―9を3
つの群(群、群、群)に分割し、それぞれ
の群に対応する親局2―,2―,2―を設
け、それぞれの群は1つの親局と複数の子局とを
独立なループ状回線1―,1―,1―でル
ープの往路と復路の両方が各ポストに立ち寄るよ
うに接続している。
ポスト相互間の情報連絡は、第2図に示すよう
に伝送符号によつて行われる。すなわち、伝送路
上には、送信ポストがないときには、第2図aに
示す、回線空き状態を表わす特定の符号「回線
(空き)符号」が巡回している。SYNCは同期符
号でWは回線の空きと占有を区別して示す符号
で、第2図では回線空きのとき0、占有を示すと
き1としてある。送信要求のないポストは回線
(空き)符号を受信するとこれを遅延再生中継す
る。回線(空き)符号は、ループ内に1ケだけが
許される。送信要求のあるポストは、回線(空
き)符号を受けると、これを「回線(占有)符
号」に転化し、そのあとに情報データ符号を付し
て送信する。回線(空き)符号を回線(占有)符
号に転化することによつて、そのポストは送信権
を入手する。送信ポストがデータ伝送中は、ルー
プ内には回線(空き)符号は存在しない。「回線
(空き)符号」と「回線(占有)符号」とを総称
して「回線符号」と言う。第2図bは回線(占
有)符号付情報データ符号で、Fは伝送手順種別
を表す伝送制御コード、FRは送信局コード、
TOは受信局コード、DATAは伝文コードであ
る。
情報伝送は、2連送式、返信照合式等各種の手
順がありうるが、ともかく送信を完了して送信ポ
ストは自己の責任において「回線(空き)符号」
1ケだけをループ回線に注入し特定しない他ポス
トに送信権を委譲する。
最初の「回線(空き)符号」のループへの注入
者が必要であるが、回線(空き)符号の注入をた
だ1つの特定のポスト(例えば親局)に限定すれ
ば、このシステムは集中形システムとなり、回線
符号の注入を、そのときループ回線に参加してい
るポストのうちどれか1つのポストが行うとすれ
ば、そのシステムは分散形システムとなる。分散
形システムにおいては、各ポストの各受信点に
「回線符号監視回路」を設け、回線符号欠けを検
出する機能をもたせ、回線符号欠けを検出する
と、新らしい回線(空き)符号を注入するものと
し、各ポストにそれぞれ異なる回線符号欠け検出
時間Ti(最終の回線符号受信から回線符号欠けと
認定するまでの経過時間)を設定し、その設定時
間のポスト間の差Ti―Tjを符号のループ一巡時
間tlより大きく設けておけば、すなわち、 |Ti―Tj|>tl とすれば、回線符号欠けを検出し回線空き符号を
注入するポストはループ内でいずれか1つのポス
トだけに限定できる。
以上の伝送手順を「分散形回線符号巡回方式」
と呼ぶとして、この従来例は、この分散形回線符
号巡回式の伝送手順を用いており、この方式によ
れば、複数ポストを含む任意の小ループには、親
局の有無に関係なく、回線(空き)符号が自動的
に巡回を始め、任意の小ループ内のポスト相互間
の情報授受機能は維持される。
親局2は第3図に、子局3は第4図に示すよう
にそれぞれ構成されている。第3図の親局2にお
いて、15はマンマシン機能を有する監視制御卓
であり、ここに子局の制御対象機器の状態表示あ
るいは故障の有無等を表示する。またスイツチ等
により機器の制御操作信号を発生させる機能を有
している。16は制御卓結合部で制御卓15上の
ランプ、表示器等を駆動したり、制御卓15から
出力されるスイツチの接点信号を符号化する機能
を有している。6は伝送制御部で、伝送路1から
の直列信号を並列信号に変換し、制御卓結合部1
6からの機器制御信号を、直列信号に変換して送
り出し、また、受信符号を遅延再生中継する等の
送受信機器を有している。4は復調器、5は変調
器である。11は、自ポストでキヤリヤ信号断を
検知したことを対向する相手ポストに伝達する打
診信号を送信する「打診リレー」(Dリレー)で、
このリレーの接点12の開閉によつて、送信キヤ
リヤ信号を断続させて打診信号とする。14は復
調器4が検出するキヤリヤ信号レベル低下検出信
号で、伝送制御部6にとりこまれて、キヤリヤ信
号断の発生・回復の認知、打診信号受信認知に用
いられる。
第4図は子局3の構成で、ここでは右向き回線
対応の回路をA系、左向き回線対応の回路をB系
と名付けている。4A,4Bは復調器、5A,5
Bは変調器、6A,6Bは伝送制御部、7はモー
ド制御・入出力制御部である。このモード制御・
入出力制御部7は、制御対象機器8に制御信号を
出力し、また状態表示信号や故障表示信号等を取
り込むための結合回路であるとともに、「モード
切替リレー」(Mリレー)9を付勢・消勢制御す
る。
Mリレーが付勢されると、符号伝送ルートとし
ては、変調器5Aの出力は、Mリレーの接点10
A―折返しルート13A―を経て、左向き回線側
BS点に送出される。同じく、変調器5Bの出力
は、Mリレー接点10B―折返しルート13Bを
経て右向き回線側AS点へ送出される。すなわち、
Mリレーの付勢によつて、ループの折返しが、変
調波のレベルで物理的に行われる。この結合形態
を「端末モード」という。またMリレーが消勢す
ると、伝送ルートは、変調器5Aの出力は右向き
回線側AS点へ、変調器5Bの出力は左向き回線
側BS点へ出力され、ループはポストにおいて中
継される形となる。これを「中継モード」とい
う。モード切替リレーは、1ポストに1個設けら
れ、A系伝送制御部6A,B系伝送制御部6Bに
おける回線キヤリヤ信号の状況、回線付号の到来
状況に対応して、不良ケ所区間が分離されるよう
に入出力制御・モード制御部7によつて制御され
る。
第5図は、上記2つのモードを概念的に示した
説明図である。
第4図の14A,14Bは復調器4A,4Bが
検出するキヤリヤ信号レベル低下検出信号で、伝
送制御部6A,6Bに取込まれてキヤリヤ信号の
断発生・回復の認知、打診信号受信認知に用いら
れる。11A,11Bは打診信号を送出する「打
診リレー」(Dリレー)で、このリレーの接点1
2Aまたは12Bの開閉により、端末モード中の
送信キヤリヤ信号を断続する。
キヤリヤ信号断を認知した子局は、Mリレーを
付勢して自己を端末モードに設定し、Dリレーを
開閉して折返しにキヤリヤ断続信号からなる「打
診信号」を送出するものとし、打診信号を受信し
た子局はMリレーを付勢し自己を端末モードに設
定してキヤリヤ信号を出すことにしておけば、キ
ヤリヤ信号断の発生した区間をはさむ両側子局
は、端末モードとなり、回線異常ケ所を区分でき
る。
第1図aのX点で回線断が生じた場合、第1図
bに示す如く、ポスト3―4、ポスト3―5は端
末モードに移行し、群のループは3分割され、
健全ループに参入しているポスト相互間の連絡機
能は維持される。
また、親局は端末モード固定状態にあるとみな
され、親局がキヤリヤ信号断を認知すると、Dリ
レー(第3図11)を開閉して打診信号を送出す
るとすれば、親局と子局との間でキヤリヤ信号断
が発生したとき、直近の子局は端末モードとな
り、キヤリヤ断区間を切りはなすことができる。
例えば第1図aのY点で回線断が生じた場合に
は、第1図cに示す如く、ポスト3―7が端末モ
ードとなり、群ループは2分割され、健全ルー
プに参入しているポスト3―7,3―8,3―9
の相互間の情報連絡機能は維持される。
回線異常で分離区分されていた区間は断の回復
によつてキヤリヤ信号が回復し、やがて前記「分
散形回線符号巡回方式」の機能によつて回線符号
が巡回しはじめることになるが、ここで、端末モ
ードポストの両側のループのいずれにも回線符号
が巡回しはじめると、端末モードポストはMリレ
ーを消勢して自己を中継モードに移行させるもの
としておけば、回線異常で分割されていたループ
は、融合・回復される。
すなわち、以上に紹介した従来例においては、
親局又は子局の間の任意の区間においてキヤリヤ
信号断を伴う回線異常が生じると、その異常区間
の両側のポストは端末モードに移行し異常区間を
区分し、残余の健全ループでは情報伝送機能を維
持し、回線異常が消滅すると区分されていた異常
区間を再び融合して元のループに復元することが
でき、またループの分割と融合が特別のマスタポ
ストガなくても、各ポストが平等に分担する機能
によつて遂行することができるようになつてい
る。
しかし、第1図に示す従来例においては、次に
示す不満足な点を持つている。
例えば、第1図aのX点で回線異常が生じる
と、ポスト3―5、ポスト3―6の如く、親局か
ら切りはなされたポストが生ずる。
また、第1図aY点で回線異常が生ずると、そ
の群の子局はすべて、親局から弧立する。
また、親局がダウンすると、その群の子局は親
局から孤立してしまう。
以上の例では、孤立した子局相互間の情報連絡
機能は維持されるが、親局との連絡機能が断たれ
ることでシステムの伝送機能は大きな機能低下と
なる。
また、群を別にする子局相互間の連絡(例えば
第1図aにWで示したポスト3―3とポスト3―
4の間の連絡)は、直接の子局間連絡は不可能で
この場合は親局2―と親局2―との間の情報
転送によつて子局間連絡が行わざるを得ない。
第6図aは、上記の問題点のいくつかを解決し
ている第2の従来例を示す図である。第2の従来
例では、1個の群について第1のループとその逆
向きの第2のループを設け、正常時には一方のル
ープを使用系とし、他方のループを予備系として
いるのが通例で、使用系ループが不良の場合に予
備系ループを使用することで、システムの稼動率
を向上させている。
さらに、親局、子局とも端末モードと中継モー
ドを切替え可能とすることによつて、2つのルー
プとも不良になつた場合には、複数ケの不良ケ所
をはさむ2つのポストを端末モードにすることと
すれば、正常部分だけで1個のループを合成する
ことができ健全部分の機能維持がはかられる。例
えば、第6図aのX区間が第1、第2ループとも
不良の場合には、第6図bに示す如くポスト3―
1および3―2を端末モードに切替えることによ
つて、X区間を排除した1つのループが構成さ
れ、群の全ポストは相互連絡可能となる。
しかし、2重ループにおいても、第6図aのY
区間が断線した場合には、親局とその群の全子局
との間が分離され、親子間の連絡が不可能にな
る。また親局がダウンすると、親子間連絡は不可
能となる。また群を越えた子局間の連絡は、直接
的にはできないでそれぞれの属する親局相互の情
報転送を必要とする欠点を有している。
すなわち、従来例においては、親局が孤立した
ときまたは親局がダウンしたとき、たとえ2重ル
ープ構成にしていても、親局と子局の間の連絡が
途絶える。また、群の境の子局間の連絡は、各群
の親局を介して行うこととなつており、群境を越
える直接子局間連絡は不可能であり、そのため親
局ダウン中に群をこえる子局間連絡ができないこ
ととなつている。また、2重ループを設けること
は、回線が2重に必要となり、コスト高となる欠
点もある。
〔発明の目的〕
本発明は、これらの問題を解くためになされた
ものであつて、群の親局が子局から孤立した場合
でも、群の親局がダウンした時でも、子局と親局
(制御所)との間の情報伝送ができ、また群境を
越えた子局間連絡を親局を介さないで直接連絡を
可能とし、したがつて、親局ダウン中でも、群境
をこえた子局間連絡ができ、また1重ループ回線
で、2重ループ回線を設けたと同程度の稼動率を
もつて情報伝送ができるなどの新機能を持つ回線
制御方式を提供するものである。
〔発明の実施例〕
第7図は、本発明の実施例における回線構成図
である。
親局2の構成は第1の従来例を説明した第3図
と同一構成とし子局3の構成は第1の従来例を説
明した第4図と同一構成する。
したがつて、子局は第5図に示た「端末モー
ド」と「中継モード」とをとり得て、かつ2つの
モード切替可能となつている。
また情報の連絡手順は、第1の従来例で説明し
た「分散形回線符号巡回式」を適用するものとす
る。
回線構成上の本発明の特徴は、 第1の複数群のうち端に位置する群は、その群
の端の子局と親局とを結ぶ如く群ループを構成
し、中間の群では、群の中間に親局が位置する如
く、群ループを構成していること。
第2に、群と群との境では、一方の群の端に位
置する子局を、「端末指定子局」とし、他方の群
の端の子局にまで到来している群ループ回線を、
一方の群の端末指定子局において両方の群のルー
プ回線が立寄るが如く群ループ回線を構成してい
ること、の点にある。
隣合う2つの群ループにまたがる「端末指定子
局」は、隣合う群ループに接続されているが回線
が正常であれば、両群のいずれかの群に所属し、
親局―子局間の情報伝送は所属している親局との
間でそれを行う。第7図aにおいて、ポスト3―
3、ポスト3―6は端末指定子局である。端末指
定子局は、伝送回線が正常な時には端末モードと
なつている。これに対し「端末指定子局」以外の
子局は、正常時には中継モードとなつている。
2つの群ループにまたがる「端末指定子局」を
創設した点に本発明の特徴がある。端末指定子局
に次の挙動ルールを与えるものとする。すなわ
ち、「端末指定子局は、自己が端末モードのとき
には、自己の両側の2つのループのうち、少なく
とも1つのループが親局から孤立したと認知した
ら、自己を中継モードに切替え、自己が中継モー
ドのときには、自己の参加しているループに2つ
の親局が参入したと認知したときには自己を端末
モードに切替える」ものとする。
また、各子局には、モードを変更する都度、
「モード変更報告」を行わしめるものとする。
端末指定子局は、この「モード変更報告」を受
信することによつて自己と左側又は右側の親局と
の間に介在する中継指定子局のモード状態の変更
を知ることができ、上記ルールの発動が可能とな
る。例えば、端末指定子局が端末モードであると
きに自己と左側親局との間に介在する1つの子局
が端末モードに移行したことを受信すると、自己
の左側ループが左側親局から孤立したものと認知
でき、上記ルールにより自己を中継モードに切替
える。同じく右側ループについても同様の認知と
切替ができる。
また端末指定子局が、自己が中継モードである
とき、左側又は右側の親局と自己との間にあつて
端末モードとなつていた子局がすべて中継モード
となつたことを、「モード変更報告」受信によつ
て知ると、自己の参加しているループへ左側およ
び右側の親局がともに参入したことを認知できる
ので、上記ルールによつて、端末指定子局は自己
を端末モードに切替える。
端末指定子局の上記挙動ルールを概念的に示し
たのが第9図のフローチヤートである。
以上にのべた本発明の実施例の構成とルールの
元において回線障害が発生・回復した場合の回線
構成移行について次にのべる。
まず、子局間に回線異常が発生した場合の挙動
を説明する。
第7図aにおいて、ポスト3―1とポスト3―
2の間の区間Xの回線異常が生じると、関係する
子局3―1と3―2とは、第1の従来例の説明で
述べた機能により、端末モードとなり、第7図b
に図示する回線構成へ移行し、区間Xの回復を待
機する状態となる。
各ポストはモード切替を行う都度、「モード変
更報告」を自己の属するループ回線に行うものと
しているので、ポスト3―1の端末局移行は、親
局2―1が認知するところとなり、ポスト3―2
の端末局移行はポスト3―3が認知するところと
なる。ここで端末指定子局3―3は、上記のルー
ルによつて自己を中継モードに切替える。その結
果、回線構成は第7図cの段階へ移行する。
子局が自己の判断で中継モードになることによ
つて、回線異常によつて親局から孤立していた健
全小ループは、隣りの親局と結合され、孤立子局
と制御所(隣り群親局)との連絡が確立される。
回線異常が回復すると、第7図cX区間にキヤ
リヤ信号が充満するところとなり、やがて、回線
符号が巡回をはじめ、第1の従来例で説明した機
能により、端末モードでいるポスト3―1とポス
ト3―2は自己の両側ループにともに回線符号が
巡回しはじめると自己自身の判断によつて中継モ
ードに移行し、(第7図dの段階)「モード変更報
告」を発する。この報告は、第群と第群の全
ポストに受信され、そのうちの端末指定子局(現
在は中継モードとなつている)は、自己の右側、
左側の両方にそれぞれの親局が結合されているこ
とを知り、端末指定子局自身の判断によつて端末
モードへ移行回復する。これにより、回線構成は
第7図aの元の本来の状態にもどる。
次に第群の親局2―がダウンした場合を考
えると、親局ダウンにおいて、親局送出キヤリヤ
を断つものとすれば、関係する子局3―4と3―
5は端末モードとなり、第8図aの如く、第群
のループは3つの小ループに分割され、またモー
ド変更したポスト3―4と3―5は、「モード変
更報告」を行う。
これを受けると、端末指定子局3―3は、右側
ループに親局がないことを認知できるもので、第
9図のルールによつて自己を中継モードに切替
え、孤立したポスト3―4を第群のループへ融
合する。また端末指定子局3―6は、ポスト3―
5の発する「モード変更報告」を受けることによ
り、自己の左側ループに親局がないことを認知し
て、第9図のルールによつて自己を中継モードに
切替えて孤立していたポスト3―5を第群のル
ープに融合する。
すなわち、第群の親局2―のダウンによつ
て、分割された第群ループは、左半分ループが
第群ループへ、右半分ループは第群ループへ
融合され、それぞれ臨時の親局を持つこととなり
制御所との連絡ルートを確保することとなる。
次に群を異にする子局間の連絡についてのべ
る。
端末指定子局は、前述の如く隣接する2つの群
の群ループ回線の両方に接続されているのである
から、端末指定子局の左のループに流れる符号
も、右のループに流れる符号も受信することがで
きる。
第1の従来例の説明でのべた第2図bに示す回
線(占有)符号付情報データ符号には、送信局コ
ードFR、受信局コードTOが付いているので、
端末指定子局は左又は右のループに流れる符号が
群境を越えた子局への子局間連絡符号なのか、群
内の子局相当間の連絡符号なのかの判別をするこ
とができ、群境を越えた子局間連絡と判断したと
きは、左のループに流れる情報を右のループへ伝
達し、右のループを流れる情報を右のループへ伝
達することが可能となる。第7図aにおいてポス
ト3―2とポスト3―4は群を異にするポストで
あるが本発明では、ポスト3―2からポスト3―
4への子局間連絡は、端末指定ポスト3―3の媒
介によつて、直接的(親局の媒介なしの情報連絡
が可能となつている。
第10図は本発明の第2の実施例における回線
構成図で、子局3が制御所200に対して星状に
分布している場合に適用される例である。第10
図では、第、第、第の群が設けられ、各群
相互間の境界に、端末指定子局3―6,3―1
1,3―16を設けている。
この実施例においても、回線異常によつて親局
から孤立して子局は、孤立したループと接する端
末指定子局が中継モードに移行することによつて
隣り群のループへ融合されることは、第1の実施
例と同じである。
〔本発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、複数の群
に分割された信号伝送回線にあつて、回線異常に
よつて親局から孤立した子局が発生しても、また
群の親局がダウンした時でも、孤立した子局と制
御所との情報伝送を、確保することができ、ま
た、群境を越える子局相互間の連絡を、親局を介
さないで直接にでき、親局相互の群間転送機能が
停止中であつても、子局間連絡が可能となり、し
かも、これらの機能を1ループ構成の元で可能と
なし得るものである。すなわち、一重ループ構成
の元で二重ループ構成におけると同等以上の信頼
性及び稼動率を得ることができる。
本発明は、広い地域に分散する情報装置相互間
に分割して設けられる一般の信号伝送回線の回線
制御方式としても有効に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来例の遠方監視制御方式の回線構
成を示す図、第1図b,cは従来例の遠方監視制
御方式における回線障害発生時の回線構成変更例
を説明する図、第2図a,bは、従来例の伝送符
号構成図、第3図は従来例の親局装置の構成図、
第4図は従来例の子局装置の構成図、第5図は従
来例の端末モードと中継モードの概念を説明する
図、第6図aは第2の従来例の回線構成を示す
図、第6図bは第2の従来例における回線障害発
生時の回線構成変更例を説明する図、第7図aは
本発明の実施例の回線構成を示す図、第7図b〜
dは本発明の実施例における回線障害発生時の回
線構成変更例を説明する図、第8図a,bは本発
明の実施例における回線障害発生時の回線構成変
更例を説明する図、第9図は、本発明の端末指定
子局のモード変更ルールを説明するフローチヤー
ト、第10図は、本発明の第2の実施例の回線構
成を示す図である。 1…ループ状伝送路、2…親局、3…子局、4
…復調器、5…変調器、6…伝送制御部、7…入
力出制御。モード制御部、8…被制御機器、9…
モード切替リレー、10…モード切替リレーの接
点、11…打診リレー、12…打診リレーの接
点、13…伝送回線折返しルート、14…キヤリ
ヤ信号レベル低下の検出信号、15…監視制御
卓、16…制御卓結合部、200…制御所。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 制御対象機器を制御する複数の子局と、その
    子局を介して制御対象機器を制御する親局とを、
    ループの往路と復路の両方が子局及び親局に立ち
    寄るようにループ状伝送回路で接続し、子局は往
    路からの受信信号を往路に再生中継送信し、復路
    からの受信信号を復路に再生中継送信するが如く
    信号を中継する中継子局としての機能と、往路か
    らの受信信号も復路に再生中継送信し、復路から
    の受信信号を往路に再生中継送信するが如く信号
    を折返し中継する端末子局としての機能およびこ
    れらの機能を切替える機能を有し、伝送回線に異
    常が発生したときに、異常区間をはさむ両側の子
    局を端末子局に切替えて異常区間を含む小ループ
    と健全区間小ループとに元のループを分割し、異
    常が消滅したときに分割されたループを元のルー
    プに融合させる機能を有するループ式遠方監視制
    御方式において、これら複数の子局を二以上の群
    に分け、各群にはその群に対応する親局も設け、
    複数群のうち、端に位置する群はその群の端の子
    局と親局と結ぶ如く群ループを構成し、中間の群
    では群の中間に親局が位置する如く群ループを構
    成し、群と群との境では、一方の群の端に位置す
    る子局を端末指定子局とし、他方の群の端に位置
    する子局にまで到来している群ループ回線を一方
    の端末指定子局にまで伸長し端末指定子局におい
    て両方の群のループ回線が立寄るが如く群ループ
    回線を構成し、伝送回線に異常が発生したとき
    に、異常区間両側の子局を端末子局に切替えると
    共に、異常の発生によつて親局から弧立した健全
    区間部分ループと隣接ループとの間にあり、それ
    まで端末子局であつた端末指定子局を中継子局に
    切替え、回線の異常が回復したときに、端末子局
    になつていた子局を中継子局に復帰させるととも
    に、中継子局になつていた端末指定子局を端末子
    局にもどし、これによつてループの構成を自動的
    に融合・分離することを特徴とするループ式遠方
    監視制御装置群の回線制御方式。
JP58199247A 1983-10-19 1983-10-26 ル−プ式遠方監視制御装置群の回線制御方式 Granted JPS6091744A (ja)

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US06/657,017 US4622664A (en) 1983-10-19 1984-10-02 Channel control system for loop type signal transmission channel
FR8415902A FR2553952B1 (fr) 1983-10-19 1984-10-17 Systeme de commande de voie pour voie de transmission de signaux du type a boucle

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JPS6091744A (ja) 1985-05-23

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