JPH0253554A - 多品種生産スケジュール作成装置 - Google Patents

多品種生産スケジュール作成装置

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JPH0253554A
JPH0253554A JP63205203A JP20520388A JPH0253554A JP H0253554 A JPH0253554 A JP H0253554A JP 63205203 A JP63205203 A JP 63205203A JP 20520388 A JP20520388 A JP 20520388A JP H0253554 A JPH0253554 A JP H0253554A
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Katsuhiko Yamazaki
山崎 克彦
Taizo Iio
飯尾 泰三
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分!l’F] 本発明は、多品種を生産するプロセスにおいて、ユーザ
への生産品の納期を保障した、好適な生産順序と生産日
時でなる多品種生産スケジュールを作成し、それを出力
し得る装置に関する。
[従来の技術] 1つのプロセスで多種類の製品を生産する場合、その生
産スケジュールによって、納期が守れない場合や、品種
切替にかかる時間やコストなどが変わり、また、在庫量
も変わる。したがって、この生産スケジュールをいかに
旨く作成するかに関して、種々検討されているが、現状
では熟練した担当者の経験と勘で手作業にてスケジュー
ルが決定されている。
一方、数理計画法の分野では、巡回セールスマン問題と
して定式化され、分校限定法等の手法で解を得る方法が
種々考案されている。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように手作業でスケジュールを得ていたのでは、
多くの時間を要し、また、好適なスケジュールを見逃す
恐れもあった。さらに、高度な経験を必要とするために
、担肖者は限定されていた。
さらには、今後よすまず製品の差別化が進み、多品種化
が進むと考えられる中で、従来のような手作業によるス
ケジュールの作成では、好適なものを得ることが困難に
なってくると予想される。
また、ユーザに対するフレキシブルな対応や突発の設備
トラブル時のスケジュールの変更に対しても、手作業で
は限界が生じる。
また、上述した数理計画による手法は、スケジューリン
グ問題を順列組合せ問題として定式化しており、在庫量
や納期の制約を考えた場合、十分な解か得られない可能
性があった。その理由は、在庫量や納期の制約を考える
と、1つの品種の生産期間を分割する必要性がでてくる
場合があるにもかかわらず、この生産期間の分割が従来
の手法ではできなかったためである。
また、数理計画問題として汲う場合、品種切替に関する
評価の最適な順列を求めることができるが、在庫評価や
納期制約に関しては実用上問題が生じる。さらに、品種
切替に関する評価などを考えた場合、品種数がN個のと
き、その順列の場合の数はN1個存在する。したがって
、品種数Nが多くなると、その順列の場合の数は、指数
関数的に増加し、実用上、最適スケジュールを得ること
は難しくなる 本発明は上記問題点を解決するなめになされたもので、
作業者の高度な経験や勘を必要とすることなく、誰でも
が容易に、ユーザに対する納期を保障した生産スケジュ
ールを作成することができ、さらには、そのスケジュー
ルを在庫評価や品種切替評価のもとで改良して最適スケ
ジュールを作成することが可能な装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1図(a)(b)に示したように、多品種
の生産品についての予測出荷量、在庫量、生産麓などの
情報を入力する入力手段(1,2>と、これらの入力さ
れた情報を記憶する記憶手段(3,4)と、上記入力情
報および記憶情報をもとに生産、出荷、在庫などの量の
軸とスケジュール対象期間の時間軸とでなるスケジュー
ル探索座標上で納期を保障する生産スケジュールを算出
する算出手段(5)と、算出された生産スケジュールを
記憶する記憶手段(6)と、算出された生産スケジュー
ルを表示出力する出力手段く7)とを備えた多品種生産
スケジュール作成装置にあって、上記算出手段(5)は
、各品種の生産品についての予測出荷量と生産量とで決
定される、生産開始を最っとも遅くし得る限界である生
産開始可能数遅日を算出するとともに同姓遅日の早い順
に並べた品種リストを作成する手段(51)と、同リス
トの先頭の品種をスケジュール対象期間の最初に生産す
る品種として選択するとともに、同品種の目標生産量を
生産し終える日時を算出する手段(52)と、同品種の
全量を生産し終える日時とリストの2番目の品種の生産
開始、可能最遅臼を比較する手段(53)と、上記比較
の結果、上記前者の日時が後者の生産開始可能数遅日よ
り遅ければ、前者の生産期間をスケジュール対象期間の
始めから後者の生産開始可能数遅日までとし、その期間
に生産できない前者の目標生産量の残りを算出する手段
(54)と、新たにスケジュール対象期間を後者の生産
開始可能数遅日からとし、上記前者の残りの目標生産量
に対して新たに生産開始可能数遅日を算出する手段(5
5)と、上記比較の結果、前者の日時が後者の生産開始
可能数遅日より早ければ、前者の生産期間をスケジュー
ル対象期間の始めから、これを全量生産し終える日時ま
でとし、新たにスケジュール対象期間を上記日時からと
し5品種リストを上記リストから上記先頭の品種を除い
たものに更新する手段(56)とからなるものである。
また、上記構成に加えて、生産スケジュールを品種切替
、在庫などから評価する評価関数値を算出するためのデ
ータを入力する入力手段(8)と、この入力されたデー
タを記憶する記憶手段(9)と、上記の評価関数値を算
出するためのデータと算出され記憶された納期を保障す
る生産スケジュールとに基づいて評価関数値を算出する
手段(10)と、上記により算出された評価関数値を基
にスケジュールを改良し、決定するための手段(11)
と、決定されたスケジュールを記憶する手段(12)と
、上記の算出された評価関数値を表示出力する出力手段
(13)とを備えたものである。
[作用] 上記構成によれば、スケジュールの探索座標上において
5対象期間内に生産しなければならない各品種の生産量
の累計線と、各品種の出荷量の累計線とを描くことがで
き、同時に2つ以上の品種の生産が行なわれないように
して、かつ、予測出荷量の累計線を下限値とする生産量
の累計線を決定することができ、納期を保障した1つの
実行可能スケジュールが得られる。
また、得られた納期を保障したスケジュールを、在庫評
価や品種切替評価のような任意の評価関数の基に改良す
ることによって、より良好なスケジュールを得ることが
できる。
(実施例) 第1図(a)、(b)は本発明装置の全体および算出手
段の機能ブロック構成を示す。
第1図(a)において、1は多品種を生産するプロセス
において、ユーザからの需要、現在の在庫量、目標生産
量といった営業情報を入力する入力手段、2は使用し得
る設備の能力などの設備情報を入力する入力手段、3,
4はそれぞれ上記各入力手段1.2により入力された情
報を記憶する記憶手段、5は上記入力された情報に基き
、生産、出荷、在庫などの量の軸とスケジュール対電期
間の時間軸とでなるスケジュール探索座標上において、
納期を保障する生産スケジュールを算出する算出:[段
、6は算出された生産スケジュールを記憶する記fif
段、7は算出されたスケジュールなどを表示出力するC
RTなどでなる出力手段である。
また、8は生産スケジュールを品種切替、在庫などの項
目から評価するための評価関数値を算出するためのデー
タを入力する入力手段、9は上記入力されたデータを記
憶する記憶手段、10は上記スケジュール算出手段5に
より算出されたスケジュールと上記の評価関数fli算
出のためのデータとに基き、評価関数値を算出する算出
手段、11は上記により算出された評価関数値を基に、
使用者が出力手段7によるCRT画面表示との対話形式
にてスケジュールを改良し、決定する手段、12は決定
スケジュールを記憶する記憶手段、13は決定スケジュ
ールをプリンタ印字などにより出力する出力手段である
上記算出手段5の機能ブロック構成を、第1図(b)に
示す。
同図において、51は各品種の生産品についての予測出
荷量と生産量とで決定される、生産開始を最つども遅く
し得る限界である生産開始可能数遅日を算出するととも
に回設遅日の早いIll’!に並ベノこ品種リストを作
成する手段、52は上記リストの先頭の品種をスケジュ
ール対象期間の最初に生産する品種として選択するとと
もに、同品種の目([i生産量を生産し終える日時を算
出する手段、53は上記品種の全量を生産し終える日時
とリストの2番口の品種の生産開始可能最近口を比較す
る手段、54は上記比較の結果、上記曲者の日時が後行
の生産開始可能数遅日より遅ければ、曲者の生産期間を
スケジュール対象期間の始めから後者の生産開始可能i
遅日までとし、その期間に生産できない前者の目標生産
量の残りを算出する手段、55は新たにスケジュール対
象期間を後者の生産開始可能数遅日からとし、上記前者
の残りの目標生産量に対して新たに生産開始可能数遅日
を算出する手段、56は上記比較の結果、前者の日時が
後者の生産開始可能f&遅日より早ければ、前者の生産
期間をスケジュール対象期間の始めから、これを全量生
産し終える日時までとし、新たにスケジュール対象期間
を上記日時からとし、品種リストを上記リストから上記
先頭の品種を除いたものに更新する手段である。
これらの各手段のより詳細な機能、動作については後述
の具体例説明により明確となる。
第2図は同装置のハード構成を示す。同図において、2
1はキーボードなどの入力装置で、上記入力手段1.2
.8などが相当する。22はCPU、所定のプログラム
が格納されたROM、RAMなどでなるスケジュール作
成用計xiの制御部で、上記各種算出手段5.10.改
良決定手段11、記憶手段6.12などが相当する。2
3は補助記憶装置で、営業情報データ、記憶情報データ
、品種切替データ、在庫コストデータなどのテーブルか
らなり、上記各種記憶手段3,4.9が相当する。24
はCRTで上記出力手段7が相当し、25は出力装置で
上記出力手段13が相当する。
また、26は上記制御部22と接続された販売物流用の
−L位コンピュータ、27は同じくプ17セス用の下位
コンピュータである。
第3図は本発明に係る多品種生産スケジュール作成装置
の動作の基本の手11Mを示すフローチャート、第4図
は納期を保障した多品種生産スケジュールの作成手順を
示すフローチャート、第5図は各品種の生産開始可能数
遅日を算出する手順を示すフローチャート、第6図は納
期を保障した多品種生産スケジュールを在庫評価および
/″&たは品種切替評価によって改良していく手順を示
すフローチャートである。
第3図において、まず、各品種の現在在庫量、ユーザー
の需要予測量、目標生産量(または、スケジュール対象
期間末での在庫N)等の営業情報と、使用できる設備や
シャット・ダウン計画などの設備情報が入力され(ステ
ップS1、以下、“ステップは略す)、次いで、納期を
保障する多品種生産スケジュールを作成するくS2)。
この手順は後述する第4図のフローチャートによる。
次いで、任意の評価関数によってスケジュールが改良さ
れ(S3)、多品種生産スケジュールが決定される(S
4)。
次に、納期を保障する多品種生産スケジュールの作成手
順を第4図のフロ−チャートに従い説明する。入力され
た各々の製品に対する営業・[j1報と設備情報から、
各々の製品について、遅くともこの1時迄には生産を開
始しなければならないという日時(木説明では、これを
生産開始可能f1遅日と称している)を計算しくステッ
プ521)、生産開始可能数遅日の早い順に並べた品種
リストを作成しく522)、リストの先頭の品種P1と
2番目の品種P2を選択しく323)、品種P1をスケ
ジュール対象期間の最初に生産する品種として選択しく
524)、品MP1の目標生産量を生産するのに必要な
生産日数を計算し、全量を生産し終える日時D1を算出
する(S25)。
次いで、品種P1の全量を生産し終える日時D1と品種
P2の生産開始可能数遅日とを比較して<326) 、
もしDlの方が遅ければPlの生産期間を、スケジュー
ル対象期間の始めからP2の生産開始可能最遅0迄とし
、その期間に生産できないPlの目標生産量の残りを計
算しく527)、新たにスケジュール対象期間を22の
生産開始可能f&遅日からとしく528)、Piの残り
の目標生産量に対して新たに生産開始可能数遅日を算出
しく329)=ステップS22へ戻る。
上記ステップS26で、もしDlの方が品種P2の生産
開始可能数遅日より皐ければ、Plの生産期間をスケジ
ュール対象期間の初めから、Plを全量生産し終える日
時D1までとしく530)、新たにスケジュール対象期
間をDlからとしく531)、品種リストから品種P1
を除き、新たな品種リストに更新しく532)、リスト
が空、すなわち、生産しなければならない全品種の生産
期間がスケジュール対象期間内に割り当てられたならば
(S33でYES)、得られたスケジュールでもって、
納期を保障する多品種生産スケジュールの作成完了とし
、空でなければ(S33でNO)、ステップ323に戻
り、以下、同様のステップを繰り返す。
第5図は、納期を保障した実行可能な多品種生産スケジ
ュールを作成する第4図のフローチャートのステップ3
21における各々の製品の生産開始可能数遅日を算出す
る手順のフローチャートである。
また、第7図(a>(t))は第5図のフローチャート
に記載した生産開始可能数遅日を算出する手JQiの考
え方を示す図である。ここでは、理解を容易とするため
に、出荷量は毎日一定であり、また、生産速度も一定で
あると仮定する。この場合、出荷量の累計線は傾きが一
定の直線となる。出荷量の累計線が予測され、初期在庫
量がわがっているので、スケジュール期間末の目標在I
il量(通常安全在庫量の下限Vi>または、目標生産
量が決まると、その品種がスケジュールされ得る範囲が
決まる。第7図(a)(b)はそれぞれ1品種の場合の
スケジュールされ得る範囲を示す。
第7図(、−1)の場合は、線分2.3,4.5で囲ま
れた領域がスケジュ−ルされ得る範囲である。
線分2.4の傾きは、この品種の生産能力(速度)であ
り、線分2は初日から生産量が目標に達するまで生産し
続けた場合であり、線分4は生産期間最終日に目標生産
量(または在庫量)になるように最ら遅く生産を開始し
た場合である。生産速度は常にプロセスの持つ生産能力
に等しいと仮定すると、生産量の累計線は、例えば第7
図(a)に示した点線6のように線分2,3,4.5に
平行な線からなる任意の折れ線となる。この折れ線の各
頂点7〜】2は品種切替点に対応する。線分1が出荷量
累計線である。
また、上記生産量の累計線6と出荷量の累計線1の差が
その時点での在庫量を表わす。したがって、第7図(a
)の場合、線分3→4の経路で生産するのが在庫量も少
なく、品種切替も1回となり最適経路となる。第7図(
a)では、線分3と線分4の交点13が出荷量累計線1
より大きいので、どの様な経路で生産しても在庫切れを
起こさない。第7図<a)のような場合、この交点13
に相当する日時は、この日以降に生産を始めたのでは目
標生産量を生産できないという意味で、生産開始可能数
遅日となる。
一方、第7図(b)は、点13が出荷量累計線】より小
さい場合のスケジュールされ得る範囲を示した図である
。この場合、点13の日時で生産を開始したのでは在庫
切れが発生ずる。このような場合では、点14が生産開
始可能数遅日となる。
この時、この品種の取り得るスケジュールは、線分2.
3.1.4.5で囲まれた5角形の領域内で、線分2,
3,4.5に平行な線からなる折れ線となる。第7図(
a)の場合と異なり、この品種を生産する最適経路は、
品種切替と在庫量のトレード・オフによって決まる。
すなわち、品種切替の観点からは、線分2→線分5の経
路で生産するのが最ら良いが、この時、在庫量は最大と
なる。在庫量最小となる経路は、線分3→線分1→線分
4である。しかし、この経路は線分1上で無限回の生産
品種切替を必要とする。したかって、第7図(b)の場
合、線分23.4.5の領域内で適当な経路を選択しな
ければならない。
基本的には、スゲジューリングの対象となる各品種のス
ケジュールされ得る範囲は第7図(a)または第7UA
(b)のいずれかである。ただし、11%荷量の累計線
は、安全在庫量(図示の15)分上方に移動した線1−
とする方か実際的である。
また、出荷速度や生産能力は一定としているが、実際に
は出荷量は日によって異なるし、生産能力は設備の保守
点検などによる一部停止によって低下したりする。これ
らの情報か前もって分っていれば、その情報によって線
1や線2,4の傾きや形状をその=li7報に応じて描
いてやれば、それに応じたスケジュールされ得る範囲を
求めることができる。
生産を要する各品種について、第7図<a)<b>に示
したようなスケジュール可能な領域を求めて、各々の品
種について同時に2つ以上の秤類の品種の生産が行なわ
れないように、生産量の累計線6を決定すれば、1つの
納期を保障した実行可能なスケジュールが得られる。す
なわち、生産量の累計線は、その品種を生産する期間で
はその品種の生産速度を傾きとする線となり、生産して
いないときは傾きがゼロの線となる。
したかって、1つのプロセスで多品種の製品を生産する
スケジュールを求めることは、各々の製品の生産量の累
計線が、1つの製品の生産量の累計線のtnきがゼロで
ないとき(すなわち、その製品を生産しているとき)、
他の製品の生産量の累計線の傾きがゼロになる(すなわ
ち、その製品は生産しない)ように、全ての製品の生産
量の累計線を求めることに等しい。全ての製品の生産量
の累31線を上記の関係を維持して決定する処理手順が
前述の第t1図の71ニア−チャートで示した手順であ
る。
第7図(a)(b)で示した1つの品種の生産開始可能
数遅日を図解法で求める手順をフローチャートとして示
したのが第5図である。第5図において、まず、日々の
出荷量の予測値の累計線(第7図の線1)を決定しくス
テノブ541)、1」+=生産量を生産するのに必要な
口数(DD、第7図の線16)を計算しく542)、ス
ケジュール対象期間最終日に11標生産量全量を生産し
終えるために生産を開始しなければならない同時、すな
わち、スケジュール対象期間最終日から目標生産量全量
を生産するのに必要な口数を差し引いた同時<LDl、
第7図の点17)を算出しく5l13)、スケジュール
対象期間初[1から生産をしないでいれば在庫切れを起
こす日時(LD2、第7図の点18)を算出しくS/1
4)、LDlとLD2を比較して(S45)、LD2の
方が遅ければ生産開始′i′+1能最遅日としてり、D
Iを採用しく546)、Ll)2よりLDIの方かがけ
れば生産開始可能最遅1]としてLD2を採用する(3
47)。
このように第4図および第5図に示したフローチャート
の手順によって、納期を保障した実行可能な多品種生産
スケジュールが得られる。
上記の処理手順で得られたスケジュールは、納期を保障
した実行可能なスケジュールであるが、在庫評価や品種
切替評価のような評価関数を導入することによってまだ
改良の余地が残されている。
以下に、例えは、在庫評価および/または品種切替評価
に基づいて、第4図および第5図のフローチャートで記
載した手順によって得られた納期を保障した実行可能な
多品種生産スケジュールを改良する手順を、第6図のフ
ローチャートに従って説明する。
まず、納期を保障する改良を要するスケジュールを在庫
評価で改良するのか、品種切替3・1価で改良するのか
という評価関数の選択を行ない(ステップ551)、評
価関数として、在庫評価が選択されたなら、在庫評価に
よるスケジュールの改良を行ない(S52)、評価関数
として、品種切替に関する評価が選択されたなら、品種
切替に関する評価によるスケジュールの改良を行なう<
853)。ここで、在庫評価とは、各々の品種の在庫量
の合計または各々の品種の在庫コストの合計等が採用さ
れる。また、品種切替に関する評価とは、品種切替の回
数または品種切替に要する時間の合計または品種切替に
要する作業工数の合計または品種切替に要するコストの
合計等が採用される。
第6図におけるステップ352および353のスケジュ
ールの改良は、スケジュール立案者と対話形式で段階的
に行なわれ、スケジュール立案者の判断(S54)で、
評価関数によるスケジュールの改良が繰り返される。
第6図のステップS52の在庫評価によるスケジュール
の改良は、例えば在庫量または在庫コストを減少させる
ために、生産性のよい(多くの場合、生産量の多い)品
種は、生産開始可能並遅日の制約が許す限り、できるだ
けスケジュール期間の後部で生産するという手順で行な
う。
また、第6図のステップS53の品種切替に関する評価
によるスケジュールの改良は、例えば以下の2つの手順
によって行なう。
■生産開始可能it’ll目の制約が許すならば、同一
品種はできるだけ一括して生産する。
■順番を入れ換えても生産開始可能並遅日の制約に問題
がなければ、品種切替に関する評価の良い方を収る。
これらの手順を用いることによって、前記第4図および
第5図に記載の処理手順で得られた実行可能なスケジュ
ールを容易に改良できる。在庫量に関する評価と品種切
替に閃する評価とは、互いに相反する場合もあり、その
ときには第6図記載の処理手順において、多目的評価の
もとてスケジュール立案者の意思決定を上記手順か十分
にサポートするものである。
以下に、上記スケジュール改良の手順に基づいて生産ス
ケジュールを得る過程を簡単な例を用いて説明する。
スケジュール対象期間が30日で、晶iJA、B。
Cの3品種を生産するスケジュールを例として示す。第
8図は、品種A、B、C各々の出荷予測量と前月末在庫
量と生産予定量および各々の生産量を達成するのに必要
な生産日数を示している。各々の品種の出荷量の累計線
が直線とすると、各品種のスケジュール可能な領域は品
種A、Bについては、第9図(al)の斜線で示した範
囲31゜32、品種Cについては、第9図(a2)の斜
線で示した範囲33となる。
ここで、品種A、Bの出荷量の予測値の累計線は各々第
9図(al)の線IA、IB、品種Cの出荷量の累計線
の予a値は第9図(a2)の線ICである。第5図記載
の手順に従って算出した品種A、B、Cの生産開始可能
最遅日は、品8Aは第9図(al)の点2A、品種Bは
第9図(al)の点2B、品種Cは第9図(a2)の点
2Cとなる。この時、第4図記載の処理手順で得られる
納期を保障した実行可能なスケジュールは、品種Aでは
太線311、品種Bでは太線35、品種Cでは太線36
となる。′品種A、B、Cの中で、生産開始可能並遅日
の最も早い品種Aをまず生産する品種として選択し、品
種Aの生産期間を、次に、生産開始可能酋升日の早い品
種Cの生産開始可能並遅日(点2C)迄とし、新たにス
ケジュール対象JJJI間を点2Cからとして、品種A
の残りの目標生産量に対して新たに生産開始可能並遅日
(点3A)を算出し、新たに設定し直したスケジュール
対象期間および各品種の生産開始可能並遅日を用いて探
索を行なう。
このように得られた納期を保障した実行可能な多晶S生
産スケジュールが第9図(al>(a2>のa34,3
5.36である。
第9図(biは、この実行可能なスケジュールをカント
・チャート表示したものである5このスケジュールでは
、晶粁Aと品種Cが分割されている。
第9図(c)は、第9図(b)のスケジュールを前述の
改良手順を用いて改良した結果である。
すなわち、品種切替に開する手順■を用いて、分割され
ている品種Aと品種Cの結合が可能がどうかがチエツク
され、さらに、在庫評価に関する手順より生産量の少な
い品種Bと品種Cを品種Aのnilに持ってきても納期
の制約を満足するかどうががチエツクされる。そして、
品種Bと品種Cの順番は、品種切替に関する手順■を用
いて、各品種間の品種切得評僅によって決定される。品
種切替評価として、品種A、B、C間の品種切替に要す
る作業工数を考慮する。
第10図は、品種A、B、C間での品種切替作業に要す
る作業工数を示したものであり、この図から、品種B−
+C→Aの順で生産すると、トータルの作業工数は21
0+81=291 [人・分]となるが、品種C−B→
Aの順で生産すれば、トータルの作業」−数は8l−1
−182=263[人・分]となる。したがって、品種
切8評価として切替に必要な作業工数を考慮すると、第
9図(c)の生産スケジュールが最適なものとなる。
このスケジュールは、第9図<al )、(a2)上で
は、品種Aの生産スケジュールは第9図(al)の点線
37に、品種Bの生産スケジュールは第9図(al)の
点線38に、品種Cの生産スケジュールは第9図(a2
)の点線39に対応するものとなる。
上記の納期保障のスケジュール作成の手順をハード組成
にて実際に実行したときの画面の表示出力の変化を第1
1図〜第21図に示し、以下、これを説明する。
まず、第11図に示すように、画面1において装置はス
ケジュール対象の生産品種の数についての質問を出力し
ている。生産品種の数を、ここでは「3」として、それ
を入力すると、第12図の画面2に移り、スケジュール
期間についての質問が出力される。ここではスケジュー
ル期間を「30日」として入力している。次に、第13
図の画面3では、3品種の名前を入力し、第14図の画
面4では品種Aについての需要量、在庫量、生産量およ
び生産に要する口数を入力している。以下、同様に第1
5図、第16図の画面5.6では品種B、品種Cについ
ての同様の情報を入力している。
その結果、第17図の画面7では、品種への生産量スケ
ジュールが算出されて出力されている。
同様に、第18図、第19図の画面8.9では、品種B
、品種Cの生産スケジュールが出力されている6第20
図の画面10では、上記結果を印字出力するかどうかを
問うている。第21図の画面11にて納期保障スケジュ
ールの算出を終了する。
第22図は上記処理を行なった結果、すなわち、同時に
2つ以上の品種の生産が行なわれず、納期を保障し得る
スケジュール算出結果を紙面に印字出力した例を示す。
次に、生産スケジュールの評価を行ない、スケジュール
を改良する操作を行なったときの画面変化を第23図〜
第32図に示し、以下、これを説明する。
よす、第23図に示すように、画面】2はスケジュール
を改良するかどうかを使用者に質問する表示となる。こ
こで、”ACCMのファンクションキーを押すと、リス
ト先頭の品種の累計線で示したスケジュールか表示され
、“NEXT”のファンクションキーを押すと、リスト
の次の品種の累31線で示したスケジュールが表示され
る。これらの累計線のスケジュールは上述した第9図の
(al)(a2>に相当する。
次に、第24図に示すようにf何項目を選択する画面1
3の表示となる。ここでは、品種切替に関する評価項目
を選択するために、「2」・を入力している。第25図
の画面14では、上述により算出されたスケジュールに
おいて、1つの品種で生産時期が分割されているときに
、それを結合可能かどうかが判断されて、その結果が出
力表示されている。第26図の画面15では、いずれか
の品種について生産時期を結合した後のスケジュールを
表示している。ここでは、品種Aについて、後方に結合
している。続いて、第27図の画面16では、品種Cに
ついて生産時期を結合した結果を表示している。
さらに、第28図の画面17において、品種切替の評価
項1′1(この例では切替のマンアワーコスト、時間、
ロス)を選択し入力する。第29図、第30図の画面1
8.19では、生産品種の順番を切替えた場合に、評価
関数値が算出され、出力表示されている。ここでは、品
種の生産順序をB→C−Aとするよりも、C−B→Aと
した方が、評価が高いことが分る。
第31図の画面20では、さらに、スケジュール改良の
操作を行うかどうかを質問しており、第32図の画面2
1で、結果を印字出力するかを質問して、上記のスケジ
ュール改良のプログラムを終了している。
また、評価項目として、上記では品種切替を選択した例
を示したが、在庫に関する評価を選択した場合は、第9
図に示した累計fflのグラフをみながら、同様に修正
操作を行なえばよい。
第33図は1述の改良したスケジュールの紙面への印字
出力結果例を示ず。
[発明の効果コ 以上のように本発明によれば、多品種を生産するア“ロ
セスにおける生産量、予測出荷量、在庫量などのデータ
を入力するだけで、生産量などの址の軸と時間軸の座標
上にて納期を保障する生産スケジュールか算出される。
したがって、高度な熟練者の経験や勘に頼ることなく、
誰でもが容易に良好な生産スケジュールを作成すること
ができる。
さらに、在庫評価や品種切替などに関する評価の観点か
ら、評価関数値を算出して、より優れたスケジュールに
改良していくことができる。そして、このとき、スケジ
ュール作成者がグラフィック機能による画面表示などを
見ながら、対話形式にて作成者の意思をも入れることも
可能で、意思決定支援システムを提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図(a>(b)は本発明の多品種生産スケジュール
作成装置の全体および一部の機能ブロック構成図、第2
図は本装置のハード構成図、第3図は本装置の基本動作
の手11r!を示ずフローチャート、第4図は納期を保
障する生産スケジュールを作成する手順を示すフローチ
ャート、第5図は各品種の生産m1始可能最遅日を算出
する手1ηαを示すフローチャート、第6図は評価項目
によりスケジュールを改良する手順を示すフローチャー
ト、第7図(a>(b)は納期保障のスケジュールを得
るための生産量の累計線のグラフ、第8図は品種毎の出
荷予測量などのデータを示す図、第9図は納期保障の生
産スケジュールの座標上でのグラフ、第10図は評価項
目の一例を示す図、第11図〜第21図は納期保障のス
ケジュール作成の操作を行なったときの表示画面を示す
図、第22図は上記により作成したスケジュールの印字
出力例を示す図、第23図〜第32図は評価項目により
スケジュールを改良する操作を行なったときの表示画面
を示す図、第33図は改良されたスケジュールの印字出
力例を示す図で゛ある。 l・・・営業情報入力手段、2・・・設備情報入力手段
、3.4・・・記憶手段、5・・・納期保障スケジュー
ル算出手段、6・・・記憶手段、7・・・出力手段、8
・・・評価関数算出のためのデータ入力手段、9・・・
記憶手段、10・・・評価関数値算出手段、11・・・
スケジュール改良決定手段、12・・・決定スケジュー
ル記憶手段、13・・・決定スケジュール出力手段、2
2・・・スケジュール作成用計算機制御部。 第 1図(a) 出願人    鐘淵化学工業株式会社 代理人     弁理士 板 谷 康 夫第 ■ 図(b) 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図(a) 第8 図 第 図(b) 第10図 第 図 第 図 (画面2) (画面6) 築11図 $12 図 115図 第16図 (!1i3) (W面4) (画面7〉 (y1四〇) 第I3 図 第14!il 第17図 傷18図 第19 図 第2L図 第23図 第25図 (画W19) 第80図 (画面21) 第31 図 第32図 第33図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多品種の生産品についての予測出荷量、在庫量、
    生産量などの情報を入力する入力手段と、これらの入力
    された情報を記憶する記憶手段と、上記入力情報および
    記憶情報をもとに生産、出荷、在庫などの量の軸とスケ
    ジュール対象期間の時間軸とでなるスケジュール探索座
    標上で納期を保障する生産スケジュールを算出する算出
    手段と、算出された生産スケジュールを記憶する記憶手
    段と、算出された生産スケジュールを表示出力する出力
    手段とを備えた多品種生産スケジュール作成装置にあっ
    て、 上記算出手段は、各品種の生産品についての予測出荷量
    と生産量とで決定される、生産開始を最つとも遅くし得
    る限界である生産開始可能最遅日を算出するとともに同
    最遅日の早い順に並べた品種リストを作成する手段と、 同リストの先頭の品種をスケジュール対象期間の最初に
    生産する品種として選択するとともに、同品種の目標生
    産量を生産し終える日時を算出する手段と、 品種の全量を生産し終える日時とリストの2番目の品種
    の生産開始可能最遅日を比較する手段と、上記比較の結
    果、上記前者の日時が後者の生産開始可能最遅日より遅
    ければ、前者の生産期間をスケジュール対象期間の始め
    から後者の生産開始可能最遅日までとし、その期間に生
    産できない前者の目標生産量の残りを算出する手段と、 新たにスケジュール対象期間を後者の生産開始可能最遅
    日からとし、上記前者の残りの目標生産量に対して新た
    に生産開始可能最遅日を算出する手段と、 上記比較の結果、前者の日時が後者の生産開始可能最遅
    日より早ければ、前者の生産期間をスケジュール対象期
    間の始めから、これを全量生産し終える日時までとし、
    新たにスケジュール対象期間を上記日時からとし、品種
    リストを上記リストから上記先頭の品種を除いたものに
    更新する手段とからなることを特徴とした多品種生産ス
    ケジュール作成装置。(2)生産スケジュールを品種切
    替、在庫などから評価する評価関数値を算出するための
    データを入力する入力手段と、 この入力されたデータを記憶する記憶手段と、上記の評
    価関数値を算出するためのデータと算出され記憶された
    納期を保障する生産スケジュールとに基づいて評価関数
    値を算出する手段と、上記により算出された評価関数値
    を基にスケジュールを改良し、決定するための手段と 決定されたスケジュールを記憶する手段と、上記の算出
    された評価関数値を表示出力する出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の多品種生産スケジュール
    作成装置。
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