JPH0253426B2 - - Google Patents

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JPH0253426B2
JPH0253426B2 JP58118417A JP11841783A JPH0253426B2 JP H0253426 B2 JPH0253426 B2 JP H0253426B2 JP 58118417 A JP58118417 A JP 58118417A JP 11841783 A JP11841783 A JP 11841783A JP H0253426 B2 JPH0253426 B2 JP H0253426B2
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JP
Japan
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hydrogenation
formula
glyoxylic acid
ozonolysis
acetal
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JP58118417A
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JPS5921643A (ja
Inventor
Saitosu Arekusanderu
Uefusuberuku Manfureeto
Roitoneru Eritsuhi
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Patheon Austria GmbH and Co KG
Original Assignee
Chemie Linz AG
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Publication date
Application filed by Chemie Linz AG filed Critical Chemie Linz AG
Publication of JPS5921643A publication Critical patent/JPS5921643A/ja
Publication of JPH0253426B2 publication Critical patent/JPH0253426B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C59/00Compounds having carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups
    • C07C59/147Saturated compounds having only one carboxyl group and containing —CHO groups
    • C07C59/153Glyoxylic acid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/34Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with ozone; by hydrolysis of ozonides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/30Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/333Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マレイン酸アルキルエステルをオゾ
ン分解しそして次にオゾン分解生成物を接触還元
することによつて、グリオキシル酸アルキルエス
テル半アセタールまたはグリオキシル酸を製造す
る方法に関する。
分子中に一つ又はそれよりも多くのオレフイン
性二重結合をもつ不飽和有機炭素化合物からカル
ボニル化合物をオゾン分解−及び還元処理によつ
て製造することは既に知られている。この方法を
使用する場合には還元がいつも困難である;なぜ
なら、過酸化物を含有するオゾン分解生成物は、
不安定であり且つ、金属の水素添加触媒の存在下
では特に容易に、対応するカルボニル化合物に還
元され得ないうちに、転移を受けるからである。
そのほかに、過酸化物含有溶液と接触している貴
金属触媒では、触媒の活性の損失が観察される。
それによつて、著しい収率の損失及び困難が、目
的生成物を純粋の状態で得る場合に生じる。
これらの困難を避けるために米国特許第
3145232号明細書では、還元をオゾン分解の直後
に−40℃以下の温度で当量の亜リン酸トリアルキ
ルの存在下で行うことを勧めている。著しく低い
反応温度にするための装置の費用のほかに、その
ような反応のやり方では、完全に無水の溶剤を使
用することが必要である;なぜなら亜リン酸トリ
アルキルは含水溶剤中で非常に速かに加水分解さ
れるからである。そのほかに、還元で生じたリン
酸エステルから遊離のカルボニル化合物を分離す
ることが著しく困難である。
低い反応温度は、使用される還元剤の活性に不
利な影響を及ぼすために収率の損失が生じるとい
うことが確認されたので、米国特許第3637721号
明細書に記載されているような方法では、オレフ
イン性二重結合のオゾン分解は−50℃の温度で行
われるが、脂肪族及び芳香族ジスルフイドによる
還元の過程で反応温度が50℃にまで上げられる。
マレイン酸のオゾン分解とジメチルスルフイドに
よる還元とによるグリオキシル酸の製造のため
に、91%の収率が記載されている;これはもちろ
んグリオキシル酸の不溶性2,4−ジニトロフエ
ニルヒドラジン誘導体の形成によつて測定され
る、なぜなら生じたジメチルスルホキシドから遊
離グリオキシル酸を分離することができないから
である。この個所には、マレイン酸エチル−また
はマレイン酸メチル−エステルからのグリオキシ
ル酸アルキルエステル半アセタールの製造も記載
されているが、還元後にジメチルスルホキシドか
らグリオキシル酸アルキルエステル半アセタール
を分離することは同様に不完全に行われるに過ぎ
ない。
米国特許第3705922号明細書にはそれ故、マレ
イン酸を過剰のオゾンと反応させそして過酸化物
含有オゾン分解生成物を酸化アルミニウム担体上
のパラジウムの存在下で接触還元によつて還元す
る、グリオキシル酸半アセタールを製造する改良
された方法が記載されている。
最後に挙げた方法では確かに低い温度と高価な
有毒なそして悪臭のする還元剤(これは、酸化さ
れた形に変つた後に反応混合物から全く除くこと
ができないか又は困難を伴なつて分離することが
できるに過ぎない)とをやめることができるが、
非常に高価なそして特殊な触媒材料を使用する。
貴金属触媒は有機過酸化物とかなり長く接触する
と失活するので、この場合水素添加による収率
は、水素添加触媒の量及び組成に左右される。米
国特許第3705922号明細書中の例の比較から明ら
かなように、同じ装入量で0.5gの代りにわずか
0.2gのPd/Al2O3触媒を使用する場合には、対応
して反応時間を長くしても収率が約10%下がる。
担体として酸化アルミニウムを有するパラジウム
触媒の代りにPd/炭のような通例の触媒を使用
すると、この方法は全く不経済になる。米国特許
第3705922号明細書の中には、使用した触媒材料
の再生及び再使用可能性について何の記載も含ま
れていない。
既知の方法に付随する欠点は、本発明によれば
驚くべきことに、オレフイン性二重結合をオゾン
分解で裂くのに1モル当量のオゾンを使用しそし
て過酸化物含有オゾン分解生成物を希アルコール
溶液で非常に低濃度の過酸化物で接触還元によつ
て非常に速かに還元する方法によつて、避けるこ
とができる。
従つて本発明は、グリオキシル酸又は一般式 (式中Rは1ないし10個の炭素原子を含むアルキ
ル基を意味しそしてR1は1ないし4個の炭素原
子を含むアルキル基を意味する) で示されるグリオキシル酸誘導体を、マレイン酸
誘導体をオゾン分解した後にオゾン分解生成物を
接触還元することによつて、製造する方法にし
て、 (a) アルキル基中に1ないし10個の炭素原子を含
むマレイン酸ジアルキルエステルを式 R1OH (式中R1は上記の意味をもつ) で示される脂肪族アルコールに溶解させそして
−80ないし+20℃の温度で当量のオゾンと反応
させ、 (b) その際生じた過酸化物含有溶液を、R1が上
記意味をもつ式R1OHで示される工程(a)でオゾ
ン分解の際に使用されたアルコール中水素添加
触媒の懸濁液の中へ、水素添加反応装置におけ
る水素添加の全過程にわたつて最高0.1モル/
の過酸化物含量に調節そして保持されるよう
な配量で、連続的に入れ、そしてpH2ないし
pH7で15℃ないし45℃の温度で1ないし20bar
の圧力で水素添加し、次に (c) 生じた前記式で示されるグリオキシル酸ア
ルキルエステル半アセタールを場合によりグリ
オキシル酸にけん化する ことを特徴とする方法に関する。
本発明による方法のための出発材料としては、
たやすく手に入れることができるという理由で殊
にマレイン酸ジメチル−及びマレイン酸ジエチル
−エステルが使用される。しかしもつと高級なア
ルキルエステル例えばジプチル−またはジオクチ
ル−エステルも同様に適する。無水マレイン酸を
低級脂肪族アルコールの存在下で酸性触媒のもと
で、例えばH−型の強酸性イオン交換体を又は触
媒量の鉱酸を加えることによつて、エステル化す
ること及びその際生じた対応するマレイン酸ジア
ルキルエステルの溶液をじかにオゾン分解させる
ことも可能である。その際、無水マレイン酸をで
きるだけ完全にエステル化することに注意すべき
である。
オゾン分解は殊に−20℃ないし+10℃の温度で
行われる;その際−10ないし+5℃の範囲の温度
を厳守するのが更に又特に好ましい。本発明によ
る方法ではマレイン酸ジアルキルエステルを当量
のオゾンと反応させる;その際、記載した処理条
件でオゾンが定量的に吸収され、化学量論理の各
場合に使用されたマレイン酸ジアルキルエステル
が消費される。従つてオゾン化の終了後に、過剰
の−又は反応しなかつた−オゾンを水素添加の前
に反応混合物から追い出す方策が必要でない。
オゾン分解及び水素添加で溶剤として使用する
低級脂肪族アルコールは、該アルコールが前記式
で示されるグリオキシル酸アルキルエステル半
アセタールのアセタール形成に関係する限り重要
である。反応の順序は図式的に次の式の一覧表で
表わすことができる;なお、R及びR1は、前記
式におけると同じ意味をもつ; オゾン分解及び水素添加の実施のための式
R1OHで示されるアルコール溶剤としてなかんず
くメタノールまたはエタノールを考慮する;な
お、メタノールを使用するのが特に好ましい。
オゾン分解生成物の接触還元は、本発明による
方法では非常に希釈したアルコール溶剤中で行わ
れる;その際次に記載する方策によつて、全水素
添加の間精々0.1モル/、殊に精々0.05モル/
、特に精々0.02モル/の過酸化物含量に調節
及び保持することが配慮される。そのために水素
添加反応器の中に、オゾン分解の際に溶剤として
使用される式R1OHで示されるアルコール中触媒
の懸濁液が供給されそしてオゾン化で得られた溶
液が、調節できる配量装置によつて連続的に入れ
られる。水素添加の初め及び進行中にオゾン分解
溶液を加える際に言うまでもなく、過酸化物含有
オゾン分解生成物の供給された量により水素添加
反応器中の上記過酸化物含量が越されないように
注意すべきである。
連続的な供給の結果実際の水素添加過程の間反
応媒質における過酸化物含有オゾン分解溶液の濃
度が低いので、迅速な還元が保証される。このよ
うにして触媒の中毒及びそれと結びついた活性の
損失が妨げられる。しかし一般的に見て、連続的
添加によつて多量のオゾン分解生成物を比較的小
さい体積で還元することができ、それによつて高
濃度のグリオキシル酸アルキルエステル半アセタ
ールが生じそして溶剤を蒸留で除く際の時間並び
に費用が節約される。
触媒としては、担体材料をもつ又は担体材料を
もたない粉末触媒の形で使用することのできる水
素添加に適した貴金属触媒が適する。パラジウム
−又は白金−触媒、特に担体をもたない白金触媒
を優先的に使用する。粉末触媒の場合、例えば
炭、アルミニウム、シリカゲル又は珪藻土が担体
として適する。本発明による方法では収率自体は
使用される触媒量と無関係であるが、十分な水素
添加速度を得るために前記触媒を、各場合に一時
間当り供給するオゾン化されるマレイン酸ジアル
キルエステルの総量に対して0.1ないし5重量%、
殊に0.5ないし2重量%の貴金属量で供給するの
が好ましい。
還元が終つた後に触媒は反応混合物から分離さ
れるそして再生なしで他の水素添加に使用され
る;その際、触媒の活性の損失は認められない。
本発明による方法では、オゾン分解生成物の還
元に当量の水素が消費される。水素添加の際に使
用される水素の量は、モル当量から数倍モル過剰
にまで及ぶ。過剰の水素の使用自体は、何の利益
ももたらさず、水素添加混合物に水素を十分に供
給することを確保するためにだけ有効である。
水素添加は本発明による方法では有利に事実上
常圧の条件(drucklose Bedingung)で行われ
る。事実上常圧の条件とはここでは、工業におい
て水素添加反応器の中へ空気が侵入するのを妨げ
るために通例であるような、1ないし約3barの
圧力と解するべきである。このようにオゾン分解
生成物の還元は、技術上非常に簡単に行うことが
できる。しかし、水素添加を20barまでの圧力で
行うこと及びそれにより水素添加速度を高めるこ
ともできる。
還元は、発熱で進み、本発明の好ましい実施形
式では20ないし40℃の温度で、特に35ないし40℃
の範囲の温度で行われ、その際殊に2ないし4の
pH値が厳守される。
水素添加の過程で少量酸性副産物が生じるの
で、水素添加の間のpH値の厳守(Einhaltung)
には塩基例えばNaOHの添加を加減することに
よつてpH値を継続的に調節することが必要であ
る。その際結合された形で水素添加混合物中に存
在する塩基は、合目的的に式の半アセタールの
単離前に、例えば鉱酸と結合することによつて除
く。
本発明による方法で製造された式のグリオキ
シル酸アルキルエステル半アセタールは、次の図
式の式の概要(なお、R及びR1は式における
と同じ意味をもつ)どおり、対応するグリオキシ
ル酸アルキルエステルアセタール及びグリオキシ
ル酸アルキルエステル水和物と動的平衡にある: 式のグリオキシル酸アルキルエステル半アセ
タールは、グリオキシル酸を得るための価値の高
い出発物質である。グリオキシル酸アルキルエス
テル半アセタールは例えば水中で加熱しそして生
じたアルコールを蒸留で除くことによつて定量的
にグリオキシル酸にけん化され得る。触媒量の酸
を加えること又は塩基を加えることによつてけん
化は、通例のように加速され得る。
しかしその際水素添加後にグリオキシル酸アル
キルエステル半アセタールを単離する必要はな
く、けん化は費用及び時間を節約するように水素
添加と触媒の分離とが終つた後にじかに水素添加
溶液で行われ得る。
本発明による方法は、次の例によつて説明され
る。
例 1 泡鐘塔(Blasensa¨ule)にメタノール4中の
マレイン酸ジメチルエステル900g(6.25モル)を
供給する。0〜4℃に冷却しながら空気/オゾン
−混合物(3m3/hの空気、1m3当り30gのオゾ
ン)で3時間20分オゾン化する。その際オゾンが
定量的に吸収され、マレイン酸ジメチルエステル
の残留含量は、オゾン分解終了後に、最初に存在
したマレイン酸ジメチルエステル量の1%以下に
なる。
オゾン分解で得られた溶液は分けられそして配
量容器を経て水素添加反応器(この中にメタノー
ル0.5中pt1.5gの懸濁液が供給される。又、こ
れは水素でみたされる)の中へ、水素添加反応器
における過酸化物含量が全水素添加の始めと経過
中に最高0.1モル/になるような量で、入れら
れる。激しく撹拌し且つ水素を加えながら、過酸
化物試料が陰性になるまで水素添加し続ける;そ
の際、全水素添加期間にわたつて30℃〜40℃の温
度に、そしてメタノール性NaOHの添加によつ
て2〜4のpH値に、保つ。
次に、水素添加反応器の中味をフリツト
(Fritte)で吸引取し、新たに、オゾン化した
溶液を配量容器によつて反応器の中へ入れて水素
添加過程を上記の反応条件で繰返す。
水素添加の終了後に、12.125モル(理論の97
%)のポーラログラフで測定されたグリオキシル
酸メチルエステル−メタノール半アセタール含量
を確認する。
後処理のために、結合した形で水素添加混合物
中に存在するNaOHを、冷却下で注意深く98%
H2SO4によつてNa2SO4として沈殿させそして
過によつて分離する。次にメタノールを回転蒸発
器(Rotavapor)で除き、残渣を約55℃及び25ト
ル(Torr)で蒸留する。純粋なグリオキシル酸
メチルエステル−メタノール半アセタールの収量
は、理論の95%に相当する1425g(11.87モル)に
なる。
例 2 反応器にメタノール100ml中のマレイン酸ジメ
チルエステル21.6g(150mmoll)を供給する。0
〜3℃に冷却しながらO2/O3混合物(60lO2
h、1.66gO3/h)で4時間20分オゾン化する。
その際オゾンが定量的に吸収され、化学量論量の
マレイン酸ジメチルエステルが消費される。最初
に存在したマレイン酸ジメチルエステル量の1%
以下の残留含量になるまでオゾン化する。
オゾン分解で得られた溶液は、配量容器を経て
水素添加反応器(この中にメタノール中白金0.1g
の懸濁液が供給される)の中へ、撹拌及び水素導
入のもとに、水素添加反応器における過酸化物含
量が水素添加の始めと経過中に0.02モル/を越
えないような量で、入れられる。外部冷却によつ
て反応混合物を20℃に保ち、メタノール性
NaOHを加えて4〜5のpH値に調節する。オゾ
ン分解の溶液を加え終つた後に反応混合物は5分
間以内に過酸化物不含になる。次に触媒を過に
よつて除きそしてその後の水素添加に使用する。
オキシム滴定及びポーラログラフイーによる含
量測定から、マレイン酸ジメチルエステルに対す
るグリオキシル酸メチルエステル−メタノール半
アセタールの9.6%の収率が明らかになる。
グリオキシル酸メチルエステル−メタノール半
アセタールの単離は、例1に記載したように行わ
れる。
例 3 無水マレイン酸612.5g(6.25モル)をメタノー
ル4に溶解させそして酸性触媒のもとにH−形
の強酸性イオン交換体を加えてエステル化する。
オゾン分解及び水素添加は、例1に記載したよう
に行う。グリオキシル酸メチルエステル−メタノ
ール半アセタールの収率は、理論の94%になる。
例 4 マレイン酸ジエチル25.83gをメタノール100ml
に溶解させてオゾン化する。オゾン分解及び水素
添加は、例2において記載した条件で行われる。
このようにして39.1g(292mmol)のグリオキシル
酸エチルエステル−メタノール半アセタールを得
る;これは理論の97.3%の収率に相当する。
例 5 マレイン酸ジ−n−ブチル34.25gをメタノール
100mlに溶解させてオゾン化する。オゾン分解及
び水素添加は、例2において記載した条件で行わ
れる。このようにして46.8g(289mmol)のグリオ
キシル酸−n−ブチルエステル−メタノール半ア
セタールを得る;これは理論の96.3%の収率に相
当する。
例 6 マレイン酸ジ−n−ブチル34.25g(150mmol)
をn−ブタノールで100mlに希釈して150mmolの
オゾンと例2におけるように反応させる。例2で
記載した条件で水素添加した後に42.55g
(208.6mmol)のグリオキシル酸−n−ブチルエ
ステル−n−ブタノール半アセタールを得る;こ
れは理論の81.25%の収率に相当する。
例 7 マレイン酸ジ−n−オクチル51.08gをメタノー
ル100mlに溶解させてオゾン化する。オゾン分解
および水素添加は、例2で記載した条件で行われ
る。後処理のために触媒を、水素添加の終了後に
過によつて分離しそして液に水を加えて希
H2SO4で中和する。その際グリオキシル酸−n
−オクチルエステル−メタノール半アセタールが
有機相として分離する;これを洗い、乾燥させそ
して減圧で蒸留する。このようにして61.9g
(284mmol)のグリオキシル酸−n−オクチルエ
ステル−メタノール半アセタールを得る;これは
理論の94.6%の収率に相当する。
例 8 マレイン酸ジメチル21.6g(150mmol)にメタノ
ールを補充して100mlにし、150mmolのオゾンと
例2におけるように反応させる。オゾン分解で得
られた溶液は、配量容器を経て水素添加反応器
(この中に炭上10%Pd−触媒の懸濁液が供給され
る)の中へ入れられ、例2で記載した条件で水素
添加される。この混合物(Ansatz)は10分間以
内に過酸化物不含になる。
ポーラログラフイーによる含量測定から、
243.8mmolのグリオキシル酸メチルエステル−メ
タノール半アセタールの含量が明らかになる;こ
れは理論の81.25%の収率に相当する。
例 9 98.5%のグリオキシル酸メチルエステル−メタ
ノール半アセタール85g(0.7モル)をH2O100gと
一緒に、メタノール/水−留出液55gが105℃の
低部液温度(Sumpftemperatur)で移行するま
で、加熱する。0.69モルのグリオキシル酸を含有
する130gの水性グリオキシル酸溶液が残る。
同様に、例4、5、6及び7による半アセター
ルもグリオキシル酸にけん化することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 グリオキシル酸または一般式 (式中Rは1ないし10個の炭素原子を含むアルキ
    ル基を意味しそしてR1は1ないし4個の炭素原
    子を含むアルキル基を意味する) で示されるグリオキシル酸誘導体を、マレイン酸
    誘導体をオゾン分解した後にオゾン分解生成物を
    接触還元することによつて、製造する方法にし
    て、 (a) アルキル基中に1ないし10個の炭素原子を含
    むマレイン酸ジアルキルエステルを、式R1OH
    (式中R1は上記の意味をもつ)で示される脂肪
    族アルコールに溶解させそして−80ないし+20
    ℃の温度で当量のオゾンと反応させ、 (b) その際生じた過酸化物含有溶液を、水素添加
    触媒のアルコール−ただし工程(a)でオゾン分解
    の際に使用された式R1OH(式中R1は上記の意
    味をもつ)で示されるアルコール−懸濁液の中
    へ、水素添加反応装置における水素添加の全過
    程にわたつて最高0.1モル/の過酸化物含量
    に調節そして保持されるような配量で連続的に
    入れ、そしてpH2ないしpH7で15℃ないし45℃
    の温度で1ないし20barの圧力で水素添加し、
    次に (c) 生じた前記式で示されるグリオキシル酸ア
    ルキルエステル半アセタールを、望ましい場合
    にはグリオキシル酸にけん化する ことを特徴とする方法。 2 工程(a)のオゾン分解を−10℃から+5℃まで
    の範囲内の温度で行う、特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 式R1OHで示されるアルコールとしてメタノ
    ールを使用する、特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の方法。 4 水素添加反応装置における工程(b)の全水素添
    加の間、最高0.02モル/の過酸化物含量に調節
    及び保持される、特許請求の範囲第1項から第3
    項までのいずれかに記載の方法。 5 工程(b)の水素添加の際に担体のない白金触媒
    が使用される、特許請求の範囲第1項から第4項
    までのいずれかに記載の方法。 6 工程(b)の水素添加の間、35ないし40℃の温度
    が保持される、特許請求の範囲第1項から第5項
    までのいずれかに記載の方法。 7 工程(b)の水素添加の間、2ないし4のpH値
    に調節する、特許請求の範囲第1項から第6項ま
    でのいずれかに記載の方法。 8 式で示されるグリオキシル酸アルキルエス
    テル半アセタールが、水と一緒に加熱されそして
    アルコール/水−混合物が蒸留により除かれるこ
    とによつて、グリオキシル酸に変えられる、特許
    請求の範囲第1項から第7項までのいずれかに記
    載の方法。 9 式で示されるグリオキシル酸アルキルエス
    テル半アセタールが、水素添加及び触媒の分離の
    後に、該式の半アセタールの単離なしで、グリ
    オキシル酸にけん化される、特許請求の範囲第1
    項から第8項までのいずれかに記載の方法。
JP58118417A 1982-07-02 1983-07-01 グリオキシル酸とグリオキシル酸誘導体との製法 Granted JPS5921643A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3224795.8 1982-07-02
DE19823224795 DE3224795A1 (de) 1982-07-02 1982-07-02 Verfahren zur herstellung von glyoxylsaeure und glyoxylsaeurederivaten

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5921643A JPS5921643A (ja) 1984-02-03
JPH0253426B2 true JPH0253426B2 (ja) 1990-11-16

Family

ID=6167474

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