JPH0253052A - スキャナ用原稿貼込マスクの作成装置 - Google Patents

スキャナ用原稿貼込マスクの作成装置

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JPH0253052A
JPH0253052A JP63204125A JP20412588A JPH0253052A JP H0253052 A JPH0253052 A JP H0253052A JP 63204125 A JP63204125 A JP 63204125A JP 20412588 A JP20412588 A JP 20412588A JP H0253052 A JPH0253052 A JP H0253052A
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Application number
JP63204125A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Takeuchi
竹内 邦治
Junichi Tamura
純一 田村
Isao Yamaoka
功 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0253052A publication Critical patent/JPH0253052A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、スキャナを使用して各種原稿の色分解を行う
際に使用されるスキャナ用原稿貼込マスクを作成する装
置に関するものである。
[従来の技術] 近年、スキャナによる原稿の色分解と共に、印刷物1頁
分の画像データをコンピュータ処理により合成する印刷
製版用レイアウトシステムが印刷製版の分野で使用され
ている。このレイアウトシステムでは、スキャナを用い
て写真フィルム等からなる原稿の色分解を行うためには
、割付指定紙で指定された角度で原稿をスキャナドラム
に貼付け、更に変倍率およびトリミング範囲を入力する
必要があるが、これらのスキャナ前準備作業はオペレー
タの手作業に委ねられていたために手間が掛かり、かつ
誤りも多いものであった。
これに対して本出願人は、上記のスキャナ前準備作業を
容易にかつ正確に行うために、スキャナ用原稿貼込マス
クの作成装e(特開昭11i2−229248号)を提
案した。当該スキャナ用原稿貼込マスクの作成装置によ
れば、測定された倍率、原稿の傾きに基づいて、第13
図に示すように、基準線30!、原稿N130ONN 
 倍率300M等が描画され、更に311〜316に示
す原稿の輪郭をカッティングプロッタで切り抜いた、透
明、半透明または不透明なシート300が得られるので
、作業者は当該シートの切り抜き部分に原稿をはめ込み
、透明な接着テープで止めてレイアウトスキャナの入力
ドラムに装填し、色分解作業を行う。
以上のように、本出願人が先に提案したスキャナ用原稿
貼込マスクの作成装置によれば、レイアウトスキャナの
入力ドラムに対する原稿の貼込み作業の能率を木幅に向
上させることができ、また、レイアウトスキャナにおけ
る画像のレイアウト作業を効率よく行うことができるも
のである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のものにおいては、原稿の傾きは投
影像をメカニカルに回転させて測定するので高い測定精
度が得られない、また、スキャナ用原稿貼込マスクには
トリミング範囲を示すトリミング線は描画されないので
、本来絵柄として必要な、取り込むべきトリミング範囲
を作業者が適宜判断して設定しなければならず、作業効
率が低下するという問題があり、更には、従来例におい
ては、切り抜かれる原稿貼込線の形状は、例えば35 
、、のフィルムなら縦何l■、横何m1というように予
め設定された矩形となされているが、ロールフィルムの
場合には切り取られる寸法が1枚毎に微妙に異なるのが
現実であり、従って、シートから切り取られる形状と実
際に貼込むべき原稿の形状が異なるために、原稿の貼込
みが困難であったり、貼込んだ原稿の角度が測定した角
度からずれてしまうという問題も生じていた。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、実際の
原稿の形状の通りにシートを切り取ることができ、しか
もトリミング線が描画されたスキャナ用原稿貼込マスク
を作成する装置を提供することを目的とするものである
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のスキャナ用原稿
貼込マスクの作成装置は、原稿を光学系に挿入して原稿
の画像を割付指定紙上に投影し、該投影画像と割付指定
紙上の図形と一致させることにより原稿の変倍率データ
を求める手段と、割付指定紙上の基準線および前記投影
画像を形成する頂点の位置データおよび投影画像の中の
トリミング範囲を示す頂点の位置データをカーソルによ
り入力する位置入力手段と、前記変倍率データおよび前
記位置データに基づき演算を行い原稿貼込線およびトリ
ミング範囲のデータを出力する演算制御手段と、該演算
制御手段の出力に応じて予め定められた線を描画し、更
に予め定められた範囲を切り抜いたシートを出力する出
力手段とを備えることを特徴とする。
[作用] 本発明に係るスキャナ用原稿貼込マスクの作成装置によ
り作成されるスキャナ用原稿貼込マスクは、原稿貼込線
が切り抜かれるだけでなく、トリミング範囲が描画され
るので、作業者は従来のようにトリミング範囲を設定す
る作業を行う必要はない。また、描画される線および切
り抜かれる範囲のデータは原稿の投影像の位置データに
基づいて算出されるので、原稿貼込線を原稿と同じ形状
、同じサイズとすることができるので、スキャナ用原稿
貼込マスクに原稿をセットする作業も非常に簡単になる
以上のことにより、作業者の行う作業を軽減することが
でき、以てレイアウトスキャナの入力作業の作業効率を
向上させることができるものである。
[実施例コ 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係るスキャナ用原稿貼込マスクの作成
装置の外観を示す図で、1は倍率測定器、2は作業台、
3は支柱、4は投影レンズ、5は原稿ホルダ、6はラン
プハウス、7は操作制御盤、8は倍率表示器、9は角度
表示器、10はタブレット、11はカーソルを示す。倍
率測定器1は、キーボード21、演算制御部22および
デイスプレィ23を有する本体からなるコンピュータ2
0を介して、自動または手動でペンによる描画も可能と
なされたカッティングプロッタ30に接続されている。
なお、第1図において、Bは割付指定紙を示し、■は原
稿ホルダ5にセットされた原稿の投影像を示す。
第1図の構成において、投影レンズ4、原稿ホルダ5お
よびランプハウス6は一体となって支柱3に保持され、
原稿ホルダ6に装着された原稿はランプハウス6の中に
設けられている光源から適当なコンデンサレンズ等を介
して照明され、その絵柄の投影像Iは割付指定紙Bの表
面に投影される。つまり、作業台2の表面に置かれてい
る割付指定紙Bは原稿の像の投影面となされている。
また、投影レンズ4、原稿ホルダ5およびランプハウス
6は支柱3に沿って上下に移動可能になされており、操
作制御盤7のスイッチ等を操作することにより上下に移
動し、これにより透過原稿の像を所定の範囲にわたって
任意の大きさに縮小、拡大した投影像Iを割付指定紙B
の表面に結像させることができるようになっている。そ
して、このとき投影レンズ4と割付指定紙Bの間の距離
をリニアエンコーダ等によって取り込み、演算処理を行
って倍率を求め、倍率表示器8に表示するようになされ
ている。従って、透過原稿を原稿ホルダ5にセットし、
その投影像Iを割付指定紙Bに描かれている図形と一致
させるだけで倍率測定を行うことができるものである。
なお、当該倍率測定器は周知のものである。
第2図は、信号の処理の例を示したブロック図で、倍率
測定器1およびデータタブレット10から与えられるカ
ーソル11で指定された位置の座標データは信号入力部
24を介して演算制御部22に入力されているが、この
ときの演算制御部22によるデータの取り込みや演算処
理の開始等は、操作制御盤7に設けられているテンキー
や押しボタンスイッチあるいはコンピュータ20に設け
られているキーボード21等によって制御され、カッテ
ィングブロック30に対する駆動信号の出力や、角度表
示器9および倍率表示器8に対する表示信号の出力等が
行われる。
次に、原稿の変倍率、角度出し、およびトリミング範囲
の設定について説明する。
まず、作業者は、原稿ホルダ5にカラーフィルム等の原
稿Fをセットし、作業台2のデータタブレット10の上
に割付指定紙B(あるいはそのコピー)をセットする。
その後割付指定紙Bの表面に原稿の像Iを投影させる。
次いで、原稿Naを操作制御盤7に設けられているテン
キーあるいはコンピュータ20に設けられているキーボ
ード21によって入力した後、操作制御盤7に設けられ
ている倍率合わせスイッチを操作し、割付指定紙Bに描
かれている割付指定用の図形に対して原稿像Iの絵柄を
一致させる。なお、このときの位置の一致は割付指定紙
Bを作業台2の上でずらすことによって行う。
この後、操作制御盤7の倍率表示スイッチを操作すれば
、そのときの倍率が倍率表示器8に表示されると共に、
倍率データは演算制御部22に取り込まれる。なお、上
記の操作は周知の倍率測定器の場合とほとんど同じであ
る。
次に作業者はデータタブレット10より位置データの入
力を行う。当該位置データの入力を第3図を参照して説
明する。
第3図において、作業台2にはデジタイザが埋め込まれ
てデータタブレット10が形成されており、該データタ
ブレット10の上には割付指定紙Bが載置されている。
割付指定紙Bには矩形を形成する版面線Hおよび割付指
定用の図形Eが描かれており、原稿の絵柄の投影像Iは
図形Eと一致するように投影されている。この状態で、
まず、割付指定紙Bに描かれている版面線H上の任意の
2点P11P2の位置データをカーソル11で入力する
。この版面線Hはスキャナの分解ドラムに原稿を貼付け
る場合の基準線に対応するものである。
次に、投影像Iを形成する矩形の頂点旧、R2、R3、
R4の位置データをカーソル11で入力し、更に、投影
像Iの中のトリミング範囲を示す矩形の頂点Q11Q2
、Q3、Q4の位置データをカーソル11で入力する。
これらの位置データは操作制御盤7の操作スイッチ、あ
るいはキーボード21を操作することにより演算制御部
22に取り込まれる。
こうして割付指定紙B上の位置データが入力されると、
この時点で演算制御部22は位置データおよび前記倍率
データの処理を開始し、原稿Fの貼込み線データおよび
トリミング範囲データを算出し、メモリ25に格納する
。また、前記基準線に対する貼込み線の傾き、即ち原稿
Fの設定角度データを同時に角度表示器9に表示する。
ここで操作制御盤7のゲージ出力スイッチを操作すると
、上記メモリ25からのデータがカッティングプロッタ
30の制御回路に送られ、これによりカッティングプロ
ッタ30による図形出力動作が開始され、透明、半透明
または不透明なシートに原稿貼込み線、トリミング範囲
を示すトリミング線が描かれたり、切り取られたりする
第4図はデータタブレット10上での前記各点の位置関
係を示した図であり、第4図を参照して描画データまた
は切り取りのためのデータの算出について詳述する。
第4図に示すX−Y座標において、版面線H上の2点P
I、R2の座標をPI(a、b)、  R2(c、d)
とすると版面線Hの座標軸Xに対する傾きθはtanθ
= (d−b) / (c−a)     −■となる
ここで、原点をPO(w、z)とし、版面線Hおよびこ
れに直交する線を座標軸とする新座標をx−yとすると
、X−Y座標からx−y座標への座標変換式は次のよう
になる。
X = x cosθ+7 slnθ+WY = −x
 sinθ+y cosθ+2これより x=  (X −v) cosθ+ (z−Y)sln
θ   ・・・■となる。また、■式より slnθ、
coSθ はと表されるため、データタブレット10上
でのX−Y座標で入力した任意の点の座標は、■、■、
■および0式より版面線Hを基準とするx−y座標上の
座標値に変換される。例えば、点R1のX−Y座標値を
(XRI、  YRI)、x−y座標値を(XRI、 
 7R1)とすると 7:  (X−v)slnO+ (Y−z)cosθ 
  ・・・■となる。このようにして、R1−R4、Q
l−Q4の全ての点がx−y座標で得られることとなる
次ぎに、これらの座標値からカッティングプロッタ30
で描画または切り抜きのための描画座標値を算出する。
前記倍率測定作業で得られた倍率をm倍とし上記計算の
結果得られた座標値を(XI  y)、描画座標値また
は切り抜き座標値を(Dx、  ・Dy)とすると、 Dx=  (1/m)x     ・・・■Dy=  
(1/m)Y     ・・・■となる。従って、0〜
0式よりカッティングプロッタ30で描画または切り抜
かれる座標値が得られることとなる。
以上のようにして原稿貼込線、トリミング線等の座標値
が得られると、次に第5図に示すマスク出力処理を行う
が、当該処理を第6図に示すカッチ・イングプロフタ3
0の出力例を参照しつつ説明する。
スキャナ用原稿貼込マスクの作成に必要な全てのデータ
の収集作業が終了すると、先ずカッティングプロッタ3
0はペンを持ち、ステップS1においてシート枠100
1  および101で示すジジブ名、頁番号、シート番
号等の描画を行う。これは当該シートの属性を示すデー
タであって、具体的には、雑誌名、頁番号等が描画され
る。次にステップ83以下の処理を全ての原稿について
行う。ステップS3は原稿番号102をペンで描画する
処理であり、ステップS4は倍率103を描画する処理
であり、ステップS5は仕上がりサイズ+04を描画す
る処理である。この仕上がりサイズというのは、例えば
第6図の原稿Ni13の原稿を例にとれば、トリミング
範囲を倍率200%で分解すれば20mmX20+−に
なる旨を示すデータであって、スキャナの出力ドラムに
上での露光サイズを示すデータである。仕上がりサイズ
の描画が終了するとステップS6でトリミング範囲を示
す井桁マーク、即ちトリミング線105の描画を行う。
ここまでの処理が終了すると、作業者がカッティングプ
ロッタ30のペンをカッターに変えることにより、また
は自動的にペンからカッターに切り換わることにより原
稿貼込線10Ei〜!08を、切り抜く。以上の処理が
全ての原稿について終了するとマスク出力処理は終了と
なる。なお、第5図のステップ83〜S7の処理は、原
稿毎に一つ一つ行ってもよいが、ステップ83〜S7の
各処理を全ての原稿毎に行う方が作業能率がよい。
カッティングプロッタ30のペンとカッターをいちいち
取り換える必要がないからである。
以上のようにして第6図に示すスキャナ用原稿貼込マス
クが作成されるが、第5図に示すフローチャートは飽く
までもマスク出力処理の1例であって皿々の変形が可能
である。例えば、第5図の処理においては原稿貼込線を
切り抜いたが、切り抜きが正しく行われたか否かを確認
するために、−旦原稿貼込線を描画し、その後カッター
で切り抜くようにしてもよいものであり、また、第7図
の斜線部で示すように、原稿貼込線200はペンで描画
し、トリミング範囲を切り抜くようにしてもよい。つま
り、実際スキャナで取り込まれる範囲はトリミング線で
四まれた範囲に限られるからトリミング範囲だけを切り
抜いてもよいのである。また更に、カッティングプロッ
タ30に装着可能な最大のサイズのシートを用いて上記
の処理を行い、それをi8図の401〜403に示すよ
うに複数のシートに切り分けることもできる。これによ
れば、容易に複数のスキャナ用原稿貼込マスクを同時に
作成することができるものである。なお、第8図におい
ては原稿貼込線のみを示し、トリミング線等は省略して
いる。
これらの処理は、操作制御盤7またはキーボード21に
より、ペンで描画する線およびカッターで切り抜く線を
予め指定することで容易に行うことができるものである
以上のように本発明によれば、従来のように単に所定の
サイズの原稿貼込線を切り抜くのに比して、 トリミン
グ線を描画することができ、しかも、原稿の傾き、原稿
貼込線およびトリミング線は、カーソル11で指定した
原稿輪郭、 トリミング範囲のデータタブレット上の座
標データに基づいて算出されるので、従来のメカニカル
に求めるのに比して高い精度で求めることができるもの
であり、更に、原稿輪郭線に沿って切り抜くかトリミン
グ線に沿って切り抜くかを作業者が任意に指定すること
ができるようになされるので、作業者によらずスキャナ
用原稿貼込マスクの作成を容易に、能率よく行うことが
できるものである。
さて、以上のように原稿輪郭線を切り抜くにしろ描画す
るにしろ、原稿貼込線の形状は原稿の形状と同じでなけ
ればならない。原稿貼込線の形状が原稿の形状より大き
くても小さくても原稿を正しくセットすることはできず
、トリミング範囲が所定の範囲と異なってしまうことに
もなりかねないからである・ このように、原稿貼込線を描画するには非常に高い精度
が要求されるのであるが、実際にはカーソル11による
光学的な歪により精度を上げるには限界があった。つま
り、原稿の投影像の基準線に対する傾きおよび大きさを
求めるためには、上述したように、デジタイザ上に@置
された割付指定紙の版面線を基準線として入力し、同時
に割付指定紙に描かれた絵柄に合わせて原稿を縮小また
は拡大投影し、その投影像の原稿輪郭の4頂点の位置を
カーソル11で指示するのであるが、第9図aの平面図
に示すように、一般にデジタイザのカーソル11は、電
磁誘導方式を採用しているために誘導電流を発生させる
ためのコイル41を必要とし、更にコイル41の機械的
強度を増すためにコイル41の内側はアクリル等の透明
樹脂42で固められている。従って、第9図aのC−C
−における断面を示す第9図すに示すように、原稿の投
影像を形成する光線の内、透明樹脂に斜め方向から入射
してくる光線は屈折され、本来は割付指定紙上のA点に
焦点を結ぶべきものが、カーソル11を置くことにより slnθ1/slnθ*==n*/n+    ・・・
[相]の関係に従ってB点に焦点を結んでしまい、その
結果、実際の投影像より縮小されてしまう。なお[相]
式において、nlは空気の屈折率、n2は透明樹脂42
の屈折率である。また、第9図aにおいて43は十字線
であり、該十字線の交点を測定すべき点に合わせること
で当該測定点の座標を測定することができるものである
勿論、上記カーソル11の光学的歪による測定誤差は透
明樹脂42の厚みを薄くすれば少なくできるが、通常、
所定の誘導電流を発生させるためにはコイル41は71
程度の厚みが必要であり、従って透明樹脂42の厚みd
も7嘗■程度になる。
この場合、測定誤差は0.5■−程度であるから、かな
りの誤差といえる。
このような、投影像の原稿輪郭4頂点の位置測定は透明
樹脂42の屈折作用による誤差を補正するためには、例
えば第10図に示すように、演算制御部22の中に、カ
ーソル11の透明樹脂42による光学的歪を補正する歪
補正手段50を備えるようにすればよい。
歪補正手段50は所定の演算式を行うための演算装置、
測定点の座標あるいは演算結果を一時的に格納するR 
A M、  および必要なデータを格納するROM等を
備えており、次のような歪補正処理を行う。
いま、第11図aに示すように、ランプ44より照射さ
れた光が透明原稿45を透過し、レンズ46により収光
されてデジタイザ47上に投影像を結んでいるとし、原
稿45の輪郭を形成する一つの頂点の位置を測定するた
めに図の位置にカーソル11を置いたとする(なお第1
1図aにおいてはカーソル11の透明樹脂42の部分だ
けを示す)。
このとき、本来は第9図すのA点の位置を測定しようと
しているのであるが、透明樹脂42の屈折作用により実
際には第9図すのB点の位置を測定している。その位置
関係は第11図すに示すようであるとする。第11図a
1 bにおいて、デジタイザ47とレンズ46の距離を
Dl  透明樹脂42の厚みをdl  光軸48とデジ
タイザ47が交わる点0(x@、Y自)と測定点(XI
、Y+)の距離をlとすると、lは次の式で求められる
1=((XI−Xs) 2+ (Y+−3’@)01′
2・・・■ また、1は次のようにも表すことができる。
1 = (D −d) tanθ、 + d tanθ
、   ・@ここでθ4.θ2は[相]式を満足する値
であることは明かである。そして、−殻内にはD > 
> dl  即ちdはDより十分小さいから、0式は 1 = D tanθ、            ・0
と表せる。従って01は θ、 = tanす(1/D)        ・・・
■で求められ、このようにして求められたθ、の値を[
相]式に代入すると、nl、n2は予め知られているか
ら、θ2の値を求めることができる。なお、Dの値は倍
率測定器1(第1図)のリニアエンコーダによって得ら
れることは前述した通りである。
これらの値から、求める補正量である第11図Cに示す
A点とB点の距離αは (!=d(tanθ、 −tanθ* )     1
@で求めることができる。
よって、点Aの点0からの距1!iLはL=1+α であるから、点Aの座標は ・・・[相] X= −(XI−XO)+XO−@ Y= −(y+−yo)+yO・・・■で表すことがで
き、XIIおよびyaは予め知られているから点Aの座
標が求められることになる。なお、以上の演算において
、座標の値は第4図のXY座標に基づく値である。
以上の演算を歪補正手段50で行い、正しい測定点Aの
座標が求められた後は、当該補正された座標データに基
づいて上述した演算を行うことにより、原稿貼込線を描
画または切り抜きすることができるものである。
なお、以上述べた実施例ではD>>dとして演算を簡略
化したが、もし厳密に行うのであれば、0式で求めたl
の値を[相]式に代入し、0式との連立方程式を解くよ
うにすればよいことは明かである。
以上のように、カーソル11の透明樹脂42の屈折作用
により測定点の座標に誤差が生じていても正しく補正で
きるので原稿貼込線を高い精度で描画することができる
ものである。
以上の実施例では所定の演算式に基づいて歪補正を行っ
たが、ある条件の基においては、補正量αは原稿サイズ
によって一定値とすることができる。即ち、レンズ46
が同じであり、原稿45とレンズ46の位置関係も同じ
であり、かつ、原稿45は、その中心がレンズ46の中
心とほぼ一致した状態でセットされている場合において
は、第12図に示されるように、投影される像は光軸4
8を中心として均等に広がるから、原稿45のサイズが
同じであれば、レンズ4θとデジタイザ47との距離を
変える、例えば第12図のZの位置からZ゛の位置に変
えることで倍率を変えても原稿45の輪郭を形成する頂
点の位置におけるカーソル11の透明樹脂42に対する
入射角θ1は一定である。入射角が一定であれば、[相
]式よりθ2も一定であるから、0式より補正量αも一
定になる。
このように、上記の条件が満足されている場合には、原
稿サイズによって、例えば旦5箇−の原稿の場合は0.
5m■というように補正量は一定値とすることができる
ものである。従って、この場合には歪補正手段50は、
作業者により予め入力された原稿サイズに基づいて、そ
の内部に存するROMから原稿サイズ毎に予め定められ
た補正1αを読みだし、■−[相]式の演算を行う。
以上の歪補正方式は便宜的な方法ではあるが、−殻内に
、原稿はその中心がレンズ中心と略一致された状態でセ
ットされるものであり、レンズを交換することも希であ
り、しかも原稿は決められた位置にセットされるからレ
ンズと原稿の位置関係は一定であるので、実用上問題は
ないものであり、しかも処理速度が速いという利点があ
る。
なお、第10図においては歪補正手段50を演算制御部
22の中に設けであるが、データタブレット10と信号
入力部24の間に設けてもよく、要するに、原稿の傾き
、原稿輪郭線等が歪が補正された座標値に基づいて演算
されるようになされればよいものである。
[発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、トリ
ミング線が描画され原稿貼込線が切り抜かれたスキャナ
用原稿貼込マスクまたは原稿貼込線が描画されトリミン
グ範囲が切り抜かれたスキャナ用原稿貼込マスクが作成
でき、しかも当該マスクには倍率等のスキャナ入力作業
に必要なデータが記載されるので、作業者は効率よくス
キャナ入力作業を行うことができる。
更に、原稿貼込線は、原稿を投影し、割付指定紙の絵柄
と一致させた状態で得た原稿輪郭線に基づいて描画また
は切り抜かれるので、原稿と同じ形状、同じ大きさであ
り、従って、作業者は原稿を原稿貼込線にそのまま合わ
せこむという単純作業を行うだけでよいものである。
また、カーソルの透明樹脂部分の屈折作用により生じる
測定誤差を補正することができるので、正しい原稿輪郭
を得ることができ、その結果、原稿の傾き、形状を高い
精度で測定することができるものである。そして、この
ことにより精度の高いスキャナ用原稿貼込マスクを作成
でき、原稿の貼込み作業の効率、ひいてはスキャナ入力
作業全体の効率を大幅に向上させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスキャナ用原稿貼込マスクの作成
装置の1実施例の構成を示す図、第2図は信号処理のブ
ロック図の1実施例の構成を示す図、第3図はデータタ
ブレット上での入力点を説明するための図、第4図は第
3図に示す各入力点の位置関係を示す図、第5図は本発
明に係るマスク処理のフローチャートを示す図、第6図
はスキャナ用原稿貼込マスクの出力例を示す図、第7図
、第8図は他の出力例を示す図、第9図はカーソルの構
成を示す図、第10図は歪補正手段を備えた信号処理の
ブロック図の例を示す図、第11図は歪補正処理の1例
を説明するための図、第12図は他の歪補正処理を説明
するための図、第13図は従来のスキャナ用原稿貼込マ
スクの作成装置における出力例を示す図である。 1・・・倍率′At1l定器、2・・・作業台、3・・
・支柱、4・・・投影レンズ、5・・・原稿ホルダ、6
・・・ランプハウス、7・・・操作制御盤、8・・・倍
率表示器、9・・・角度表示器、 10・・・データタ
ブレット、 11・・・カーソル、21・・・キーボー
ド、22・・・演算制御部、30・・・カッティングブ
ロック、41・・・コイル、42・・・透明樹脂、43
・・・十字線、44・・・ランプ、45・・・原稿、4
B・・・レンズ、47・・・デジタイザ、48・・・光
軸、50・・・歪補正手段。 出  願  人 大日本印刷株式会社 第2図 鷲1図 代理人 弁理士 菅 井 英 雄(外4名)第3図 第4 図 第6 図 第7 図 (b) 第17 凶 (α)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿を光学系に挿入して原稿の画像を割付指定紙
    上に投影し、該投影画像と割付指定紙上の図形と一致さ
    せることにより原稿の変倍率データを求める手段と、割
    付指定紙上の基準線および前記投影画像を形成する頂点
    の位置データおよび投影画像の中のトリミング範囲を示
    す頂点の位置データをカーソルにより入力する位置入力
    手段と、前記変倍率データおよび前記位置データに基づ
    き演算を行い原稿貼込線およびトリミング範囲のデータ
    を出力する演算制御手段と、該演算制御手段の出力に応
    じて予め定められた線を描画し、更に予め定められた範
    囲を切り抜いたシートを出力する出力手段とを備えるこ
    とを特徴とするスキャナ用原稿貼込マスクの作成装置。
  2. (2)前記予め定められた線はトリミング線であり、前
    記予め定められた範囲は原稿貼込線であることを特徴と
    する請求項1記載のスキャナ用原稿貼込マスクの作成装
    置。
  3. (3)前記予め定められた線は原稿貼込線であり、前記
    予め定められた範囲はトリミング範囲であることを特徴
    とする請求項1記載のスキャナ用原稿貼込マスクの作成
    装置。
  4. (4)前記予め定められた線は原稿貼込線およびトリミ
    ング線であり、前記予め定められた範囲はトリミング範
    囲であることを特徴とする請求項1記載のスキャナ用原
    稿貼込マスクの作成装置。
  5. (5)前記予め定められた線は原稿貼込線およびトリミ
    ング線であり、前記予め定められた範囲は原稿貼込線で
    あることを特徴とする請求項1記載のスキャナ用原稿貼
    込マスクの作成装置。
  6. (6)前記カーソルによる光学的歪を補正する歪補正手
    段を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか1
    項に記載のスキャナ用原稿貼込マスクの作成装置。
  7. (7)前記歪補正手段は前記位置入力手段により入力さ
    れた位置データに所定の演算を施すことにより補正量を
    求めるものであることを特徴とする請求項6記載のスキ
    ャナ用原稿貼込マスクの作成装置。
  8. (8)前記歪補正手段は原稿サイズにより決定される一
    定値を補正量とすることを特徴とする請求項6記載のス
    キャナ用原稿貼込マスクの作成装置。
JP63204125A 1988-08-17 1988-08-17 スキャナ用原稿貼込マスクの作成装置 Pending JPH0253052A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61295758A (ja) * 1985-06-24 1986-12-26 Dainippon Printing Co Ltd スキヤナ用原稿貼付シ−トの作成装置
JPS62130064A (ja) * 1985-11-30 1987-06-12 Dainippon Printing Co Ltd スキヤナ用原稿貼付シ−トの作成装置

Patent Citations (2)

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